JPH06123068A - 透湿防水性コーティング布帛の製造方法 - Google Patents
透湿防水性コーティング布帛の製造方法Info
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- JPH06123068A JPH06123068A JP30037192A JP30037192A JPH06123068A JP H06123068 A JPH06123068 A JP H06123068A JP 30037192 A JP30037192 A JP 30037192A JP 30037192 A JP30037192 A JP 30037192A JP H06123068 A JPH06123068 A JP H06123068A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐水圧および透湿度の優れた透湿防水性コー
ティング布帛の製造方法を提供する。 【構成】 実質的に無孔で平均粒径が0.1μm以下の二
酸化ケイ素微粉末を1重量%以上含有したポリウレタン
樹脂主体の合成重合体溶液を,布帛上に湿式コーティン
グ法で2回塗布する。
ティング布帛の製造方法を提供する。 【構成】 実質的に無孔で平均粒径が0.1μm以下の二
酸化ケイ素微粉末を1重量%以上含有したポリウレタン
樹脂主体の合成重合体溶液を,布帛上に湿式コーティン
グ法で2回塗布する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,防水性能と透湿性能の
優れた透湿防水性コーティング布帛の製造方法に関する
ものである。
優れた透湿防水性コーティング布帛の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】コーティング方法には,従来から湿式コ
ーティング法と乾式コーティング法があり,湿式コーテ
ィング用樹脂は,通常N・N'−ジメチルホルムアミド
を主溶媒としているため揮発性が低く,このことが原因
で,メチルエチルケトン,トルエン,酢酸エチル等を主
溶媒としている乾式コーティング用樹脂と比較して,コ
ーティング加工時に基布表面,すなわちコーティング裏
面への樹脂洩れが生じやすいという問題を有している。
ーティング法と乾式コーティング法があり,湿式コーテ
ィング用樹脂は,通常N・N'−ジメチルホルムアミド
を主溶媒としているため揮発性が低く,このことが原因
で,メチルエチルケトン,トルエン,酢酸エチル等を主
溶媒としている乾式コーティング用樹脂と比較して,コ
ーティング加工時に基布表面,すなわちコーティング裏
面への樹脂洩れが生じやすいという問題を有している。
【0003】この樹脂洩れを防ぐため,コーティングに
使用する基布を高密度化したり,撥水加工を施したり,
また,カレンダー加工により基布の目潰しを行ったりす
る手段を講じているが,樹脂洩れを完全に防止すること
は難しく,利用できる基布は限定された基布となる場合
が多い。
使用する基布を高密度化したり,撥水加工を施したり,
また,カレンダー加工により基布の目潰しを行ったりす
る手段を講じているが,樹脂洩れを完全に防止すること
は難しく,利用できる基布は限定された基布となる場合
が多い。
【0004】また,使用する基布の繊維径が太い場合
(例えばナイロンフィラメント200デニール以上の織
物)には,カレンダー加工を行っても基布の凹凸感が強
くて平滑性に乏しいため,1回のコーティング加工で完
全に樹脂皮膜を形成しようとすると厚塗りをしなければ
ならず,厚塗りにより何とか樹脂被覆したとしても,得
られるコーティング布帛の耐水圧は不十分となりやす
い。
(例えばナイロンフィラメント200デニール以上の織
物)には,カレンダー加工を行っても基布の凹凸感が強
くて平滑性に乏しいため,1回のコーティング加工で完
全に樹脂皮膜を形成しようとすると厚塗りをしなければ
ならず,厚塗りにより何とか樹脂被覆したとしても,得
られるコーティング布帛の耐水圧は不十分となりやす
い。
【0005】一方,湿式コーティング用樹脂としては,
一般にポリウレタン樹脂が最も多く用いられており,通
常アニオン系界面活性剤,ノニオン系界面活性剤,親水
性高分子等を併用して透湿度の向上をはかっているが,
厚塗りとなるため,1回のコーティングで得られる透湿
度は6000g/m2・24h以下となってしまって十
分ではなく,特に厚地織物にコーティングを行う場合に
は,透湿度が2000〜5000g/m2・24h以下
と大きく低下するだけではなく,耐水圧も高々0.3〜0.
4kg/cm2 程度の性能しか有していないのが現状であ
る。
一般にポリウレタン樹脂が最も多く用いられており,通
常アニオン系界面活性剤,ノニオン系界面活性剤,親水
性高分子等を併用して透湿度の向上をはかっているが,
厚塗りとなるため,1回のコーティングで得られる透湿
度は6000g/m2・24h以下となってしまって十
分ではなく,特に厚地織物にコーティングを行う場合に
は,透湿度が2000〜5000g/m2・24h以下
と大きく低下するだけではなく,耐水圧も高々0.3〜0.
