JPH06125678A - 多数の水槽の水温をヒートポンプを利用して多段温度制御するシステム - Google Patents

多数の水槽の水温をヒートポンプを利用して多段温度制御するシステム

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JPH06125678A
JPH06125678A JP20451991A JP20451991A JPH06125678A JP H06125678 A JPH06125678 A JP H06125678A JP 20451991 A JP20451991 A JP 20451991A JP 20451991 A JP20451991 A JP 20451991A JP H06125678 A JPH06125678 A JP H06125678A
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Tsunehisa Hori
恒久 堀
Eiji Fukui
榮司 福井
Tadashi Ueyanagida
正 上柳田
Hiroyuki Hirose
弘幸 廣瀬
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RIYOUMEI KOGYO KK
Chubu Electric Power Co Inc
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RIYOUMEI KOGYO KK
Chubu Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水槽に生殖する生物に、最適な水温環境状況
を確保することを目的とする。 【構成】 ヒートポンプ1、中央コントロール装置4、
及び多数の水槽5,6,7、を備えた多槽システムにお
いて、前記各水槽5,6,7に装備するセンサーを介し
てその水温を検出し、この検出値(実温)と、各水槽
5,6,7の設定値との差が大きい水槽から、順に前記
中央コントロール装置4及び前記ヒートポンプ1を作動
し、また検出値(実温)と、各水槽5,6,7の設定値
とがほぼ同一であるときは、前記各水槽5,6,7の水
又は温水を、その水槽と中央コントロール装置4との間
で循環し、前記各水槽5,6,7に生殖する生物に最適
な、水温環境を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水槽に生殖する生物、
例えば養殖又は実験用の魚介類、海藻、種苗又は種付け
用の海苔胞子、その他活魚又は飼育用の生物等の各利用
分野における生物に、最適な水温環境状況を確保し得る
ヒートポンプ利用による多段温度制御システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種ヒートポンプは、エネルギ
ー利用効率が高いこと、及び加温、冷却が一台の機械で
可能であること、並びに運転保守が容易であること、等
の利点があることから、空調分野では、広く利用されて
いる。
【0003】しかし前記エネルギー利用効率が高いこ
と、運転保守管理が容易であること、等の有利性に着目
し、水産分野でも利用されつつある。
【0004】例えば、春季における海苔の種苗(果胞
子)生産に、春季における海苔の陸上採苗(網への種付
け)に利用されている。
【0005】この利用結果は、水温の調整が容易、かつ
シビアーにできること等から、最良の果胞子が生成さ
れ、海苔の品質向上に役立ったり、又は陸上での種付け
が可能となり、作業性の向上が及び作業性の容易化が達
成されるなどの多数の利点が挙げられている。
【0006】尚この種魚介類の環境制御、又は本発明と
関連が考えられる水温調整システムとして、下記のよう
な技術文献が挙げられる。
【0007】(1)特公平1ー41288号の「貝類の
放卵方法」がある。
【0008】その要旨は、水槽内に養殖する貝に、電気
的刺激を与えて、貝類の放卵を促進を図ることを目的と
する。
【0009】(2)特公平2ー28301号の「貝類と
植物の育成プラント」がある。
【0010】その要旨は、pH調整部、溶存酸素調整部
を備えてなる循環経路を有する魚介類の養殖プラント
と、野菜等の植物栽培用の植物プラントとを連繋し、養
殖プラントの循環水に含まれる魚類の排泄物、残餌等の
栄養分を植物育成に有効利用を図ることを目的とする。
【0011】(3)特公平2ー49688号の「養魚方
法及びその装置」がある。
【0012】その要旨は、稚魚を飼育する養魚池に、遠
赤外線を照射して、効率よく温める構成で、主として発
