JPH06123960A - 刷版用マスキングフィルムの製法及びその装置 - Google Patents

刷版用マスキングフィルムの製法及びその装置

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JPH06123960A
JPH06123960A JP27272192A JP27272192A JPH06123960A JP H06123960 A JPH06123960 A JP H06123960A JP 27272192 A JP27272192 A JP 27272192A JP 27272192 A JP27272192 A JP 27272192A JP H06123960 A JPH06123960 A JP H06123960A
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light
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Junichi Maeda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刷版用マスキングフィルムを簡単に形成す
る。 【構成】 ネガフィルム(3)と感板フィルム(4a)を重
ね、一方のフィルムを平行回転させ、ネガフィルム(3)
を通して感板フィルム(4a)に光を当てる。両フィルムの
相対的な平行回転運動により、ネガフィルム(3)の透光
パターン(31)の動く範囲で感板フィルム(4a)に光が照射
される。ネガフィルム(3)の平行回転運動の回転半径に
応じて、ネガフィルム(3)のエネルギー線素通りパター
ン(31)よりも任意の量だけ大きなパターンの範囲に感板
フィルムにエネルギー線を照射でき、その後、感板フィ
ルム(4a)を現像することにより、光が当った部分は光を
通すマスキングフィルム(4)を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光等のエネルギー線の照
射により硬化する樹脂液を用いて刷版を製作する際に使
用するための、マスキングフィルムの製法及びその装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】段ボール紙や新聞の印刷に際し、紫外線
照射を受けると硬化する特性を有する樹脂製の刷版が使
用されている。斯種刷版は、図5に示す如く、ベースフ
ィルム(11)上に、上記光硬化性樹脂にて形成された薄手
のベース部(23)、印刷パターンに対応して高く隆起した
レリーフ部(21)及び該レリーフ部の外周にレリーフ部よ
りも低く、ベース部よりも高くなってレリーフ部の補強
となるマウント部(22)を有しており、樹脂シート(10)に
粘着テープ(13)にて貼り付けて使用される。
【0003】上記刷版の製作は例えば、図7、図8に示
す工程によって行なわれている。一例として図5に示す
如く「AB」の標章をダンボール紙に印刷するために用い
る刷版(1)(標章は刷版表面で裏返し標章(9)となって
表れる)を製造する従来の方法を説明する。図6は刷版
の製作に用いるネガフィルム(3)とマスキングフィルム
(4)を示しており、ネガフィルム(3)には前記標章(9)
に対応する透光パターン(31)が形成され、該パターン以
外の斜線で示す部分は完全遮光面となっている。マスキ
ングフィルム(4)は、ネガフィルム(3)上の上記透光パ
ターン(31)に対応して該パターンよりもやや大きな輪郭
の透光パターン(41)を有し、その他の斜線で示す部分は
完全遮光面となっている。
【0004】刷版製造工程 第1工程 図7に示す如く透明台板(5)上にネガフィル
ム(3)を載せ、ネガフィルム(3)上に透明保護フィルム
(6)を被せる。更に透明保護フィルム(6)の外周部に略
長方形の枠体(7)を置き、枠体(7)内に光硬化性液体樹
脂を流し込んで、透明保護フィルム(6)上に光硬化性液
体樹脂層(2)を形成する。光硬化性液体樹脂層(2)の上
面に透明ベースフィルム(11)を載せ、更にマスキングフ
