JPH06134653A - 回転軸対称曲面の加工方法 - Google Patents
回転軸対称曲面の加工方法Info
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- JPH06134653A JPH06134653A JP28725892A JP28725892A JPH06134653A JP H06134653 A JPH06134653 A JP H06134653A JP 28725892 A JP28725892 A JP 28725892A JP 28725892 A JP28725892 A JP 28725892A JP H06134653 A JPH06134653 A JP H06134653A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】被加工物を自転運動させ、被加工物の自転軸に
対して工具が相対軌跡上を移動することにより、回転軸
対称の面を加工する工作機械において、工具軌跡を数値
制御できる数値制御手段と、工具を目標とする加工面形
状に対し常に垂直に当接させる工具姿勢制御手段を有
し、被加工物の加工形状を測定する形状検出手段と、該
検出手段から得られたデ−タをもとに被加工物の形状誤
差および工具設定時の誤差を求める演算手段を設ける。 【効果】被加工物に形状精度の優れた回転軸対称曲面
を、高能率に加工することができる回転軸対称曲面の加
工方法が得られる。
対して工具が相対軌跡上を移動することにより、回転軸
対称の面を加工する工作機械において、工具軌跡を数値
制御できる数値制御手段と、工具を目標とする加工面形
状に対し常に垂直に当接させる工具姿勢制御手段を有
し、被加工物の加工形状を測定する形状検出手段と、該
検出手段から得られたデ−タをもとに被加工物の形状誤
差および工具設定時の誤差を求める演算手段を設ける。 【効果】被加工物に形状精度の優れた回転軸対称曲面
を、高能率に加工することができる回転軸対称曲面の加
工方法が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転軸対称な曲面の研
削加工にかかわり、加工面を高精度に加工するのに好適
な加工方法に関する。
削加工にかかわり、加工面を高精度に加工するのに好適
な加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加工物に回転軸対称曲面を加工
する場合、前記被加工物の自転軸と工具(たとえば、研
削砥石)が常に被加工面に垂直に当接するように工具の
姿勢を制御する回転中心軸が交差した位置を工具原点と
し、この工具原点からの座標系を用いて数値制御により
前記工具を相対的軌跡上を移動させることにより加工を
行っていた。
する場合、前記被加工物の自転軸と工具(たとえば、研
削砥石)が常に被加工面に垂直に当接するように工具の
姿勢を制御する回転中心軸が交差した位置を工具原点と
し、この工具原点からの座標系を用いて数値制御により
前記工具を相対的軌跡上を移動させることにより加工を
行っていた。
【0003】しかし、工具原点設定時の誤差や工具半径
の誤差、および工具原点設定時と加工中における工具当
接点の変化(例えば研削砥石軸や研削砥石駆動スピンド
ルの熱膨張および遠心力による振れ回り)により、形状
精度の劣化を起こしていた。
の誤差、および工具原点設定時と加工中における工具当
接点の変化(例えば研削砥石軸や研削砥石駆動スピンド
ルの熱膨張および遠心力による振れ回り)により、形状
精度の劣化を起こしていた。
【0004】この劣化を防止するために、例えば、特開
昭60−114445号公報に記載のように、工具原点
設定時の誤差の一部について考慮しているものもある
が、工具半径の誤差や工具姿勢制御機能の工具原点につ
いて配慮していなかった。
昭60−114445号公報に記載のように、工具原点
設定時の誤差の一部について考慮しているものもある
が、工具半径の誤差や工具姿勢制御機能の工具原点につ
いて配慮していなかった。
【0005】なお、特開昭60−114445号公報記
