JPH0614492B2 - トロイダルコアの巻線装置 - Google Patents

トロイダルコアの巻線装置

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JPH0614492B2
JPH0614492B2 JP7848190A JP7848190A JPH0614492B2 JP H0614492 B2 JPH0614492 B2 JP H0614492B2 JP 7848190 A JP7848190 A JP 7848190A JP 7848190 A JP7848190 A JP 7848190A JP H0614492 B2 JPH0614492 B2 JP H0614492B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トロイダルコアにワイヤを螺旋状に巻付け、
例えばスイッチング電源のノイズフィルタ等の電子部品
として用いられるトロイダルコイルを製造するためのト
ロイダルコアの巻線装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の巻線装置としては、例えば、第16図
(a)に示すように、円周方向に回転可能に保持された
トロイダルコアCの一側がわにワイヤWを供給しトロイ
ダルコアCのコア穴2の軸線に沿って進退動する細いか
ぎ針1により、第16図(b)に示すように、その進出
時に上記コア穴2の一側がわにあるワイヤWを引掛け、
その退出時に該ワイヤWをコア穴2に挿通するととも
に、第16図(c)(d)に示すように、この挿通され
たワイヤWをクランパ3で把持してトロイダルコアCの
軸線に略平行な平面内で旋回させてトロイダルコアCの
巻付部4に巻付けるようにしたものがある。そして、こ
の挿通及び旋回をトロイダルコアCを回転させつつ繰り
返して行ない、トロイダルコアCにワイヤWを螺旋状に
巻付けるものである(例えば、特開昭63−16160
6号公報掲載)。
[発明が解決しようとする課題] ところで、この従来のトロイダルコアの巻線装置にあっ
ては、細いかぎ針1を用いてはいるが、トロイダルコア
が倒えば内径3mm以下等の極めて小さいものである場
合には、第17図に示すように、かぎ針1とトロイダル
コアCの内径との間隔が狭くなってワイヤWの挿通径路
が規制されてしまい、そのため、ワイヤWを介してトロ
イダルコアCを押す力が強くなることがあって、トロイ
ダルコアはその材質上もろいことから、該トロイダルコ
アCを破損してしまうことがあるという問題があった。
特に、ワイヤWの巻きが半周以上になると、挿通される
ワイヤWが、既に巻かれたワイヤWとも干渉するので、
より一層ワイヤWの挿通径路が規制され、ワイヤWを介
してトロイダルコアCを押す力が一段と強くなり、上記
の破損を招き易い。
これを解決するために、かぎ針1を更に細くすることも
考えられるが、ワイヤWの引掛が不十分になったり、か
ぎ針1の強度が弱くなる等の問題があって、単に細くす
ることには自と限界がある。
そこで本発明の課題は、かぎ針の強度やワイヤの引掛を
可能な限り確保しつつ、ワイヤ挿通時のコアの押圧を抑
制する点にある。
[課題を解決するための手段] このような課題を解決するための本発明の技術的手段
は、トロイダルコアの一側がわにワイヤを供給し、トロ
イダルコアのコア穴を進退動するかぎ針により、その進
出時に上記コア穴の一側がわにあるワイヤを引掛け、そ
の退出時に該ワイヤをコア穴に挿通するとともに、この
挿通されたワイヤをトロイダルコアの軸線に略平行な平
面内で旋回させてトロイダルコアの巻付部に巻付け、こ
の挿通及び旋回をトロイダルコアを回転させつつ繰り返
して上記巻付部にワイヤを螺旋状に巻付けるトロイダル
コアの巻線装置において、上記かぎ針にワイヤを引掛け
る引掛凹部を形成するとともに、退出時に該引掛凹部を
境として振り分けられるワイヤが対向する当該かぎ針の
側部を切欠いて切欠き部を形成したものである。
[作用] この手段によれば、かぎ針がワイヤを引掛けてトロイダ
ルコアのコア穴を通過する際、ワイヤがトロイダルコア
の巻付部に当たるが、かぎ針とトロイダルコアとの間隔
が狭くてワイヤによるトロイダルコアの押圧力が強くな
っても、ワイヤは、切欠き部側に押されるので、この押
圧力が減少させられる。
[実施例] 以下添付図面に基づいて本発明の実施例に係るトロイダ
ルコアの巻線装置について詳細に説明する。
