JPH0612122U - 車両懸架装置 - Google Patents
車両懸架装置Info
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- JPH0612122U JPH0612122U JP8785691U JP8785691U JPH0612122U JP H0612122 U JPH0612122 U JP H0612122U JP 8785691 U JP8785691 U JP 8785691U JP 8785691 U JP8785691 U JP 8785691U JP H0612122 U JPH0612122 U JP H0612122U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体のロールをその発生初期段階から十分に
抑制することができる車両懸架装置の提供。 【構成】 操舵状態検出手段dで検出された操舵に関す
る検出値が所定のしきい値未満である時は、車両挙動検
出手段cからの信号及び所定の制御ゲインに基づいてシ
ョックアブソーバbを最適の減衰係数に制御すべく減衰
係数変更手段aに切り換え信号を出力する減衰係数制御
部eを有する制御手段fと、該制御手段fに設けられ、
操舵状態検出手段dで検出された操舵に関する検出値が
所定のしきい値以上になった時は減衰係数制御部eの制
御ゲインを高めに変更し、その後操舵に関する検出値が
所定のしきい値未満に低下した状態が所定の時間継続し
た時は制御ゲインを所定の値に復帰させる制御ゲイン調
整部gとを備えている。
抑制することができる車両懸架装置の提供。 【構成】 操舵状態検出手段dで検出された操舵に関す
る検出値が所定のしきい値未満である時は、車両挙動検
出手段cからの信号及び所定の制御ゲインに基づいてシ
ョックアブソーバbを最適の減衰係数に制御すべく減衰
係数変更手段aに切り換え信号を出力する減衰係数制御
部eを有する制御手段fと、該制御手段fに設けられ、
操舵状態検出手段dで検出された操舵に関する検出値が
所定のしきい値以上になった時は減衰係数制御部eの制
御ゲインを高めに変更し、その後操舵に関する検出値が
所定のしきい値未満に低下した状態が所定の時間継続し
た時は制御ゲインを所定の値に復帰させる制御ゲイン調
整部gとを備えている。
Description
【0001】
本考案は、車両のばね上−ばね下間に設けられたショックアブソーバの減衰係 数を制御する車両懸架装置に関し、特に操舵時のロール抑制制御を行なうものに 関する。
【0002】
従来、このような車両懸架装置としては、例えば、実開昭63−93203号 公報に記載されているものが知られている。 この車両懸架装置は、車体の変位と車高の両者が同相の時にはばね定数変更手 段のばね定数を高くし、両者が逆相の時にはばね定数を低くするばね定数制御手 段と、車体の変位の速度と車高の変化の速度の両者が同相の時には減衰力変更手 段の減衰力を高くし、両者が逆相の時には減衰力を低くする減衰力制御手段とを 備えたものであった。
【0003】
しかしながら、このような従来の車両懸架装置にあっては、路面からの入力に 対しては、減衰力を最適に制御して、ばね上の振動エネルギを最小に制御するこ とができるが、ステアリング等の入力により、ばね上に横方向加速度が働き、ば ね上のマスが入力点となるような時は、路面入力に対する減衰係数制御のみでは 制御力が不足し、車両のロールを十分に抑制することができず、このため、車両 の操縦安定性が損なわれる虞がある。
【0004】 また、車体の変位データに基づいた制御では車体のロールに対する制御応答の 遅れが生じ、このため、発生初期段階における車体のロールの抑制が不十分とい う問題があった。
【0005】 本考案は、このような問題に着目して成されたもので、車体のロールをその発 生初期段階から十分に抑制することができる車両懸架装置を提供することを目的 とするものである。
【0006】
本考案では、図1のクレーム対応図に示すように、車両の車輪と車体との間に 設けられ、減衰係数を変更する減衰係数変更手段aを有したショックアブソーバ bと、車両挙動に関する因子を検出する車両挙動検出手段cと、車両の操舵状態 を検出する操舵状態検出手段dと、該操舵状態検出手段dで検出された操舵に関 する検出値が所定のしきい値未満である時は、車両挙動検出手段cからの信号及 び所定の制御ゲインに基づいてショックアブソーバbを最適の減衰係数に制御す べく減衰係数変更手段aに切り換え信号を出力する減衰係数制御部eを有する制 御手段fと、該制御手段fに設けられ、操舵状態検出手段dで検出された操舵に 関する検出値が所定のしきい値以上になった時は減衰係数制御部eの制御ゲイン を高めに変更し、その後操舵に関する検出値が所定のしきい値未満に低下した状 態が所定の時間継続した時は制御ゲインを所定の値に復帰させる制御ゲイン調整 部gとを備えている手段とした。
