JPH06116863A - ポリエステル繊維の防炎加工と改良された機能性付帯加工方法 - Google Patents
ポリエステル繊維の防炎加工と改良された機能性付帯加工方法Info
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- JPH06116863A JPH06116863A JP4302806A JP30280692A JPH06116863A JP H06116863 A JPH06116863 A JP H06116863A JP 4302806 A JP4302806 A JP 4302806A JP 30280692 A JP30280692 A JP 30280692A JP H06116863 A JPH06116863 A JP H06116863A
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- Japan
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- melting point
- processing
- polyester fiber
- flameproofing
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】防炎加工されたポリエステル繊維織物に、他の
機能加工を施した場合防炎性能を著しく低下させるとい
う欠点があった。本発明はポリエステル繊維織物の防炎
性能を損うことなく、各種機能性例えば、防カビ加工、
抗菌加工、消臭加工、撥水加工などを同時に付与する方
法を提供するものである。また、この加工は耐水性にも
優れた性能を有するものである。 【構成】高融点脂環族ハロゲン化合物および低融点脂環
族ハロゲン化合物の1〜2種以上を併用して、染色と同
時に防炎処理を行った後、改良された機能加工剤をパジ
ングにより処理する方法。
機能加工を施した場合防炎性能を著しく低下させるとい
う欠点があった。本発明はポリエステル繊維織物の防炎
性能を損うことなく、各種機能性例えば、防カビ加工、
抗菌加工、消臭加工、撥水加工などを同時に付与する方
法を提供するものである。また、この加工は耐水性にも
優れた性能を有するものである。 【構成】高融点脂環族ハロゲン化合物および低融点脂環
族ハロゲン化合物の1〜2種以上を併用して、染色と同
時に防炎処理を行った後、改良された機能加工剤をパジ
ングにより処理する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル繊維に対
して洗濯耐久性に優れた防炎性と同時に洗濯耐久性に優
れた、防カビ性、抗菌性、消臭性、撥水性などの各種の
機能を同時に付与する方法に関するものである。
して洗濯耐久性に優れた防炎性と同時に洗濯耐久性に優
れた、防カビ性、抗菌性、消臭性、撥水性などの各種の
機能を同時に付与する方法に関するものである。
【0002】防炎処理されたポリエステル繊維に1種ま
たは2種以上の機能性を付与させる場合、従来の防炎加
工繊維に機能加工剤を処理するときは防炎性能が著しく
阻害されて満足すべき製品を得ることができなかった。
たは2種以上の機能性を付与させる場合、従来の防炎加
工繊維に機能加工剤を処理するときは防炎性能が著しく
阻害されて満足すべき製品を得ることができなかった。
【0003】従来の防炎加工技術として、例えばヘキサ
ブロムシクロドデカンを微粒子状に水分散させた液でポ
リエステル繊維織物を処理し、高温高圧もしくは、パツ
トドライキュアーで処理する方法がある。しかしなが
ら、高温高圧処理に於いても繊維中に効率よく吸尽させ
ることが困難であり、又パットドライキュアー法に於い
ても同様に防炎剤の有する高い融点のため繊維中に高濃
