JPH06141817A - 即溶解性アジピン酸製剤 - Google Patents

即溶解性アジピン酸製剤

Info

Publication number
JPH06141817A
JPH06141817A JP4324892A JP32489292A JPH06141817A JP H06141817 A JPH06141817 A JP H06141817A JP 4324892 A JP4324892 A JP 4324892A JP 32489292 A JP32489292 A JP 32489292A JP H06141817 A JPH06141817 A JP H06141817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adipic acid
water
coating
preparation
soluble surfactant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4324892A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuro Nishina
淳良 仁科
Yasuko Sakurai
靖子 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority to JP4324892A priority Critical patent/JPH06141817A/ja
Publication of JPH06141817A publication Critical patent/JPH06141817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seasonings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アジピン酸の表面を水溶性の界面活性剤によ
り被覆してなる即溶解性アジピン酸製剤。 【効果】 被覆効率を高めることができ、結果的にアジ
ピン酸の水に対する溶解度を飛躍的に高めることが可能
となつた。しかも、被覆効率がよいので被覆剤の使用量
を節約でき、また製造コストが従来の製造方法に比べて
安価である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品に添加する即溶解
性アジピン酸製剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アジピン酸は、食品に対する酸
味料やpH調整剤として広く用いられている。しかしな
がら、アジピン酸は、疎水性であるため水に対する溶解
度が低く利用しずいので、従来からその溶解性を向上さ
せるための研究が続けられてきた。
【0003】溶解性を向上させる方法としては、例え
ば、フマール酸に関するものとして、水溶性ポリマーな
どを被覆剤として用い、フマール酸を被覆することによ
つてフマール酸の水に対する溶解性を向上させる方法
(特開昭60−38453号公報、特開昭60−196
436号公報、特開平4−30748号公報)などが開
示されている。
【0004】また一方、粉末状のアジピン酸を芯物質と
して、それを被覆剤で被覆し、アジピン酸の水溶性を高
める研究がかなり古くから行なわれており、おおよそ二
通りの方法が一般的になつている。
【0005】その一つは、溶解した被覆剤に芯物質を懸
濁させたのち、スプレーまたは回転デイスクを用いて噴
霧し、冷却固化せしめることにより被覆物を得るもの
(たとえば、特公昭50−13192号「養魚用生餌飼
料組成物」、特開昭58−205461号「養魚用餌
料」等)である。
【0006】また、他の方法としては、流動層法と呼ば
れる方法があり、芯物質を下部からの風力で浮遊させて
おき、その上部または側面から溶解した被覆剤を噴霧し
て被覆を行なうか、またはこれに類似した流動層を使用
する方法(たとえば、特開昭50−52221号「ビタ
ミン粒子材料を被覆する方法」等)がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、アジピン
酸の水に対する溶解性を改善する目的で種々の検討がな
されてきたが、いまだに満足できるものはなく、アジピ
ン酸を水に溶解するためにはどうしても手間と時間とが
必要であつた。
【0008】本発明の目的は、容易かつ安価に製造する
ことができ、冷水に対しても即溶解性を有するアジピン
酸を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これら従
来のアジピン酸製剤の持つ欠点を解消するため鋭意研究
を重ねた結果、芯物質の粉末状のアジピン酸を被覆する
ための被覆剤として、融点40℃以上の水溶性の界面活
性剤を粉粒体として用い、しかもそれを芯物質のアジピ
ン酸に接触、衝突させてアジピン酸を被覆すれば、アジ
ピン酸の水溶性が極度に高められるとの知見を得て本発
明を完成するに至つた。
【0010】すなわち、本発明は、アジピン酸の表面を
水溶性の界面活性剤により被覆してなることを特徴とす
る即溶解性アジピン酸製剤に関する。
【0011】本発明に用いるアジピン酸は、通常の製造
法によつて得られる粒度200メツシユ以下のものであ
る。また、前記既往の技術により被覆剤を被覆したアジ
ピン酸を原料として用いることにより、溶解性をさらに
高めることができる。
【0012】本発明に用いる界面活性剤としては、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、シヨ糖脂肪酸エステル、サ
ポニンなどの中から水溶性で融点が40℃以上のものを
粉粒体として単独で、または適宜組み合わせて使用する
ことができる。特に三菱化成食品株式会社製のシヨ糖脂
肪酸エステルF−1570、P−1670などが適して
いる。
【0013】本発明のアジピン酸製剤を製造するには、
芯物質である粉末状のアジピン酸と被覆剤である融点4
0℃以上の水溶性の界面活性剤の紛粒体とを互いに接
触、衝突させてアジピン酸を被覆すればよく、その装置
としては、ボールミル、電気乳鉢、高能率粉体混合装
置、高速気流の対流により粉体を接触させる装置等を使
用することができる。
【0014】また、これらの装置により作用させるのに
先駆けて、芯物質と被覆剤とを予備混合しておくと、被
覆効率をさらに高めることができる。
【0015】なお、この場合、芯物質と被覆剤との混合
比としては、重量比で芯物質1に対して被覆剤0.1〜
50の範囲で用いることが可能であるが、芯物質と被覆
剤との粒径比との関係でこの範囲内で適宜選定すること
が必要である。粒径比が大きい場合には混合比を大きく
することができるが、粒径比が小さい場合には混合比を
4以下にすることが望ましい。
【0016】混合比は、単に小さくすれば被覆効率が高
められるわけでなく、むしろ大きい方が性能がよい場合
もある。また、同じ混合比でも、被覆剤を数回に分けて
被覆せしめることにより、被覆効率をさらに高めること
ができる。
【0017】また、アジピン酸と界面活性剤を予め混合
し、ジェットミルやボールミルで粉砕することにより上
記被覆化と同等の効果を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の即溶解性アジピン酸製剤は、こ
れまでに開発されている製剤に比べて被覆効率を高める
ことができ、結果的にアジピン酸の水に対する溶解度を
飛躍的に高めることが可能となつた。しかも、被覆効率
がよいので被覆剤の使用量を節約でき、また芯物質であ
るアジピン酸と被覆剤である融点40℃以上の水溶性の
界面活性剤とを互いに接触、衝突させて被覆する方法を
用いるため、製造コストが従来の製造方法に比べて安価
である。
【0019】
【実施例】以下、実施例、比較例および試験例により本
発明をさらに詳しく説明する。
【0020】実施例1 アジピン酸(商標名「アサピック」、旭化成工業株式会
社製品、粒径150〜200ミクロン)350gとシヨ
糖脂肪酸エステルP−1670(三菱化成食品株式会社
製品)5gとを奈良ハイブリタイゼーシヨンシステム
(株式会社奈良機械製作所製)にかけ、20分間処理
し、本発明のアジピン酸製剤を得た。粒径を測定したと
ころ、220ミクロンであった。
【0021】実施例2 実施例1に用いたと同様なアジピン酸をジエツト粉砕機
(日本ニユーマチツク株式会社製)により粉砕し平均粒
径7ミクロンとし、得られたアジピン酸100gをキラ
ヤサポニン粉末(丸善化成株式会社製品、平均粒径20
0ミクロン)5gと混合し、ヘンシエルミキサー(三井
三池加工機株式会社製)にかけ、室温で15分間処理
し、本発明のアジピン酸製剤を得た。得られた製品の平
均粒径は23ミクロンであった。
【0022】実施例3 実施例1に用いたと同様なアジピン酸100gをシヨ糖
脂肪酸エステルL−1695(三菱化成食品株式会社製
品)0.5gと予め混合し、シングルトラックミル(セ
イシン企業株式会社製)で、空気圧を6Kg/cm2
して粉砕し、本発明のアジピン酸製剤を得た。得られた
製品の平均粒径は7ミクロンであった。
【0023】試験例1 実施例1〜3の本発明の製品、実施例1に用いた未処理
のアジピン酸「アサピック」(比較例1)、実施例1に
用いたアジピン酸「アサピック」をヘンシェルミキサー
で15分間処理したもの(比較例2)、及び、実施例1
に用いたアジピン酸「アサピック」をシングルトラック
ミルにより粉砕して得た平均粒径7ミクロンのアジピン
酸製剤(比較例3)を、各々20℃の水の中に濃度0.
5%となるように投入し、マグネチツクスターラー(約
500rpm)で攪拌し、完全に溶解するまでの時間を
測定した。その測定結果を表1に示す。
【表1】
【0024】試験例2 試験例1において、試料を投入する水の温度を40℃と
し、その濃度を1.0%とする以外は、試験例1に準じ
て行ない、試料が完全に溶解するまでの時間を測定し
た。その測定結果を表2に示す。
【表2】
【0025】以上の表1、表2の結果から明らかなよう
に、本発明の即溶解性アジピン酸製剤は、比較品に比べ
て水に対する溶解性が優れていることが分かる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アジピン酸の表面を水溶性の界面活性剤
    により被覆してなる即溶解性アジピン酸製剤。
JP4324892A 1992-11-10 1992-11-10 即溶解性アジピン酸製剤 Pending JPH06141817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4324892A JPH06141817A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 即溶解性アジピン酸製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4324892A JPH06141817A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 即溶解性アジピン酸製剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06141817A true JPH06141817A (ja) 1994-05-24

