JPH06123097A - 強光沢塗被紙の製造方法 - Google Patents
強光沢塗被紙の製造方法Info
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- JPH06123097A JPH06123097A JP29090392A JP29090392A JPH06123097A JP H06123097 A JPH06123097 A JP H06123097A JP 29090392 A JP29090392 A JP 29090392A JP 29090392 A JP29090392 A JP 29090392A JP H06123097 A JPH06123097 A JP H06123097A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オフセット印刷適性に優れた強光沢塗被紙の
製造方法を提供する。 【構成】 シート状基体に電子線照射により硬化し得る
不飽和有機化合物を含む塗被液を塗被して内側塗被層を
形成し、これと別に成型面或いは金属円筒形回転体の周
面上に、白色顔料(A)と電子線照射により硬化し得る
不飽和有機化合物(B)とをA/Bの重量比で65/3
5〜90/10の割合で含有する塗被液を塗被して最外
側塗被層を形成して予備乾燥した後に電子線照射して或
いは電子線照射せずに、該塗被層に前記シート状基体に
形成した前記内側塗被層を重ね合わせ、最外側塗被層及
び内側塗被層からなる重積層を形成した後に電子線照射
する。
製造方法を提供する。 【構成】 シート状基体に電子線照射により硬化し得る
不飽和有機化合物を含む塗被液を塗被して内側塗被層を
形成し、これと別に成型面或いは金属円筒形回転体の周
面上に、白色顔料(A)と電子線照射により硬化し得る
不飽和有機化合物(B)とをA/Bの重量比で65/3
5〜90/10の割合で含有する塗被液を塗被して最外
側塗被層を形成して予備乾燥した後に電子線照射して或
いは電子線照射せずに、該塗被層に前記シート状基体に
形成した前記内側塗被層を重ね合わせ、最外側塗被層及
び内側塗被層からなる重積層を形成した後に電子線照射
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強光沢塗被紙の製造方
法である。更に詳しく述べるならば、本発明は、オフセ
ット印刷が可能で像鮮明度(本発明では鏡面光沢を表す
指標のことをいう)の高い強光沢塗被紙の製造方法に関
するものである。
法である。更に詳しく述べるならば、本発明は、オフセ
ット印刷が可能で像鮮明度(本発明では鏡面光沢を表す
指標のことをいう)の高い強光沢塗被紙の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャスト塗被紙と呼ばれる強光沢
塗被紙は、顔料及び接着剤を主成分とする塗被層を水を
含んで可塑状態にある間に加熱された鏡面仕上げ面に圧
接して乾燥仕上げをして強光沢塗被層が設けられるが、
強光沢塗被紙としての光沢度は満足のゆくものではな
く、更に高い光沢度のものが望まれている。
塗被紙は、顔料及び接着剤を主成分とする塗被層を水を
含んで可塑状態にある間に加熱された鏡面仕上げ面に圧
接して乾燥仕上げをして強光沢塗被層が設けられるが、
強光沢塗被紙としての光沢度は満足のゆくものではな
く、更に高い光沢度のものが望まれている。
【0003】又、裏面にも同様の塗被層を設けようとし
た場合、従来のキャスト塗被紙の製造方法では、加熱仕
上げ面に接する湿潤状態の塗被層中の水分が原紙層中を
透過して裏面から蒸発、逸散するため、急激な水分の蒸
発によって裏面の塗被層が膨潤、軟化せしめられ、平滑
性、像鮮明度及び光沢の低下が進行し、裏面の像鮮明度
及び光沢度は更に低いものとなってしまうのが常であ
る。
た場合、従来のキャスト塗被紙の製造方法では、加熱仕
上げ面に接する湿潤状態の塗被層中の水分が原紙層中を
透過して裏面から蒸発、逸散するため、急激な水分の蒸
発によって裏面の塗被層が膨潤、軟化せしめられ、平滑
性、像鮮明度及び光沢の低下が進行し、裏面の像鮮明度
及び光沢度は更に低いものとなってしまうのが常であ
る。
【0004】これらの欠点を改良するためにシート状基
体に溶融した樹脂をフィルム状にして重ね、平滑で強光
沢な金属円筒形回転体に圧接して冷却し、冷却後に金属
円筒形回転体から剥離して強光沢塗被層を得るいわゆる
ラミネートコーティング方式や前記ラミネートコーティ
ング方式の溶融樹脂の代りに電子線照射により硬化し得
る不飽和有機化合物を主体とした層を塗被し、成型面或
いは金属円筒形回転体に圧接し電子線照射するキャスト
電子線照射方式が行われ、満足のいく像鮮明度及び光沢
度は得られるようになった。
体に溶融した樹脂をフィルム状にして重ね、平滑で強光
沢な金属円筒形回転体に圧接して冷却し、冷却後に金属
円筒形回転体から剥離して強光沢塗被層を得るいわゆる
ラミネートコーティング方式や前記ラミネートコーティ
ング方式の溶融樹脂の代りに電子線照射により硬化し得
る不飽和有機化合物を主体とした層を塗被し、成型面或
いは金属円筒形回転体に圧接し電子線照射するキャスト
電子線照射方式が行われ、満足のいく像鮮明度及び光沢
度は得られるようになった。
【0005】しかしながら、これらの層に印刷をした場
合の印刷適性、特に湿し水が介在するオフセット印刷適
性は不良であり、印刷用塗被紙として満足な製品は得ら
れていない。
合の印刷適性、特に湿し水が介在するオフセット印刷適
性は不良であり、印刷用塗被紙として満足な製品は得ら
れていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の上記の問題点を解決し、高い像鮮明度及び光沢度
を有し、しかもオフセット印刷適性に優れた強光沢塗被
紙を製造する方法を提供することにある。
技術の上記の問題点を解決し、高い像鮮明度及び光沢度
を有し、しかもオフセット印刷適性に優れた強光沢塗被
紙を製造する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる現
状に鑑み鋭意研究した結果、電子線照射により硬化し得
る不飽和有機化合物を含む層をシート状基体に形成し、
更に顔料と電子線照射により硬化し得る不飽和有機化合
物との混合物からなる塗被層を形成して少なくとも二つ
の前記塗被層を重ね合わせた後に電子線照射すると高い
像鮮明度及び強光沢でオフセット印刷に適した塗被紙が
得られることを見いだし本発明を完成するに至った。
状に鑑み鋭意研究した結果、電子線照射により硬化し得
る不飽和有機化合物を含む層をシート状基体に形成し、
更に顔料と電子線照射により硬化し得る不飽和有機化合
物との混合物からなる塗被層を形成して少なくとも二つ
の前記塗被層を重ね合わせた後に電子線照射すると高い
像鮮明度及び強光沢でオフセット印刷に適した塗被紙が