ィルム(4)を被せる。透明ベースフィルム(11)の下面
に、必要に応じて予め光硬化性樹脂との接着性の良好な
透明接着剤(図示せず)を塗布しておく。
【0005】第2工程 マスキングフィルム(4)の上方
及び透明台板(5)の外側から光源(51)(52)の光を当てて
液体樹脂層を露光する。マスキングフィルム(4)及びネ
ガフィルム(3)の夫々の透光パターン(31)(41)に対応し
て露光部分は硬化を始め、未露光部分は液体の儘で残
り、ネガフィルム(3)側の樹脂硬化部は前記標章(9)に
一致するレリーフ部(21)となり、マスキングフィルム
(4)側の樹脂硬化部は該レリーフ部(21)に太く繋がって
補強となる。
【0006】第3工程 マスキングフィルム(4)を外し
て図8の如く、ベースフィルム(11)の外側から再び短時
間露光し、樹脂液層の上面全体を薄く硬化させベースフ
ィルム(11)と一体に接合したベース部(23)を形成する。
【0007】第4工程 マスキングフィルム(4)、枠体
(7)、透明保護フィルム(6)を取り外し、未硬化の液体
樹脂を回収し、図5、図9に示す刷版(1)が完成する。
上記刷版(1)を樹脂シート(10)に貼着して、これを円筒
状版胴に取付けて印刷を行なう。
【0008】図10、図12は、刷版(1)の製法の他の
実施例を示している(実開昭61−92945号)。ネガ
フィルム(3)には前記同様にして、標章(9)に対応する
透光パターン(31)が形成され、該パターン以外の部分は
完全遮光面となっている。マスキングフィルム(4)は、
ネガフィルム(3)上の上記透光パターン(31)に対応して
該パターンよりもやや大きな輪郭の透光パターン(41)を
有し、その他の部分は露光によって光の一部を透過でき
る半遮光面となっている。
【0009】刷版製造工程 第1工程 第10図に示す如く、透明台板(5)上にネガ
フィルム(3)、透明保護フィルム(6)及び枠体(7)を置
き、枠体(7)内に光硬化性液体樹脂を流し込んで、透明
保護フィルム(6)上に光硬化性液体樹脂層(2)を形成す
る。光硬化性液体樹脂層(2)の上面に透明ベースフィル
ム(11)を載せ、該フィルムの上にマスキングフィルム
(4)を被せる。透明ベースフィルム(11)の下面には必要
に応じて予め光硬化性樹脂との接着性の良好な透明接着
剤(図示せず)を塗布しておく。
【0010】第2工程 マスキングフィルム(4)の上方
から第1光源(51)の光を当てる。第1光源からの照射を
続けた儘、数分遅れて図11の如く、透明台板(5)の下
方から第2光源(52)の光を数分間当てる。樹脂液層(2)
の上部はマスキングフィルム(4)の透光パターン(41)内
に対応する部分は光透過量が多く、厚く硬化して刷版の
マウント部(22)を形成し、該パターン(41)から外れた部
分は半遮光面であって、光が少量しか通過しないため、
樹脂が薄く硬化するのみで、この薄く硬化した部分がベ
ース部(23)となる。他方、樹脂層の下部は、台板(5)下
方からの露光によってネガフィルム(3)のパターン(31)
に対応する部分が硬化し、前記マウント部(22)に連続す
るレリーフ部(21)となる。上記の様にベース部(23)はマ
スキングフィルム(4)の半遮光面を通過した光によって
硬化するため、ベース部(23)の表面は樹脂液の未硬化液
状部分とは明確に区別出来る様に固化して仕上がる。
【0011】第3工程 マスキングフィルム(4)、枠体
(7)、透明保護フィルム(6)を取り外し、未硬化の液体
樹脂を回収し図5、図9に示す刷版(1)が完成する。
【0012】図7に示すマスキングフィルム(4)は、光
を素通りさせる透明フィルム(42)上に、光を遮断する遮
光フィルム(43)を剥離可能に貼着して形成されたもので
ある。マウント部形成用のパターン(41)はネガフィルム
(3)の透光パターン(31)の輪郭から少し離れた範囲で遮
光フィルム(43)を切り取って形成されている。マスキン
グフィルム(4)から遮光フィルム(43)を必要な大きさだ
けを切り取る作業は、遮光フィルム(43)側を上にしてマ
スキングフィルム(4)をネガフィルム(3)上に載せ、遮
光フィルム(43)に前記ネガフィルム(3)の透光パターン
