JPH06118628A - 凹凸模様付転写フィルムおよびその製法 - Google Patents
凹凸模様付転写フィルムおよびその製法Info
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- JPH06118628A JPH06118628A JP26238892A JP26238892A JPH06118628A JP H06118628 A JPH06118628 A JP H06118628A JP 26238892 A JP26238892 A JP 26238892A JP 26238892 A JP26238892 A JP 26238892A JP H06118628 A JPH06118628 A JP H06118628A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 合成樹脂フィルム7の一面に、硬化型樹脂で
凹凸模様20を転写形成し、他面の凹部2bまたは凸部
2aに対応する部分に転写用の着色層14が所定の領域
ごとに色を変えてまたは全領域が同一色になるように形
成されている凹凸模様付転写フィルム15。 【効果】 本発明の凹凸模様付転写フィルムを用いて凹
凸模様付コンパクト等を製造する場合には、例えば上記
フィルムを射出成形金型の底面に凹凸模様面を下向きに
配置し、その状態で成形型を閉じて原料を充填成形し、
得られたコンパクトから凹凸模様付転写フィルムを剥離
することにより、表面に凹凸模様が成形され、その凹部
または凸部が、上記フィルムの着色層の転写により着色
されているコンパクトを容易に得ることができる。
凹凸模様20を転写形成し、他面の凹部2bまたは凸部
2aに対応する部分に転写用の着色層14が所定の領域
ごとに色を変えてまたは全領域が同一色になるように形
成されている凹凸模様付転写フィルム15。 【効果】 本発明の凹凸模様付転写フィルムを用いて凹
凸模様付コンパクト等を製造する場合には、例えば上記
フィルムを射出成形金型の底面に凹凸模様面を下向きに
配置し、その状態で成形型を閉じて原料を充填成形し、
得られたコンパクトから凹凸模様付転写フィルムを剥離
することにより、表面に凹凸模様が成形され、その凹部
または凸部が、上記フィルムの着色層の転写により着色
されているコンパクトを容易に得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一面に凹凸模様を有
し、他面の所定部分(凹凸模様の凹部または凸部の対応
する部分)に着色が施されている凹凸模様付転写フィル
ムおよびその製法に関するものである。
し、他面の所定部分(凹凸模様の凹部または凸部の対応
する部分)に着色が施されている凹凸模様付転写フィル
ムおよびその製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近ファンデーション,アイシャドウ等
の化粧料を収容するコンパクトについては、消費者のニ
ーズから多種多様化してきている。例えば、容器の表面
に図柄を印刷したものや、表面に凹凸模様を形成したも
のがある。ところが、上記図柄を有するコンパクトは、
立体感に乏しく、上記凹凸模様を有するコンパクトは、
立体感はあるものの、その色彩に乏しいという欠点を有
している。そこで、上記双方のコンパクトを組合わせ
た、表面に凹凸模様を有しこの凹凸模様の凹部または凸
部が着色された凹凸模様付コンパクトが考えられる。こ
の凹凸模様付コンパクトの製造方法としては、予め表面
に凹凸模様を有する容器を成形し、この容器の凹凸模様
の凸部の頂面に印刷により着色する方法が考えられる。
の化粧料を収容するコンパクトについては、消費者のニ
ーズから多種多様化してきている。例えば、容器の表面
に図柄を印刷したものや、表面に凹凸模様を形成したも
のがある。ところが、上記図柄を有するコンパクトは、
立体感に乏しく、上記凹凸模様を有するコンパクトは、
立体感はあるものの、その色彩に乏しいという欠点を有
している。そこで、上記双方のコンパクトを組合わせ
た、表面に凹凸模様を有しこの凹凸模様の凹部または凸
部が着色された凹凸模様付コンパクトが考えられる。こ
の凹凸模様付コンパクトの製造方法としては、予め表面
に凹凸模様を有する容器を成形し、この容器の凹凸模様
