JPH0613536B2 - 降下した氷点を有するチタニウムエステル組成物とその製法 - Google Patents

降下した氷点を有するチタニウムエステル組成物とその製法

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JPH0613536B2
JPH0613536B2 JP58206102A JP20610283A JPH0613536B2 JP H0613536 B2 JPH0613536 B2 JP H0613536B2 JP 58206102 A JP58206102 A JP 58206102A JP 20610283 A JP20610283 A JP 20610283A JP H0613536 B2 JPH0613536 B2 JP H0613536B2
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titanate
pentanedione
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iii
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は,氷点が降下する様に変性された,チタニウ
ムエステルと2,4-ペンタンジオンとの反応生成物に関す
る。
チタニウムエステルがヒドロキシル基をもつ高分子化合
物と反応して該化合物を架橋しゲルを形成することは以
前から良く知られている;J.Oil aud Colour Chem.Asso
c.31,405(1948)。しかしながら,チタニウムアルキルエ
ステルを単独で使用した場合この架橋反応はほとんどの
工業的用途にとってあまりにも速すぎる。チタニウムエ
ステルのこの架橋速度は,チタニウムエステルをある種
の多官能化合物例えば2,4-ペンタンジオン(アセチルア
セトンとしても知られている)と反応させることによ
り、落すことができる;米国特許第2,680,108号。この
ように形成された錯体又はキレートの構造については相
違点が存在することを注意すべきである。例えば,前記
特許中に示された構造とYamamotoらによりJ.A.C.S.79(1
957),4344-8に示された構造を比較されたい。
テトライソプロピルチタネート(テトライソプロポキシ
チタニウムとしても知られている)と2,4-ペンタンジオ
ンとのモル比1:2の反応生成物はいくつかの工業的用
途を有している。とりわけ,この反応生成物は高分子化
合物(例えばヒドロキシプロピルグアーガム−guar gu
m)を架橋するのに有用で,架橋された高分子物質は含
油層を破砕するのに用いられる。この反応生成物はふつ
うは液状で,しばしば相当過冷却された場合にも液状を
保つ。しかしながら,該反応生成物は過冷却状態でしば
しば突発的にこおる。この凝固は特にごみあるいは結晶
状態をした一部の反応生成物等の核生成剤(uncleating
agent)が存在するときによく起る。テトライソプロピル
チタネートと2,4-ペンタンジオンとのモル比1:1の反
応生成物はこおる傾向がさらに大きい。
米国特許第4,313,851号には,少量の水を加えることに
よりテトライソプロピルチタネートと2,4-ペンタンジオ
ンとのモル比1:2の反応生成物が結晶化するのを防ぐ
ことが提案されている。しかしこの特許に用いられてい
る方法では反応生成物を加水分解して,イソプロピルア
ルコールを遊離する結果になる。何にしても,核生成剤
の存在する場合には,この方法ではこおるのを防ぐこと
はできない。
この発明は,高分子化合物を架橋する用途に対して悪影
響を与えることのない氷点を降下させたチタニウム組成
物を提供するものである。又,この発明はこのようなこ
の発明の組成物を製造する方法をも提供するものであ
る。この発明の組成物は,チタニウムエステルを,2,4-
ペンタンジオン及び少なくとも1種の別のチタニウムエ
ステルかあるいは元のチタニウムエステル中に存在する
アルコキシ基とは異なるアルコキシ基を提供する少なく
とも1種のアルコールと反応させてなる生成物より成
る。