得られることを見いだし本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、シート状基体に電子線照
射により硬化し得る不飽和有機化合物を含む塗被液を塗
被して少なくとも1層の内側塗被層を形成し、これと別
に成型面或いは金属円筒形回転体の周面上に、白色顔料
(A)と電子線照射により硬化し得る不飽和有機化合物
(B)とをA/Bの重量比で65/35〜90/10の
割合で含有する塗被液を塗被して最外側塗被層を形成し
て予備乾燥した後電子線照射して或いは電子線照射せず
に、該塗被層に前記シート状基体に形成した前記内側塗
被層を重ね合わせ、最外側塗被層及び内側塗被層からな
る重積層を形成した後に、電子線照射することを特徴と
するオフセット印刷可能な強光沢塗被紙の製造方法であ
る。
射により硬化し得る不飽和有機化合物を含む塗被液を塗
被して少なくとも1層の内側塗被層を形成し、これと別
に成型面或いは金属円筒形回転体の周面上に、白色顔料
(A)と電子線照射により硬化し得る不飽和有機化合物
(B)とをA/Bの重量比で65/35〜90/10の
割合で含有する塗被液を塗被して最外側塗被層を形成し
て予備乾燥した後電子線照射して或いは電子線照射せず
に、該塗被層に前記シート状基体に形成した前記内側塗
被層を重ね合わせ、最外側塗被層及び内側塗被層からな
る重積層を形成した後に、電子線照射することを特徴と
するオフセット印刷可能な強光沢塗被紙の製造方法であ
る。
【0009】本発明法を図面により説明する。図1及び
図2は本発明に使用できる装置の例の概略構成図であ
る。
図2は本発明に使用できる装置の例の概略構成図であ
る。
【0010】図1に示された構成図は、成型面として金
属製円筒形回転体を用い、最外側塗被層用の顔料と電子
線硬化型の不飽和有機化合物を含有する塗被液を前記回
転体に予め塗被して回転体の上に塗被層を形成し、これ
とは別に、シート状基体に電子線硬化型の不飽和有機化
合物を含有する塗被液を塗被して塗被層を形成し、この
塗被層を前記回転体上の顔料を含有する塗被層上に重ね
合わせて塗被層の重積層を形成し、この重積層に電子線
照射を施して塗被層を硬化、接着させ、得られた強光沢
塗被紙を前記回転体から剥離するという本発明の方法を
示したものである。
属製円筒形回転体を用い、最外側塗被層用の顔料と電子
線硬化型の不飽和有機化合物を含有する塗被液を前記回
転体に予め塗被して回転体の上に塗被層を形成し、これ
とは別に、シート状基体に電子線硬化型の不飽和有機化
合物を含有する塗被液を塗被して塗被層を形成し、この
塗被層を前記回転体上の顔料を含有する塗被層上に重ね
合わせて塗被層の重積層を形成し、この重積層に電子線
照射を施して塗被層を硬化、接着させ、得られた強光沢
塗被紙を前記回転体から剥離するという本発明の方法を
示したものである。
【0011】図1においては、第1塗被液9が第1塗被
液容器8内に収容されており、この第1塗被液9は、オ
フセットグラビアコーターのような適宜の第1塗被装置
10によって、矢印の方向に走行するシート状基体11
の裏面上に塗被され第1塗被層12が形成される。
液容器8内に収容されており、この第1塗被液9は、オ
フセットグラビアコーターのような適宜の第1塗被装置
10によって、矢印の方向に走行するシート状基体11
の裏面上に塗被され第1塗被層12が形成される。
【0012】次いで、硬化設備1の金属円筒形回転体
(ドラム)5の周面では回転体が矢印の方向に回転しな
がら塗被層の形成、乾燥及び積層が行われる。前記回転
体5の周面に対向して配置された第2塗被液容器2内に
は第2塗被液3が収容されていて、この第2塗被液3
は、オフセットグラビアコーターのような第2塗被装置
4により、回転体の形成面上に塗被され、第2塗被層7
aが形成される。この第2塗被層7aに赤外線又は/及
び熱風の乾燥装置6′で予備乾燥して、第2乾燥膜層
7′が形成される。ここで第2塗被膜層7′に第1電子
線照射装置6から電子線を照射して第2硬化膜層7bと
しても良い。尚、第2乾燥膜層7′と第2硬化膜層7b
をまとめて第2塗被膜層7と呼ぶことにする。
(ドラム)5の周面では回転体が矢印の方向に回転しな
がら塗被層の形成、乾燥及び積層が行われる。前記回転
体5の周面に対向して配置された第2塗被液容器2内に
は第2塗被液3が収容されていて、この第2塗被液3
は、オフセットグラビアコーターのような第2塗被装置
4により、回転体の形成面上に塗被され、第2塗被層7
aが形成される。この第2塗被層7aに赤外線又は/及
び熱風の乾燥装置6′で予備乾燥して、第2乾燥膜層
7′が形成される。ここで第2塗被膜層7′に第1電子
線照射装置6から電子線を照射して第2硬化膜層7bと
しても良い。尚、第2乾燥膜層7′と第2硬化膜層7b
をまとめて第2塗被膜層7と呼ぶことにする。
【0013】次に、前記第1塗被層12を有するシート
状基体11は、ガイドロール13に導かれて、回転体5
の周面上に送り込まれ、同じく予め形成されている前記
形成面上の第2塗被膜層7の上に前記第1塗被層12が
重ね合わされ、こうして第1塗被層12と第2塗被膜層
7との重積層が形成される。この重積層に対して、第2
電子線照射装置14から電子線がシート状基体11を通
して照射され、これによって重積層は硬化し、接着させ
られる。
状基体11は、ガイドロール13に導かれて、回転体5
の周面上に送り込まれ、同じく予め形成されている前記
形成面上の第2塗被膜層7の上に前記第1塗被層12が
重ね合わされ、こうして第1塗被層12と第2塗被膜層
7との重積層が形成される。この重積層に対して、第2
電子線照射装置14から電子線がシート状基体11を通
して照射され、これによって重積層は硬化し、接着させ
られる。
【0014】このようにして形成された強光沢塗被紙1
6は、剥離ロール15により回転体5から剥離され巻き
取られる。尚、製造された強光沢塗被紙が片面にのみ塗
被層が設けられている場合、該強光沢塗被紙の裏面(塗
被層の設けられていない面)に前記の操作を再度繰り返
し両面が強光沢の塗被紙を製造することも可能である。
6は、剥離ロール15により回転体5から剥離され巻き
取られる。尚、製造された強光沢塗被紙が片面にのみ塗
被層が設けられている場合、該強光沢塗被紙の裏面(塗
被層の設けられていない面)に前記の操作を再度繰り返
し両面が強光沢の塗被紙を製造することも可能である。
【0015】図2に示された本発明の強光沢塗被紙の製
造方法においては、図1の回転体5の代りに走行するシ
ート状材料17の一つの面を形成面として塗被層の形
成、乾燥及び重積が行われる。図2において、第2塗被
液容器2の中の第2塗被液3は、第2塗被装置4によっ
て、矢印の方向に走行するシート状材料17の一つの面
上に塗被され、第2塗被層7aが形成される。この第2
塗被層7aは、赤外線又は/及び熱風の乾燥装置6′で
予備乾燥して、第2乾燥膜層7′が形成される。ここで