の凸部の頂面に印刷により着色する方法が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法で凹凸模様付コンパクトを製造すると、凸部の立ち上
がり部分に印刷することが難しく、凹凸模様の凸部から
色がはみ出したりずれたりしたものとなる。また、凹凸
模様を有する容器の凹部にインキ等により着色する方法
もあるが、手間がかかるとともにコストアップになると
いう問題点を有している。他方、図11に示すように、
上下型からなり凹凸模様50を有する成形型51内に、
インキ層52が形成されたフィルム53を配置し、成形
材料を充填し成形する方法がある。ところが、この方法
ではフィルム53の延伸等により、インキ層52が成形
型51の凹凸模様50からずれやすく、またフィルム5
3のパターン変更は、特に成形型51の形状が曲面であ
る場合、容易に行うことができないという問題点を有し
ている。このため、従来の製法では、色彩に富んだ凹凸
模様付コンパクトを製造することが困難であった。
法で凹凸模様付コンパクトを製造すると、凸部の立ち上
がり部分に印刷することが難しく、凹凸模様の凸部から
色がはみ出したりずれたりしたものとなる。また、凹凸
模様を有する容器の凹部にインキ等により着色する方法
もあるが、手間がかかるとともにコストアップになると
いう問題点を有している。他方、図11に示すように、
上下型からなり凹凸模様50を有する成形型51内に、
インキ層52が形成されたフィルム53を配置し、成形
材料を充填し成形する方法がある。ところが、この方法
ではフィルム53の延伸等により、インキ層52が成形
型51の凹凸模様50からずれやすく、またフィルム5
3のパターン変更は、特に成形型51の形状が曲面であ
る場合、容易に行うことができないという問題点を有し
ている。このため、従来の製法では、色彩に富んだ凹凸
模様付コンパクトを製造することが困難であった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、凹凸模様の凹部または凸部に正確に着色が施さ
れた、凹凸模様付成形品を容易に製造しうる凹凸模様付
転写フィルムおよびその製法の提供をその目的とする。
もので、凹凸模様の凹部または凸部に正確に着色が施さ
れた、凹凸模様付成形品を容易に製造しうる凹凸模様付
転写フィルムおよびその製法の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、合成樹脂フィルムの一面に合成樹脂から
なる凹凸模様が転写用機台の凹部または凸部を利用した
転写により形成され、上記合成樹脂フィルムの他面の部
分(A)、(B)の少なくとも一方に転写用の着色層が
所定の領域ごとに色を変えてまたは全領域が同一色にな
るように形成されていることを特徴とする凹凸模様付転
写フィルムを第1の要旨とし、外周面に凹部模様が形成
された回転ドラムを準備し、この回転ドラムの上記凹部
模様の凹部内に、ペースト状の合成樹脂を充填し、上記
回転ドラムを回転させながら合成樹脂フィルムを、上記
回転ドラムの外周面に回転ドラムの回転と同調させて接
触させ、上記凹部に充填されたペースト状の合成樹脂を
硬化させて上記合成樹脂フィルムに一体化し、ついで、
上記合成樹脂フィルムを上記回転ドラムから離間させる
ことにより、上記硬化させた合成樹脂を、上記凹部から
剥離させ、合成樹脂フィルムの一面に凹凸模様を形成
し、他面の部分(A)または(B)に転写用の着色層を
所定の領域ごとに色を変えてまたは全領域が同一色にな
るように形成して、凹凸模様付転写フィルムを得る凹凸
模様付転写フィルムの製法を第2の要旨とする。
め、本発明は、合成樹脂フィルムの一面に合成樹脂から
なる凹凸模様が転写用機台の凹部または凸部を利用した
転写により形成され、上記合成樹脂フィルムの他面の部
分(A)、(B)の少なくとも一方に転写用の着色層が
所定の領域ごとに色を変えてまたは全領域が同一色にな
るように形成されていることを特徴とする凹凸模様付転
写フィルムを第1の要旨とし、外周面に凹部模様が形成
された回転ドラムを準備し、この回転ドラムの上記凹部
模様の凹部内に、ペースト状の合成樹脂を充填し、上記
回転ドラムを回転させながら合成樹脂フィルムを、上記
回転ドラムの外周面に回転ドラムの回転と同調させて接
触させ、上記凹部に充填されたペースト状の合成樹脂を
硬化させて上記合成樹脂フィルムに一体化し、ついで、
上記合成樹脂フィルムを上記回転ドラムから離間させる
ことにより、上記硬化させた合成樹脂を、上記凹部から