より詳しく言えば,この発明の組成物は, (i)実験式(RO)Ti で表わされるチタネートを (ii)2,4−ペンタンジオン及び (iii)(a)実験式(RO)Ti で表わされる少なくとも1種の別のチタネートか,およ
び/または (b)実験式ROHで表わされる少なくとも1種のアル
コール のいずれかの化合物と,チタン:ペンタンジオンのモル
比を1:1〜1:2の範囲で反応させることにより得ら
れる反応生成物より成る。式中,R及びRはR
は異なり,かつR,R及びRは各々メチル,エチ
ル,2-クロロエチル,イソプロピル,n-プロピル,n-ブ
チル,n-ペンチル,2-ペーチル,3-メチルブチル,2-メ
トキシエチル又はメトキシエトキシエチルである。(a)
又は(b)の化合物の使用量は,最初に記したチタネート
と2,4-ペンタンジオンとの反応により得られる反応生成
物の氷点を,核生成剤が存在する場合にも,降下させる
ことができるのに十分な量である。
好ましい反応生成物は,テトラアルキルチタネートを,
2,4-ペンタンジオン−但しチタンとペンタンジオンとの
モル比は1:1〜1:2の範囲−及び1種又は2種以上
のアルコールと反応させたものである。このような具体
例として,テトライソプロピルチタネートを2,4-ペンタ
ンジオンとモル比1:1〜1:2の範囲で反応させ,生
成するイソプロパノールのすべて又は一部を蒸留によっ
て除き,次に1種又は2種以上の,イソプロパノール以
外のアルコールROHを反応生成物に加えるものがあ
げられる。この最終生成物中のチタニウム濃度は,最初
に記したチタニウムエステルと2,4-ペンタンジオンとの
反応生成物におけるチタニウム濃度と本質的に同じであ
るのが好ましい。
より好ましい態様として,テトライソプロピルチタネー
トを2,4-ペンタンジオンとモル比1:2で反応させ,こ
れにより生成したイソプロパノールのすべて又は一部を
蒸留により除去し次いでメタノールとn−ブタノールと
の混合物を,除去されたイソプロパノールを置換するの
に十分な量(モルを基準にして)加える方法があげられ
る。この方法により得られる反応生成物は,図面中で液
状生成物として確認され示されている比率(モル%)−
すなわちUVWXYZでかこまれる領域の比率(これは前出の
Yamamotoらにより非結晶性のテトラ−n−ブチルチタネ
ートとして報告されている)−でメトキシ,イソプロポ
キシ及びn−ブトキシ置換基をもっている。最も好まし
い組成物は,約51モル%のイソプロポキシ,約15モ
ル%のn−ブトキシ及び約34モル%のメトキシをもつ
ものである(実施例1)。又,類似の態様として,テト
ライソプロピルチタネートを別のチタネート,例えばテ
トラメチルチタネート(チタニウムメトキシドとも呼ば
れる),テトラ−n−ブチルチタネートの様なチタネー
トに変えることもできる。この場合には各々メタノー
ル,n−ブタノール以外のアルコールを用いる必要があ
る。
(RO)Ti及び1種又は2種以上の(RO)
Tiと2,4-ペンタンジオンとの反応は発熱反応である。
この反応は室温〜還流温度の範囲,すなわち約20℃〜
85℃の範囲で行うことができる。もし反応を前記温度
範囲の下限付近で行うことを望むなら,冷却手段を用い
るかあるいはペンタジオン中にチタネートを,温度を上
記範囲の低温部例えば20℃〜50℃の保のに十分ゆっ
くりした速度で添加すれば良い。反応により遊離するR
OHは除去する。反応生成物を1種又は2種以上のR
OHと更に反応させる場合には,通常,除去されるR
OHの量と使用するROHの量はモル基準で本質的
に同じにする。ほとんどの場合,ROHを加える前に
OHを除去するが、しかし,必ずしもいつもそうす
る必要はない。例えばROHの沸点がROHの沸点
よりも十分高い場合には蒸留によりROHを除くこと
ができる。
チタネートとペンタンジオンとの反応生成物を変性しそ
の氷点を降下させる試験は,この生成物が長期間何らこ
おることなく過冷却される傾向がありこの傾向により妨
害される。この発明により変性された反応生成物は種晶
(seed crystals)の存在下低温にさらされる場合にのみ
その氷点が真に顕著に降下されたことを確認することが
できる。
以下の実施例において,この発明の組成物は,アルコキ
シ基組成(モル%)と温度特性とによって特徴ずけられ
ている。前者は,(RO)Tiと(RO)Ti