第2乾燥膜層7′に第1電子線照射装置6から電子線を
照射して第2硬化膜層7bとしても良い。尚、第2乾燥
膜層7′と第2硬化膜層7bをまとめて第2塗被膜層7
と呼ぶことにする。
造方法においては、図1の回転体5の代りに走行するシ
ート状材料17の一つの面を形成面として塗被層の形
成、乾燥及び重積が行われる。図2において、第2塗被
液容器2の中の第2塗被液3は、第2塗被装置4によっ
て、矢印の方向に走行するシート状材料17の一つの面
上に塗被され、第2塗被層7aが形成される。この第2
塗被層7aは、赤外線又は/及び熱風の乾燥装置6′で
予備乾燥して、第2乾燥膜層7′が形成される。ここで
第2乾燥膜層7′に第1電子線照射装置6から電子線を
照射して第2硬化膜層7bとしても良い。尚、第2乾燥
膜層7′と第2硬化膜層7bをまとめて第2塗被膜層7
と呼ぶことにする。
【0016】シート状材料17に形成されている第2塗
被膜層7は、ガイドロール13によりシート状基体11
の第1塗被層12と重ね合わされ、この重積層に対し、
第2電子線照射装置14から電子線がシート状材料17
を通して照射され、これにより重積層は硬化し、接着さ
せられて一体化する。こうして得られた強光沢塗被紙1
6はシート状材料17からガイドロール15を介して剥
離され巻き取られる。
被膜層7は、ガイドロール13によりシート状基体11
の第1塗被層12と重ね合わされ、この重積層に対し、
第2電子線照射装置14から電子線がシート状材料17
を通して照射され、これにより重積層は硬化し、接着さ
せられて一体化する。こうして得られた強光沢塗被紙1
6はシート状材料17からガイドロール15を介して剥
離され巻き取られる。
【0017】シート状材料を形成面とする場合には、第
1電子線照射装置及び第2電子線照射装置とも図2に示
す位置とは反対側の位置に設置することも可能である。
また、図1における金属製円筒回転体5の周速度及び図
2におけるシート材料17の走行速度は、シート状基体
11の送り速度と同じになるように設定することが必要
である。
1電子線照射装置及び第2電子線照射装置とも図2に示
す位置とは反対側の位置に設置することも可能である。
また、図1における金属製円筒回転体5の周速度及び図
2におけるシート材料17の走行速度は、シート状基体
11の送り速度と同じになるように設定することが必要
である。
【0018】前記金属製回転体は、その材質と形状を特
に限定するものではないが、ステンレススチール、銅、
クローム等の材質で鏡面仕上げされた平滑な周面を有す
ることが好ましい。さらに必要に応じて、硬化した塗被
層の剥離を容易にするために、前記回転体の表面にシリ
コンオイルやワックス等の剥離助剤を供給することもで
きる。
に限定するものではないが、ステンレススチール、銅、
クローム等の材質で鏡面仕上げされた平滑な周面を有す
ることが好ましい。さらに必要に応じて、硬化した塗被
層の剥離を容易にするために、前記回転体の表面にシリ
コンオイルやワックス等の剥離助剤を供給することもで
きる。
【0019】図2で示されるシート状材料は、その材質
と形状を限定するものではないが、具体的には紙、プラ
スチック、布、不織布、アルミニウム箔のような金属箔
等の比較的厚さの薄いものが適当である。厚くなると柔
軟性が乏しくなり、貼り合せや剥離の工程で折れ曲がり
易くなる。また前記シート状材料の表面は、硬化した塗
被層の剥離を容易にする為に、その表面にシリコンオイ
ルやワックス等の剥離助剤を供給してもよい。更に前記
シート状材料の表面に適宜の処理、例えばシリコン処理
のような処理を施して、硬化した塗被層の剥離を容易に
してもよい。シート状材料は、エンドレスベルト状に加
工して使用しても差し支えない。電子線の照射による衝
撃は、シート状材料を劣化させる為、その繰り返し使用
の回数には限度がある。
と形状を限定するものではないが、具体的には紙、プラ
スチック、布、不織布、アルミニウム箔のような金属箔
等の比較的厚さの薄いものが適当である。厚くなると柔
軟性が乏しくなり、貼り合せや剥離の工程で折れ曲がり
易くなる。また前記シート状材料の表面は、硬化した塗
被層の剥離を容易にする為に、その表面にシリコンオイ
ルやワックス等の剥離助剤を供給してもよい。更に前記
シート状材料の表面に適宜の処理、例えばシリコン処理
のような処理を施して、硬化した塗被層の剥離を容易に
してもよい。シート状材料は、エンドレスベルト状に加
工して使用しても差し支えない。電子線の照射による衝
撃は、シート状材料を劣化させる為、その繰り返し使用
の回数には限度がある。
【0020】本発明の最外側塗被層中の白色顔料の配合
割合は、全固形分当り65〜90重量%である。これら
の白色顔料の配合割合が65重量%未満では良好なオフ
セット印刷ができず、90重量%を越えると、オフセッ
ト印刷には好ましいものの、塗被層の塗膜強度が悪くな
って実用に適さなくなる。
割合は、全固形分当り65〜90重量%である。これら
の白色顔料の配合割合が65重量%未満では良好なオフ
セット印刷ができず、90重量%を越えると、オフセッ
ト印刷には好ましいものの、塗被層の塗膜強度が悪くな
って実用に適さなくなる。
【0021】本発明き方法において、電子線により硬化
する不飽和有機化合物を含有する塗被液の塗工の方法に
は制限はなく、例えばバーコート法、ロールコート法、
エアードクターコート法、ブレードコート法、スクイズ
コート法、エアーナイフコート法、リバースロールコー
ト法、グラビアロールコート法、トランスファーコート
法、ファウンテンコート法、スロットダイコート法等の
方法から適宜選択して用いることができる。
する不飽和有機化合物を含有する塗被液の塗工の方法に
は制限はなく、例えばバーコート法、ロールコート法、
エアードクターコート法、ブレードコート法、スクイズ
コート法、エアーナイフコート法、リバースロールコー
ト法、グラビアロールコート法、トランスファーコート
法、ファウンテンコート法、スロットダイコート法等の
方法から適宜選択して用いることができる。
【0022】本発明に用いられる第1及び第2電子線照
射装置は特にその方式を限定するものではなく、例えば
バンデグラーフ型スキャニング方式、ダブルスキャニン
グ方式、カーテンビーム方式等の電子線照射装置を使用
することができ、これらの中で比較的安価で大出力の得
られるカーテンビーム方式のものが好適に用いられる。
射装置は特にその方式を限定するものではなく、例えば
バンデグラーフ型スキャニング方式、ダブルスキャニン
グ方式、カーテンビーム方式等の電子線照射装置を使用
することができ、これらの中で比較的安価で大出力の得
られるカーテンビーム方式のものが好適に用いられる。
【0023】電子線照射の際の加速電圧は100〜30
0kVの範囲であり、電子線の吸収線量は、不飽和有機
化合物に所望の硬化を施すことができるものであれば、
その値に特に限定はないが、一般的には、0.1〜6.