載の方法を適用しない場合には、加工面の形状測定から
得られた加工面形状誤差を加工面回転中心に対する工具
軌跡に修正しこれを繰り返すという方法によっていたの
で、加工に著しく時間を要した。
載の方法を適用しない場合には、加工面の形状測定から
得られた加工面形状誤差を加工面回転中心に対する工具
軌跡に修正しこれを繰り返すという方法によっていたの
で、加工に著しく時間を要した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、回転
軸対称曲面を加工する場合、被加工物の自転軸と工具の
姿勢制御を行なう回転中心軸を交差させ、この位置を半
径方向の工具原点とする。また、このとき被加工物自転
軸上に砥石と被加工物の当接点がある姿勢を工具姿勢制
御機能の工具原点とする。しかしこの工具原点設定時の
誤差により、前記自転軸に対する前記工具の相対的軌跡
の誤差をもたらした。また工具の姿勢制御機能への取付
け誤差により、被加工面の法線方向への削り過ぎ、もし
くは、削り残しが生じた。
軸対称曲面を加工する場合、被加工物の自転軸と工具の
姿勢制御を行なう回転中心軸を交差させ、この位置を半
径方向の工具原点とする。また、このとき被加工物自転
軸上に砥石と被加工物の当接点がある姿勢を工具姿勢制
御機能の工具原点とする。しかしこの工具原点設定時の
誤差により、前記自転軸に対する前記工具の相対的軌跡
の誤差をもたらした。また工具の姿勢制御機能への取付
け誤差により、被加工面の法線方向への削り過ぎ、もし
くは、削り残しが生じた。
【0007】上記した特開昭60−114445号公報
記載の従来技術では、工具原点設定時の誤差の一部につ
いては配慮しているものの、工具の姿勢制御機能への取
付け誤差には配慮しておらず、所定の形状精度を得るた
めには、補正に長時間を要し、加工能率が十分なもので
はなかった。
記載の従来技術では、工具原点設定時の誤差の一部につ
いては配慮しているものの、工具の姿勢制御機能への取
付け誤差には配慮しておらず、所定の形状精度を得るた
めには、補正に長時間を要し、加工能率が十分なもので
はなかった。
【0008】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決して、被加工物に形状精度の優れた回転軸対称曲面を
高能率に加工することができる。
決して、被加工物に形状精度の優れた回転軸対称曲面を
高能率に加工することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
の本発明にかかわる回転軸対称曲面の加工方法の構成
は、被加工物を自転運動させるとともに、工具姿勢制御
装置に取り付けられた工具を、被加工面に常に垂直に当
接するように工具姿勢を制御しつつ、前記被加工物の自
転軸を工具原点とする所定の工具軌跡に沿って相対移動
させ、前記工具によって前記被加工物に回転軸対称曲面
を加工する方法において、1回の加工を実行した後、被
加工物の加工面形状を測定し、この加工面形状誤差が目
標値以下であれば加工を終了し、目標値以上であれば前
記加工面形状誤差に基づいて工具原点設定誤差、工具の
取付け誤差、工具姿勢の原点設定誤差を演算し、この演
算結果によって工具原点、工具の取付け、工具姿勢原点
を修正し、このように修正した工具軌跡に沿って工具を
相対移動させながら、該工具によって次回の加工を実行
するという操作を繰り返すようにしたものである。
の本発明にかかわる回転軸対称曲面の加工方法の構成
は、被加工物を自転運動させるとともに、工具姿勢制御
装置に取り付けられた工具を、被加工面に常に垂直に当
接するように工具姿勢を制御しつつ、前記被加工物の自
転軸を工具原点とする所定の工具軌跡に沿って相対移動
させ、前記工具によって前記被加工物に回転軸対称曲面
を加工する方法において、1回の加工を実行した後、被
加工物の加工面形状を測定し、この加工面形状誤差が目
標値以下であれば加工を終了し、目標値以上であれば前
記加工面形状誤差に基づいて工具原点設定誤差、工具の
取付け誤差、工具姿勢の原点設定誤差を演算し、この演
