JPH06127475A - パワーチルト・パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーチルト・パワーステアリング装置

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JPH06127475A
JPH06127475A JP4303280A JP30328092A JPH06127475A JP H06127475 A JPH06127475 A JP H06127475A JP 4303280 A JP4303280 A JP 4303280A JP 30328092 A JP30328092 A JP 30328092A JP H06127475 A JPH06127475 A JP H06127475A
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JP
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power
tilt
power steering
hydraulic
steering
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JP4303280A
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English (en)
Inventor
Akihiro Onoe
昭博 尾上
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00—Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/06—Steering by rudders
    • B63H25/08—Steering gear
    • B63H25/14—Steering gear power assisted; power driven, i.e. using steering engine
    • B63H25/26—Steering engines
    • B63H25/28—Steering engines of fluid type
    • B63H25/30—Steering engines of fluid type hydraulic
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • B63H20/10—Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • B63H20/12—Means enabling steering
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、簡単且つコンパクトな構成でパ
ワーチルトシステム及びパワーステアリングシステムの
応答性を良好にできるとともに、電力消費量も低減でき
るようにしている。 【構成】 この発明は、船外機の船外機本体をチルトア
ップ・ダウンさせるパワーチルト油圧シリンダ11を備
えたパワーチルトシステム10と、船外機の船外機本体
を揺動させるパワーステアリング油圧シリンダ16を備
えたパワーステアリングシステム15と、を有するパワ
ーチルト・パワーステアリング装置において、パワーチ
ルト油圧シリンダ及びパワーステアリング油圧シリンダ
へ作動油を供給する油圧ポンプ26は、パワーチルトシ
ステムとパワーステアリングシステムとで共有化され、
この油圧ポンプを回転駆動する電動モータ28は、上記
パワーチルトシステムまたはパワーステアリングシステ
ムの非作動時には作動時よりも低速回転するよう通電選
択リレー34により制御されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パワートリムシステ
ム及びパワーステアリングシステムが一体化されて船外
機に設置されたパワーチルト・パワーステアリング装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機には、船外機本体の操舵をパワー
アシストするパワーステアリングシステムや船外機本体
のチルトアップ及びチルトダウンをパワーアシストする
パワーチルトシステムが設置されたものがある。このよ
うな船外機のうち、米国特許番号4836810 号の発明(以
下「従来例」という)では、パワーステアリングシステ
ムのパワーステアリング油圧シリンダへ作動油を供給す
る油圧ポンプと、パワーチルトシステムのパワーチルト
油圧シリンダへ作動油を供給する油圧ポンプとが共有化
され、油圧ポンプが単一であるものが提案されている。
【0003】この従来例では、特に、上記油圧ポンプと
