JPH06134392A - 塗料の乾燥方法 - Google Patents

塗料の乾燥方法

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JPH06134392A
JPH06134392A JP31144492A JP31144492A JPH06134392A JP H06134392 A JPH06134392 A JP H06134392A JP 31144492 A JP31144492 A JP 31144492A JP 31144492 A JP31144492 A JP 31144492A JP H06134392 A JPH06134392 A JP H06134392A
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JP
Japan
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coating material
acid
heat
heating furnace
drying
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JP31144492A
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English (en)
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Setsuo Tate
節男 楯
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 加熱硬化型塗料に、10%パラトルエンスル
ホン酸、1%塩酸、10%酒石酸、10%コハク酸、イ
ソプロピルアルコール、メタノール、エタノール等の溶
液の何れかを触媒として5〜10%混合する。近赤外線
加熱炉において被塗物に近赤外線を照射し、塗膜を加熱
硬化させる。 【効果】 本発明によれば、加熱硬化型塗料の硬化温度
を低下させることができる。温度100℃以下で熱変形
するプラスチック成形物に、加熱硬化型塗料を塗布し、
温度100℃以下で加熱乾燥させることができる。前記
プラスチック成形物の熱変形を防止することができ、然
も短時間で加熱硬化型塗料を乾燥させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗料の乾燥方法に関し、
更に詳しくは、温度100℃以下で熱変形するプラスチ
ック成形物に、加熱硬化型塗料を塗布し、加熱炉におい
て加熱乾燥させる塗料の乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、メラミン・アルキド樹脂塗料は
120℃−20分、熱硬化アクリル樹脂塗料は140〜
150℃−20分が加熱硬化の条件になっている。また
近時、例えば自動車のボディとバンパーの如く、金属と
プラスチック成形品のように異なる材質の被塗物に同一
色の塗料で塗装仕上げをしなければならない場合が増加
している。
【0003】通常のアクリル型焼付塗料においては、熱
風炉乾燥において、例えば150℃で30分加熱する
か、近赤外線炉において、例えば160℃で7分加熱す
ることにより、その硬化を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】自動車のボディとバ
ンパーの如く、金属とプラスチック成形品のように異な
る材質の被塗物に同一色の塗料で塗装仕上げをする場合
に、加熱硬化型樹脂塗料の硬化温度がプラスチック成形
品の熱変形温度より高い場合には、プラスチック成形品
に熱変形を発生させる虞れを有し、このため所望とする
加熱硬化型樹脂塗料を用いることができなくなる欠点を
有していた。
【0005】特に、ABS樹脂に見られるようなプラス
チック成形物では、100℃以下で熱変形するものであ
り、これらのABS樹脂からなるプラスチック成形物に
前記アクリル型焼付塗料を適用することは不可能であっ
た。また、通常の熱風炉乾燥においては、塗料の表面層
から硬化が進行し、このため、加熱の方法を考慮して乾
燥を行わないと、乾燥に長時間を要すると共に、ピンホ
ール等の塗膜欠陥が発生し易い欠点があった。
【0006】本発明の目的は、温度100℃以下で熱変
形するABS樹脂に見られるようなプラスチック成形物
に、アクリル型焼付塗料からなる加熱硬化型塗料を塗布
し、加熱炉において加熱乾燥させる際に加熱硬化型塗料
の硬化温度を低下させ、前記プラスチック成形物の熱変
形を防止することができ、然も短時間で加熱硬化型塗料
を乾燥させることのできる塗料の乾燥方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、温度100℃以下で熱変形する
プラスチック成形物に、加熱硬化型塗料を塗布し、加熱
炉において加熱乾燥させる塗料の乾燥方法において、前
記加熱硬化型塗料に、10%パラトルエンスルホン酸、
1%塩酸、10%酒石酸、10%コハク酸、イソプロピ
ルアルコール、メタノール、エタノール等の溶液の何れ
かを触媒として5〜10%混合し、前記加熱炉で前記加
熱硬化型塗料を塗布した被塗物に近赤外線を照射し、塗
膜を硬化させることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に依れば、温度100℃以下で熱変形す
るプラスチック成形物に塗布される加熱硬化型塗料に、
10%パラトルエンスルホン酸、1%塩酸、10%酒石
酸、10%コハク酸、イソプロピルアルコール、メタノ
ール、エタノール等の溶液の何れかを触媒として5〜1
0%混合したので、加熱硬化型塗料の硬化温度を低下さ
せることができ、また被塗物に近赤外線を照射し、塗膜
を硬化させたので、塗膜の乾燥時間を短縮することがで
き、塗装面が平滑で塗膜欠陥もなく、厚さの薄いプラス
チック成形物であっても、プラスチック成形物に熱変形
を発生させる虞れがない。
【0009】以下本発明に係わる塗料の乾燥方法を図面
を参照して詳細に説明する。図1には本発明方法を実施
するための山形炉からなる加熱炉10が示されており、
この加熱炉10の炉壁12には近赤外線ランプを配設し
た複数のランプパネル14が上下,左右方向に並設され
ている。一例として前記複数のランプパネル14の近赤
外線ランプは出力1kwのものが36本配設されている。
【0010】尚近赤外線ランプは近赤外線照射が可能な