4kg/cm2 程度の性能しか有していないのが現状であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
現状に鑑みて行われたもので,優れた防水性能と透湿性
能を兼ね備えた透湿防水性コーティング布帛を得ること
を目的とするものである。
現状に鑑みて行われたもので,優れた防水性能と透湿性
能を兼ね備えた透湿防水性コーティング布帛を得ること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記目的を達
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,繊維布帛上に,実質的に無孔で平均粒径
が0.1μm以下の二酸化ケイ素微粉末を1重量%以上含
有させたポリウレタン樹脂主体の合成重合体溶液を塗布
し,湿式製膜して有孔の樹脂層を形成させる第1工程,
該樹脂層上に上記ポリウレタン樹脂主体の合成重合体溶
液を再度塗布し,同様に湿式製膜して有孔の樹脂層を形
成させる第2工程よりなることを特徴とする1.0kg/cm
2 以上の耐水圧と6000g/m2・24h以上の透湿
度を有する透湿防水性コーティング布帛の製造方法を要
旨とするものである。
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,繊維布帛上に,実質的に無孔で平均粒径
が0.1μm以下の二酸化ケイ素微粉末を1重量%以上含
有させたポリウレタン樹脂主体の合成重合体溶液を塗布
し,湿式製膜して有孔の樹脂層を形成させる第1工程,
該樹脂層上に上記ポリウレタン樹脂主体の合成重合体溶
液を再度塗布し,同様に湿式製膜して有孔の樹脂層を形
成させる第2工程よりなることを特徴とする1.0kg/cm
2 以上の耐水圧と6000g/m2・24h以上の透湿
度を有する透湿防水性コーティング布帛の製造方法を要
旨とするものである。
【0008】以下,本発明について詳細に説明を行う。
【0009】本発明におけるコーティング布帛の製造方
法の特徴は,ポリウレタン樹脂主体の合成重合体の極性
有機溶剤溶液中に二酸化ケイ素微粉末を均一分散させて
塗布し,次いで,水中に浸漬して樹脂皮膜を形成する,
いわゆる湿式コーティング法による加工を2回行い,基
布となる繊維布帛上に,ポリウレタン樹脂主体の合成重
合体が本来もっている防水性能を低下させることなく,
微細で孔数の多い高透湿性の樹脂層を2層形成するとこ
ろにある。
法の特徴は,ポリウレタン樹脂主体の合成重合体の極性
有機溶剤溶液中に二酸化ケイ素微粉末を均一分散させて
塗布し,次いで,水中に浸漬して樹脂皮膜を形成する,
いわゆる湿式コーティング法による加工を2回行い,基
布となる繊維布帛上に,ポリウレタン樹脂主体の合成重
合体が本来もっている防水性能を低下させることなく,
微細で孔数の多い高透湿性の樹脂層を2層形成するとこ
ろにある。
【0010】本発明における2回の湿式コーティング加
工は,基布の平滑性,通気度により異なるが,第1回目
は,乾燥樹脂皮膜重量が15g/m2 以下,好ましくは
8g/m2 以下になるようにして基布のコーティング面
の凹部を主体にコーティングし,第2回目は,十分な耐
水圧を得るために,乾燥樹脂皮膜重量が10g/m2以
上になるように塗布量を調節して行うとよい。1回目の
コーティングで樹脂層を形成後,該樹脂層上に2回目の
コーティング加工を行うと,ポリウレタン樹脂の主溶媒
であるN・N'−ジメチルホルムアミドは,1回目の多
孔質樹脂層を溶解し,その溶解部分は再凝固時に有孔化
しにくくなり,その結果,大きな透湿度低下を招くこと
になるので,1回目の樹脂塗布量は極力少なくする必要
がある。
工は,基布の平滑性,通気度により異なるが,第1回目
は,乾燥樹脂皮膜重量が15g/m2 以下,好ましくは
8g/m2 以下になるようにして基布のコーティング面
の凹部を主体にコーティングし,第2回目は,十分な耐
水圧を得るために,乾燥樹脂皮膜重量が10g/m2以
上になるように塗布量を調節して行うとよい。1回目の
コーティングで樹脂層を形成後,該樹脂層上に2回目の
コーティング加工を行うと,ポリウレタン樹脂の主溶媒
であるN・N'−ジメチルホルムアミドは,1回目の多
孔質樹脂層を溶解し,その溶解部分は再凝固時に有孔化
しにくくなり,その結果,大きな透湿度低下を招くこと
になるので,1回目の樹脂塗布量は極力少なくする必要
がある。
【0011】前述のごとく,本発明方法においては,ポ
リウレタン樹脂主体の合成重合体の極性有機溶剤溶液中
に二酸化ケイ素微粉末を均一分散させて塗布し,次い
で,水中に浸漬して樹脂皮膜を形成する,いわゆる湿式
コーティング法によって樹脂皮膜を2回形成するが,こ
こで用いる実質的に無孔の二酸化ケイ素微粉末は,一般
にハロゲン化ケイ素の気相酸化法,ハロゲン化ケイ素の
燃焼加水分解法,電弧法等の乾式法によって得られる二
酸化ケイ素微粉末であり,上記方法で得られた微粉末
は,他の一般的な二酸化ケイ素微粉末と同様に,粒子表
面にシラノール基を多数有しているため親水性物質とな
っている。本発明では,粒子表面にシラノール基を多数