(31)の輪郭から一定の距離離れた位置に沿って遮光フィ
ルムの厚みに対応する深さに切込みを施し、該切込みで
囲まれる部分を剥ぎ取って行なう。マスキングフィルム
(4)の遮光フィルム(43)の切取り大きさによって、刷版
のマウント部(22)の輪郭大きさが決まる。
【0013】他方、図10に示すマスキングフィルム
(4)は、光を素通りさせる透明フィルム(42)上に、光を
一部遮断して通過させる半遮光フィルム(43a)を剥離可
能に貼着して形成されたものである。前記同様にして、
ネガフィルムの透光パターンの輪郭よりも少し外位置に
沿って半遮光フィルム(43a)の厚みに対応する深さに切
込みを施し、該切込みで囲まれる部分を剥ぎとって透光
パターン(41)を形成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】マスキングフィルム
(4)の透光パターン(41)が必要範囲よりも小さければ、
形成されるマウント部(22)の面積が小さ過ぎてレリーフ
部(21)の補強には不十分である。又、透光パターン(41)
が必要以上に大きければ、レリーフ部(21)の補強には無
関係な部分で高価な光硬化性樹脂が消費されて無駄とな
る。更にマウント部(22)が必要以上に広がっている場
合、印刷の際、マウント部(22)の外周部にも印刷インキ
が付着し、これが紙に写される問題が生じる。従って、
マスキングフィルム(4)に施す切り込み線はネガフィル
ム(3)の透光パターン(31)の輪郭線よりも外側に4mm程
度均一に離れていることが望ましいく、大き過ぎても、
小さ過ぎても問題を生じる。ところが前記の如く、マス
キングフィルム(4)のパターン(41)を形成するには、二
層フィルムの一層だけを、上記の寸法パターンで切り抜
かねばならず、作業に熟練を要し、能率が悪い問題があ
った。、本発明は、簡単且つ能率的にマスキングフィル
ムを製造する方法及びその装置を明らかにするものであ
る。
【0015】
【課題を解決する手段】本発明のマスキングフィルムの
製法は、エネルギー線を遮断するフィルムにエネルギー
線を透過させるパターン(31)を形成したネガフィルム
(3)と、エネルギー線の照射及び現像によって照射箇所
はエネルギー線を素通りさせ、非照射箇所はエネルギー
線を遮断または半遮断する特性の感板フィルムを重ね、
ネガフィルム(3)と感板フィルムを相対的に平行回転運
動させ乍らネガフィルム側からエネルギー線を照射し、
感板フィルムにネガフィルム(3)のパターン(31)から食
み出る大きさにエネルギー線を素通りさせ、次に感板フ
ィルムを現像して、感板フィルムにネガフィルム(3)の
パターン(31)から食み出る大きさにエネルギー線素通り
又はエネルギー線を半遮断するパターン(41)を形成す
る。
【0016】本発明のマスキングフィルムの製造装置
は、基台(100)にフィルムを載せる透明板(101)及び該透
明板(101)の側方にフィルムを平行回転運動させる平行
回転装置(200)を配備し、透明板(101)の上方又は下方に
エネルギー線照射体を配備して構成される。
【0017】
【作用及び効果】基台(100)上にネガフィルム(3)と感
板フィルム(4a)を重ね、何れか一方のフィルムを粘着テ
ープ等によって基台(100)に固定し、他方のフィルムを
平行回転装置(200)に保持せしめて同一面内にて平行回
転させる。この状態でネガフィルム(3)の外側からエネ
ルギー線を照射する。ネガフィルム(3)と感板フィルム
(4a)を相対的に平行回転させることにより、該フィルム
(3)の透光パターン(31)の動く範囲で感板フィルム(4a)
にエネルギー線が照射される。
【0018】ネガフィルム(3)の平行回転運動の回転半
径に応じて、ネガフィルム(3)のエネルギー線素通りパ
ターン(31)よりも任意の量だけ大きなパターンの範囲に
感板フィルム(4a)にエネルギー線を照射でき、その後、
感板フィルム(4a)を現像することにより、エネルギー線
が当った部分はエネルギー線を透過させ、残りの部分に
エネルギー線を遮断又は半遮断するマスキングフィルム
(4)が形成される。従って、従来の2層式マスキングフ