育の促進を図ることを目的とする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、在来のヒート
ポンプ利用による水温調整方法は、単段温度制御であっ
た。
【0014】それがため、多数の水槽を、集中管理でき
ないこと、又は個別に、かつ多段階に制御することがで
きないこと等を、主たる理由として、今だ十分に利用さ
れていない。
【0015】また多数の水槽の、検出値(実温)と設定
値との温度差を、簡易に検出し、その後、この温度差を
利用して、各水槽の温度を、優先制御システムを介して
管理する構成となっていないことから、エネルギー利用
の効率化、及び生物に最適な水温環境状況を確保し得な
い。
【0016】更に実験プラントに於て、前記各水槽の多
段温度制御ができないことは、プラント施設の有効利用
が図られない。
【0017】等の課題が考えられる処である。
【0018】また前述の従来技術でも、全く同様に解釈
される。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、多数
の水槽の各水温を多段階かつ個別制御し、各水槽を生物
に最適環境な水温に維持管理すること。多数の水槽を効
率的に、温度制御し、エネルギー利用効率を確保するこ
と。等を達成するために、下記のような構成を採用す
る。
【0020】即ち、本発明は、ヒートポンプ、中央コン
トロール装置、及び多数の水槽、並びにこの各水槽及び
前記ヒートポンプと前記中央コントロール装置間に配設
された二本又は多数本(数本とする。)の配管を備えた
多槽システムにおいて、前記各水槽に装備するセンサー
を介してその水温を検出し、この検出値(実温)と、各
水槽の設定値(設定温度感度)との差が大きい水槽か
ら、順に前記中央コントロール装置及び前記ヒートポン
プを作動し、また検出値と、各層の設定値とがほぼ同一
であるときは、前記各水槽の水又は温水を、その水槽と
中央コントロール装置との間で循環し、前記各水槽に生
殖する生物に最適な、水温環境を管理すること、を特徴
とする多槽の水槽の水温をヒートポンプを利用して多段
温度制御するシステムである。
【0021】
【作用】次に、本発明の各水槽の温度制御を、図3〜図
5のフローチャート図を参照しながら説明する。
【0022】先ず、ヒートポンプ、中央コントロール装
置等の各機器をオンする(図3のスタート。)。
【0023】これにより、ヒートポンプ、中央コントロ
ール装置等の各機器が作動し(ST100)、前記各機
器が自己診断し、正常に作動するか否かの判断をする。
【0024】そして、正常の場合は(ST101)、各
水槽のセンサーに指令が、発せられる(ST102)。
【0025】一方前記ST101、及びST102で、
異常の場合は(N)、それぞれ緊急停止がかかり、その
機器が停止する(ST101a、ST102a)。
【0026】尚前記ST102の緊急停止の中には、何
れかの水槽が、予め停止されている状況も含む(例え
ば、後述のA槽〜C槽があり、その内、例えばA槽のみ
を停止している状況を云う。)。
【0027】前記ST102を介して、各水槽のセンサ
ーが作動し、各水槽の温度測定(水温測定)し(ST1
03)、各水槽が個別(勿論各水槽が同一でも可、以下
同じ)に設定温度感度内(図6参照、以下同じ)となっ
ているか否かを判断する(ST104)。
【0028】前述のようにして、各水槽の水温を測定
し、その実温が、図4の如く、一部の水槽(例えば、A
槽)が設定温度感度内であると仮定するとST105に
到る。
【0029】また他の水槽(例えば、B槽及びC槽)の
実温が、設定温度感度外であると仮定するとST105
−1に到る。
【0030】というように個々の経過を辿る。
【0031】そこで、先ずST105について説明する
と、実温(各水槽の水温を云う)が設定温度感度内(設
定値=実温、以下同じ)であることから、加温或いは冷
却の何れも行う必要がなく、水又は温水(以下、総称し
て、水で説明する。)は循環を繰り返す(以下、通常の
循環運転とする。)。
【0032】具体的には、冷却の場合では(後述するよ
うに、加温の場合も同様である。)、ヒートポンプの運
転停止、ヒートポンプと中央コントロール装置間とを連
通する配管類に配備した、例えばマルチバルブ出入口弁
(以下、他の水槽の場合も単にマルチバルブとする。)
を閉塞し、ヒートポンプとA槽との連通を閉塞(図面
上、閉で表示する。以下同じ)する。
【0033】但し、中央コントロール装置とA槽との間
に設けた、循環用配管及び戻り配管との間に設けた循環
