JPH06145510A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物

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JPH06145510A
JPH06145510A JP30123692A JP30123692A JPH06145510A JP H06145510 A JPH06145510 A JP H06145510A JP 30123692 A JP30123692 A JP 30123692A JP 30123692 A JP30123692 A JP 30123692A JP H06145510 A JPH06145510 A JP H06145510A
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JP
Japan
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polyamide resin
nylon
inorganic filler
succinic acid
resin composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP30123692A
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English (en)
Inventor
Kumiko Matsuoka
久美子 松岡
Tadashi Takeda
正 武田
Satoshi Maruyama
敏 丸山
Hiroyuki Tomita
冨田  浩幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い機械的強度を有するばかりでなく、耐熱
性、耐水性および耐溶剤性に優れたポリアミド樹脂組成
物を提供する。 【構成】 (A)ポリアミド樹脂 20〜98重量%お
よび(B)メルカプトシラン基を有するコハク酸系また
はコハク酸無水物系化合物により表面処理された無機充
填材 80〜2重量%からなるポリアミド樹脂組成物で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリアミドと無機充填
材からなる複合材料において、高い機械的強度を有する
ばかりでなく、耐熱性、耐水性および耐溶剤性に優れた
ポリアミド樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリアミド樹脂の用途分野におい
て、ガラス繊維、タルク、マイカなどの無機充填材を配
合した材料が一般的に用いられている。しかし、樹脂な
どの有機系材料と無機充填材とは、一般に接着性が悪
く、単に混合しただけでは所望の性能を発現できない場
合があることは知られている。これを解決するため、シ
リコーン系、チタネート系あるいはアルミネート系など
の各種表面処理剤を用いて充填材の処理を行なったり、
表面処理剤を樹脂に配合するなどの方法が採用されてい
る(例えば、材料技術研究協会編集委員会、「複合材料
と界面」第 137〜156 頁、1986年SGS総合技術出
版発行および中尾一宗他、「カップリング剤最適利用技
術」第 113〜 214頁、1988年科学技術研究所発
行)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリア
ミド樹脂においては、これらの技術を採用しても、機械
的強度が十分でなく、さらに周囲の環境によっては使用
中に機械的強度が低下するなどの問題があり、そのため
用途が制限されているのが実情である。
【0004】本発明は、かかる状況に鑑みなされたもの
であり、従来の表面処理剤を含むポリアミド・無機充填
材複合材料の欠点を克服し高い機械的強度を発現するば
かりでなく、耐熱性、耐水性および耐溶剤性に優れたポ
リアミド樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、表面処理剤として特定のメルカプトシラ
ン基を有するコハク酸系化合物を用いることにより上記
目的を達成しうることを見出し、この知見に基づいて本
発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、(A)ポリアミド樹
脂 20〜98重量%および(B)下記(I)または
(II)式で示されるコハク酸系またはコハク酸無水物系
化合物により表面処理された無機充填材 80〜2重量
%からなるポリアミド樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0007】
【化3】
【化4】 (式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ単独に炭素数
1〜10のアルキル基を、R4 およびR5 はそれぞれ単
独に水素またはメチル基を、nは1〜15の整数を表わ
す。)以下、本発明を詳しく説明する。
【0008】本発明に使用するポリアミド樹脂としては
各種のものが使用可能であるが、具体的には、ナイロン
6、ナイロン11、ナイロン12などのポリラクタム
