JPH06130578A - ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法

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JPH06130578A
JPH06130578A JP27467792A JP27467792A JPH06130578A JP H06130578 A JPH06130578 A JP H06130578A JP 27467792 A JP27467792 A JP 27467792A JP 27467792 A JP27467792 A JP 27467792A JP H06130578 A JPH06130578 A JP H06130578A
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JP
Japan
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silver halide
sensitive material
photographic
layer
halide color
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JP27467792A
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English (en)
Inventor
Eiichi Ueda
栄一 上田
Hiromitsu Araki
弘光 荒木
Toru Kobayashi
徹 小林
Kazuo Kato
和男 加藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 現像機により現像処理する際に側面に折れが
発生せず、搬送性に優れたハロゲン化銀写真感光材料の
処理方法を提供する。 【構成】 厚みが100μm未満である写真用支持体の
一方の表面に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有
すると共に他方の表面にバック層を有するハロゲン化銀
カラー感光材料を、以下の条件に従って現像機内を走行
させて自動現像する処理方法。 条件;現像機内の搬送張力が700g以下であること。
式(30×D)+(2×E)−(600×μk)≧3,
000を満たすこと。(ただし、式中Dは写真用支持体
の厚み(単位;μm)を表す100未満の値であり、E
は写真用支持体の湿潤状態における弾性率(単位;Kg
/mm2 )を表し、μkは湿潤状態における前記バック
層と現像機内の搬送ローラーとの摩擦係数を表す。)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はハロゲン化銀カラー感
光材料の処理方法に関し、さらに詳しくは、現像機内で
ハロゲン化銀カラー感光材料を搬送する際に折れが発生
することなく、効率よく現像処理工程を進めることので
きるハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】現在、小
型カメラが一般市場において汎用されている。この小型
カメラを携帯に便利なようにその手軽さを考慮すると、
小型カメラは今よりも一層小型化することが望まれる。
この小型カメラのより一層の小型化を追求するには、内
蔵される写真用フィルムの収納スペースのコンパクト化
が不可欠である。
【0003】通常、写真用フィルムは、ロール状にスプ
ールに巻いた状態で小型カメラ内に収納されているの
で、小型カメラにおける収納スペースを更にコンパクト
化しつつ、なおかつ一定の撮影枚数を確保するには、そ
の写真用フィルム自体の厚さを薄くする必要がある。特
に、支持体の厚みは、現行においては120〜125μ
m程度であり、その表面に形成された感光層の厚み(2
0〜30μm)と比べると、かなり厚い。したがって、
この支持体の厚みを更に薄くすることが、写真フィルム
全体の厚みを薄くする上でもっとも有効である。
【0004】従来から使用されている支持体としては、
トリアセチルセルロース(TACと略称されることがあ
る。)フィルムが代表的である。ところが、このTAC
フィルムはもともと機械的強度が弱いので、このTAC
フィルムを更に薄くすると、撮影装置やその後の現像処
理工程での搬送性や取り扱い性が著しく悪くなってしま
う。したがって、この支持体としてのTACフィルム
は、その厚みを現行の支持体以上に薄くすることは得策
ではない。
【0005】一方、ポリエチレンテレフタレートは、従
来からX線フィルムや製版用フィルムに用いられてきて
おり、しかも機械的強度に優れている。したがって、こ
れを支持体に応用することにより、写真フィルムの厚み
を薄くすることができ、コンパクト化を図ることができ
る。
【0006】ところで、現像機により大量の写真フィル
ムを現像する場合、大量の写真フィルムを一本につなぎ
合わせた後に一端で写真フィルムを巻き取りながら一定
の速度で写真フィルムを搬送し、各現像処理工程を進め
るシネ型自動現像機を用いるのが通常である。前記シネ
型自動現像機は、処理浴や乾燥室をコンパクトにするた
めに、上下にローラーを多数並べた枠(ラック)にフィ
ルムを斜めに掛け、つる巻き状に搬送しながら現像、乾
燥等の工程を行なうことを特長としている。
【0007】しかしながら、かかるシネ型自動現像機を
用いて前記厚みの薄い写真フィルムを現像する場合、写
真フィルムのパーホレーション部分に折れが発生すると
いう問題が起こることが判明した。この発生原因として
は、写真フィルムはラック両端のローラーの間を斜めに
搬送されるので、写真フィルムがローラーの端に寄り、
ローラーのつばに当たってしまうこと、および、写真フ
ィルムの厚みが薄いので機械的強度が不足したことが考
えられる。
【0008】そこで、搬送工程における写真フィルムの
折れが発生することなく、円滑かつ効率よくハロゲン化
銀カラー感光材料を現像機内で搬送しながら現像処理す
る方法が望まれている。
【0009】この発明の目的は、前記問題点を解消し、
現像機により現像処理する際にハロゲン化銀カラー感光
材料の側面に折れが発生せず、搬送性に優れ、感光材料
に損傷を与えることなく効率よく現像処理を行なうこと
のできるハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法を提供
することにある。
【0010】
【前記課題を解決するための手段】前記目的を達成する
ためのこの発明は、厚みが100μm未満である写真用
支持体の一方の表面に少なくとも1層のハロゲン化銀乳
剤層を有すると共に他方の表面にバック層を有するハロ
ゲン化銀カラー感光材料を、以下の条件に従って現像機
内を走行させて自動現像することを特徴とするハロゲン
化銀カラー感光材料の処理方法であり、 条件;現像機内の搬送張力が700g以下であること。
【0011】式(30×D)+(2×E)−(600×
μk)≧3,000を満たすこと。
【0012】(ただし、式中Dは写真用支持体の厚み
(単位;μm)を表す100未満の値であり、Eは写真
用支持体の湿潤状態における弾性率(単位;Kg/mm
2 )を表し、μkは湿潤状態における前記バック層と現
像機内の搬送ローラーとの摩擦係数を表す。)。
【0013】請求項2に記載の発明は、厚みが90μm
未満である請求項1に記載のハロゲン化銀カラー感光材
料の処理方法である。
【0014】以下、この発明について詳述する。
【0015】この発明は、特定の厚みの写真用支持体を
有するハロゲン化銀カラー感光材料(A)を、搬送部を
有する現像機(B)により、特定の条件(C)の下で自
動現像する処理方法である。
【0016】(A)ハロゲン化銀カラー感光材料 −写真用支持体− この発明において用いられるハロゲン化銀カラー感光材
料としては、厚みが100μm未満の写真用支持体(A
−1)の一方の表面に少なくとも1層のハロゲン化銀乳
剤層(A−2)を有すると共に他方の表面にバック層
(A−3)を有するハロゲン化銀カラー感光材料であれ
ば特に制限はなく、種々のそれ自体公知のハロゲン化銀
カラー感光材料を挙げることができる。
【0017】前記写真用支持体(A−1)としては、1
00μm未満の厚みを有するのであれば特に制限はな
く、セルロースアセテートフィルム、ポリエステル等の
樹脂を種々の方法により単数あるいは複数の層に形成し
てなる種々の写真用支持体を挙げることができる。この
ように100μm未満の厚みを有する写真用支持体を用
いると、この発明におけるハロゲン化銀カラー感光材料
を従来のハロゲン化銀カラー感光材料よりも薄くするこ
とができる。したがって、この発明の方法により、従来
よりも更に小型になった写真カメラに装填される薄手の