有している二酸化ケイ素微粉末で十分な効果を有してい
るが,この親水性二酸化ケイ素微粉末をポリウレタン樹
脂主体の合成重合体溶液に均一分散させると,樹脂溶液
の粘性が強いチクソトロピックとなりやすく,かつ水分
も吸着しやすいので,コーティング操業上注意が必要と
なり,また,得られた樹脂皮膜は親水化されているの
で,漏水性の観点から若干の不利を生ずる。
リウレタン樹脂主体の合成重合体の極性有機溶剤溶液中
に二酸化ケイ素微粉末を均一分散させて塗布し,次い
で,水中に浸漬して樹脂皮膜を形成する,いわゆる湿式
コーティング法によって樹脂皮膜を2回形成するが,こ
こで用いる実質的に無孔の二酸化ケイ素微粉末は,一般
にハロゲン化ケイ素の気相酸化法,ハロゲン化ケイ素の
燃焼加水分解法,電弧法等の乾式法によって得られる二
酸化ケイ素微粉末であり,上記方法で得られた微粉末
は,他の一般的な二酸化ケイ素微粉末と同様に,粒子表
面にシラノール基を多数有しているため親水性物質とな
っている。本発明では,粒子表面にシラノール基を多数
有している二酸化ケイ素微粉末で十分な効果を有してい
るが,この親水性二酸化ケイ素微粉末をポリウレタン樹
脂主体の合成重合体溶液に均一分散させると,樹脂溶液
の粘性が強いチクソトロピックとなりやすく,かつ水分
も吸着しやすいので,コーティング操業上注意が必要と
なり,また,得られた樹脂皮膜は親水化されているの
で,漏水性の観点から若干の不利を生ずる。
【0012】これらの欠点を補う意味で,上記微粉末に
トリメチルクロロシラン,ジメチルジクロロシラン,エ
チルアルコール,イソプロピルアルコール等の物質でシ
ラノール基と反応させて微粒子表面を疎水性とした二酸
化ケイ素微粉末を使用することが有効であり,この疎水
性の微粉末を使用すると,あまりチクソトロピックとな
らず,水分の吸着量も少ないので,物質自体の安定性に
優れ,操業上有利になる。
トリメチルクロロシラン,ジメチルジクロロシラン,エ
チルアルコール,イソプロピルアルコール等の物質でシ
ラノール基と反応させて微粒子表面を疎水性とした二酸
化ケイ素微粉末を使用することが有効であり,この疎水
性の微粉末を使用すると,あまりチクソトロピックとな
らず,水分の吸着量も少ないので,物質自体の安定性に
優れ,操業上有利になる。
【0013】また,本発明で用いられる微粉末は,主と
して二酸化ケイ素微粉末であればよく,その他に不純物
として,あるいは混合物として,酸化アルミニウム,酸
化マグネシウム等や一般的な充填剤,顔料等が含有され
ていても何ら問題はない。
して二酸化ケイ素微粉末であればよく,その他に不純物
として,あるいは混合物として,酸化アルミニウム,酸
化マグネシウム等や一般的な充填剤,顔料等が含有され
ていても何ら問題はない。
【0014】本発明で使用する二酸化ケイ素微粉末は,
二酸化ケイ素成分として60%以上含有しているものを
いう。使用する微粉末の大きさは,平均粒径が0.1μm
以下であることが必要であり,0.05μm以下にする
と,効果の点でより一層好ましい。0.1μmより大きい
と,得られるコーティング布帛の透湿膜の微細孔の孔径
が大きくなりすぎて防水性能を低下させるので好ましく
ない。
二酸化ケイ素成分として60%以上含有しているものを
いう。使用する微粉末の大きさは,平均粒径が0.1μm
以下であることが必要であり,0.05μm以下にする
と,効果の点でより一層好ましい。0.1μmより大きい
と,得られるコーティング布帛の透湿膜の微細孔の孔径
が大きくなりすぎて防水性能を低下させるので好ましく
ない。
【0015】また,二酸化ケイ素微粉末は,ポリウレタ
ン樹脂主体の合成重合体からなる樹脂層に対し,均一に
1%以上含有していることが必要であり,さらに好まし
くは3%以上がよい。1%未満では,得られるコーティ
ング布帛の透湿膜の微細孔数が少なくなり,高透湿性能
が得られない。
ン樹脂主体の合成重合体からなる樹脂層に対し,均一に
1%以上含有していることが必要であり,さらに好まし
くは3%以上がよい。1%未満では,得られるコーティ
ング布帛の透湿膜の微細孔数が少なくなり,高透湿性能
が得られない。
【0016】本発明で用いられる繊維布帛としては,ナ
イロン6やナイロン66で代表されるポリアミド系合成
繊維,ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエ
ステル系合成繊維,ポリアクリロニトリル系合成繊維,
ポリビニルアルコール系合成繊維,トリアセテート等の
半合成繊維あるいはナイロン6/木綿,ポリエチレンテ
レフタレート/木綿等の混合繊維からなる織物,編物,
不織布等を挙げることができる。
イロン6やナイロン66で代表されるポリアミド系合成
繊維,ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエ
ステル系合成繊維,ポリアクリロニトリル系合成繊維,
ポリビニルアルコール系合成繊維,トリアセテート等の
半合成繊維あるいはナイロン6/木綿,ポリエチレンテ
レフタレート/木綿等の混合繊維からなる織物,編物,
不織布等を挙げることができる。