ィルム(4)をネガフィルム(3)のパターンに応じて一層
だけカットする技術及び手間は不要であり、ネガフィル
ム(3)のパターン(31)がどの様に複雑であろうとも該パ
ターンに対応してマスキングフィルム(4)にパターン(4
1)を形成できる。
【0019】
【実施例】エネルギー線として放射線、X線等も可能で
あるが、以下は光を使用する場合について説明する。 第1実施例 図6にネガフィルム(3)はリスフィルムにて形成され、
前記図5の標章(9)に対応する透光パターン(31)の他は
斜線で示す如く完全遮光面となっている。マスキングフ
ィルム(4)を以下の装置、方法にて形成するための感板
フィルム(4a)(生フィルム)は、ディープフィルムと称さ
れるポジ〜ポジ、ネガ〜ネガの繰り返し作業が1工程で
できる反転リスフィルムであって、光の照射及び現像に
よって照射箇所はエネルギー線を素通りさせる特性を有
す(例えば、富士フィルム株式会社製 DO-100、DO-17
5)。
【0020】製造装置は、図1に示す如く、上面が矩形
に開口した略直方体の中空基台(100)の該開口に透明板
(101)が嵌まり、上面を塞ぐ蓋(102)が蝶着されている。
基台(100)の上面には透明板(101)の側方にフィルムを同
一面内で平行回転運動させる平行回転装置(200)が配備
されている。図2に示す如く、平行回転装置(200)は基
台(100)の上面に固定されるベース板(201)上に、透明板
(101)の長手方向にスライド可能にスライダー(202)を配
備し、該スライダー(202)上に揺動板(206)がスライダー
(202)のスライド方向に直交してスライド可能に配備さ
れ、スライダー(202)に偏心回転駆動装置(300)を連繋し
て構成される。
【0021】スライダー(202)は、スライド方向に長い
長方形のスライダー本体(203)の両端上面に該本体と直
交してガイド板(204)(204)を設けて構成され、スライダ
ー本体(203)は、ベース板(201)に軸承されたガイドロー
ラ(205)によって、スライド可能に支持されている。
【0022】揺動板(206)は、スライダー本体(203)の方
向に長い長方形の金属板の下面に上記スライダー(202)
のガイド板(204)の側縁に当接するガイドローラ(207)(2
07)を枢支しており、一端に下記の偏心回転駆動装置(30
0)に接続する取付け片(208)が突設され、該取付け片(20
8)には取付け孔(209)が開設される。同一平面内で前後
左右、あらゆる方向に自由にスライドできる。
【0023】偏心回転駆動装置(300)は、ベース板(201)
の上面に回転板(301)を枢支し、ベース板(201)の下面に
取り付けたモータ(307)を回転板(301)の中心P1に連繋
している。図3の回転板(301)の中心P1から少し離れた
偏心位置P2に偏心丸受穴(302)が開設され、該偏心丸受
穴(302)に丸板(303)がガタなく回転可能に嵌まってい
る。丸板(303)には、その偏心位置P3にネジ穴(304)が
開設され、又、上面に回転板(301)に対する丸板(303)の
回転位置を示す矢印(308)が施されている。ネジ穴(304)
は、前記揺動板(206)の取付け片(208)をボルト(309)に
よって連結するためのものである。
【0024】回転板(301)の外周には丸板(303)を所定の
位置に固定するクランプボルト(305)が螺合され、上面
外周には、前記丸板(303)の矢印(308)を合わせることに
よって、回転板(301)の回転中心と丸板(303)のネジ穴(3
04)の距離(P1とP3との間の距離)、即ち、揺動板(206)
の平行回転運動の回転半径が複数箇所に目盛られてお
り、実施例では、1mm、2mm、3mm、4mmの4段階に目
盛られている。基台(100)内には、光源(103)が配備され
ている。
【0025】然して、透明板(101)の上にネガフィルム
(3)を載せ、周縁の適所を粘着テープ(400)にて透明板
(101)に固定する。ネガフィルム(3)の上に感板フィル
ム(4a)を載せ、該感板フィルム(4a)の一辺を平行回転