第1図に示す実施例に係る巻線装置においては、ワイヤ
Wが巻き付けられるトロイダルコアCは、第7図に示す
ように、コア穴2と巻付部4とを有し、例えば、内径が
3mm以下の極めて小さいトロイダルコアCである。
第1図乃至第4図に示すように、実施例に係る巻線装置
の構成は、トロイダルコアCを保持するコア保持部10
と、保持されたトロイダルコアCの一側がわにワイヤW
を供給するワイヤ供給部20と、供給されたワイヤWを
切断して所定長さ保持するワイヤ保持部30と、トロイ
ダルコアCの軸線に沿って進退動させられ、進出時にコ
ア穴2の一側がわにあるワイヤWの中途部を引掛け、退
出時にワイヤWをコア穴2に挿通するかぎ針40と、こ
の挿通されたワイヤWの中途部をクランプするクランパ
54を有し、このクランパ54をトロイダルコアCの軸
線に平行な平面内で旋回させクランプしたワイヤWを巻
付部4に巻付ける第一及び第二の旋回部50,51とを
備えている。
コア保持部10は、第2図に示すように、スタンド11
に固定した固定フィンガ12とスタンド11に軸支され
て開閉される可動フィンガ13とを備え、可動フィンガ
の閉時に両フィンガ12,13の先端でトロイダルコア
Cの巻付部4の一部を挾持するものである。またスタン
ド11には、可動フィンガ13の後端部14を揺動させ
て、可動フィンガ13の開閉を行なう偏心カム14aが
設けられている。
上記スタンド11は円盤15の外周部であって、上記挾
持したトロイダルコアCの軸心と該円盤15の軸心とが
一致するように立設されている。この円盤15は、機台
16に回転可能に設けられており、第4図に示すよう
に、機台16内部のウォームギヤ装置17を介して駆動
モータ18により回転させられる。尚、符号19は、ス
タンド11を基準位置に持ちきたすために、ウォームギ
ヤ装置17を介して円盤15を回転させるモータであ
る。
ワイヤ供給部20は、第1図及び第3図に示すように、
上記円盤15に対して進退可能かつ円盤15の周方向に
移動可能に機台16に設けられており、ワイヤ供給源
(図示せず)からコア保持部10上のトロイダルコアC
にワイヤWを所定長送出するローラ装置21を備えてい
る。また、ワイヤ供給部20には送出されたワイヤWに
沿って延びるアーム22が突設されており、このアーム
22の先端には、シリンダ装置23の進出により回動
し、上記ワイヤWをトロイダルコアCの軸線に対して直
角な方向に押す押部材24が軸支されている。
ワイヤ保持部30は、第5図及び第6図に示すように、
上記スタンド11に設けられており、固定体31と可動
体32とを備えている。固定体31は略半円状に凹設さ
れた凹部33を備えてスタンド11の一側面に固定され
ている。可動体32は、外周が上記凹部33の内周に対
面する円柱部34と、該円柱部34から軸方向に延設さ
れた回動軸35とを備え、この回動軸35においてスタ
ンド11に回動可能に軸支されている。可動体32の円
柱部34の外側直径方向には、上記ワイヤ供給部20の
上記周方向への移動によってワイヤWが挿入されるすり
割部36が形成されている。このすり割部36の開放縁
部は、外側から内側へ向かう傾斜面36aに形成されて
いる。また、スタンド11には、回動軸35を回動させ
て、円柱部34のすり割部36を、上記供給されるワイ
ヤWと平行でその両端が開放された開放位置A(第8図
(a))と、上記供給されたワイヤWの軸線に対して所
定角度傾斜し、すり割部36の一端が凹部33の内面に
対向して閉塞する閉塞位置B(第8図(b))の2位置
に位置決めする回転部37が設けられている。更にま
た、円柱部34のすり割部36の一端側は、切欠された
平面部38を構成し、上記閉塞位置Bにおいて該平面部
38と上記凹部33の内面とでワイヤWを挾持しうる間
隙G(第8図(b))を形成し得るようになっている。
上記円柱部34の平面部38面と円柱部34の外周面と
が交差する外側縁38aと、固定体31の凹部33の外
側縁33aとは、上記閉塞位置Bへの回動過程におい
て、すり割部36内のワイヤWを切断する切刃39を構
成している。
かぎ針40は、第2図及び第7図(a)(b)に示すよ
うに、その軸線PがトロイダルコアCの軸線Qに一致す
るように進退ロッド41の先端部に取り付けられてい
る。第7図(b)に示すように、このかぎ針40の直径
Mは、トロイダルコアCにワイヤWが巻き付けられた状
態で挿通可能な直径、例えば、トロイダルコアCの内径
をD,ワイヤWの直径Nとすると、M=D−2N−2e
