JPH06137316A - 割り軸受の製造方法 - Google Patents
割り軸受の製造方法Info
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- JPH06137316A JPH06137316A JP28606792A JP28606792A JPH06137316A JP H06137316 A JPH06137316 A JP H06137316A JP 28606792 A JP28606792 A JP 28606792A JP 28606792 A JP28606792 A JP 28606792A JP H06137316 A JPH06137316 A JP H06137316A
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- Japan
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- breaking
- peripheral surface
- fracture
- workpiece
- bearing
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被加工物の孔内周面と破断型の外周面との間
のすべりを防止し、被加工物の軸受部の変形を抑制す
る。 【構成】 軸受形状にほぼ一致する外形を有する複数の
破断型6、7を互いに離反する方向へ移動させ、被加工
物1の軸受部を破断分離する割り軸受の製造方法におい
て、外周面に凹凸形状8を施した破断型6、7を用いて
破断分離を実行するようにした。
のすべりを防止し、被加工物の軸受部の変形を抑制す
る。 【構成】 軸受形状にほぼ一致する外形を有する複数の
破断型6、7を互いに離反する方向へ移動させ、被加工
物1の軸受部を破断分離する割り軸受の製造方法におい
て、外周面に凹凸形状8を施した破断型6、7を用いて
破断分離を実行するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は破断分離による割り軸受
の製造方法に関し、たとえば内燃機関のコネクティング
ロッドの大端部軸受の製造に利用される。
の製造方法に関し、たとえば内燃機関のコネクティング
ロッドの大端部軸受の製造に利用される。
【0002】
【従来の技術】破断分離による割り軸受の製造方法は、
たとえば特開昭64−64729号公報に開示されてい
る。そこでは、キャップと本体とが一体に成形されたコ
ネクティングロッド大端軸受部の大端穴に複数に分割し
た破断型(クラッキング型)を挿入し、相離反する方向
に破断型を移動させることによって、大端部をキャップ
と本体側とに破断、分離させる。
たとえば特開昭64−64729号公報に開示されてい
る。そこでは、キャップと本体とが一体に成形されたコ
ネクティングロッド大端軸受部の大端穴に複数に分割し
た破断型(クラッキング型)を挿入し、相離反する方向
に破断型を移動させることによって、大端部をキャップ
と本体側とに破断、分離させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、破断分離によ
る割り軸受の製造においては、たとえば2分割した破断
型が相離反する方向に移動されて破断型から被加工物の
一体軸受部に相反する方向の破断荷重が作用したとき、
軸受部は破断する前に荷重方向に伸びて長円形となり、
破断後の軸受部に形状誤差が生じてしまう。このような
被加工物の変形は、被加工物の孔内周面とそれに接する
破断型外周面との間のすべりを伴なって生じる。すなわ
ち、被加工物の孔内周面と破断型外周面との摩擦が、す
べりを阻止するには不十分であるために、すべりを生
じ、被加工物は長円形に塑性変形する。逆に云えば、被
加工物の孔内周面と破断型外周面との間のすべりを止め
れば、被加工物の軸受部の変形は抑制され、破断分離後
の形状精度が向上する。
る割り軸受の製造においては、たとえば2分割した破断
型が相離反する方向に移動されて破断型から被加工物の
一体軸受部に相反する方向の破断荷重が作用したとき、
軸受部は破断する前に荷重方向に伸びて長円形となり、
破断後の軸受部に形状誤差が生じてしまう。このような
被加工物の変形は、被加工物の孔内周面とそれに接する
破断型外周面との間のすべりを伴なって生じる。すなわ
ち、被加工物の孔内周面と破断型外周面との摩擦が、す
べりを阻止するには不十分であるために、すべりを生
じ、被加工物は長円形に塑性変形する。逆に云えば、被
加工物の孔内周面と破断型外周面との間のすべりを止め
れば、被加工物の軸受部の変形は抑制され、破断分離後
の形状精度が向上する。
【0004】本発明の目的は、被加工物の孔内周面と分