用配管に配備した循環用ポンプ(以下、他の水槽の場合
も、単に循環用ポンプとする。)が運転する、いわゆる
循環運転(以下、冷却の場合の循環運転は、このような
状況を云う。)で、A槽と循環用配管との間で流通が行
われる(ST106)。
【0034】そして、前記冷却の循環運転が、繰り返さ
れている過程で、最初のST103に戻り、センサーが
A槽の水温を常時測定しており、その実温(検出値、以
下同じ)が設定温度感度内であるときは、通常の循環運
転が同様に繰り返される。
【0035】またST105に於て、加温の場合では、
ヒートポンプの運転停止、ヒートポンプと中央コントロ
ール装置間とを連通する配管類に配備した、例えばマル
チバルブ出入口弁(以下、他の水槽の場合も単にマルチ
バルブとする。)を閉塞し、ヒートポンプとA槽との連
通を閉塞(図面上、閉で表示する。以下同じ)する。
【0036】但し、中央コントロール装置とA槽との間
に設けた、循環用配管及び戻り配管との間に設けた循環
用配管に配備した循環用ポンプ(以下、他の水槽の場合
も、単に循環用ポンプとする。)が運転する、いわゆる
循環運転(以下、加温の場合の循環運転は、このような
状況を云う。)で、A槽と循環用配管との間で流通が行
われる(ST116)。
【0037】そして、前記加温の循環運転が、繰り返さ
れている過程で、最初のST103に戻り、センサーが
A槽の水温を常時測定しており、その実温が設定温度感
度内であるときは、通常の循環運転が同様に繰り返され
る。
【0038】そこで、再度センサーが検出した実温が、
A槽のみ設定温度感度内であり、かつB槽又はC槽の実
温が、設定温度感度外である場合は、前記ST105−
1に至り、かつその実温と、設定値との差が大きい方の
水槽、この例ではB槽でありST206又はST206
−1に到る。
【0039】この場合に、センサーが検出した実温が、
設定温度感度外(設定値<実温、図面上、<で表示す
る。以下同じ)であるときは(ST206)、冷却を必
要とすることから、ヒートポンプの冷却運転が始まり、
かつマルチバルブの開放と、循環用ポンプの停止が、そ
れぞれなされ配管及び中央コントロール装置とB槽(他
の水槽の場合も同じに考えられるので、以下、同じとす
る。)とを連通する(図面上、開(冷)で表示する。以
下同じ)。
【0040】これにより供給用配管を介して冷却水が、
B槽に循環供給(当然、B槽の設定温度感度外の水を、
ヒートポンプに戻すことを含む、以下同じ。)される、
いわゆる冷却運転(以下、冷却の場合の冷却運転は、こ
のような状況を云う。)が行われる(ST207)。
【0041】前記冷却運転がなされる過程で、最初のS
T103に戻り、B槽の水温をセンサーで検出する最初
の状態に戻る。
【0042】一方、前記ST206−1に到った過程
で、センサーが検出した実温が、設定温度感度外(設定
値>実温、図面上、>で表示する。以下同じ)であると
きは、加温を必要とすることから、ヒートポンプの加温
運転が始まり、かつマルチバルブの開放と、循環用ポン
プの停止が、それぞれなされ配管及び中央コントロール
装置とB槽(他の水槽の場合も同じに考えられるので、
以下、同じとする。)とを連通する(図面上、開(加)
で表示する。以下同じ)。
【0043】これにより供給用配管を介して温水が、B
槽に循環供給(当然、B槽の設定温度感度外の水を、ヒ
ートポンプに戻すことを含む、以下同じ。)される、い
わゆる加温運転(以下、加熱の場合の加温運転は、この
ような状況を云う。)が行われる(ST217)。
【0044】前記加温運転がなされる過程で、最初のS
T103に戻り、B槽の水温をセンサーで検出する最初
の状態に戻る。
【0045】以上のようにして、最初の状態ST103
に戻り、B槽の実温を検出して、当該実温が、設定温度
感度内であるときは、当該B槽は、A槽と同様に、冷却
又は加温の循環運転、或いは通常の循環運転が行われ
る。
【0046】即ち、A槽のST105→ST106又は
ST116と同じ経過を辿る(図示せず)。
【0047】そして、B槽及びA槽の実温が、設定温度
感度内であると仮定したときは、前述の如く、A槽及び
B槽では、通常の循環運転が繰り返されている。
【0048】前述の通常の循環運転に、A槽及びB槽が
あって、他の槽、例えばC槽に設けたセンサーで、当該
C槽の水温を測定した場合に、その実温が、設定温度感
度外を検出したときはST305−2に到る。
【0049】この場合に、センサーが検出した実温が、
設定温度感度外(設定値<実温、)であるときは(ST
306)、冷却を必要とすることから、ヒートポンプの
冷却運転が始まり、かつマルチバルブの開放と、循環用