【0007】
本考案の作用について説明する。尚、説明中の符号は、図1に対応している。 車両の走行中に操舵操作が行なわれると車体がロールする。この時、操舵に関 する検出値が所定のしきい値未満である時は、発生するロールも小さいため、減 衰係数制御部eでは、車両挙動検出手段cからの信号及び所定の制御ゲインに基 づいてショックアブソーバbを最適の減衰係数に制御すべく減衰係数変更手段a に切り換え信号を出力し、これにより、路面入力に対する車両の振動を抑制して 乗り心地を確保することができる。
【0008】 また、操舵状態検出手段dで検出された操舵に関する検出値が所定のしきい値 以上である時は、大きな操舵により車体に大きなロールを発生させることになる ため、制御ゲイン調整部gでは、予測的に減衰係数の制御ゲインを高めに変更す る調整が行なわれ、減衰係数制御部eではこの高めに変更された制御ゲイン及び 車両挙動検出手段cからの信号に基づき、減衰係数を高めに制御すべく減衰係数 変更手段aに切り換え信号を出力し、これにより、ショックアブソーバbのスト ロークを高めの減衰係数により抑制して車体のロールをその発生初期段階から抑 制することができる。
【0009】 そして、この制御ゲイン調整部gによるロール制御は、操舵に関する検出値が 所定のしきい値未満に低下した状態で所定の時間を経過する時点まで継続される もので、その後は制御ゲインを所定の値に復帰させる。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。 まず、実施例の構成について説明する。 図2は、本考案実施例のシステムブロック図であって、図において1は減衰力 可変型のショックアブソーバ、2はパルスモータ、3はばね上加速度センサ、4 はステアリングセンサ、5はコントロールユニットを示している。
【0011】 前記ショックアブソーバ1は、4つの車輪のそれぞれと車体との間に、合計4 つ設けられている。 前記パルスモータ2は、ショックアブソーバ1の減衰係数ポジションを切り換 えるもので、ステップ駆動により、各ショックアブソーバ1の減衰係数ポジショ ンを多段階に変化させる。
【0012】 前記ばね上加速度センサ3は、車両挙動検出手段を構成するもので、ばね上の 車体に取り付けられ、ばね上の上下方向加速度を検出し、この検出されたばね上 加速度に応じた電気信号を出力する。そして、このばね上加速度センサ3も、各 ショックアブソーバ1毎に1つづつ設けられている。 前記ステアリングセンサ4は、操舵状態検出手段を構成するもので、ステアリ ングに設けられ、操舵角に応じた電気信号を出力する。
【0013】 前記コントロールユニット5は、制御手段を構成するもので、その減衰係数制 御部では、ばね上加速度センサ3からの入力信号に基づいて、ショックアブソー バ1を最適の減衰係数とすべく、ステップモータ2に制御信号を出力すると共に 、その制御ゲイン調整部では、ロールを抑制すべくショックアブソーバ1の減衰 係数を高めに切り換える制御を行なう。即ち、このコントロールユニット5は、 インタフェース回路5a,CPU5b,駆動回路5cを備え、前記インタフェー ス回路5aには上下加速度センサ3及びステアリングセンサ4からの出力信号が それぞれ入力される。
【0014】 次に、図3はショックアブソーバ1の構成を示す断面図であって、このショッ クアブソーバ1は、シリンダ30と、シリンダ30を上部室と下部室Bとに画成 したピストン31と、シリンダ30の外周にリザーバ室Cを形成した外筒33と 、下部室Bとリザーバ室Cとを画成したベース34と、ピストン31に連結され たピストンロッド7の摺動をガイドするガイド部材35と、外筒33と車体との 間に介在されたサスペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備えて いる。