ハロゲン化銀カラー感光材料の現像を好適に実施するこ
とができる。なお、写真用支持体の厚みが90μm未満
ならば更に小型化に好ましい。
【0018】もっとも、薄手のハロゲン化銀カラー感光
材料は、巻きぐせがつき易く、巻きぐせのついたまま現
像機で現像処理をすると、現像機内の搬送部でハロゲン
化銀カラー感光材料における折れを発生させたり、又ジ
ャミングを起こしたりする傾向が大きくなる。このよう
な傾向をなくし、薄手のハロゲン化銀カラー感光材料で
あっても好適に現像機内を搬送させて現像を好適に実施
することのできるハロゲン化銀カラー感光材料における
写真用支持体としては、金属スルホネート基を有する芳
香族ジカルボン酸を共重合成分とする共重合ポリエステ
ルを挙げることができ、好ましくは、金属スルホネート
基を有する芳香族ジカルボン酸及び少量のジエチレング
リコールを共重合成分とし、芳香族二塩基酸とグリコー
ルとを主構成成分とする共重合ポリエステルを挙げるこ
とができる。
【0019】この芳香族二塩基酸としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等
を挙げることができ、前記グリコールとしてはプロピレ
ングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、p−キシリ
レンフリコール等を挙げることができる。これらの中で
も芳香族二塩基酸としてテレフタル酸が好ましい。
【0020】前記金属スルホネート基を有する芳香族ジ
カルボン酸としては、5−ナトリウムスルホイソフタル
酸、2−ナトリウムスルホイソフタル酸、4−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸、4−ナトリウムスルホ−2,6
−ナフタレンジカルボン酸、もしくは、下記(化1)で
示されるエステル形成性誘導体、およびこれらのナトリ
ウムを他の金属例えばカリウム、リチウムなどで置換し
た化合物を挙げることができる。
【0021】
【化1】
【0022】金属スルホネート基を有する芳香族ジカル
ボン酸を有する共重合ポリエステルは、これを加水分解
することにより検出されるところの、金属スルホネート
基を有する芳香族ジカルボン酸の量は、全エステル結合
に対して2〜7モル%であるのが好ましい。金属スルホ
ネート基を有する芳香族ジカルボン酸の量が2モル%未
満であると写真フィルムの巻きぐせを十分に回復するこ
とができないことがあり、7モル%を越えると耐熱性の
劣る写真用支持体となることがある。
【0023】この発明における共重合ポリエステルは、
ジエチレングリコールを全エステル結合に対して5mo
l%以下、好ましくは4mol%以下、特に好ましくは
3mol%以下の割合で含有する。このジエチレングリ
コールの含有量が5mol%を越えると、写真支持体の
耐熱性が著しく劣化する傾向がある。この場合何故に劣
化するのかの理由は明らかではないが、写真用支持体と
しての共重合ポリエステルのフィルムを熱固定する工程
において十分に共重合ポリエステルを結晶化させること
ができないことによるものと推定される。
【0024】なお、このジエチレングリコールの量は、
共重量ポリエステルを加水分解することにより検出され
る値である。このジエチレングリコールを全エステル結
合に対して5モル%以下の割合で含有することにより、
この発明の写真用支持体は、巻きぐせ回復性に優れ、し
かも、この写真用支持体の表面に各種の水系塗工液を塗
布しこれを高温で熱処理しても写真用支持体の平面性の
低下が防止される。
【0025】この発明における共重合ポリエステルは、
共重合成分として金属スルホネート基を有する芳香族ジ
カルボン酸とジエチレングリコールとを有する限り、ま
たこの発明の目的を阻害しない限りにおいて、ポリアル
キレングリコールおよび/または炭素数4〜20の脂肪
族ジカルボン酸を、共重合成分として含有していても良
い。
【0026】前記ポリアルキレングリコールとしては、
ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル等を挙げることができる。この発明において、ポリア
ルキレングリコールの中でも、この内ポリエチレングリ
コールが好ましい。また、その分子量としては特に限定
されないが、300〜20,000であり、好ましくは
600〜20,000、さらに好ましくは1,000〜
5,000であるのが望ましい。
【0027】炭素数4〜20の脂肪族ジカルボン酸とし
ては、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸等を挙げるこ
とができ、このうちアジピン酸が好ましい。
【0028】また、この発明におけるモノマーユニット
として金属スルホネート基を有する芳香族ジカルボン酸
とジエチレングリコールとを有する共重合ポリエステル
が脂肪族ジカルボン酸をモノマーユニットとして含有す
る場合に、この共重合ポリエステルを加水分解すること
により検出される脂肪族ジカルボン酸の量は、通常、全
エステル結合に対して3〜25モル%である。脂肪族ジ
カルボン酸の量が前記範囲内にあるように共重合ポリエ
ステル中に共重合成分としての脂肪族ジカルボン酸が含
まれていると、写真フィルムの巻きぐせを容易に解消す
ることができると共に、写真用支持体は実用上の耐熱性
を備えることができるようになる。
【0029】この発明に使用される共重合ポリエステル
は、この発明の目的を阻害しない限り、他の種類の共重
合成分を有していても良い。
【0030】共重合成分として金属スルホネート基を有
する芳香族ジカルボン酸を有する共重合ポリエステル
は、その製造方法につき特に限定があるわけではない
が、例えばジカルボン酸成分とグリコール成分とをエス
テル交換した後に、高温および減圧下にて重縮合する方
法により好適に製造される。この際に、共重合成分であ
る金属スルホネート基を有する芳香族ジカルボン酸類や
ポリエチレングリコールをエステル交換反応時から加え
ても良く、エステル交換反応後加えて重縮合しても良
い。
【0031】このエステル交換時に用いる触媒として
は、マンガン、カルシウム、亜鉛、コバルト等の金属の
酢酸塩、脂肪酸塩、炭酸塩等を挙げることができる。こ
れらの中でも、酢酸マンガン、酢酸カルシウムの水和物
が好ましく、さらにはこれらを混合したものが好まし
い。
【0032】前記エステル交換時および/または重縮合
時に反応を阻害したりポリマーを着色したりしない範囲
で水酸化物や脂肪族カルボン酸の金属塩、第四級アンモ
ニウムなどを添加することも有効であり、中でも水酸化
ナトリウム、酢酸ナトリウム、テトラエチルヒドロキシ
アンモニウムが好ましく、特に酢酸ナトリウムが好まし
い。これらの添加量は全エステル結合に対して1×10
-2〜20×10-2モル%が好ましい。
【0033】この発明に用いられる共重合ポリエステル
は、重合段階で適宜に添加される、リン酸、亜リン酸、
およびそれらのエステルならびに無機粒子(例えばシリ
カ、カオリン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、二
酸化チタンなど)を含有していても良いし、また重合後
に適宜に添加される前記無機粒子を含有していても良
い。
【0034】また、この共重合ポリエステルは、エステ
ル交換反応段階、重合段階および重合後のいずれかの段
階で適宜に添加された染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤
等を含有していても差し支えない。
【0035】この発明における写真用支持体は、特定の
共重合ポリエステルと酸化防止剤とを含有するのが好ま
しい。
【0036】この酸化防止剤はその種類につき特に限定
されるものではなく、具体的には、ヒンダードフェノー
ル系化合物、アリルアミン系化合物、ホスファイト系化
合物、チオエステル系酸化防止剤等を挙げることができ
る。これらの中でもヒンダードフェノール系化合物が好
ましい。
【0037】写真用支持体における酸化防止剤の含有量
は、通常、共重合ポリエステルの濁度を増大させず、か
つ優れた写真性能を得るために、共重合ポリエステルに
対して0.01〜2重量%、好ましくは0.1〜0.5
重量%である。なお、酸化防止剤はその一種単独で使用
することもできるし、またその二種以上を組み合わせて
使用することもできる。
【0038】また、この発明における写真用支持体は、
写真乳剤層を塗設した写真用支持体に光がエッジから入
射したときに起こるライトパイピング現象(ふちかぶ
り)を防止する目的で、この写真用支持体中に染料を含
有させることが好ましい。このような目的で配合される
染料としては、その種類に特に限定があるわけではない
が、フィルムの製膜工程上、耐熱性に優れた染料が好ま