ポンプの停止が、それぞれなされ配管及び中央コントロ
ール装置とC槽とを連通する。
【0050】これにより供給用配管を介して冷却水が、
C槽に循環供給(当然、C槽の設定温度感度外の水を、
ヒートポンプに戻すことを含む、以下同じ。)される、
いわゆる冷却運転が行われる(ST307)。
【0051】前記冷却運転がなされる過程で、最初のS
T103に戻り、C槽の水温をセンサーで検出する最初
の状態に戻る。
【0052】一方、前記ST306−1に到った過程
で、センサーが検出した実温(検出値)が、設定温度感
度外(設定値>実温、)であるときは、加温を必要とす
ることから、ヒートポンプの加温運転が始まり、かつマ
ルチバルブの開放と、循環用ポンプの停止が、それぞれ
なされ配管及び中央コントロール装置とC槽(他の水槽
の場合も同じに考えられるので、以下、同じとする。)
とを連通する。
【0053】これにより供給用配管を介して温水が、C
槽に循環供給(当然、C槽の設定温度感度外の水を、ヒ
ートポンプに戻すことを含む、以下同じ。)される、い
わゆる加温運転が行われる(ST317)。
【0054】前記加温運転がなされる過程で、最初のS
T103に戻り、C槽の水温をセンサーで検出する最初
の状態に戻る。
【0055】そして、この後、最初の状態ST103に
戻り、C槽の実温を検出して、当該実温が、設定温度感
度内であるときは、当該C槽は、前述のA槽等と同様
に、冷却又は加温の循環運転、或いは通常の循環運転が
行われる。
【0056】即ち、A槽のST105→ST106又は
ST116と同じ経過を辿る(図示せず)。
【0057】以上のように、各水槽の水温が、それぞれ
検出され、各水槽に対する処理が終了した時点で、再
び、最初の各水槽の温度測定に戻る。
【0058】この戻った時点で、再度各水槽の水温が測
定され、実温と設定値との差が、大きい水槽から、順次
制御されるか、又は設定温度感度内であるときは、当該
水槽のみ、通常の循環運転が繰り返される。
【0059】また図5は、各水槽の実温が、それぞれ設
定温度感度外となっている状況を示しており、以下、こ
の例の説明をなす。
【0060】この場合は、ST103で各水槽の水温を
測定し、その実温が、設定温度感度外である場合は、前
記ST105−3に至り、かつその実温と、設定値との
差が大きい方の水槽、この例ではA槽でありST405
に到る。
【0061】この場合に、センサーが検出した実温が、
設定温度感度外(設定値<実温)であるときは(ST4
06)、冷却を必要とすることから、前述の如く、冷却
運転が行われる(ST407)。
【0062】前記冷却運転がなされる過程で、最初のS
T103に戻り、A槽の水温をセンサーで検出する最初
の状態に戻る。
【0063】一方、センサーが検出した実温が、設定温
度感度外(設定値>実温)であるときは(ST41
6)、加温を必要とすることから、前述の如く、加温運
転が行われる(ST417)。
【0064】前記加温運転がなされる過程で、最初のS
T103に戻り、A槽の水温をセンサーで検出する最初
の状態に戻る。
【0065】以上のようにして、最も差の大きいA槽の
処理が終了し、かつA槽の実温が、設定温度感度内を維
持しており(図示せず)、かつB槽又はC槽の実温が、
設定温度感度外であるときは、ST105−31又はS
T105−32に到る。
【0066】この場合に、差が大きい水槽が処理の対象
となり、この例では、先ず、次に差の大きいB槽の処理
がなされる。
【0067】具体的には、センサーが検出した実温が、
設定温度感度外(設定値<実温)であるときは(ST5
06)、冷却を必要とすることから、前述の如く、冷却
運転が行われる(ST507)。
【0068】前記冷却運転がなされる過程で、最初のS
T103に戻り、B槽の水温をセンサーで検出する最初
の状態に戻る。
【0069】一方、センサーが検出した実温が、設定温
度感度外(設定値>実温)であるときは(ST51
6)、加温を必要とすることから、前述の如く、加温運
転が行われる(ST517)。
【0070】前記加温運転がなされる過程で、最初のS
T103に戻り、B槽の水温をセンサーで検出する最初
の状態に戻る。
【0071】以上のようにして、次に差の大きいB槽の
処理が終了し、かつB槽及び前記A槽の実温が、設定温
度感度内を維持しており(図示せず)、かつC槽の実温
が、設定温度感度外であるときは、ST105−32に
到る。
【0072】この場合に、最も差があるC槽が処理の対
象となり、その処理がなされる。
【0073】具体的には、センサーが検出した実温が、
設定温度感度外(設定値<実温)であるときは(ST6
06)、冷却を必要とすることから、前述の如く、冷却
運転が行われる(ST607)。
【0074】前記冷却運転がなされる過程で、最初のS
T103に戻り、C槽の水温をセンサーで検出する最初
の状態に戻る。
【0075】一方、センサーが検出した実温が、設定温
度感度外(設定値>実温)であるときは(ST61
6)、加温を必要とすることから、前述の如く、加温運
転が行われる(ST617)。
【0076】前記加温運転がなされる過程で、最初のS
T103に戻り、C槽の水温をセンサーで検出する最初
の状態に戻る。
【0077】以上のような操作を介して、各水槽の水温
環境の管理が、個別に又は多段階、かつ各水槽の設定値
に基づいて行われ、前述のST102の如く、正常な運
転が継続しているかぎり、前記の各操作又は手順で、運
転管理される。
【0078】尚各水槽の設定値は、各状況又は生物、或
は生殖環境等により、個別又は同時、或は多段階方式等
に管理されるものである。
【0079】また図3〜図6に示す図例も一例であり、
この多段温度制御システムの概念を採用する限り、本発
明の範疇に含まれる。
【0080】
【実施例】以下、本発明の多段温度制御システムの一例
を説明する。
【0081】1は通常屋外に設置されるヒートポンプ
で、このヒートポンプ1よりの供給側配管2と戻り側配
管3が、通常屋内に設置される中央コントロール装置4
に接続されている。
【0082】5、6、7は各水槽を示しており、この例
では5がA槽、6がB槽、7がC槽をそれぞれ例示して
いるが、水槽の数及び形態、並びに寸法等は、原則とし
て限定されない。
【0083】また図中8、9、10は前記A槽5、B槽
6、C槽7をそれぞれ接続する供給用配管である。
【0084】更に前記A槽5、B槽6及びC槽7と、前
記中央コントロール装置4とは、それぞれ戻り用配管1
1、12、13を介して接続されている。
【0085】これにより、ヒートポンプ1を介して加温
又は冷却された水が、供給側配管2→中央コントロール
装置4→それぞれ又は個別に供給用配管8、9、10
(全体で示す)を介してA槽5〜C槽7に供給される。
【0086】またA槽5〜C槽7に設定するセンサー1
4、15、16での実温が、設定値以下の場合、各水槽
の冷水、水又は温水又は補正対象の水槽の冷水、水又は
温水を、戻り用配管11、12、13(全体で示す)→
中央コントロール装置4→戻り側配管3を介してヒート
ポンプ1に戻される。
【0087】図中17〜19は循環用配管であり、その
内循環用配管17は、A槽5の供給用配管8と戻り用配
管11との間に介設されており、当該A槽5の実温が、
設定値とほぼ等しいときに、循環用ポンプ20の運転及
びバルブ23の開放を介して、当該A槽5の水又は温水
を循環する構成となっている。
【0088】また他の循環用配管18は、B槽6の供給
用配管9と戻り用配管12との間に介設されており、当
該B槽6の実温が、設定値とほぼ等しいときに、循環用
ポンプ21の運転及びバルブ24の開放を介して、当該
B槽6の水又は温水を循環する構成となっている。
【0089】更にその他の循環用配管19は、C槽7の
供給用配管10と戻り用配管13との間に介設されてお
り、当該C槽7の実温が、設定値とほぼ等しいときに、
循環用ポンプ22の運転及びバルブ25の開放を介し
て、当該C槽7の水又は温水を循環する構成となってい
る。
【0090】尚前記中央コントロール装置4には、スイ
ッチ、制御回路等を備える水温制御盤26、マルチバル
ブ27〜29(各水槽に対応する。)等を内装する。ま
た図中30は配管類を示す。
【0091】またAはA槽5〜C槽7の供給用配管8〜
10の出口部分の水温を、BはA槽5〜C槽7のほぼ中
央部分で、かつ深さ方向のほぼ中間部分の水温を、Cは
A槽5〜C槽7の戻り用配管11〜13の入口部分の水
温を、それぞれ示している。
【0092】更にDは工場、試験場、その他建屋の室内
温度、Eは外気温度を示す。
【0093】そして、前記各温度A、B、D、Eの実験
段階の温度測定を、物件提出書で提出する「多段水温制
御システムの開発研究」内で、Aは吐出温度、Bは中間
温度、Dは室内温度、Eは外気温度としてグラフで表示
してあります。
【0094】図6は、設定温度感度内、及び実温、並び
に加温かつ冷却の関係を示しており、設定値に対して、
加熱感度及び冷却感度に一定の幅を持たし、一定の範囲
内で加温運転又は冷却運転の制御する構造となってい
る。
【0095】具体的には、加熱感度を超えて、実温が下
がった段階で加温運転がなされ、この加温運転により、
実温が加熱感度の中立帯に到った段階で、前記加温運転
が停止される。
【0096】一方、冷却感度を超えて、実温が上がった
段階で冷却運転がなされ、この冷却運転により、実温が
冷却感度の中立帯に到った段階で、前記冷却運転が停止
される。
【0097】尚本発明の多段温度制御システムを利用し
た実験及び開発研究に対するデーター資料、及び写真
を、参考として物件提出書で提出いたしますので、よろ
しくお願い申し上げますとともに、現時点では、水温の
測定グラフを見ていただければ、明確なように、十分に
実施に対応できる水温管理できることと、各水槽ともほ
ぼ確立した水温管理が、可能であることが解明されてお
ります。
【0098】また前記水槽、即ちA槽5〜C槽7には、
生育生物、又は動植物又は養殖生物、動植物等の対象物
により、図示しない他の付帯設備が、設けられる場合も
ある。
【0099】
【発明の効果】以上の構成を採用する本システム(本発
明)では、下記のような効果を有する。
【0100】(1)多数の水槽の各水温を多段階方式及
び/又は個別方式で、かつ個別或は同時に制御できる効
果と、この効果により、各水槽に生殖する生物に、最適
な水温環境を付与できる。
【0101】(2)実温と設定値との比較差を、有益利
用する制御システムであること、及びこれにより、水温
の迅速かつシビアーな制御(管理)、又は効率的な制御
が可能となる。
【0102】更にエネルギー利用効率の向上が、期待で
きる。
【0103】(3)ヒートポンプの有益性を利用して、
エネルギー利用の効率化が図れること、及び保守管理の
有利性が発揮できること、並びにシステムの小型化が達
成されること、等がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム全体の平面図である。
【図2】システム全体の側面図である。
【図3】基本システムのフローチャート図である。
【図4】システム全体の一例を示すフローチャート図で
ある。
【図5】システム全体の他の例を示すフローチャート図
である。
【図6】設定温度感度内を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 ヒートポンプ 2 供給側配管 3 戻り側配管 4 中央コントロール装置 5 A槽 6 B槽 7 C槽 8 供給用配管 9 供給用配管 10 供給用配管 11 戻り用配管 12 戻り用配管 13 戻り用配管 14 センサー 15 センサー 16 センサー 17 循環用配管 18 循環用配管 19 循環用配管 20 循環用ポンプ 21 循環用ポンプ 22 循環用ポンプ 23 バルブ 24 バルブ 25 バルブ 26 水温制御盤 27 マルチバルブ 28 マルチバルブ 29 マルチバルブ 30 配管類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上柳田 正 三重県四日市市あかつき台一丁目一番地の 258 (72)発明者 廣瀬 弘幸 愛知県豊田市若林西町西山7番地の1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートポンプ、中央コントロール装置、
    及び多数の水槽、並びにこの各水槽及び前記ヒートポン
    プと前記中央コントロール装置間に配設された数本の配
    管を備えた多槽システムにおいて、 前記各水槽に装備するセンサーを介してその水温を検出
    し、 この検出値と、各水槽の設定値との差が大きい水槽か
    ら、順に前記中央コントロール装置及び前記ヒートポン
    プを作動し、 前記各水槽に生殖する生物に最適な、水温環境を管理す
    ること、 を特徴とする多槽の水槽の水温をヒートポンプを利用し
    て多段温度制御するシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1の各水槽の設定値を、個別に設
    定すること、 を特徴とする多数の水槽の水温をヒートポンプを利用し
    て多段温度制御するシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1の各水槽の水温が、ほぼ設定値
    を維持する状況下において、 前記各水槽の水又は温水を、その水槽と循環用配管との
    間で、かつ供給用配管及び戻り用配管の一部を利用して
    循環すること、 を特徴とする多数の水槽の水温をヒートポンプを利用し
    て多段温度制御するシステム。
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