剥離させ、合成樹脂フィルムの一面に凹凸模様を形成
し、他面の部分(A)または(B)に転写用の着色層を
所定の領域ごとに色を変えてまたは全領域が同一色にな
るように形成して、凹凸模様付転写フィルムを得る凹凸
模様付転写フィルムの製法を第2の要旨とする。
【0006】
【作用】本発明は、例えば、外周面に凹部模様が形成さ
れた回転ドラムを用い、そのドラムを回転させながらそ
の凹部模様に未硬化のペースト状の合成樹脂を充填し、
この回転ドラムの外周面に帯状等の合成樹脂フィルムの
一面を例えば回転ドラムの回転に合わせた状態で接触さ
せる。そして、上記凹部模様内の合成樹脂を硬化させる
とともに合成樹脂フィルムの一面に一体化させ、ついで
合成樹脂フィルムを上記回転ドラムの外周面から離間さ
せて、上記凹部模様内の合成樹脂を合成樹脂フィルムの
一面に凸部模様状に転写する。つぎに、合成樹脂フィル
ムの他面において、この凸部模様の凸部、および凸部と
凸部の間の凹部の少なくとも一方に、例えばスクリーン
印刷等によって着色層を所定の領域ごとに色を変えてま
たは全領域が同一色になるように形成するということに
より、一面に凸部模様(合成樹脂からなる)が形成さ
れ、他面の所定部分(上記凸部に対応する部分、および
上記凸部と凸部との間の凹部の少なくとも一方に対応す
る部分)に着色層が形成された凹凸模様付転写フィルム
を製造する。このように、本発明によれば、外周面に凹
部模様が形成された回転ドラムを用い、合成樹脂フィル
ムの一面に合成樹脂からなる凸部模様を形成するため、
厚肉の凸部模様を形成することができるとともに、凸部
模様の連続形成も可能となる。また、凹凸模様が転写用
機台の凹部または凸部を利用することによって転写形成
されているため、転写用機台の凹部または凸部を正確に
形成することによりフィルムに転写形成される凹凸模様
が正確になる。さらに、合成樹脂フィルムの他面に形成
された上記着色層は、上記のようにスクリーン印刷等に
より形成することができるため、色彩、色柄の豊富化を
実現しうる。そして、得られたフィルムを用いて凹凸模
様付コンパクト等の射出成形品を製造する場合には、例
えば上記フィルムを射出成形金型の底面に凹凸模様面を
下向きに配置し、その状態で成形型を閉じて原料を充填
成形し、得られたコンパクトから凹凸模様付転写フィル
ムを剥離することにより、表面に凹凸模様が形成され、
その凹部と凸部の少なくとも一方が、上記フィルムの着
色層の転写により着色されているコンパクトが得られ
る。
れた回転ドラムを用い、そのドラムを回転させながらそ
の凹部模様に未硬化のペースト状の合成樹脂を充填し、
この回転ドラムの外周面に帯状等の合成樹脂フィルムの
一面を例えば回転ドラムの回転に合わせた状態で接触さ
せる。そして、上記凹部模様内の合成樹脂を硬化させる
とともに合成樹脂フィルムの一面に一体化させ、ついで
合成樹脂フィルムを上記回転ドラムの外周面から離間さ
せて、上記凹部模様内の合成樹脂を合成樹脂フィルムの
一面に凸部模様状に転写する。つぎに、合成樹脂フィル
ムの他面において、この凸部模様の凸部、および凸部と
凸部の間の凹部の少なくとも一方に、例えばスクリーン
印刷等によって着色層を所定の領域ごとに色を変えてま
たは全領域が同一色になるように形成するということに
より、一面に凸部模様(合成樹脂からなる)が形成さ
れ、他面の所定部分(上記凸部に対応する部分、および
上記凸部と凸部との間の凹部の少なくとも一方に対応す
る部分)に着色層が形成された凹凸模様付転写フィルム
を製造する。このように、本発明によれば、外周面に凹
部模様が形成された回転ドラムを用い、合成樹脂フィル
ムの一面に合成樹脂からなる凸部模様を形成するため、
厚肉の凸部模様を形成することができるとともに、凸部
模様の連続形成も可能となる。また、凹凸模様が転写用
機台の凹部または凸部を利用することによって転写形成
されているため、転写用機台の凹部または凸部を正確に
形成することによりフィルムに転写形成される凹凸模様
が正確になる。さらに、合成樹脂フィルムの他面に形成
された上記着色層は、上記のようにスクリーン印刷等に
より形成することができるため、色彩、色柄の豊富化を
実現しうる。そして、得られたフィルムを用いて凹凸模
様付コンパクト等の射出成形品を製造する場合には、例
えば上記フィルムを射出成形金型の底面に凹凸模様面を
下向きに配置し、その状態で成形型を閉じて原料を充填