しく、例えばアンスラキノン系化学染料などを挙げるこ
とができる。また、写真用支持体の色調としては、一般
の感光材料に見られるようにグレー染色が好ましく、一
種類もしくは二種類以上の染料を混合して用いることも
できる。これらの染料として、住友化学工業株式会社製
のSUMIPLAST、三菱化成工業株式会社製のDi
aresin、Bayer社製のMACROLEX等の
染料を単独で、あるいは適宜に混合して用いることがで
きる。
【0039】この発明における写真用支持体は、例えば
前記共重合ポリエステル、あるいはこの共重合ポリエス
テルと必要に応じて配合された酸化防止剤、あるいは酢
酸ナトリウム、水酸化ナトリウムおよびテトラエチルヒ
ドロキシアンモニウムよりなる群から選択される少なく
とも一種とを含有する共重合ポリエステル組成物を十分
に乾燥した後に、260〜320℃の温度範囲に制御さ
れた押出機、フィルターおよび口金などを通じてシート
状に溶融押出し、溶融ポリマーを回転する冷却ドラム上
で冷却固化し、未延伸フィルムを得る。その後に、その
未延伸フィルムを縦方向および横方向に二軸延伸し、熱
固定することにより製造することができる。
【0040】フィルムの延伸条件は共重合ポリエステル
の共重合組成により変化するので一律に規定することが
できないが、縦方向に共重合ポリエステルのガラス転移
温度(Tg)からTg+100℃の温度範囲で延伸倍率
2.5〜6.0倍、横方向にTg+5℃からTg+50
℃の温度範囲で延伸倍率2.5〜4.0倍の範囲であ
る。以上のようにして得られた二軸延伸フィルムは、通
常150℃〜240℃で熱固定し冷却される。この場合
に、必要であれば縦方向および/または横方向に緩和し
ても良い。
【0041】この発明における写真用支持体は、前記の
ような手法により形成された単層のフィルムないしシー
トであっても良く、また、共押出法ないしラミネート法
により他の材質のフィルムないしシートと前記手法によ
り形成されたフィルムないしシートとの積層された重層
構造であっても良い。
【0042】−ハロゲン化銀乳剤層− 前記ハロゲン化銀乳剤層(A−2)としては、例えば、
塩化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、純臭化銀もしくは沃臭
化銀等のハロゲン化銀、および必要に応じて添加される
バインダー、増感色素、可塑剤、帯電防止剤、界面活性
剤、硬膜剤等のその他の成分を任意の組成で含有するハ
ロゲン化銀乳剤を、写真用支持体の一方または両方の面
における表面に直接または間接に、種々の方法により一
層ずつまたは多層同時に塗設することにより形成された
層を挙げることができる。
【0043】なお、ハロゲン化銀乳剤層と前記写真用支
持体との間に、中間層、保護層、アンチハレーション
層、バック層などの非感光性親水性コロイド層を設けて
あっても良い。
【0044】−バック層− 前記バック層(A−3)としては特に制限はなく、ジア
セチルセルロース等の疎水性の溶剤等を用いて形成され
ても、ゼラチン等の親水性バインダー等を用いて形成さ
れていてもよい。ただし、湿潤状態における摩擦を小さ
くするという点で親水性バインダー等を用いて形成され
る方が好ましい。
【0045】前記親水性バインダーとしては、例えば、
石炭処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、アルカリ処理ゼラ
チン、また、ゼラチンの加水分解や酸素分解物その他の
ゼラチンから誘導されるゼラチンと、必要に応じて添加
される親水性コロイド、マット剤、滑り剤、界面活性
剤、硬膜剤、染料、増粘剤、ポリマーラテックス等のそ
れ自体公知の化合物であるその他の成分とを、含有する
バック層用塗料を、写真用支持体のハロゲン化銀乳剤層
が形成されている面とは反対側の面に、単数または複数
の層に塗設することにより、形成されたバック層であれ
ば特に制限はなく、種々の方法により形成されたバック
層を挙げることができる。
【0046】なお、前記バック層の厚みとしては、通
常、0.1〜15μmであり、好ましくは0.5〜10
μmである。またバック層は2種以上で形成されていて
もよい。
【0047】親水性バインダーで形成されたバック層の
場合、その厚みが15μm以下であると、乾燥時に写真
フィルムの乳剤層の逆カールが強くなりすぎないので好
ましい。
【0048】(B)現像機 この発明に用いられる現像機としては、ローラーにより
ハロゲン化銀カラー感光材料を巻き取る機能を有するつ
る巻き搬送部を有すると共に、ハロゲン化銀カラー感光
材料を現像することができれば特に制限はなく、それ自
体公知の現像機を挙げることができる。
【0049】前記つる巻き搬送部を有する現像機として
は、シネ型自動現像機を挙げることができる。シネ型自
動現像機は、各種の処理浴や乾燥室を有すると共に、そ
れぞれ処理浴や乾燥室に図1で示される現像ラックを有
している。かかるシネ型自動現像機を用いて写真フィル
ムを現像処理する場合、前記ラックにおける上部ローラ
ー2と下部ローラー1とに写真フィルム10を交互に斜
めに掛けて搬送することにより行なう。この場合、一つ
の下部ローラーの中心位置と、その下部ローラーから写
真フィルムを送る上部ローラーの中心位置を結んだ角度
は、現像機の規模が大きくなりすぎず、またこの発明の
条件を満たしても折れの発生が生じないためには、通常
2〜10°であり、好ましくは2.5〜6.5°であ
る。
【0050】前記つる巻き搬送部としては、ハロゲン化
銀カラー感光材料をローラーにより搬送する機能を有し
ていれば特に制限はなく、種々の部材で構成されるつる
巻き搬送部を挙げることができる。また、ハロゲン化銀
カラー感光材料を搬送する動力としては、手動であって
も電動であってもよいが、一定の力で大量かつ長時間ハ
ロゲン化銀カラー感光材料を巻き取ることができる電動
式の動力を有する搬送部が好ましい。
【0051】前記ローラーとしては、ハロゲン化銀カラ
ー感光材料を搬送することができると共に、ハロゲン化
銀カラー感光材料を搬送する際のローラーとハロゲン化
銀カラー感光材料との摩擦係数が後述する式を満足する
値でれば特に制限はなく、ゴムやプラスチックを初めと
する種々の材質および方法で形成されたローラーを挙げ
ることができる。これらの中でもゴム製あるいは軟質プ
ラスチック製のローラーが好ましい。
【0052】前記ローラーにおける表面の状態として
は、円滑な搬送を妨げることがなければ特に制限はな
く、平滑であっても、あるいは溝や山があってもよい
が、ゴム製の場合は直径1〜2mmのスパイク状の突起
を有していることが好ましく、また、軟質プラスチック
製の場合は高さ1〜5mmの山や溝を有していることが
好ましい。また、2本のローラーを併用してもかまわな
い。この発明においては、これらの中でも表面にスパイ
ク状の突起を有するゴム製のローラーが特に好ましい。
【0053】ハロゲン化銀カラー感光材料をローラーに
より搬送する態様としては特に制限はないが、大量のハ
ロゲン化銀カラー感光材料を連続して搬送し、最後に巻
き取ることのできる態様が好ましい。
【0054】この発明に用いられる現像機は自動式であ
っても手動式であってもよいが、大量のハロゲン化銀カ
ラー感光材料を一度に現像でき、しかも現像処理にムラ
のない自動式の現像機が好ましい。自動式の現像機の中
でもこの発明においては特に、ハロゲン化銀カラー感光
材料をそれ自体公知の現像処理液にて処理する工程、ハ
ロゲン化銀カラー感光材料を乾燥する工程等の一連の現
像処理工程を、ハロゲン化銀カラー感光材料を斜めに搬
送しながら連続して行なうことができるシネ型自動現像
機を好適に用いることができる。
【0055】−搬送条件(C)− この発明に係るハロゲン化銀カラー感光材料の現像機内
での条件は、ハロゲン化銀カラー感光材料の写真用支持
体における、厚みをD(μm)とし、湿潤状態における
弾性率をE(Kg/mm2 )とし、湿潤状態におけるハ
ロゲン化銀カラー感光材料のバック層と現像機内のロー
ラーとの摩擦係数をμkとしたとき、 (30×D)+(2×E)−(600×μk)≧3,000 (ただし、D<100である。)であり、かつ、前記現
像機における搬送張力が700g以下である。
【0056】上記の式を満足しない場合も、または搬送
張力が700gよりも大きい場合も、ハロゲン化銀カラ
ー感光材料を現像機内で搬送する際に折れを生じてしま
うと共に効率よく搬送することができないことがある。
【0057】前記ハロゲン化銀カラー感光材料における
写真用支持体の厚みD(μm)とは、下引き層を施す前
の写真用支持体の厚みをいう。
【0058】前記写真用支持体の厚みは、23℃、55
%RHの条件下で24時間静置して調湿した試料を、マ
イクロメータ等の、通常に厚みの測定を行なう際に用い
るそれ自体公知の器具を用いることにより測定すること
