JPH06137938A - 赤外線検出素子 - Google Patents
赤外線検出素子Info
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- JPH06137938A JPH06137938A JP28638592A JP28638592A JPH06137938A JP H06137938 A JPH06137938 A JP H06137938A JP 28638592 A JP28638592 A JP 28638592A JP 28638592 A JP28638592 A JP 28638592A JP H06137938 A JPH06137938 A JP H06137938A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内部応力による素子損壊の恐れがなく高い吸
収率が赤外線吸収機能を有し、感度の良好な赤外線検出
素子を提供する。 【構成】 この発明の赤外線検出素子1は、赤外線吸収
機能が備わっているとともに前記赤外線の吸収に伴って
生じた熱を受けて抵抗値が変化する薄膜抵抗体11を備
えている赤外線検出部2が基板3の上に設けられている
構成において、前記赤外線検出部が非晶質シリコンカー
バイト層を有することにより前記赤外線吸収機能が備わ
っていることを特徴とする。
収率が赤外線吸収機能を有し、感度の良好な赤外線検出
素子を提供する。 【構成】 この発明の赤外線検出素子1は、赤外線吸収
機能が備わっているとともに前記赤外線の吸収に伴って
生じた熱を受けて抵抗値が変化する薄膜抵抗体11を備
えている赤外線検出部2が基板3の上に設けられている
構成において、前記赤外線検出部が非晶質シリコンカー
バイト層を有することにより前記赤外線吸収機能が備わ
っていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度変化による電気
的な抵抗値変化を利用して赤外線を検出する赤外線検出
素子に関する。
的な抵抗値変化を利用して赤外線を検出する赤外線検出
素子に関する。
【0002】
【従来の技術】図11および図12は、従来の赤外線検
出素子60をあらわす。赤外線検出素子60では、赤外
線検出部61が基板62の上に設けられていて、赤外線
検出部61では、入射する赤外線を吸収する赤外線吸収
膜65と前記吸収に伴って生じた熱を受けて抵抗値が変
化する薄膜抵抗体66とを備えるとともに抵抗体薄膜6
6の表面と裏面に接触する一対の電極67,68を備え
ている。吸赤外線吸収膜65により赤外線検出部61に
は赤外線吸収機能が備わっているのである。なお、薄膜
抵抗体66は多結晶シリコン系またはアモルファスシリ
コン系の薄膜抵抗体で厚み0.1〜5.0μm程度のも
のが用いられる。
出素子60をあらわす。赤外線検出素子60では、赤外
線検出部61が基板62の上に設けられていて、赤外線
検出部61では、入射する赤外線を吸収する赤外線吸収
膜65と前記吸収に伴って生じた熱を受けて抵抗値が変
化する薄膜抵抗体66とを備えるとともに抵抗体薄膜6
6の表面と裏面に接触する一対の電極67,68を備え
ている。吸赤外線吸収膜65により赤外線検出部61に
は赤外線吸収機能が備わっているのである。なお、薄膜
抵抗体66は多結晶シリコン系またはアモルファスシリ
コン系の薄膜抵抗体で厚み0.1〜5.0μm程度のも
のが用いられる。
【0003】赤外線検出素子60の基板62における赤
外線検出部61の設置域は裏側に空間(熱分離空間)7
1のある熱絶縁膜62aだけとなっており、この熱絶縁
膜62aの表側に赤外線検出部61が設けられている。
基板62である半導体基板をエッチング等により堀り込
み、熱分離空間71を形成するのである。この熱分離空
間71があるため赤外線検出感度が良好なものとなる。
外線検出部61の設置域は裏側に空間(熱分離空間)7
1のある熱絶縁膜62aだけとなっており、この熱絶縁
膜62aの表側に赤外線検出部61が設けられている。
基板62である半導体基板をエッチング等により堀り込
み、熱分離空間71を形成するのである。この熱分離空
間71があるため赤外線検出感度が良好なものとなる。
【0004】図12にみるように、赤外線検出部61の
電極67,68は基板62に一体的に併設された信号処
理回路75に繋がっている。この信号処理回路75は検
出信号の増幅、雑音の除去といった信号処理を行うため
のものである。なお、電極67,68が赤外線吸収機能
をもっている場合もある。また、図11にみるように、
赤外線検出部61には赤外線フィルター73が被せてあ
る。赤外線検出素子は、一般に微弱な赤外線の輻射エネ
ルギのみを検出する用途に用いられることが多いが、検
出する赤外線は赤外領域外の光と混在していることも多
く、この場合、赤外領域外の光はいわばノイズである。
そのため、赤外線検出素子を赤外以外の波長帯の光を除
去する赤外線フィルタと組み合わせて用い、赤外線のみ
が赤外線検出部61に入射するようにしている。
電極67,68は基板62に一体的に併設された信号処
理回路75に繋がっている。この信号処理回路75は検
出信号の増幅、雑音の除去といった信号処理を行うため
のものである。なお、電極67,68が赤外線吸収機能
をもっている場合もある。また、図11にみるように、