成形し、得られたコンパクトから凹凸模様付転写フィル
ムを剥離することにより、表面に凹凸模様が形成され、
その凹部と凸部の少なくとも一方が、上記フィルムの着
色層の転写により着色されているコンパクトが得られ
る。
【0007】つぎに本発明を実施例にもとづいて詳しく
説明する。
説明する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の凹凸模様付転写フィルムの製
造説明図である。図において、1はモーター(図示せ
ず)により矢印方向に回転する中空の回転ドラムで、そ
の外周面に、各種の凹凸模様,文字,記号を形成するた
めの凹所2が形成されている。この凹所2には、前記回
転ドラム1の下側方に設けられた貯留槽3内に収容され
たペースト状の紫外線硬化型樹脂4(ウレタンアクリル
系,エポキシアクリル系,シリコンアクリル系等)が供
給される。上記供給は、上記回転ドラム1の回転力を受
けて回転する塗布ローラ5によって行われる。この塗布
ローラ5は、下部ローラ5aと上部ローラ5bとからな
り、上部ローラー5bが回転ドラム1に接触して連れ回
わり、下部ローラ5aがその回転力を受けて貯留槽3内
で回転してその外周に紫外線硬化型樹脂4を付着し、上
部ローラ5bが上記樹脂4を受けて回転ドラム1の外周
面に付着させる。上記付着されたペースト状の紫外線硬
化型樹脂4は、一部分が回転ドラム1の凹所2間に入り
込み、残部がそれ以外の表面部分に存在する。このペー
スト状の紫外線硬化型樹脂4の上記残部は、回転ドラム
1の回転により、回転ドラム1の回転方向に対して前方
側に固設されたドクターナイフ6でかき取られる。上記
ドクターナイフ6よりも回転方向側の回転ドラム1の外
周部には、回転自在なローラ7aに巻装され、巻取りロ
ーラー16の巻取力によって引き出された厚み25〜1
00ミクロンのPET(ポリエチレンテレフタレート)
フィルム,PVC(塩化ビニル樹脂)フィルム等の透明
な合成樹脂フィルム7が、押圧ロール9の作用により押
し付けられる。この合成樹脂フィルム7の表面(回転ド
ラム1に接する面)には、接着剤層8が形成されてい
る。そして、上記押圧ロール9による合成樹脂フィルム
7の押圧によって、回転ドラム1の凹所2に充填された
ペースト状の紫外線硬化型樹脂4が、未硬化状態で合成
樹脂フィルム7の表面に、接着剤層8を介して接着す
る。ついで、図示のように紫外線照射ランプ10による
合成樹脂フィルム7に対する紫外線照射により、前記凹
所2内の紫外線硬化型樹脂4が硬化して合成樹脂フィル
ム7と一体化する。つぎに剥離ロール11を介しての合
成樹脂フィルム7の反転剥離により、上記凹所2内の紫
外線硬化型樹脂4が凹所から剥離する。これによって回
転ドラム1の凹所2で形成された凸模様2aが合成樹脂
フィルム7の表面に転写される。このようにして得られ
た凹凸模様付転写フィルムは、巻取りローラー16の巻
取力により、多色印刷用のシルクスクリーン版12の下
側に送られる。
造説明図である。図において、1はモーター(図示せ
ず)により矢印方向に回転する中空の回転ドラムで、そ
の外周面に、各種の凹凸模様,文字,記号を形成するた
めの凹所2が形成されている。この凹所2には、前記回
転ドラム1の下側方に設けられた貯留槽3内に収容され
たペースト状の紫外線硬化型樹脂4(ウレタンアクリル
系,エポキシアクリル系,シリコンアクリル系等)が供
給される。上記供給は、上記回転ドラム1の回転力を受
けて回転する塗布ローラ5によって行われる。この塗布
ローラ5は、下部ローラ5aと上部ローラ5bとからな
り、上部ローラー5bが回転ドラム1に接触して連れ回
わり、下部ローラ5aがその回転力を受けて貯留槽3内
で回転してその外周に紫外線硬化型樹脂4を付着し、上
部ローラ5bが上記樹脂4を受けて回転ドラム1の外周
面に付着させる。上記付着されたペースト状の紫外線硬
化型樹脂4は、一部分が回転ドラム1の凹所2間に入り
込み、残部がそれ以外の表面部分に存在する。このペー
スト状の紫外線硬化型樹脂4の上記残部は、回転ドラム
1の回転により、回転ドラム1の回転方向に対して前方
側に固設されたドクターナイフ6でかき取られる。上記
ドクターナイフ6よりも回転方向側の回転ドラム1の外
周部には、回転自在なローラ7aに巻装され、巻取りロ
ーラー16の巻取力によって引き出された厚み25〜1
00ミクロンのPET(ポリエチレンテレフタレート)
フィルム,PVC(塩化ビニル樹脂)フィルム等の透明
