JPH06119620A - 磁気抵抗効果ヘッド - Google Patents
磁気抵抗効果ヘッドInfo
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- JPH06119620A JPH06119620A JP26489392A JP26489392A JPH06119620A JP H06119620 A JPH06119620 A JP H06119620A JP 26489392 A JP26489392 A JP 26489392A JP 26489392 A JP26489392 A JP 26489392A JP H06119620 A JPH06119620 A JP H06119620A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気抵抗効果ヘッドに関し、非磁性体層を介し
て磁気抵抗効果層の受動領域と近接した軟磁性体層との
異極同士間で磁気結合を起こし難くして、磁気抵抗効果
層の能動領域に磁気バイアスがかかり易くすると共にバ
ルクハウゼンノイズを抑制するに充分な磁界が発生する
ようにする。 【構成】非磁性体層1bを挟んで磁気抵抗効果層1aと
軟磁性体層1cが積層され、磁気抵抗効果層1aが磁気
記憶媒体からの信号磁界を受けて抵抗変化を得、その信
号磁界と抵抗変化の関係が線形応答範囲で動作するよう
に、磁気抵抗効果層1aに流れるセンス電流Isによっ
て軟磁性体層1cに磁化された磁界を磁気抵抗効果層1
aのバイアス磁界の印加手段として用いる磁気抵抗効果
ヘッド1において、非磁性体層1bの膜厚が磁気抵抗効
果層1aの能動領域1a1 との対向部分では薄く、受動
領域1a2 との対向部分では厚くした磁気抵抗効果ヘッ
ド。
て磁気抵抗効果層の受動領域と近接した軟磁性体層との
異極同士間で磁気結合を起こし難くして、磁気抵抗効果
層の能動領域に磁気バイアスがかかり易くすると共にバ
ルクハウゼンノイズを抑制するに充分な磁界が発生する
ようにする。 【構成】非磁性体層1bを挟んで磁気抵抗効果層1aと
軟磁性体層1cが積層され、磁気抵抗効果層1aが磁気
記憶媒体からの信号磁界を受けて抵抗変化を得、その信
号磁界と抵抗変化の関係が線形応答範囲で動作するよう
に、磁気抵抗効果層1aに流れるセンス電流Isによっ
て軟磁性体層1cに磁化された磁界を磁気抵抗効果層1
aのバイアス磁界の印加手段として用いる磁気抵抗効果
ヘッド1において、非磁性体層1bの膜厚が磁気抵抗効
果層1aの能動領域1a1 との対向部分では薄く、受動
領域1a2 との対向部分では厚くした磁気抵抗効果ヘッ
ド。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ディスク装置あ
るいは磁気テープ装置などに用いられる、情報の読取用
の磁気抵抗効果ヘッドに関するものである。
るいは磁気テープ装置などに用いられる、情報の読取用
の磁気抵抗効果ヘッドに関するものである。
【0002】近年、磁気ディスク装置の小型化、大容量
化に伴い、高性能な磁気ヘッドが要求されている。この
要求を満足するものとして、磁気ディスクとの相対移動
速度が小さい場合にも大きな再生出力が得られる情報の
読取用の磁気抵抗効果ヘッドが注目されている。
化に伴い、高性能な磁気ヘッドが要求されている。この
要求を満足するものとして、磁気ディスクとの相対移動
速度が小さい場合にも大きな再生出力が得られる情報の
読取用の磁気抵抗効果ヘッドが注目されている。
【0003】
【従来の技術】図2は基本的な磁気抵抗効果ヘッド1の
概略の構成を示す斜視図である。この磁気抵抗効果ヘッ
ド1は、磁気抵抗効果層1aの抵抗値が、磁気記録媒体
2による信号磁界に応じて変化する磁化の向きMmと、
磁気抵抗効果層1aを流れるセンス電流Isの向きMi
との相対角度θに依存することを利用した磁気ヘッドで
あり、薄膜技術を用いて製造される。
概略の構成を示す斜視図である。この磁気抵抗効果ヘッ
ド1は、磁気抵抗効果層1aの抵抗値が、磁気記録媒体
2による信号磁界に応じて変化する磁化の向きMmと、