赤外線検出部61には赤外線フィルター73が被せてあ
る。赤外線検出素子は、一般に微弱な赤外線の輻射エネ
ルギのみを検出する用途に用いられることが多いが、検
出する赤外線は赤外領域外の光と混在していることも多
く、この場合、赤外領域外の光はいわばノイズである。
そのため、赤外線検出素子を赤外以外の波長帯の光を除
去する赤外線フィルタと組み合わせて用い、赤外線のみ
が赤外線検出部61に入射するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、赤外線
検出素子60は、赤外線吸収率の面で十分でないという
問題がある。これは、赤外線吸収膜65の赤外線を十分
に吸収できないためであるが、赤外線吸収率が悪いと赤
外線検出感度が不足することになる。赤外線吸収膜65
には、普通、酸化シリコン膜が使われているのである
が、十分な赤外線吸収率にならない。酸化シリコン膜の
厚みを厚くすると、膜の内部応力で熱絶縁膜62aが破
壊される恐れが出てくる。金黒のような金属電極が赤外
線吸収膜となっていることもあるが、金属電極の表面で
反射する赤外線が多くて、やはり十分な赤外線吸収率に
ならない。
検出素子60は、赤外線吸収率の面で十分でないという
問題がある。これは、赤外線吸収膜65の赤外線を十分
に吸収できないためであるが、赤外線吸収率が悪いと赤
外線検出感度が不足することになる。赤外線吸収膜65
には、普通、酸化シリコン膜が使われているのである
が、十分な赤外線吸収率にならない。酸化シリコン膜の
厚みを厚くすると、膜の内部応力で熱絶縁膜62aが破
壊される恐れが出てくる。金黒のような金属電極が赤外
線吸収膜となっていることもあるが、金属電極の表面で
反射する赤外線が多くて、やはり十分な赤外線吸収率に
ならない。
【0006】この発明は、上記事情に鑑み、内部応力に
よる素子損壊の恐れがなく高い吸収率が赤外線吸収機能
を有し、感度の良好な赤外線検出素子を提供することを
課題とする。
よる素子損壊の恐れがなく高い吸収率が赤外線吸収機能
を有し、感度の良好な赤外線検出素子を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明にかかる赤外線検出素子は、赤外線吸収機
能が備わっているとともに前記赤外線の吸収に伴って生
じた熱を受けて抵抗値が変化する薄膜抵抗体を備えてい
る赤外線検出部が基板の上に設けられている素子におい
て、前記赤外線検出部が非晶質シリコンカーバイト層
(以下、適宜「a−SiC層」と言う)を有することに
より前記赤外線吸収機能を備えた構成とするようにして
いる。
め、この発明にかかる赤外線検出素子は、赤外線吸収機
能が備わっているとともに前記赤外線の吸収に伴って生
じた熱を受けて抵抗値が変化する薄膜抵抗体を備えてい
る赤外線検出部が基板の上に設けられている素子におい
て、前記赤外線検出部が非晶質シリコンカーバイト層
(以下、適宜「a−SiC層」と言う)を有することに
より前記赤外線吸収機能を備えた構成とするようにして
いる。
【0008】この発明の赤外線検出素子としては、基板
における赤外線検出部の設置域は裏側に空間のある熱絶
縁膜となっており、この熱絶縁膜の表側に赤外線検出部
が設けられている形態が適当である。以下、この発明に
かかる赤外線検出素子を図面を参照しながら具体的に説
明する。
における赤外線検出部の設置域は裏側に空間のある熱絶
縁膜となっており、この熱絶縁膜の表側に赤外線検出部
が設けられている形態が適当である。以下、この発明に
かかる赤外線検出素子を図面を参照しながら具体的に説
明する。
【0009】図1は、この発明の赤外線検出素子の要部
構成例をあらわす。図1の赤外線検出素子1は、赤外線
検出部2がシリコン等の基板3の上に設けられている。
基板3における赤外線検出部2の設置域は裏側に空間
(熱分離空間)10のある熱絶縁膜3aだけとなってお
り、この熱絶縁膜3aの表側に赤外線検出部2が設けら
れている。この熱絶縁膜3aは普通は電気的絶縁性をも
有する。基板3をエッチング等により堀り込み、熱分離
空間10を形成するのである。この熱絶縁膜3aは普通
は電気的絶縁性をも有する。そして、基板3における赤
外線検出部2の裏側にはこの赤外線検出部2を基板3か
ら熱的に分離する熱分離空間10が設けられている。
構成例をあらわす。図1の赤外線検出素子1は、赤外線
検出部2がシリコン等の基板3の上に設けられている。
基板3における赤外線検出部2の設置域は裏側に空間
(熱分離空間)10のある熱絶縁膜3aだけとなってお
り、この熱絶縁膜3aの表側に赤外線検出部2が設けら
れている。この熱絶縁膜3aは普通は電気的絶縁性をも
有する。基板3をエッチング等により堀り込み、熱分離
空間10を形成するのである。この熱絶縁膜3aは普通
は電気的絶縁性をも有する。そして、基板3における赤
外線検出部2の裏側にはこの赤外線検出部2を基板3か
ら熱的に分離する熱分離空間10が設けられている。
【0010】赤外線検出部2では、熱を受けて抵抗値が
変化する薄膜抵抗体11の下(裏面)には下電極12
が、上(表面)には上電極13がそれぞれ配されてお
り、上電極13の上にa−SiC製の赤外線吸収膜15
が上電極13の上に設けられている構成になっている。
勿論、赤外線吸収膜15のある方が赤外線入射側であ