ができる。
【0059】前記ハロゲン化銀カラー感光材料の湿潤状
態における写真用支持体の弾性率E(Kg/mm2 )と
は、通常の引っ張り試験機を用いて、応力・歪曲線より
求めた値をいう。
【0060】前記弾性率Eの値は、市販の装置、例え
ば、テンシロン(東洋ボールドウイン(株)製)を用い
て、JIS−K7113に準じて巾10mm、横線間距
離が100mmの短冊片で、引っ張り速度100mm/
minの条件にて、フィルムの長手方向を測定すること
により求めることができる。
【0061】前記湿潤状態とは、この測定に用いる試料
片を通常のネガフィルムの現像処理で処理し、安定浴か
ら取り出したところの写真用フィルムが湿っている状態
をいい、この状態のときに直ちに上述の装置により測定
することにより前記弾性率は測定される。
【0062】前記湿潤状態におけるハロゲン化銀カラー
感光材料のバック層と現像機内のローラーとの摩擦係数
(μk)とは、現像機における現像液中に浸してあった
ハロゲン化銀カラー感光材料を巻き取りにより取り出し
て乾燥工程に移行する際の生乾き状態のハロゲン化銀カ
ラー感光材料におけるバック層と、現像機におけるロー
ラーとの摩擦係数をいう。
【0063】前記摩擦係数は、例えば、シネ型自動現像
機(ノーリツ鋼機(株)製:NCV−60)のローラー
に使用されているゴムを10mm2 に切り出し、10m
m四方の正方形のステンレス製摩擦体に貼りつけた後、
この摩擦体に100gの荷重を加え、23℃、55%R
Hの環境下、この摩擦体を10m/minの速さで試料
であるハロゲン化銀写真感光材料の上を滑らせる方法に
より測定することができる。この際、試料であるハロゲ
ン化銀写真感光材料は、現像処理工程における最終工程
である安定浴から取り出された後、その表面における水
分をゴム製ブレードでスクイズして拭くことにより取り
除き、生乾き状態のままで直ちに前記方法により摩擦係
数の測定に供される。
【0064】この発明においては、以上により測定した
写真用支持体の厚みD、弾性率E、および摩擦係数(μ
k)を上記の数式の左辺における該当箇所に代入して計
算した値が3,000以上になるようにする。もし、前
記左辺の計算値が3,000以上にならないときは、前
記の写真用支持体の厚みD、弾性率Eまたは摩擦係数
(μk)を適宜に変更することにより、3,000以上
にすることができる。
【0065】前記左辺の計算値を3,000以上にする
には、写真用支持体の厚みを90μm未満の範囲内にお
いて、できるだけ厚みの厚いハロゲン化銀カラー感光材
料を用いるか、湿潤状態におけるハロゲン化銀カラー感
光材料の弾性率を大きくする必要があり、一方、前記摩
擦係数μkをできるだけ小さくする必要がある。
【0066】具体的に、前記左辺の値を3,000以上
にする方法としては、できるだけ摩擦係数の小さな材質
で形成されたローラーを現像機に用いる方法、ハロゲン
化銀カラー感光材料のバック層にマット剤、滑り剤等を
含有させて摩擦係数を低下させる方法、写真用支持体の
厚みを厚くする方法、または写真用支持体における共重
合ポリエステルの樹脂組成を変更することにより、ある
いは延伸条件を変更することにより写真用支持体の弾性
率を上げる方法などを挙げることができ、これらの方法
を適宜選択して用いることにより前記式を満足すること
ができるようになる。
【0067】また、前記現像機内における搬送張力と
は、現像処理機における安定浴から乾燥部へフィルムが
渡るところの張力をいい、安定浴における最終ローラー
と乾燥部における最初のローラーとの間に、バネばかり
をぶらさげたローラーを入れて写真用フィルムを引っ張
り、その時のバネばかりの荷重の値を測定することによ
り求めることができる。
【0068】この発明においては、搬送張力は700g
以下であり、搬送張力は現像機の搬送系の各部位を調整
することにより700g以下にすることができる。前述
の現像ラックの場合は、各ラックの駆動ローラーと上部
ローラーとの間隔を微調整することにより、搬送張力を
700g以下にすることができる。
【0069】
【実施例】以下に、この発明の実施例について説明す
る。
【0070】(実施例1)厚み85μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムを写真用支持体とし、その一方
の表面に下引層B−3と下引層B−5とをこの順に下記
の組成となるように形成し、他方の表面に下引層B−7
を下記の組成となるように形成した。その後、下引層B
−5の表面に乳剤層を第1層から順に下記の組成となる
ように形成し、下引層B−7の表面にバック層Aを第1
層から順に下記の組成となるように形成して表1に示す
特性を有するハロゲン化銀写真感光材料を得た。
【0071】なお、以下の<下引層>、<バック層>お
よび<乳剤層>における数量の表示は、m2 当たりの量
を示す。
【0072】<下引層B−3>ブチルアクリレート30
重量%、t−ブチルアクリレート20重量%、スチレン
25重量%、および2−ヒドロキシエチルアクリレート
25重量%の共重合体・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・0.8g。
【0073】 <下引層B−4> ブチルアクリレート40重量%、スチレン25重量% およびグリシジルアクリレート40重量% の共重合体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.8g 化合物(UL−1)・・・・・・・・・・・・・・・・2.2mg ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素)・・・1.8mg。
【0074】 <下引層B−5> ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0g 化合物(UL−1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・20mg 化合物(UL−2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・20mg 化合物(UL−3)・・・・・・・・・・・・・・・・・・10mg シリカ粒子(平均粒子径:3μm)・・・・・・・・・・・・10mg <下引層B−7> 化合物(UL−7)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1g。
【0075】使用した化合物(UL−1〜3および7)
の構造は、まとめて後掲する。
【0076】 <バック層A> 第1層; アルミナゾル(酸化アルミニウム、 日産化学工業(株)製:AS−100)・・・・・・・・0.8g 第2層(最外層); ジアセチルセルロース・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1g ステアリン酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.01g シリカ微粒子(平均粒子径:0.2μm)・・・・・・・・0.05g。
【0077】 <乳剤層> 第1層;ハレーション防止層(HC) 黒色コロイド銀・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.15g UV吸収剤(UV−1)・・・・・・・・・・・・・・・・0.20g 化合物(CC−1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.02g 高沸点溶媒(Oil−1)・・・・・・・・・・・・・・・0.20g 高沸点溶媒(Oil−2)・・・・・・・・・・・・・・・0.20g ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.6g。
【0078】 第2層;中間層(IL−1) ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.3g 第3層;低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.3μm、平均ヨウド含有量2.0モル%)・・0.4g 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.4μm、平均ヨウド含有量8.0モル%)・・0.3g 増感色素(S−1)・・・・・・・・3.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2)・・・・・・・・3.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−3)・・・・・・・・0.2×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−1)・・・・・・・・・・・・・・・0.50g シアンカプラー(C−2)・・・・・・・・・・・・・・・0.13g カラードシアンカプラー(CC−1)・・・・・・・・・・0.07g DIR化合物(D−1)・・・・・・・・・・・・・・・・0.006g DIR化合物(D−2)・・・・・・・・・・・・・・・・0.01g 高沸点溶媒(Oil−1)・・・・・・・・・・・・・・・0.55g ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0g。
