JPH0614020B2 - 酵素電極の活性化方法 - Google Patents
酵素電極の活性化方法Info
- Publication number
- JPH0614020B2 JPH0614020B2 JP62137042A JP13704287A JPH0614020B2 JP H0614020 B2 JPH0614020 B2 JP H0614020B2 JP 62137042 A JP62137042 A JP 62137042A JP 13704287 A JP13704287 A JP 13704287A JP H0614020 B2 JPH0614020 B2 JP H0614020B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enzyme
- enzyme electrode
- electrode
- heat treatment
- immobilization layer
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- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、固定化酵素電極(以下酵素電極と略す)の活
性化方法に関する。
性化方法に関する。
(従来の技術) 酵素反応を生体物質や食品等に含まれる測定目的物質の
定量に用いることは、その反応速度の速さ及び基質特異
性を有する等の利点から広く行われている。特に酵素電
極を用いた測定方法は、微量の酵素を反履利用する可能
性を開き、その応用範囲を医療、食品、薬品分析等に広
げつつある。酵素電極には、白金、グラファイト等の基
体上に直接酵素を固定化したもの、あるいは特願昭62
−14648号の如く選択透過膜等の高分子膜を介して
酵素を固定化したもの等がある。通常これらの酵素電極
においては、酵素を含む層に充分な強度を持たせる目的
で、酵素にアルブミン等の蛋白質及び架橋剤を混合し、
混合固定化層を形成している。
定量に用いることは、その反応速度の速さ及び基質特異
性を有する等の利点から広く行われている。特に酵素電
極を用いた測定方法は、微量の酵素を反履利用する可能
性を開き、その応用範囲を医療、食品、薬品分析等に広
げつつある。酵素電極には、白金、グラファイト等の基
体上に直接酵素を固定化したもの、あるいは特願昭62
−14648号の如く選択透過膜等の高分子膜を介して
酵素を固定化したもの等がある。通常これらの酵素電極
においては、酵素を含む層に充分な強度を持たせる目的
で、酵素にアルブミン等の蛋白質及び架橋剤を混合し、
混合固定化層を形成している。
しかし、このようにして得られた混合固定化層は高次構
造を有する蛋白質を架橋したもので、測定物質を自由に
は透過させないため、測定物質と酵素の接触を妨げる傾
向にあり、必ずしも満足すべき測定感度を有する酵素電
極が得られない。一方、感度を上げるために混合固定化
層中の蛋白質を減らすと充分な層強度が得られない欠点
があった。
造を有する蛋白質を架橋したもので、測定物質を自由に
は透過させないため、測定物質と酵素の接触を妨げる傾
向にあり、必ずしも満足すべき測定感度を有する酵素電
極が得られない。一方、感度を上げるために混合固定化
層中の蛋白質を減らすと充分な層強度が得られない欠点
があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、酵素と蛋白質の混合固定化層を有する酵素電
極において、固定化層の強度を損なわずに測定感度を向
上させることを目的とする。
極において、固定化層の強度を損なわずに測定感度を向
上させることを目的とする。
(問題を解決するための手段) 本発明は、基体(1)上に直接もしくは高分子膜(2)を介し
て酵素と蛋白質の混合固定化層(3)を形成した酵素電極
を、水又は緩衝液中で40℃以上に加熱処理することを
特徴とする酵素電極の活性化方法である。
て酵素と蛋白質の混合固定化層(3)を形成した酵素電極
を、水又は緩衝液中で40℃以上に加熱処理することを
特徴とする酵素電極の活性化方法である。
(作用) 本発明で使用する酵素電極は、酵素を含む混合固定化層
を有するものである。例えば金、白金、銀、グラファイ