な合成樹脂フィルム7が、押圧ロール9の作用により押
し付けられる。この合成樹脂フィルム7の表面(回転ド
ラム1に接する面)には、接着剤層8が形成されてい
る。そして、上記押圧ロール9による合成樹脂フィルム
7の押圧によって、回転ドラム1の凹所2に充填された
ペースト状の紫外線硬化型樹脂4が、未硬化状態で合成
樹脂フィルム7の表面に、接着剤層8を介して接着す
る。ついで、図示のように紫外線照射ランプ10による
合成樹脂フィルム7に対する紫外線照射により、前記凹
所2内の紫外線硬化型樹脂4が硬化して合成樹脂フィル
ム7と一体化する。つぎに剥離ロール11を介しての合
成樹脂フィルム7の反転剥離により、上記凹所2内の紫
外線硬化型樹脂4が凹所から剥離する。これによって回
転ドラム1の凹所2で形成された凸模様2aが合成樹脂
フィルム7の表面に転写される。このようにして得られ
た凹凸模様付転写フィルムは、巻取りローラー16の巻
取力により、多色印刷用のシルクスクリーン版12の下
側に送られる。
【0009】このシルクスクリーン版12は一面に凹凸
模様が形成された合成樹脂フィルムの他面(凸模様形成
面と反対側の面)に接し、他面の所定部分(凸部模様の
凸部に対応する部分)に、印刷インキで印刷を施し印刷
インキ層14を形成する。13は上記印刷インキをシル
クスクリーン版12より押し出すスキジーである。そし
て、一面に凸模様2a、他面(凸模様に対応する部分)
に印刷インキ層14が形成された本発明の凹凸模様付転
写フィルム15は、巻き取りローラ16に巻き取られ
る。この巻き取りローラ16は前記回転ドラム1と相互
に同期した状態で回転駆動される。本発明の上記凹凸模
様付転写フィルム15を図2に示す。
模様が形成された合成樹脂フィルムの他面(凸模様形成
面と反対側の面)に接し、他面の所定部分(凸部模様の
凸部に対応する部分)に、印刷インキで印刷を施し印刷
インキ層14を形成する。13は上記印刷インキをシル
クスクリーン版12より押し出すスキジーである。そし
て、一面に凸模様2a、他面(凸模様に対応する部分)
に印刷インキ層14が形成された本発明の凹凸模様付転
写フィルム15は、巻き取りローラ16に巻き取られ
る。この巻き取りローラ16は前記回転ドラム1と相互
に同期した状態で回転駆動される。本発明の上記凹凸模
様付転写フィルム15を図2に示す。
【0010】このフィルム15を、図3に示すように、
上型22と下型23からなる成形型24の下型23の底
面にフィルム7の一面に形成された凹凸模様20を下向
きにして配置する。つぎに、下型23と上型22を閉じ
てABS樹脂25を成形型24内に充填成形すると、図
4に示すように、樹脂の射出圧力および成形時の熱(こ
の場合、ABS樹脂の温度は210度)により、凹凸模
様付転写フィルム15の凸部2a頂面が下型23の底面
に密着した状態になり、さらに凹凸模様20の凹部2b
の部分のフィルム15が下型23の底面に密着した状態
になる。このように成形した後、金型を開くと、図5に
示すプラスチック成形品、すなわち、凹部底面26aが
着色層14により、くっきりと着色された凹凸模様を有
する化粧用コンパクト等のプラスチック成形品が得られ
る。
上型22と下型23からなる成形型24の下型23の底
面にフィルム7の一面に形成された凹凸模様20を下向
きにして配置する。つぎに、下型23と上型22を閉じ
てABS樹脂25を成形型24内に充填成形すると、図
4に示すように、樹脂の射出圧力および成形時の熱(こ
の場合、ABS樹脂の温度は210度)により、凹凸模
様付転写フィルム15の凸部2a頂面が下型23の底面
に密着した状態になり、さらに凹凸模様20の凹部2b
の部分のフィルム15が下型23の底面に密着した状態
になる。このように成形した後、金型を開くと、図5に
示すプラスチック成形品、すなわち、凹部底面26aが
着色層14により、くっきりと着色された凹凸模様を有
する化粧用コンパクト等のプラスチック成形品が得られ
る。
【0011】以上は、合成樹脂フィルムの一面に凹凸模
様を形成し、他面の所定部分(凹凸模様の凸部に対応す
る部分)に印刷層を施した場合であるが、図6に示すよ
うに、上記合成樹脂フィルムの他面において、この凸部
模様の凸部と凸部の間の凹部に対応する部分に印刷層を
施す以外は、上記と同様の処理(図7)をして、図8に
示すプラスチック成形品、すなわち、凸部頂面26bが
着色層14により着色された象嵌的な凹凸模様を有する