【0079】 第4層;高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.7μm、平均ヨウド含有量7.5モル%)・・0.9g 増感色素(S−1)・・・・・・・・1.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2)・・・・・・・・1.6×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−3)・・・・・・・・0.1×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−2)・・・・・・・・・・・・・・・・0.23g カラードシアンカプラー(CC−1)・・・・・・・・・・・0.03g DIR化合物(D−2)・・・・・・・・・・・・・・・・・0.02g 高沸点溶媒(Oil−1)・・・・・・・・・・・・・・・・0.25g ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0g。
【0080】 第5層;中間層(IL−2) ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.8g 第6層;低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.4μm、平均ヨウド含有量8.0モル%)・・0.6g 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.3μm、平均ヨウド含有量2.0モル%)・・0.2g 増感色素(S−4)・・・・・・・・6.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−5)・・・・・・・・0.8×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1)・・・・・・・・・・・・・・・0.17g マゼンタカプラー(M−2)・・・・・・・・・・・・・・・0.43g カラードマゼンタカプラー(CM−1)・・・・・・・・・・0.10g DIR化合物(D−3)・・・・・・・・・・・・・・・・・0.02g 高沸点溶媒(Oil−2)・・・・・・・・・・・・・・・・0.7g ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0g。
【0081】 第7層;高感度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.7μm、平均ヨウド含有量7.5モル%)・・0.9g 増感色素(S−6)・・・・・・・・1.1×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−7)・・・・・・・・2.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−8)・・・・・・・・0.3×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1)・・・・・・・・・・・・・・0.30g マゼンタカプラー(M−2)・・・・・・・・・・・・・・0.13g カラードマゼンタカプラー(CM−1)・・・・・・・・・0.04g DIR化合物(D−3)・・・・・・・・・・・・・・・・0.004g 高沸点溶媒(Oil−2)・・・・・・・・・・・・・・・0.35g ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0g。
【0082】 第8層;イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1g 添加剤(HS−1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.07g 添加剤(HS−2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.07g 添加剤(SC−1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.12g 高沸点溶媒(Oil−2)・・・・・・・・・・・・・・・0.15g ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0g。
【0083】 第9層;低感度青感性乳剤層(BL) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.3μm、平均ヨウド含有量2.0モル%)・・0.25g 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.4μm、平均ヨウド含有量8.0モル%)・・0.25g 増感色素(S−9)・・・・・・・・5.8×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1)・・・・・・・・・・・・・・0.6g イエローカプラー(Y−2)・・・・・・・・・・・・・・0.32g DIR化合物(D−1)・・・・・・・・・・・・・・・・0.003g DIR化合物(D−2)・・・・・・・・・・・・・・・・0.006g 高沸点溶媒(Oil−2)・・・・・・・・・・・・・・・0.18g ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.3g。
【0084】 第10層;高感度青感性乳剤層(BH) 沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.8μm、平均ヨウド含有量8.5モル%)・・0.5g 増感色素(S−10)・・・・・・・・・3×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−11)・・・・・・・1.2×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1)・・・・・・・・・・・・・・・0.18g イエローカプラー(Y−2)・・・・・・・・・・・・・・・0.10g 高沸点溶媒(Oil−2)・・・・・・・・・・・・・・・・0.05g ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.0g。
【0085】 第11層;第1保護層(PRO−1) 沃臭化銀(平均粒径0.08μm)・・・・・・・・・・・・0.3g 紫外線吸収剤(UV−1)・・・・・・・・・・・・・・・・0.07g 紫外線吸収剤(UV−2)・・・・・・・・・・・・・・・・0.10g 添加剤(HS−1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.2g 添加剤(HS−2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1g 高沸点溶媒(Oil−1)・・・・・・・・・・・・・・・・0.07g 高沸点溶媒(Oil−3)・・・・・・・・・・・・・・・・0.07g ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.8g。
【0086】 第12層;第2保護層(PRO−2) 化合物(化合物A)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.04g 化合物(化合物B)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.004g ポリメチルメタアクリレート(平均粒径:3μm)・・・・0.02g メチルメタアクリレート:エチルメタアクリレート:メタアクリル酸 =3:3:4(重量比)の共重合体(平均粒径:3μm) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.13g ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.7g。