度に固着させることが困難であった。このようなことで
多くの機能加工を後加工した場合、ポリエステル繊維の
防炎性を維持することができなかった。
ブロムシクロドデカンを微粒子状に水分散させた液でポ
リエステル繊維織物を処理し、高温高圧もしくは、パツ
トドライキュアーで処理する方法がある。しかしなが
ら、高温高圧処理に於いても繊維中に効率よく吸尽させ
ることが困難であり、又パットドライキュアー法に於い
ても同様に防炎剤の有する高い融点のため繊維中に高濃
度に固着させることが困難であった。このようなことで
多くの機能加工を後加工した場合、ポリエステル繊維の
防炎性を維持することができなかった。
【0004】防炎加工されたポリエステル繊維に後加工
で機能性薬剤例えば、防カビ剤、抗菌剤、消臭剤、撥水
剤等の処理を行うときは、防炎性能が著しく阻害され初
期の目的を達成することができなかった。本発明は、防
炎性能を低下させることなく各種機能性を充分に発揮さ
せると同時に耐水性にも優れた付帯加工方法である。
で機能性薬剤例えば、防カビ剤、抗菌剤、消臭剤、撥水
剤等の処理を行うときは、防炎性能が著しく阻害され初
期の目的を達成することができなかった。本発明は、防
炎性能を低下させることなく各種機能性を充分に発揮さ
せると同時に耐水性にも優れた付帯加工方法である。
【課題を解決するための手段】
【0005】本発明者は、ポリエステル繊維の防炎性能
を低下させずに各種機能性の付帯加工方法に於いて防炎
加工の加工方法が最も重要な条件であると考え、改良さ
れた防炎加工方法について鋭意研究を重ねた結果、本発
明の完成を得た。
を低下させずに各種機能性の付帯加工方法に於いて防炎
加工の加工方法が最も重要な条件であると考え、改良さ
れた防炎加工方法について鋭意研究を重ねた結果、本発
明の完成を得た。
【0006】ポリエステル繊維及び機能性加工剤の燃焼
を阻止するためには可能な限り多量の防炎剤成分を繊維
中に吸尽固着させることが必要である。その方法として
2種の異なった融点を有する脂環族ハロゲン化合物、即
ち融点が180〜200℃前後の比較的高融点化合物と
融点が90〜110℃の比較的低融点化合物例えば、ヘ
キサブロムシクロドデカン(m.p185〜195℃)
とテトラブロムシクロオクタン(m.p100〜110
℃)を8:2〜2:8好ましくは、6:4の割合に混合
して湿式粉砕法で水分散液とし、染浴中に加え、染色と
同時に防炎加工する方法が最も有効てせあることを発見
した。
を阻止するためには可能な限り多量の防炎剤成分を繊維
中に吸尽固着させることが必要である。その方法として
2種の異なった融点を有する脂環族ハロゲン化合物、即
ち融点が180〜200℃前後の比較的高融点化合物と
融点が90〜110℃の比較的低融点化合物例えば、ヘ
キサブロムシクロドデカン(m.p185〜195℃)
とテトラブロムシクロオクタン(m.p100〜110
℃)を8:2〜2:8好ましくは、6:4の割合に混合
して湿式粉砕法で水分散液とし、染浴中に加え、染色と
同時に防炎加工する方法が最も有効てせあることを発見
した。
【0007】ヘキサブロムシクロドデカン単独処理とヘ
キサブロムシクロドデカンおよびテトラブロムシクロオ
クタンを6:4に併用した場合の吸尽効率を図1に示
す。
キサブロムシクロドデカンおよびテトラブロムシクロオ
クタンを6:4に併用した場合の吸尽効率を図1に示
す。
【図1】
【0008】1.改良された機能性付帯加工方法 (1)防炎防カビ加工 従来の防カビ加工剤は、水に不溶の防カビ剤を芳香族系
溶剤などの適当な溶剤に溶解し、非イオン系またはアニ
オン系界面活性剤および乳化安定剤を加えエマルジョン
とするか、水に注加したとき乳化する自己乳化型として
使用していた。
溶剤などの適当な溶剤に溶解し、非イオン系またはアニ