パワーステアリング油圧シリンダとの間にアキュムレー
タが配設され、油圧ポンプにて発生した作動油の油圧を
一時蓄圧している。このアキュムレータ内の油圧によっ
て、急激な操舵に対しパワーステアリング油圧シリンダ
へ作動油を迅速に供給して、パワーステアリングシステ
ムの応答性を良好にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
例では、パワーステアリングシステムとパワーチルトシ
ステムとで油圧ポンプが共有化されてはいるものの、油
圧ポンプ及びパワーステアリングシステム間にアキュム
レータが配設されているため、配管系が複雑になり、シ
ステムが大型化してしまう。
【0005】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、簡単かつコンパクトな構成でパワーチル
トシステム及びパワーステアリングシステムの応答性を
良好にできるとともに、電力消費量も低減できるパワー
チルト・パワーステアリング装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、船外機の推
進ユニットをチルトアップ・ダウンさせるパワーチルト
油圧シリンダを備えたパワーチルトシステムと、上記船
外機の上記推進ユニットを揺動させるパワーステアリン
グ油圧シリンダを備えたパワーステアリング油圧シリン
ダを備えたパワーステアリングシステムと、を有するパ
ワーチルト・パワーステアリング装置において、上記パ
ワーチルト油圧シリンダ及び上記パワーステアリング油
圧シリンダへ作動油を供給する油圧ポンプは、上記パワ
ーチルトシステムと上記パワーステアリングシステムと
で共有化され、この油圧ポンプを回転駆動する電動モー
タは、上記パワーチルトシステムまたはパワーステアリ
ングシステムの非作動時には作動時よりも低速回転する
よう制御されたものである。
【0007】
【作用】従って、この発明にかかるパワーチルト・パワ
ーステアリング装置によれば、パワーチルトシステム及
びパワーステアリングシステムの非作動時には電動モー
タは低速回転し、その結果、油圧ポンプも低速回転す
る。一方、パワーチルトシステムあるいはパワーステア
リングシステムの作動時には、電動モータは高速回転
し、その結果油圧モータも高速回転して、この油圧モー
タにより高圧大流量の作動油がパワーチルト油圧シリン
ダあるいはパワーステアリング油圧シリンダへ供給さ
れ、パワーチルトシステムあるいはパワーステアリング
システムを作動させる。
【0008】このように、パワーチルトシステム及びパ
ワーステアリングシステムの非作動時にも電動モータ2
8が低速回転しているので、それぞれのシステムの作動
状態への切換時に電動モータの起動遅れがなく、従って
油圧ポンプの立上がりが速い。この結果、パワーチルト
システム及びパワーステアリングシステムの応答性を向
上させることができる。
【0009】また、油圧ポンプは、パワーチルトシステ
ムとパワーステアリングシステムとにおいて共有化され
て単一であり、然も、この油圧ポンプが連続回転してい
るので、従来例のように油圧ポンプからの作動油の油圧
を蓄圧するアキュムレータを設置する必要がない。この
ため、装置構成を簡単でコンパクトにすることができ
る。
【0010】更に、油圧ポンプは、パワーチルトシステ
ム及びパワーステアリングシステムの非作動時には低速
回転であるので、消費電力を低減させることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明にかかるパワーチルト・パワ
ーステアリング装置の第1実施例を示す油圧・電気回路
図であり、図3は図1の第1実施例が適用された船外機
を示す側面図である。
【0012】図3に示すように、船外機1は、プロペラ
2を備えた推進ユニット3と、この推進ユニット3上に
設置されたエンジン4と、スイベルブラケット5及びク
ランプブラケット6と、を有して構成される。エンジン
4はカウリング9に覆われ、これらエンジン4、カウリ
ング9及び推進ユニット3が船外機本体1Aを構成す
る。
【0013】推進ユニット3は、スイベルブラケット5
に水平方向に揺動可能に軸支され、このスイベルブラケ
ット5は、クランプブラケット6にチルト軸7を介し
て、鉛直方向に傾動可能に軸支される。船外機1は、ク
ランプブラケット6にて船体8に取付可能に構成され
る。この船外機1は、エンジン4の出力をプロペラ2へ
伝え、船体8を前進、停止、後進可能としている。
【0014】上記スイベルブラケット5及びクランプブ
ラケット6間にパワーチルトシステム10のパワーチル
ト油圧シリンダ11が介装される。このパワーチルト油
圧シリンダ11には、図1に示すように、ピストン12
によって油室11A及び11Bが区画して形成される。
パワーチルトシステム10には、これらの油室11Aあ
るいは11Bのいずれへ作動油を供給するかを切換える