類;ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、
ナイロン46などのジカルボン酸とジアミンとから得ら
れるポリアミド類;ナイロン6−66、ナイロン6−1
2、ナイロン6−66−610などの共重合ポリアミド
類;ナイロン6−6T、イソフタル酸などの芳香族ジカ
ルボン酸とメタキシリレンジアミンあるいは脂肪族ジア
ミンから得られる半芳香族ポリアミド類;ポリエステル
アミド、ポリエーテルアミドおよびポリエステルエーテ
ルアミドなどを挙げることができる。これらのポリアミ
ド樹脂は1種でも、2種以上を併用してもよい。
【0009】また、本発明に使用する無機充填材として
は従来公知の各種充填材が使用できる。その例として
は、例えば、酸化鉄、アルミナ、酸化マグネシウム、亜
鉛華などの酸化物;水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウム、塩基性炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、
酸化錫水和物、酸化ジルコニウム水和物などの水和金属
酸化物;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの炭酸
塩;タルク、クレー、ベントナイト、アタパルジャイト
などの珪酸塩;ほう酸バリウム、ほう酸亜鉛などのほう
酸塩;燐酸アルミニウム、トリポリリン酸ナトリウムな
どの燐酸塩;石膏などの硫酸塩などを挙げることができ
る。また、繊維状充填材としては、例えばガラス繊維、
チタン酸カリウム繊維、金属皮膜ガラス繊維、セラミッ
クス繊維、ウォラスドナイト、金属炭化物繊維などを挙
げることができる。その他のものとしては、ガラスビー
ズ、ガラスバルーン、シラスバルーンなどの球状物、ガ
ラス粉末、ガラスフレーク、マイカなどを挙げることが
できる。これらの無機充填材は単独でも、2種以上を混
合しても用いることができる。
【0010】無機充填材の配合割合は2〜80重量%、
より好ましくは5〜70重量%である。配合割合が2重
量%未満では充填材の補強効果が十分でない。一方、8
0重量%を超えると成形性が低下し好ましくない。
【0011】さらに、本発明に使用するコハク酸系また
はコハク酸無水物系化合物は下記(I)または(II)式
で示される化合物である。
【化5】
【化6】 (式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ単独に炭素数
1〜10のアルキル基を、R4 およびR5 はそれぞれ単
独に水素またはメチル基を、nは1〜15の整数を表わ
す。)
【0012】該化合物の具体例としては、例えば、1−
[1−チオ−3−カルボニルオキシ(3−トリメトキシ
シリルプロピル)ブチル]コハク酸、1−[1−チオ−
3−カルボニルオキシ(3−トリエトキシシリルプロピ
ル)ブチル]コハク酸、1−[1−チオ−3−カルボニ
ルオキシ(3−トリメトキシシリルプロピル)プロピ
ル]コハク酸、1−[1−チオ−3−カルボニルオキシ
(3−トリメトキシシリルペンチル)ブチル]コハク酸
および1−[1−チオ−3−カルボニルオキシ(1−メ
チル−3−トリメトキシシリルプロピル)ブチル]コハ
ク酸ならびにそれらの無水物が挙げられる。
【0013】上記化合物は1種でもよく、2種以上を併
用してもよい。また、使用するにあたり、必要に応じて
水溶液、あるいはアルコール,ケトン,ハロゲン化炭化
水素などの有機溶剤溶液として用いることができる。
【0014】上記化合物の量は、無機充填剤100重量
部に対し通常0.5〜20重量部、さらに好ましくは
1.0〜15重量部である。また、表面処理は公知の手
段で行なうことができる(例えば、特公昭41-17049号公
報、特公昭60- 6739号公報など)。
【0015】上記化合物の合成方法としては、メルカプ
トシランとマレイン酸または無水マレイン酸を、熱また
はアゾ系あるいは過酸化物などのラジカル開始剤の存在
下でラジカル付加する方法、ジエチルアミン,トリエチ
ルアミンなどの塩基性触媒の存在下でアニオン付加する
方法およびパラトルエンスルホン酸などの酸性触媒の存
在下でカチオン付加する方法などが挙げられる。
【0016】本発明の樹脂組成物には、所望により通常
用いられている種々の添加剤、例えば滑剤、可塑剤、安
定剤、帯電防止剤、発泡剤、離型剤、染料、顔料、難燃
剤などを添加することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明する。なお、引張強度はASTM D638に準拠し
た。また、耐溶剤性試験はASTM1号ダンベルを用
い、120℃の50重量%エチレングリコール水溶液に
1000時間浸漬後、引張強度を測定した。
【0018】製造例 本発明で使用するコハク酸系または無水コハク酸系化合
物は次の方法により用意した。メルカプトコハク酸15
gをγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン2
4.8gに溶解し、無水硫酸マグネシウム20gを加え
て撹拌乾燥し、無水硫酸マグネシウムを濾別後、500
mlフラスコに投入した。さらに、ジエチルアミン0.