ト等の基体表面に1種或いは2種以上の酵素を含む混合
固定化層を形成したもの、アセチル化セルロース等の高
分子膜(2)上に酵素の混合固定化層(3)を形成し、基体
(1)に固定したもの(第1図)、基体に直接アルブミン
等高分子の選択透過膜を形成し、該選択透過膜上に混合
固定化層を形成したもの等がある。
を有するものである。例えば金、白金、銀、グラファイ
ト等の基体表面に1種或いは2種以上の酵素を含む混合
固定化層を形成したもの、アセチル化セルロース等の高
分子膜(2)上に酵素の混合固定化層(3)を形成し、基体
(1)に固定したもの(第1図)、基体に直接アルブミン
等高分子の選択透過膜を形成し、該選択透過膜上に混合
固定化層を形成したもの等がある。
このような酵素電極の混合固定化層は、酵素以外の蛋白
質及びグルタルアルデヒド等の架橋剤を含む酵素溶液を
基体又は高分子膜に塗布乾燥して形成される。酵素とし
てはグルコースオキシダーゼ、インベルターゼ、アミラ
ーゼ、アルコールオキシダーゼ等が用いられ、酵素以外
の蛋白質としては血清アルブミン、卵白アルブミン、グ
ロブリン等の球状蛋白質等を用いることが出来る。
質及びグルタルアルデヒド等の架橋剤を含む酵素溶液を
基体又は高分子膜に塗布乾燥して形成される。酵素とし
てはグルコースオキシダーゼ、インベルターゼ、アミラ
ーゼ、アルコールオキシダーゼ等が用いられ、酵素以外
の蛋白質としては血清アルブミン、卵白アルブミン、グ
ロブリン等の球状蛋白質等を用いることが出来る。
本発明は、このような混合固定化層を有する酵素電極
を、水又は緩衝液中で加熱処理することにより、測定感
度を向上させることに特徴を有する。加熱処理温度が低
いと本発明の効果が得られないため、40℃以上で行う
必要がある。ただし、温度が高すぎると酵素が失活する
恐れもあるため70℃以下で行うのが好ましい。
を、水又は緩衝液中で加熱処理することにより、測定感
度を向上させることに特徴を有する。加熱処理温度が低
いと本発明の効果が得られないため、40℃以上で行う
必要がある。ただし、温度が高すぎると酵素が失活する
恐れもあるため70℃以下で行うのが好ましい。
例えばグルコースオキシダーゼと、アルブミン或いはグ
ロブリンの混合固定化層の場合40〜70℃好ましくは
43〜60℃、より好ましくは45〜55℃で、1分〜
2時間、好ましくは5分〜60分加熱処理を行う。ま
た、インベルターゼとグルコースオキシダーゼを含み、
アルブミン或いはグロブリンとの混合固定化層を形成し
た場合40〜60℃、好ましくは43〜60℃、より好
ましくは45〜55℃で1分〜2時間、好ましくは5分
〜60分加熱処理を行う。
ロブリンの混合固定化層の場合40〜70℃好ましくは
43〜60℃、より好ましくは45〜55℃で、1分〜
2時間、好ましくは5分〜60分加熱処理を行う。ま
た、インベルターゼとグルコースオキシダーゼを含み、
アルブミン或いはグロブリンとの混合固定化層を形成し
た場合40〜60℃、好ましくは43〜60℃、より好
ましくは45〜55℃で1分〜2時間、好ましくは5分
〜60分加熱処理を行う。
このような加熱処理は電極を測定装置に装着したまま、
あるいは取り外して水又は緩衝液中で行われ、緩衝液と
しては燐酸緩衝液、クエン酸緩衝液、トリス−塩酸緩衝
液等が用いられる。
あるいは取り外して水又は緩衝液中で行われ、緩衝液と
しては燐酸緩衝液、クエン酸緩衝液、トリス−塩酸緩衝
液等が用いられる。
なお、このような効果が得られる理由については必ずし
も明らかではないが、混合固定化層中の酵素以外の蛋白
質が加熱により変性して、測定目的物質を透過し易くな
るため、酵素と測定目的物質による反応が促進されるも
のと考えられる。
も明らかではないが、混合固定化層中の酵素以外の蛋白
質が加熱により変性して、測定目的物質を透過し易くな
るため、酵素と測定目的物質による反応が促進されるも
のと考えられる。
なお、本発明は、酵素を含む混合固定化層を有する反応
器にも応用することが出来る。例えば、ガラスビーズ等
に、インベルターゼとアルブミンの混合固定化層を設け
た固定化担体の場合、40〜60℃で1分〜2時間加熱
処理を行うことにより活性化させることが出来る。