【0087】−沃臭化銀乳剤の調製− 第10層に使用した沃臭化銀乳剤は以下の方法で調整し
た。
【0088】平均粒径が0.33μmの単分散沃臭化銀
粒子(沃化銀含有率2mol%)を種結晶として、沃臭
化銀乳剤をダブルジェット法により調製した。
【0089】下記組成の溶液〈G−1〉を温度70℃、
pAg7.8、pH7.0に保ち、よく撹拌しながら
0.34モル相当の種乳剤を添加した。
【0090】(内部高沃度相−コア相−の形成)その
後、下記組成の溶液〈H−1〉と下記組成の溶液〈S−
1〉とを1:1の流量比を保ちながら、加速された流量
(終了時の流量が初期流量の3.6倍)で86分をかけ
て添加した。
【0091】(外部低沃度相−シェル相−の形成)続い
て、pAg10.1、pH6.0に保ちながら、〈H−
2〉と〈S−2〉とを1:1の流量比で加速された流量
(終了時の流量が初期流量の5.2倍)で65分を要し
て添加した。
【0092】粒子形成中のpAgとpHとは、臭化カリ
ウム水溶液と56%酢酸水溶液とを用いて制御した。粒
子形成後に、常法のフロキュレーション法によって水洗
処理を施し、その後ゼラチンを加えて再分散し、40℃
にてpHおよびpAgをそれぞれ5.8および8.06
に調製した。
【0093】得られた乳剤は、平均粒径0.80μm、
分布の広さが12.4%、沃化銀含有率8.5mol%
の八面体沃臭化銀粒子を含む単分散乳剤であった。
【0094】 〈G−1〉溶液 オセインゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0g 下記化合物−Iの10重量%メタノール溶液・・・・・・25.0ml 28%アンモニア水溶液・・・・・・・・・・・・・・440.0ml 56%酢酸水溶液・・・・・・・・・・・・・・・・・660.0ml 水で仕上げる・・・・・・・・・・・・・・・・・・5000.0ml *化合物−I:ポリプロピレンオキシ・ポリエチレンオ
キシ・ジ琥珀酸・ナトリウム。
【0095】 〈H−1〉溶液 オセインゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・82.4g 臭化カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・151.6g 沃化カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90.6g 水で仕上げる・・・・・・・・・・・・・・・・・・1030.5ml。
【0096】 〈S−1〉溶液 硝酸銀・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・309.2g 28%アンモニア水溶液・・・・・・・・・・・・・・・当量 水で仕上げる・・・・・・・・・・・・・・・・・・1030.5ml。
【0097】 〈H−2〉溶液 オセインゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・302.1g 臭化カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・770.0g 沃化カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33.2g 水で仕上げる・・・・・・・・・・・・・・・・・・3776.8ml。
【0098】 〈S−2〉溶液 硝酸銀・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1133.0g 28%アンモニア水溶液・・・・・・・・・・・・・・・当量 水で仕上げる・・・・・・・・・・・・・・・・・・3776.8ml。
【0099】第10層以外の乳剤層に使用される沃臭化
銀乳剤についても、同様の方法で、種結晶の平均粒径、
温度、pAg、pH、流量、添加時間、およびハライド
組成を変化させて、平均粒径および沃化銀含有率が異な
る前記各乳剤を調製した。
【0100】いずれも分布の広さ20%以下のコア/シ
ェル型単分散乳剤であった。各乳剤は、チオ硫酸ナトリ
ウム、塩化金酸およびチオシアン酸アンモニウムの存在
下にて最適な化学熟成を施し、増感色素、4−ヒドロキ
シ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデ
ン、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールを加え
た。
【0101】なお、上述の感光材料は、さらに、化合物
Su−1、Su−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1、H−
2、安定剤ST−1、カブリ防止剤AF−1、AF−2
(重量平均分子量10,000のもの及び1,100,
000のもの)、染料AI−1、AI−2および化合物
DI−1(9.4mg/m2 )を含有する。
【0102】(評価)こうして得られたハロゲン化銀写
真感光材料について、シネ型自動現像機(ノーリツ鋼機
(株)製:NCV−60)を用いて、表2のように搬送
張力を変化させて現像処理を行なうと共に、以下に記載
したような評価を行ない、ハロゲン化銀写真感光材料に
折れの発生の有無について調べた。これらの結果を表2
に示した。
【0103】《写真用支持体の厚み》23℃、55%R
Hの条件下で24時間静置して調湿した写真フィルム試
料についてマイクロメータを用いて測定した。
【0104】《弾性率》テンシロン(東洋ボールドウイ
ン(株)製)を用い、JIS−K7113に準じて巾1
0mm、横線間距離が100mmの短冊片で、引っ張り
速度100mm/minの条件にて、湿潤状態における
写真フィルムの長手方向を測定した。
【0105】なお、試料である写真用フィルムの試料片
は、以下に示す現像処理工程により処理し、安定浴から
取り出したばかりの湿っている状態の試料片を用いた。
【0106】−フィルム現像処理−
【0107】
【表1】
【0108】表1において、補充量は写真感光材料1m
2 当たりの値である。
【0109】発色現像液、漂白液、定着液、安定液及び
その補充液は、下記のようにして調製されたものを使用
した。
【0110】 〈発色現像液〉 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・800ml 炭酸カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30g 炭酸水素ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.5g 亜硫酸カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.0g 臭化ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.3g 沃化カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.2mg ヒドロキシルアミン硫酸塩・・・・・・・・・・・・・・・・2.5g 塩化ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.6g 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N− (β−ヒドロキシルエチル)アニリン硫酸塩・・・・・・・・4.5g ジエチレントリアミン五酢酸・・・・・・・・・・・・・・・3.0g 水酸化カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.2g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウムまたは20
%硫酸を用いてpH10.06に調製した。
【0111】 〈発色現像補充液〉 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・800ml 炭酸カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35g 炭酸水素ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3g 亜硫酸カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5g 臭化ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.4g ヒドロキシルアミン硫酸塩・・・・・・・・・・・・・・・・3.1g 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N− (β−ヒドロキシルエチル)アニリン硫酸塩・・・・・・・・6.3g 水酸化カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g ジエチレントリアミン五酢酸・・・・・・・・・・・・・・・3.0g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウムまたは20