【0015】 さらに詳述すると、前記ショックアブソーバ1は、図4に示すように、伸行程 で圧縮された上部室A内の流体が下部室B側へ流通可能な流路として、伸側内側 溝11の位置から伸側減衰バルブ12の内側及び外周部を開弁して下部室Bに至 る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23及び第4ポート14を経由して 伸側外側溝15位置から伸側減衰バルブ12の外周部を開弁して下部室Bに至る 伸側第2流路Eと、第2ポート13,縦溝23及び第5ポート16を経由して伸 側チェックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路Fと、第3ポート 18,第2横孔25及び中空部19を経由して下部室Bに至るバイパス流路Gと の4つの流路があり、また、圧行程で圧縮された下部室B内の流体が上部室A側 へ流通可能な流路として、圧側減衰バルブ20を開弁して上部室Aに至る圧側第 1流路Hと、中空部19,第1横孔24及び第1ポート21を経由して圧側チェ ックバルブ22を開弁して上部室Aに至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2 横孔25及び第3ポート18を経由して上部室Aに至る前記バイパス流路Gとの 3つの流路がある。
【0016】 また、前記縦溝23と第1及び第2横孔24,25が形成された調整子6は、 パルスモータ2の駆動によるステップ回動に基づいて減衰係数のポジションを図 5〜図7に示す3つのポジション間で多段階に切り換え可能となっている。
【0017】 まず、図5に示す第2ポジション(図8ののポジション)では、伸側第1流 路Dと、圧側第1流路Hと圧側第2流路Jとが流通可能となっていて、これによ り、図9に示すように、伸側が高減衰係数(図12の+Xmax ポジション)でそ の逆行程の圧側が所定の低減衰係数(図12の−Xsoftポジション)となる。
【0018】 次に、図6に示す第1ポジション(図8ののポジション)では、前記圧行程 の4つの流路D,E,F,Gと、圧行程の3つの流路H,J,Gのすべてが流通 可能となっていて、これにより、図10に示すように、伸側及び圧側が共に所定 の低減衰係数(図12の±Xsoftポジション)となる。
【0019】 次に、図7に示す第3ポジション(図8ののポジション)では、伸側第1〜 第3流路D,E,Fおよび圧側第1流路Hが流通可能となっていて、これにより 、図11に示すように、圧側が高減衰係数(図12の−Xmax ポジション)でそ の逆行程の伸側が所定の低減衰係数(図12の+Xsoftポジション)となる。そ して、前記第1および第3ポジション側は、調整子6のステップ回転角度に応じ てそれぞれ多段階に切り換え可能となっていて、そのステップ回転角度に応じて 高減衰係数側の減衰係数のみを比例的に変化可能となっている。
【0020】 即ち、このショックアブソーバ1は、調整子6を回動させることにより、その 回動に基づいて減衰係数を、伸側・圧側いずれとも図12に示すような特性で、 低減衰係数から高減衰係数の範囲で多段階に変更可能に構成されている。また、 図8に示すように、伸側・圧側いずれも低減衰係数(図12の±Xsoftポジショ ン)としたのポジションから調整子6を反時計方向へ回動させると、伸側のみ 高減衰係数側に変化し、逆に、調整子6を時計方向へ回動させると、圧側のみ高 減衰係数側に変化する構造となっている。
【0021】 次に、図13に示すフローチャートに基づき、コントロールユニット5におけ る減衰係数ポジション制御の作動流れについて説明する。 まず、ステップ101では、ばね上加速度から演算されたばね上速度V、及び 、操舵角θを読み込んだ後、ステップ102へ進む。 ステップ102は、操舵角±θの絶対値 |θ| が所定のしきい値±aの絶対値 |a| を越えたかどうかを判定するステップであって、所定のしきい値±aの絶 対値 |a| 以上(YES)であればステップ103へ進み、所定のしきい値±a の絶対値 |a| 未満(NO)であればステップ107へ進む。
【0022】 前記ステップ107は、路面入力に対する通常の減衰係数制御を行なうステッ プである。即ち、この通常制御では、所定の制御ゲインに基づいてばね上速度± Vに比例した減衰係数に制御すべくステップモータ2に切り換え信号が出力され た後、一回の制御フローを終了する。 前記ステップ103は、ロールを抑制するためのロール制御を行なうステップ である。即ち、このステップでは、高めの制御ゲインに基づいてばね上速度±V に比例した高めの減衰係数に制御すべくステップモータ2に切り換え信号が出力 された後、ステップ104へ進む。
