JPH061271U - 清酒貯槽用冷却マット及び清酒貯槽 - Google Patents

清酒貯槽用冷却マット及び清酒貯槽

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JPH061271U
JPH061271U JP5201292U JP5201292U JPH061271U JP H061271 U JPH061271 U JP H061271U JP 5201292 U JP5201292 U JP 5201292U JP 5201292 U JP5201292 U JP 5201292U JP H061271 U JPH061271 U JP H061271U
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JP
Japan
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sake
storage tank
tank
cooling
cooling mat
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Pending
Application number
JP5201292U
Other languages
English (en)
Inventor
陽彦 鈴木
康浩 杉村
正男 関和
Original Assignee
日本容器工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 清酒醸造用のタンクを清酒貯蔵用に使用する
時に、清酒の品質劣化を防止することができるタンクを
提供する考案である。 【構成】 この考案の清酒貯槽は、柔軟性がありかつ漏
水しない袋に冷媒の入口および出口を設けた清酒貯槽用
冷却マットを、清酒貯槽の天板の上に置き、冷媒の入口
および出口に冷媒管路を接続してなる清酒貯槽である。
清酒貯槽用冷却マットは、形状も厚さも任意に形成する
ことができるが、平面が四角形または扇形になるように
形成することが好都合である。その材料は、加硫ゴム、
軟質ポリ塩化ビニルあるいは軟質ポリエチレンなどが好
適である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、清酒の貯槽上に載置する冷却用マットに係わり、更に別の観点に立 てば、冷却用マットを載置した清酒貯槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
清酒の醸造は寒冷な季節を選んで行われ、発酵が終了すれば、清酒は濾過機を 用いて濾過されるなど所要の処理を加えられた後、貯槽に移送され、出荷まで貯 蔵される。その貯蔵期間は、該清酒の販売状況により、あるいは好ましい酒質が 得られるまで、数日から数カ月以上、場合によっては数年におよぶことがある。 清酒は、なるべく低温でかつ、温度変化の少ない環境で貯蔵するのがよいとさ れてきた。空気調和設備が発達していなかった時代には、上蔵をつくり、壁を厚 くして断熱効果を高め、その中に貯槽を設置して、上記目的を達成しようとする のが一般的であった。
【0003】 近年、吟醸酒や生酒によって代表される高級図の生産量が拡大するにともない 、これらの高級酒を常温より低い温度たとえば0−10℃の低温に維持し、酒質 を保持、安定させる貯蔵法が広く採用されてきた。 冷却の方法としては、図1に示したように、貯槽の側壁を二重構造(5)にし て、水路(2)を設け、そこに冷媒を流通させて清酒を冷却するもの、図2に示 すように貯槽の側壁に柔軟性を有するチューブ(6)を密着させて巻き付け、チ ューブ内の水路(2)に水を流通させて清酒を冷却するもの、あるいは図3に示 すように、ゴム製の板の中に多数の水路(2)を設け、これを貯槽の側壁に密着 させ、その水路(2)に冷媒を流通させて清酒を冷却するものなどか行われてい る。 ちなみに、貯槽の大きさは数百リッターから十万リッター以上のものまで用い られ、醸造所の規模や製品の販売量に対応して、さまざまの容量のものが選択さ れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
清酒を貯蔵する際には、貯槽の最上部近く[たとえば、図4において液位(8 a)]まで清酒を満注し、空気との接触面積をできるだけ最小にして貯蔵するこ とが、品質保持すのために必須とされている。 一方、現在採用されている冷却方法は、図1ないし図3に示したように、何れ も貯槽の側壁から冷却するものである。したがって、貯槽側壁に設けられた冷却 装置の上端液位[たとえば図4(8b)]と満注液位[だとえば図4(8a)] の間には、相当量の清酒(9)が存在する。このような構造の貯槽側壁に設けら れた冷却装置(5)の冷却効果は、主として清酒の自然対流によるので、冷却装 置の上端液位(8b)より上位にある清酒(9)にはその冷却効果が及び難い。 そのため、外気からの侵入熱があると、この部分の清酒(9)はあたためられた まま、そこに滞留し続けることになる。
【0005】 貯槽に清酒を満注する際、製品によっては、清酒自身および貯槽を殺菌するた め、65℃前後に加熱した清酒を貯槽に送り、前述のように満注する(火入れ) 。その後は、できるだけ短時間で、この清酒を所望の貯蔵温度まで冷却したい。 この冷却に際しても、前記の冷却装置が使用されるが、上記と全く同様に、液位 (8a)から(8b)の間に貯留する清酒(9)は、冷却が著しく遅れ、酒質の 劣化が起こる。
【0006】 貯槽の天板部に、側壁と同様の冷却装置を設ければこれらの問題が解決される ことは明らかであるが、高級酒の貯槽の多くは、天板が腕状の曲面構造を成して いることが多く、そこに図1ないし図3に示したような冷却装置を設けることは 、加工工作の困難性やコストの面で制約があるから採用されていない。 高品質の清酒を安定して造るために、上記の天板部の冷却装置の開発が切望さ れている。 本考案は、そのような要望を、簡便な装置で解決した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の問題を解決するため、柔軟性がありかつ漏水しない袋に冷媒 の出口および入口を設け(以下冷却マットと称す)、それを貯槽の天板の上に置 き、そこに冷媒を通じて、貯槽上部に滞留している清酒(9)を冷却する装置で ある。