磁気抵抗効果層1aを流れるセンス電流Isの向きMi
との相対角度θに依存することを利用した磁気ヘッドで
あり、薄膜技術を用いて製造される。
【0004】一般に磁気抵抗効果層1aは、数百Å程度
の厚さの均一なニッケル鉄(NiFe)などの強磁性体膜か
らなり、センス電流Isの通電のために磁気抵抗効果層
1aの両端部に接続して成膜したリード導体1dは、金
(Au)などの導体薄膜からなる。
の厚さの均一なニッケル鉄(NiFe)などの強磁性体膜か
らなり、センス電流Isの通電のために磁気抵抗効果層
1aの両端部に接続して成膜したリード導体1dは、金
(Au)などの導体薄膜からなる。
【0005】磁気抵抗効果層1aの大きさは、記録密度
に応じて適宜選定されるが、たとえば磁気記録媒体2の
記録トラック幅w方向の長さは、リード導体1dの接続
部も含めて100μm程度で、磁気記録媒体2面と直交
する方向の長さ(高さ)は2〜5μm程度であり、つま
り磁気抵抗効果層1aの実際の形状は極めて小さく薄い
帯状である。
に応じて適宜選定されるが、たとえば磁気記録媒体2の
記録トラック幅w方向の長さは、リード導体1dの接続
部も含めて100μm程度で、磁気記録媒体2面と直交
する方向の長さ(高さ)は2〜5μm程度であり、つま
り磁気抵抗効果層1aの実際の形状は極めて小さく薄い
帯状である。
【0006】この磁気抵抗効果層1aにおいては、入出
力特性(磁界方向とその検出方向との関係)が2乗特性
となることから、この磁気抵抗効果層1aを使用する際
には、線形応答範囲で動作するように、前記磁気記録媒
体2による信号磁界に応じて変化する磁化の向きMm
と、磁気抵抗効果層1aを流れるセンス電流Isの向き
Miとの相対角度θを所定の値(たとえば45度)にす
る、いわゆる磁気バイアス手段が施される。
力特性(磁界方向とその検出方向との関係)が2乗特性
となることから、この磁気抵抗効果層1aを使用する際
には、線形応答範囲で動作するように、前記磁気記録媒
体2による信号磁界に応じて変化する磁化の向きMm
と、磁気抵抗効果層1aを流れるセンス電流Isの向き
Miとの相対角度θを所定の値(たとえば45度)にす
る、いわゆる磁気バイアス手段が施される。
【0007】図2に示す磁気バイアス手段は、磁気抵抗
効果層1aに、チタン (Ti) やタンタル (Ta) などから
なる非磁性体層1bを介して、Cr添加量を7%程度とし
たNiFeCr磁性合金からなる磁気バイアスのための軟磁性
体層1cが積層されている。
効果層1aに、チタン (Ti) やタンタル (Ta) などから
なる非磁性体層1bを介して、Cr添加量を7%程度とし
たNiFeCr磁性合金からなる磁気バイアスのための軟磁性
体層1cが積層されている。
【0008】磁気抵抗効果層1aに印加される磁気バイ
アスは、磁気抵抗効果層1aに流したセンス電流Isに
よって生じる磁界により、軟磁性体層1c内の磁化の向
きが一定方向に、たとえば図において上端がN極となる
ように揃い、それによって生じた磁界(バイアス磁界)
により、磁気抵抗効果層1aが磁気バイアス状態とな
る。このように、磁気抵抗効果層1aに非磁性体層1b
を介して軟磁性体層1cを近接させることによって、磁
気抵抗効果層1aに磁気バイアスを印加する方法は非常
に効率の良い手法として知られている。
アスは、磁気抵抗効果層1aに流したセンス電流Isに
よって生じる磁界により、軟磁性体層1c内の磁化の向
きが一定方向に、たとえば図において上端がN極となる
ように揃い、それによって生じた磁界(バイアス磁界)
により、磁気抵抗効果層1aが磁気バイアス状態とな
る。このように、磁気抵抗効果層1aに非磁性体層1b
を介して軟磁性体層1cを近接させることによって、磁
気抵抗効果層1aに磁気バイアスを印加する方法は非常
に効率の良い手法として知られている。
【0009】前記磁気バイアス手段として用いる軟磁性
体層1cの材質および形状は、たとえば10〜20mA
程度のセンス電流Isによって、適当なバイアス磁界が
生じて最適の磁気バイアス状態が得られるように選択さ
れる。