【0023】 このステップ104は、操舵角±θの絶対値 |θ| が所定のしきい値±aの絶 対値 |a| 未満まで低下したかどうかを判定するステップであって、所定のしき い値±aの絶対値 |a| 以上(NO)であればステップ103へ戻ってロール制 御状態を継続させ、所定のしきい値aの絶対値 |a| 未満(YES)になるとス テップ105へ進む。 このステップ105は、操舵角±θの絶対値 |θ| が所定のしきい値±aの絶 対値 |a| 未満に低下している時間(タイムt)を計測するステップで、タイマ をスタートさせた後、ステップ106へ進む。
【0024】 このステップ106は、計測タイムtが所定の設定タイムt0 を越えたかどう かを判定するステップで、設定タイムt0 未満(NO)であれば前記ステップ1 03へ戻ってロール制御状態を継続させ、設定タイムt0 以上(YES)になる と、ステップ107へ進んで通常制御が行なわれ、これで一回の制御フローを終 了する。 このように、コントロールユニット5では、以上の制御フローを繰り返すもの である。
【0025】 次に、実施例の作動を図14に基づいて説明する。 即ち、図14は車両走行時の作動を説明するタイムチャートであり、同図(イ) は舵角θ、同図(ロ) はばね上速度V、同図(ハ) は減衰力F、同図(ニ) の実線は本 実施例におけるステップモータ2の送りステップタイミング、同図(ニ) の鎖線は 車体の変位データに基づいた従来例におけるステップモータ2の送りステップタ イミングをそれぞれ示している。
【0026】 (イ)操舵角が小さい時 図14ので示すように、操舵角±θの絶対値 |θ| が所定のしきい値±aの 絶対値 |a| を越えない時は、操舵により発生するロールも小さいので、通常制 御に切り換えられ、所定の制御ゲインに基づき、その時のばね上速度±Vの方向 と同一のショックアブソーバ1の行程側がばね上速度±Vに比例した高減衰係数 となるような減衰係数ポジションの切り換え制御が成される。即ち、 a) 操舵角±θの絶対値 |θ| が所定のしきい値±aの絶対値 |a| 未満であり 、かつ、ばね上速度Vの方向が上向き(+)である時は、その時のばね上速度V の方向と同一方向である伸側がばね上速度+Vに比例した高減衰係数ポジション で、その逆の圧側が所定の低減衰係数(−Xsoftポジション)となる第2ポジシ ョン(図8のおよび図9のポジション)側に切り換える。
【0027】 b) 操舵角±θの絶対値 |θ| が所定のしきい値±aの絶対値 |a| 未満であり 、かつ、ばね上速度Vの方向が下向き(−)である時は、その時のばね上速度V の方向と同一方向である圧側がばね上速度−Vに比例した高減衰係数ポジション で、その逆の伸側が所定の低減衰係数(+Xsoftポジション)となる第3ポジシ ョン(図8のおよび図11のポジション)側に切り換える。
【0028】 以上のように、操舵角±θの検出によりロールの発生状態を予測し、ロールが 激しくなる可能性がない時、即ち、操舵角±θが小さい時には、所定の制御ゲイ ンに基づき、その時のばね上速度±Vの方向と同一のショックアブソーバ1の行 程方向側がばね上速度±Vに比例した適度な高減衰係数に制御されることで、路 面入力に対するばね上(車体)の振動を適度に抑制して操縦安定性と乗り心地の 向上を図ることができると共に、その時のばね上速度±Vの方向とは逆方向のシ ョックアブソーバ1の行程側を所定の低減衰係数として、制振制御時に行程方向 とは逆方向の路面入力を吸収して、車体への伝達を阻止して乗り心地をさらに向 上させることができる。
【0029】 (ロ)操舵角が大きい時 図14の,に示すように、操舵角±θの絶対値 |θ| が所定のしきい値± aの絶対値 |a| を越える時は、大きな操舵により発生するロールが過大となる ため、ロール制御に切り換えられることで制御ゲインが高めに変更され、その高 めの制御ゲインに基づきその時のばね上速度±Vの方向と同一のショックアブソ ーバ1の行程側が、ばね上速度±Vに比例した高めの高減衰係数に制御される。 即ち、 a) 図14のに示すように、操舵角±θの絶対値 |θ| が所定のしきい値±a の絶対値 |a| 以上であり、かつ、ばね上速度Vの方向が上向き(+)である時 は、その時のばね上速度Vの方向と同一方向である伸側がばね上速度+Vに比例 した高減衰係数ポジションで、その逆の圧側が所定の低減衰係数(−Xsoftポジ ション)となる第2ポジション(図8のおよび図9のポジション)側に切り換 えられる。