%硫酸を用いてpH10.18に調製した。
【0112】 〈漂白液〉 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・700ml 1,3−ジアミノプロパン四酢酸鉄 (III)アンモニウム・125g エチレンジアミン四酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・・2g 硝酸ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40g 臭化アンモニウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・150g 氷酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水又は氷酢酸を
用いてpH4.4に調製した。
【0113】 〈漂白補充液〉 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・700ml 1,3−ジアミノプロパン四酢酸鉄 (III)アンモニウム・175g エチレンジアミン四酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・・2g 硝酸ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50g 臭化アンモニウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・200g 氷酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56g アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH4.0に調整した
後に水を加えて1リットルにした。
【0114】 〈定着液〉 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・800ml チオシアン酸アンモニウム・・・・・・・・・・・・・120g チオ硫酸アンモニウム・・・・・・・・・・・・・・・150g 亜硫酸ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・15g エチレンジアミン四酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・2g アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH6.2に調整した
後、水を加えて1リットルにした。
【0115】 〈定着補充液〉 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・800ml チオシアン酸アンモニウム・・・・・・・・・・・・・150g チオ硫酸アンモニウム・・・・・・・・・・・・・・・180g 亜硫酸ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g エチレンジアミン四酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・2g アンモニウム水又は氷酢酸を用いてpH6.5に調整し
た後水を加えて1リットルにした。
【0116】 〈安定液及び安定補充液〉 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・900ml 下記(化2)で表わされる化合物・・・・・・・・・・・・2.0g ジメチロール尿素・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.5g ヘキサメチレンテトラミン・・・・・・・・・・・・・・・0.2g 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン・・・・・・・・0.1g シロキサン(UCC製:L−77)・・・・・・・・・・・0.1g アンモニア水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.5ml 水を加えて1リットルとした後、アンモニア水又は50
%硫酸を用いてpH8.5に調製した。
【0117】
【化2】
【0118】《摩擦係数》シネ型自動現像機(ノーリツ
鋼機(株)製:NCV−60)のローラーに使用されて
いるゴムを10mm2 に切り出し、10mm四方の正方
形のステンレス製摩擦体に貼りつけた後、この摩擦体に
100gの荷重を加え、23℃、55%RHの環境下、
この摩擦体を10m/minの速さで試料であるハロゲ
ン化銀写真感光材料の上を滑らせる方法により測定し
た。
【0119】前記試料であるハロゲン化銀写真感光材料
は、現像処理工程における安定浴から取り出された後、
その表面における水分をゴム製ブレードでスクイズして
拭くことにより取り除き、生乾き状態のままで直ちに測
定した。
【0120】《搬送張力》シネ型自動現像機(ノーリツ
鋼機(株)製:NCV−60)における安定浴の最終ロ
ーラーと乾燥部における最初のローラーとの間に、バネ
ばかりをぶらさげたローラーを入れて写真用フィルムを
引っ張り、その時のバネばかりの荷重の値を測定した。
【0121】《折れの発生の有無》得られたハロゲン化
銀写真感光材料を35mm×117cmに裁断し、この
裁断したハロゲン化銀写真感光材料5本をつないだ後、
シネ型自動現像機(ノーリツ鋼機(株)製:NCV−6
0)により現像処理を行なった。
【0122】シネ型自動現像装置におけるハロゲン化銀
写真感光材料の乾燥部半ばでの折れの発生状態を下記の
基準により評価した。
【0123】◎: 折れの発生は見当たらない ○: 折れの発生はほとんど見当たらない △: ごく一部に軽い折れの発生が見られる ×: 一部分に折れが発生している ××: 全長に渡って折れが発生している △レベル以上であれば実用上問題ないレベルである。
【0124】(実施例2)厚み85μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムの代わりに、厚み75μmのポ
リエチレンナフタレートフィルムを写真用支持体として
用いた外は実施例1と同様にしてハロゲン化銀写真感光
材料を得た。得られたハロゲン化銀写真感光材料につい
て実施例1と同じ評価を行ない、その結果を表2に示し
た。
【0125】(実施例3)厚み85μmのトリアセチル
セルロースフィルムを写真用支持体として用い、その両
面に下引層B−8を下記の組成となるように形成した
後、一方の表面にバック層Bを下記の組成となるように
形成し、他方の表面に実施例1と同じ乳剤層を同じ方法
で形成してハロゲン化銀写真感光材料を得た。得られた
ハロゲン化銀写真感光材料に実施例1と同じ評価を行な
い、その結果を表2に示した。
【0126】 <下引層B−8> スチレン−無水マレイン酸共重合ポリマー・・・・・・・・0.01g <バック層B> 第1層; ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4.5mg ソジウム−ジ−(2−エチルヘキシル)−スルホサクシネート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0mg トリポリ燐酸ナトリウム・・・・・・・・・・・・・・・76mg クエン酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16mg カルボキシアルキルデキストラン硫酸エステル・・・・・49mg ビニルスルホン型硬膜剤・・・・・・・・・・・・・・・30mg 第2層(最外層); ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.5g ポリマービーズ (平均粒子径:3μm、ポリメチルメタクリレート)・・24mg ビニルスルホン型硬膜剤・・・・・・・・・・・・・・・45mg 化合物SB−1および化合物SB−2の混合物・・・・・30mg 化合物SB−1・・・・・・・・・・・・・・・・・・100mg。
【0127】(実施例4)テレフタル酸ジメチル(96
モル%)および5−ナトリウムスルホ−ジ−(β−ヒド
ロキシエチル)イソフタル酸(4モル%)を酸成分と
し、エチレングリコール(99.5モル%)およびポリ