体層1cの材質および形状は、たとえば10〜20mA
程度のセンス電流Isによって、適当なバイアス磁界が
生じて最適の磁気バイアス状態が得られるように選択さ
れる。
【0010】前記磁気抵抗効果層1aと非磁性体層1b
と軟磁性体層1cとが積層されたものが、図示しない絶
縁層を介して、ニッケル鉄(NiFe)などの強磁性体から
なる磁気シールド層1e,1eの間に配置され、これに
より高密度記録の再生信号の分解能が高い磁気抵抗効果
ヘッド1が構成されている。
と軟磁性体層1cとが積層されたものが、図示しない絶
縁層を介して、ニッケル鉄(NiFe)などの強磁性体から
なる磁気シールド層1e,1eの間に配置され、これに
より高密度記録の再生信号の分解能が高い磁気抵抗効果
ヘッド1が構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図3は従来の磁気抵抗
効果ヘッドの主要部の構成を示したもので、磁気抵抗効
果層1aは、中央部の能動領域1a1 とその両側の受動
領域1a2 に分けて考えることができる。受動領域1a
2 は、磁気抵抗効果層1aにセンス電流Isを流すため
のリード導体1d(図2参照)を接続するためと、磁気
抵抗効果層1aを単磁区化してバルクハウゼンノイズを
抑制するのに必要な部分である。
効果ヘッドの主要部の構成を示したもので、磁気抵抗効
果層1aは、中央部の能動領域1a1 とその両側の受動
領域1a2 に分けて考えることができる。受動領域1a
2 は、磁気抵抗効果層1aにセンス電流Isを流すため
のリード導体1d(図2参照)を接続するためと、磁気
抵抗効果層1aを単磁区化してバルクハウゼンノイズを
抑制するのに必要な部分である。
【0012】このような構造の磁気抵抗効果層1aにバ
イアス磁界が印加された場合を考えてみる。センス電流
Isによって軟磁性体層1cの、磁気抵抗効果層1aの
能動領域1a1 に対向する部分1c1 の磁化の向きは、
図示する方向すなわち上端がN極に揃い、この磁化によ
る磁界が磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1 に印加し
て、その能動領域1a1 の磁化方向は、図に示すように
ほぼ45度下方向に傾く。すなわち、磁気バイアスされ
る。この磁気バイアスが磁気抵抗効果1aの能動領域1
a1 に印加され易くするため、前記非磁性体層1bの膜
厚は100Å程度に非常に薄く成膜されている。
イアス磁界が印加された場合を考えてみる。センス電流
Isによって軟磁性体層1cの、磁気抵抗効果層1aの
能動領域1a1 に対向する部分1c1 の磁化の向きは、
図示する方向すなわち上端がN極に揃い、この磁化によ
る磁界が磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1 に印加し
て、その能動領域1a1 の磁化方向は、図に示すように
ほぼ45度下方向に傾く。すなわち、磁気バイアスされ
る。この磁気バイアスが磁気抵抗効果1aの能動領域1
a1 に印加され易くするため、前記非磁性体層1bの膜
厚は100Å程度に非常に薄く成膜されている。
【0013】従って、磁気抵抗効果層1aの能動領域1
a1 の上下両端、および磁気抵抗効果層1aの能動領域
1a1 とその両側の受動領域1a2 との境界に図に示す
極性のような磁気的なチャージが発生する。磁気抵抗効
果層1aの能動領域1a1 の上下端に生じる磁気的なチ
ャージは、磁気抵抗効果層1aの磁気バイアスに寄与す
る。
a1 の上下両端、および磁気抵抗効果層1aの能動領域
1a1 とその両側の受動領域1a2 との境界に図に示す
極性のような磁気的なチャージが発生する。磁気抵抗効
果層1aの能動領域1a1 の上下端に生じる磁気的なチ
ャージは、磁気抵抗効果層1aの磁気バイアスに寄与す
る。
【0014】磁気抵抗効果層1aの受動領域1a2 と能
動領域1a1 の境界に生じる図に示す極性のような磁気
的なチャージは、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1