【0017】本発明では,上記の繊維布帛に撥水剤処理
を施したものを用いてもよい。これは,樹脂溶液の布帛
内部への浸透を防ぐための一手段である。この場合の撥
水剤としては,パラフィン系撥水剤やポリシロキサン系
撥水剤,フッ素系撥水剤等の公知のものでよく,その処
理も,一般に行われているパディング法,スプレー法等
の公知の方法で行えばよい。特に良好な撥水性を必要と
する場合には,フッ素系撥水剤を使用し,例えば,アサ
ヒガード730(旭硝子株式会社製,フッ素系撥水剤エ
マルジョン)を5%の水分散液でパディング(絞り率3
5%)した後,160℃で1分間の熱処理を行う方法等
によって行えばよい。
を施したものを用いてもよい。これは,樹脂溶液の布帛
内部への浸透を防ぐための一手段である。この場合の撥
水剤としては,パラフィン系撥水剤やポリシロキサン系
撥水剤,フッ素系撥水剤等の公知のものでよく,その処
理も,一般に行われているパディング法,スプレー法等
の公知の方法で行えばよい。特に良好な撥水性を必要と
する場合には,フッ素系撥水剤を使用し,例えば,アサ
ヒガード730(旭硝子株式会社製,フッ素系撥水剤エ
マルジョン)を5%の水分散液でパディング(絞り率3
5%)した後,160℃で1分間の熱処理を行う方法等
によって行えばよい。
【0018】本発明のコーティング布帛においては,上
記の繊維布帛上に二酸化ケイ素微粉末を含むポリウレタ
ン樹脂主体の合成重合体溶液を湿式コーティング法によ
り塗布する。ここでいうポリウレタン樹脂主体の合成重
合体とは,ポリウレタン成分を50〜100%含むもの
をいい,その他の合成重合体としては,例えば,ポリア
クリル酸,ポリ塩化ビニル,ポリスチレン,ポリブタジ
エン,ポリアミノ酸等やこれらの共重合体等を50%未
満の範囲で含んでいてもよく,勿論,フッ素やシリコン
等で変性した化合物も本発明で使用できる。
記の繊維布帛上に二酸化ケイ素微粉末を含むポリウレタ
ン樹脂主体の合成重合体溶液を湿式コーティング法によ
り塗布する。ここでいうポリウレタン樹脂主体の合成重
合体とは,ポリウレタン成分を50〜100%含むもの
をいい,その他の合成重合体としては,例えば,ポリア
クリル酸,ポリ塩化ビニル,ポリスチレン,ポリブタジ
エン,ポリアミノ酸等やこれらの共重合体等を50%未
満の範囲で含んでいてもよく,勿論,フッ素やシリコン
等で変性した化合物も本発明で使用できる。
【0019】ポリウレタン樹脂は,ポリイソシアネート
とポリオールを反応せしめて得られる共重合体であり,
イソシアネート成分として,芳香族ジイソシアネート,
脂肪族ジイソシアネートおよび脂環族ジイソシアネート
の単独またはこれらの混合物を用い,例えば,トリレン
2,4−ジイソシアネート,4,4'−ジフェニルメタンジ
イソシアネート,1,6−ヘキサンジイソシアネート,1,
4−シクロヘキサンジイソシアネート等を用い,また,
ポリオール成分としては,ポリエーテルポリオール,ポ
リエステルポリオールを用い,ポリエーテルポリオール
は,ポリエチレングリコール,ポリプロピレングリコー
ル,ポリテトラメチレングリコール等を用い,ポリエス
テルポリオールは,エチレングリコール,プロピレング
リコール等のジオールとアジピン酸,セバチン酸等の2
塩基酸との反応生成物やカプロラクトン等の開環重合物
を用いる。
とポリオールを反応せしめて得られる共重合体であり,
イソシアネート成分として,芳香族ジイソシアネート,
脂肪族ジイソシアネートおよび脂環族ジイソシアネート
の単独またはこれらの混合物を用い,例えば,トリレン
2,4−ジイソシアネート,4,4'−ジフェニルメタンジ
イソシアネート,1,6−ヘキサンジイソシアネート,1,
4−シクロヘキサンジイソシアネート等を用い,また,
ポリオール成分としては,ポリエーテルポリオール,ポ
リエステルポリオールを用い,ポリエーテルポリオール
は,ポリエチレングリコール,ポリプロピレングリコー
ル,ポリテトラメチレングリコール等を用い,ポリエス
テルポリオールは,エチレングリコール,プロピレング
リコール等のジオールとアジピン酸,セバチン酸等の2
塩基酸との反応生成物やカプロラクトン等の開環重合物
を用いる。
【0020】また,二酸化ケイ素微粉末を含む上記のポ
リウレタン樹脂主体の合成重合体溶液は,通常のコーテ
ィング法,例えば,ナイフコータ,コンマコータ,リバ
ースコータ等を用いて適宜行えばよく,1回目のコーテ
ィング加工は,樹脂塗布量からみてナイフコータが適し
ているが,特に限定されるものではない。
リウレタン樹脂主体の合成重合体溶液は,通常のコーテ
ィング法,例えば,ナイフコータ,コンマコータ,リバ
ースコータ等を用いて適宜行えばよく,1回目のコーテ
ィング加工は,樹脂塗布量からみてナイフコータが適し
ているが,特に限定されるものではない。
【0021】本発明では,樹脂層と繊維布帛間および樹
脂層間の耐剥離性を向上させる目的で,樹脂や繊維布帛
との親和性の高い化合物を併用してもよく,その化合物
として,イソシアネート化合物を併用するとよい。イソ
シアネート化合物としては,2,4−トリレンジイソシア
ネート,ジフェニルメタンジイソシアネート,イソフォ
ロンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネー
トまたはこれらのジイソシアネート類3モルと活性水素
を含有する化合物(例えば,トリメチロールプロパン,
グリセリン等)1モルとの付加反応によって得られるト
リイソシアネート類が使用できる。上記のイソシアネー
ト類は,イソシアネート基が遊離した形のものであって
も,あるいはフェノール,メチルエチルケトオキシム等
を付加させることにより安定させ,その後の熱処理によ
りブロックを解離させる形のものであっても,いずれで
も使用でき,作業性や用途等により適宜使い分ければよ
い。
脂層間の耐剥離性を向上させる目的で,樹脂や繊維布帛
との親和性の高い化合物を併用してもよく,その化合物
として,イソシアネート化合物を併用するとよい。イソ
シアネート化合物としては,2,4−トリレンジイソシア
ネート,ジフェニルメタンジイソシアネート,イソフォ
ロンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネー
トまたはこれらのジイソシアネート類3モルと活性水素
を含有する化合物(例えば,トリメチロールプロパン,
グリセリン等)1モルとの付加反応によって得られるト
リイソシアネート類が使用できる。上記のイソシアネー
ト類は,イソシアネート基が遊離した形のものであって
も,あるいはフェノール,メチルエチルケトオキシム等
を付加させることにより安定させ,その後の熱処理によ
りブロックを解離させる形のものであっても,いずれで
も使用でき,作業性や用途等により適宜使い分ければよ
い。
【0022】イソシアネート化合物を使用する際の使用
量としては,ポリウレタン樹脂主体の合成重合体に対し
て0.1〜10重量%の割合で使用することが望ましい。
使用量が0.1%未満であれば,布帛に対する樹脂層の接
着力が低く,また,10%を超えると,風合が硬化する
傾向が認められるようになるので好ましくない。
量としては,ポリウレタン樹脂主体の合成重合体に対し
て0.1〜10重量%の割合で使用することが望ましい。
使用量が0.1%未満であれば,布帛に対する樹脂層の接
着力が低く,また,10%を超えると,風合が硬化する
傾向が認められるようになるので好ましくない。
【0023】上述のポリウレタン主体の合成重合体から
なる樹脂液を繊維布帛に1回目のコーティングを施した
後,本発明では,0〜30℃の水中に0.5〜10分間浸
漬して樹脂分の湿式凝固を行う。以下,40〜60℃の
温水中で5〜15分間の洗浄後,通常の方法で乾燥し,
2回目のコーティング後,上記と同様の方法で樹脂皮膜
を形成させる。
なる樹脂液を繊維布帛に1回目のコーティングを施した
後,本発明では,0〜30℃の水中に0.5〜10分間浸
漬して樹脂分の湿式凝固を行う。以下,40〜60℃の
温水中で5〜15分間の洗浄後,通常の方法で乾燥し,
2回目のコーティング後,上記と同様の方法で樹脂皮膜
を形成させる。
【0024】本発明において,防水性をさらに向上させ
る目的で,湿式コーティング後にコーティング布帛に撥
水処理を行ってもよい。撥水処理に際しては,前述のよ
うな一般に実施されている公知の撥水処理方法を採用す
ればよい。また,さらに防水性能を向上させたいとき
は,本発明の湿式コーティング層の上に乾燥膜厚が0.5
〜2μm程度の無孔のポリウレタン樹脂層等を形成させ
ればよい。湿式コーティング層が高耐水圧を有している
ため,薄膜でも防水性能が相乗的に向上し,かつ透湿性
能の低下も少ない。
る目的で,湿式コーティング後にコーティング布帛に撥
水処理を行ってもよい。撥水処理に際しては,前述のよ
うな一般に実施されている公知の撥水処理方法を採用す
ればよい。また,さらに防水性能を向上させたいとき
は,本発明の湿式コーティング層の上に乾燥膜厚が0.5
〜2μm程度の無孔のポリウレタン樹脂層等を形成させ
ればよい。湿式コーティング層が高耐水圧を有している
ため,薄膜でも防水性能が相乗的に向上し,かつ透湿性
能の低下も少ない。
【0025】
【作 用】実質的に無孔で平均粒径が0.1μm以下の二
酸化ケイ素微粉末を均一分散させたポリウレタン樹脂主
体の合成重合体溶液を布帛にコーティングして湿式凝固
を行うと,ポリウレタン樹脂はその特有のポーラス構造
を形成すると同時に,溶液中には二酸化ケイ素微粉末を
均一にミクロ分散させているため,二酸化ケイ素微粉末
と凝固しようとする樹脂との界面で微妙な凝固速度のず
れが生じ,その結果,防水性能を低下させずに透湿性能
を大幅に向上させる1μm以下の微細孔を多数形成する
ことができるようになる。
酸化ケイ素微粉末を均一分散させたポリウレタン樹脂主
体の合成重合体溶液を布帛にコーティングして湿式凝固
を行うと,ポリウレタン樹脂はその特有のポーラス構造
を形成すると同時に,溶液中には二酸化ケイ素微粉末を
均一にミクロ分散させているため,二酸化ケイ素微粉末
と凝固しようとする樹脂との界面で微妙な凝固速度のず
れが生じ,その結果,防水性能を低下させずに透湿性能
を大幅に向上させる1μm以下の微細孔を多数形成する
ことができるようになる。