算結果によって工具原点、工具の取付け、工具姿勢原点
を修正し、このように修正した工具軌跡に沿って工具を
相対移動させながら、該工具によって次回の加工を実行
するという操作を繰り返すようにしたものである。
【0010】さらに詳しくは、次の通りである。
【0011】目標とする回転軸対称曲面の断面形状があ
る関数により与えられたとき、被加工物の自転軸から任
意の距離にある点での加工面形状誤差を、工具原点設定
時の誤差と工具の取付け誤差と工具姿勢の原点設定時の
誤差および前記自転軸からの距離の関数として表す。こ
の関数式に形状測定により求められた各々の測定点にお
ける加工面形状誤差を代入し、重回帰分析法により、工
具原点設定時の誤差と工具の取付け誤差および工具姿勢
原点設定時の誤差を算出する。この計算結果を数値制御
装置へ入力し、工具原点、工具の取付け位置、姿勢制御
の原点を修正したのち、加工を繰り返すことにより目標
とする加工面形状が得られるようにしたものである。
る関数により与えられたとき、被加工物の自転軸から任
意の距離にある点での加工面形状誤差を、工具原点設定
時の誤差と工具の取付け誤差と工具姿勢の原点設定時の
誤差および前記自転軸からの距離の関数として表す。こ
の関数式に形状測定により求められた各々の測定点にお
ける加工面形状誤差を代入し、重回帰分析法により、工
具原点設定時の誤差と工具の取付け誤差および工具姿勢
原点設定時の誤差を算出する。この計算結果を数値制御
装置へ入力し、工具原点、工具の取付け位置、姿勢制御
の原点を修正したのち、加工を繰り返すことにより目標
とする加工面形状が得られるようにしたものである。
【0012】
【作用】工具原点設定時の誤差や工具の取付け位置誤差
および工具姿勢制御の原点誤差は、形状精度劣化の大き
な要因であり、極力小さくする必要がある。しかし、工
具例えば研削砥石は、正確に形状を把握することが困難
であり、また加工中の摩耗、熱膨張、振れ回りなどによ
っても誤差が生ずる。そこで例えば電気式変位計で測定
した加工面の形状から求めた加工面形状誤差を用いて、
計算処理装置により、工具原点設定時の誤差、工具の取
付け位置誤差および工具姿勢の原点誤差を求め、これら
を数値制御装置に入力して工具原点、工具取付け位置お
よび工具姿勢制御の原点を修正し、再度加工することに
より理想的な工具軌跡を描かせつつ、目標とする加工面
形状を得ることができる。
および工具姿勢制御の原点誤差は、形状精度劣化の大き
な要因であり、極力小さくする必要がある。しかし、工
具例えば研削砥石は、正確に形状を把握することが困難
であり、また加工中の摩耗、熱膨張、振れ回りなどによ
っても誤差が生ずる。そこで例えば電気式変位計で測定
した加工面の形状から求めた加工面形状誤差を用いて、
計算処理装置により、工具原点設定時の誤差、工具の取
付け位置誤差および工具姿勢の原点誤差を求め、これら
を数値制御装置に入力して工具原点、工具取付け位置お
よび工具姿勢制御の原点を修正し、再度加工することに
より理想的な工具軌跡を描かせつつ、目標とする加工面
形状を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例によって、図面を用い
て説明する。
て説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例にかかわる回転
軸対称曲面の加工方法の加工手順図である。図2は、図
1にかかわる加工方法の実施に使用される加工装置の一
例を示す略示構成図である。図3は、図2における研削
砥石の、工具原点設定時の誤差、工具の取付け誤差、工
具姿勢制御の原点設定誤差を示す断面図である。図4
は、前記誤差と加工面形状の精度劣化の関係を示すXY
平面における模式図である。
軸対称曲面の加工方法の加工手順図である。図2は、図
1にかかわる加工方法の実施に使用される加工装置の一
例を示す略示構成図である。図3は、図2における研削
砥石の、工具原点設定時の誤差、工具の取付け誤差、工
具姿勢制御の原点設定誤差を示す断面図である。図4
は、前記誤差と加工面形状の精度劣化の関係を示すXY