とによって,又は(RO)TiとROHとによっ
て提供されるアルコキシ基の総モル数に対する各個々の
アルコキシ基のモル%を計算することにより求められて
いる。又,後者は,組成物を約−25℃に少なくとも4
時間,通常は一夜(約16時間)保った後,組成物の一
部分(aliquot)に,(RO)Tiと2,4-ペンタンジ
オンとの反応生成物の結晶を,そして時にはそこへ更に
(RO)Tiと2,4-ペンタンジオンとの反応生成物
の結晶を種晶として加え,その後組成物がこおったかど
うかを定期的に調べ、こおった場合には結晶を加えた後
何時間でこおったかを記録して求めた。組成物が−25
℃でこおっている場合には,+2℃で,必要により室温
(20℃〜25℃)で観察し,液体になったか否かと液
体になり始めた時とを決定した。
実施例1 (A)還流冷却器及び気泡トラップを通して排気できる様
になったフラスコをチッ素により洗い空気を排除した。
このフラスコ中に802g(約8モル)の2,4-ペンタン
ジオンを入れた。空気にさらすのを最小にするように注
意して,1136g(約4モル)のテトライソプロピルチタ
ネートを圧力均一管(pressure equalizing tube)を備え
た滴下斗に移し,この滴下斗から攪拌下に前記フラ
スコ中に滴下した。チタネートの2,4-ペンタンジオン中
への滴下は20℃〜50℃の範囲に温度が保てる様にゆ
っくりと行った。1時間攪拌後,反応生成物を一口フラ
スコに移し,最終状態が40℃,40mmHgとなるまで蒸
留してイソプロパノールを除去し,最終重量を1460gと
した(すべてのイソプロパノールが除かれたと仮定すれ
ば生成物重量は1458gのはずである)。各々200gずつの
メタノール(約6.25モル)とn−ブタノール(約2.7モ
ル)を,72g(約1.2モル)のイソプロパノールと共に蒸
留された生成物に加え,20℃における密度が1.015の
組成物を形成した。この組成物中の全アルコキシ置換基
は,約34モル%がメトキシ,約51モル%がイソプロ
ポキシ約15モル%がn−ブトキシであった。前に述べ
た様に−25℃で種晶を加えてテストした結果,21日
経過後にも何らこおらなかった。この実施例1(A)の組
成物の温度特性については図面に示されている。
(B)テトライソプロピルチタネートの添加前に4g(約0.2
2モル)の水を2,4-ペンタンジオンと混合することだけ
を違えて,前記実施例の方法をくり返した。前述と同様
に−25℃で種晶を加えテストした結果,21日経過後
も何らこおらなかった。
実施例2 以下にのべる点を変えて,実施例1(A)の方法により組
成物を製造した。すなわち,最終状態が40℃,40mm
Hgになるまで蒸留して1460gの組成物を得,この組成物
をチタニウム0.25モルを含む91.2gの複数の部分(aliquo
t)に分けた。1つの部分に比較のためにイソプロパノー
ル30gを加え,他の各部分には各種のアルコールを加
えて全量を121.2gとした。(各部分は9.9重量%のチタ
ニウムを含むことになり,これはDu PontのTyzor AA
反応生成物−テトライソプロピルチタネート1モルと2,
4-ペンタンジオン2モルとの反応生成物−のシタニウム
含量である)。次に各部分を約−25℃に冷却し,テト
ライソプロピルチタネートと2,4-ペンタンジオンとをモ
ル比1:2で反応させてえられる生成物の固体粒子を種
晶として加えた。メトキシ基を有する部分には,更に,
テトライソプロピルチタネートと2,4-ペンタンジオンと
をモル比1:2で反応させて得られる生成物の固体粒子
を種晶として加えた。−25℃に約10日間さらした
後,サンプルを試験した。固体のサンプルはその後数日
間+2℃にさらし次いで室温(20℃〜25℃)にさら
した。表1に各部分の組成物についてそのアルコキシ含
有量をモル%で示しいくつかの温度における該組成物の
状態を示した。
実施例3 チタネートを2,4-ペンタンジオン中に加える前に,2,4-
ペンタンジオンにチタニウム1モル当たり1cc(約0.06
モル)の水を加えることだけを違えて実施例2の方法を
くり返した。得られた組成物のアルコキシ基組成(モル
%)及び温度特性を表IIに示した。
実施例4 401g(約4モル)の2,4-ペンタンジオン,2g(約0.