パワーチルト油路切換バルブ13が設置されている。従
って、このパワーチルト流路切換バルブ13の切換操作
によってパワーチルト油圧シリンダ11に、推進ユニッ
ト3のクランプブラケット6に対する傾動をアシストす
るパワーアシスト力が発生し、船外機本体1Aのチルト
アップあるいはチルトダウンが油圧駆動される。
【0015】一方、図2に示すように、船体8の操縦席
に操舵ハンドル14が設置され、また船外機1のスイベ
ルブラケット5にパワーステアリングシステム15のパ
ワーステアリング油圧シリンダ16が固着される。操舵
ハンドル14に操舵ケーブル17が連結され、この操舵
ケーブル17のインナケーブル18がチルト軸7内を貫
通し、クレビス19及びレバー20を介して、推進ユニ
ット3に固着された操舵アーム21に連結される。ま
た、上記クレビス19には、パワーステアリング油圧シ
リンダ16のピストンロッド22も連結されている。
【0016】図1に示すパワーステアリング油圧シリン
ダ16には、ピストン23によって油室16A及び16
Bが区画して形成される。また、パワーステアリングシ
ステム15には、これらの油室16A及び16Bのいず
れへ作動油を流すかを切換えるパワーステアリング油路
切換バルブ24が具備され、このパワーステアリング油
路切換バルブ24に操舵ケーブル17のアウタケーブル
25が連結される。従って、操舵ハンドル14の左右い
ずれかの方向の変位に応じて、パワーステアリング油路
切換バルブ24が作動油の流れを切換え、パワーステア
リング油圧シリンダ16にて、上記左右いずれかの変位
に応じたパワーアシスト力が発生し、図2に示す船外機
本体1Aが油圧駆動により操舵される。
【0017】さて、図1に示すように、上述のパワーチ
ルトシステム10及びパワーステアリングシステム15
において、パワーチルト油圧シリンダ11及びパワース
テアリング油圧シリンダ16へ作動油を供給する油圧ポ
ンプ26は共有化され、1台設置されている。この油圧
ポンプ26は、2個の給電端子27A及び27Bを備え
た電動モータ28によって駆動される。上記油圧ポンプ
26の駆動により、パワーチルト油路切換バルブ13を
経てパワーチルト油圧シリンダ11の油室11Aあるい
は11Bへタンク29内の作動油が供給されるととも
に、パワーステアリング油路切換バルブ24を経てパワ
ーステアリング油圧シリンダ16の油路16Aあるいは
16Bへタンク29内の作動油が供給される。
【0018】パワーチルトシステム10においては、バ
ッテリ30からはチルトアップ・ダウン切換スイッチ3
1を経てチルトアップ側ソレノイド32A及びチルトダ
ウン側ソレノイド32Bへ給電される。チルトアップ・
ダウン切換スイッチ31のアップ側接点31aにチルト
アップ側ソレノイド32Aが接続され、また、チルトア
ップ・ダウン切換スイッチ31のダウン側接点31bに
チルトダウン側ソレノイド32Bが接続される。
【0019】チルトアップ側ソレノイド32Aの励磁に
よって、パワーチルト油路切換バルブ13のアップ側ポ
ート13Aに作動油が流れ、パワーチルト油圧シリンダ
11の油室11Aへ作動油が供給されて、このパワーチ
ルト油圧シリンダ11にチルトアップ用のアシスト力が
発生する。また、チルトダウン側ソレノイド32Bの励
磁によって、パワーチルト油路切換バルブ13のダウン
側ポート13Bに作動油が流れ、パワーチルト油圧シリ
ンダ11の油室11Bへ作動油が供給されて、このパワ
ーチルト油圧シリンダ11にチルトダウン用アシスト力
が発生する。
【0020】一方、パワーステアリングシステム15に
おいては、パワーステアリング油路切換バルブ24は操
舵ケーブル17のアウタケーブル25に連結されて、ポ
ート設定が切換えられる。つまり、操舵ハンドル14の
右方向旋回によって、パワーステアリング油路切換バル
ブ24の右側ポート24Aに作動油が流れ、パワーステ
アリング油圧シリンダ16の油室16Aへ作動油が供給
されて、このパワーステアリング油圧シリンダ16に右
旋回用のアシスト力が発生する。また、操舵ハンドル1
4の左方向旋回によって、パワーステアリング油路切換
バルブ24の左側ポート24Bに作動油が流れ、パワー
ステアリング油圧シリンダ16の油室16Bに作動油が
供給されて、このパワーステアリング油圧シリンダ16
に左旋回用のアシスト力が発生する。
【0021】ところで、図1に示すバッテリ30からメ
インリレー33及び通電選択リレー34を介して、前記
電動モータ28の給電端子27aまたは27bへ給電さ
れる。給電端子27aを経て給電することにより、電動
モータ28は低速回転し、給電端子27bを経て給電す
ることにより、電動モータ28が高速回転する。また、
メインリレー33のコイル部33bはメインスイッチ3
0Aを経てバッテリ30から給電され、エンジンを駆動
させるメインスイッチ30AのON作動時に、このコイ