割された破断型外周面との間の摩擦を大にしてすべりを
防止し、被加工物の破断時の伸びを破断部位に集中さ
せ、破断後の軸受部の全域の形状誤差を小にする割り軸
受の製造方法を提供することにある。
割された破断型外周面との間の摩擦を大にしてすべりを
防止し、被加工物の破断時の伸びを破断部位に集中さ
せ、破断後の軸受部の全域の形状誤差を小にする割り軸
受の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明に係
る次の割り軸受の製造方法によって達成される。すなわ
ち複数の破断型を用意し、該破断型を被加工物の一体形
成された軸受部の孔に挿入し、該複数の破断型に破断型
を互いに離反させる方向の荷重を加えて被加工物の軸受
部を所定破断面にて破断分離する割り軸受の製造方法に
おいて、破断型として外周面に半径方向に凹凸する凹凸
形状を施した型を用意し、破断型に破断荷重を作用させ
た時に破断型外周面の凹凸形状を被加工物の軸受部の孔
内周面にくい込ませ破断型外周面と被加工物の軸受部の
孔内周面との間のすべりを抑制しつつ被加工物に破断荷
重をかけるようにした割り軸受の製造方法。
る次の割り軸受の製造方法によって達成される。すなわ
ち複数の破断型を用意し、該破断型を被加工物の一体形
成された軸受部の孔に挿入し、該複数の破断型に破断型
を互いに離反させる方向の荷重を加えて被加工物の軸受
部を所定破断面にて破断分離する割り軸受の製造方法に
おいて、破断型として外周面に半径方向に凹凸する凹凸
形状を施した型を用意し、破断型に破断荷重を作用させ
た時に破断型外周面の凹凸形状を被加工物の軸受部の孔
内周面にくい込ませ破断型外周面と被加工物の軸受部の
孔内周面との間のすべりを抑制しつつ被加工物に破断荷
重をかけるようにした割り軸受の製造方法。
【0006】
【作用】本発明の割り軸受の製造方法では、破断型から
被加工物に破断荷重がかかったときに、破断型の凹凸形
状の凸部が被加工物に微小量くいこむので、破断型外周
面と被加工物の孔内周面との間の摩擦係数は大となり、
両面間のすべりは止まる。そのため、破断型の凹凸面部
が、被加工物の前記凹凸面部と係合している部分の伸び
を抑制し、被加工物の伸びを前記凹凸面部と係合してい
ない破断予定部のみに集中させる。そのため、被加工物
の軸受部の長円形への変形が抑制され、破断も高精度に
破断予定面に生じることになる。その後、軸受面、破断
面を機械加工するが、長円形への変形が抑制された軸受
部部材の加工量も少なくて済み、加工も容易になる。
被加工物に破断荷重がかかったときに、破断型の凹凸形
状の凸部が被加工物に微小量くいこむので、破断型外周
面と被加工物の孔内周面との間の摩擦係数は大となり、
両面間のすべりは止まる。そのため、破断型の凹凸面部
が、被加工物の前記凹凸面部と係合している部分の伸び
を抑制し、被加工物の伸びを前記凹凸面部と係合してい
ない破断予定部のみに集中させる。そのため、被加工物
の軸受部の長円形への変形が抑制され、破断も高精度に
破断予定面に生じることになる。その後、軸受面、破断
面を機械加工するが、長円形への変形が抑制された軸受
部部材の加工量も少なくて済み、加工も容易になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の割り軸受の製造方法の望まし
い実施例を図面を参照して説明する。図1において、被
加工物1は、たとえば内燃機関のコネクティングロッド
から成り、その場合、割り軸受4は大端軸受で、コネク
ティングロッド本体2とキャップ3から成る。大端軸受
は、内燃機関に組み付けられたときには、クランクシャ
フトのクランクピンと摺動接触する。コネクティングロ
ッド本体2とキャップ3との接合面(破断時の所定破断
面)5は、大端孔中心を通りコネクティングロッド本体
2の長手方向軸芯と直交する面内に位置する。
い実施例を図面を参照して説明する。図1において、被
加工物1は、たとえば内燃機関のコネクティングロッド
から成り、その場合、割り軸受4は大端軸受で、コネク
ティングロッド本体2とキャップ3から成る。大端軸受
は、内燃機関に組み付けられたときには、クランクシャ
フトのクランクピンと摺動接触する。コネクティングロ
ッド本体2とキャップ3との接合面(破断時の所定破断
面)5は、大端孔中心を通りコネクティングロッド本体
2の長手方向軸芯と直交する面内に位置する。
【0008】このような割り軸受4を作製する一つの方
法に、予じめ鍛造でキャップとコネクティングロッド本
体とが一体の粗材から成る被加工物1を作製しておき、
該被加工物1の軸受部の孔(大端孔)に複数の破断型
6、7を挿入し、この破断型6、7に、破断型6、7を
互いに離反させる方向の荷重を加えて、被加工物1を所