る。半導体薄膜10は、例えばa−SiC製のものが挙
げられるが、これに限らず、他のサーミスタ材料で出来
た薄膜であってもよい。
変化する薄膜抵抗体11の下(裏面)には下電極12
が、上(表面)には上電極13がそれぞれ配されてお
り、上電極13の上にa−SiC製の赤外線吸収膜15
が上電極13の上に設けられている構成になっている。
勿論、赤外線吸収膜15のある方が赤外線入射側であ
る。半導体薄膜10は、例えばa−SiC製のものが挙
げられるが、これに限らず、他のサーミスタ材料で出来
た薄膜であってもよい。
【0011】図2も、この発明の赤外線検出素子の他の
要部構成例をあらわすが、下記の点で図1の赤外線検出
素子と相違する他は、図1の素子と同じ構成である。赤
外線検出部2では、薄膜抵抗体11がa−SiC製であ
り、薄膜抵抗体11の表裏面の引き出し用の電極12,
14のうちの赤外線入射側の電極である上電極14が透
明導電性材料からなり、入射する赤外線がa−SiC製
薄膜抵抗体11で吸収される。つまり、薄膜抵抗体11
は抵抗体機能の他に赤外線吸収機能をも有しており、抵
抗体・赤外線吸収の両機能が兼ね備わっているのであ
る。図2の構成例では、赤外線吸収膜の製膜工程が省略
出来ることになる。なお、透明電極材料としては、IT
O、ZnO、SnO2 などが挙げられる。
要部構成例をあらわすが、下記の点で図1の赤外線検出
素子と相違する他は、図1の素子と同じ構成である。赤
外線検出部2では、薄膜抵抗体11がa−SiC製であ
り、薄膜抵抗体11の表裏面の引き出し用の電極12,
14のうちの赤外線入射側の電極である上電極14が透
明導電性材料からなり、入射する赤外線がa−SiC製
薄膜抵抗体11で吸収される。つまり、薄膜抵抗体11
は抵抗体機能の他に赤外線吸収機能をも有しており、抵
抗体・赤外線吸収の両機能が兼ね備わっているのであ
る。図2の構成例では、赤外線吸収膜の製膜工程が省略
出来ることになる。なお、透明電極材料としては、IT
O、ZnO、SnO2 などが挙げられる。
【0012】図3も、この発明の赤外線検出素子の他の
要部構成例をあらわすが、下記の点で図2の赤外線検出
素子と相違する他は、図2の素子と同じ構成である。図
3の赤外線検出素子1の赤外線検出部2では、上電極1
4の上から被覆するようにして保護膜16が形成されて
いる。保護膜16により素子の信頼性が向上する。この
保護膜16は酸化シリコン(SiO)、酸化窒化シリコ
ン(SiON)、窒化シリコン(SiN)などの赤外線
吸収機能のあるもので形成されていることが好ましい。
要部構成例をあらわすが、下記の点で図2の赤外線検出
素子と相違する他は、図2の素子と同じ構成である。図
3の赤外線検出素子1の赤外線検出部2では、上電極1
4の上から被覆するようにして保護膜16が形成されて
いる。保護膜16により素子の信頼性が向上する。この
保護膜16は酸化シリコン(SiO)、酸化窒化シリコ
ン(SiON)、窒化シリコン(SiN)などの赤外線
吸収機能のあるもので形成されていることが好ましい。
【0013】なお、上下二つの電極は薄膜抵抗体11の
両面に分かれずに、同一側表面に設けられる構成であっ
てもよい。図7に、グロー放電分解法により形成したS
iO,SiON,SiNの各膜の赤外線吸収特性を示
す。最上の曲線がSiOの特性を,最下の曲線がSiN
の特性を、中間の曲線がSiONの特性を、それぞれ示
している。膜組成の変化に伴い吸収ピーク位置は105
0cm-1付近から860cm-1付近へと変化している
が、十分な赤外線吸収率がある。
両面に分かれずに、同一側表面に設けられる構成であっ
てもよい。図7に、グロー放電分解法により形成したS
iO,SiON,SiNの各膜の赤外線吸収特性を示
す。最上の曲線がSiOの特性を,最下の曲線がSiN
の特性を、中間の曲線がSiONの特性を、それぞれ示
している。膜組成の変化に伴い吸収ピーク位置は105
0cm-1付近から860cm-1付近へと変化している
が、十分な赤外線吸収率がある。
【0014】図1〜3の赤外線検出素子1において、抵
抗薄膜体11と電極12〜14の間にオーミック性を良
くするための別の半導体層などをさらに介在させる場合
もある。また、薄膜抵抗体11の厚みは、通常、0.1
〜5.0μm程度である。この発明の赤外線検出素子の
場合も、図11の場合と同様、普通、赤外線フィルター
が装着される。また、図12の場合と同様、信号処理回
路を基板3の上に一体的に併設し上下電極を信号処理回
路に繋ぐようにすることも有用である。
抗薄膜体11と電極12〜14の間にオーミック性を良
くするための別の半導体層などをさらに介在させる場合
もある。また、薄膜抵抗体11の厚みは、通常、0.1
〜5.0μm程度である。この発明の赤外線検出素子の
場合も、図11の場合と同様、普通、赤外線フィルター
が装着される。また、図12の場合と同様、信号処理回
路を基板3の上に一体的に併設し上下電極を信号処理回
路に繋ぐようにすることも有用である。
【0015】この発明の赤外線吸収機能や抵抗体機能を
発揮するa−SiC膜としては、例えば、シリコン水素
化物(例えば、SiH4 ,Si2 H6 など)またはシリ
コンハロゲン化物(例えば、SiF4 ,SiH2 Cl2
など)と炭化水素(例えば、CH4 ,C2 H4 ,C2 H
2 など)のグロー放電分解法や紫外線を使う光分解法で