【0030】 b) 図14のに示すように、操舵角±θの絶対値 |θ| が所定のしきい値±a の絶対値 |a| 以上であり、かつ、ばね上速度Vの方向が下向き(−)である時 は、その時のばね上速度Vの方向と同一方向である圧側がばね上速度−Vに比例 した高減衰係数ポジションで、その逆の伸側が所定の低減衰係数(+Xsoftポジ ション)となる第3ポジション(図8のおよび図11のポジション)側に切り 換えられる。
【0031】 そして、操舵角±θの絶対値 |θ| が所定のしきい値±aの絶対値 |a| 未満 に低下した状態が所定の時間t0 だけ継続した時は、前記通常制御への切り換え がなされ。 このように、操舵角が大きい時には、予測的に各ショックアブソーバ1の行程 側の減衰係数が高めに設定されることで、ショックアブソーバ1の伸縮速度及び ストロークが抑制され、これにより、大きな操舵操作に基づく車体の過渡ロール をそのロール発生初期段階から抑制することができる。
【0032】 また、その時のばね上速度±Vの方向とは逆方向のショックアブソーバ1の行 程側を所定の低減衰係数として、行程方向とは逆方向の路面入力を吸収し、これ により、ロール制御時における車両の乗り心地を向上させることができる。
【0033】 以上のように、この実施例では、路面入力に対する車体の振動を抑制して車両 の操縦安定性と乗り心地を確保しつつ、車体のロールをその発生初期段階から十 分に抑制することができるという特徴を有している。
【0034】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ ても本考案に含まれる。 例えば、実施例では、ばね上速度に応じて減衰係数を比例制御する場合を示し たが、減衰係数制御の基礎となる車両挙動に関する因子は任意であり、また、そ の制御方式としても、複数の因子の組み合わせによる制御や、しきい値制御を行 なうこともできる。
【0035】 また、実施例では、操舵に関するデータとして操舵角を検出し、この操舵角に よるしきい値制御を行なう場合を示したが、操舵速度によるしきい値制御を行な うこともできる。 また、実施例では、伸側・圧側の一方の行程側を高減衰係数側に制御するとき はその逆行程側が低減衰係数となる構造のショックアブソーバを用いたが、伸側 及び圧側が共に低減衰係数または高減衰方向へ切り換わる構造のものを用いるこ とができる。
【0036】
以上説明してきたように、本考案の車両懸架装置では、操舵状態検出手段で検 出された操舵に関する検出値が所定のしきい値以上になった時は減衰係数制御部 の制御ゲインを高めに変更し、その後操舵に関する検出値が所定のしきい値未満 に低下した状態が所定の時間継続した時は制御ゲインを所定の値に復帰させる制 御ゲイン調整部を備えた手段としたことで、操舵による車体のロールを予測的に 検知して車体のロールをその発生初期段階から十分に抑制することができるとい う効果が得られる。
【図1】本考案の車両懸架装置を示すクレーム対応図で
ある。
ある。
【図2】本考案実施例の車両懸架装置を示すシステムブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】実施例装置に適用したショックアブソーバを示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】前記ショックアブソーバの要部を示す拡大断面
図である。
図である。
【図5】第2ポジションの状態を示す断面図で、(イ) は
図4のK−K断面図、(ロ) は図4のL−L断面図、(ハ)
は図4のN−N断面図である。
図4のK−K断面図、(ロ) は図4のL−L断面図、(ハ)
は図4のN−N断面図である。
【図6】第1ポジションの状態を示す断面図で、(イ) は
図4のK−K断面図、(ロ) は図4のL−L断面図、(ハ)
は図4のN−N断面図である。
図4のK−K断面図、(ロ) は図4のL−L断面図、(ハ)
は図4のN−N断面図である。
【図7】第3ポジションの状態を示す断面図で、(イ) は
図4のK−K断面図、(ロ) は図4のL−L断面図、(ハ)
は図4のN−N断面図である。
図4のK−K断面図、(ロ) は図4のL−L断面図、(ハ)
は図4のN−N断面図である。
【図8】前記ショックアブソーバの減衰係数切換特性を
示す図である。
示す図である。
【図9】第2ポジションにおけるピストン速度に対する
減衰係数特性図である。
減衰係数特性図である。
【図10】第1ポジションにおけるピストン速度に対す
る減衰係数特性図である。
る減衰係数特性図である。
【図11】第3ポジションにおけるピストン速度に対す
る減衰係数特性図である。
る減衰係数特性図である。
【図12】実施例装置のピストン速度に対する減衰係数
の可変特性図である。
の可変特性図である。