定破断面(上記接合面5の部位)にて破断分離する破断
分離法がある。破断分離後、内周面、接合面5は機械加
工される。
法に、予じめ鍛造でキャップとコネクティングロッド本
体とが一体の粗材から成る被加工物1を作製しておき、
該被加工物1の軸受部の孔(大端孔)に複数の破断型
6、7を挿入し、この破断型6、7に、破断型6、7を
互いに離反させる方向の荷重を加えて、被加工物1を所
定破断面(上記接合面5の部位)にて破断分離する破断
分離法がある。破断分離後、内周面、接合面5は機械加
工される。
【0009】本発明では、破断型6、7の外周面(被加
工物1の軸受孔内周面に接する面)に、図2に拡大して
示すように、半径方向に凹凸する凹凸形状8を施した型
を用意する。この凹凸形状8は、破断型6、7に破断荷
重がかかったときに凹凸形状8の凸部の先端が被加工物
1の孔内周面9にくい込み、摩擦係数を増大させて、破
断型6、7の外周面10、11と孔内周面9との間のす
べりを防止するためのものである。図2の例では凹凸形
状8は破断型6、7の外周面10、11の全面に形成さ
れている。凹凸形状8の歯の先端は尖っており、ピッチ
P、谷の挟角θ、歯高tはこのすべり防止を実現できる
それぞれの値に設定されている。たとえば、谷の挟角θ
は30°≦θ≦90°程度が望ましく、歯高tはt≧
0.5mmであることが望ましい。これは、θが90°
を越えると歯が被加工物にくいこみにくくなり、θが3
0°より小だと歯の強度が小になるからであり、またt
が0.5mm以下だと歯が被加工物にくいこんだときに
被加工物の先端が歯の谷底にあたってくい込みが悪くな
る場合があるからである。
工物1の軸受孔内周面に接する面)に、図2に拡大して
示すように、半径方向に凹凸する凹凸形状8を施した型
を用意する。この凹凸形状8は、破断型6、7に破断荷
重がかかったときに凹凸形状8の凸部の先端が被加工物
1の孔内周面9にくい込み、摩擦係数を増大させて、破
断型6、7の外周面10、11と孔内周面9との間のす
べりを防止するためのものである。図2の例では凹凸形
状8は破断型6、7の外周面10、11の全面に形成さ
れている。凹凸形状8の歯の先端は尖っており、ピッチ
P、谷の挟角θ、歯高tはこのすべり防止を実現できる
それぞれの値に設定されている。たとえば、谷の挟角θ
は30°≦θ≦90°程度が望ましく、歯高tはt≧
0.5mmであることが望ましい。これは、θが90°
を越えると歯が被加工物にくいこみにくくなり、θが3
0°より小だと歯の強度が小になるからであり、またt
が0.5mm以下だと歯が被加工物にくいこんだときに
被加工物の先端が歯の谷底にあたってくい込みが悪くな
る場合があるからである。
【0010】次に複数の破断型6、7を被加工物1の軸
受孔に挿入し、破断型6、7の外周面10、11を孔内
周面9に接触させる。このとき、破断型6、7の間に間
隙aが形成される。この間隙部aにおいては、破断型
6、7の外周面10、11と孔内周面9とは接触せず、
この部分においては、被加工物1は破断型6、7の拘束
を受けない。そして、被加工物1の所定破断面5が丁度
間隙aの中心と一致するように破断型6、7を位置決め
する。
受孔に挿入し、破断型6、7の外周面10、11を孔内
周面9に接触させる。このとき、破断型6、7の間に間
隙aが形成される。この間隙部aにおいては、破断型
6、7の外周面10、11と孔内周面9とは接触せず、
この部分においては、被加工物1は破断型6、7の拘束
を受けない。そして、被加工物1の所定破断面5が丁度
間隙aの中心と一致するように破断型6、7を位置決め
する。
【0011】次に、複数の破断型6、7に、破断型6、
7を互いに離反させる方向に破断荷重を加え、被加工物
1に破断荷重を作用させる。荷重の加え方は、破断型
6、7の間隙aにくさびを挿入して押し拡げてもよい
し、または図1に示すように、それぞれの破断型6、7
に固定したプレート12、13に離反する方向の荷重を
外部からかけてもよい。プレート12、13はガイド1
4で案内される。
7を互いに離反させる方向に破断荷重を加え、被加工物
1に破断荷重を作用させる。荷重の加え方は、破断型
6、7の間隙aにくさびを挿入して押し拡げてもよい
し、または図1に示すように、それぞれの破断型6、7
に固定したプレート12、13に離反する方向の荷重を
外部からかけてもよい。プレート12、13はガイド1
4で案内される。
【0012】破断荷重がかかったとき、破断型6、7の
外周面10、11に形成された凹凸形状8の歯の先端が
被加工物1の孔内周面9に押しつけられて被加工物1内
にくい込む。したがって、破断型外周面10、11と孔
内周面9との間の周方向摩擦係数は実質上無限大とな
り、面10、11と面9とは孔周方向にすべりを生じな
い。そのため、破断荷重がかかっても、被加工物1は、