化粧用コンパクト等のプラスチック成形品が得られる。
また、合成樹脂フィルムの一面に凹凸模様を形成し、他
面の所定部分(凹凸模様の凸部に対応する部分、および
凸部と凸部の間の凹部に対応する部分の両部分)に印刷
層を施すことも考えられる。
様を形成し、他面の所定部分(凹凸模様の凸部に対応す
る部分)に印刷層を施した場合であるが、図6に示すよ
うに、上記合成樹脂フィルムの他面において、この凸部
模様の凸部と凸部の間の凹部に対応する部分に印刷層を
施す以外は、上記と同様の処理(図7)をして、図8に
示すプラスチック成形品、すなわち、凸部頂面26bが
着色層14により着色された象嵌的な凹凸模様を有する
化粧用コンパクト等のプラスチック成形品が得られる。
また、合成樹脂フィルムの一面に凹凸模様を形成し、他
面の所定部分(凹凸模様の凸部に対応する部分、および
凸部と凸部の間の凹部に対応する部分の両部分)に印刷
層を施すことも考えられる。
【0012】なお、上記ペースト状の紫外線硬化型樹脂
として、通常、ダイヤビーム(三菱レイヨン社製)が用
いられ、紫外線照射ランプ10として岩崎電機のランプ
が用いられる。そして、照射時間は、15秒程度に設定
される。
として、通常、ダイヤビーム(三菱レイヨン社製)が用
いられ、紫外線照射ランプ10として岩崎電機のランプ
が用いられる。そして、照射時間は、15秒程度に設定
される。
【0013】また、紫外線硬化により合成樹脂フィルム
の一面に凹凸模様20が形成され、他面の所定部分(凹
凸模様の凹部または凸部に対応する部分)に上記のよう
に印刷インキ層14を形成するに代えて、図1に示すシ
ルクスクリーン版12を複数個用い、図9、図10に示
すように、順次、剥離材インキ層17、金属調インキ層
18、熱硬化型接着剤層(未硬化状態)19を形成して
もよい。
の一面に凹凸模様20が形成され、他面の所定部分(凹
凸模様の凹部または凸部に対応する部分)に上記のよう
に印刷インキ層14を形成するに代えて、図1に示すシ
ルクスクリーン版12を複数個用い、図9、図10に示
すように、順次、剥離材インキ層17、金属調インキ層
18、熱硬化型接着剤層(未硬化状態)19を形成して
もよい。
【0014】また、上記実施例では、回転ドラム1の外
周面に形成した凹所2内に供給された紫外線硬化型樹脂
4に紫外線を照射することにより紫外線硬化型樹脂4を
硬化させるようにしているが、これに限定するものでは
なく、上記凹所2内にペースト状の塩化ビニル樹脂を供
給し、これをバーナー等により加熱して塩化ビニル樹脂
を硬化させるようにしてもよい。また、上記紫外線硬化
型樹脂、塩化ビニル樹脂に代えて速硬性樹脂や電気線硬
化型樹脂を用いてもよい。
周面に形成した凹所2内に供給された紫外線硬化型樹脂
4に紫外線を照射することにより紫外線硬化型樹脂4を
硬化させるようにしているが、これに限定するものでは
なく、上記凹所2内にペースト状の塩化ビニル樹脂を供
給し、これをバーナー等により加熱して塩化ビニル樹脂
を硬化させるようにしてもよい。また、上記紫外線硬化
型樹脂、塩化ビニル樹脂に代えて速硬性樹脂や電気線硬
化型樹脂を用いてもよい。
【0015】また、上記実施例では、同じ色のインキで
印刷インキ層14を形成するようにしているが、これに
代えてシルクスクリーン版を複数個用い、所定の領域ご
とにインキの色を変えて印刷インキ層を形成するように
してもよい。
印刷インキ層14を形成するようにしているが、これに
代えてシルクスクリーン版を複数個用い、所定の領域ご
とにインキの色を変えて印刷インキ層を形成するように
してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の凹凸模様付転写
フィルムは、外周面に例えば凹部模様が形成された回転
ドラムを用い、合成樹脂フィルムの一面に、その凹部模
様を利用し、合成樹脂で各種凸模様を形成し、合成樹脂
フィルムの他面において、この凸部模様の凸部に対応す
る部分、および凸部と凸部の間の凹部に対応する部分の
少なくとも一方に着色層を形成して構成されている。し
たがって、これを用いて凹凸模様付コンパクト等を製造
する場合には、例えば上記フィルムを射出成形金型の底
面に凹凸模様面を下向きに配置し、その状態で成形型を
閉じて原料を充填成形し、得られたコンパクトから凹凸
模様付転写フィルムを剥離することにより、表面に凹凸
模様が成形され、その凹部と凸部の少なくとも一方が、