を単磁区化してバルクハウゼンノイズを抑制するのに重
要な働きをする。すなわち、この部分に生じる磁気的な
チャージは、図に示すように、磁気抵抗効果層1aの能
動領域1a1 を単磁区化するような磁界を発生する。
動領域1a1 の境界に生じる図に示す極性のような磁気
的なチャージは、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1
を単磁区化してバルクハウゼンノイズを抑制するのに重
要な働きをする。すなわち、この部分に生じる磁気的な
チャージは、図に示すように、磁気抵抗効果層1aの能
動領域1a1 を単磁区化するような磁界を発生する。
【0015】ところが、図3に例示したように、軟磁性
体層1cを非磁性体層1bを介して磁気抵抗効果層1a
に近接させる磁気バイアス方式を採用した場合には、磁
気抵抗効果層1aの能動領域1a1 とその両側の受動領
域1a2 の境界に生じる磁気的なチャージの一部分は、
非磁性体層1bの膜厚が非常に薄いため、磁気抵抗効果
層1aと近接させた軟磁性体層1cの異極同士との間で
磁界H1 ,H2 で示すように磁気結合を起こし、磁気抵
抗効果層1aの能動領域1a1 に磁気バイアスおよびバ
ルクハウゼンノイズを抑制するのに充分な磁界が発生し
なくなる、と言った課題がある。
体層1cを非磁性体層1bを介して磁気抵抗効果層1a
に近接させる磁気バイアス方式を採用した場合には、磁
気抵抗効果層1aの能動領域1a1 とその両側の受動領
域1a2 の境界に生じる磁気的なチャージの一部分は、
非磁性体層1bの膜厚が非常に薄いため、磁気抵抗効果
層1aと近接させた軟磁性体層1cの異極同士との間で
磁界H1 ,H2 で示すように磁気結合を起こし、磁気抵
抗効果層1aの能動領域1a1 に磁気バイアスおよびバ
ルクハウゼンノイズを抑制するのに充分な磁界が発生し
なくなる、と言った課題がある。
【0016】この発明は、前記のような課題に鑑み、非
磁性体層1bの膜厚が、磁気抵抗効果層1aの能動領域
1a1 との対向部分1b1 では薄く、受動領域1a2 と
の対向部分1b2 では厚くすることにより、磁気抵抗効
果層1aの受動領域1a2 とこれに対向した軟磁性体層
1cの部分との磁気的なチャージの異極同士との間で磁
気結合が起こり難くなり、このことにより、磁気抵抗効
果層1aの能動領域1a1 に磁気バイアスがかかり易く
なり、かつ、バルクハウゼンノイズを抑制することを目
的としている。
磁性体層1bの膜厚が、磁気抵抗効果層1aの能動領域
1a1 との対向部分1b1 では薄く、受動領域1a2 と
の対向部分1b2 では厚くすることにより、磁気抵抗効
果層1aの受動領域1a2 とこれに対向した軟磁性体層
1cの部分との磁気的なチャージの異極同士との間で磁
気結合が起こり難くなり、このことにより、磁気抵抗効
果層1aの能動領域1a1 に磁気バイアスがかかり易く
なり、かつ、バルクハウゼンノイズを抑制することを目
的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な課題を解決するため、非磁性体層1bを挟んで磁気抵
抗効果層1aと軟磁性体層1cが積層され、この磁気抵
抗効果層1aが磁気記憶媒体からの信号磁界を受けて抵
抗変化を得、その信号磁界と抵抗変化の関係が線形応答
範囲で動作するように、磁気抵抗効果層1aに流れるセ
ンス電流Isによって前記軟磁性体層1cに磁化された
磁界を磁気抵抗効果層1aのバイアス磁界の印加手段と
して用いる磁気抵抗効果ヘッド1において、前記非磁性
体層1bの膜厚が、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a
1 との対向部分1b1 では薄く、受動領域1a2 との対
向部分1b2 では厚くした磁気抵抗効果ヘッドとしたも
のである。
な課題を解決するため、非磁性体層1bを挟んで磁気抵
抗効果層1aと軟磁性体層1cが積層され、この磁気抵
抗効果層1aが磁気記憶媒体からの信号磁界を受けて抵
抗変化を得、その信号磁界と抵抗変化の関係が線形応答
範囲で動作するように、磁気抵抗効果層1aに流れるセ