オン系界面活性剤および乳化安定剤を加えエマルジョン
とするか、水に注加したとき乳化する自己乳化型として
使用していた。
【0009】このような防カビ剤は、加工後繊維上に、
その可燃性物質が残存するために防炎性に悪影響を与え
ていた。この問題で、溶剤、補助剤を全く使用せず、極
微量の界面活性剤のみで温式粉砕法で微粒子化し水分散
体とした。このような方法で防炎性への影響を最小限に
することが可能であり、他の機能性加工剤との相溶性に
も寄与することができる。
その可燃性物質が残存するために防炎性に悪影響を与え
ていた。この問題で、溶剤、補助剤を全く使用せず、極
微量の界面活性剤のみで温式粉砕法で微粒子化し水分散
体とした。このような方法で防炎性への影響を最小限に
することが可能であり、他の機能性加工剤との相溶性に
も寄与することができる。
【0010】応用する水不溶性防カビ剤としては2−ピ
リジンチオール亜鉛−1−オキシドおよび2−メトキシ
カルボニルアミノベンズイミダゾールなどが好ましい。
更に防カビ性能に酎久性を保持させるためのバインダー
としてハロゲン又はリン含有ポリオール化合物と有機イ
ソシアネート化合物との反応物例えば、テトラブロムビ
スフェノールAとヘキサメチレンジイソシアネートとの
反応物またはO,O−ジブチル−O’,O’−ビス(2
−ヒドロキシプロピル)フォスフェートとヘキサメチレ
ンジイソシアネートとの反応物を併用することにより防
炎性への影響を最小限にとどめ耐洗濯性に優れた防カビ
加工を施すことが可能であることが判明した。
リジンチオール亜鉛−1−オキシドおよび2−メトキシ
カルボニルアミノベンズイミダゾールなどが好ましい。
更に防カビ性能に酎久性を保持させるためのバインダー
としてハロゲン又はリン含有ポリオール化合物と有機イ
ソシアネート化合物との反応物例えば、テトラブロムビ
スフェノールAとヘキサメチレンジイソシアネートとの
反応物またはO,O−ジブチル−O’,O’−ビス(2
−ヒドロキシプロピル)フォスフェートとヘキサメチレ
ンジイソシアネートとの反応物を併用することにより防
炎性への影響を最小限にとどめ耐洗濯性に優れた防カビ
加工を施すことが可能であることが判明した。
【0011】(2)防炎抗菌加工 防カビ加工と同様に、水不溶性抗菌剤を温式粉砕にて微
粒子化した後、少量の分散安定剤を加えて安定にした水
分散液にして使用する。抗菌剤としては3,4,4’−
トリクロロカルバニリド、2−ピリジンチオール亜鉛−
1−オキシド、銀担持ゼオライトまたは、抗菌剤をモン
モリナイトに担持させた抗菌剤などを使用することがで
きる。
粒子化した後、少量の分散安定剤を加えて安定にした水
分散液にして使用する。抗菌剤としては3,4,4’−
トリクロロカルバニリド、2−ピリジンチオール亜鉛−
1−オキシド、銀担持ゼオライトまたは、抗菌剤をモン
モリナイトに担持させた抗菌剤などを使用することがで
きる。
【0012】抗菌性能に耐久性を与え且つ、防炎処理さ
れたポリエステル繊維の防炎性能を損わないためにバイ
ンダーとしてハロゲン又はリンを含有するウレタンポリ
マーを併用することで解決する。
れたポリエステル繊維の防炎性能を損わないためにバイ
ンダーとしてハロゲン又はリンを含有するウレタンポリ
マーを併用することで解決する。
【0013】(3)防炎消臭加工 ポリエステル繊維の防炎性を損わず耐洗濯性のある消臭
機能を与えるためには無機質の多孔性ゼオライト、モン
モリナイトあるいは還元性もしくは、配位結合能力を有
する金属酸化物の焼結体が好ましい。繊維上に耐久性の
ある加工を行うにはバインダーとしてハロゲン又はリン
を含有するウレタンポリマーを併用することで耐洗濯性
のある防炎消臭加工ができる。
機能を与えるためには無機質の多孔性ゼオライト、モン