上記フィルムの着色層の転写により着色されているコン
パクトを容易に得ることができる。しかも、凹凸模様が
転写用機台の凹部または凸部を利用することによって転
写形成されているため、転写用機台の凹部または凸部を
正確に形成することによりフィルムに転写形成される凹
凸模様が正確になる。また、本発明の製法によれば、外
周面に凹部模様が形成された回転ドラムを用い、その凹
部模様を利用し、合成樹脂フィルムの一面に合成樹脂で
各種凸模様を形成し、これをフィルムに一体化したの
ち、合成樹脂フィルムの他面において、この凸部模様の
凸部に対応する部分、および凸部と凸部の間の凹部に対
応する部分の少なくとも一方に着色層を形成する。すな
わち、本発明の製法によれば、上記回転ドラムを利用し
凸模様を形成するため肉厚の凸模様を簡単に、かつ連続
的に形成することができる。さらに上記着色層は、上記
凸模様に対し、例えばスクリーン印刷を施すことにより
形成することができるため、色彩,色柄の豊富化を実現
しうる。
フィルムは、外周面に例えば凹部模様が形成された回転
ドラムを用い、合成樹脂フィルムの一面に、その凹部模
様を利用し、合成樹脂で各種凸模様を形成し、合成樹脂
フィルムの他面において、この凸部模様の凸部に対応す
る部分、および凸部と凸部の間の凹部に対応する部分の
少なくとも一方に着色層を形成して構成されている。し
たがって、これを用いて凹凸模様付コンパクト等を製造
する場合には、例えば上記フィルムを射出成形金型の底
面に凹凸模様面を下向きに配置し、その状態で成形型を
閉じて原料を充填成形し、得られたコンパクトから凹凸
模様付転写フィルムを剥離することにより、表面に凹凸
模様が成形され、その凹部と凸部の少なくとも一方が、
上記フィルムの着色層の転写により着色されているコン
パクトを容易に得ることができる。しかも、凹凸模様が
転写用機台の凹部または凸部を利用することによって転
写形成されているため、転写用機台の凹部または凸部を
正確に形成することによりフィルムに転写形成される凹
凸模様が正確になる。また、本発明の製法によれば、外
周面に凹部模様が形成された回転ドラムを用い、その凹
部模様を利用し、合成樹脂フィルムの一面に合成樹脂で
各種凸模様を形成し、これをフィルムに一体化したの
ち、合成樹脂フィルムの他面において、この凸部模様の
凸部に対応する部分、および凸部と凸部の間の凹部に対
応する部分の少なくとも一方に着色層を形成する。すな
わち、本発明の製法によれば、上記回転ドラムを利用し
凸模様を形成するため肉厚の凸模様を簡単に、かつ連続
的に形成することができる。さらに上記着色層は、上記
凸模様に対し、例えばスクリーン印刷を施すことにより
形成することができるため、色彩,色柄の豊富化を実現
しうる。
【0017】このように、本発明によれば、凹凸模様の
凹部と凸部の少なくとも一方に正確に着色がされた、凹
凸模様付成形品を容易に製造しうる凹凸模様付転写フィ
ルムを安価に量産できるのである。
凹部と凸部の少なくとも一方に正確に着色がされた、凹
凸模様付成形品を容易に製造しうる凹凸模様付転写フィ
ルムを安価に量産できるのである。
【図1】本発明の製法装置の一実施例を示す説明図であ
る。
る。
【図2】上記実施例を示す断面図である。
【図3】本発明を利用する製造工程の説明図である。
【図4】本発明を利用する製造工程の説明図である。
【図5】本発明を利用する製造工程の説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明を利用する製造工程の説明図である。
【図8】本発明を利用する製造工程の説明図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図11】従来の製造工程の説明図である。
【0016】
1 回転ドラム 2a 凸模様 4 紫外線硬化型樹脂 7 合成樹脂フィルム 14 印刷インキ層 15 凹凸模様付転写フィルム 20 凹凸模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 恵一 大阪府東大阪市柏田東町12番28号 明和グ ラビア株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂フィルムの一面に合成樹脂から
なる凹凸模様が転写用機台の凹部または凸部を利用した
転写により形成され、上記合成樹脂フィルムの他面の部