ものであれば如何なるものであってもよく、例えば、γ
0.75〜2μmの近赤外線を照射可能な近赤外線ラン
プ等が挙げられる。また、ランプパネル14は左右方向
に適宜の間隔を置いて上下方向に配設するものであって
もよく、更に近赤外線ランプの出力は1kwのものに限定
されるものではない。
【0011】加熱炉10には、コンベア16が配設さ
れ、このコンベア16は0.5m/分〜1m/分のコンベア
スピードに設定されている。このコンベア16に厚さ1
mm〜2mmのプラスチック成形物からなるワーク18が取
付られている。ワーク18はABS樹脂からなる自動車
用バンパー、オートバイ用アンダーカウル等からなる。
プラスチック成形物はABS樹脂に限定されるものでは
なく、要は温度100℃以下で熱変形するプラスチック
成形物であればよい。尚本実施例ではワークとして温度
100℃以下で熱変形するプラスチック成形物を用いた
が、熱変形を起こし易い母材や薄い鉄板等に本発明を適
用することができる。
【0012】本発明において使用される加熱硬化型塗料
としては、例えば、メラミン−アルキド樹脂塗料、アク
リル−メラミン樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料、エポ
キシ樹脂塗料及び各種粉体樹脂塗料等が挙げられる。こ
れらの塗料に10%パラトルエンスルホン酸、1%塩
酸、10%酒石酸、10%コハク酸、イソプロピルアル
コール、メタノール、エタノール等の溶液の何れかを5
〜10%触媒として混合したものである。この触媒を5
〜10%混合することにより、加熱硬化型塗料の硬化温
度を低下させることができる。
【0013】前記触媒を5〜10%混合した加熱硬化型
塗料をスプレー塗装その他公知の方法でプラスチック成
形物に塗布し、上記加熱炉10内において、プラスチッ
ク成形物からなるワーク18に近赤外線を照射して乾燥
硬化させる。近赤外線の照射は、例えば、炉内雰囲気温
度が70℃〜90℃で5分〜10分、好ましくは7分間
程度行うことにより、良好な硬化塗膜を得ることができ
る。
【0014】次に、ABS樹脂からなる自動車用バンパ
ーを、プラスチック成形物としてのワーク18とし、ア
クリル系樹脂塗料に10%パラトルエンスルホン酸を夫
々3%、5%、7%、10%、触媒として混合したもの
を、夫々スプレー塗装し、前記加熱炉10で近赤外線を
照射して夫々加熱硬化した場合の硬化状態を、触媒が0
%のものと比較して夫々表1に示す。尚塗膜の厚さは2
0〜30μm であった。
【0015】
【表1】
【0016】表1より明らかな如く、炉内雰囲気温度が
80℃以上の場合に、前記触媒を用いなかったアクリル
系樹脂塗料は硬化不良か、ワーク18が熱変形を発生さ
せている。また炉内雰囲気温度が70℃の場合に、触媒
が3%の場合には硬化状態がやや不足するも、触媒が5
%〜10%の場合にはアクリル系樹脂塗料の硬化状態が
良好で、然もワーク18が熱変形を発生していない良好
な硬化塗膜を得ることができ、然も、乾燥時間が7分と
いう短時間で得ることができた。
【0017】また、ABS樹脂からなる自動車用部品、
厚さ2mmのワーク18に触媒として10%パラトルエン
スルホン酸を5%添加したアクリル系樹脂塗料を塗布
し、前記加熱炉10で近赤外線を照射して加熱硬化した
ところ、炉内雰囲気温度が70℃の場合で、乾燥時間が
5分という短時間で、ワーク18が熱変形を発生してい
ない良好な硬化塗膜を得ることができた。
【0018】更に、ワーク18として厚さ1.0mmの鉄
板を用い、この母材に触媒として10%パラトルエンス
ルホン酸を7%添加したアクリル系樹脂塗料を塗布し、
前記加熱炉10で近赤外線を照射して加熱硬化したとこ
ろ、炉内雰囲気温度が120℃の場合で、乾燥時間が4
分という短時間で、良好な硬化塗膜を得ることができ
た。
【0019】また、前記と同様のワーク18として、厚
さ1.0mmの鉄板を用い、この母材に触媒として10%
パラトルエンスルホン酸を7%添加したアクリル系樹脂
塗料を塗布し、熱風発生機による加熱炉で近赤外線を照
射せずに加熱硬化したところ、炉内雰囲気温度が120
℃の場合で、乾燥時間が20分という短時間で、良好な
硬化塗膜を得ることができた。
【0020】
【発明の効果】本発明に依れば、温度100℃以下で熱
変形するプラスチック成形物に塗布される加熱硬化型塗
料に、10%パラトルエンスルホン酸、1%塩酸、10
%酒石酸、10%コハク酸、イソプロピルアルコール、
メタノール、エタノール等の溶液の何れかを触媒として
5〜10%混合したので、加熱硬化型塗料の硬化温度を
低下させることができ、また被塗物に近赤外線を照射
し、塗膜を硬化させたので、塗膜の乾燥時間を短縮する
ことができ、塗装面が平滑で塗膜欠陥もなく、厚さの薄
いプラスチック成形物であっても、プラスチック成形物
に熱変形を発生させる虞れのない経済的な塗料の乾燥方
法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる塗料の乾燥方法を実施するため
の加熱炉の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
10 加熱炉 12 炉壁 14 ランプパネル 16 コンベア 18 ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度100℃以下で熱変形するプラスチ
    ック成形物に、加熱硬化型塗料を塗布し、加熱炉におい
    て加熱乾燥させる塗料の乾燥方法において、前記加熱硬
    化型塗料に、10%パラトルエンスルホン酸、1%塩
    酸、10%酒石酸、10%コハク酸、イソプロピルアル
    コール、メタノール、エタノール等の溶液の何れかを触
    媒として5〜10%混合し、前記加熱炉で前記加熱硬化
    型塗料を塗布した被塗物に近赤外線を照射し、塗膜を硬
    化させることを特徴とする塗料の乾燥方法。
JP31144492A 1992-10-27 1992-10-27 塗料の乾燥方法 Pending JPH06134392A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN119926733A (zh) * 2025-02-28 2025-05-06 广东中科光电有限公司 一种eva灯板生产用涂料装置

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