平面における模式図である。
【0015】この実施例に使用される加工装置は、一般
の2次元(XY面)制御の加工装置であるが、その構成
を図2を用いて説明する。
の2次元(XY面)制御の加工装置であるが、その構成
を図2を用いて説明する。
【0016】1は加工装置本体であり、この本体上にY
軸テーブル2がY軸方向に任意に移動できるように支承
されている。3はX軸テーブルであり、Y軸テーブル2
上にX軸方向に任意に移動できるように支承されてい
る。4は回転テーブル西手X軸テーブル3上に固定さ
れ、回転テーブル4上にはXYZステージ5が固定され
ている。研削砥石6が自転できるように支承している研
削スピンドル7はX軸、Y軸、Z軸方向に微動調整可能
なXYZステージ5に固定してある。8は被加工物にし
て自転運動できる主軸9に固定され、主軸9は主軸モー
タ10により駆動される。11は数値制御装置にして、
X軸テーブル駆動モータ12、Y軸テーブル駆動モータ
13、回転テーブル駆動モータ14を制御し、研削砥石
をXY平面内の任意の位置で任意の工具姿勢に制御する
ことができる。16は加工面形状を測定することが出来
る電気式変位計であり、この電気式変位計16はアーム
15を介して、Y軸テーブル3に固定されている。17
は計算処理装置であり、この計算処理装置17は前記数
値制御装置11と電気的に接続されている。
軸テーブル2がY軸方向に任意に移動できるように支承
されている。3はX軸テーブルであり、Y軸テーブル2
上にX軸方向に任意に移動できるように支承されてい
る。4は回転テーブル西手X軸テーブル3上に固定さ
れ、回転テーブル4上にはXYZステージ5が固定され
ている。研削砥石6が自転できるように支承している研
削スピンドル7はX軸、Y軸、Z軸方向に微動調整可能
なXYZステージ5に固定してある。8は被加工物にし
て自転運動できる主軸9に固定され、主軸9は主軸モー
タ10により駆動される。11は数値制御装置にして、
X軸テーブル駆動モータ12、Y軸テーブル駆動モータ
13、回転テーブル駆動モータ14を制御し、研削砥石
をXY平面内の任意の位置で任意の工具姿勢に制御する
ことができる。16は加工面形状を測定することが出来
る電気式変位計であり、この電気式変位計16はアーム
15を介して、Y軸テーブル3に固定されている。17
は計算処理装置であり、この計算処理装置17は前記数
値制御装置11と電気的に接続されている。
【0017】このように構成した加工装置を使用して、
本発明の一実施例にかかわる回転軸対称曲面の加工方法
を、図1、図2を参照しながら説明する。
本発明の一実施例にかかわる回転軸対称曲面の加工方法
を、図1、図2を参照しながら説明する。
【0018】主軸9に被加工物8を取り付ける。この被
加工物8は、加工面形状y=f(x)と近似した形状に粗加
工されているものである。砥石スピンドル7によって研
削砥石6が回転し、主軸モータ10によって主軸9およ
び被加工物8が自転軸のまわりに回転する。
加工物8は、加工面形状y=f(x)と近似した形状に粗加
工されているものである。砥石スピンドル7によって研
削砥石6が回転し、主軸モータ10によって主軸9およ
び被加工物8が自転軸のまわりに回転する。
【0019】数値制御装置11に、目標とする加工面
形状すなわち回転軸対称曲面y=f(x)、工具原点の座
標、工具姿勢の原点の座標を入力する。計算処理装置1
7には、加工面の形状誤差Δyから工具原点の設定誤差
ΔC、工具の取付け誤差ΔR、および工具姿勢原点の設
定誤差Δθを計算するための誤差計算式(後述する(数
5)式)を入力する(図1のI)。数値制御装置11に
より、前記加工面形状から工具軌跡を算出する(図1の
II)。この工具軌跡を指定するときの原点は、被加工
物8の自転軸と工具姿勢を制御する回転テーブル4の回
転軸が同一YZ平面内にあるときの点である。研削砥石
6は上記回転テーブルの回転軸上に研削砥石6が被加工
物8と当接する点が一致するように取り付けられてい
る。しかし、実際には工具原点における軸の一致や研削
砥石の取付けは必ずしも正確ではなく、誤差をともなっ