モリナイトあるいは還元性もしくは、配位結合能力を有
する金属酸化物の焼結体が好ましい。繊維上に耐久性の
ある加工を行うにはバインダーとしてハロゲン又はリン
を含有するウレタンポリマーを併用することで耐洗濯性
のある防炎消臭加工ができる。
【0014】(4)防炎撥水加工 弗素系撥水剤には、アクリル系、ウレタン系、エポキシ
系等があるが、防炎性に悪影響を与えにくいことを前提
に検討した結果、ウレタン系、エポキシ系が有効であっ
た。とりわけ1.3.5トリス(6−イソシアナトヘキ
シル)ビウレトの2−(ペルフルオロアルキル)エタノ
ール、1−オクタデカノール2.3エポキシ−1−プロ
パノールの付加物が防炎性能への悪影響が少なく良好な
撥水性を示した。
系等があるが、防炎性に悪影響を与えにくいことを前提
に検討した結果、ウレタン系、エポキシ系が有効であっ
た。とりわけ1.3.5トリス(6−イソシアナトヘキ
シル)ビウレトの2−(ペルフルオロアルキル)エタノ
ール、1−オクタデカノール2.3エポキシ−1−プロ
パノールの付加物が防炎性能への悪影響が少なく良好な
撥水性を示した。
【0015】更に、イソシアネート系架橋剤、特に、メ
チレンビス−4−フェニルイソシアネートブロック体を
併用し、繊維上で架橋することにより撥水性および耐洗
濯性を向上させ防炎性能への影響の少ないことが判明し
た。
チレンビス−4−フェニルイソシアネートブロック体を
併用し、繊維上で架橋することにより撥水性および耐洗
濯性を向上させ防炎性能への影響の少ないことが判明し
た。
【0016】
【作用】ポリエステル繊維に使用される防炎剤成分が、
その性能を低下させずに機能加工を施す目的において、
防炎性能を維持出来るのに必要な畳を繊維素材中に均一
に固着させることである。また機能性加工剤も可能な限
り可燃性物質を排除し製剤化するか、若しくは防炎性に
影響を与え難い化合物を選択すること、ならびにハロゲ
ンまたはリンを構成成分として含有するウレタンポリマ
ーを併用することによって高度な防炎性と機能性および
耐洗濯性を同時に付与することができた。
その性能を低下させずに機能加工を施す目的において、
防炎性能を維持出来るのに必要な畳を繊維素材中に均一
に固着させることである。また機能性加工剤も可能な限
り可燃性物質を排除し製剤化するか、若しくは防炎性に
影響を与え難い化合物を選択すること、ならびにハロゲ
ンまたはリンを構成成分として含有するウレタンポリマ
ーを併用することによって高度な防炎性と機能性および
耐洗濯性を同時に付与することができた。
【実施例】以下、実施例により詳細説明する。
【0017】(実施例1)防炎処理剤としてヘキサブロ
ムシクロドデカンおよびテトラブロムシクロオクタンを
6:4の比率でノイゲンEA−120(第一工業製薬
(株)商品)を用いて水分散させて製剤化し、40%防
炎剤分散液を調整した。
ムシクロドデカンおよびテトラブロムシクロオクタンを
6:4の比率でノイゲンEA−120(第一工業製薬
(株)商品)を用いて水分散させて製剤化し、40%防
炎剤分散液を調整した。
【0018】この分散液15%o.w.f,酢酸アンモ
ニウム1.5g/L,分散染料としてカヤロンポリエス
テルブルーEBL−E(日本化薬(株)製品)1.0%
o.w.f,浴比1:15の割合に処理浴を作成した。
この液にポリエステル織物布を投入し、液流染色機(ニ
ューソフトサーキュラーCUT−NS(日阪製作所)を
用いて常温から130℃まで昇温させ30分処理後、ハ
イドロサルファイトナトリウム1g/L,ソーダ灰1g
/L,浴比1:40,80℃で15分間、還元洗浄した
のち水洗、乾燥する。
ニウム1.5g/L,分散染料としてカヤロンポリエス
テルブルーEBL−E(日本化薬(株)製品)1.0%
o.w.f,浴比1:15の割合に処理浴を作成した。