凹凸形状8で破断型6、7と係合している部分では周方
向伸びをほとんど生じず円形を保持したままであり、破
断後にも軸受部は良好な円形の形状を保つ。そして、伸
びはもっぱら凹凸形状8で破断型6、7と係合しない部
分、すなわち間隙aに対応する部分に集中する。したが
って、高精度に間隙aの中心部位で、被加工物1は破断
分離する。より確実に所定破断面にて破断させるため
に、被加工物1の所定破断面部位に予じめノッチをつけ
ておいてもよいし、あるいは破断型6、7の離反荷重が
かかるのと同時またはそれより先に所定破断面にくい込
んでノッチをつける別のくさび部材を設けてもよい。
外周面10、11に形成された凹凸形状8の歯の先端が
被加工物1の孔内周面9に押しつけられて被加工物1内
にくい込む。したがって、破断型外周面10、11と孔
内周面9との間の周方向摩擦係数は実質上無限大とな
り、面10、11と面9とは孔周方向にすべりを生じな
い。そのため、破断荷重がかかっても、被加工物1は、
凹凸形状8で破断型6、7と係合している部分では周方
向伸びをほとんど生じず円形を保持したままであり、破
断後にも軸受部は良好な円形の形状を保つ。そして、伸
びはもっぱら凹凸形状8で破断型6、7と係合しない部
分、すなわち間隙aに対応する部分に集中する。したが
って、高精度に間隙aの中心部位で、被加工物1は破断
分離する。より確実に所定破断面にて破断させるため
に、被加工物1の所定破断面部位に予じめノッチをつけ
ておいてもよいし、あるいは破断型6、7の離反荷重が
かかるのと同時またはそれより先に所定破断面にくい込
んでノッチをつける別のくさび部材を設けてもよい。
【0013】破断によって、被加工物1は、コネクティ
ングロッド本体2とキャップ3とに分離される。分離
後、破断面5と内周面には切削加工が加えられる。この
ような破断分離および機械加工仕上げは、機械加工によ
る切断および仕上げに比べて生産コストが低く済む。ま
た、凹凸形状8による係合による変形拘束によって軸受
部は良好な円形を保っているので、従来のような長円形
に変形したものを機械加工によって内周面の円形精度を
出す場合に比べて切削代も少なくて済み、かつ加工も容
易となり、加工時間の短縮、削り代の見込み分の低減、
コスト低減がはかられる。破断後仕上前には、軸受部内
周面に凹凸形状8の歯の圧痕が残っているが、その深さ
は20〜100ミクロン程度であり、破断後の機械加工
による仕上げ代に約1mm設けてあるので、機械加工後
は圧痕は無くなり、問題はない。
ングロッド本体2とキャップ3とに分離される。分離
後、破断面5と内周面には切削加工が加えられる。この
ような破断分離および機械加工仕上げは、機械加工によ
る切断および仕上げに比べて生産コストが低く済む。ま
た、凹凸形状8による係合による変形拘束によって軸受
部は良好な円形を保っているので、従来のような長円形
に変形したものを機械加工によって内周面の円形精度を
出す場合に比べて切削代も少なくて済み、かつ加工も容
易となり、加工時間の短縮、削り代の見込み分の低減、
コスト低減がはかられる。破断後仕上前には、軸受部内
周面に凹凸形状8の歯の圧痕が残っているが、その深さ
は20〜100ミクロン程度であり、破断後の機械加工
による仕上げ代に約1mm設けてあるので、機械加工後
は圧痕は無くなり、問題はない。
【0014】図1、図2の例では、被加工物1の伸び
は、破断型6、7間の間隙aに対応する部分に集中した
が、この伸び集中部を破断型6、7間の間隙aよりも拡
げたい場合には、図3に示すように、被加工物1の所定
切断面5近傍において破断型6、7に凹凸形状を欠歯と
した欠歯部15を形成すればよい。欠歯部15では、破
断型6、7の外周面と被加工物1の内周面との間には周
方向のすべりが生じることが許され、その部分で被加工
物1は局部的に伸びることができる。したがって、伸び
部位が図1、図2の間隙aから、欠歯部15の長さb+
b′に拡げられる。このようにすれば、被加工物1の所
定破断部5における応力線の流れが平行になって、破断
時にきれいな破断面が得られる。
は、破断型6、7間の間隙aに対応する部分に集中した
が、この伸び集中部を破断型6、7間の間隙aよりも拡
げたい場合には、図3に示すように、被加工物1の所定
切断面5近傍において破断型6、7に凹凸形状を欠歯と
した欠歯部15を形成すればよい。欠歯部15では、破
断型6、7の外周面と被加工物1の内周面との間には周
方向のすべりが生じることが許され、その部分で被加工
物1は局部的に伸びることができる。したがって、伸び
部位が図1、図2の間隙aから、欠歯部15の長さb+
b′に拡げられる。このようにすれば、被加工物1の所
定破断部5における応力線の流れが平行になって、破断
時にきれいな破断面が得られる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、外周面に凹凸形状を施
した破断型を用いて被加工物の軸受部の破断分離を実行
するようにしたので、破断荷重をかけたときに凹凸形状
の歯の先端が被加工物にくい込み、被加工物のうち破断
型と凹凸形状によって係合している部分の伸びが抑えら
れ、伸びが破断型の凹凸形状と係合していない部分に集
中する。これによって、軸受部の過大な変形の防止、確
実な所定破断面での破断発生を可能にでき、精度の高い
割り軸受の製造が可能になる。
した破断型を用いて被加工物の軸受部の破断分離を実行
するようにしたので、破断荷重をかけたときに凹凸形状
の歯の先端が被加工物にくい込み、被加工物のうち破断
型と凹凸形状によって係合している部分の伸びが抑えら
れ、伸びが破断型の凹凸形状と係合していない部分に集
中する。これによって、軸受部の過大な変形の防止、確
実な所定破断面での破断発生を可能にでき、精度の高い
割り軸受の製造が可能になる。
【図1】本発明の一実施例に係る割り軸受の製造方法を
実施している装置の正面図である。
実施している装置の正面図である。
【図2】図1の装置の破断型と被加工物の軸受部近傍の
拡大正面図である。
拡大正面図である。
【図3】本発明のもう一つの実施例に係る割り軸受の製
造方法を実施している破断型と被加工物の軸受部近傍の
拡大正面図である。
造方法を実施している破断型と被加工物の軸受部近傍の
拡大正面図である。
1 被加工物 2 コネクティングロッド本体 3 キャップ 4 割り軸受 5 所定破断面 6 破断型 7 破断型 8 凹凸形状 9 孔内周面 10 破断型外周面 11 破断型外周面 12 プレート 13 プレート 14 ガイド 15 欠歯部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【作用】本発明の割り軸受の製造方法では、破断型から
被加工物に破断荷重がかかったときに、破断型の凹凸形
状の凸部が被加工物に微小量くいこむので、破断型外周
面と被加工物の孔内周面との間の摩擦係数は大となり、
両面間のすべりは止まる。そのため、破断型の凹凸面部
が、被加工物の前記凹凸面部と係合している部分の伸び
を抑制し、被加工物の伸びを前記凹凸面部と係合してい
ない破断予定部のみに集中させる。そのため、被加工物
の軸受部の長円形への変形が抑制され、破断も高精度に
破断予定面に生じることになる。その後、軸受面を機械
加工するが、長円形への変形が抑制された軸受部部材の
加工量も少なくて済み、加工も容易になる。
被加工物に破断荷重がかかったときに、破断型の凹凸形
状の凸部が被加工物に微小量くいこむので、破断型外周
面と被加工物の孔内周面との間の摩擦係数は大となり、
両面間のすべりは止まる。そのため、破断型の凹凸面部
が、被加工物の前記凹凸面部と係合している部分の伸び
を抑制し、被加工物の伸びを前記凹凸面部と係合してい
ない破断予定部のみに集中させる。そのため、被加工物
の軸受部の長円形への変形が抑制され、破断も高精度に
破断予定面に生じることになる。その後、軸受面を機械
加工するが、長円形への変形が抑制された軸受部部材の
加工量も少なくて済み、加工も容易になる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】このような割り軸受4を作製する一つの方
法に、予じめ鍛造でキャップとコネクティングロッド本
体とが一体の粗材から成る被加工物1を作製しておき、
該被加工物1の軸受部の孔(大端孔)に複数の破断型
6、7を挿入し、この破断型6、7に、破断型6、7を
互いに離反させる方向の荷重を加えて、被加工物1を所
定破断面(上記接合面5の部位)にて破断分離する破断
分離法がある。破断分離後、内周面は機械加工される。
法に、予じめ鍛造でキャップとコネクティングロッド本
体とが一体の粗材から成る被加工物1を作製しておき、
該被加工物1の軸受部の孔(大端孔)に複数の破断型
6、7を挿入し、この破断型6、7に、破断型6、7を
互いに離反させる方向の荷重を加えて、被加工物1を所
定破断面(上記接合面5の部位)にて破断分離する破断
分離法がある。破断分離後、内周面は機械加工される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】破断によって、被加工物1は、コネクティ
ングロッド本体2とキャップ3とに分離される。分離
後、内周面には切削加工が加えられる。このような破断
分離および内周面機械加工仕上げは、機械加工による切
断および仕上げに比べて生産コストが低く済む。また、
凹凸形状8による係合による変形拘束によって軸受部は
良好な円形を保っているので、従来のような長円形に変
形したものを機械加工によって内周面の円形精度を出す
場合に比べて切削代も少なくて済み、かつ加工も容易と
なり、加工時間の短縮、削り代の見込み分の低減、コス
ト低減がはかられる。破断後仕上前には、軸受部内周面
に凹凸形状8の歯の圧痕が残っているが、その深さは2
0〜100ミクロン程度であり、破断後の機械加工によ
る仕上げ代に約1mm設けてあるので、機械加工後は圧
痕は無くなり、問題はない。
ングロッド本体2とキャップ3とに分離される。分離
後、内周面には切削加工が加えられる。このような破断
分離および内周面機械加工仕上げは、機械加工による切
断および仕上げに比べて生産コストが低く済む。また、
凹凸形状8による係合による変形拘束によって軸受部は
良好な円形を保っているので、従来のような長円形に変
形したものを機械加工によって内周面の円形精度を出す
場合に比べて切削代も少なくて済み、かつ加工も容易と
なり、加工時間の短縮、削り代の見込み分の低減、コス
ト低減がはかられる。破断後仕上前には、軸受部内周面
に凹凸形状8の歯の圧痕が残っているが、その深さは2
0〜100ミクロン程度であり、破断後の機械加工によ
る仕上げ代に約1mm設けてあるので、機械加工後は圧
痕は無くなり、問題はない。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の破断型を用意し、該破断型を被加
工物の一体形成された軸受部の孔に挿入し、該複数の破
断型に破断型を互いに離反させる方向の荷重を加えて被
加工物の軸受部を所定破断面にて破断分離する割り軸受
の製造方法において、破断型として外周面に半径方向に
凹凸する凹凸形状を施した型を用意し、破断型に破断荷
重を作用させた時に破断型外周面の凹凸形状を被加工物
の軸受部の孔内周面にくい込ませ破断型外周面と被加工
物の軸受部の孔内周面との間のすべりを抑制しつつ被加
工物に破断荷重をかけるようにしたことを特徴とする割
り軸受の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28606792A JPH06137316A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 割り軸受の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28606792A JPH06137316A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 割り軸受の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06137316A true JPH06137316A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17699529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28606792A Pending JPH06137316A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 割り軸受の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06137316A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002542054A (ja) * | 1999-04-21 | 2002-12-10 | アルフィング ケスラー サンデルマスチネン ゲーエムベーハー | ワークピースを破面分割する方法および装置 |
| KR100971072B1 (ko) * | 2003-05-07 | 2010-07-20 | 알핑 케슬러 전더마쉬넨 게엠베하 | 베어링 캡 강제분리방법 및 그 장치 |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP28606792A patent/JPH06137316A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002542054A (ja) * | 1999-04-21 | 2002-12-10 | アルフィング ケスラー サンデルマスチネン ゲーエムベーハー | ワークピースを破面分割する方法および装置 |
| KR100971072B1 (ko) * | 2003-05-07 | 2010-07-20 | 알핑 케슬러 전더마쉬넨 게엠베하 | 베어링 캡 강제분리방법 및 그 장치 |
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