0Mradであり、好ましくは0.2〜4.0Mradの範囲で
ある。吸収線量が0.1Mrad未満の場合には、電子線照
射による樹脂の硬化が不十分になることがある。また吸
収線量が6.0Mradを越えると電子線の衝撃により強光
沢塗被紙を劣化させたり、変色させることがある他、エ
ネルギーの消費に無駄を生ずるので適さない。
0kVの範囲であり、電子線の吸収線量は、不飽和有機
化合物に所望の硬化を施すことができるものであれば、
その値に特に限定はないが、一般的には、0.1〜6.
0Mradであり、好ましくは0.2〜4.0Mradの範囲で
ある。吸収線量が0.1Mrad未満の場合には、電子線照
射による樹脂の硬化が不十分になることがある。また吸
収線量が6.0Mradを越えると電子線の衝撃により強光
沢塗被紙を劣化させたり、変色させることがある他、エ
ネルギーの消費に無駄を生ずるので適さない。
【0024】電子線照射時における雰囲気中の酸素濃度
は特に限定はないが、500ppm以下であることが好
ましい。酸素濃度が500ppmを超えると、酸素が重
合反応の抑制剤として働き、塗被液中の樹脂の硬化が不
十分になることがある。そのため、酸素濃度を下げる目
的で窒素ガス、ヘリウムガス等の不活性ガスを使用する
ことが好ましい。
は特に限定はないが、500ppm以下であることが好
ましい。酸素濃度が500ppmを超えると、酸素が重
合反応の抑制剤として働き、塗被液中の樹脂の硬化が不
十分になることがある。そのため、酸素濃度を下げる目
的で窒素ガス、ヘリウムガス等の不活性ガスを使用する
ことが好ましい。
【0025】本発明において電子線の照射は、1回ない
し2回行われるが、第2電子線照射装置からの第2回目
の電子線照射、即ち第1塗被層12と第2硬化膜層7b
若しくは第2乾燥膜層7′との重積層に対する電子線の
照射においては、電子線の照射により硬化し、接着する
重積層は、その両面がシート状基体と回転体或いはシー
ト状材料からなる形成面とにより覆われているため直接
空気に触れることがなく、従って空気中の酸素のために
塗被層の硬化が抑制されることは少ない。しかしなが
ら、電子線照射によるオゾンの発生を抑制する目的で、
或いは電子線が通過する際に発熱する電子線照射装置の
ウィンドウを冷却する目的のために雰囲気として窒素ガ
スのような不活性ガスを使用してもよい。
し2回行われるが、第2電子線照射装置からの第2回目
の電子線照射、即ち第1塗被層12と第2硬化膜層7b
若しくは第2乾燥膜層7′との重積層に対する電子線の
照射においては、電子線の照射により硬化し、接着する
重積層は、その両面がシート状基体と回転体或いはシー
ト状材料からなる形成面とにより覆われているため直接
空気に触れることがなく、従って空気中の酸素のために
塗被層の硬化が抑制されることは少ない。しかしなが
ら、電子線照射によるオゾンの発生を抑制する目的で、
或いは電子線が通過する際に発熱する電子線照射装置の
ウィンドウを冷却する目的のために雰囲気として窒素ガ
スのような不活性ガスを使用してもよい。
【0026】本発明で用いられるシート状基体の種類に
関して特別の制限はない。例えばセルロースパルプを主
成分とするシート状基体、例えば広葉樹パルプ、針葉樹
パルプ、広葉樹と針葉樹の混合パルプ等の木材パルプか
らなるもの、クラフトパルプ、サルファイトパルプ、ソ
ーダパルプ等の晒パルプからなるものを好ましく使用す
ることができる。又、合成パルプ、合成繊維を含むパル
プから製造されたものを使用することもできる。
関して特別の制限はない。例えばセルロースパルプを主
成分とするシート状基体、例えば広葉樹パルプ、針葉樹
パルプ、広葉樹と針葉樹の混合パルプ等の木材パルプか
らなるもの、クラフトパルプ、サルファイトパルプ、ソ
ーダパルプ等の晒パルプからなるものを好ましく使用す
ることができる。又、合成パルプ、合成繊維を含むパル
プから製造されたものを使用することもできる。
【0027】本発明に於いて、シート状基体として使用
される主成分のパルプの他に、通常の各種添加剤、例え
ば乾燥紙力増強剤(カチオン化澱粉、カチオン化ポリア
クリルアミド及びアニオン性ポリアクリルアミド等)、
サイズ剤(脂肪酸塩、ロジン、マレイン化ロジン、カチ
オン化サイズ剤及び反応性サイズ剤等)、填料(クレ
ー、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、水酸化マグネ
シウム及び酸化マグネシウム等)、湿潤紙力増強剤(メ
ラミン樹脂及びエポキシ化ポリアミド樹脂等)、定着剤
(硫酸アルミニウム及びカチオン化澱粉等)、pH調節
剤(苛性ソーダ、及び炭酸ソーダ等)等を1種以上含む
ことができる。
される主成分のパルプの他に、通常の各種添加剤、例え
ば乾燥紙力増強剤(カチオン化澱粉、カチオン化ポリア
クリルアミド及びアニオン性ポリアクリルアミド等)、
サイズ剤(脂肪酸塩、ロジン、マレイン化ロジン、カチ
オン化サイズ剤及び反応性サイズ剤等)、填料(クレ
ー、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、水酸化マグネ
シウム及び酸化マグネシウム等)、湿潤紙力増強剤(メ
ラミン樹脂及びエポキシ化ポリアミド樹脂等)、定着剤
(硫酸アルミニウム及びカチオン化澱粉等)、pH調節
剤(苛性ソーダ、及び炭酸ソーダ等)等を1種以上含む
ことができる。
【0028】前記シート状基体は、水溶性高分子添加
剤、表面サイズ剤、無機電解質、吸湿性物質、顔料、p
H調節剤、染料、帯電防止剤、ポリビニルアルコール及
びカルボキシ変性ポリビニルアルコール、スチレン・ブ
タジエンラテックス、ウレタンラテックス、アクリルラ
テックス等のエチレン・アクリル酸共重合体の1種以上
を含む処理液でタブサイズ又はサイズプレスされたもの
であってもよい。
剤、表面サイズ剤、無機電解質、吸湿性物質、顔料、p
H調節剤、染料、帯電防止剤、ポリビニルアルコール及
びカルボキシ変性ポリビニルアルコール、スチレン・ブ
タジエンラテックス、ウレタンラテックス、アクリルラ
テックス等のエチレン・アクリル酸共重合体の1種以上
を含む処理液でタブサイズ又はサイズプレスされたもの
であってもよい。
【0029】本発明の電子線照射により硬化し得る不飽
和有機化合物を主成分とする塗被液は、電子線照射によ
り硬化し得る少なくとも1種の不飽和有機化合物と、必
要に応じてその他の添加剤を含むものである。電子線の
照射により硬化し得る不飽和有機化合物としては、 (1)脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族の1〜6価のアル