に定められている。ここでeは巻付けられたワイヤWと
かぎ針40との間のクリアランスであり、例えば、ワイ
ヤWの直径N程度の寸法に定められている。更にまた、
このかぎ針40は、ワイヤWを引掛ける引掛凹部42を
有している。この引掛凹部42は、ワイヤWを収容する
大きさに形成されている。また、このかぎ針40は、退
出時に上記引掛凹部42を境として左右に折曲されるワ
イヤWが対向する当該かぎ針40の側部43,44の一
方の側部43を切欠いて切欠き部45を形成してある。
また、上記進退ロッド41は、円盤15の中心部を摺動
可能に貫通しており、第4図に示すように、かぎ針40
がトロイダルコアCをその軸線に沿って出入りし、進出
時にコア穴2の一側がわにあるワイヤWの中途部を引掛
け、退出時にワイヤWをコア穴2に挿通するように、か
つ、上記円盤15の回転と所定の関係で同期するように
上記駆動モータ18を駆動源とするカム機構46によっ
て駆動させられる。
第一及び第二の旋回部50,51は、第2図に示すよう
に、円盤15を挟んで夫々機台16に設けられ、各旋回
部50,51は、機台16に立設されるボックス状の支
持本体52を備えている。支持本体52には、その軸線
がトロイダルコアCの方へ向けられた回転軸53が、回
転可能かつ軸方向に摺動可能に軸支されている。回転軸
53の前端部にはクランパ54が設けられている。この
クランパ54は、先端に円盤状の把持板55を有し上記
回転軸53に平行な可動シャフト56と、この可動シャ
フト56を軸方向に前後進可能に保持する円筒状のガイ
ド管57とを備えており、可動シャフト56の後進時
に、上記把持板55とガイド管57の先端面57aとで
ワイヤWをクランプするものである。上記ガイド管57
は、回転軸53の前端に固定した固定プレート58にお
いて該回転軸53と所定距離偏心した位置に取付けられ
ている。また、固定プレート58の後側には回転軸53
上を摺動する可動プレート59が設けられており、この
可動プレート59に上記可動シャフト56の後端が固定
されている。支持本体52には、可動プレート59を前
後動させて、上記可動シャフト56を前後進させる、リ
ンク機構60が付設されている。
更にまた、支持本体52内部において、回転軸53に
は、上下動するラック61に噛合するピニオンギア62
がスプライン63結合されており、該ラック61の上下
動により回転軸53は回転せしめられ、これにより、上
記クランパ54を、トロイダルコアCに対向する点X
(第11図)をトロイダルコアCに対向させたまま一定
にして、トロイダルコアCの軸線に平行な平面内で旋回
させ、クランプしたワイヤWを巻付部4に巻付けるもの
である。
また、回転軸53の後部には回転軸53を前後動させる
シフタ装置64が設けられている。このシフタ装置64
は、回転軸53に固定した固定部65を押引するリンク
機構66を備えている。
第一及び第二の旋回部50,51において、上記クラン
パ54のリンク機構60、ラック61及びシフタ装置6
4のリンク機構66は、例えば、第4図に示すように、
カム機構67,68によって駆動される。更に、第一及
び第二の旋回部50,51のカム機構67,68は、上
記円盤15と同期して作動させられるよう上記の駆動モ
ータ18を駆動源としているとともに、カム機構67,
68の近傍には、上記円盤15の回転によりスタンド1
1の位置が第二の旋回部51側にあるときは、第一の旋
回部50を作動させ、円盤15の回転によりスタンド1
1の位置が第一の旋回部50側にあるときは、第二の旋
回部51を作動させるよう、第一及び第二の旋回部5
0,51のカム機構67,68と駆動モータ18との接
続切り替えを行なう切り替え機構69が備えられてい
る。
次に、この実施例に係る巻線機によってトロイダルコア
CにワイヤWを巻付ける作用を説明する。
先ず、スタンド11は、第3図に示すように、第二の旋
回部51側の基準位置Hに位置決めされている。この状
態で、図示外のパーツフィーダ等から送られたトロイダ
ルコアCがコア保持部10の固定フィンガ12と可動フ
ィンガ13によって把持される。
次に、この状態においてワイヤ供給部20からワイヤW
が所定長供給される(第9図(a)(b))。その後、
かぎ針40が進出せしめられる。そして、ワイヤ供給部
20の押部材24が回動して、進出したかぎ針40の引
掛凹部42に向けてワイヤWを押し込む。そのため、ワ
イヤWは確実に引掛凹部42に係合する。
その後、第10図(a)(b)に示すように、かぎ針4