【図13】実施例装置のコントロールユニットの作動流
れを示すフローチャートである。
れを示すフローチャートである。
【図14】実施例装置の車両走行時の作動を説明するタ
イムチャートである。
イムチャートである。
a 減衰係数変更手段 b ショックアブソーバ c 車両挙動検出手段 d 操舵状態検出手段 e 減衰係数制御部 f 制御手段 g 制御ゲイン調整部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の車輪と車体との間に設けられ、減
衰係数を変更する減衰係数変更手段を有したショックア
ブソーバと、 車両挙動に関する因子を検出する車両挙動検出手段と、 車両の操舵状態を検出する操舵状態検出手段と、 該操舵状態検出手段で検出された操舵に関する検出値が
所定のしきい値未満である時は、車両挙動検出手段から
の信号及び所定の制御ゲインに基づいてショックアブソ
ーバを最適の減衰係数に制御すべく減衰係数変更手段に
切り換え信号を出力する減衰係数制御部を有する制御手
段と、 該制御手段に設けられ、操舵状態検出手段で検出された
操舵に関する検出値が所定のしきい値以上になった時は
減衰係数制御部の制御ゲインを高めに変更し、その後操
舵に関する検出値が所定のしきい値未満に低下した状態
が所定の時間継続した時は制御ゲインを所定の値に復帰
させる制御ゲイン調整部と、 を備えていることを特徴とする車両懸架装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8785691U JPH0612122U (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 車両懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8785691U JPH0612122U (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 車両懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0612122U true JPH0612122U (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=13926533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8785691U Pending JPH0612122U (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 車両懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612122U (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6154309A (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-18 | Nhk Spring Co Ltd | 車高調整機能を有する車両用懸架装置 |
| JPS6211011B2 (ja) * | 1976-10-07 | 1987-03-10 | Ciba Geigy | |
| JPH03178820A (ja) * | 1989-12-08 | 1991-08-02 | Toyota Motor Corp | サスペンション制御装置 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP8785691U patent/JPH0612122U/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6211011B2 (ja) * | 1976-10-07 | 1987-03-10 | Ciba Geigy | |
| JPS6154309A (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-18 | Nhk Spring Co Ltd | 車高調整機能を有する車両用懸架装置 |
| JPH03178820A (ja) * | 1989-12-08 | 1991-08-02 | Toyota Motor Corp | サスペンション制御装置 |
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