この液にポリエステル織物布を投入し、液流染色機(ニ
ューソフトサーキュラーCUT−NS(日阪製作所)を
用いて常温から130℃まで昇温させ30分処理後、ハ
イドロサルファイトナトリウム1g/L,ソーダ灰1g
/L,浴比1:40,80℃で15分間、還元洗浄した
のち水洗、乾燥する。
【0019】以上の防炎処理布に、防カビ剤として2−
メトキシカルボニルアミノベンズイミダゾールをガラス
ビーズを用いて湿式粉砕法で20%水分散液を作成し
た。この液に安定剤として0.1%のポリカルボン酸ア
ンモニウム(ディスコールN−512 第一工業製薬
(株)製品)を添加し処理剤とした。この処理剤20g
/LにテトラブロムビスフェノールAとヘキサメチレン
ジイソシアネートとを反応さして得られた20%ウレタ
ンポリマー水分散液を50g/L混合した液に、浸漬し
ゴムロールにて絞り率80%とした。
メトキシカルボニルアミノベンズイミダゾールをガラス
ビーズを用いて湿式粉砕法で20%水分散液を作成し
た。この液に安定剤として0.1%のポリカルボン酸ア
ンモニウム(ディスコールN−512 第一工業製薬
(株)製品)を添加し処理剤とした。この処理剤20g
/LにテトラブロムビスフェノールAとヘキサメチレン
ジイソシアネートとを反応さして得られた20%ウレタ
ンポリマー水分散液を50g/L混合した液に、浸漬し
ゴムロールにて絞り率80%とした。
【0020】処理布を105℃にて4分間予備乾燥した
のち、170℃で1分間熱処理して供試布とした.この
供試布の加工直後および洗濯後、ドライクリーニング後
の防炎性能および防カビ性能を測定した。洗濯条件は、
昭和61年2月21日付消防庁告示第一号「防炎性能に
係る耐洗濯性能の基準」に基づいておこなったが、水洗
濯はニュービーズ(花王(株)製品)2g/Lで処理し
た。またドライクリーニングはパークロルエチレンを使
用した。
のち、170℃で1分間熱処理して供試布とした.この
供試布の加工直後および洗濯後、ドライクリーニング後
の防炎性能および防カビ性能を測定した。洗濯条件は、
昭和61年2月21日付消防庁告示第一号「防炎性能に
係る耐洗濯性能の基準」に基づいておこなったが、水洗
濯はニュービーズ(花王(株)製品)2g/Lで処理し
た。またドライクリーニングはパークロルエチレンを使
用した。
【0021】防炎性能の評価は消防法施工令第4条の3
に基づく45度法およびコイル法、防カビ性能の 評価
は、JIS Z−2911に準じて行った。試験結果は
表1に示す。
に基づく45度法およびコイル法、防カビ性能の 評価
は、JIS Z−2911に準じて行った。試験結果は
表1に示す。
【表1】
【0022】(実施例2)実施例1と同様の方法で防炎
処理されたポリエステル繊維織物を用い、抗菌剤として
トリクロロカルバニリドを実施例1と同様に温式粉砕に
より2%水分散液としたものを使用した。この2%水分
散液10g/Lに含ハロゲンウレタンポリマーを10g
/Lの濃度に加え処理液とし、防炎加工されたポリエス
テル繊維織物を浸潰し、ゴムロールにて絞り率70%と
した。この布を105℃で4分間予備乾燥したのち、1
70℃で1分間熱処理して得られた処理布について防炎
性能を測定した。
処理されたポリエステル繊維織物を用い、抗菌剤として
トリクロロカルバニリドを実施例1と同様に温式粉砕に
より2%水分散液としたものを使用した。この2%水分
散液10g/Lに含ハロゲンウレタンポリマーを10g
/Lの濃度に加え処理液とし、防炎加工されたポリエス
テル繊維織物を浸潰し、ゴムロールにて絞り率70%と
した。この布を105℃で4分間予備乾燥したのち、1
70℃で1分間熱処理して得られた処理布について防炎
性能を測定した。
【0023】抗菌性については加工上がりおよび水洗濯