エチレングリコール(分子量3,000、0.5モル
%)をアルコール成分とした重合反応により得られた厚
み75μmの共重合ポリエステルを写真用支持体とし
て、その一方の表面に前記下引層B−3と前記下引層B
−5とをこの順に形成し、他方の表面に下引層B−4を
下記の組成となるように形成し、さらにその表面に前記
下引層B−5を形成した。その後、下引層B−5の表面
に前記乳剤層を形成し、下引層B−7の表面に前記バッ
ク層Bを形成してハロゲン化銀写真感光材料を得た。得
られたハロゲン化銀写真感光材料に実施例1と同じ評価
を行ない、その結果を表2に示した。
【0128】(実施例5)厚み75μmの共重合ポリエ
ステルの代わりに、厚み75μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムを写真用支持体として用いた外は実施
例4と同様にしてハロゲン化銀写真感光材料を得た。得
られたハロゲン化銀写真感光材料に実施例1と同じ評価
を行い、その結果を表2に示した。
【0129】(実施例6)厚み75μmの共重合ポリエ
ステルの代わりに、厚み65μmのポリエチレンナフタ
レートフィルムを写真用支持体として用いた外は実施例
4と同様にしてハロゲン化銀写真感光材料を得た。得ら
れたハロゲン化銀写真感光材料に実施例1と同じ評価を
行ない、その結果を表2に示した。
【0130】(実施例7〜12)実施例7〜12は、ハ
ロゲン化銀写真感光材料について前記《折れの発生の有
無》の評価を行なう際に、搬送張力を500gから65
0gに変えた外は、それぞれ実施例1〜6と同じハロゲ
ン化銀写真感光材料を用いて同じ評価を行なった。その
結果を表2に示した。
【0131】(実施例13)厚さ95μmの共重合ポリ
エステルを用いた以外は、実施例1と同様に作成した試
料を搬送張力650gで評価した。
【0132】(実施例14)厚さ98μmのトリアセチ
ルセルロースフィルムを用い、バック層Aを設け、もう
一表面に下引層B−8を設け、その上に乳剤層を設けて
なるハロゲン化銀写真感光材料を搬送張力650gで評
価した。
【0133】(比較例1)厚み85μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムの代わりに、厚み85μmのト
リアセチルセルロースフィルムを写真用支持体として用
い、前記下引層B−7を形成せずに、前記写真用支持体
の表面に直接前記バック層Aを形成した外は実施例1と
同様にしてハロゲン化銀写真感光材料を得た。得られた
ハロゲン化銀写真感光材料に実施例1と同じ評価を行な
い、その結果を表3に示した。
【0134】(比較例2)写真用支持体として用いる前
記共重合ポリエステルの厚みを75μmから85μmに
変えた外は実施例4と同様にしてハロゲン化銀写真感光
材料を得た、得られたハロゲン化銀写真感光材料に実施
例1と同じ評価を行い、その結果を表3に示した。
【0135】(比較例3〜8)実施例1〜6において、
写真用支持体の厚みのみをそれぞれ75μm、65μ
m、75μm、65μm、55μm、50μmに変えた
外は、それぞれ実施例1〜6と同様にしてハロゲン化銀
写真感光材料を得た。得られたハロゲン化銀写真感光材
料に実施例1と同じ評価を行ない、その結果を表3に示
した。
【0136】(比較例9)厚み85μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムの代わりに、厚み85μmの共
重合ポリエステルを写真用支持体として用いた外は実施
例1と同様にしてハロゲン化銀写真感光材料を得た。得
られたハロゲン化銀写真感光材料に実施例1と同じ評価
を行ない、その結果を表3に示した。
【0137】(比較例10)厚み85μmのポリエチレ
ンナフタレートフィルムの代わりに、厚み85μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムを写真用支持体とし
て用いた外は実施例2と同様にしてハロゲン化銀写真感
光材料を得た。得られたハロゲン化銀写真感光材料に実
施例1と同じ評価を行ない、その結果を表3に示した。
【0138】(比較例11〜13)ハロゲン化銀写真感
光材料について前記《折れの発生の有無》の評価を行な
う際に、搬送張力を500gから650gに変えた外
は、それぞれ比較例4〜6と同じハロゲン化銀写真感光
材料を用いて同じ評価を行なった。その結果を表3に示
した。
【0139】(比較例14)写真用支持体の厚みのみを
75μmから65μmに変えた外は、実施例5と同様に
してハロゲン化銀写真感光材料を得た。得られたハロゲ
ン化銀写真感光材料に実施例1と同じ評価を行ない、そ
の結果を表3に示した。
【0140】(比較例15〜18、および20〜23)
ハロゲン化銀写真感光材料について前記《折れの発生の
有無》の評価を行なう際に、搬送張力を500gから7
50gに変えた外は、それぞれ比較例8、比較例1〜
2、実施例1、実施例3〜6と同じハロゲン化銀写真感
光材料を用いて、実施例1と同じ評価を行なた。その結
果を表3に示した。
【0141】(比較例19)写真用支持体の厚みのみを
75μmから85μmに変えた外は、実施例2と同様に
してハロゲン化銀写真感光材料を得た。得られたハロゲ
ン化銀写真感光材料に実施例1と同じ評価を行ない、そ
の結果を表3に示した。
【0142】以下に、この発明に係るハロゲン化銀写真
感光材料を形成するのに用いた各化合物の構造を示す。
【0143】
【化3】
【0144】
【化4】
【0145】
【化5】
【0146】
【化6】
【0147】
【化7】
【0148】
【化8】
【0149】
【化9】
【0150】
【化10】
【0151】
【化11】
【0152】
【化12】
【0153】
【化13】
【0154】
【化14】
【0155】
【化15】
【0156】
【化16】
【0157】
【表2】
【0158】
【表3】
【0159】
【発明の効果】この発明の方法によると、現像機により
現像処理する際にハロゲン化銀写真感光材料の側面に折
れが発生しないので、搬送性に優れ、中断することなく
効率よく現像処理を行なうことができるハロゲン化銀写
真感光材料の現像処理方法を提供することができる。ま
た、実施例13及び14の試料を35mm巾にスリット
断裁し、36枚撮分の長さに切って、コニカ社製撮りっ
きりコニカMini用のパトローネに詰め引き出したと
ころ、スリキズが若干発生したが、実施例1から12ま
での試料では発生しなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は現像ラックの一例を示す説明図である。
【符合の説明】
1 下部ローラー 2 上部ローラー 3 駆動ローラー 4 渡りローラー 10 ハロゲン化銀写真感光材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 和男 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚みが100μm未満である写真用支持
    体の一方の表面に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層
    を有すると共に他方の表面にバック層を有するハロゲン
    化銀カラー感光材料を、以下の条件に従って現像機内を
    走行させて自動現像することを特徴とするハロゲン化銀
    カラー感光材料の処理方法。 条件;現像機内の搬送張力が700g以下であること。
    式(30×D)+(2×E)−(600×μk)≧3,
    000を満たすこと。(ただし、式中Dは写真用支持体
    の厚み(単位;μm)を表す100未満の値であり、E
    は写真用支持体の湿潤状態における弾性率(単位;Kg
    /mm2 )を表し、μkは湿潤状態における前記バック
    層と現像機内の搬送ローラーとの摩擦係数を表す。)
  2. 【請求項2】 厚みが90μm未満である請求項1に記
    載のハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法。
JP27467792A 1992-05-01 1992-10-13 ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法 Pending JPH06130578A (ja)

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JP4-112744 1992-05-01
JP4-234551 1992-09-02
JP23455192 1992-09-02
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