分(A)、(B)の少なくとも一方に転写用の着色層が
所定の領域ごとに色を変えてまたは全領域が同一色にな
るように形成されていることを特徴とする凹凸模様付転
写フィルム。 (A)凹凸模様の凸部に対応する部分。 (B)凹凸模様の凹部に対応する部分。 - 【請求項2】 上記凹凸模様を形成する合成樹脂が、紫
外線硬化型樹脂である請求項1記載の凹凸模様付転写フ
ィルム。 - 【請求項3】 外周面に凹部模様が形成された回転ドラ
ムを準備し、この回転ドラムの上記凹部模様の凹部内
に、ペースト状の合成樹脂を充填し、上記回転ドラムを
回転させながら合成樹脂フィルムを、上記回転ドラムの
外周面に回転ドラムの回転と同調させて接触させ、上記
凹部に充填されたペースト状の合成樹脂を硬化させると
ともに上記合成樹脂フィルムに一体化し、ついで、上記
合成樹脂フィルムを上記回転ドラムから離間させること
により、上記硬化させた合成樹脂を上記凹部から剥離さ
せ、合成樹脂フィルムの一面に凹凸模様を形成し、他面
の部分(A),(B)の少なくとも一方に転写用の着色
層を所定の領域ごとに色を変えてまたは全領域が同一色
になるように形成して、凹凸模様付転写フィルムを得る
ことを特徴とする凹凸模様付転写フィルムの製法。 (A)凹凸模様の凸部に対応する部分。 (B)凹凸模様の凹部に対応する部分。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26238892A JPH06118628A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 凹凸模様付転写フィルムおよびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26238892A JPH06118628A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 凹凸模様付転写フィルムおよびその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06118628A true JPH06118628A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17375073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26238892A Pending JPH06118628A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 凹凸模様付転写フィルムおよびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06118628A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2711123A1 (fr) * | 1993-10-14 | 1995-04-21 | Torres Martinez M | Transporteur-culbuteur pour grandes pièces. |
| US10486348B2 (en) | 2011-01-28 | 2019-11-26 | Seiren Co., Ltd. | Decorative resin molded article and its production method |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26238892A patent/JPH06118628A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2711123A1 (fr) * | 1993-10-14 | 1995-04-21 | Torres Martinez M | Transporteur-culbuteur pour grandes pièces. |
| US10486348B2 (en) | 2011-01-28 | 2019-11-26 | Seiren Co., Ltd. | Decorative resin molded article and its production method |
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