11モル)の水及び568g(約2モル)のテトライソプロピ
ルチタネートを用いて実施例3をくり返した。得られた
反応生成物を最終状態が40℃,40mmHgになるまで蒸
留して736gの蒸留生成物を得,これを8つの部分に分け
て,各部分に各々異なる量のメタノール,イソプロパノ
ール及びn−ブタノールを加えて,表IIIに示される様
な組成物を形成した。この組成物の温度特性は図面に示
した。
実施例5 蒸留を重量が728gになるまで続けることだけを代えて実
施例4をくり返した。8つの部分の組成を表IIIに,そ
れらの温度特性を図面に各々示した。
実施例6 1003g(約1モル)の2,4-ペンタンオン,0.5cc(約0.03
モル)の水及び142g(約0.5モル)のテトライソプロピ
ルチタネートを用いて実施例3をくり返し.1/2時間攪
拌後182.9gになるまで蒸留した。えられる組成物を3つ
の部分に分け,各部分にアルコールを加えて表IIIに示
される組成物を形成した。これらの部分の温度特性を図
面に示した。
実施例7 蒸留を組成部部重量が193.4gになった時中止することだ
けを違えて実施例6をくり返した。3つの組成を表III
に,それらの温度特性を図面に各々示した。
実施例8 前述の実施例の方法をくり返した。但し,200.5g(約2
モル)の2,4-ペンタンジオンと1g(約0.06モル)の水を
混合しこれをチッ素流処理した後172g(約1モル)のテ
トラメチルチタネートを加え,反応生成物が本質的に透
明になるまで攪拌し,その後過を行い次いで真空にさ
らして301.5gの生成物を得た。得られた組成物を16の
部分に分け,その内の11の部分に各種のアルコールを
加えて表IIIに示される組成を有し,図面に示される温
度特性をもつ組成物を形成した。
実施例9 実施例8をくり返した。但し,70.2g(約0.7モル)の2,
4-ペンタンジオン,0.35cc(約0.02モル)の水及び60.2
g(約0.35モル)のテトラメチルチタネートを用いた。
えられた組成物を本質的に透明になるまで攪拌し過し
て50ccのメタノールを加えた。生成する組成物を107g
まで蒸留し,実施例8で調製され使用されなかった5つ
の部分を加えて全重量を20.12gとした。こうして得られ
た最終組成物から各々19.25gの重量をもつ4つの部分を
とり出し各種のアルコールを加えて表IIIに示される組
成をもち図面に示される温度特性を有する組成物を形成
した。
実施例10 200.5g(約2モル)の2,4-ペンタンジオン,1cc(約0.
06モル)の水及び340g(約1モル)のテトラブチルチタ
ネートを用いて前の実施例の方法をくり返した。組成物
を1時間攪拌し392gになるまで蒸留した後16の部分に
分け,その内の8つの部分に各種のアルコールを加えて
表IIIに示される組成物を形成した。該組成物の温度特
性は図面に示した。
実施例11 前の実施例に記載された方法に従って,568g(約2モ
ル)のテトライソプロピルチタネートを200g(約2モ
ル)の2,4-ペンタンジオンと反応させ708gまで蒸留し
た。得られた組成物を8つの部分に分け各種のアルコー
ルで121.5gに稀釈した。各部分のアルコキシ基組成
(%)及びその温度特性を表IVに示す。
実施例12 空気への曝露を最小にして,17.2g(約0.1モル)のテト
ラメチルチタネート,34.0g(約0.1モル)のテトラ−n
−ブチルチタネート及び28.4g(約0.1モル)のテトライ
ソプロピルチタネートを,攪拌器,温度計及びチッ素導
入口を備えたフラスコ中で混合した。その後60g(約0.6
モル)の2,4-ペンタンジオンを加えて40℃〜50℃で
1時間攪拌し,かすかなにごりを除くために過した。
得られた組成物は、メトキシ,イソプロキシ及びn−ブ
トキシの各置換基をそれぞれ33−1/3モル%ずつ含ん
でいた。
実施例13 25.8g(約0.15モル)のテトラメチルチタネート,51g
(約0.15モル)のテトラ−n−ブチル−チタネート及び
60g(約0.6モル)の2,4-ペンタンジオンを用いて実施例
12をくり返し,メトキシ及びn−ブトキシ置換基を各
々50モル%ずつ含む組成物を形成した。
200g(約2モル)の2,4-ペンタンジオンを284g(約1モ
ル)のテトライソプロピルチタネートと反応させること
により,実施例12及び13の組成物に対する比較例を
製造した。
実施例12,13及びこれらに対する比較例の組成物の
各部分に,2,4-ペンタンジオンとテトライソプロピルチ
タネートとのモル比2:1の反応生成物の結晶を種晶と
して加えた。実施例12の組成物の各部分には更に,2,
4-ペンタンジオンとテトラメチルチタネートとのモル比
2:1の反応生成物の結晶も種晶として加えた。実施例
12及び13の組成物は,−25℃で2週間後も何ら結
晶化がおこらなかった。一方比較例の組成物は種晶を加
えて3時間以内に結晶化した。