(JIS L−0217の103法)した後の試料につ
いて「繊維製品衛生加工協議会(SEK)」の抗菌加工
を施した繊維製品の細菌生育抑制試験法にて測定した。
試験結果は、表2に示す。
(JIS L−0217の103法)した後の試料につ
いて「繊維製品衛生加工協議会(SEK)」の抗菌加工
を施した繊維製品の細菌生育抑制試験法にて測定した。
試験結果は、表2に示す。
【表2】
【0024】(実施例3)実施例1と同様の方法にて防
炎処理されたポリエステル繊維織物を用い、消臭剤とし
て多孔質ゼオライトを実施例1と同様方法で湿式粉砕に
より10%水分散液としたものを50g、含ハロゲンウ
レタンポリマーを50g混合し、水を加えて1lとした
液に処理布を浸漬し、ゴムロールにて絞り率80%に絞
った。処理布は105℃で4分間予備乾燥した後、17
0℃で1分間熱処理した。得られた処理布について実施
例1と同様に防炎性能を測定した。
炎処理されたポリエステル繊維織物を用い、消臭剤とし
て多孔質ゼオライトを実施例1と同様方法で湿式粉砕に
より10%水分散液としたものを50g、含ハロゲンウ
レタンポリマーを50g混合し、水を加えて1lとした
液に処理布を浸漬し、ゴムロールにて絞り率80%に絞
った。処理布は105℃で4分間予備乾燥した後、17
0℃で1分間熱処理した。得られた処理布について実施
例1と同様に防炎性能を測定した。
【0025】消臭性能については、6.6lのデシケー
ターに560m2の大きさにした処理布を入れ、悪臭成
分としてアンモニアは480ppm、あるいは硫化水素
を15ppmを、それぞれ注入し、1時間放置後の残存
濃度を測定した。測定方法はガスティック社製ガス検知
管により行った。試験結果を表3に示す。
ターに560m2の大きさにした処理布を入れ、悪臭成
分としてアンモニアは480ppm、あるいは硫化水素
を15ppmを、それぞれ注入し、1時間放置後の残存
濃度を測定した。測定方法はガスティック社製ガス検知
管により行った。試験結果を表3に示す。
【表3】
【0026】(実施例4)実施例1と同様の方法にて防
炎処理されたポリエステル繊維織物を用い、撥水剤とし
て1.3.5トリス(6−イソシアナトヘキシル)ビウ
レトの2−(ペルフルオロヘキシル)エタノールと1−
オクタデカノール.2,3エポキシ−1−プロパノール
付加物を、実施例1と同様方法で湿式粉砕により20%
水分散液としたものを20g/L、またメチレンビス−
4−フェニルイソシアネートブロック体も同様に20%
水分散液としたものを10g/Lの割で混合した液に浸
漬し、ゴムロールにて絞り率80%に絞った。処理布
は、105℃で4分間予備乾燥した後、170℃で1分
間熱処理して得られた処理布について実施例1と同様に
防炎性能を測定した。
炎処理されたポリエステル繊維織物を用い、撥水剤とし
て1.3.5トリス(6−イソシアナトヘキシル)ビウ
レトの2−(ペルフルオロヘキシル)エタノールと1−
オクタデカノール.2,3エポキシ−1−プロパノール
付加物を、実施例1と同様方法で湿式粉砕により20%
水分散液としたものを20g/L、またメチレンビス−
4−フェニルイソシアネートブロック体も同様に20%
水分散液としたものを10g/Lの割で混合した液に浸
漬し、ゴムロールにて絞り率80%に絞った。処理布
は、105℃で4分間予備乾燥した後、170℃で1分
間熱処理して得られた処理布について実施例1と同様に
防炎性能を測定した。
【0027】撥水性能の試験方法は、JIS規格L−1
092スプレー法にて測定した。試験結果は表4に示
す。
092スプレー法にて測定した。試験結果は表4に示
す。
【表4】
【0028】(比較例1)ヘキサブロムシクロドデカン
の40%水分散液を15%o.w.f,酢酸0.3ml
/L,分散染料(実施例1と同一の染料)を1%o.