0が後退するとともに、ワイヤ供給部20が円盤15の
周方向に移動する。これにより、ワイヤWは、第8図
(a)に示すように、開放位置Aに設定されワイヤ保持
部30の可動体32に形成した円柱部34のすり割部3
6に挿入される。この場合、すり割部36の開放縁部
は、外側から内側へ向かう傾斜面36aになっているの
で、ワイヤWはこの傾斜面36aに案内されてすり割部
36へと導かれる。
この状態から、回動部37により可動体32の回動軸3
5が回動させられ、第8図(b)に示すように、すり割
部36は開放位置Aから閉塞位置Bへ位置決めされる。
この場合、上記閉塞位置Bへの回動過程において、ワイ
ヤWは切刃39によって切断されるとともに、切断時に
はすり割部36は閉塞位置BにあるのでワイヤWは円柱
部34の平面部38と固定体31の凹部33の内面とで
挾持される。
上記のワイヤWの切断保持が行なわれると、ワイヤ供給
部20は元位置に後退する。この状態においては、第1
1図(a)(b)に示すように、ワイヤWは、かぎ針4
0によってトロイダルコアCに挿通されている。この挿
通行程では、かぎ針40とトロイダルコアCとの間には
ワイヤWの直径以上の間隙があり、特にクリアランスe
が確保されていることからワイヤWがトロイダルコアC
を押そうとしても、ワイヤWがクリアランスの分かぎ針
40側に寄せられるので、この押圧力が軽減され、その
ため、トロイダルコアCを破損する事態が防止される。
次に、引き通されたワイヤWは、第11図(a)に示す
ように、第一の旋回部50のクランパ54によりクラン
プされる。この場合、クランパ54は、把持板55とガ
イド管57の先端面57aとでワイヤWをクランプする
が、把持板55と先端面57aとは可動シャフト56の
周囲にあるので、把持範囲が広いものになっており、そ
のため、ワイヤWが可動シャフト56に当たって曲げら
れる等して逃げようとしても確実にワイヤWを把持する
ことができる。
ワイヤWがクランプされると、ラック61の上下動によ
り回転軸53は回転せしめられ、これにより、第11図
(a)及び第12図(a)に示すように、上記クランパ
54が、トロイダルコアCの軸線に平行な平面内で旋回
させられ、クランプしたワイヤWを巻付部4に巻付けて
いく。この場合、クランパ54はトロイダルコアCに対
向する点Xを常にトロイダルコアCに対向させたまま回
転するので、ワイヤWがねじられることはなく、そのた
め、ワイヤWが損傷したり切断してしまう事態が防止さ
れる。
クランパ54が巻付を終了する頃には再びかぎ針40が
進出してコア穴2を貫通しており、クランパ54は、そ
の前進により引掛凹部42にワイヤWを引っ掛け、その
後ワイヤWの把持を開放して後退する。
そして、再び、かぎ針40によるワイヤWの挿通動作が
行なわれる。
この挿通及び上記の旋回は、円盤15によってトロイダ
ルコアCをその円周方向に回転させつつ繰り返して行な
われ、即ち、旋回部によってワイヤWが巻回される毎に
トロイダルコアCが円周方向に回転させられ、第13図
に示すように、トロイダルコアCの巻付部4にワイヤW
が螺旋状に巻付けられていく。この場合、円盤15の回
転によってスタンド11は、第二の旋回部51の近傍を
移動してゆくが、第二の旋回部51は後退位置にあって
作動しないので、スタンド11との干渉が回避される。
この巻付が、第13図に示すように、略半周行なわれる
と(第2図二点鎖線のスタンド位置F)、切り替え機構
69により第一の旋回部50のカム機構67から第二の
旋回部51のカム機構68へと駆動モータ18の接続切
り替えが行なわれ、第14図に示すように、以降は第二
の旋回部51が作動するようになる。この場合、スタン
ド11は、第一の旋回部50の方へ移動してゆくが、第
一の旋回部50は後退位置にあって作動しないので、ス
タンド11との干渉が回避される。
また、後の半周の巻付においても、上記と同様に、進出
したかぎ針40がワイヤWを引掛けて、退出時にトロイ
ダルコアCに挿通する。この挿通行程では、第15図
(a)(b)に示すように、挿通するワイヤWが先に巻
かれたワイヤWに当接し、この先に巻かれたワイヤWを
介してトロイダルコアCを押そうとするが、このかぎ針
40は、引掛凹部42を境として左右に折曲されるワイ
ヤWが対向する当該かぎ針40の側部の一方であって、
先に巻かれたワイヤWに対向する側部に切欠き部45を
形成してあるので、ワイヤWがトロイダルコアCを押そ
うとしても、ワイヤWがこの切欠き部45に寄せられて