実施例14 142g(約0.5モル)のテトライソプロピルチタネート
に,100g(約1モル)の2,4-ペンタンジオン及び120g
(約1モル)のメチルカルビトール(ジエチレングリコ
ールのモノメチルエーテル)を加えた。組成物を最終状
態50℃,10mmHgまで蒸留して248gの最終生成物を得
た。
実施例15 実施例14の方法をくり返した。但し,240g(約2モ
ル)のメチルカルビトールを用い,蒸留により最終重量
367gの生成物を得た。
実施例16 実施例14の方法をくり返した。但し,60g(約0.6モ
ル)の2,4-ペンタンジオンと40g(約0.33モル)のメチ
ルカルビトールを用い242gの最終生成物を得た。
実施例17 実施例16をくり返した。但し,100g(約0.83モル)の
メチルカルビトールを用い,蒸留を最終重量が216gにな
るまで続けた。
実施例14〜17に対する比較例を提供するために,メチル
カルビトールを用いずに実施例14をくり返した。
実施例14〜17及び比較例の組成物を各々含む各部分
に、1モルのテトライソプロピルチタネートと2モルの
2,4-ペンタンジオンとを反応させてなる反応生成物の結
晶を種晶として−25℃で加えた。2日後各部分をチェ
ックしたところ,比較例はこおっており,実施例16の
組成物は約90容量%流体の状態であったが,実施例1
4,15及び17の組成物には何ら結晶は存在しなかっ
た。これらの部分を6日後再びチェックしたところ,本
質的に何の変化もおこっていなかった。
実施例18 200g(約2モル)の2,4-ペンタンジオンに3g(約0.17モ
ル)の水を加えた。混合物をチッ素流で処理した後,28
4g(約1モル)のテトライソプロピルチタネートを20
℃〜30℃の温度で加えた。反応生成物を真空下に40
℃,355gの重量になるまで蒸留した。次いで40℃〜5
0℃で攪拌しつつ,132g(約2.87モル)のエタノールを
加えた。得られた生成物のアルコキシ基組成は,イソプ
ロポキシ約39モル%及びエトキシ約61モルであった。前
に述べた方法により−25℃でテストした結果,21日
後でもこおっていなかった。
実施例18回は2回にわたって−25℃における特性が
本質的に同じの組成物を形成した。これらの結果が実施
例3(C)の結果を矛盾するものでないことに気づかれる
であろう。しかしながら,理由は明らかではないが,こ
の実施例の方法を初めて行った時,その部分が−25℃
でこおったことにも注目していただきたい。
実施例19 真空蒸留後の生成物重量が355.5gであること,そしてそ
こへ131.5g(約4.1モル)のメタノール(エタノールよ
りもかえって好都合)を加えることだけを違えて,実施
例18をくり返した。えられた生成物のアルコキシ組成
は,イソプロポキシ約35モル%,メトキシ約65モル
%であった。得られた生成物の各部分に,テトライソプ
ロピルチタネート及びテトラメチルチタネートを種晶と
して加え,−25℃で貯蔵したところ,21日経過後に
も何らこおらなかった。
実施例19に基づいて低温にさらした結果が,表I及び
IIに示される実施例2(A)及び3(A)の結果とは異なるこ
とに気付かれるであろう。しかしながら,この実施例に
おいては加えられた水の量がテトライソプロピルチタネ
ート1モル当り約0.17モルであるのに対し,実施例3
(A)のそれは約0.06モル,実施例2(A)においては水が加
えられていないことに気付かれるであろう。
結晶化を防止するために水を使用する試み 前の実施例においてと同様,200g(約2モル)の2,4-ペ
ンタンジオン,1.8g(約0.1モル)の水及び284g(約1
モル)のテトライソプロピルチタネートを混合して1時
間還流した。重量483.9gの組成物を冷却後−25℃に冷
し,テトライソプロピルチタネートと2,4-ペンタンジオ
ンとのモル比1:2の反応生成物の結晶を種晶として加
えた。このものは−25℃において18時間以内にこお
った。
【図面の簡単な説明】
図面は,いくつかのアルコキシ組成の組成物について−
25℃における状態を表わすものである。 各符号は A=n−ブトキシ、B=メトキシ、C=イソプロポキシ ●=−25℃において固体 を各々表わしている。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)実験式(RO)Ti で表されるチタネートと (ii)2,4−ペンタンジオンと (iii)a実験式(RO)Ti で表される少なくとも一つの別のチタネート および/または (iii)b実験式ROHで表される少なくとも一つのア
    ルコールと(ここでR、RはRとは、異なり、そ
    れぞれメチル、エチル、2-クロロエチル、イソプロイ
    ル、n-プロピル、n-ブチル、n-ペンチル、2-ペンチル、
    3-メチルブチル、2-メトキシチルまたはメトキシエトキ
    シエチルである)とをチタニウム対2,4-ペンタンジオン
    のモル比が1:1ないし1:2で反応させて得られる組
    成物であって、全体として2種以上のアルコキシ基を含
    み、単一のチタネートと2,4-ペンタンジオンとの反応生
    成物より低い氷点を有し、核生成剤の存在下においても
    過冷却を保つ、架橋剤組成物。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の組成物であ
    って、イソプロポキシ置換基を含有するもの。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項に記載の組成物であ
    って、メトキシ置換基を含有するもの。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項に記載の組成物であ
    って、エトキシ置換基を含有するもの。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第2項に記載の組成物であ
    って、ブトキシ置換基を含有するもの。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第3項に記載の組成物であ
    って、ブトキシ置換基を含有するもの。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第6項に記載の組成物であ
    って、チタネートに含まれるアルコキシ置換基が下記式
    で規定されるモル比のメトキシ、イソプロポキシおよび
    ブトキシであるもの: (4)x+y+z=100 ここで、x,yおよびzは、それぞれブトキシ、メトキ
    シおよびイソプロポキシ置換基のモル比を表す。
  8. 【請求項8】上記特許請求の範囲のいずれかの項に記載
    の組成物であって、チタン:2,4-ペンタンジオンのモル
    比が1:2であるもの。
  9. 【請求項9】(i)実験式(RO)Ti で表されるチタネートと (ii)2,4−ペンタンジオンと (iii)a実験式(RO)Ti で表される少なくとも一つの別のチタネート および/または (iii)b実験式ROHで表される少なくとも一つのア
    ルコールと(ここでR、RはRとは異なり、それ
    ぞれメチル、エチル、2-クロロエチル、イソプロイル、
    n-プロピル、n-ブチル、n-ペンチル、2-ペンチル、3-メ
    チルブチル、2-メトキシエチルまたはメトキシエトキシ
    エチルである)とをチタニウム対2,4-ペンタンジオンの
    モル比が1:1ないし1:2で反応させて得られる組成
    物であって、全体として2種以上のアルコキシ基を含
    み、単一のチタネートと2,4-ペンタンジオンとの反応生
    成物より低い氷点を有し、核生成剤の存在下においても
    過冷却を保つ、架橋剤組成物の製造方法であって、 (i)実験式(RO)Ti で表されるチタネートを (ii)2,4−ペンタンジオンと (iii)a実験式(RO)Ti で表される少なくとも一つの別のチタネート および/または (iii)b実験式ROHで表される少なくとも一つのア
    ルコール(ここでR、R、Rは上記の通りであ
    る)とを同時に反応させる方法。
  10. 【請求項10】(i)実験式(RO)Ti で表されるチタネートと (ii)2,3−ペンタンジオンと (iii)a実験式(RO)Ti で表される少なくとも一つの別のチタネート および/または (iii)b実験式ROHで表される少なくとも一つのア
    ルコール(ここでRとRはRとは異なり、R
    とRはそれぞれメチル、エチル、2-クロロエチ
    ル、イソプロイル、n-プロピルn-ブチル、n−ペンチ
    ル、2-ペンチル、3-メチルブチル、2-メトキシエチルま
    たメトキシエトキシエチルである) とをチタニウム体2,4-ペンタンジオンのモル比が1:1
    ないし1:2で反応させて得られる組成物であって、全
    体として2種以上のアルコシキ基を含み、単一のチタネ
    ートと2,4-ペンタジオンとの反応生成物より低い氷点を
    有し、核生成剤の存在下においても過冷却を保つ、架橋
    剤組成物の製造方法であって、 (i)実験式(RO)Ti で表されるチタネートを (ii)2,4−ペンタンジオンと (iii)a実験式(RO)Ti で表される少なくとも一つの別のチタネート を反応させて、生成アルコールを除去し、さらに (iii)b実験式ROHで表される少なくとも一つのア
    ルコール(ここでR、R、Rは上記の通りであ
    る)を加えて反応させる方法。
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