器にも応用することが出来る。例えば、ガラスビーズ等
に、インベルターゼとアルブミンの混合固定化層を設け
た固定化担体の場合、40〜60℃で1分〜2時間加熱
処理を行うことにより活性化させることが出来る。
以下に実施例に示すが、勿論本発明はこれらのみに限定
されるものではない。
されるものではない。
実施例1 直径2mmの白金線の末端をエメリー紙で研磨し、側面を
熱収縮テフロンで被覆して電極基体とした。2%ウシ血
清アルブミン(Sigma社製;フラクションV)水溶
液に0.2%になるようにグルタルアルデヒドを添加した
液を、基体上に5μ塗布し、乾燥して選択透過性を有
する高分子を形成した。
熱収縮テフロンで被覆して電極基体とした。2%ウシ血
清アルブミン(Sigma社製;フラクションV)水溶
液に0.2%になるようにグルタルアルデヒドを添加した
液を、基体上に5μ塗布し、乾燥して選択透過性を有
する高分子を形成した。
1%グルコースオキシダーゼ(Sigma社製;Typ
eII)と1%ウシ血清アルブミン(Sigma社製;
フラクションV)を含む燐酸ナトリウム緩衝液に0.2%
になるようにグルタルアルデヒドを添加した液を、上記
高分子膜に2.5μ塗布、乾燥して酵素電極を得た。
eII)と1%ウシ血清アルブミン(Sigma社製;
フラクションV)を含む燐酸ナトリウム緩衝液に0.2%
になるようにグルタルアルデヒドを添加した液を、上記
高分子膜に2.5μ塗布、乾燥して酵素電極を得た。
このようにして作成した酵素電極を0.1M燐酸緩衝液(p
H70.0)中で白金対極、銀、塩化銀参照極を有する3電
極形式のセルに組み込み、フロー型測定装置に設定し
た。
H70.0)中で白金対極、銀、塩化銀参照極を有する3電
極形式のセルに組み込み、フロー型測定装置に設定し
た。
対銀・塩化銀参照極+0.6Vの電圧を酵素電極に印加
し、資料注入口より5mM〜50mMのグルコース水溶
液10μを逐次注入して、出力電流値を記録した(第
2図)。
し、資料注入口より5mM〜50mMのグルコース水溶
液10μを逐次注入して、出力電流値を記録した(第
2図)。
同様に、10mM〜50mMのアスコルビン酸水溶液を
注入して、出力電流値を記録した(第2図)。
注入して、出力電流値を記録した(第2図)。
次に酵素電極を取り外し0.1M燐酸緩衝液(pH7.0)の入
ったビーカーに入れ、これをウォーターバスで50℃に
60分間保って、加熱処理を行った。酵素電極を測定装
置に設定して、対銀・塩化銀参照極+0.6Vの電圧を酵
素電極に印加し、資料注入口より5mM〜50mMのグ
ルコース水溶液10μを逐次注入して、出力電流値を
記録した(第3図)。
ったビーカーに入れ、これをウォーターバスで50℃に
60分間保って、加熱処理を行った。酵素電極を測定装
置に設定して、対銀・塩化銀参照極+0.6Vの電圧を酵
素電極に印加し、資料注入口より5mM〜50mMのグ
ルコース水溶液10μを逐次注入して、出力電流値を
記録した(第3図)。
同様に、10mM〜50mMのアスコルビン酸素溶液を
注入して、出力電流を記録した(第3図)。
注入して、出力電流を記録した(第3図)。
加熱処理により、酵素電極のグルコース20mMに対す
る出力電流値は、0.28μAから0.44μAへとなり、感度
が約1.5倍向上していた。グルコース定量の際に測定妨
害物質となるアスコルビン酸の出力電流値も、加熱処理
により約1.5倍に上がったが、グルコースに対する感度
の向上率とほぼ同じであるため、試料中に混入している
アスコルビン酸による測定誤差の割合は処理前と同じで
あった。
る出力電流値は、0.28μAから0.44μAへとなり、感度
が約1.5倍向上していた。グルコース定量の際に測定妨
害物質となるアスコルビン酸の出力電流値も、加熱処理
により約1.5倍に上がったが、グルコースに対する感度
の向上率とほぼ同じであるため、試料中に混入している
アスコルビン酸による測定誤差の割合は処理前と同じで
あった。
比較例1 加熱処理温度を35℃とした以外は実施例1と同様に測
定を行った。
定を行った。
加熱処理前の出力電流値を第4図、処理後の出力電流値
を第5図に示す。
を第5図に示す。
35℃では加熱処理の効果は全く得られなかった。
(効果) このように、本発明の活性化方法によれば、混合固定化