w.f,浴比1:15の割合で処理液を作成する。この
液にポリエステル繊維織物を入れ、実施例1に示した液
流染色機を用いて、常温から130℃まで昇温させ30
分間処理した後、還元洗浄(実施例1と同様)し、良く
水洗し乾燥する。
の40%水分散液を15%o.w.f,酢酸0.3ml
/L,分散染料(実施例1と同一の染料)を1%o.
w.f,浴比1:15の割合で処理液を作成する。この
液にポリエステル繊維織物を入れ、実施例1に示した液
流染色機を用いて、常温から130℃まで昇温させ30
分間処理した後、還元洗浄(実施例1と同様)し、良く
水洗し乾燥する。
【0029】この処理布に対する防カビ処理としては実
施例1と同様な方法で処理を行った。得られた処理布に
ついては実施例1と同様な方法で防炎性能と防カビ性能
の試験を行った。この比較例の試験結果を表1に示す。
施例1と同様な方法で処理を行った。得られた処理布に
ついては実施例1と同様な方法で防炎性能と防カビ性能
の試験を行った。この比較例の試験結果を表1に示す。
【表1】
【0030】(比較例2)比較例1と同様な方法で防炎
処理されたポリエステル繊維織物を用い、抗菌処理とし
ては実施例2と同様な抗菌処理を行った。得られた処理
布について実施例2と同様に防炎性能と抗菌性能を測定
した。比較例の試験結果を表2に示す。
処理されたポリエステル繊維織物を用い、抗菌処理とし
ては実施例2と同様な抗菌処理を行った。得られた処理
布について実施例2と同様に防炎性能と抗菌性能を測定
した。比較例の試験結果を表2に示す。
【表2】
【0031】(比較例3)比較例1と同様な方法で防炎
処理されたポリエステル繊維織物を用い消臭剤処理を行
った、処理方法は、実施例3と同様な消臭剤処理を行っ
た。得られた処理布について実施例3と同様に防炎性能
と消臭性能を測定した。比較例の試験結果を表3に示
す。
処理されたポリエステル繊維織物を用い消臭剤処理を行
った、処理方法は、実施例3と同様な消臭剤処理を行っ
た。得られた処理布について実施例3と同様に防炎性能
と消臭性能を測定した。比較例の試験結果を表3に示
す。
【表3】
【0032】(比較例4)比較例1と同様な方法で防炎
処理されたポリエステル繊維織物を用い、撥水剤処理を
行った。処理方法は、実施例4と同様な方法で行った.
得られた処理布の防炎性能と撥水性能に対する効果は、
実施例4と同様に行った。比較例の試験結果を表4に示
す。
処理されたポリエステル繊維織物を用い、撥水剤処理を
行った。処理方法は、実施例4と同様な方法で行った.