コール及びポリアルキレングリコールのアクリレート化
合物類 (2)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族の1〜6価のアルコ
ールにアルキレンオキサイドを付加させたもののアクリ
レート化合物類 (3)ポリアクリロイルアルキルリン酸エステル類 (4)カルボン酸と、ポリオールと、アクリル酸との反
応生成物 (5)イソシアネートと、ポリオールと、アクリル酸と
の反応生成物 (6)エポキシ化合物とアクリル酸との反応生成物 (7)エポキシ化合物と、ポリオールと、アクリル酸と
の反応生成物 等を挙げることが出来る。
和有機化合物を主成分とする塗被液は、電子線照射によ
り硬化し得る少なくとも1種の不飽和有機化合物と、必
要に応じてその他の添加剤を含むものである。電子線の
照射により硬化し得る不飽和有機化合物としては、 (1)脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族の1〜6価のアル
コール及びポリアルキレングリコールのアクリレート化
合物類 (2)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族の1〜6価のアルコ
ールにアルキレンオキサイドを付加させたもののアクリ
レート化合物類 (3)ポリアクリロイルアルキルリン酸エステル類 (4)カルボン酸と、ポリオールと、アクリル酸との反
応生成物 (5)イソシアネートと、ポリオールと、アクリル酸と
の反応生成物 (6)エポキシ化合物とアクリル酸との反応生成物 (7)エポキシ化合物と、ポリオールと、アクリル酸と
の反応生成物 等を挙げることが出来る。
【0030】具体的に述べるならば、電子線の照射によ
り硬化し得る不飽和有機化合物として、ポリオキシエチ
レンエピクロルヒドリン変性ビスフェノールAジアクリ
レート、ジシクロヘキシルアクリレート、エピクロルヒ
ドリン変性ポリエチレングリコールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ヒドロキシ
ビバリン酸エステル−ネオペンチルグリコールジアクリ
レート、ノニルフェノキシポリエチレングリコールアク
リレート、エチレンオキサイド変性フェノキシ化リン酸
アクリレート、エチレンオキサイド変性フタル酸アクリ
レート、ポリブタジエンアクリレート、カプロラクタム
変性テトラヒドロフルフリルアクリレート、トリス(ア
クリロキシエチル)イソシアヌレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート、ポリエチレングリコールジアクリレート、1,4
−ブタジエンジオールジアクリレート、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート及びネオペンチルグリコール変
性トリメチロールプロパンジアクリレート等を挙げるこ
とができる。
り硬化し得る不飽和有機化合物として、ポリオキシエチ
レンエピクロルヒドリン変性ビスフェノールAジアクリ
レート、ジシクロヘキシルアクリレート、エピクロルヒ
ドリン変性ポリエチレングリコールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ヒドロキシ
ビバリン酸エステル−ネオペンチルグリコールジアクリ
レート、ノニルフェノキシポリエチレングリコールアク
リレート、エチレンオキサイド変性フェノキシ化リン酸
アクリレート、エチレンオキサイド変性フタル酸アクリ
レート、ポリブタジエンアクリレート、カプロラクタム
変性テトラヒドロフルフリルアクリレート、トリス(ア
クリロキシエチル)イソシアヌレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート、ポリエチレングリコールジアクリレート、1,4
−ブタジエンジオールジアクリレート、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート及びネオペンチルグリコール変
性トリメチロールプロパンジアクリレート等を挙げるこ
とができる。
【0031】本発明で最外側塗被層に使用する電子線の
照射により硬化し得る不飽和有機化合物は、白色顔料の
分散性が良好で且つ、比較的塗被液が低粘度となるエマ
ルジョン型或いは水溶性型のウレタンアクリレート系や
アクリルアマイド誘導体が特に好適に使用できる。
照射により硬化し得る不飽和有機化合物は、白色顔料の
分散性が良好で且つ、比較的塗被液が低粘度となるエマ
ルジョン型或いは水溶性型のウレタンアクリレート系や
アクリルアマイド誘導体が特に好適に使用できる。
【0032】本発明の前記した不飽和有機化合物に分散
する白色顔料に関して特別の制限はなく、クレー、カオ
リン、タルク、水酸化マグネシウム、重質炭酸カルシウ
ム、軽質炭酸カルシウム、酸化チタン、亜鉛華、硫酸バ
リウム等の無機顔料及びプラスチックピグメントとして
知られている有機顔料を好適に使用することができる。
これらの白色顔料は、単独又は2種類以上を混合して使
用することも可能である。又、このような塗被液には分
散剤、離型剤、消泡剤、着色剤、防腐剤など公知の助剤
を必要に応じて配合することもできる。
する白色顔料に関して特別の制限はなく、クレー、カオ
リン、タルク、水酸化マグネシウム、重質炭酸カルシウ
ム、軽質炭酸カルシウム、酸化チタン、亜鉛華、硫酸バ
リウム等の無機顔料及びプラスチックピグメントとして
知られている有機顔料を好適に使用することができる。
これらの白色顔料は、単独又は2種類以上を混合して使
用することも可能である。又、このような塗被液には分
散剤、離型剤、消泡剤、着色剤、防腐剤など公知の助剤
を必要に応じて配合することもできる。
【0033】前記白色顔料を電子線の照射で硬化する樹
脂組成液中に分散するには、3本ロールミル(スリーロ
ールミル)、2本ロールミル(ツーロールミル)、カウ
レスディゾルバー、ホモミキサー、サンドグラインダ
ー、ペイントコンディショナー及び超音波分散機等を使
用することができる。
脂組成液中に分散するには、3本ロールミル(スリーロ
ールミル)、2本ロールミル(ツーロールミル)、カウ
レスディゾルバー、ホモミキサー、サンドグラインダ
ー、ペイントコンディショナー及び超音波分散機等を使
用することができる。
【0034】本発明において、内側及び最外側の各塗被
層の塗被量は、それぞれ5〜30g/m2 であり、その
