JPH061476A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH061476A
JPH061476A JP4236765A JP23676592A JPH061476A JP H061476 A JPH061476 A JP H061476A JP 4236765 A JP4236765 A JP 4236765A JP 23676592 A JP23676592 A JP 23676592A JP H061476 A JPH061476 A JP H061476A
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JP
Japan
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document
paper
feed roller
original
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Application number
JP4236765A
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English (en)
Inventor
Koichi Sakurai
宏一 桜井
Yasushi Tokunaga
靖 徳長
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
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Publication of JPH061476A publication Critical patent/JPH061476A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 片側基準でセットしたサイズの異なる原稿を
良好に搬送可能とする。 【構成】 分離片6と協働する給紙ローラとして、円弧
状の給紙領域20aと直線状の非給紙領域20bを有す
る給紙ローラ20を複数個並列に設け、給紙ローラの回
転を開始した際に、各給紙ローラ20の給紙領域20a
が同時に原稿下面に接触して原稿に搬送力を与え、これ
により原稿に曲がりを生じることなく確実に搬送しうる
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置や複
写機等に用いる給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6、図7に示すように、原稿1
をセットする原稿台の一部を形成する原稿ガイド2と、
原稿台上にセットした原稿1を送り込む導入ローラ3及
び原稿押え4と、原稿台上の原稿を引き込むよう、装置
の幅方向の中央に設けられた給紙ローラ5、それに押し
付けられ原稿の重送を防止するゴム板等の分離片6及び
その分離片6を給紙ローラ5に押し付ける押圧手段(具
体的には、分離片6を支持し支軸7aを中心に揺動可能
な支持板7と、支軸8aを中心として揺動し支持板7を
押す押圧部材8と、その押圧部材8に押圧力を作用させ
る棒状のばね9等)を備えた給紙装置と、その給紙装置
で送り込まれた原稿を搬送する送りローラ11と、原稿
読取位置に配置された読取ガラス12と、その下方に配
置された原稿読取手段(図示せず)と、原稿を排出する
排出ローラ13と、原稿台上にセットされた原稿の有無
を検出する原稿有無検出センサ15と、原稿幅を検出す
るための原稿幅検出センサ16、17と、原稿先端が送
りローラ11に送り込まれたことを検出する読取開始位
置検出センサ18等を備えたファクシミリ装置が知られ
ている。このファクシミリ装置では、原稿台上に複数枚
の原稿1がセットされると、導入ローラ3がそれを給紙
ローラ5と分離片6の間に送り込み、給紙ローラ5と分
離片6はその原稿1を1枚ずつ分離して繰り込む。原稿
1が送りローラ11に達した後は、原稿はその送りロー
ラ11で搬送され、読み取られた後排出ローラ13で排
出される。
【0003】ここで、給紙ローラ5は断面円形のローラ
で、常時その外周面に分離片6が押し付けられており、
給紙ローラ5と分離片6との間に複数の原稿が引き込ま
れると、給紙ローラ5がそれに接触している原稿のみに
搬送力を与え、その他の原稿には分離片6が抵抗を与え
ることにより、最下部の原稿のみが分離され、送りロー
ラ11に繰り込まれていた。なお、この給紙ローラ5と
駆動源との間には1方向クラッチが設けられており、原
稿先端が送りローラ11に噛み込まれ、読取開始位置検
出センサ18に達した後は、給紙ローラ5の駆動が切ら
れ、給紙ローラ5は送りローラ11で搬送される原稿の
走行につれて回転するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
給紙装置には次のような問題点があった。
【0005】(1)原稿台にセットされた原稿1は単に
先端がわずかに給紙ローラ5の外周面に接触しているの
みであるので、給紙ローラの回転により原稿に与える最
初の搬送力が小さく、給紙不良を生じやすい。特に、原
稿台にセットする原稿枚数を多くするとこの搬送力が低
下し、これを避けるためにはセット枚数を少なくせざる