ンス電流Isによって前記軟磁性体層1cに磁化された
磁界を磁気抵抗効果層1aのバイアス磁界の印加手段と
して用いる磁気抵抗効果ヘッド1において、前記非磁性
体層1bの膜厚が、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a
1 との対向部分1b1 では薄く、受動領域1a2 との対
向部分1b2 では厚くした磁気抵抗効果ヘッドとしたも
のである。
【0018】
【作用】この発明のように、前記非磁性体層1bの膜厚
が、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1 との対向部分
1b1 では薄く、受動領域1a2 との対向部分1b2 で
は厚くなっているので、磁気抵抗効果層1aの受動領域
1a2 とこれに対向した軟磁性体層1cの部分との磁気
的なチャージの異極同士との間で磁気結合が起こり難く
なり、このことにより、磁気抵抗効果層1aの能動領域
1a1 に磁気バイアスがかかり易くなり、かつ、バルク
ハウゼンノイズのない磁気抵抗効果ヘッドが得られる。
が、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1 との対向部分
1b1 では薄く、受動領域1a2 との対向部分1b2 で
は厚くなっているので、磁気抵抗効果層1aの受動領域
1a2 とこれに対向した軟磁性体層1cの部分との磁気
的なチャージの異極同士との間で磁気結合が起こり難く
なり、このことにより、磁気抵抗効果層1aの能動領域
1a1 に磁気バイアスがかかり易くなり、かつ、バルク
ハウゼンノイズのない磁気抵抗効果ヘッドが得られる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の磁気抵抗効果ヘッドの実施
例を、図面に従って詳細に説明する。図1はこの発明の
実施例に係る磁気抵抗効果ヘッドの要部の構成を拡大し
て示す平面図である。この図1において、図2および図
3と同一機能を有する構成要素には同一符号を付して説
明する。
例を、図面に従って詳細に説明する。図1はこの発明の
実施例に係る磁気抵抗効果ヘッドの要部の構成を拡大し
て示す平面図である。この図1において、図2および図
3と同一機能を有する構成要素には同一符号を付して説
明する。
【0020】この発明の磁気抵抗効果ヘッドは、磁気抵
抗効果層1aと非磁性体層1bと軟磁性体層1cとを順
次積層して構成している点は従来例と同じであり、従来
例と相違する点を以下に説明する。
抗効果層1aと非磁性体層1bと軟磁性体層1cとを順
次積層して構成している点は従来例と同じであり、従来
例と相違する点を以下に説明する。
【0021】この発明の磁気抵抗効果ヘッド1は、前記
非磁性体層1bの膜厚が、磁気抵抗効果層1aの能動領
域1a1 との対向部分1b1 では薄く、受動領域1a2
との対向部分1b2 では厚くしたものである。
非磁性体層1bの膜厚が、磁気抵抗効果層1aの能動領
域1a1 との対向部分1b1 では薄く、受動領域1a2
との対向部分1b2 では厚くしたものである。
【0022】すなわち、具体的には、非磁性体層1bの
膜厚が、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1 との対向
部分1b1 では30〜100Åとし、受動領域1a2 と
の対向部分1b2 では120〜500Åとしたものであ
る。
膜厚が、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1 との対向
部分1b1 では30〜100Åとし、受動領域1a2 と
の対向部分1b2 では120〜500Åとしたものであ
る。
【0023】また、前記磁気抵抗効果層1aとしてNiFe
膜を膜厚300Åに、また、非磁性体層1bとしてTa膜
を膜厚400Åにそれぞれ高周波スパッタ法によって形
成し、その後、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1 と