ル部33bが励磁して、メインリレー33の接点部33
aがON作動する。
【0022】メインリレー33の接点部33aのON作
動下で、通電選択リレー34のコイル部34cは、ステ
アリングリミットスイッチ35あるいはチルドアップ・
ダウン切換スイッチ31を介して給電される。上記ステ
アリングリミットスイッチ35は、パワーステアリング
油路切換バルブ24に連動し、このパワーステアリング
油路切換バルブ24の右側ポート24Aあるいは左側ポ
ート24Bに作動油が流れるよう切換わったときに、O
N作動する。上記ステアリングリミットスイッチ35の
ON作動時、またはチルトアップ・ダウン切換スイッチ
31のアップ側接点31aあるいはダウン側接点31b
へのON作動時に、通電選択リレー34のコイル部34
cが励磁し、非作動接点34aのON作動から作動接点
34bのON作動へと切換わる。この切換えによって、
給電端子27aへの給電から給電端子27bへの給電に
切換わり、電動モータ28が高速回転する。
【0023】次に、作用・効果を説明する。メインスイ
ッチ30AをON作動させてエンジンを駆動させたとき
には、メインリレー33の接点部33aがON作動さ
れ、通電選択リレー34の非作動接点34aを経て電動
モータ28の給電端子27aへ給電される。これによ
り、電動モータ28が低速回転し、従って油圧ポンプ2
6も低速回転する。
【0024】次に、エンジン4の駆動中に操舵ハンドル
14を左右いずれかの方向に回転して操舵すると、パワ
ーステアリング油路切換バルブ24が右側ポート24A
あるいは左側ポート24Bに切換わってステアリングリ
ミットスイッチ35がON作動し、これにより、通電選
択リレー34の作動接点34bがON作動して、電動モ
ータ28の給電端子27bへ給電される。この結果、電
動モータ28が高速回転し、従って、油圧ポンプ26が
高速回転して、タンク29から高圧大流量の作動油がパ
ワーステアリング油路切換バルブ24を経てパワーステ
アリング油圧シリンダ16へ導かれ、船外機本体1A
は、パワーステアリング油圧シリンダ16にて発生した
パワーアシスト力により左右方向に操舵される。
【0025】また、メインスイッチ30AのON作動中
に、チルトアップ・ダウン切換スイッチ31のアップ側
接点31aあるいはダウン側接点31bをON作動する
と、チルトアップ側ソレノイド32Aあるいはチルトダ
ウン側ソレノイド32Bが励磁されてパワーチルト油路
切換バルブ13がアップ側ポート13Aあるいはダウン
側ポート13B側に切換わるとともに、通電選択リレー
34の作動接点34bがON作動する。この作動接点3
4bのON作動により、電動モータ28の給電端子27
bで給電され、電動モータ28が高速回転して、油圧ポ
ンプ26も高速回転する。この油圧ポンプ26の高速回
転により、タンク29から高圧大流量の作動油がパワー
チルト油路切換バルブ13を経てパワーチルト油圧シリ
ンダ11へ導かれ、船外機本体1Aは、このパワーチル
ト油圧シリンダ11にて発生したパワーアシスト力によ
り、チルトアップあるいはチルトダウンする。
【0026】上記実施例によれば、パワーチルトシステ
ム10及びパワーステアリングシステム15の非作動時
にも電動モータ28が低速回転しているので、それぞれ
のシステム10、15の作動状態への切換時に電動モー
タ28の起動遅れがなく、油圧ポンプ28の立上がりが
迅速である。この結果、パワーチルトシステム10及び
パワーステアリングシステム15の応答性を向上させる
ことができる。
【0027】また、油圧ポンプ28は、パワーチルトシ
ステム10とパワーステアリングシステム15とにおい
て共有化されて単一であり、然も、この油圧ポンプ28
が連続回転しているので、従来例のように油圧ポンプか
らの作動油の油圧を蓄圧するアキュムレータを設置する
必要がない。このため、装置構成を簡単でコンパクトに
することができる。
【0028】更に、油圧ポンプ28は、パワーチルトシ
ステム10およびパワーステアリングシステム15の非
作動時には低速回転であるので、消費電力を低減させる
ことができる。
【0029】図4及び図5は、この発明にかかるパワー
チルト・パワーステアリング装置の第2実施例を示すそ
れぞれ電気回路図及び電動モータ断面図である。この第
2実施例において、前記第1実施例と同様な部分は、同
一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0030】この第2実施例における電動モータ36
は、図5に示すように、ハウジング37及びブラケット
38からなるケース内にベアリング39によって1本の
モータ軸40を回転自在に支持し、このモータ軸40上
に小消費電力のアマーチュア41と高負荷に対応できる
大消費電力のアマーチュア42を設け、更にハウジング
37内に各アマーチュア41、42に対応して極用のマ