Family

ID=18170794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4324892A Pending JPH06141817A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 即溶解性アジピン酸製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06141817A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH012554A (ja) 被覆アミノ酸類の製造方法
JPH0249719A (ja) 易水分散・可溶性能を有する油溶性ビタミン粉末
US20050080136A1 (en) Powder of amino acids and method for producing the same
TW201021715A (en) A composition for beverage use containing acidic soluble protein and process for producing the same
JP5159014B2 (ja) メチオニンの顆粒の調製のための方法
JPH06141817A (ja) 即溶解性アジピン酸製剤
JPS63164863A (ja) 被覆有機酸及び有機酸塩製剤の製造方法
JP3345984B2 (ja) 二重被覆粒子および製造方法
JP3022914B2 (ja) 即溶解性フマール酸製剤
CA2605816C (en) Rapidly soluble granules and method for producing the same
JPH02276551A (ja) 被覆製剤およびその用途
JPS63173556A (ja) 分散性の良好な炭酸カルシウム複合体の製造法
JPH0470940B2 (ja)
JPH03181491A (ja) 水分散性レシチン
JPH02142735A (ja) 高安定性腸内有用細菌製剤及びその製造方法
JPH10139673A (ja) 製 剤
CN101060834B (zh) 小颗粒巯氧吡啶铜
US3755529A (en) Rapidly dissolving acid composition
JP4147624B2 (ja) 粉末状組成物の製造方法、および粉末状組成物
JPWO2020171068A1 (ja) 乳由来タンパク質含有顆粒状組成物、その製造方法及び乳由来タンパク質含有顆粒状組成物の分散性を改善する方法
US3151986A (en) Free-flowing fumaric and adipic acid compositions
CN115969036A (zh) 植物甾醇颗粒物及其制备方法
JPH1119497A (ja) 紫外線遮蔽用無機微粒子分散剤、該分散剤を含有する紫 外線遮蔽用無機微粒子の分散液
JP4266404B2 (ja) 難溶性薬物の速溶性用時調製用粉剤およびその製造法
JP2000157214A (ja) 中和造塩ミネラル組成物