ている。
形状すなわち回転軸対称曲面y=f(x)、工具原点の座
標、工具姿勢の原点の座標を入力する。計算処理装置1
7には、加工面の形状誤差Δyから工具原点の設定誤差
ΔC、工具の取付け誤差ΔR、および工具姿勢原点の設
定誤差Δθを計算するための誤差計算式(後述する(数
5)式)を入力する(図1のI)。数値制御装置11に
より、前記加工面形状から工具軌跡を算出する(図1の
II)。この工具軌跡を指定するときの原点は、被加工
物8の自転軸と工具姿勢を制御する回転テーブル4の回
転軸が同一YZ平面内にあるときの点である。研削砥石
6は上記回転テーブルの回転軸上に研削砥石6が被加工
物8と当接する点が一致するように取り付けられてい
る。しかし、実際には工具原点における軸の一致や研削
砥石の取付けは必ずしも正確ではなく、誤差をともなっ
ている。
【0020】つぎに前記指定された工具軌跡に沿ってX
テーブル3、Yテーブル2が移動し、研削砥石6によっ
て、被加工物8に前記加工面形状が加工されて、1回目
の加工を終了する(図1のIII)。
テーブル3、Yテーブル2が移動し、研削砥石6によっ
て、被加工物8に前記加工面形状が加工されて、1回目
の加工を終了する(図1のIII)。
【0021】ここで電気式変位計10により被加工物4
の回転中心軸、すなわち自転軸を含む平面にて、加工面
形状を測定する(図1のIV)。この測定結果が計算処
理装置17へ入力され、目標とする加工面形状の座標と
の比較により、加工面形状誤差を算出する(図1の
V)。
の回転中心軸、すなわち自転軸を含む平面にて、加工面
形状を測定する(図1のIV)。この測定結果が計算処
理装置17へ入力され、目標とする加工面形状の座標と
の比較により、加工面形状誤差を算出する(図1の
V)。
【0022】そして、この加工面形状誤差が目標値以下
であるか否かを判断し(図1のVI)、それが目標値以
下であれば加工を完了する。しかし、目標値に達してい
なければ、上記加工面形状誤差から後述する(数5)式
を用いて、工具原点のX軸方向の設定誤差ΔC、工具の
取付け誤差ΔR、および工具姿勢原点の設定誤差Δθを
計算処理装置17によって算出する(図1のVII)。
この計算で求まった誤差ΔC、ΔR、Δθを数値制御装
置11へ入力し、工具原点、工具姿勢原点を修正し(図
1のVIII)たのち、再び工具軌跡の算出(図1のI
I)へ戻って、以後先と同様の操作を繰り返して、加工
面形状が目標値以下になったとき加工を完了する。そし
て、被加工物8を主軸9から取外せば、目標とする回転
軸対称曲面y=f(x)が加工された被加工物が得られる。
であるか否かを判断し(図1のVI)、それが目標値以
下であれば加工を完了する。しかし、目標値に達してい
なければ、上記加工面形状誤差から後述する(数5)式
を用いて、工具原点のX軸方向の設定誤差ΔC、工具の
取付け誤差ΔR、および工具姿勢原点の設定誤差Δθを
計算処理装置17によって算出する(図1のVII)。
この計算で求まった誤差ΔC、ΔR、Δθを数値制御装
置11へ入力し、工具原点、工具姿勢原点を修正し(図
1のVIII)たのち、再び工具軌跡の算出(図1のI
I)へ戻って、以後先と同様の操作を繰り返して、加工
面形状が目標値以下になったとき加工を完了する。そし
て、被加工物8を主軸9から取外せば、目標とする回転
軸対称曲面y=f(x)が加工された被加工物が得られる。
【0023】以上が加工方法の手順である。次に前記誤
差計算式((数5)式)の詳細を、図3、図4を用いて
説明する。図3は、被加工物8に対して研削砥石6が図
示の位置で工具原点を設定したときの工具原点の設定誤
差ΔC(X軸方向)、工具の取付け誤差ΔR,および工
具姿勢の原点設定誤差Δθを示したものであり、18は
被加工物の自転軸すなわち回転中心、19は回転テーブ
ル4の回転中心軸、20は研削砥石6と被加工物8の当
接点である。理想的には研削砥石6と被加工物8の当接
点20が、回転テーブル4の回転中心軸19の上にあ
り、かつ回転テーブル4の回転中心軸19が被加工物の
自転軸18の上にある。
差計算式((数5)式)の詳細を、図3、図4を用いて