塗被層の合計が10〜60g/m2 であることが好まし
い。各層の塗被量が5g/m2 より少ないと本発明の効
果を十分に発揮することが難しく、また塗被の工程でピ
ンホールが生じる等の塗被欠陥が生じるという問題が生
じる。また各層の塗被量が30g/m2 を越えると、得
られる強光沢塗被紙は嵩高となり、柔軟性を維持するこ
とが難しくなり、更にコストの点でも実用的でなくな
る。シート状基体の両面に塗被層を設ける場合も前記と
同様の理由が適用される。
層の塗被量は、それぞれ5〜30g/m2 であり、その
塗被層の合計が10〜60g/m2 であることが好まし
い。各層の塗被量が5g/m2 より少ないと本発明の効
果を十分に発揮することが難しく、また塗被の工程でピ
ンホールが生じる等の塗被欠陥が生じるという問題が生
じる。また各層の塗被量が30g/m2 を越えると、得
られる強光沢塗被紙は嵩高となり、柔軟性を維持するこ
とが難しくなり、更にコストの点でも実用的でなくな
る。シート状基体の両面に塗被層を設ける場合も前記と
同様の理由が適用される。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は、勿論これらに限定されるもので
はない。尚、実施例及び比較例において%とあるのは、
すべて重量%を示す。
説明するが、本発明は、勿論これらに限定されるもので
はない。尚、実施例及び比較例において%とあるのは、
すべて重量%を示す。
【0036】実施例1 ウレタンラテックスを用いてサイズプレス処理した坪量
104g/m2 の上質紙(原紙Aと呼称する)をシート
状基体として得た。次に、組成1に示される電子線硬化
型の不飽和有機化合物と白色顔料からなる内側用の塗被
液を調製し、この原紙Aに重量が15g/m2 となるよ
うに塗被して内側塗被層を形成させた。
104g/m2 の上質紙(原紙Aと呼称する)をシート
状基体として得た。次に、組成1に示される電子線硬化
型の不飽和有機化合物と白色顔料からなる内側用の塗被
液を調製し、この原紙Aに重量が15g/m2 となるよ
うに塗被して内側塗被層を形成させた。
【0037】組成1 重質炭酸カルシウム(NS−1000、日東粉化工業製) 30% ウレタンアクリレートオリゴマー(ビームセット550B、 荒川化学工業製) 42% 二官能モノマー(ヘキサエチレングリコールジアクリ レート、荒川化学工業製) 28% 上記成分の混合物をカウレスディゾルバーで8000回
転で15分間分散させて固形分濃度が100%の塗被液
を調製した。
転で15分間分散させて固形分濃度が100%の塗被液
を調製した。
【0038】次に、組成2に示される電子線硬化型の不
飽和有機化合物と白色顔料からなる最外側用塗被液を調
製し、図1の金属製回転体の成型面に乾燥重量が15g
/m2 となるように塗被後、熱風乾燥装置で予備乾燥さ
せた。
飽和有機化合物と白色顔料からなる最外側用塗被液を調
製し、図1の金属製回転体の成型面に乾燥重量が15g
/m2 となるように塗被後、熱風乾燥装置で予備乾燥さ
せた。
【0039】組成2 軽質炭酸カルシウム(ブリリアント−15、白石工業製) 27% 一級カオリン(UW−90、エンゲルハード製) 40% 二酸化チタン(A−220、石原産業製) 10% ウレタンアクリレート含有アクリル酸エマルジョン (EMA−310、東洋インキ製造製) 23% 上記成分の混合物をカウレスディゾルバーで8000回
転で15分間分散させて水を用いて固形分濃度が50%
の塗被液を調製した。
転で15分間分散させて水を用いて固形分濃度が50%
の塗被液を調製した。
【0040】最外側用塗被層(組成2)を前記原紙Aに
塗被した内側塗被層(組成1)の面に貼合わせ、原紙A
の非塗被面側から加速電圧175kV、吸収線量3Mrad
の条件で電子線を照射して塗被層を硬化せしめ一体化し
た後、成型面から剥離し、強光沢塗被紙を得た。
塗被した内側塗被層(組成1)の面に貼合わせ、原紙A
の非塗被面側から加速電圧175kV、吸収線量3Mrad
の条件で電子線を照射して塗被層を硬化せしめ一体化し
た後、成型面から剥離し、強光沢塗被紙を得た。
【0041】実施例2 最外側用塗被層(組成2)を図1の金属製回転体の成型
面に乾燥重量が15g/m2 となるように塗被後、熱風
乾燥装置にて予備乾燥させ、続いて塗被面から加速電圧
175kV、吸収線量1Mradの条件で電子線を照射して
塗被層を硬化させた以外は実施例1と同じにして強光沢
塗被紙を得た。
面に乾燥重量が15g/m2 となるように塗被後、熱風
乾燥装置にて予備乾燥させ、続いて塗被面から加速電圧
175kV、吸収線量1Mradの条件で電子線を照射して
塗被層を硬化させた以外は実施例1と同じにして強光沢
塗被紙を得た。
【0042】実施例3 組成3に示される電子線硬化型の不飽和有機化合物と白
色顔料からなる最外側用塗被液を調製し、組成2で示さ
れる塗被液の代わりに用いた以外は実施例1と同じにし
て強光沢塗被紙を得た。
色顔料からなる最外側用塗被液を調製し、組成2で示さ
れる塗被液の代わりに用いた以外は実施例1と同じにし
て強光沢塗被紙を得た。
【0043】組成3 一級カオリン(UW−90、エンゲルハード製) 40% 重質炭酸カルシウム(NS−1000、日東粉化工業製) 20% 二酸化チタン(A−220、石原産業製) 20% ウレタンアクリレートオリゴマーエマルジョン (NR−0289、三菱レイヨン製) 20% 上記成分の混合物をカウレスディゾルバーで8000回
転で15分間分散させて水を用いて固形分濃度が60%
の塗被液を調製した。
転で15分間分散させて水を用いて固形分濃度が60%
の塗被液を調製した。
【0044】実施例4 組成4に示される電子線硬化型の不飽和有機化合物と白
色顔料からなる最外側用塗被液を調製し、組成2で示さ
れる塗被液の代わりに用いた以外は実施例1と同じにし
て強光沢塗被紙を得た。
色顔料からなる最外側用塗被液を調製し、組成2で示さ
れる塗被液の代わりに用いた以外は実施例1と同じにし
て強光沢塗被紙を得た。
【0045】組成4 一級カオリン(UW−90、エンゲルハード製) 20% 重質炭酸カルシウム(NS−1000、日東粉化工業製) 20% 二酸化チタン(A−220、石原産業製) 40% ウレタンアクリレートオリゴマーエマルジョン (UE−7250、東亜合成化学工業製) 20% 上記成分の混合物をカウレスディゾルバーで8000回
転で15分間分散させてトルエンを用いて固形分濃度が
58%の塗被液を調製した。
転で15分間分散させてトルエンを用いて固形分濃度が