グネット(またはコイル)43、44を配設し、また、
各アマーチュア用のブラシ45A、45Bを設けて構成
した2つのモータ部36A、36Bを備えている。図4
に示すように、バッテリー30からメインリレー33及
び通電選択リレー34を介して、電動モータ36の各モ
ータ部36A、36Bの給電端子へ給電する。
【0031】従って、この第2実施例では、メインスイ
ッチ30AがON状態であっても、チルトアップ・ダウ
ン切換スイッチ31がOFF作動、あるいは非操舵時で
あってステアリングリミットスイッチ35がOFF作動
時のときには、通電選択リレー34が非作動接点34a
側に切換わっていてモータ部36Aに給電されるので、
電動モータ36は低速回転している。次に、チルトアッ
プ・ダウンまたは操舵時に移行すると、チルトアップ・
ダウン切換スイッチ31のアップ側接点31aあるいは
ダウン側接点31b、またはステアリングリミットスイ
ッチ35がON作動し、通電選択リレー34が作動接点
34b側に切換わってモータ部36Bへ給電されるの
で、電動モータ36は高速回転に移行する。
【0032】従って、パワーチルトシステム10あるい
はパワーステアリングシステム15の非作動時にも、油
圧ポンプ26を駆動するための電動モータ36が低速回
転しているので、パワーチルトシステム10あるいはパ
ワーステアリングシステム15の作動時への移行時に油
圧ポンプ26の立上がり時間を短くでき、パワーチルト
システム10及びパワーステアリングシステム15の応
答性が良好になる等、前記第1実施例と同様な効果を奏
する。
【0033】図6は、この発明にかかるパワーチルト・
パワーステアリング装置の第3実施例を示す電気回路図
である。この第3実施例において、前記第1実施例と同
様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0034】この第3実施例では、バッテリ30からモ
ータ28への給電路中にFET(電界効果型トランジス
タ)46を介装し、このFET46をON・OFF制御
するPWM(パルス幅変調)ドライブ回路47を設けた
ものである。そして、このPWMドライブ回路47への
バッテリ30からの給電路中にメインスイッチ30Aを
介装するとともに、このメインスイッチ30AとPWM
ドライブ回路47の制御端子との間に、ステアリングリ
ミットスイッチ35を介装している。更に、バッテリ3
0とPWMドライブ回路47の制御端子との間に、チル
トアップ・ダウン切換スイッチ31が介装されている。
【0035】メインスイッチ30AがON状態でエンジ
ン4の作動中に、パワーチルトシステム10及びパワー
ステアリングシステム15が非作動状態にあると、チル
トアップ・ダウン切換スイッチ31及びステアリングリ
ミットスイッチ35がOFF作動しているので、PWM
ドライブ回路47はFET46をON・OFF制御する
に際し、例えば図7に示すように、FET46のON状
態のデュ−ティ率を小さく(例えば50%に)制御する。
これにより、電動モータ28にはFET46のONデュ
−ティ率に応じた電力が供給され、電動モータ28は低
速回転する。
【0036】また、パワーチルトシステム10またはパ
ワーステアリングシステム15の作動時には、チルトア
ップ・ダウン切換スイッチ31のアップ側接点31aあ
るいはダウン側接点31bがON作動し、またはステア
リングリミットスイッチ35がON作動するので、PW
Mドライブ回路47に制御信号が入力されて、このPW
Mドライブ回路47はFET46を 100%のONデュ−
ティ率、即ち常時ON状態に制御する。これにより、電
動モータ28は 100%の出力で高速回転され、油圧ポン
プ26はチルトアシスト力またはステアリングアシスト
力を発生するためにフルパワーで駆動されて作動油を供
給する。以上のように構成されたので、この第3実施例
においても前記第1実施例と同様の効果を奏する。
【0037】図8は、この発明に係るパワーチルト・パ
ワーステアリング装置の第4実施例を示す電気回路図で
ある。この第4実施例において、前記第1実施例と同様
な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0038】この第4実施例では、バッテリ30からメ
インリレー33を介して電動モータ28へ給電するとと
もに、このメインリレー33のコイル部33bの給電路
中に、メインスイッチ30A及びステアリングリミット
スイッチ35を直列に接続し、このステアリングリミッ
トスイッチ35と並列にチルトアップ・ダウン切換スイ
ッチ31を接続している。一方、バッテリ30は、発電
機48及びダイオードブリッジ回路49からなる充電装
置50によって充電される。また、この充電装置50の
発電機48の交流出力は、サイリスタ51、52及び低
電圧ダイオード53等からなる整流回路によって、最大