【0008】
【作用】
この考案の冷却マットは柔軟な材料を用いて形成されるから、貯槽天板が曲面 をなしていても冷却マットが天板によくなじみ、天板の熱を効率よく冷媒に伝達 し、天板が効率よく冷却される。天板が冷却されれば、天板に接触している清酒 が冷却される。天板に接触している清酒が冷却されれば、冷却された清酒が対流 作用によって沈降し始め、下層の暖かい清酒が上昇して天板に接触し、天板によ って冷却される。この作用によって、側壁冷却機の上縁より高い位置に滞留する 清酒でも冷却されるから、貯槽の上部に存在する清酒でも適当な温度に冷却され 、その温度に維持される。
【0009】
【実施例】
以上に実施例を示して考案実施の態様を例示するが、この考案は下記の実施例 によって何らの制約をも受けるものではない。 実施例1 図5は本考案による円形をした冷却マット(10)であり、素材はナイロン繊 維を基材とし、その両面をポリ塩化ビニール樹脂でラミネートした0.4ミリ厚 さのシートである。該シート2枚を加熱圧着して図5に示した形状に成型した。 本冷却マット(10)には冷媒入口(3)および冷媒出口(4)が設けられ、冷 却マット(10)の寸法によっては、冷媒の流れを規制し、冷却効率を良くする ため、加熱圧着により、隔壁(11)を設け、水路(2)を形成させる。
【0010】 図6は、円筒状堅型の貯槽(1)であり、天板は椀型の天板(12)により構 成されている。その上面に冷却マット(10)が置いてある。 この冷却マット(10)に、冷媒入口(3)から冷媒を通ずると、側壁の冷却 装置(5)の上端液位(8b)より上に位置する清酒(9)はこの冷却マット( 10)で冷却される。 冷却マット(10)は、柔軟な材質、構造であるため、自重および水路(2) 内の冷媒の重量によって天板の形状に沿って変形し、それに密着して伝熱を助け る。
【0011】実施例2 図7は、四角形の冷却マット(10)であり、素材、製造方法および構成は、 実施例1と同様である。 図8は、立方体型の貯槽(1)であり、天板は切妻屋根に類似の構造より成る 。その上面に、該冷却マット(10)が設置されている。 この冷却マットに、冷媒入口(3)から冷媒を通ずると、側壁の冷却装置(5 )の上端液位(8b)より上に位置する清酒(9)はこの冷却マット(10)で 、冷却される。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、簡単な構造、軽量で柔軟な素材を用いて構成されている。そのため 、本冷却マットの設置作業は専門的知識や特殊な工具、機材を必要とせず、取付 および取り外しが簡単にできる。 上記と同様の理由から、日本国内に多数存在する既存の清酒貯槽に、溶接や穴 明けといった加工作業をせず、たんに冷却マットを天板上に置くだけの操作で、 冷却操作が行えるようになる。 高級酒の生産量が年々増加しつつある最近の市場動向のなかで、貯槽の上部か らの冷却を可能にした本冷却貯槽は、より高品質の清酒を安定して製造すること を可能にするために、業界に多大の寄与をすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の二重側壁式冷却装置をもつ清酒貯槽の模
式図、
【図2】従来のチューブ巻き付け式冷却装置をもつ清酒
貯槽の模式図、
【図3】従来のゴム板巻き付け式冷却装置をもつ清酒貯
槽の模式図、
【図4】二重側壁式冷却装置をもつ清酒貯槽に清酒を入
れた状態を示す模式図、
【図5a】ほぼ環状に形成されたこの考案の冷却マット
の平面を示す模式図、
【図5b】ほぼ環状に形成されたこの考案の冷却マット
の縦断面を示す模式図、
【図6】ほぼ環状に形成されたこの考案の冷却マットを
天板上に載置したこの考案の清酒貯槽の使用状態を示す
模式図、
【図7】四角形に形成されたこの考案の冷却マットの平
面を示す図、
【図8】四角形に形成されたこの考案の冷却マットを天
板上に載置したこの考案の清酒貯槽の使用状態を示す模
式図。
【符号の説明】
1 貯槽 2 水路 3 冷媒入口 4 冷媒出口 5 二重壁 6 チューブ 7 ゴム板 8a 満注液位 8b 側壁冷却機上端の液位 9 滞留酒 10 冷却マット 11 隔壁 12 天板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性があり、かつ、漏水しない袋に冷
    媒の入口および出口を設けてなる清酒貯槽用冷却マッ
    ト。
  2. 【請求項2】 柔軟性があり、かつ、漏水しない袋に冷
    媒の入口および出口を設けた清酒貯槽用冷却マットを、
    清酒貯槽の天板の上に置き、冷媒の入口および出口に冷
    媒管路を接続してなる清酒貯槽。
JP5201292U 1992-06-16 1992-06-16 清酒貯槽用冷却マット及び清酒貯槽 Pending JPH061271U (ja)

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JP5201292U JPH061271U (ja) 1992-06-16 1992-06-16 清酒貯槽用冷却マット及び清酒貯槽

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258335A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Japan Steel Works Ltd:The 熱授受装置
JP2009179617A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Kurita Water Ind Ltd 反応システム及び反応生成物の生成方法
KR20170046111A (ko) * 2017-03-23 2017-04-28 주식회사 아이텍스 온도 조절 재킷을 가진 화학 용기

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