装置(200)の揺動板(206)の上面に粘着テープ(401)によ
って固定する。蓋(102)を閉じ、平行回転装置(200)を作
動させつつ、即ち感板フィルム(4a)を同一面内で平行回
動させつつネガフィルム(3)を通して光源(103)の光を
感板フィルム(4a)に照射する。
【0026】感板フィルム(4a)を平行回転運動させるこ
とにより、該感板フィルム(4a)に対するマスキングフィ
ルム(4)の透光パターン(31)の相対移動範囲で感板フィ
ルム(4a)に光が照射される。その後、感板フィルム(4a)
を平行回転装置(200)から取外して現像することによ
り、光の当った部分は光を透過させ、他の部分は光を遮
断するマスキングフィルム(4)が形成される。
【0027】上記露光方法に於て、例えば、感板フィル
ム(4a)の平行回転運動の円運動の回転半径を4mmに設定
した場合、ネガフィルム(3)の透光パターン(31)の輪郭
線よりも4mm外側に広がった範囲に透光パターン(41)を
有するマスキングフィルム(4)が形成されるが、感板フ
ィルム(4a)の回転半径が大き過ぎて、図13に示す如
く、本来ならば、透光パターン(41)となるべき部分に、
遮光部(43b)が島状に残ってしまうことがある。刷版を
製造した際に、上記島状遮光部(43b)に対応して刷版
(1)のマウント部(22)に空隙(図示せず)が生じる。この
空隙は小さいものは問題にはならないが、大きい場合、
印刷の際に、刷版の面圧に影響して印刷面に悪影響が表
れる。
【0028】そこで、偏心回転駆動装置(300)の丸板(30
3)の矢印(308)を例えば最初に回転体(301)の目盛に1mm
に合わせて、前記露光作業を行ない、次に、丸板(303)
の矢印(308)を2mmの目盛に合わせて露光作業を行な
い、同様に、3mm、4mmの目盛に合わせて露光を行な
う。この様に、感板フィルム(4a)の平行回転半径を段階
的に変えながら露光することにより、前述した様な、マ
スキングフィルム(4)の透光パターン(41)となるべき部
分に、島状遮光部(43b)が残ってしまうことを防止でき
る。
【0029】上記実施例は、ネガフィルム(3)を固定
し、感板フィルム(4a)を平行回転させたが、感板フィル
ム(4a)を固定してネガフィルム(3)を平行回転させ、ネ
ガフィルム(3)側から光を当てても上記同様のマスキン
グフィルム(4)を製作できる。この場合、感板フィルム
(4a)の上にマスキングフィルム(4)を重ねるのであれ
ば、マスキングフィルム(4)の上から光が当る様に装置
を構成せねばならない。
【0030】感板フィルムにジアゾフィルムを使用し、
上記と全く同様の手順で、図10に示すマスキングフィ
ルム(4)、即ち、半遮光フィルム(42)上に、透光パター
ン(41)を有すマスキングフィルム(4)を形成できる。公
知の如く、ジアゾフィルム(4a)は光によってジアゾニウ
ム化合物が分解する性質と、適当なフェノール類とアル
カリの存在下に置くことによってアゾ色素が生成される
性質とを利用しているものであって、適当なジアゾニウ
ム化合物と適当なフェノール類とを混合し、適当な安定
剤などを添加して青写真用原紙と同様なフィルムに塗布
して乾燥したものである。
【0031】感光した部分ではジアゾニウム化合物が分
解して存在しないから、アンモニアガス中に置き、又は
アルカリ性の液で湿潤させてもアゾ色素は生成されな
い。しかし、未感光部分ではアンモニアガスに触れる
か、又はアルカリ性の液で湿潤されると、ジアゾニウム
化合物及び共存するフェノール類がカップリングして、
アゾ色素が生成され画像が現れる。
【0032】ジアゾフィルムを現像すれば、ジアゾフィ
ルムのアゾ色素が生成されない部分は光を素通りさせ、
アゾ色素が生成された部分は光を一部を遮断して通過さ
せ、その遮光率は80〜95%である。従って、感板フ
ィルム(4a)にジアゾフィルムを用いた場合、ネガフィル
ム(3)の透光パターン(31)に対応する部分が光を通過さ
せ、他の部分は光を一部遮断するマスキングフィルム
(4)を形成できる。
【0033】図4は、平行回転装置(200)を2基具えた