得られた処理布の防炎性能と撥水性能に対する効果は、
実施例4と同様に行った。比較例の試験結果を表4に示
す。
【表4】
【0033】
【発明の効果】本発明によると防炎処理されたポリエス
テル繊維織物に、機能性例えば、防カビ加工剤、抗菌加
工剤、消臭加工剤、撥水加工剤などの機能性薬剤を処理
しても、従来の様に防炎性能を低下させずに、それぞれ
の機能性が付与される方法て、その性能のよさが実施例
に示されている。また、本発明による処理に於ては、耐
水性およびドライクリーニングに対しても優れているこ
とが立証された。
テル繊維織物に、機能性例えば、防カビ加工剤、抗菌加
工剤、消臭加工剤、撥水加工剤などの機能性薬剤を処理
しても、従来の様に防炎性能を低下させずに、それぞれ
の機能性が付与される方法て、その性能のよさが実施例
に示されている。また、本発明による処理に於ては、耐
水性およびドライクリーニングに対しても優れているこ
とが立証された。
【0034】
【図1】図1は、本発明の難燃剤と従来使用されている
難燃剤のポリエステル繊維への吸尽曲線を示す。 Aは、本発明の難燃剤で、ヘキサブロムシクロドデカン
とテトラブロムシクロオクタンを60:40に配合した
化合物のポリエステル繊維への吸尽率。Bは、従来法の
ヘキサブロムシクロドデカンのポリエステル繊維への吸
尽率。 処理条件 浴比1:15,処理温度130℃×30分。 添加量 製品% o.w.f. 難燃剤 40%水分散剤。
難燃剤のポリエステル繊維への吸尽曲線を示す。 Aは、本発明の難燃剤で、ヘキサブロムシクロドデカン
とテトラブロムシクロオクタンを60:40に配合した
化合物のポリエステル繊維への吸尽率。Bは、従来法の
ヘキサブロムシクロドデカンのポリエステル繊維への吸
尽率。 処理条件 浴比1:15,処理温度130℃×30分。 添加量 製品% o.w.f. 難燃剤 40%水分散剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 101:32 7199−3B D06M 21/00 B 7199−3B C
Claims (3)
- 【請求項1】脂環族ハロゲン化合物の融点180〜20
0℃の高融点化合物と融点90〜110℃の低融点化合
物の1種または2種以上を混合使用することを特徴とす
るポリエステル繊維の防炎加工方法。 - 【請求項2】高融点脂環族ハロゲン化合物と低融点脂環
族ハロゲン化合物の1種または2種以上を混合使用して
防炎加工されたポリエステル繊維素材に、湿式粉砕法に
より超微粒子化された水不溶性の各種機能加工剤の水分
散液にハロゲン又はリンを構成成分として含有するウレ
タンポリマーを加えた液に浸漬処理した後、乾燥加熱処
理することで繊維に強固に固着せしめ、耐洗濯性に優れ
た防炎性能と同時に機能性を付与させることを特徴とす
る請求項1記載のポリエステル繊維の防炎加工と改良さ
れた機能性付帯加工方法。 - 【請求項3】各種機能加工剤とは、防カビ剤、抗菌加工
剤、消臭加工剤、撥水剤を指し、1種または2種以上を
併用して加工することにより防炎性能を損わず1種また
は2種以上の機能性を同時に付与することのできる請求
項1記載のポリエステル繊維の防炎加工と改良された機
能性付帯加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4302806A JPH06116863A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | ポリエステル繊維の防炎加工と改良された機能性付帯加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4302806A JPH06116863A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | ポリエステル繊維の防炎加工と改良された機能性付帯加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06116863A true JPH06116863A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17913334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4302806A Pending JPH06116863A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | ポリエステル繊維の防炎加工と改良された機能性付帯加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06116863A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980044972A (ko) * | 1996-12-09 | 1998-09-15 | 김준웅 | 발수성/방염성 폴리에스테르 직물의 제조방법 |
| JPH11189977A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-13 | Toray Ind Inc | ポリエステル繊維構造物およびその製造方法 |
| JP2005281951A (ja) * | 2004-03-03 | 2005-10-13 | Osaka Kasei Kk | 抗菌・防カビ・抗ウイルス性繊維の製造方法 |
| JP2010150689A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Kawashima Selkon Textiles Co Ltd | 難燃性ポリエステル繊維糸条と防炎処理法 |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP4302806A patent/JPH06116863A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980044972A (ko) * | 1996-12-09 | 1998-09-15 | 김준웅 | 발수성/방염성 폴리에스테르 직물의 제조방법 |
| JPH11189977A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-13 | Toray Ind Inc | ポリエステル繊維構造物およびその製造方法 |
| JP2005281951A (ja) * | 2004-03-03 | 2005-10-13 | Osaka Kasei Kk | 抗菌・防カビ・抗ウイルス性繊維の製造方法 |
| JP2010150689A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Kawashima Selkon Textiles Co Ltd | 難燃性ポリエステル繊維糸条と防炎処理法 |
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