形成された薄膜などが挙げられる。この他、グラファイ
トターゲットを用いてRFスパッタリング法で形成され
た薄膜も用いることが出来る。これらの方法でドープド
a−SiC膜とする場合、p型ドープだとB2 H6 ,B
(CH3 )3 等のドーピングガスが用いられ、n型ドー
プだとPH3 等のドーピングガスが用いられる。
発揮するa−SiC膜としては、例えば、シリコン水素
化物(例えば、SiH4 ,Si2 H6 など)またはシリ
コンハロゲン化物(例えば、SiF4 ,SiH2 Cl2
など)と炭化水素(例えば、CH4 ,C2 H4 ,C2 H
2 など)のグロー放電分解法や紫外線を使う光分解法で
形成された薄膜などが挙げられる。この他、グラファイ
トターゲットを用いてRFスパッタリング法で形成され
た薄膜も用いることが出来る。これらの方法でドープド
a−SiC膜とする場合、p型ドープだとB2 H6 ,B
(CH3 )3 等のドーピングガスが用いられ、n型ドー
プだとPH3 等のドーピングガスが用いられる。
【0016】この発明の赤外線吸収機能を発揮するa−
SiC膜として、シリコンターゲットを炭化水素(例え
ば、CH4 ,C3 H8 ,C2 H2 など)ガス中で反応性
スパッタリングする反応性スパッタ法により形成した膜
も挙げられる。この方法でドープドa−SiC膜とする
場合、p型ドープだとシリコンターゲットにp型シリコ
ンを用い、n型ドープだとn型シリコンを用いるように
する。
SiC膜として、シリコンターゲットを炭化水素(例え
ば、CH4 ,C3 H8 ,C2 H2 など)ガス中で反応性
スパッタリングする反応性スパッタ法により形成した膜
も挙げられる。この方法でドープドa−SiC膜とする
場合、p型ドープだとシリコンターゲットにp型シリコ
ンを用い、n型ドープだとn型シリコンを用いるように
する。
【0017】図4,5にシランとメタンを炭素源とする
a−SiC膜(a−SiC:H膜)のノンドープ(アン
ドープ)またはドープした場合のドープ量と活性化エネ
ルギーEg(opt) と導電率(σd ないしσph)の関係を
示す。図4,5からa−SiC膜は十分にサーミスタと
して利用可能であることが分かる。
a−SiC膜(a−SiC:H膜)のノンドープ(アン
ドープ)またはドープした場合のドープ量と活性化エネ
ルギーEg(opt) と導電率(σd ないしσph)の関係を
示す。図4,5からa−SiC膜は十分にサーミスタと
して利用可能であることが分かる。
【0018】
【作用】この発明の赤外線検出素子は、a−SiC膜に
より赤外線吸収機能をもたせるようにしているため、十
分な赤外線吸収率となっている。図6にみるように、a
−SiC膜は8000cm-1でピークとなる高吸収率の
赤外線吸収特性を有している。それだけでなく、a−S
i膜は内部応力を低減させられる。例えば、グロー放電
分解法で成膜した場合、低放電電力、低温成膜で内部応
力の殆どない膜が出来るからである。
より赤外線吸収機能をもたせるようにしているため、十
分な赤外線吸収率となっている。図6にみるように、a
−SiC膜は8000cm-1でピークとなる高吸収率の
赤外線吸収特性を有している。それだけでなく、a−S
i膜は内部応力を低減させられる。例えば、グロー放電
分解法で成膜した場合、低放電電力、低温成膜で内部応
力の殆どない膜が出来るからである。
【0019】基板における赤外線検出部の設置域は裏側
に空間のある熱絶縁膜となっており、この熱絶縁膜の表
側に赤外線検出部が設けられている場合は、赤外線の吸
収で生じた熱が赤外線検出部の昇温に有効に使われ、結
果として高感度となる。赤外線検出部の薄膜抵抗体の表
裏面に引き出し用電極が形成されていて、両電極のうち
の少なくとも赤外線入射側の電極が透明導電性材料から
なり、前記薄膜抵抗体が非晶質シリコンカーバイトから
なる構成の場合、薄膜抵抗体で全赤外線吸収機能をもた
せ、事実上、赤外線吸収膜の形成工程を省略することが
出来る。これに加えて、赤外線入射側の電極の上から被
覆するようにして、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、
窒化シリコンのうちの少なくとも一つからなる保護膜を
形成する場合、赤外線検出部の信頼性が高くなるととも
に赤外線吸収機能も高くなる。例えば、図8にみるよう
に、a−Si膜にSiO膜が加わると非常に広い範囲で
高い吸収率を示すようになる。
に空間のある熱絶縁膜となっており、この熱絶縁膜の表
側に赤外線検出部が設けられている場合は、赤外線の吸
収で生じた熱が赤外線検出部の昇温に有効に使われ、結
果として高感度となる。赤外線検出部の薄膜抵抗体の表
裏面に引き出し用電極が形成されていて、両電極のうち
の少なくとも赤外線入射側の電極が透明導電性材料から
なり、前記薄膜抵抗体が非晶質シリコンカーバイトから
なる構成の場合、薄膜抵抗体で全赤外線吸収機能をもた
せ、事実上、赤外線吸収膜の形成工程を省略することが
出来る。これに加えて、赤外線入射側の電極の上から被
覆するようにして、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、
窒化シリコンのうちの少なくとも一つからなる保護膜を
形成する場合、赤外線検出部の信頼性が高くなるととも