対向する非磁性体層1bの部分1b1 を100Åまでイ
オンミリングによってエッチングし、その後、軟磁性体
層1cとしてNiFeCr膜を膜厚300Åにそれぞれ高周波
スパッタ法によって形成した。
膜を膜厚300Åに、また、非磁性体層1bとしてTa膜
を膜厚400Åにそれぞれ高周波スパッタ法によって形
成し、その後、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1 と
対向する非磁性体層1bの部分1b1 を100Åまでイ
オンミリングによってエッチングし、その後、軟磁性体
層1cとしてNiFeCr膜を膜厚300Åにそれぞれ高周波
スパッタ法によって形成した。
【0024】この発明のように、前記非磁性体層1bの
膜厚が、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1 との対向
部分1b1 では薄く、受動領域1a2 との対向部分1b
2 では厚くなっているので、磁気抵抗効果層1aの受動
領域1a2 とこれに対向した軟磁性体層1cの部分との
磁気的なチャージの異極同士との間で磁気結合が起こり
難くなり、このことにより、磁気抵抗効果層1aの能動
領域1a1 に磁気バイアスがかかり易くなり、かつ、バ
ルクハウゼンノイズのない磁気抵抗効果ヘッドが得られ
た。
膜厚が、磁気抵抗効果層1aの能動領域1a1 との対向
部分1b1 では薄く、受動領域1a2 との対向部分1b
2 では厚くなっているので、磁気抵抗効果層1aの受動
領域1a2 とこれに対向した軟磁性体層1cの部分との
磁気的なチャージの異極同士との間で磁気結合が起こり
難くなり、このことにより、磁気抵抗効果層1aの能動
領域1a1 に磁気バイアスがかかり易くなり、かつ、バ
ルクハウゼンノイズのない磁気抵抗効果ヘッドが得られ
た。
【0025】すなわち、この発明のように製作した磁気
抵抗効果ヘッドのρ−H特性(ρ;抵抗率、H;磁界の
強さ)を測定した結果、良好な磁気バイアス特性とバル
クハウゼンノイズのない安定した動作が確認された。
抵抗効果ヘッドのρ−H特性(ρ;抵抗率、H;磁界の
強さ)を測定した結果、良好な磁気バイアス特性とバル
クハウゼンノイズのない安定した動作が確認された。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、非磁
性体層を挟んで磁気抵抗効果層と軟磁性体層が積層さ
れ、この磁気抵抗効果層が磁気記憶媒体からの信号磁界
を受けて抵抗変化を得、その信号磁界と抵抗変化の関係
が線形応答範囲で動作するように、磁気抵抗効果層に流
れるセンス電流によって前記軟磁性体層に磁化された磁
界を磁気抵抗効果層のバイアス磁界の印加手段として用
いる磁気抵抗効果ヘッドにおいて、前記非磁性体層の膜
厚が、磁気抵抗効果層の能動領域との対向部分では薄
く、受動領域との対向部分では厚くなっているので、磁
気抵抗効果層の受動領域とこれに対向した軟磁性体層の
部分との磁気的なチャージの異極同士との間で磁気結合
が起こり難くなり、このことにより、磁気抵抗効果層の
能動領域に磁気バイアスがかかり易くなり、かつ、バル
クハウゼンノイズのない磁気抵抗効果ヘッドが得られ
た。
性体層を挟んで磁気抵抗効果層と軟磁性体層が積層さ
れ、この磁気抵抗効果層が磁気記憶媒体からの信号磁界
を受けて抵抗変化を得、その信号磁界と抵抗変化の関係
が線形応答範囲で動作するように、磁気抵抗効果層に流
れるセンス電流によって前記軟磁性体層に磁化された磁
界を磁気抵抗効果層のバイアス磁界の印加手段として用
いる磁気抵抗効果ヘッドにおいて、前記非磁性体層の膜
厚が、磁気抵抗効果層の能動領域との対向部分では薄
く、受動領域との対向部分では厚くなっているので、磁
気抵抗効果層の受動領域とこれに対向した軟磁性体層の
部分との磁気的なチャージの異極同士との間で磁気結合
が起こり難くなり、このことにより、磁気抵抗効果層の
能動領域に磁気バイアスがかかり易くなり、かつ、バル
クハウゼンノイズのない磁気抵抗効果ヘッドが得られ
た。
【図1】この発明の実施例に係る磁気抵抗効果ヘッドの