【0026】このような湿式コーティングを第1回目に
は基布の表面の凹部を主体に薄く行うと,基布表面の繊
維間隙にコーティング樹脂が侵入するが基布裏面までは
新入することがないので,基布と樹脂皮膜の接着強力が
向上するのみならず基布の外観も良好となり,このよう
な状態で第2回目の湿式コーティングを行うと,同じ樹
脂ゆえに樹脂間の親和性が良好で,接着強力に問題を生
じることなく所定の性能と膜厚のコーティング樹脂層を
形成することができる。
は基布の表面の凹部を主体に薄く行うと,基布表面の繊
維間隙にコーティング樹脂が侵入するが基布裏面までは
新入することがないので,基布と樹脂皮膜の接着強力が
向上するのみならず基布の外観も良好となり,このよう
な状態で第2回目の湿式コーティングを行うと,同じ樹
脂ゆえに樹脂間の親和性が良好で,接着強力に問題を生
じることなく所定の性能と膜厚のコーティング樹脂層を
形成することができる。
【0027】本発明では,形成された微細な有孔により
透湿性能が向上しているので,高透湿防水性布帛に特有
の,着用時に圧力が加わったとき問題が発生しやすい漏
水性に対しても非常に有効である。さらに,本発明の二
酸化ケイ素微粉末は,樹脂層の表層から下層まで全体に
均一に存在しているので,樹脂層表面はポリウレタン樹
脂特有のぬめり感を消し,ドライタッチにするととも
に,樹脂層全体の耐摩耗性と樹脂膜強度が向上する。
透湿性能が向上しているので,高透湿防水性布帛に特有
の,着用時に圧力が加わったとき問題が発生しやすい漏
水性に対しても非常に有効である。さらに,本発明の二
酸化ケイ素微粉末は,樹脂層の表層から下層まで全体に
均一に存在しているので,樹脂層表面はポリウレタン樹
脂特有のぬめり感を消し,ドライタッチにするととも
に,樹脂層全体の耐摩耗性と樹脂膜強度が向上する。
【0028】
【実施例】以下,実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが,実施例におけるコーティング布帛の性能の
測定は,次の方法で行った。 (1)耐水圧 : JIS L−1092(高水圧法) (2)透湿度 : JIS L−1099(A−1法) (3)樹脂洩れ性 : 基布表面への樹脂洩れ状況を肉
眼で観察した。 (4)漏水性 : ブンデスマン法(JIS L−10
92の参考試験法)に準じて,120分後の漏水量を測
定し,さらに,水の浸透による樹脂皮膜面の状況を肉眼
で観察した。 (5)摩耗強力 : JIS L−1084(A−1
法) (6)剥離強度 : コーティング面にホットメルトテ
ープを経方向に接着して,JIS L−1089法に準
じて測定した。
説明するが,実施例におけるコーティング布帛の性能の
測定は,次の方法で行った。 (1)耐水圧 : JIS L−1092(高水圧法) (2)透湿度 : JIS L−1099(A−1法) (3)樹脂洩れ性 : 基布表面への樹脂洩れ状況を肉
眼で観察した。 (4)漏水性 : ブンデスマン法(JIS L−10
92の参考試験法)に準じて,120分後の漏水量を測
定し,さらに,水の浸透による樹脂皮膜面の状況を肉眼
で観察した。 (5)摩耗強力 : JIS L−1084(A−1
法) (6)剥離強度 : コーティング面にホットメルトテ
ープを経方向に接着して,JIS L−1089法に準
じて測定した。
【0029】実施例 1 経糸,緯糸の双方にナイロンハイマルチフィラメント7
0デニール/68フィラメントを用いた,経糸密度11
0本/インチ,緯糸密度80本/インチの平織物を製織
して,通常の方法で精練および染色(三菱化成株式会社
製,酸性染料のDiacid Light Yellow 2GP 1%owf)
を行った後,フッ素系撥水剤エマルジョンのアサヒガー
ド710(旭硝子株式会社製)3%水溶液でパディング
(絞り率40%)して乾燥後,160℃で1分間の熱処
理を行った。次に,鏡面ロールをもつカレンダー加工機
を用いて,温度170℃,圧力30kg/cm2 ,速度30
m/分の条件でカレンダー加工を行い,コーティング用
の基布を得た。
0デニール/68フィラメントを用いた,経糸密度11
0本/インチ,緯糸密度80本/インチの平織物を製織
して,通常の方法で精練および染色(三菱化成株式会社
製,酸性染料のDiacid Light Yellow 2GP 1%owf)
を行った後,フッ素系撥水剤エマルジョンのアサヒガー
ド710(旭硝子株式会社製)3%水溶液でパディング
(絞り率40%)して乾燥後,160℃で1分間の熱処
理を行った。次に,鏡面ロールをもつカレンダー加工機
を用いて,温度170℃,圧力30kg/cm2 ,速度30
m/分の条件でカレンダー加工を行い,コーティング用
の基布を得た。
【0030】ここで,まず第1工程として,下記処方1
に示す組成で固形分濃度24%,粘度15000CP/
25℃のポリウレタン樹脂溶液を,ナイフオーバーロー
ルコータを用いて上記基布のカレンダー面に塗布量25
g/m2 にて塗布した後,直ちに15℃の水中に30秒
間浸漬して樹脂分を凝固させ,続いて,50℃の温水中
で5分間の洗浄を行って乾燥した。