層を有する酵素電極は、混合固定化層の強度を損なわず
に、極めて優れた測定感度に向上させることができる。
層を有する酵素電極は、混合固定化層の強度を損なわず
に、極めて優れた測定感度に向上させることができる。
第1図は、本発明で用いられる酵素電極を例示した断面
図で、高分子膜上に酵素の混合固定化層を形成し、該高
分子膜を基体に固定した酵素電極を表す。 第2図は実施例1において加熱処理を行う前の酸素電極
により得られたグルコース及びアスコルビン酸に対する
出力電流値を表し、第3図は本発明にかかる加熱処理を
行った後の出力電流値を表す。 第4図は比較例1において加熱処理を行う前の酵素電極
により得られたグルコース及びアスコルビン酸に対する
出力電流値を表し、第5図は35℃で加熱処理を行った
後の出力電流値を表す。 (1)……基体 (2)……高分子膜 (3)……混合固定化層
図で、高分子膜上に酵素の混合固定化層を形成し、該高
分子膜を基体に固定した酵素電極を表す。 第2図は実施例1において加熱処理を行う前の酸素電極
により得られたグルコース及びアスコルビン酸に対する
出力電流値を表し、第3図は本発明にかかる加熱処理を
行った後の出力電流値を表す。 第4図は比較例1において加熱処理を行う前の酵素電極
により得られたグルコース及びアスコルビン酸に対する
出力電流値を表し、第5図は35℃で加熱処理を行った
後の出力電流値を表す。 (1)……基体 (2)……高分子膜 (3)……混合固定化層
Claims (1)
- 【請求項1】基体(1)上に直接もしくは高分子膜(2)を介
して酵素と蛋白質の混合固定化層(3)を形成した酵素電
極を、水又は緩衝液中で40℃以上に加熱処理すること
を特徴とする酵素電極の活性化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62137042A JPH0614020B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 酵素電極の活性化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62137042A JPH0614020B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 酵素電極の活性化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63298150A JPS63298150A (ja) | 1988-12-05 |
| JPH0614020B2 true JPH0614020B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=15189505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62137042A Expired - Fee Related JPH0614020B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 酵素電極の活性化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0614020B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5934112B2 (ja) * | 1976-05-15 | 1984-08-20 | 株式会社ニツピ | 固定化酵素およびその製造方法 |
| JPS596638B2 (ja) * | 1976-05-15 | 1984-02-13 | 株式会社ニツピ | 固定化酵素 |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP62137042A patent/JPH0614020B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63298150A (ja) | 1988-12-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |