JPH06145447A - プラスチゾル組成物 - Google Patents
プラスチゾル組成物Info
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- JPH06145447A JPH06145447A JP29043792A JP29043792A JPH06145447A JP H06145447 A JPH06145447 A JP H06145447A JP 29043792 A JP29043792 A JP 29043792A JP 29043792 A JP29043792 A JP 29043792A JP H06145447 A JPH06145447 A JP H06145447A
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- Japan
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- plastisol composition
- paste
- carbon atoms
- acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塩化ビニル系樹脂をペースト法により成形加
工する際に、塩化ビニル系樹脂と接触するエンボスロー
ル、冷却ロール等への付着物の析出を防止抑制するプラ
スチゾル組成物を提供する。 【構成】 乳化重合法または微細懸濁重合法によって得
られたペースト形成性塩化ビニル系樹脂(以下ペースト
レジンという)と可塑剤とを主成分とするプラスチゾル
組成物において、ペンタエリスリトールまたは/及びジ
ペンタエリスリトールをアルコール成分とし、炭素原子
数12〜24の飽和脂肪酸を酸成分とするエステルを含
有することを特徴とするプラスチゾル組成物。
工する際に、塩化ビニル系樹脂と接触するエンボスロー
ル、冷却ロール等への付着物の析出を防止抑制するプラ
スチゾル組成物を提供する。 【構成】 乳化重合法または微細懸濁重合法によって得
られたペースト形成性塩化ビニル系樹脂(以下ペースト
レジンという)と可塑剤とを主成分とするプラスチゾル
組成物において、ペンタエリスリトールまたは/及びジ
ペンタエリスリトールをアルコール成分とし、炭素原子
数12〜24の飽和脂肪酸を酸成分とするエステルを含
有することを特徴とするプラスチゾル組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペースト法による塩化
ビニル系樹脂製品の製造の際、模様付けに用いられるエ
ンボースロール、製品冷却に用いられるクーリングロー
ル、その他の製品の接触する部位に、汚れが付着しない
ようなプラスチゾル組成物に係わる。
ビニル系樹脂製品の製造の際、模様付けに用いられるエ
ンボースロール、製品冷却に用いられるクーリングロー
ル、その他の製品の接触する部位に、汚れが付着しない
ようなプラスチゾル組成物に係わる。
【0002】
【従来の技術】乳化重合または微細懸濁重合法に基づく
塩化ビニル系樹脂、いわゆるペーストレジンは、壁紙、
床材、レザー、成形品その他極めて広い分野で製造・使
用されている。このうち、コーティング法によるペース
ト成形、例えばフィルム、シート、あるいは発泡体状の
物を成形する際には、特に”エンボス”と呼ばれる、型
押し工程を含んでいたり、または製品の巻き取りの前に
冷却工程を加えたりする例が工業的には多く見られる。
塩化ビニル系樹脂、いわゆるペーストレジンは、壁紙、
床材、レザー、成形品その他極めて広い分野で製造・使
用されている。このうち、コーティング法によるペース
ト成形、例えばフィルム、シート、あるいは発泡体状の
物を成形する際には、特に”エンボス”と呼ばれる、型
押し工程を含んでいたり、または製品の巻き取りの前に
冷却工程を加えたりする例が工業的には多く見られる。
【0003】これらの工程においては、ペーストレジン
に基づく成形品が、エンボスロールやクーリングロール
(冷却ロール)等の表面に接触するが、その際に、配合
剤の一部、例えば炭酸カルシウム等のフィラー、酸化チ
タン等の着色剤、あるいはアゾジカルボンアミド等の発
泡剤の分散残渣と思われる、主に白色の析出物がこれら
の接触部に付着し、エンボスロールの凹凸を埋めてエン
ボスがかからなくなったり、あるいは製品を汚染したり
することがある(いわゆる”プレートアウト”)。一旦
こうした付着物が生成すると、運転を停止してロール等
から付着物を除く作業が必要となり、生産性を悪化させ
るばかりでなく、清掃時に高温のロールに誤って作業者
が触れて火傷を負う、といった危険性さえあるので、そ
の防止、改良が従来より求められていた。
に基づく成形品が、エンボスロールやクーリングロール
(冷却ロール)等の表面に接触するが、その際に、配合
剤の一部、例えば炭酸カルシウム等のフィラー、酸化チ
タン等の着色剤、あるいはアゾジカルボンアミド等の発
泡剤の分散残渣と思われる、主に白色の析出物がこれら
の接触部に付着し、エンボスロールの凹凸を埋めてエン
ボスがかからなくなったり、あるいは製品を汚染したり
することがある(いわゆる”プレートアウト”)。一旦
こうした付着物が生成すると、運転を停止してロール等
から付着物を除く作業が必要となり、生産性を悪化させ
るばかりでなく、清掃時に高温のロールに誤って作業者
が触れて火傷を負う、といった危険性さえあるので、そ
の防止、改良が従来より求められていた。
【0004】特に、ペースト法では重合に用いる助剤等
がそのまま製品であるペーストレジン中に残留している
ほか、重合安定化のために汎用レジン製造の場合に比べ
てはるかに多量の乳化剤等の助剤を使用するため、こう
した”プレートアウト”が特に多く発生し、対策に苦慮
することが多かった。また、壁紙その他の製品をペース
ト法により製造する場合において、原料のコストダウン
と製品への難燃性付与、あるいは隠ぺい性の確保、絵付
け、着色による意匠性向上のため、炭酸カルシウム、チ
タン白、その他の顔料を加えることが多い。これらの物
質は、一般に可塑剤に難溶ないし不溶の微細な粉体であ
り、製品表面に集まったり、製品化後の経時により表面
に移動したりして、”プレートアウト”の主因となって
いる。
がそのまま製品であるペーストレジン中に残留している
ほか、重合安定化のために汎用レジン製造の場合に比べ
てはるかに多量の乳化剤等の助剤を使用するため、こう
した”プレートアウト”が特に多く発生し、対策に苦慮
することが多かった。また、壁紙その他の製品をペース
ト法により製造する場合において、原料のコストダウン
と製品への難燃性付与、あるいは隠ぺい性の確保、絵付
け、着色による意匠性向上のため、炭酸カルシウム、チ
タン白、その他の顔料を加えることが多い。これらの物
質は、一般に可塑剤に難溶ないし不溶の微細な粉体であ
り、製品表面に集まったり、製品化後の経時により表面
に移動したりして、”プレートアウト”の主因となって
いる。
【0005】従来は、こうした析出物のロール等への転
写防止のために表面処理(接触面に非浸透性の膜を形成
させる)を行ったり、”プレートアウト”防止剤をゾル
組成物に加える方法が多用されている。しかし、前者で
は、工程数の増加によるコスト増が問題であり、また、
後者では、プレートアウト防止剤が揮発性であるため、
期待するほど効果が得られていない。なお、特公平2−
6776号では発泡系の配合において、特定の沸点を持
つ親水性溶剤を含有させるという方法が紹介されている
が、非発泡配合での改良手法については触れられていな
い。
写防止のために表面処理(接触面に非浸透性の膜を形成
させる)を行ったり、”プレートアウト”防止剤をゾル
組成物に加える方法が多用されている。しかし、前者で
は、工程数の増加によるコスト増が問題であり、また、
後者では、プレートアウト防止剤が揮発性であるため、
期待するほど効果が得られていない。なお、特公平2−
6776号では発泡系の配合において、特定の沸点を持
つ親水性溶剤を含有させるという方法が紹介されている
が、非発泡配合での改良手法については触れられていな
い。
【0006】
【発明が解決すべき課題】塩化ビニル系樹脂をペースト
法により成形加工する際に塩化ビニル系樹脂と接触する
部分(エンボスロール、冷却ロール等)への付着物の析
出を効果的に防止、抑制し得るプラスチゾル組成物を提
供する。
法により成形加工する際に塩化ビニル系樹脂と接触する
部分(エンボスロール、冷却ロール等)への付着物の析
出を効果的に防止、抑制し得るプラスチゾル組成物を提
供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、乳化重
合法または微細懸濁重合法によって得られたペースト形
成性塩化ビニル系樹脂(以下ペーストレジンという)と
可塑剤とを主成分とするプラスチゾル組成物において、
ペンタエリスリトールまたは/及びジペンタエリスリト
ールをアルコール成分とし、炭素原子数12〜24の飽
和脂肪酸を酸成分とするエステルを含有することを特徴
とするプラスチゾル組成物にある。エステルとして、ペ
ンタエリスリトールまたは/及びジペンタエリスリトー
ル、炭素原子数12〜24の飽和脂肪酸及び炭素原子数
4〜10の飽和二塩基性カルボン酸を反応させて得られ
たものも好適に用いることができる。
合法または微細懸濁重合法によって得られたペースト形
成性塩化ビニル系樹脂(以下ペーストレジンという)と
可塑剤とを主成分とするプラスチゾル組成物において、
ペンタエリスリトールまたは/及びジペンタエリスリト
ールをアルコール成分とし、炭素原子数12〜24の飽
和脂肪酸を酸成分とするエステルを含有することを特徴
とするプラスチゾル組成物にある。エステルとして、ペ
ンタエリスリトールまたは/及びジペンタエリスリトー
ル、炭素原子数12〜24の飽和脂肪酸及び炭素原子数
4〜10の飽和二塩基性カルボン酸を反応させて得られ
たものも好適に用いることができる。
【0008】本発明を詳細に説明する。本発明で用いら
れるペーストレジンとしては、乳化重合または微細懸濁
重合法により得られるポリ塩化ビニル、または塩化ビニ
ルとそれに共重合可能なモノマー(例えば、エチレン、
プロピレン等のオレフィン類、酢酸ビニル等のビニルエ
ステル類、アクリル酸、メタクリル酸のような不飽和酸
またはそれらのアルキルエステル、メチルビニルエーテ
ルその他のビニルエーテル類、マレイン酸、フマル酸あ
るいはこれらの無水物またはエステル、芳香族ビニル化
合物、不飽和ニトリル、塩化ビニリデン等の単量体1種
または2種以上の混合物等)との共重合体が挙げられ
る。
れるペーストレジンとしては、乳化重合または微細懸濁
重合法により得られるポリ塩化ビニル、または塩化ビニ
ルとそれに共重合可能なモノマー(例えば、エチレン、
プロピレン等のオレフィン類、酢酸ビニル等のビニルエ
ステル類、アクリル酸、メタクリル酸のような不飽和酸
またはそれらのアルキルエステル、メチルビニルエーテ
ルその他のビニルエーテル類、マレイン酸、フマル酸あ
るいはこれらの無水物またはエステル、芳香族ビニル化
合物、不飽和ニトリル、塩化ビニリデン等の単量体1種
または2種以上の混合物等)との共重合体が挙げられ
る。
【0009】本発明において用いられる炭素原子数12
〜24の飽和脂肪酸としては例えば、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸ある
いはこれらの混合物が挙げられる。また、炭素原子数4
〜10の飽和二塩基性カルボン酸としてはコハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等が用いられる。
本発明のエステルの構造は、次の一般式I〜III で表わ
すことができる。
〜24の飽和脂肪酸としては例えば、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸ある
いはこれらの混合物が挙げられる。また、炭素原子数4
〜10の飽和二塩基性カルボン酸としてはコハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等が用いられる。
本発明のエステルの構造は、次の一般式I〜III で表わ
すことができる。
【0010】
【化1】
【0011】本発明のエステルは、例えば特開平3−1
43943号公報に記載された方法にしたがって合成が
可能である。しかして、エステルの使用量は、ペースト
レジン100重量部に対して、一般に0.05から5重
量部、好ましくは0.2から2重量部が好適である。添
加量が0.05重量部未満では析出物の付着抑制効果が
不十分であり、逆に5重量部を超えると添加量に見合っ
た効果の増加は見られず、不経済であるのみならず、製
品表面にべたつきが生じる場合があり好ましくない。
43943号公報に記載された方法にしたがって合成が
可能である。しかして、エステルの使用量は、ペースト
レジン100重量部に対して、一般に0.05から5重
量部、好ましくは0.2から2重量部が好適である。添
加量が0.05重量部未満では析出物の付着抑制効果が
不十分であり、逆に5重量部を超えると添加量に見合っ
た効果の増加は見られず、不経済であるのみならず、製
品表面にべたつきが生じる場合があり好ましくない。
【0012】本発明に用いる可塑剤は、塩化ビニル系樹
脂に用いられるものなら特に限定されるものではなく、
例えばフタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)、フ
タル酸ジイソノニル(DINP)、混合高級アルコール
のアジピン酸ジエステル等汎用される可塑剤でよく、こ
れら可塑剤はペーストレジン100重量部に対して40
重量部以上含有させるのが望ましい。
脂に用いられるものなら特に限定されるものではなく、
例えばフタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)、フ
タル酸ジイソノニル(DINP)、混合高級アルコール
のアジピン酸ジエステル等汎用される可塑剤でよく、こ
れら可塑剤はペーストレジン100重量部に対して40
重量部以上含有させるのが望ましい。
【0013】本発明の組成物には、ペースト形成可能な
塩化ビニル系樹脂、可塑剤及びペンタエリスリトール系
エステル類を必須成分として含有するほか、塩化ビニル
系樹脂に通常使用される安定剤、充填剤、発泡剤、着色
剤(顔料)、難燃剤、酸化防止剤、帯電防止剤、その他
の公知の加工助剤、改質剤等を併用することができる。
炭酸カルシウム等の充填剤、チタン白、カーボンブラッ
ク、カドミウムイエロー、フタロシアニンブルー、クロ
ームレッド、その他の顔料(着色剤)を用いる配合系で
は、一般にプレートアウトが起き易く、したがって本発
明が特に有効である。本発明の組成物にはペーストレジ
ンに通常使用される炭酸カルシウム、チタン白、顔料等
で可塑剤に難溶もしくは不溶の粉体状物質であれば、す
べて好適に使用可能である。その含有量としては、30
重量部以上での効果が特に明瞭である。30重量部以下
では、プレートアウト自体がそれほど問題とならない場
合が多いが、特に壁紙用としては、白色度、隠ぺい性が
不十分になる事が多い。
塩化ビニル系樹脂、可塑剤及びペンタエリスリトール系
エステル類を必須成分として含有するほか、塩化ビニル
系樹脂に通常使用される安定剤、充填剤、発泡剤、着色
剤(顔料)、難燃剤、酸化防止剤、帯電防止剤、その他
の公知の加工助剤、改質剤等を併用することができる。
炭酸カルシウム等の充填剤、チタン白、カーボンブラッ
ク、カドミウムイエロー、フタロシアニンブルー、クロ
ームレッド、その他の顔料(着色剤)を用いる配合系で
は、一般にプレートアウトが起き易く、したがって本発
明が特に有効である。本発明の組成物にはペーストレジ
ンに通常使用される炭酸カルシウム、チタン白、顔料等
で可塑剤に難溶もしくは不溶の粉体状物質であれば、す
べて好適に使用可能である。その含有量としては、30
重量部以上での効果が特に明瞭である。30重量部以下
では、プレートアウト自体がそれほど問題とならない場
合が多いが、特に壁紙用としては、白色度、隠ぺい性が
不十分になる事が多い。
【0014】なお、これらの粉体状物質は取扱性、分散
性を改良するため、可塑剤等の有機溶剤等と予め混練し
て糊状の”トナー”として用いてもよい。本発明はこれ
らの粉体状物質をこのようにして使用する場合も勿論有
効である。更に、上記の粉体状物質を30重量部以上含
む組成物に、さらにアゾジカルボンアミド等の化学発泡
剤及びバリウム−亜鉛、ナトリウム−亜鉛、その他のキ
ッカー(発泡用安定剤)を配合せしめたプラスチゾル組
成物は、特に壁紙を生産性よく製造するのに好適であ
る。
性を改良するため、可塑剤等の有機溶剤等と予め混練し
て糊状の”トナー”として用いてもよい。本発明はこれ
らの粉体状物質をこのようにして使用する場合も勿論有
効である。更に、上記の粉体状物質を30重量部以上含
む組成物に、さらにアゾジカルボンアミド等の化学発泡
剤及びバリウム−亜鉛、ナトリウム−亜鉛、その他のキ
ッカー(発泡用安定剤)を配合せしめたプラスチゾル組
成物は、特に壁紙を生産性よく製造するのに好適であ
る。
【0015】本発明の組成物を得るために、ペンタエリ
スリトール系エステルをペースト形成可能なペーストレ
ジンに含有させるための方法としては、乳化重合また
は微細懸濁重合の開始前または反応中にペンタエリスリ
トール系エステル類を添加しておく、反応終了後に系
内にペンタエリスリトール系エステルを添加、分散させ
る、ペーストレジンを加工するために、可塑剤等の種
々の配合剤を添加する際、ペンタエリスリトール系エス
テルを助剤の一つとして配合する、等の方法が考えられ
る。
スリトール系エステルをペースト形成可能なペーストレ
ジンに含有させるための方法としては、乳化重合また
は微細懸濁重合の開始前または反応中にペンタエリスリ
トール系エステル類を添加しておく、反応終了後に系
内にペンタエリスリトール系エステルを添加、分散させ
る、ペーストレジンを加工するために、可塑剤等の種
々の配合剤を添加する際、ペンタエリスリトール系エス
テルを助剤の一つとして配合する、等の方法が考えられ
る。
【0016】本発明の組成物はこれらのいずれの方法に
よっても得ることができ、また、これら以外の任意の方
法でも得ることが可能であるが、上記の方法によるの
が、操作の簡便性、汎用性及びペンタエリスリトール系
エステルの溶解、分散性、安定性の点から好適である。
また、ペンタエリスリトール系エステルは常温で固体状
の物もあるが、これらは予め可塑剤等により溶解または
均一分散させておいて添加するのが望ましい。また、炭
酸カルシウム、チタン白等の粉体状物質、可塑剤、化学
発泡剤、キッカー等を、プラスチゾル作成の常法にした
がって、配合、ブレンドする事により、本発明の組成物
は得ることが可能である。
よっても得ることができ、また、これら以外の任意の方
法でも得ることが可能であるが、上記の方法によるの
が、操作の簡便性、汎用性及びペンタエリスリトール系
エステルの溶解、分散性、安定性の点から好適である。
また、ペンタエリスリトール系エステルは常温で固体状
の物もあるが、これらは予め可塑剤等により溶解または
均一分散させておいて添加するのが望ましい。また、炭
酸カルシウム、チタン白等の粉体状物質、可塑剤、化学
発泡剤、キッカー等を、プラスチゾル作成の常法にした
がって、配合、ブレンドする事により、本発明の組成物
は得ることが可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明のプラスチゾル組成物を成形品の
製造に用いた場合、製品が接触する成形機の部位(エン
ボスロール、冷却ロール等)への析出物の付着が防止、
抑制され、その結果運転を停止しての清掃作業の頻度削
減による生産性、安全性の向上、製品汚染の防止による
不合格品の発生量減少、その他の効果を得ることができ
る。
製造に用いた場合、製品が接触する成形機の部位(エン
ボスロール、冷却ロール等)への析出物の付着が防止、
抑制され、その結果運転を停止しての清掃作業の頻度削
減による生産性、安全性の向上、製品汚染の防止による
不合格品の発生量減少、その他の効果を得ることができ
る。
【0018】
【実施例】次に本発明を実施例にて更に詳述するが、本
発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例によって
限定されるものではない。
発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例によって
限定されるものではない。
【0019】<プレートアウトの評価方法>ゲル化シー
トを適当な厚さに調製し、これを3cm角に切り出して試
料とする。この試料を写真用のフェロ板(A4サイズ)
の間に挟み、135℃のオーブン中に移し、2kgの重り
を乗せる。10分経過後、新しい試料と交換し、同様の
処理を行う。試料5片の処理が終わった所で、フェロ板
の表面に転写された、汚れを目視で観察する。評価結果
は、以下の基準で区分した。 ◎:フェロ板の表面に汚れを殆ど認めない ○:フェロ板の表面に試料の輪郭程度の汚れが見られる △:フェロ板の表面に試料の輪郭の他にも試料部分を示
す汚れが認められる ×:フェロ板の試料と接触していた部分すべてに明瞭な
汚れが残っている
トを適当な厚さに調製し、これを3cm角に切り出して試
料とする。この試料を写真用のフェロ板(A4サイズ)
の間に挟み、135℃のオーブン中に移し、2kgの重り
を乗せる。10分経過後、新しい試料と交換し、同様の
処理を行う。試料5片の処理が終わった所で、フェロ板
の表面に転写された、汚れを目視で観察する。評価結果
は、以下の基準で区分した。 ◎:フェロ板の表面に汚れを殆ど認めない ○:フェロ板の表面に試料の輪郭程度の汚れが見られる △:フェロ板の表面に試料の輪郭の他にも試料部分を示
す汚れが認められる ×:フェロ板の試料と接触していた部分すべてに明瞭な
汚れが残っている
【0020】実施例1〜4、比較例1(非発泡配合) 表1に示す配合にて組成物を作成し、ホバートミキサー
にて混練し、プラスチゾル組成物を作成した。このゾル
組成物をガラス板上0.5mm厚になるように塗布した
後、190℃のオーブン中で5分間ゲル化させ、透明な
シートを得た。このシートについて上述の方法に従い、
プレートアウトの評価と同じ方法でブリードアウト試験
を行った。また、200℃のオーブンを用いて、熱安定
性の評価を行い、黒化時間で比較した。結果は表1にま
とめて示す。
にて混練し、プラスチゾル組成物を作成した。このゾル
組成物をガラス板上0.5mm厚になるように塗布した
後、190℃のオーブン中で5分間ゲル化させ、透明な
シートを得た。このシートについて上述の方法に従い、
プレートアウトの評価と同じ方法でブリードアウト試験
を行った。また、200℃のオーブンを用いて、熱安定
性の評価を行い、黒化時間で比較した。結果は表1にま
とめて示す。
【0021】
【表1】
【0022】実施例5〜11、比較例2〜4(発泡配
合) 表2に示す配合にて組成物を作成し、ケミスターラーで
プラスチゾル組成物を作成した。このゾルを壁紙用難燃
紙上に0.2mmの厚さになるよう塗布した後、130℃
のオーブン中で1分間ゲル化させた。このシートについ
て、上述の方法に従いプレートアウトの評価を行った。
また、同じゲル化シートを用いて、210℃のオーブン
中で化学発泡を行って壁紙を製造し、この壁紙の発泡性
(発泡セルの構造、表面平滑性、白色度)を目視観察し
た。結果は表2にまとめて示す。
合) 表2に示す配合にて組成物を作成し、ケミスターラーで
プラスチゾル組成物を作成した。このゾルを壁紙用難燃
紙上に0.2mmの厚さになるよう塗布した後、130℃
のオーブン中で1分間ゲル化させた。このシートについ
て、上述の方法に従いプレートアウトの評価を行った。
また、同じゲル化シートを用いて、210℃のオーブン
中で化学発泡を行って壁紙を製造し、この壁紙の発泡性
(発泡セルの構造、表面平滑性、白色度)を目視観察し
た。結果は表2にまとめて示す。
【0023】
【表2】
【0024】表2より実施例5〜9では、比較例2に比
べてプレートアウトが大きく改良された壁紙用組成物が
得られていることが認められる。しかし、実施例10、
11では炭酸カルシウム等の含有量が少ないので、確か
に”プレートアウト防止”という観点からは優れている
ものの、壁紙用組成物として総合的にみると、白色度が
著しく劣り、また発泡セルも炭酸カルシウム、チタン白
いずれも無添加の場合に悪化傾向を示すことからある程
度量の充填剤等が必要である事が認められる。なお、比
較例4でプレートアウトは比較的良好な結果を示してい
るが(炭酸カルシウム、チタン白等を含まないため)、
実施例10と比べれば本発明の効果は明瞭である。
べてプレートアウトが大きく改良された壁紙用組成物が
得られていることが認められる。しかし、実施例10、
11では炭酸カルシウム等の含有量が少ないので、確か
に”プレートアウト防止”という観点からは優れている
ものの、壁紙用組成物として総合的にみると、白色度が
著しく劣り、また発泡セルも炭酸カルシウム、チタン白
いずれも無添加の場合に悪化傾向を示すことからある程
度量の充填剤等が必要である事が認められる。なお、比
較例4でプレートアウトは比較的良好な結果を示してい
るが(炭酸カルシウム、チタン白等を含まないため)、
実施例10と比べれば本発明の効果は明瞭である。
【0025】実施例12〜17、比較例5〜7(高フィ
ラー発泡配合) 表3に示す配合にて組成物を作成し、上記実施例と同様
に、ケミスターラーにてゾル組成物を調製した。これら
のゾルを用いて、実施例5〜11と同様に発泡壁紙とし
ての評価を行った。結果を表3に示す。
ラー発泡配合) 表3に示す配合にて組成物を作成し、上記実施例と同様
に、ケミスターラーにてゾル組成物を調製した。これら
のゾルを用いて、実施例5〜11と同様に発泡壁紙とし
ての評価を行った。結果を表3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】上記の表より、プレートアウトが問題とな
りやすい、高充填の発泡壁紙配合においても、本発明の
組成物は優れた改良効果を示すことが認められる。ま
た、炭酸カルシウム、チタン白等の含有量が、少ない組
成物では、プレートアウト防止効果は良好であっても、
発泡壁紙用の組成物としては不十分な結果しか与えてい
ない事が認められる。また、炭酸カルシウム、チタン白
を含有しない比較例6、7では、プレートアウトは比較
的良好であるが、(特に比較例6を)実施例17と比べ
れば本発明の効果は明瞭である。
りやすい、高充填の発泡壁紙配合においても、本発明の
組成物は優れた改良効果を示すことが認められる。ま
た、炭酸カルシウム、チタン白等の含有量が、少ない組
成物では、プレートアウト防止効果は良好であっても、
発泡壁紙用の組成物としては不十分な結果しか与えてい
ない事が認められる。また、炭酸カルシウム、チタン白
を含有しない比較例6、7では、プレートアウトは比較
的良好であるが、(特に比較例6を)実施例17と比べ
れば本発明の効果は明瞭である。
Claims (5)
- 【請求項1】 乳化重合法または微細懸濁重合法によっ
て得られたペースト形成性塩化ビニル系樹脂(以下ペー
ストレジンという)と可塑剤とを主成分とするプラスチ
ゾル組成物において、ペンタエリスリトールまたは/及
びジペンタエリスリトールをアルコール成分とし、炭素
原子数12〜24の飽和脂肪酸を酸成分とするエステル
を含有することを特徴とするプラスチゾル組成物。 - 【請求項2】 エステルが、ペンタエリスリトールまた
は/及びジペンタエリスリトール、炭素原子数12〜2
4の飽和脂肪酸及び炭素原子数4〜10の飽和二塩基性
カルボン酸を反応させて得られたものである、請求項1
のプラスチゾル組成物。 - 【請求項3】 ペーストレジン100重量部当り可塑剤
に難溶もしくは不溶の粉体状物質を30重量部以上含有
する請求項1または2記載のプラスチゾル組成物。 - 【請求項4】 請求項3の組成物に化学発泡剤を含有さ
せてなる壁紙用プラスチゾル組成物。 - 【請求項5】 請求項4のプラスチゾル組成物をゲル
化、発泡してなる壁紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29043792A JPH06145447A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | プラスチゾル組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29043792A JPH06145447A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | プラスチゾル組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06145447A true JPH06145447A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17756025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29043792A Pending JPH06145447A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | プラスチゾル組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06145447A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017014489A (ja) * | 2015-06-12 | 2017-01-19 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company | エチレンコポリマー変性プラスチゾル |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP29043792A patent/JPH06145447A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017014489A (ja) * | 2015-06-12 | 2017-01-19 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company | エチレンコポリマー変性プラスチゾル |
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