説明する。図3は、被加工物8に対して研削砥石6が図
示の位置で工具原点を設定したときの工具原点の設定誤
差ΔC(X軸方向)、工具の取付け誤差ΔR,および工
具姿勢の原点設定誤差Δθを示したものであり、18は
被加工物の自転軸すなわち回転中心、19は回転テーブ
ル4の回転中心軸、20は研削砥石6と被加工物8の当
接点である。理想的には研削砥石6と被加工物8の当接
点20が、回転テーブル4の回転中心軸19の上にあ
り、かつ回転テーブル4の回転中心軸19が被加工物の
自転軸18の上にある。
【0024】図4には、前記誤差と加工面形状の精度劣
化の関係を示すXY平面における模式図を示す。23は
目標とする加工面形状y=f(x)、21はこれを加工す
る理想的な研削砥石である。しかし、工具原点の設定誤
差ΔC(X軸方向)、工具の取付け誤差ΔR,および工
具姿勢の原点設定誤差Δθがあるので、研削砥石の位置
は22となりこれにより加工される面形状は24とな
る。目標とする加工面形状23は、y=f(x)で表され
るとすれば、被加工物の回転中心18(図4ではY軸に
一致)からX軸方向への距離xiにおける加工面形状誤
差Δyiは、幾何学的手法により工具原点の設定誤差Δ
C(X軸方向)、工具の取付け誤差ΔR、および工具姿
勢の原点設定誤差Δθに起因した砥石軸方向への位置誤
差ΔEを用いて次の(数1)式で表される。
化の関係を示すXY平面における模式図を示す。23は
目標とする加工面形状y=f(x)、21はこれを加工す
る理想的な研削砥石である。しかし、工具原点の設定誤
差ΔC(X軸方向)、工具の取付け誤差ΔR,および工
具姿勢の原点設定誤差Δθがあるので、研削砥石の位置
は22となりこれにより加工される面形状は24とな
る。目標とする加工面形状23は、y=f(x)で表され
るとすれば、被加工物の回転中心18(図4ではY軸に
一致)からX軸方向への距離xiにおける加工面形状誤
差Δyiは、幾何学的手法により工具原点の設定誤差Δ
C(X軸方向)、工具の取付け誤差ΔR、および工具姿
勢の原点設定誤差Δθに起因した砥石軸方向への位置誤
差ΔEを用いて次の(数1)式で表される。
【0025】
【数1】
【0026】ただし、θiは回転中心からX軸方向への
距離xiにおける、目標とする加工面形状23の接線が
X軸となす角度である。また、θiとy=f(x)の一次
導関数y'=f'(x)の間には、次の(数2)式が成立す
る。
距離xiにおける、目標とする加工面形状23の接線が
X軸となす角度である。また、θiとy=f(x)の一次
導関数y'=f'(x)の間には、次の(数2)式が成立す
る。
【0027】
【数2】
【0028】そこで(数1)式は(数3)式の形に置換
できる。
できる。
【0029】
【数3】
【0030】よって
【0031】
【数4】
【0032】(数4)式より工具原点の設定誤差ΔC、
工具の取付け誤差ΔRおよび工具の位置誤差ΔEは重回
帰分析法により、次の行列式(数5)式から求めること
ができる。
工具の取付け誤差ΔRおよび工具の位置誤差ΔEは重回
帰分析法により、次の行列式(数5)式から求めること
ができる。
【0033】
【数5】
【0034】ただし、nは測定点の数であり、理論的に
は3個以上であるが、30個以上が好ましい。
は3個以上であるが、30個以上が好ましい。
【0035】このようにして工具原点の設定誤差ΔC、
工具の取付け誤差ΔRおよび砥石軸方向への位置誤差Δ
Eが求められ、これを用いて工具姿勢の原点設定誤差Δ
θと工具姿勢を修正した後の工具の取付け誤差ΔR'
は、幾何学的に(数6)式、(数7)式で求められる。
工具の取付け誤差ΔRおよび砥石軸方向への位置誤差Δ
Eが求められ、これを用いて工具姿勢の原点設定誤差Δ
θと工具姿勢を修正した後の工具の取付け誤差ΔR'
は、幾何学的に(数6)式、(数7)式で求められる。
【0036】
【数6】
【0037】
【数7】
【0038】このようにして加工面形状誤差の測定結果
Δyiを代入すれば工具原点の設定誤差ΔC、工具の取
付け誤差ΔR'、および工具姿勢の原点設定誤差Δθを
求めることができる。
Δyiを代入すれば工具原点の設定誤差ΔC、工具の取
付け誤差ΔR'、および工具姿勢の原点設定誤差Δθを
求めることができる。
【0039】具体例を示す。被加工物8は超硬合金K0
5製の直径30mmの素形材であり、この被加工物8を
主軸9で50r/minで回転させ、Y軸テーブル2、
X軸テーブル3を用いて、工具を0.5mm/minの
速度で移動させながら、ダイヤモンド電着砥石400番
の研削工具6(回転数18000r/min)により、
次の(数8)式で表される非球面の回転軸対称曲面を加
工した。
5製の直径30mmの素形材であり、この被加工物8を
主軸9で50r/minで回転させ、Y軸テーブル2、
X軸テーブル3を用いて、工具を0.5mm/minの
速度で移動させながら、ダイヤモンド電着砥石400番
の研削工具6(回転数18000r/min)により、
次の(数8)式で表される非球面の回転軸対称曲面を加
工した。
【0040】
【数8】y=Cx2/(1+√1−(K+1)C2y2)
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10 ただし、C=3.2504×10~2 K=−5.0503×10~1 A4=−6.8765×10~6 A6=3.3117399×10~9 A8=−3.8984728×10~11 A10=−1.314145×10~13 −14≦y≦14 工具原点、工具取付け位置および工具姿勢原点を一度修
正して災禍工を行なったところ、形状精度は±0.2μ
m、加工時間は約12時間であった。
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10 ただし、C=3.2504×10~2 K=−5.0503×10~1 A4=−6.8765×10~6 A6=3.3117399×10~9 A8=−3.8984728×10~11 A10=−1.314145×10~13 −14≦y≦14 工具原点、工具取付け位置および工具姿勢原点を一度修
正して災禍工を行なったところ、形状精度は±0.2μ
m、加工時間は約12時間であった。
【0041】これにたいして、従来の加工方法(補正回
数は3回)によって加工したところ、形状精度は±1μ
m、加工時間は約32時間であった。
数は3回)によって加工したところ、形状精度は±1μ
m、加工時間は約32時間であった。
【0042】以上説明した実施例に選れば、次の効果が
ある。回転軸対称曲面の加工精度が向上する、加工
能率が従来に比べて60%以上向上する。なお上記実施
例においては工具として研削砥石を使用した場合につい
て説明したが、他の工具、たとえば切削バイトを使用し
ても切削加工を行なう場合にも、本発明を適用できる。
ある。回転軸対称曲面の加工精度が向上する、加工
能率が従来に比べて60%以上向上する。なお上記実施
例においては工具として研削砥石を使用した場合につい
て説明したが、他の工具、たとえば切削バイトを使用し
ても切削加工を行なう場合にも、本発明を適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、被加工物に形状精度の優れた回転軸対称曲面を、効
能率に加工することができる回転軸対称曲面の加工方法
を提供することができる。
ば、被加工物に形状精度の優れた回転軸対称曲面を、効
能率に加工することができる回転軸対称曲面の加工方法
を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例にかかわる回転軸対称曲面の
加工方法の加工手順図である。
加工方法の加工手順図である。
【図2】図1にかかわる加工方法の実施に使用される加
工装置の一例を示す略示構成図である。
工装置の一例を示す略示構成図である。
【図3】図2における研削砥石の、工具原点設定時の誤
差、工具の取付け誤差、工具姿勢制御の原点設定誤差を
示す断面図である。
差、工具の取付け誤差、工具姿勢制御の原点設定誤差を
示す断面図である。
【図4】前記誤差と加工面形状の精度劣化の関係を示す
XY平面における模式図である。