に示す組成で固形分濃度24%,粘度15000CP/
25℃のポリウレタン樹脂溶液を,ナイフオーバーロー
ルコータを用いて上記基布のカレンダー面に塗布量25
g/m2 にて塗布した後,直ちに15℃の水中に30秒
間浸漬して樹脂分を凝固させ,続いて,50℃の温水中
で5分間の洗浄を行って乾燥した。
【0031】処方1 レザミンCU−4550 100部 (大日精化工業株式会社製,エステル型ポリウレタン樹
脂) レザミンX−100 1部 (大日精化工業株式会社製,イソシアネート化合物) N・N−ジメチルホルムアミド 30部 アエロジルR−974 3部 (日本アエロジル株式会社製,平均粒径0.012μmの
疎水性二酸化ケイ素微粉末)
脂) レザミンX−100 1部 (大日精化工業株式会社製,イソシアネート化合物) N・N−ジメチルホルムアミド 30部 アエロジルR−974 3部 (日本アエロジル株式会社製,平均粒径0.012μmの
疎水性二酸化ケイ素微粉末)
【0032】次に,第2工程として,上記塗布面に同じ
処方1のポリウレタン樹脂溶液を,ナイフオーバーロー
ルコータを用いて塗布量80g/m2 にて塗布した後,
直ちに15℃の水中に60秒間浸漬して樹脂分を凝固さ
せ,続いて,50℃の温水中で10分間の洗浄を行って
乾燥し,二酸化ケイ素微粉末を11%含有する樹脂層
(乾燥樹脂皮膜重量約25g/m2)を有する本発明の透
湿防水性コーティング布帛を得た。
処方1のポリウレタン樹脂溶液を,ナイフオーバーロー
ルコータを用いて塗布量80g/m2 にて塗布した後,
直ちに15℃の水中に60秒間浸漬して樹脂分を凝固さ
せ,続いて,50℃の温水中で10分間の洗浄を行って
乾燥し,二酸化ケイ素微粉末を11%含有する樹脂層
(乾燥樹脂皮膜重量約25g/m2)を有する本発明の透
湿防水性コーティング布帛を得た。
【0033】本発明との比較のため,本実施例において
処方1からアエロジルR−974を省くほかは,本実施
例とまったく同一の方法により比較用の透湿防水性コー
ティング布帛(比較例1とする。)を得た。
処方1からアエロジルR−974を省くほかは,本実施
例とまったく同一の方法により比較用の透湿防水性コー
ティング布帛(比較例1とする。)を得た。
【0034】また,本発明との比較のため,本実施例に
おいて上記基布のカレンダー面に処方1の樹脂液塗布を
2回行う代わりに,同じ塗布液を塗布量105g/m2
にて1回塗布するほかは,本実施例とまったく同一の方
法により比較用のコーティング布帛(比較例2とす
る。)を得た。
おいて上記基布のカレンダー面に処方1の樹脂液塗布を
2回行う代わりに,同じ塗布液を塗布量105g/m2
にて1回塗布するほかは,本実施例とまったく同一の方
法により比較用のコーティング布帛(比較例2とす
る。)を得た。
【0035】本発明および比較用のコーティング布帛の
性能を測定,評価し,その結果を合わせて表1に示し
た。
性能を測定,評価し,その結果を合わせて表1に示し
た。
【0036】
【表1】
【0037】表1より明らかなように,本発明方法で製
造した透湿防水性コーティング布帛は,基布表面への樹
脂洩れがなく,優れた耐水圧と透湿度を有するととも
に,漏水性,耐剥離性,耐摩耗性も良好であることがわ
かる。
造した透湿防水性コーティング布帛は,基布表面への樹
脂洩れがなく,優れた耐水圧と透湿度を有するととも
に,漏水性,耐剥離性,耐摩耗性も良好であることがわ
かる。
【0038】実施例 2 経糸,緯糸の双方にナイロンフィラメント210デニー
ル/36フィラメントを用いた経糸密度65本/イン
チ,緯糸密度50本/インチの平織物を製織し,以下前
記実施例1と同一の方法によりコーティング用の基布を
得た。次に,前記実施例1の処方1においてアエロジル
R−974に代えてアエロジル#200(日本アエロジ
ル株式会社製,平均粒径0.012μmの親水性二酸化ケ
イ素微粉末)を同量使用するほかは,実施例1とまった
く同一の方法により本発明の透湿防水性コーティング布
帛を製造した。
ル/36フィラメントを用いた経糸密度65本/イン
チ,緯糸密度50本/インチの平織物を製織し,以下前
記実施例1と同一の方法によりコーティング用の基布を
得た。次に,前記実施例1の処方1においてアエロジル
R−974に代えてアエロジル#200(日本アエロジ
ル株式会社製,平均粒径0.012μmの親水性二酸化ケ
イ素微粉末)を同量使用するほかは,実施例1とまった
く同一の方法により本発明の透湿防水性コーティング布
帛を製造した。
【0039】本発明との比較のため,本実施例において
コーティング樹脂液処方からアエロジル#200を省く
ほかは,本実施例とまったく同一の方法により比較用の
コーティング布帛(比較例3とする。)を得た。
コーティング樹脂液処方からアエロジル#200を省く
ほかは,本実施例とまったく同一の方法により比較用の
コーティング布帛(比較例3とする。)を得た。
【0040】また,本発明との比較のため,本実施例に
おいて上記基布のカレンダー面に樹脂液塗布を2回行う
代わりに,同じ塗布液を塗布量105g/m2 にて1回
塗布するほかは,本実施例とまったく同一の方法により