58%の塗被液を調製した。
【0046】比較例1 組成5に示される電子線硬化型の不飽和有機化合物と白
色顔料からなる最外側用塗被液を調製し、組成2で示さ
れる塗被液の代わりに用いた以外は実施例1と同じにし
て強光沢塗被紙を得た。
色顔料からなる最外側用塗被液を調製し、組成2で示さ
れる塗被液の代わりに用いた以外は実施例1と同じにし
て強光沢塗被紙を得た。
【0047】組成5 軽質炭酸カルシウム(ブリリアント−15、白石工業製) 10% 一級カオリン(UW−90、エンゲルハード製) 25% 二酸化チタン(A−220、石原産業製) 5% ウレタンアクリレート含有アクリル酸エマルジョン (EMA−310、東洋インキ製造製) 60% 上記成分の混合物をカウレスディゾルバーで8000回
転で15分間分散させて水を用いて固形分濃度が40%
の塗被液を調製した。
転で15分間分散させて水を用いて固形分濃度が40%
の塗被液を調製した。
【0048】比較例2 組成6に示される電子線硬化型の不飽和有機化合物と白
色顔料からなる最外側用塗被液を調製し、組成2で示さ
れる塗被液の代わりに用いた以外は実施例2と同じにし
て強光沢塗被紙を得た。
色顔料からなる最外側用塗被液を調製し、組成2で示さ
れる塗被液の代わりに用いた以外は実施例2と同じにし
て強光沢塗被紙を得た。
【0049】組成6 一級カオリン(UW−90、エンゲルハード製) 45% 重質炭酸カルシウム(NS−1000、日東粉化工業製) 35% 二酸化チタン(A−220、石原産業製) 12% ウレタンアクリレートオリゴマーエマルジョン (GX−8434B、第一工業製薬製) 8% 上記成分の混合物をカウレスディゾルバーで8000回
転で15分間分散させて水を用いて固形分濃度63%の
塗被液を調製した。
転で15分間分散させて水を用いて固形分濃度63%の
塗被液を調製した。
【0050】比較例3 組成7で示される電子線硬化型の不飽和有機化合物と白
色顔料からなる内側用塗被液を調製し、原紙Aに絶乾重
量で30g/m2 となるように塗被した後、赤外線と熱
風乾燥装置で塗被層を予備乾燥し、次いで前記回転体の
成型面に圧接し、原紙Aの非塗被面側から加速電圧17
5kV、吸収線量3Mradの条件で電子線を照射して塗被
層を硬化せしめた後、成型面から剥離し、強光沢塗被紙
を得た。
色顔料からなる内側用塗被液を調製し、原紙Aに絶乾重
量で30g/m2 となるように塗被した後、赤外線と熱
風乾燥装置で塗被層を予備乾燥し、次いで前記回転体の
成型面に圧接し、原紙Aの非塗被面側から加速電圧17
5kV、吸収線量3Mradの条件で電子線を照射して塗被
層を硬化せしめた後、成型面から剥離し、強光沢塗被紙
を得た。
【0051】組成7 一級カオリン(UW−90、エンゲルハード製) 45% 二酸化チタン(A−220、石原産業製) 35% ウレタンアクリレートオリゴマーエマルジョン (UE−7250、東亜合成化学工業製) 20% 上記成分の混合物をカウレスディゾルバーで8000回
転で15分間分散させて水を用いて固形分濃度57%の
塗被液を調製した。
転で15分間分散させて水を用いて固形分濃度57%の
塗被液を調製した。
【0052】比較例4 組成7で示される塗被液を原紙Aに絶乾重量で30g/
m2 となるように塗被した後、赤外線と熱風乾燥装置で
塗被層を予備乾燥することなく前記回転体の成型面に塗
被層面を圧接し、原紙Aの非塗被面側から加速電圧17
5kV、吸収線量4Mradの条件で電子線を照射して塗被
層を硬化せしめた後、成型面から剥離し、強光沢塗被紙
を得た。
m2 となるように塗被した後、赤外線と熱風乾燥装置で
塗被層を予備乾燥することなく前記回転体の成型面に塗
被層面を圧接し、原紙Aの非塗被面側から加速電圧17
5kV、吸収線量4Mradの条件で電子線を照射して塗被
層を硬化せしめた後、成型面から剥離し、強光沢塗被紙
を得た。
【0053】実施例1乃至比較例4で得られた強光沢塗
被紙を次の試験並びに評価法に従って分析し、結果を表
1に示した。
被紙を次の試験並びに評価法に従って分析し、結果を表
1に示した。
【0054】試験並びに評価法 (1)塗被面の状態 連続的に塗被している間の形成面の汚れ並びに塗被面の
状態を3段階で評価し、良好なものを○、中程度のもの
を△、不良のものを×として表示した。
状態を3段階で評価し、良好なものを○、中程度のもの
を△、不良のものを×として表示した。
【0055】(2)白紙光沢度 白紙光沢度はJIS−Z8741により、グロスメータ
VGS−1D(日本電色工業製)を用い、60°/60
°の光沢度を測定した。測定数値において、75以上の
ものを本発明に適する強光沢紙とし、75未満のものを
本発明に適する強光沢紙ではないとした。
VGS−1D(日本電色工業製)を用い、60°/60
°の光沢度を測定した。測定数値において、75以上の
ものを本発明に適する強光沢紙とし、75未満のものを
本発明に適する強光沢紙ではないとした。
【0056】(3)オフセット印刷適性(インキ着肉
性) RI印刷試験機(明製作所製、RI−2型)を用いて塗
被紙に次の条件で印刷し、印刷面をJIS−K7654
によりマクベス濃度計 RD914(米国ニューバーン
州のコルモーゲンコーポレーションで開発された濃度
計)を用いて測定した。測定数値において、1.65以
上をオフセット印刷適性が良好と判断し、1.65未満
は前記印刷適性が劣るとした。印刷条件 インキの種類・・・大日本インキ製藍(DICスペース
カラーグラフG Nタイプ)インキ量・・・・・0.5
cc 湿し水・・・・・・イソプロピルアルコール5%添加湿
し水 印刷速度・・・・・30m/分
性) RI印刷試験機(明製作所製、RI−2型)を用いて塗
被紙に次の条件で印刷し、印刷面をJIS−K7654
によりマクベス濃度計 RD914(米国ニューバーン
州のコルモーゲンコーポレーションで開発された濃度
計)を用いて測定した。測定数値において、1.65以
上をオフセット印刷適性が良好と判断し、1.65未満
は前記印刷適性が劣るとした。印刷条件 インキの種類・・・大日本インキ製藍(DICスペース
カラーグラフG Nタイプ)インキ量・・・・・0.5
cc 湿し水・・・・・・イソプロピルアルコール5%添加湿
し水 印刷速度・・・・・30m/分
【0057】(4)像鮮明度 像鮮明度はJIS−K7105により、像鮮明度測定装
置(ICM−1DP、スガ試験機製)を用いて、反射法
で光学櫛の幅が1.0mmのときの値を測定した。測定
数値において、20%以上のものを本発明に適する像鮮
明度の優れた強光沢紙とし、20%未満のものは本発明
に適する強光沢紙ではないとした。
置(ICM−1DP、スガ試験機製)を用いて、反射法
で光学櫛の幅が1.0mmのときの値を測定した。測定
数値において、20%以上のものを本発明に適する像鮮
明度の優れた強光沢紙とし、20%未満のものは本発明
に適する強光沢紙ではないとした。
【0058】
【表1】
【0059】表1から分かるように、本発明法による強
光沢塗被紙は、塗被面の状態が良好で像鮮明度及び白紙
光沢度が高く、オフセット印刷適性に優れている(実施
例1〜4参照)。しかし最外側塗被層に用いる白色顔料
が少ないとオフセット印刷適性が悪くなり(比較例1参
照)、電子線照射により硬化し得る不飽和有機化合物の
使用量が少ないと塗膜強度が悪く、印刷時に塗膜の一部
が剥離して印刷に適さず(比較例2参照)、内側用塗被
層の1層のみでは塗被面の状態が悪く、印刷むらが顕著
に発生して印刷に適さず(比較例3参照)、前記の如く
1層のみで塗被量を増加すると印刷適性は改善される
が、塗工面が悪く印刷に適さない(比較例4参照)。
光沢塗被紙は、塗被面の状態が良好で像鮮明度及び白紙
光沢度が高く、オフセット印刷適性に優れている(実施
例1〜4参照)。しかし最外側塗被層に用いる白色顔料
が少ないとオフセット印刷適性が悪くなり(比較例1参
照)、電子線照射により硬化し得る不飽和有機化合物の
使用量が少ないと塗膜強度が悪く、印刷時に塗膜の一部
が剥離して印刷に適さず(比較例2参照)、内側用塗被
層の1層のみでは塗被面の状態が悪く、印刷むらが顕著
に発生して印刷に適さず(比較例3参照)、前記の如く
1層のみで塗被量を増加すると印刷適性は改善される
が、塗工面が悪く印刷に適さない(比較例4参照)。
【0060】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明は、電子線照
射により硬化し得る不飽和有機化合物を含む塗被層をシ
ート状基体の上に内側層と白色顔料及び前記電子線照射
により硬化し得る不飽和有機化合物の特定量を含有する
最外側層の重積層を形状して設け、電子線を照射するこ
とにより、像鮮明度が高く強光沢でしかも優れたオフセ
ット印刷適性を備えた塗被紙の製造方法を提供するとい
う効果を奏する。
射により硬化し得る不飽和有機化合物を含む塗被層をシ
ート状基体の上に内側層と白色顔料及び前記電子線照射
により硬化し得る不飽和有機化合物の特定量を含有する
最外側層の重積層を形状して設け、電子線を照射するこ
とにより、像鮮明度が高く強光沢でしかも優れたオフセ
ット印刷適性を備えた塗被紙の製造方法を提供するとい
う効果を奏する。
【図1】本発明に係る強光沢塗被紙の2層構造を有する
塗被層を形成するために金属円筒形回転体を用いる工程
概略説明図。
塗被層を形成するために金属円筒形回転体を用いる工程
概略説明図。
【図2】本発明に係る強光沢塗被紙の2層構造を有する
塗被層を形成するためにシート状材料を用いる工程概略
説明図。
塗被層を形成するためにシート状材料を用いる工程概略
説明図。
1…硬化設備、2、8…塗被液容器、3…第2塗被液、
4…第2塗被装置、5…金属製円筒形回転体、6…第1
電子線照射装置、6′…赤外線又は/及び熱風の乾燥装
置、7a…第2塗被層、7′…第2乾燥膜層、7b…第
2塗被液硬化膜層、7…第2塗被膜層、9…第1塗被
液、10…第1塗被装置、11…シート状基体、12…
第1塗被層、13…ガイドロール、14…第2電子線照
射装置、15…剥離ロール、16…強光沢塗被紙、17
…シート状材料
4…第2塗被装置、5…金属製円筒形回転体、6…第1
電子線照射装置、6′…赤外線又は/及び熱風の乾燥装
置、7a…第2塗被層、7′…第2乾燥膜層、7b…第
2塗被液硬化膜層、7…第2塗被膜層、9…第1塗被
液、10…第1塗被装置、11…シート状基体、12…
第1塗被層、13…ガイドロール、14…第2電子線照
射装置、15…剥離ロール、16…強光沢塗被紙、17
…シート状材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 19/24
Claims (1)
- 【請求項1】 シート状基体に電子線照射により硬化し
得る不飽和有機化合物を含む塗被液を塗被して少なくと
も1層の内側塗被層を形成し、これと別に成型面或いは
金属円筒形回転体の周面上に、白色顔料(A)と電子線
照射により硬化し得る不飽和有機化合物(B)とをA/
Bの重量比で65/35〜90/10の割合で含有する
塗被液を塗被して最外側塗被層を形成して予備乾燥した
後電子線照射して或いは電子線照射せずに、該塗被層に
前記シート状基体に形成した前記内側塗被層を重ね合わ
せ、最外側塗被層及び内側塗被層からなる重積層を形成
した後に、電子線照射することを特徴とするオフセット
印刷可能な強光沢塗被紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29090392A JPH06123097A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 強光沢塗被紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29090392A JPH06123097A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 強光沢塗被紙の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06123097A true JPH06123097A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17762005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29090392A Pending JPH06123097A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 強光沢塗被紙の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06123097A (ja) |
-
1992
- 1992-10-06 JP JP29090392A patent/JPH06123097A/ja active Pending
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