値がツェナ電圧に制限されて整流され、この整流出力が
コンデンサ54からなる平滑回路を介して平滑されて直
流電流となり、この直流電流が電動モータ28へ給電さ
れる。
【0039】ここで、低電圧ダイオード53のツェナ電
圧は、バッテリ30の出力電圧よりも小さな電圧値に設
定される。例えば、バッテリ30の出力電圧が12ボルト
のときに、低電圧ダイオード53のツェナ電圧は 6ボル
トに設定される。
【0040】従って、メインスイッチ30AがON作動
してエンジンが作動していても、チルトアップ・ダウン
切換スイッチ31及びステアリングリミットスイッチ3
5がOFF状態にあるパワーチルトシステム10及びパ
ワーステアリングシステム15の非作動時には、メイン
リレー33の接点部33aがOFF状態になっているの
で、バッテリ30から電動モータ28へは給電されず、
充電装置50の発電機48から、バッテリ30の出力電
圧より低電圧の駆動電圧が電動モータ28へ供給され
る。このため、電動モータ28は低速回転し、油圧ポン
プ26を低速回転する。
【0041】一方、パワーチルトシステム10あるいは
パワーステアリングシステム15がON作動状態に移行
してチルトアップ・ダウン切換スイッチ31またはステ
アリングリミットスイッチ35がON作動すると、メイ
ンリレー33がON状態になって、バッテリ30から電
動モータ28へバッテリ電圧が給電される。この結果、
電動モータ28は高速回転し、油圧ポンプ26も高速回
転する。以上のように構成された、この第4実施例にお
いても、前記第1実施例と同様な効果を奏する。
【0042】尚、上記各実施例において、パワーチルト
油路切換バルブ13がチルトアップ側ソレノイド32A
及びチルトダウン側ソレノイド32Bにより電磁気的に
切換え作動するものを述べたが、チルトアップ・ダウン
切換スイッチ31とパワーチルト油路切換バルブ13と
を直接あるいはリンク等を用いて機械的に連結してもよ
い。更に、各実施例において、図1中の符号55は整備
時及び緊急時のロッドを外力により作動させる際の負荷
軽減のためのマニュアルバルブである。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかるパワー
チルト・パワーステアリングシステム装置によれば、簡
単かつコンパクトな構成でパワーチルトシステム及びパ
ワーステアリングシステムの応答性を良好にできるとと
もに、電力消費量も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるパワーチルト・パワーステア
リング装置の第1実施例を示す油圧・電気回路図。
【図2】図1の第1実施例が適用された船外機とこの船
外機が取付られた船体とを一部断面状態で示す平面図。
【図3】図2の船外機の全体側面図。
【図4】この発明にかかるパワーチルト・パワーステア
リング装置の第2実施例を示す電気回路図。
【図5】図4の電動モータを示す断面図。
【図6】この発明にかかるパワーチルト・パワーステア
リング装置の第3実施例を示す電気回路図。
【図7】第3実施例の作用を説明するための波形図。
【図8】この発明にかかるパワーチルト・パワーステア
リング装置の第4実施例を示す電気回路図。
【符号の説明】
1 船外機 1A 船外機本体 3 推進ユニット 5 スイベルブラケット 6 クランプブラケット 10 パワーチルトシステム 11 パワーチルト油圧シリンダ 13 パワーチルト油路切換えバルブ 15 パワーステアリングシステム 16 パワーステアリング油圧シリンダ 24 パワーステアリング油路切換バルブ 26 油圧ポンプ 27A、27B 給電端子 28 電動モータ 31 チルトアップ・ダウン切換スイッチ 34 通電選択リレー 35 ステアリングリミットスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船外機の船外機本体をチルトアップ・ダ
    ウンさせるパワーチルト油圧シリンダを備えたパワーチ
    ルトシステムと、上記船外機の上記船外機本体を揺動さ
    せるパワーステアリング油圧シリンダを備えたパワース
    テアリングシステムと、を有するパワーチルト・パワー
    ステアリング装置において、上記パワーチルト油圧シリ
    ンダ及び上記パワーステアリング油圧シリンダへ作動油
    を供給する油圧ポンプは、上記パワーチルトシステムと
    上記パワーステアリングシステムとで共有化され、この
    油圧ポンプを回転駆動する電動モータは、上記パワーチ
    ルトシステムまたはパワーステアリングシステムの非作
    動時には作動時よりも低速回転するよう制御されたこと
    を特徴とするパワーチルト・パワーステアリング装置。
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