XY平面における模式図である。
1…加工装置本体、 2…Y軸テーブル、 3…X軸テーブル、 4…回転テーブル、 5…XYZステージ、 6…研削砥石、 7…研削スピンドル、 8…被加工物、 9…主軸、 10…主軸モータ、 11…数値制御装置にして、 12…X軸テーブル駆動モータ、 13…Y軸テーブル駆動モータ、 14…回転テーブル駆動モータ、 15…アーム、 16…電気式変位計、 17…計算処理装置、 18…被加工物の自転軸、 19…回転テーブル4の回転中心軸、 20…研削砥石6と被加工物8の当接点、 21…理想的な研削砥石、 22…実際の研削砥石の位置、 23…目標とする加工面形状、 24…実際に加工される面形状。
Claims (1)
- 【請求項1】被加工物を自転運動させ、被加工物の自転
軸に対して工具が相対軌跡上を移動することにより、回
転軸対称の面を加工する工作機械において、工具軌跡を
数値制御できる数値制御手段と、工具を目標とする加工
面形状に対し常に垂直に当接させる工具姿勢制御手段を
有し、被加工物の加工形状を測定する形状検出手段と、
該検出手段から得られたデ−タをもとに被加工物の形状
誤差および工具設定時の誤差を求める演算手段を設け、
1回の加工を実行したのち加工面形状を測定し、この形
状測定結果に基づいて工具軌跡の原点、工具半径、工具
姿勢を修正し、この修正値に基づいて修正した工具軌跡
に沿って工具を相対移動させながら、該工具によって次
回の加工を実行することを特徴とする回転軸対称曲面の
加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28725892A JPH06134653A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 回転軸対称曲面の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28725892A JPH06134653A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 回転軸対称曲面の加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06134653A true JPH06134653A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17715076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28725892A Pending JPH06134653A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 回転軸対称曲面の加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06134653A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102528555A (zh) * | 2010-12-15 | 2012-07-04 | 上海工程技术大学 | 复杂曲面无干涉刀路的几何与力学集成优化信息处理方法 |
| JPWO2023181476A1 (ja) * | 2022-03-25 | 2023-09-28 |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP28725892A patent/JPH06134653A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102528555A (zh) * | 2010-12-15 | 2012-07-04 | 上海工程技术大学 | 复杂曲面无干涉刀路的几何与力学集成优化信息处理方法 |
| JPWO2023181476A1 (ja) * | 2022-03-25 | 2023-09-28 |
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