その一部若しくは全部が入り込むので、その分、この押
圧力が軽減され、そのため、トロイダルコアCを破損す
る事態が防止される。
また、この切欠き部45を設けた分、一の幅方向のかぎ
針40の厚さは小さくなるが、これに直交する幅方向の
厚さは変わるものではなく、そのため、第7図(a)に
示すように、ワイヤWを引掛ける幅を十分に確保できる
とともに、単に全体を細くしたときに比較して、強度が
確保される。更に、先に巻かれた半周分のワイヤWに対
向する片側のみに切欠き部45を設けたので、全体が細
くなることはなくそれだけ、強度が確保される。
このようにして、全周の巻付が終了すると、コア保持部
10がトロイダルコアCの把持を解除するとともに、モ
ータ19により再び基準位置Hに位置決めされ、次にト
ロイダルコアCの巻付のために待機することになる。
尚、上記実施例において、かぎ針40の切欠き部45
は、一方の側部43を切欠いて形成してあるが、他方の
側部44にも形成して両側に設けるようにして良い。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のトロイダルコアの巻線装
置によれば、かぎ針がワイヤをトロイダルコアに挿通す
る際に、ワイヤがトロイダルコアの巻付部に当たって該
ワイヤを介してトロイダルコアを押す力が強くなろうと
しても、ワイヤは、切欠き部側に押されて逃げることが
できるので、ワイヤ挿通時のトロイダルコアの押圧を抑
制することができる。そのため、材質上もろいトロイダ
ルコアを破損させてしまう事態を防止できる。
また、切欠き部は、側部だけに形成したので、単に全体
を細くした場合に比較して、かぎ針の強度を確保できる
とともに、ワイヤの引掛凹部を大きくできそれだけワイ
ヤの保持を確実にすることができる。そのため引掛ミス
をなくすることができる。
特に、内径の極めて小さなトロイダルコアの場合には、
かぎ針の強度やワイヤの引掛を確実にしつつ、ワイヤ挿
通時のトロイダルコアの押圧を抑制できるので、極めて
有効である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例に係るトロイダルコアの巻線装
置を示す斜視図、第2図はその断面図、第3図はその平
面図、第4図は本発明の実施例に係るトロイダルコアの
巻線装置をその駆動部とともに模式的に示す図、第5図
及び第6図は実施例に係るワイヤ保持部を示す背面図及
び斜視図、第7図(a)(b)は実施例に係るかぎ針を
示す正面図及び側面図、第8図(a)(b)は実施例に
係るワイヤ保持部の作用を示す正面図、第9図(a)
(b)乃至第12図(a)(b)は実施例に係る巻線装
置によってトロイダルコアにワイヤを巻付ける行程を示
す側面断面図及び平面図、第13図はトロイダルコアに
ワイヤを巻付ける行程を示す平面図、第14図はトロイ
ダルコアにワイヤを巻付ける行程を示す側面断面図、第
15図(a)(b)はトロイダルコアにワイヤを巻付け
る行程を示す側面断面図及び平面図、第16図(a)〜
(d)は従来のワイヤの巻線方法の一例を示す図、第1
7図は従来の巻線装置の不具合を示す図である。 C……トロイダルコア W……ワイヤ 10……コア保持部 20……ワイヤ供給部 30……ワイヤ保持部 40……かぎ針 42……引掛凹部 45……切欠き部 50……第一の旋回部 51……第二の旋回部 54……クランパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トロイダルコアの一側がわにワイヤを供給
    し、トロイダルコアのコア穴を進退動するかぎ針によ
    り、その進出時に上記コア穴の一側がわにあるワイヤを
    引掛け、その退出時に該ワイヤをコア穴に挿通するとと
    もに、この挿通されたワイヤをトロイダルコアの軸線に
    略平行な平面内で旋回させてトロイダルコアの巻付部に
    巻付け、この挿通及び旋回をトロイダルコアを回転させ
    つつ繰り返して上記巻付部にワイヤを螺旋状に巻付ける
    トロイダルコアの巻線装置において、上記かぎ針にワイ
    ヤを引掛ける引掛凹部を形成するとともに、退出時に該
    引掛凹部を境として振り分けられるワイヤが対向する当
    該かぎ針の側部を切欠いて切欠き部を形成したことを特
    徴とするトロイダルコアの巻線装置。
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