に赤外線吸収機能も高くなる。例えば、図8にみるよう
に、a−Si膜にSiO膜が加わると非常に広い範囲で
高い吸収率を示すようになる。
【0020】図8の場合、a−Si膜が基本的に赤外線
吸収機能を担っており、SiO膜は副次的であるため、
SiO膜の厚みは薄くてすみ0.5μm程度で十分であ
り、内部応力を低く抑えておくことが出来る。SiO膜
だけだと厚みが1.0μmを越し、内部応力が非常に大
きくなってしまう。
吸収機能を担っており、SiO膜は副次的であるため、
SiO膜の厚みは薄くてすみ0.5μm程度で十分であ
り、内部応力を低く抑えておくことが出来る。SiO膜
だけだと厚みが1.0μmを越し、内部応力が非常に大
きくなってしまう。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。この発
明は、下記の実施例に限らない。 −実施例1− 実施例1は、図9にみるように、図2に示す素子と同じ
構成の赤外線検出素子である。なお、基板3の上の電極
12,14の部分にはパッド19,20がそれぞれ設け
られている。この赤外線検出素子1は、以下のようにし
て作製されている。
明は、下記の実施例に限らない。 −実施例1− 実施例1は、図9にみるように、図2に示す素子と同じ
構成の赤外線検出素子である。なお、基板3の上の電極
12,14の部分にはパッド19,20がそれぞれ設け
られている。この赤外線検出素子1は、以下のようにし
て作製されている。
【0022】まず、シリコン基板3の表面にグロー放電
分解法により、厚み8000Åの酸化窒化シリコンから
なる熱絶縁膜3aを形成した。そして、この熱絶縁膜3
aの上に電子ビーム蒸着法で厚み1000Åのクロム膜
を成膜し、フォトリソグラフィ法でパターン化し、下電
極12を形成した。続いて、グロー放電分解法により、
厚み10000Åのp型a−SiC膜を成膜し、フォト
リソグラフィ法でパターン化し、a−SiC製薄膜抵抗
体11を形成した。
分解法により、厚み8000Åの酸化窒化シリコンから
なる熱絶縁膜3aを形成した。そして、この熱絶縁膜3
aの上に電子ビーム蒸着法で厚み1000Åのクロム膜
を成膜し、フォトリソグラフィ法でパターン化し、下電
極12を形成した。続いて、グロー放電分解法により、
厚み10000Åのp型a−SiC膜を成膜し、フォト
リソグラフィ法でパターン化し、a−SiC製薄膜抵抗
体11を形成した。
【0023】ついで、薄膜抵抗体11の上に電子ビーム
蒸着法で厚み1000ÅのITO膜を成膜し、フォトリ
ソグラフィ法でパターン化し、透明な上電極14を形成
した。上電極14を形成した後、電子ビーム蒸着法でア
ルミニウム膜を成膜しパターン化してパッド19,20
を形成した。
蒸着法で厚み1000ÅのITO膜を成膜し、フォトリ
ソグラフィ法でパターン化し、透明な上電極14を形成
した。上電極14を形成した後、電子ビーム蒸着法でア
ルミニウム膜を成膜しパターン化してパッド19,20
を形成した。
【0024】最後に、赤外線検出部搭載側とは反対側か
らシリコン基板3を異方性エッチングにより掘り込みダ
イアフラム構造とし、熱分離空間10を形成した。な
お、p型a−SiC薄膜の成膜条件は、600モル%の
メタン、0.25モル%のジボンを加えて水素希釈モノ
シランを用い、基板温度220℃、圧力0.9Torr、周
波数13.56MHz、放電電力20Wとした。
らシリコン基板3を異方性エッチングにより掘り込みダ
イアフラム構造とし、熱分離空間10を形成した。な
お、p型a−SiC薄膜の成膜条件は、600モル%の
メタン、0.25モル%のジボンを加えて水素希釈モノ
シランを用い、基板温度220℃、圧力0.9Torr、周
波数13.56MHz、放電電力20Wとした。
【0025】−実施例2− 実施例2は、図10にみるように、図3に示す素子と同
じ構成の赤外線検出素子である。なお、基板3の上の電
極12,14の部分にはパッド19,20がそれぞれ設
けられている。この赤外線検出素子1は、以下のように
して作製されている。
じ構成の赤外線検出素子である。なお、基板3の上の電
極12,14の部分にはパッド19,20がそれぞれ設
けられている。この赤外線検出素子1は、以下のように
して作製されている。
【0026】まず、シリコン基板3の表面にグロー放電
分解法により、厚み8000Åの酸化窒化シリコンから
なる熱絶縁膜3aを形成した。そして、この熱絶縁膜3
aの上に電子ビーム蒸着法で厚み1000Åのクロム膜
を成膜し、フォトリソグラフィ法でパターン化し、下電
極12を形成した。続いて、グロー放電分解法により、
厚み10000Åのp型a−SiC膜を成膜し、フォト
リソグラフィ法でパターン化し、a−SiC製薄膜抵抗
体11を形成した。
分解法により、厚み8000Åの酸化窒化シリコンから
なる熱絶縁膜3aを形成した。そして、この熱絶縁膜3
aの上に電子ビーム蒸着法で厚み1000Åのクロム膜
を成膜し、フォトリソグラフィ法でパターン化し、下電
極12を形成した。続いて、グロー放電分解法により、
厚み10000Åのp型a−SiC膜を成膜し、フォト
リソグラフィ法でパターン化し、a−SiC製薄膜抵抗
体11を形成した。
【0027】ついで、薄膜抵抗体11の上に電子ビーム
蒸着法で厚み1000ÅのITO膜を成膜し、フォトリ
ソグラフィ法でパターン化し、透明な上電極14を形成
した。この後、再び、グロー放電分解法により、厚み5
000Åの酸化シリコン膜を成膜し、フォトリソグラフ
ィ法でパターン化し、保護膜16を形成した。
蒸着法で厚み1000ÅのITO膜を成膜し、フォトリ
ソグラフィ法でパターン化し、透明な上電極14を形成
した。この後、再び、グロー放電分解法により、厚み5
000Åの酸化シリコン膜を成膜し、フォトリソグラフ
ィ法でパターン化し、保護膜16を形成した。
【0028】保護膜16を形成した後、電子ビーム蒸着
法でアルミニウム膜を成膜しパターン化してパッド1
9,20を形成した。最後に、赤外線検出部搭載側とは
反対側からシリコン基板3を異方性エッチングにより掘
り込みダイアフラム構造とし、熱分離空間10を形成し
た。なお、p型a−SiC薄膜の成膜条件は、600モ
ル%のメタン、0.25モル%のジボンを加えて水素希
釈モノシランを用い、基板温度220℃、圧力0.9To
rr、周波数13.56MHz、放電電力20Wとした。
法でアルミニウム膜を成膜しパターン化してパッド1
9,20を形成した。最後に、赤外線検出部搭載側とは
反対側からシリコン基板3を異方性エッチングにより掘
り込みダイアフラム構造とし、熱分離空間10を形成し
た。なお、p型a−SiC薄膜の成膜条件は、600モ
ル%のメタン、0.25モル%のジボンを加えて水素希
釈モノシランを用い、基板温度220℃、圧力0.9To
rr、周波数13.56MHz、放電電力20Wとした。
【0029】また、保護膜16用の酸化シリコン膜の成
膜条件は、700モル%の亜酸化窒素(N2 O)を加え
たモノシランを用い、基板温度200℃、圧力1.0To
rr、周波数13.56MHz、放電電力30Wとした。
膜条件は、700モル%の亜酸化窒素(N2 O)を加え
たモノシランを用い、基板温度200℃、圧力1.0To
rr、周波数13.56MHz、放電電力30Wとした。
【0030】
【発明の効果】この発明の赤外線検出素子は、a−Si
C膜により高い吸収率の赤外線吸収機能が低い内部応力
で備わるようになるため、赤外線吸収膜の内部応力によ
る素子損傷が回避される優れた赤外線検出素子となって
おり、実用性が高い。加えて、基板での赤外線検出部の
設置域は裏側に空間のある熱絶縁膜の表側に赤外線検出
部が設けられている場合は、さらに赤外線検出感度が高
い。
C膜により高い吸収率の赤外線吸収機能が低い内部応力
で備わるようになるため、赤外線吸収膜の内部応力によ
る素子損傷が回避される優れた赤外線検出素子となって
おり、実用性が高い。加えて、基板での赤外線検出部の
設置域は裏側に空間のある熱絶縁膜の表側に赤外線検出
部が設けられている場合は、さらに赤外線検出感度が高
い。
【0031】赤外線検出部の薄膜抵抗体の赤外線入射側
の電極が透明導電性材料からなり、前記薄膜抵抗体が非
晶質シリコンカーバイトからなる構成の場合、赤外線吸
収膜の形成工程を省略することが出来、製造が簡単にな
る。また、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化シリ
コンのうちの少なくとも一つからなる保護膜を形成する
場合、赤外線検出部の信頼性が高くなるとともに赤外線
吸収機能も高くなる。
の電極が透明導電性材料からなり、前記薄膜抵抗体が非
晶質シリコンカーバイトからなる構成の場合、赤外線吸
収膜の形成工程を省略することが出来、製造が簡単にな
る。また、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化シリ
コンのうちの少なくとも一つからなる保護膜を形成する
場合、赤外線検出部の信頼性が高くなるとともに赤外線
吸収機能も高くなる。
【図1】この発明の赤外線検出素子の要部構成例をあら
わす断面図である。
わす断面図である。
【図2】この発明の赤外線検出素子の他の要部構成例を
あらわす断面図である。
あらわす断面図である。
【図3】この発明の赤外線検出素子の他の要部構成例を
あらわす断面図である。
あらわす断面図である。
【図4】シランとメタンで製膜したa−SiC:H膜の
組成とEg(opt) ないしσphの関係を示すグラフであ
る。
組成とEg(opt) ないしσphの関係を示すグラフであ
る。
【図5】シランとメタンで製膜したa−SiC:H膜の
ドープ量とΔE、σd ないしσphの関係を示すグラフで
ある。
ドープ量とΔE、σd ないしσphの関係を示すグラフで
ある。
【図6】a−SiC膜の赤外線吸収特性例を示すグラフ
である。
である。
【図7】SiO、SiNO、SiNの赤外線吸収特性例
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図8】a−SiC膜、SiO膜、および、a−SiC
膜+SiO膜の赤外線吸収特性例を示すグラフである。
膜+SiO膜の赤外線吸収特性例を示すグラフである。
【図9】実施例1の赤外線検出素子の要部構成例をあら
わす断面図である。
わす断面図である。
【図10】実施例2の赤外線検出素子の要部構成例をあら
わす断面図である。
わす断面図である。
【図11】従来の赤外線検出素子の要部構成をあらわす断
面図である。
面図である。
【図12】従来の赤外線検出素子の要部構成をあらわす斜
視図である。
視図である。
1 赤外線検出素子 2 赤外線検出部 3 基板 3a 熱絶縁膜 10 空間(熱分離空間) 11 薄膜抵抗体 12 下電極 13 上電極 14 上電極 15 赤外線吸収膜 16 保護膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】この発明の赤外線吸収機能や抵抗体機能を
発揮するa−SiC膜としては、例えばシリコン水素化
物(例えば、SiH4,Si2H6など)またはシリコ
ンハロゲン化物(例えば、SiF4,SiH2Cl2な
ど)と炭化水素(例えば、CH4,C2H4,C2H2
など)のグロー放電分解法や紫外線を使う光分解法で形
成された薄膜などが挙げられる。これらの方法でドープ
ドa−SiC膜とする場合、p型ドープだとB2H6,
B(CH3)3等のドーピングガスが用いられ、n型ド
ープだとPH3等のドーピングガスが用いられる。
発揮するa−SiC膜としては、例えばシリコン水素化
物(例えば、SiH4,Si2H6など)またはシリコ
ンハロゲン化物(例えば、SiF4,SiH2Cl2な
ど)と炭化水素(例えば、CH4,C2H4,C2H2
など)のグロー放電分解法や紫外線を使う光分解法で形
成された薄膜などが挙げられる。これらの方法でドープ
ドa−SiC膜とする場合、p型ドープだとB2H6,
B(CH3)3等のドーピングガスが用いられ、n型ド
ープだとPH3等のドーピングガスが用いられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【作用】この発明の赤外線検出素子は、a−SiC膜に
より赤外線吸収機能をもたせるようにしているため、十
分な赤外線吸収率となっている。図6にみるように、a
−SiC膜は800cm−1でピークとなる高吸収率の
赤外線吸収特性を有している。それだけでなく、a−S
i膜は内部応力を低減させられる。例えば、グロー放電
分解法で成膜した場合、低放電電力、低温成膜で内部応
力の殆どない膜が出来るからである。
より赤外線吸収機能をもたせるようにしているため、十
分な赤外線吸収率となっている。図6にみるように、a
−SiC膜は800cm−1でピークとなる高吸収率の
赤外線吸収特性を有している。それだけでなく、a−S
i膜は内部応力を低減させられる。例えば、グロー放電
分解法で成膜した場合、低放電電力、低温成膜で内部応
力の殆どない膜が出来るからである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】基板における赤外線検出部の設置域は裏側
に空間のある熱絶縁膜となっており、この熱絶縁膜の表
側に赤外線検出部が設けられている場合、赤外線の吸収
で生じた熱が赤外線検出部の昇温に有効に使われ、結果
として高感度となる。赤外線検出部の薄膜抵抗体の表裏
面に引き出し用電極が形成されていて、両電極のうちの
少なくとも赤外線入射側の電極が透明導電性材料からな
り、前記薄膜抵抗体が非晶質シリコンカーバイトからな
る構成の場合、薄膜抵抗体で全赤外線吸収機能をもた
せ、事実上、赤外線吸収膜の形成工程を省略することが
出来る。これに加えて、赤外線入射側の電極の上から被
覆するようにして、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、
窒化シリコンのうちの少なくとも一つからなる保護膜を
形成する場合、赤外線検出部の信頼性が高くなるととも
に赤外線吸収機能も高くなる。例えば、図8にみるよう
に、a−SiC膜にSiO膜が加わると非常に広い範囲
で高い吸収率を示すようになる。
に空間のある熱絶縁膜となっており、この熱絶縁膜の表
側に赤外線検出部が設けられている場合、赤外線の吸収
で生じた熱が赤外線検出部の昇温に有効に使われ、結果
として高感度となる。赤外線検出部の薄膜抵抗体の表裏
面に引き出し用電極が形成されていて、両電極のうちの
少なくとも赤外線入射側の電極が透明導電性材料からな
り、前記薄膜抵抗体が非晶質シリコンカーバイトからな
る構成の場合、薄膜抵抗体で全赤外線吸収機能をもた
せ、事実上、赤外線吸収膜の形成工程を省略することが
出来る。これに加えて、赤外線入射側の電極の上から被
覆するようにして、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、
窒化シリコンのうちの少なくとも一つからなる保護膜を
形成する場合、赤外線検出部の信頼性が高くなるととも
に赤外線吸収機能も高くなる。例えば、図8にみるよう
に、a−SiC膜にSiO膜が加わると非常に広い範囲
で高い吸収率を示すようになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】図8の場合、a−SiC膜が基本的に赤外
線吸収機能を担っており、SiO膜は副次的であるた
め、SiO膜の厚みは薄くてすみ0.5μm程度で十分
であり、内部応力を低く抑えておくことが出来る。Si
O膜だけだと厚みが1.0μmを越し、内部応力が非常
に大きくなってしまう。
線吸収機能を担っており、SiO膜は副次的であるた
め、SiO膜の厚みは薄くてすみ0.5μm程度で十分
であり、内部応力を低く抑えておくことが出来る。Si
O膜だけだと厚みが1.0μmを越し、内部応力が非常
に大きくなってしまう。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また、保護膜16用の酸化シリコン膜の成
膜条件は、700モル%の亜酸化窒素(N2O)を加え
たモノシランを用い、基板温度200℃、圧力1.0T
orr、周波数13.56MHz、放電電力30Wとし
た。なお、赤外線は上電極側だけから入射する場合に限
らず、絶縁膜側から入射させるようにしてもよい。
膜条件は、700モル%の亜酸化窒素(N2O)を加え
たモノシランを用い、基板温度200℃、圧力1.0T
orr、周波数13.56MHz、放電電力30Wとし
た。なお、赤外線は上電極側だけから入射する場合に限
らず、絶縁膜側から入射させるようにしてもよい。
Claims (4)
- 【請求項1】 赤外線吸収機能が備わっているとともに
前記赤外線の吸収に伴って生じた熱を受けて抵抗値が変
化する薄膜抵抗体を備えている赤外線検出部が基板の上
に設けられている赤外線検出素子において、前記赤外線
検出部が非晶質シリコンカーバイト層を有することによ
り前記赤外線吸収機能が備わっていることを特徴とする
赤外線検出素子。 - 【請求項2】 基板における赤外線検出部の設置域は裏
側に空間のある熱絶縁膜となっていて、この熱絶縁膜の
表側に赤外線検出部が設けられている請求項1記載の赤
外線検出素子。 - 【請求項3】 赤外線検出部の薄膜抵抗体の表裏面に引
き出し用電極が形成されていて、両電極のうちの少なく
とも赤外線入射側の電極が透明導電性材料からなるとと
もに、前記薄膜抵抗体が非晶質シリコンカーバイトから
なり、入射する赤外線が薄膜抵抗体で吸収されるように
なっている請求項1または2記載の赤外線検出素子。 - 【請求項4】 赤外線入射側の電極の上から被覆するよ
うにして保護膜が形成されていて、この保護膜が酸化シ
リコン、酸化窒化シリコン、窒化シリコンのうちの少な
くとも一つからなる請求項3記載の赤外線検出素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28638592A JPH06137938A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 赤外線検出素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28638592A JPH06137938A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 赤外線検出素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06137938A true JPH06137938A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17703717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28638592A Pending JPH06137938A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 赤外線検出素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06137938A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003510804A (ja) * | 1999-09-20 | 2003-03-18 | エテック システムズ インコーポレイテッド | リトグラフィー中のフォトマスクの熱により誘発される変形を低減するシステム |
| JP2014190894A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Tdk Corp | 赤外線センサ |
| US11953380B2 (en) | 2019-05-21 | 2024-04-09 | Nextinput, Inc. | Combined near and mid infrared sensor in a chip scale package |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP28638592A patent/JPH06137938A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003510804A (ja) * | 1999-09-20 | 2003-03-18 | エテック システムズ インコーポレイテッド | リトグラフィー中のフォトマスクの熱により誘発される変形を低減するシステム |
| JP2014190894A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Tdk Corp | 赤外線センサ |
| US11953380B2 (en) | 2019-05-21 | 2024-04-09 | Nextinput, Inc. | Combined near and mid infrared sensor in a chip scale package |
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