要部の構成を示す拡大平面図である。
要部の構成を示す拡大平面図である。
【図2】基本的な磁気抵抗効果ヘッドの概略の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】従来の磁気抵抗効果ヘッドの要部の斜視図であ
る。
る。
1 磁気抵抗効果ヘッド 1a 磁気抵抗効果層 1a1 能動領域 1a2 受動領域 1b 非磁性体層 1b1 能動領域1a1 との対向部分 1b2 受動領域1a2 との対向部分 1c 軟磁性体層 1d リード導体 1e 磁気シールド層 H1 磁界 H2 磁界 Is センス電流 2 磁気記録媒体
Claims (2)
- 【請求項1】 非磁性体層(1b)を挟んで磁気抵抗効
果層(1a)と軟磁性体層(1c)が積層され、この磁
気抵抗効果層(1a)が磁気記憶媒体からの信号磁界を
受けて抵抗変化を得、その信号磁界と抵抗変化の関係が
線形応答範囲で動作するように、磁気抵抗効果層(1
a)に流れるセンス電流(Is)によって前記軟磁性体
層(1c)に磁化された磁界を磁気抵抗効果層(1a)
のバイアス磁界の印加手段として用いる磁気抵抗効果ヘ
ッド(1)において、 非磁性体層(1b)の膜厚が、磁気抵抗効果層(1a)
の能動領域(1a1 )との対向部分(1b1 )では薄
く、受動領域(1a2 )との対向部分(1b2 )では厚
くなっていることを特徴とする磁気抵抗効果ヘッド。 - 【請求項2】 前記非磁性体層(1b)の膜厚が、磁気
抵抗効果層(1a)の能動領域(1a1 )との対向部分
(1b1 )では30〜100Åであり、受動領域(1a
2 )との対向部分(1b2 )では120〜500Åであ
ることを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗効果ヘッ
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26489392A JPH06119620A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 磁気抵抗効果ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26489392A JPH06119620A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 磁気抵抗効果ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06119620A true JPH06119620A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17409693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26489392A Withdrawn JPH06119620A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 磁気抵抗効果ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06119620A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102329589A (zh) * | 2011-09-06 | 2012-01-25 | 蚌埠市立群电子有限公司 | 一种防熔融金属胶粘剂及其制备方法 |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP26489392A patent/JPH06119620A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102329589A (zh) * | 2011-09-06 | 2012-01-25 | 蚌埠市立群电子有限公司 | 一种防熔融金属胶粘剂及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |