JPH0612312Y2 - 油圧クラッチ式変速装置 - Google Patents
油圧クラッチ式変速装置Info
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- JPH0612312Y2 JPH0612312Y2 JP6705387U JP6705387U JPH0612312Y2 JP H0612312 Y2 JPH0612312 Y2 JP H0612312Y2 JP 6705387 U JP6705387 U JP 6705387U JP 6705387 U JP6705387 U JP 6705387U JP H0612312 Y2 JPH0612312 Y2 JP H0612312Y2
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Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はホイール式やクローラー式の走行車両におい
て、速度をメインクラッチの操作無しで変速することが
できる油圧クラッチ式変速装置の、増速変速時および減
速変速時のフィーリングを改善するものである。
て、速度をメインクラッチの操作無しで変速することが
できる油圧クラッチ式変速装置の、増速変速時および減
速変速時のフィーリングを改善するものである。
(ロ)従来技術 油圧クラッチ式変速装置の増速変速時における衝撃接合
を防止せんとする技術は、同一出願人により先願が成さ
れているのである。
を防止せんとする技術は、同一出願人により先願が成さ
れているのである。
従来は、油圧クラッチ式変速装置の増速時において変速
をスムーズにすべく過渡期制御チェックバルブを設けた
り、逆に減速時においてスムーズに変速すべく過渡期制
御チェックバルブを介装していたので、前者の場合には
逆に減速時において急激に加速度が変化して衝撃が発生
し、また後者の場合にも逆に増速時において衝撃が発生
するという不具合が発生していたのである。
をスムーズにすべく過渡期制御チェックバルブを設けた
り、逆に減速時においてスムーズに変速すべく過渡期制
御チェックバルブを介装していたので、前者の場合には
逆に減速時において急激に加速度が変化して衝撃が発生
し、また後者の場合にも逆に増速時において衝撃が発生
するという不具合が発生していたのである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 油圧クラッチ式変速装置において変速操作を行う場合
に、前段階で接合されていた油圧クラッチが解除され、
後段階の油圧クラッチの接合が開始される過渡期におい
て、解除側の圧力は低下方向にあり、接合側の圧力は上
昇方向にあるのである。
に、前段階で接合されていた油圧クラッチが解除され、
後段階の油圧クラッチの接合が開始される過渡期におい
て、解除側の圧力は低下方向にあり、接合側の圧力は上
昇方向にあるのである。
この場合に増速時において、解除側の解除状態が進んで
から接合側が接合しはじめるのでは、該過渡期において
いったん速度が低下してしまうので、ガクンと衝撃状態
が発生するのである。
から接合側が接合しはじめるのでは、該過渡期において
いったん速度が低下してしまうので、ガクンと衝撃状態
が発生するのである。
また減速時においては、接合側が低い圧力で接合するの
で、解除側がいつまでも接合状態を続けると、両者が接
合状態となりこの場合にも衝撃が発生するのである。
で、解除側がいつまでも接合状態を続けると、両者が接
合状態となりこの場合にも衝撃が発生するのである。
このように、該変速時の速度低下による衝撃は、増速時
と減速時とにおいてはその発生条件が異なるのである。
と減速時とにおいてはその発生条件が異なるのである。
従来の技術においては、主として増速時のみ・減速時の
みの一方において発生する衝撃を無くすべく、過渡期制
御バルブを介装していたのである。
みの一方において発生する衝撃を無くすべく、過渡期制
御バルブを介装していたのである。
しかし、考慮されていない減速側・増速側においても同
様に変速時の衝撃は発生するものであり、本考案は油圧
クラッチ式変速装置の考慮されていない側においても解
除側の油圧クラッチと、接合側の油圧クラッチがスムー
ズに切り替わり、変速時の衝撃が発生しないように構成
したものである。
様に変速時の衝撃は発生するものであり、本考案は油圧
クラッチ式変速装置の考慮されていない側においても解
除側の油圧クラッチと、接合側の油圧クラッチがスムー
ズに切り替わり、変速時の衝撃が発生しないように構成
したものである。
しかし増速時と減速時では、機体を加速の為に引っ張る
力と、停止させる為の制動力の発生の相違により加速度
の方向が異なり、同じ過渡期制御バルブでは、増速・減
速の両方において衝撃を取り去るように作動させること
は不可能なのである。
力と、停止させる為の制動力の発生の相違により加速度
の方向が異なり、同じ過渡期制御バルブでは、増速・減
速の両方において衝撃を取り去るように作動させること
は不可能なのである。
本考案において過渡期制御バルブの構造を改良して、増
速時も減速時も衝撃を取り去るように作動すべく構成し
たものである。
速時も減速時も衝撃を取り去るように作動すべく構成し
たものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明する。
る為の構成を説明する。
複数の油圧クラッチを変速経路上に配置し、該油圧クラ
ッチの選択接合により変速を行う油圧クラッチ式変速装
置において、油圧クラッチと変速制御バルブVとの間
に、過渡期制御バルブを設け、該過渡期制御バルブを、
油圧クラッチよりの戻り油量を絞る絞り付き制御スプー
ルと、該制御スプールの戻り油による閉鎖方向への移動
を阻止する制御ピストンにより構成し、該制御ピストン
は一端を制御スプールに接当可能とし、他端の油室に
は、変速低速段のクラッチポートの圧油を油路を介して
導入したものである。
ッチの選択接合により変速を行う油圧クラッチ式変速装
置において、油圧クラッチと変速制御バルブVとの間
に、過渡期制御バルブを設け、該過渡期制御バルブを、
油圧クラッチよりの戻り油量を絞る絞り付き制御スプー
ルと、該制御スプールの戻り油による閉鎖方向への移動
を阻止する制御ピストンにより構成し、該制御ピストン
は一端を制御スプールに接当可能とし、他端の油室に
は、変速低速段のクラッチポートの圧油を油路を介して
導入したものである。
(ホ)実施例 本考案の構成・目的は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成を説明する。
面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は本考案の実施例を示す油圧クラッチ式変速装置
の動力伝達線図、第2図は同じく油圧回路図、第3図は
ミッションケースの上面に配置した過渡期制御バルブV
1,V2,V3の平面断面図、第4図は油圧バルブ装置
Vの操作部を示す断面図、第5図は前進が1速・2速・
3速の場合の圧油曲線の変化を示す図面である。
の動力伝達線図、第2図は同じく油圧回路図、第3図は
ミッションケースの上面に配置した過渡期制御バルブV
1,V2,V3の平面断面図、第4図は油圧バルブ装置
Vの操作部を示す断面図、第5図は前進が1速・2速・
3速の場合の圧油曲線の変化を示す図面である。
第1図,第2図において説明する。
本実施例においては、前進1速クラッチFc1と、前進
2速クラッチFc2と、前進3速クラッチFc3と、後
進速クラッチRの4組の油圧クラッチを配置して、該4
組の油圧クラッチの択一選択結合により、前進3速・後
進1速の変速を可能としている。
2速クラッチFc2と、前進3速クラッチFc3と、後
進速クラッチRの4組の油圧クラッチを配置して、該4
組の油圧クラッチの択一選択結合により、前進3速・後
進1速の変速を可能としている。
エンジンEよりの動力をVベルトにより入力軸10に入
力しており、該入力軸10とカウンター軸11の間で4
速の歯車噛合式副変速装置を構成している。
力しており、該入力軸10とカウンター軸11の間で4
速の歯車噛合式副変速装置を構成している。
そして油圧クラッチ軸12の上に前進1速クラッチFc
1と前進3速クラッチFc3を配置し、油圧クラッチ軸
13の上に後進速クラッチRと前進2速クラッチFc2
とを配置している。
1と前進3速クラッチFc3を配置し、油圧クラッチ軸
13の上に後進速クラッチRと前進2速クラッチFc2
とを配置している。
4組の油圧クラッチにより変速後の回転を軸14上の歯
車に集めて、操向軸15上に伝達している。操向軸1
5,15の上の操向クラッチ装置と操向ブレーキ装置に
より機体の操向操作を行っている。
車に集めて、操向軸15上に伝達している。操向軸1
5,15の上の操向クラッチ装置と操向ブレーキ装置に
より機体の操向操作を行っている。
操向軸15,15の後段に減速軸16と車軸17が配置
されている。
されている。
本考案の油圧クラッチ式変速装置に圧油を供給する油圧
ポンプPoが、入力軸10の外端に配置されている。
ポンプPoが、入力軸10の外端に配置されている。
第2図において示す如く、油圧ポンプPoより吐出され
た圧油は遅延リリーフバルブDRVを経て変速制御バル
ブVに送油される。
た圧油は遅延リリーフバルブDRVを経て変速制御バル
ブVに送油される。
該遅延リリーフバルブDRVは、変速中立位置より各変
速位置に切り換えて発進する場合の衝撃接合を防いで、
機体のダッシュを無くす為のリリーフバルブである。
速位置に切り換えて発進する場合の衝撃接合を防いで、
機体のダッシュを無くす為のリリーフバルブである。
該遅延リリーフバルブDRVのスプール30には、その
油圧的摺動を行わせる為の油路孔30aが形成されてい
る。ポンプポートの初期尖頭圧kは油路孔30aの径の
都合によって発生する。
油圧的摺動を行わせる為の油路孔30aが形成されてい
る。ポンプポートの初期尖頭圧kは油路孔30aの径の
都合によって発生する。
各遅延リリーフバルブDRVより吐出された圧油と各油
圧クラッチよりの戻り油が集められて、低圧リリーフバ
ルブ18により低圧を与えられて、各油圧クラッチ装置
の潤滑油路19へ送油されて入る。
圧クラッチよりの戻り油が集められて、低圧リリーフバ
ルブ18により低圧を与えられて、各油圧クラッチ装置
の潤滑油路19へ送油されて入る。
アンロードバルブEは、遅延リリーフバルブDRVの制
御ピストン室Daへの油流入を、絞りEaを介して行わ
せるI位置と、制御ピストン室Daからの油排出を絞り
Eaを介さずに行わせるII位置を備え、変速制御バルブ
Vの変速切換えの際にはII位置となり、切換終了でI位
置に移動するようにして、遅延リリーフバルブDRVの
制御ピストンが変速操作の際に常に初期の圧力0状態か
らリリーフ値を高めるべく作動するようにする為のもの
である。
御ピストン室Daへの油流入を、絞りEaを介して行わ
せるI位置と、制御ピストン室Daからの油排出を絞り
Eaを介さずに行わせるII位置を備え、変速制御バルブ
Vの変速切換えの際にはII位置となり、切換終了でI位
置に移動するようにして、遅延リリーフバルブDRVの
制御ピストンが変速操作の際に常に初期の圧力0状態か
らリリーフ値を高めるべく作動するようにする為のもの
である。
なおこのアンロードバルブE付きの遅延リリーフバルブ
DRVは実開昭58−157049号にて公知である。
DRVは実開昭58−157049号にて公知である。
本考案は以上のような全体的な構成において、変速制御
バルブVと各前進用油圧クラッチとの間に、過渡期制御
バルブV1,V2,V3を配置したものである。
バルブVと各前進用油圧クラッチとの間に、過渡期制御
バルブV1,V2,V3を配置したものである。
第4図において開示する如く、本考案の油圧クラッチ式
変速装置の油圧制御部は、ミッションケースの上に3段
式構造として配置されているのである。
変速装置の油圧制御部は、ミッションケースの上に3段
式構造として配置されているのである。
最上段のバルブケース3内には、遅延リリーフバルブD
RVとアンロードバルブEが配置されており、中間のバ
ルブケース2内には変速制御バルブVが配置されてお
り、また下段のバルブケース1内には、本考案の要部を
構成する過渡期制御バルブV1,V2,V3が3組配置
されているのである。第3図においては下段のバルブケ
ース1内に配置した過渡期制御バルブV1,V2,V3
の構成が図示されている。
RVとアンロードバルブEが配置されており、中間のバ
ルブケース2内には変速制御バルブVが配置されてお
り、また下段のバルブケース1内には、本考案の要部を
構成する過渡期制御バルブV1,V2,V3が3組配置
されているのである。第3図においては下段のバルブケ
ース1内に配置した過渡期制御バルブV1,V2,V3
の構成が図示されている。
また第4図において示す如く、バルブケース2,3を貫
通した空間内に、変速制御バルブVのスプールを操作す
る変速操作ピン22と変速操作軸23が配置されてお
り、該変速操作軸23がバルブケース3の外部に突出し
た部分に、変速操作レバー24が突出しているのであ
る。
通した空間内に、変速制御バルブVのスプールを操作す
る変速操作ピン22と変速操作軸23が配置されてお
り、該変速操作軸23がバルブケース3の外部に突出し
た部分に、変速操作レバー24が突出しているのであ
る。
該バルブケース3の内部に構成された遅延リリーフバル
ブDRVや、バルブケース1及びバルブケース2内に構
成された変速制御バルブVの構成については、出願人が
先願において開示した技術であるので詳細な説明を省
く。
ブDRVや、バルブケース1及びバルブケース2内に構
成された変速制御バルブVの構成については、出願人が
先願において開示した技術であるので詳細な説明を省
く。
しかしその構成は第2図の油圧回路図において示した切
換え油路が構成されており、それぞれの場合において切
換えが行われるものである。
換え油路が構成されており、それぞれの場合において切
換えが行われるものである。
次に第3図において、過渡期制御バルブV1,V2,V
3の構成について説明する。
3の構成について説明する。
過渡期制御バルブV1は下段のバルブケース1の孔内
に、付勢バネ8とバネ受6と1速制御スプール5が嵌装
されている。該1速制御スプール5にはランド7が構成
され、該ランド7の一部を貫通して絞り孔9が開口され
ている。
に、付勢バネ8とバネ受6と1速制御スプール5が嵌装
されている。該1速制御スプール5にはランド7が構成
され、該ランド7の一部を貫通して絞り孔9が開口され
ている。
過渡期制御バルブV2は、下段のバルブケース1の孔内
に、付勢バネ28と2速制御ピストン26と2速制御ス
プール25が嵌装されている。そして2速制御スプール
25にランド27が構成され、該ランド27を貫通して
絞り孔29が構成されている。
に、付勢バネ28と2速制御ピストン26と2速制御ス
プール25が嵌装されている。そして2速制御スプール
25にランド27が構成され、該ランド27を貫通して
絞り孔29が構成されている。
過渡期制御バルブV3は下段のバルブケース1の孔内
に、付勢バネ38と3速制御ピストン36と3速制御ス
プール35が配置されており、該3速制御スプール35
にランド37が構成され、該ランド37を貫通して絞り
孔39が開口されている。
に、付勢バネ38と3速制御ピストン36と3速制御ス
プール35が配置されており、該3速制御スプール35
にランド37が構成され、該ランド37を貫通して絞り
孔39が開口されている。
以上のような構成において、1速制御スプール5が切り
換える前進1速クラッチポートF1と前進1速バルブポ
ートf1のうち、前進1速バルブポートf1を、過渡期
制御バルブV2の2速制御ピストン26を押圧する室に
油路aにより連通しているのである。
換える前進1速クラッチポートF1と前進1速バルブポ
ートf1のうち、前進1速バルブポートf1を、過渡期
制御バルブV2の2速制御ピストン26を押圧する室に
油路aにより連通しているのである。
同様に2速制御スプール25が切り換える前進2速クラ
ッチポートF2と前進2速バルブポートf2のうち、前
進2速バルブポートf2と、過渡期制御バルブV3の3
速制御ピストン36の押圧側の室とを油路bにより連通
させているのである。
ッチポートF2と前進2速バルブポートf2のうち、前
進2速バルブポートf2と、過渡期制御バルブV3の3
速制御ピストン36の押圧側の室とを油路bにより連通
させているのである。
第3図においてその他のポートとして示すDはドレーン
ポートである。
ポートである。
(ヘ)考案の作用 本考案の構成は以上の如くであり、次に本考案の作用を
説明する。
説明する。
1速から2速の如く増速を行う場合には、車両の牽引力
を該油圧クラッチの接合により発生する必要があるの
で、高速側の油圧クラッチの接合が高圧位置でなければ
接合されず、第5図において示す増速時接合域cは油圧
曲線の高圧域に位置するのである。
を該油圧クラッチの接合により発生する必要があるの
で、高速側の油圧クラッチの接合が高圧位置でなければ
接合されず、第5図において示す増速時接合域cは油圧
曲線の高圧域に位置するのである。
故に該高速側の油圧クラッチが接合するまで、低速側の
油圧クラッチの接合状態を維持しておかなければ、いっ
たん低速側の油圧クラッチが断状態となって速度が低下
した後に、やっと高速側に接合することとなり、その間
に加速度がマイナスとなりガクッと衝撃状態が発生する
のである。
油圧クラッチの接合状態を維持しておかなければ、いっ
たん低速側の油圧クラッチが断状態となって速度が低下
した後に、やっと高速側に接合することとなり、その間
に加速度がマイナスとなりガクッと衝撃状態が発生する
のである。
故に増速時には、低速側の圧力は出来るだけ長く維持し
て、高速側が完全に接合した増速時接合域cの終端位置
近くで、低速側の油圧クラッチにかかる圧力を完全に抜
く圧力下降段部nを構成しているのである。
て、高速側が完全に接合した増速時接合域cの終端位置
近くで、低速側の油圧クラッチにかかる圧力を完全に抜
く圧力下降段部nを構成しているのである。
逆に減速側においては、車両を牽引する力は必要なく、
逆に機体の自重、路面状況により制動がかかる方向であ
るから、減速する低速側の油圧クラッチの曲線が低圧域
で、接合してしまうのである。故に減速時接合域dは油
圧曲線の低い位置となり、低速側の油圧クラッチの接合
後に高速側の油圧クラッチも接合していると二重噛合状
態が発生し、該状態から高速側が断となった途端に、低
速側の速度に規制されてエンジンブレーキの状態が発生
し、この場合にもマイナスの加速度が発生し、乗車して
いるオペレーターにとってはガクッと衝撃が感じること
となるのである。
逆に機体の自重、路面状況により制動がかかる方向であ
るから、減速する低速側の油圧クラッチの曲線が低圧域
で、接合してしまうのである。故に減速時接合域dは油
圧曲線の低い位置となり、低速側の油圧クラッチの接合
後に高速側の油圧クラッチも接合していると二重噛合状
態が発生し、該状態から高速側が断となった途端に、低
速側の速度に規制されてエンジンブレーキの状態が発生
し、この場合にもマイナスの加速度が発生し、乗車して
いるオペレーターにとってはガクッと衝撃が感じること
となるのである。
本考案においては、減速時においては早めに高速側を断
状態として、慣性力により空走状態として低速側の油圧
クラッチの接合に合わせて、徐々に低速側の油圧クラッ
チに接合することにより、速度を低下させてマイナス加
速度の発生を防ぐのである。
状態として、慣性力により空走状態として低速側の油圧
クラッチの接合に合わせて、徐々に低速側の油圧クラッ
チに接合することにより、速度を低下させてマイナス加
速度の発生を防ぐのである。
次に第2図,第3図に戻り、実施例の各速度毎に、作用
を示す。
を示す。
中立位置から1速に入る場合には、前進1速バルブポー
トf1に流入する圧油は、遅延リリーフバルブDRVに
より制御されて、最初に初期尖頭圧kを構成するがその
後は徐々に上昇する曲線を構成するので、前進1速クラ
ッチFc1は徐々に接合するので衝撃発進状態は発生し
ないのである。
トf1に流入する圧油は、遅延リリーフバルブDRVに
より制御されて、最初に初期尖頭圧kを構成するがその
後は徐々に上昇する曲線を構成するので、前進1速クラ
ッチFc1は徐々に接合するので衝撃発進状態は発生し
ないのである。
即ち過渡期制御バルブV1は付勢バネ8によって予め前
進1速バルブポートf1を前進1速クラッチポートF1
に開く位置に1速制御スプール5が押されており、ラン
ド7の部分が前進1速クラッチポートF1側に外れてい
るのである。故に前進1速バルブポートf1の圧油は何
の抵抗も受けずに、前進1速クラッチポートF1に流入
するのである。その後前進1速クラッチFc1の油圧作
動筒内が圧油で充満すると、前進1速バルブポートf1
と前進1速クラッチポートF1内の油圧力が等しくなる
が、前進1速バルブポートf1側のランド7の受圧面積
<前進1速クラッチポートF1側のランドの面積に設定
している為、1速制御スプール5が図示右方向へ摺動
し、前進1速バルブポートf1と前進1速クラッチポー
トF1の間はランド7によって塞がれる。
進1速バルブポートf1を前進1速クラッチポートF1
に開く位置に1速制御スプール5が押されており、ラン
ド7の部分が前進1速クラッチポートF1側に外れてい
るのである。故に前進1速バルブポートf1の圧油は何
の抵抗も受けずに、前進1速クラッチポートF1に流入
するのである。その後前進1速クラッチFc1の油圧作
動筒内が圧油で充満すると、前進1速バルブポートf1
と前進1速クラッチポートF1内の油圧力が等しくなる
が、前進1速バルブポートf1側のランド7の受圧面積
<前進1速クラッチポートF1側のランドの面積に設定
している為、1速制御スプール5が図示右方向へ摺動
し、前進1速バルブポートf1と前進1速クラッチポー
トF1の間はランド7によって塞がれる。
次に前進1速から2速へ増速する場合には、過渡期制御
バルブV2は付勢バネ28による押圧力と、前進2速バ
ルブポートf2に流入する圧油により押されてランド2
7が外れる方向に開口しており、前進2速バルブポート
f2の圧油は前進2速クラッチポートF2に何の抵抗も
無く流入するのである。故に遅延リリーフバルブDRV
により制御された圧油の曲線に沿って圧力が上昇するの
である。前進2速クラッチFc2の油圧作動筒内が圧油
で充満すると、前述の1速制御スプール5と同様に、2
速制御スプール25が図示右方向へ摺動して、前進2速
バルブポートf2と前進2速クラッチポートF2の間を
ランド27により塞ぐものである。
バルブV2は付勢バネ28による押圧力と、前進2速バ
ルブポートf2に流入する圧油により押されてランド2
7が外れる方向に開口しており、前進2速バルブポート
f2の圧油は前進2速クラッチポートF2に何の抵抗も
無く流入するのである。故に遅延リリーフバルブDRV
により制御された圧油の曲線に沿って圧力が上昇するの
である。前進2速クラッチFc2の油圧作動筒内が圧油
で充満すると、前述の1速制御スプール5と同様に、2
速制御スプール25が図示右方向へ摺動して、前進2速
バルブポートf2と前進2速クラッチポートF2の間を
ランド27により塞ぐものである。
前進1速クラッチポートF1からの戻り油は、1速制御
スプール5のランド7を付勢バネ8に抗して押すと共に
前進1速バルブポートf1が変速制御バルブVによって
ドレン側に開放されて1速制御スプール5を押し戻しラ
ンド7が閉鎖されて、ランド7に設けた絞り孔9のみか
ら流出するので、前進1速クラッチポートF1の圧力は
徐々にしか下降しないのである。これにより増速時接合
域cの間だけ、前進1速クラッチポートF1側の圧力を
保ち、前進1速クラッチFc1の半接合状態を保つので
ある。
スプール5のランド7を付勢バネ8に抗して押すと共に
前進1速バルブポートf1が変速制御バルブVによって
ドレン側に開放されて1速制御スプール5を押し戻しラ
ンド7が閉鎖されて、ランド7に設けた絞り孔9のみか
ら流出するので、前進1速クラッチポートF1の圧力は
徐々にしか下降しないのである。これにより増速時接合
域cの間だけ、前進1速クラッチポートF1側の圧力を
保ち、前進1速クラッチFc1の半接合状態を保つので
ある。
そして該前進1速クラッチFc1内の戻り油の終了近く
になると、戻り油側の圧力が低下して、付勢バネ8の付
勢力が勝ち、該ランド7は開放方向に押されて開放さ
れ、一気に前進1速クラッチFc1内の圧力は低下する
圧力下降段部nを構成するのである。
になると、戻り油側の圧力が低下して、付勢バネ8の付
勢力が勝ち、該ランド7は開放方向に押されて開放さ
れ、一気に前進1速クラッチFc1内の圧力は低下する
圧力下降段部nを構成するのである。
次に前進2速から3速への増速時においては、3速制御
スプール35は付勢バネ38と、該前進3速バルブポー
トf3に流入する圧油の押圧力によりランド37を押し
て、ランド37は開放され前進3速バルブポートf3よ
り前進3速クラッチFc3への圧油の流入は何の抵抗も
受けずに行われるのである。前進3速クラッチFc3の
油圧作動筒内が圧油で充満すると前述の1速制御スプー
ル5と同様に、3速制御スプール35が図示左方向へ摺
動して、前進3速バルブポートf3と前進3速クラッチ
ポートF3の間をランド37により塞ぐものである。
スプール35は付勢バネ38と、該前進3速バルブポー
トf3に流入する圧油の押圧力によりランド37を押し
て、ランド37は開放され前進3速バルブポートf3よ
り前進3速クラッチFc3への圧油の流入は何の抵抗も
受けずに行われるのである。前進3速クラッチFc3の
油圧作動筒内が圧油で充満すると前述の1速制御スプー
ル5と同様に、3速制御スプール35が図示左方向へ摺
動して、前進3速バルブポートf3と前進3速クラッチ
ポートF3の間をランド37により塞ぐものである。
そして前進2速クラッチポートF2からの戻り油は、2
速制御スプール25のランド27を付勢バネ28に抗し
て押圧して閉鎖側に移動させ、その後の戻り油は絞り孔
29を通過して徐々に流出するので、増速時接合域cに
おける前進2速クラッチF2の半接合状態を維持するの
である。
速制御スプール25のランド27を付勢バネ28に抗し
て押圧して閉鎖側に移動させ、その後の戻り油は絞り孔
29を通過して徐々に流出するので、増速時接合域cに
おける前進2速クラッチF2の半接合状態を維持するの
である。
そして前進2速クラッチFc2からの戻り油の最終段階
において、付勢バネ28が戻り油のランド27を押す力
に勝つことにより、ランド7が開放されて圧力下降段部
nを構成するのである。
において、付勢バネ28が戻り油のランド27を押す力
に勝つことにより、ランド7が開放されて圧力下降段部
nを構成するのである。
次に前進3速から2速への減速時においては、過渡期制
御バルブV2の2速制御スプール25は前進2速クラッ
チFc2の戻り油が出てしまった後は、付勢バネ28の
力と、前進2速バルブポートf2に流入する圧油により
ランド27が開放方向に戻り、前進2速バルブポートf
2の圧油は前進2速クラッチポートF2へ抵抗無く流入
するのである。
御バルブV2の2速制御スプール25は前進2速クラッ
チFc2の戻り油が出てしまった後は、付勢バネ28の
力と、前進2速バルブポートf2に流入する圧油により
ランド27が開放方向に戻り、前進2速バルブポートf
2の圧油は前進2速クラッチポートF2へ抵抗無く流入
するのである。
これに対して前進3速クラッチポートF3の戻り油は、
付勢バネ38の収容室と前進2速バルブポートf2とが
油路bにより連通されているので、3速制御ピストン3
6を図示右方向へ押す力が働き、前進3速クラッチポー
トF3からの戻り油の力によりランド37を押すもの
の、3速制御ピストン36を押す圧力の方が大であるの
で、ランド37は開放されてしまい前進3速クラッチポ
ートF3の戻り油は一気にドレーン回路に流出し、減速
接合域dの初期の段階で、前進3速クラッチポートF3
の圧力は低下するのである。これが第5図の急低下曲線
mを描くのである。
付勢バネ38の収容室と前進2速バルブポートf2とが
油路bにより連通されているので、3速制御ピストン3
6を図示右方向へ押す力が働き、前進3速クラッチポー
トF3からの戻り油の力によりランド37を押すもの
の、3速制御ピストン36を押す圧力の方が大であるの
で、ランド37は開放されてしまい前進3速クラッチポ
ートF3の戻り油は一気にドレーン回路に流出し、減速
接合域dの初期の段階で、前進3速クラッチポートF3
の圧力は低下するのである。これが第5図の急低下曲線
mを描くのである。
前進2速から1速へ減速する場合においても、前進1速
バルブポートf1から前進1速クラッチポートF1への
圧油は、付勢バネ8が1速制御スプール5を開放側に押
圧しており、また前進1速バルブポートf1に流入する
圧油によりランド7が開放され抵抗無く流入するのであ
る。
バルブポートf1から前進1速クラッチポートF1への
圧油は、付勢バネ8が1速制御スプール5を開放側に押
圧しており、また前進1速バルブポートf1に流入する
圧油によりランド7が開放され抵抗無く流入するのであ
る。
一方過渡期制御バルブV2において、前進2速クラッチ
ポートF2からの戻り油は、2速制御スプール25のラ
ンド27を押すが、付勢バネ28の収容室に前進1速バ
ルブポートf1の圧油が油路aを介して流入しているの
で、この圧力によりランド27が開放する位置へ2速制
御スプール25が押され、該前進2速クラッチポートF
2の圧油も一気に流出されるのである。これが第5図の
急低下曲線mを構成するのである。
ポートF2からの戻り油は、2速制御スプール25のラ
ンド27を押すが、付勢バネ28の収容室に前進1速バ
ルブポートf1の圧油が油路aを介して流入しているの
で、この圧力によりランド27が開放する位置へ2速制
御スプール25が押され、該前進2速クラッチポートF
2の圧油も一気に流出されるのである。これが第5図の
急低下曲線mを構成するのである。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
するものである。
第1に、過渡期制御バルブV1,V2,V3を介装する
ことにより、該バルブが増速時と減速時を判断して、解
除側の油圧クラッチの圧油の曲線を指定した通りに下降
させるので、それにマッチして接合側の油圧クラッチを
接合することにより、増速時も減速時も衝撃の無い状態
で変速ができるのである。
ことにより、該バルブが増速時と減速時を判断して、解
除側の油圧クラッチの圧油の曲線を指定した通りに下降
させるので、それにマッチして接合側の油圧クラッチを
接合することにより、増速時も減速時も衝撃の無い状態
で変速ができるのである。
第2に、減速時においては、高速側の油圧クラッチを解
除した後に、低速側を接合することとなり、両油圧クラ
ッチの二重噛合状態が発生しないこととなり、摩擦板の
摩耗や潤滑油温度の上昇が発生しないのである。
除した後に、低速側を接合することとなり、両油圧クラ
ッチの二重噛合状態が発生しないこととなり、摩擦板の
摩耗や潤滑油温度の上昇が発生しないのである。
第1図は本考案の実施例を示す油圧クラッチ式変速装置
の動力伝達線図、第2図は同じく油圧回路図、第3図は
ミッションケースの上面に配置した過渡期制御バルブV
1,V2,V3の平面断面図、第4図は油圧バルブ装置
Vの操作部を示す断面図、第5図は前進が1速・2速・
3速の場合の圧油曲線の変化を示す図面である。 V1,V2,V3……過渡期制御バルブ F1……前進1速クラッチポート F2……前進2速クラッチポート F3……前進3速クラッチポート 5,25,35……制御スプール 26,36……制御ピストン 7,27,37……ランド 8,28,38……付勢バネ 9,29,39……絞り孔 V……変速制御バルブ
の動力伝達線図、第2図は同じく油圧回路図、第3図は
ミッションケースの上面に配置した過渡期制御バルブV
1,V2,V3の平面断面図、第4図は油圧バルブ装置
Vの操作部を示す断面図、第5図は前進が1速・2速・
3速の場合の圧油曲線の変化を示す図面である。 V1,V2,V3……過渡期制御バルブ F1……前進1速クラッチポート F2……前進2速クラッチポート F3……前進3速クラッチポート 5,25,35……制御スプール 26,36……制御ピストン 7,27,37……ランド 8,28,38……付勢バネ 9,29,39……絞り孔 V……変速制御バルブ
Claims (1)
- 【請求項1】複数の油圧クラッチを変速経路上に配置
し、該油圧クラッチの選択接合により変速を行う油圧ク
ラッチ式変速装置において、油圧クラッチと変速制御バ
ルブVとの間に、過渡期制御バルブを設け、該過渡期制
御バルブを、油圧クラッチよりの戻り油量を絞る絞り付
き制御スプールと、該制御スプールの戻り油による閉鎖
方向への移動を阻止する制御ピストンにより構成し、該
制御ピストンは一端を制御スプールに接当可能とし、他
端の油室には、変速低速段のクラッチポートの圧油を油
路を介して導入したことを特徴とする油圧クラッチ式変
速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6705387U JPH0612312Y2 (ja) | 1987-05-01 | 1987-05-01 | 油圧クラッチ式変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6705387U JPH0612312Y2 (ja) | 1987-05-01 | 1987-05-01 | 油圧クラッチ式変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63173547U JPS63173547U (ja) | 1988-11-10 |
| JPH0612312Y2 true JPH0612312Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=30905609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6705387U Expired - Lifetime JPH0612312Y2 (ja) | 1987-05-01 | 1987-05-01 | 油圧クラッチ式変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612312Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-01 JP JP6705387U patent/JPH0612312Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63173547U (ja) | 1988-11-10 |
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