比較用の透湿防水性コーティング布帛(比較例4とす
る。)を得た。
おいて上記基布のカレンダー面に樹脂液塗布を2回行う
代わりに,同じ塗布液を塗布量105g/m2 にて1回
塗布するほかは,本実施例とまったく同一の方法により
比較用の透湿防水性コーティング布帛(比較例4とす
る。)を得た。
【0041】本発明および比較用のコーティング布帛の
性能を測定,評価し,その結果を合わせて表2に示し
た。
性能を測定,評価し,その結果を合わせて表2に示し
た。
【0042】
【表2】
【0043】表2より明らかなように,本発明方法で製
造した透湿防水性コーティング布帛は,基布表面への樹
脂洩れがなく,優れた耐水圧と透湿度を有するととも
に,耐剥離性,耐摩耗性も良好であることがわかる。
造した透湿防水性コーティング布帛は,基布表面への樹
脂洩れがなく,優れた耐水圧と透湿度を有するととも
に,耐剥離性,耐摩耗性も良好であることがわかる。
【0044】
【発明の効果】本発明方法によれば,優れた耐水圧と透
湿度を有する透湿防水性コーティング布帛を製造するこ
とができる。さらに,本発明のコーティング布帛は,コ
ーティング樹脂層の耐剥離性,耐摩耗性にも優れてい
る。本発明方法では,1回目の湿式コーティング加工で
薄く塗布するので,基布表面へ樹脂洩れを生じやすい基
布に対して有効であるため,コーティング操業上非常に
有利である。本発明のコーティング布帛は,その優れた
性能から,特に雨衣,外衣等の衣料に適した素材であ
る。
湿度を有する透湿防水性コーティング布帛を製造するこ
とができる。さらに,本発明のコーティング布帛は,コ
ーティング樹脂層の耐剥離性,耐摩耗性にも優れてい
る。本発明方法では,1回目の湿式コーティング加工で
薄く塗布するので,基布表面へ樹脂洩れを生じやすい基
布に対して有効であるため,コーティング操業上非常に
有利である。本発明のコーティング布帛は,その優れた
性能から,特に雨衣,外衣等の衣料に適した素材であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06N 3/18 7258−4F
Claims (1)
- 【請求項1】 繊維布帛上に,実質的に無孔で平均粒径
が0.1μm以下の二酸化ケイ素微粉末を1重量%以上含
有させたポリウレタン樹脂主体の合成重合体溶液を塗布
し,湿式製膜して有孔の樹脂層を形成させる第1工程,
該樹脂層上に上記ポリウレタン樹脂主体の合成重合体溶
液を再度塗布し,同様に湿式製膜して有孔の樹脂層を形
成させる第2工程よりなることを特徴とする1.0kg/cm
2 以上の耐水圧と6000g/m2・24h以上の透湿
度を有する透湿防水性コーティング布帛の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30037192A JPH06123068A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 透湿防水性コーティング布帛の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30037192A JPH06123068A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 透湿防水性コーティング布帛の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06123068A true JPH06123068A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17883979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30037192A Pending JPH06123068A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 透湿防水性コーティング布帛の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06123068A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013170326A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Magic Kk | 糸、繊維コーティング剤及び布 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP30037192A patent/JPH06123068A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013170326A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Magic Kk | 糸、繊維コーティング剤及び布 |
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