24gを加え、40℃で8時間、ついで窒素雰囲気中1
20℃で4時間反応した。得られた粗生成物をセルロー
スカラムクロマト(留出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=
5/5(容積比))を用いて精製し、無色透明の1−
[1−チオ−3−カルボニルオキシ(3−トリメトキシ
シリルプロピル)ブチル]コハク酸無水物(以下、KM
という)を得た。
【0019】また、メルカプトコハク酸15gをγ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン24.8gに
溶解し、無水硫酸マグネシウム20gを加えて撹拌乾燥
し、無水硫酸マグネシウムを濾別後、500mlフラス
コに投入した。さらに、2,2’−アゾビスイソバレロ
ニトリル0.24gを加えて、常温下で撹拌しながら
0.3l/hrの乾燥窒素で30分間バブリングを行な
った後、50℃で1時間、ついで60℃で1時間、さら
に70℃で30分間、さらに80℃で1時間反応を行な
った。得られた粗生成物を上記クロマトを用いて精製
し、無色透明の1−[1−チオ−3−カルボニルオキシ
(3−トリメトキシシリルプロピル)ブチル]コハク酸
(以下、KA−1という)を得た。同様にして、γ−メ
タクリロオキシプロピルトリエトキシシランを用いて1
−[1−チオ−3−カルボニルオキシ(3−トリエトキ
シシリルプロピル)ブチル]コハク酸(以下、KA−2
という)を得た。
【0020】ポリアミド樹脂として、ナイロン66樹脂
(昭和電工社製、テクニールA216)(以下、PA6
6という)、ナイロン6樹脂(昭和電工社製、テクニー
ルC216)(以下PA6という)およびナイロン66
−6樹脂(昭和電工社製、テクニールB216)(以
下、PA66−6という)を使用した。無機充填材とし
て、直径13μ、長さ3mmのEガラス繊維(以下、G
Fという)、マイカ(東京美建社製A−31S)および
タルク(林化成社製5000S)を使用した。
【0021】また、比較のため表面処理剤として、3−
アミノプロピルトリメトキシシラン(以下、S−1とい
う)、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
(以下、S−2という)、γ−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン(以下、S−3という)、ビニルトリエ
トキシシラン(以下、S−4という)、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン(以下、S−5とい
う)、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン(以下、S−6)および3−イソシアナ
ートプロピルトリメトキシシラン(以下、S−7とい
う)を使用した。
【0022】実施例1〜7および比較例1〜13 表1に種類および配合量が示されているポリアミド樹
脂、無機充填材および表面処理剤を用いて同方向2軸押
出機で280℃で混練した。次に、混練物をASTM1
号ダンベルに射出成形した。得られた成形品の引張強度
を測定した。また、耐溶剤性試験を行ない、その後引張
強度を測定した。これらの結果を表1に示す。なお、充
填材の表面処理は、使用する表面処理剤の1%メタノー
ル溶液を調整し、これに充填材を常温で1時間浸漬した
後、30℃で真空乾燥を行なって実施した。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明の組成物は、高い機械的強度を有
するばかりでなく、耐熱性、耐水性および耐溶剤性に優
れているので、自動車部品分野において特に有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 浩幸 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番2号 昭 和電工株式会社川崎樹脂研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリアミド樹脂 20〜98重量
    %および(B)下記(I)または(II)式で示されるコ
    ハク酸系またはコハク酸無水物系化合物により表面処理
    された無機充填材 80〜2重量%からなるポリアミド
    樹脂組成物。 【化1】 【化2】 (式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ単独に炭素数
    1〜10のアルキル基を、R4 およびR5 はそれぞれ単
    独に水素またはメチル基を、nは1〜15の整数を表わ
    す。)
JP30123692A 1992-11-11 1992-11-11 ポリアミド樹脂組成物 Pending JPH06145510A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097007A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Jsr Corp 液晶配向剤および液晶表示素子
JP2011246667A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Sumitomo Chemical Co Ltd ガラスクロス含浸基材の製造方法およびプリント配線板
CN102666556A (zh) * 2010-11-25 2012-09-12 日油株式会社 含硫醚的烷氧基硅烷衍生物及其应用
JP2020184010A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 Jsr株式会社 感放射線性組成物、表示装置用絶縁膜、表示装置、表示装置用絶縁膜の形成方法、及びシルセスキオキサン

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JP2011246667A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Sumitomo Chemical Co Ltd ガラスクロス含浸基材の製造方法およびプリント配線板
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