装置によって、ネガフィルム(3)と感板フィルム(4a)の
両方を別個に平行回転運動させ、且つ相対的に移動させ
る実施例であり、この場合、前記の如く、偏心回転駆動
装置(300)を調整して、感板フィルム(4a)の平行回転半
径を変えて露光せずとも、マスキングフィルム(4)に図
13に示す島状遮光部(43a)が形成されることを防止で
きる。本発明は上記実施例の構成に限定されることはな
く、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の斜面図である。
【図2】平行回転装置の分解斜面図である。
【図3】偏心回転駆動装置の平面図である。
【図4】マスキングフィルムと感板フィルムを別個に平
行回転運動させる説明図である。
【図5】刷版の斜面図である。
【図6】ネガフィルムとマスキングフィルムの斜面図で
ある。
【図7】刷版のマウント部とレリーフ部を形成する説明
図である。
【図8】ベース部を形成する説明図である。
【図9】刷版の一部側面図である。
【図10】刷版の製法の他の実施例の初期状態の説明図
である。
【図11】同上のマウント部、ベース部、レリーフ部が
形成された状態の説明図である。
【図12】従来のマスキングフィルムの形成方法の説明
図である。
【図13】悪い例のマスキングフィルムの斜面図であ
る。
【符号の説明】
(3) ネガフィルム (4) マスキングフィルム (31) 透光パターン (41) 透光パターン (100) 基台 (101) 透明板 (200) 平行回転装置 (300) 偏心回転駆動装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギー線を遮断するフィルムにエネ
    ルギー線を透過させるパターン(31)を形成したネガフィ
    ルム(3)と、エネルギー線の照射及び現像によって照射
    箇所はエネルギー線を素通りさせ、非照射箇所はエネル
    ギー線を遮断する特性の感板フィルム(4a)を重ね、ネガ
    フィルム(3)と感板フィルム(4a)を相対的に前後左右に
    ずれが生じる様に運動させ乍らネガフィルム側からエネ
    ルギー線を照射し、感板フィルム(4a)にネガフィルム
    (3)のパターン(31)から食み出る大きさにエネルギー線
    を素通りさせ、次に感板フィルム(4a)を現像して、感板
    フィルム(4a)にネガフィルム(3)のパターン(31)から食
    み出る大きさにエネルギー線素通りパターン(41)を形成
    した刷版用マスキングフィルムの製法。
  2. 【請求項2】 エネルギー線を遮断するフィルムにエネ
    ルギー線を透過させるパターン(31)を形成したネガフィ
    ルム(3)と、エネルギー線の照射及び現像によって照射
    箇所はエネルギー線を素通りさせ、非照射箇所はエネル
    ギー線を一部遮断して透過させる半遮断面となる特性の
    感板フィルム(4b)を重ね、ネガフィルム(3)と感板フィ
    ルム(4b)を相対的に前後左右に運動させ乍らネガフィル
    ム側からエネルギー線を照射し、感板フィルム(4b)にネ
    ガフィルム(3)のパターン(31)から食み出る大きさにエ
    ネルギー線を素通りさせ、次に感板フィルム(4b)を現像
    して、感板フィルム(4b)にネガフィルム(3)のパターン
    (31)から食み出る大きさにエネルギー線素通りパターン
    (31)を形成した刷版用マスキングフィルムの製法。
  3. 【請求項3】 基台(100)にフィルムを載せる透明板(10
    1)及び該透明板(101)の側方にフィルムを同一面内で平
    行回転運動させる平行回転装置(200)を配備し、透明板
    (101)の上方又は下方にエネルギー線照射体を配備して
    構成された刷版用マスキングフィルムの製造装置。
  4. 【請求項4】 平行回転装置(200)の回転半径が調節可
    能な請求項3に記載の刷版用マスキングフィルムの製造
    装置。
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