を得ない。また、給紙を確実にするため導入ローラを用
いる必要が生じる。
【0006】(2)原稿はその先端が給紙ローラに接触
した部分から引き込まれるため、原稿が斜めにセットさ
れた場合、原稿先端の給紙ローラに接触した部分から引
き込まれ、このため、原稿の曲がりが更に拡大され、紙
づまりの原因となる。
【0007】(3)給紙開始時の搬送力が小さいため、
原稿に曲がりが生じやすく、特に、原稿の中央ではなく
偏った位置を給紙ローラで搬送しようとすると原稿が曲
がって良好な給紙ができない。このため、どのサイズの
原稿を用いる場合にもその原稿を装置の中央にセットす
る必要があり、原稿を片側基準でセットすることができ
ない。原稿の搬送力を増すには、給紙ローラを並列に設
けることが考えられるが、その構成とした場合、両給紙
ローラが原稿に対して同時に搬送力を与えればよいが、
実際にはどちらかが先に原稿を引込み、原稿に曲がりを
生じてしまい、良好な搬送は期待できない。
【0008】(4)分離片6が給紙ローラ5に対して常
に押し付けられており、従って原稿が送りローラ11で
送られている時にもその原稿を給紙ローラ5に押し付け
ており、このため、その原稿には分離片6による摩擦力
が作用して抵抗となると共に、その原稿が給紙ローラ5
を回転させており、原稿の搬送に必要な動力が多くなっ
ている。また、分離片6が原稿で擦られるため、分離片
6が摩耗し、寿命が短く、また、びびり音が発生する。
更に、原稿が、裏カーボン等のように裏面に何らかの塗
布層を備えている場合には、その塗布層が分離片6で擦
られて劣化し、また、分離片6にはその塗布層の材料が
付着し劣化する。
【0009】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、従来よりもセット枚数を増加することができ、
片側基準でセットした原稿でも、また斜めにセットした
原稿でも給紙することが可能であり、しかも、原稿搬送
に要する動力を低下させ、且つ分離片の摩耗やびびり音
の発生を減少させることができ、裏カーボン等の原稿の
給紙を可能とする給紙装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解決するため、給紙ローラを並列に複数個設け、更に、
その給紙ローラとして従来の円形断面のローラに代え
て、外周面に、回転中心からの距離の長い給紙領域と、
回転中心からの距離の短い非給紙領域を有する給紙ロー
ラを用い、その給紙ローラに押圧手段によって押し付け
られる分離片の押圧力が、給紙ローラの非給紙領域では
給紙領域よりも低下するか、或いは0となる(分離片が
給紙ローラに接触しない)ように構成したものである。
【0011】本発明に使用する給紙ローラとしては、円
の少なくとも一部を直線状とした断面形状のもの、楕円
形断面を有するもの、長円形断面を有するもの、回転中
心から偏心した円形断面を有するもの、外周から羽根状
に延びた弾性変形可能な突起を有するもの等を挙げるこ
とができる。これらの給紙ローラは、その外周面全体を
同じ摩擦係数としてもよいが、非給紙領域の表面を、給
紙領域の表面よりも低摩擦とすることが好ましい。低摩
擦とする手段としては、給紙ローラの表面に低摩擦コー
トを施す方法、低摩擦のコア部材を被せる方法等を採る
ことができる。
【0012】更に、本発明では、給紙ローラを通り過ぎ
た位置に原稿の幅を検出する原稿幅検出センサを設ける
ことが好ましい。
【0013】
【作用】上述構成の給紙装置では、通常、給紙ローラは
その非給紙領域が分離片に対向する位置で停止してお
り、このため原稿台上にセットされた原稿は、その先端
が分離片と給紙ローラの非給紙領域の間に挿入された状
態となる。給紙時には、この状態から給紙ローラが回転
するため、その給紙ローラの給紙領域が給紙ローラの全
幅に渡って同時に、原稿下面の先端から少し距離を置い
た部分に接触し、分離片と協働して原稿の分離及び引き
出しを行う。このため、複数の給紙ローラが同時に原稿
に大きい搬送力を与えることができ、原稿の給紙が確実
となり、原稿のセット枚数を増加させても良好な給紙を
行うことができ、また、導入ローラを省略することも可
能となる。更に、給紙ローラが原稿に対して偏った位置
に配置されていてもその原稿の良好な給紙が可能であ
り、異なるサイズの原稿を片側基準でセットすることが
可能である。また、原稿が斜めにセットされた場合であ
っても、原稿の曲がりを拡大することなく、給紙するこ
とができる。
【0014】次に、給紙ローラの回転によって原稿台上
の最下部の原稿のみを分離して引き出し、その原稿を下
流の送りローラに送り込んだ後は、給紙ローラの駆動が
切られ、原稿は送りローラによって引き出され、給紙ロ
ーラはその原稿の走行によって回転させられるが、その
非給紙領域が分離片と対向する位置まで回転すると、分
離片の押圧力が低下するため、原稿との間に滑りを生じ
給紙ローラはその位置で停止し、その後は原稿は分離片
と給紙ローラの非給紙領域との間を通過する。このた
め、原稿に対する分離片の押圧力が小さく、原稿に与え
る摩擦抵抗が小さくなり、原稿搬送に要する動力を低下
させることができると共に、分離片の摩耗やびびり音の
発生を減少させることができ、裏カーボン等の原稿の給
紙も可能となる。ここで、前記したように給紙ローラの
非給紙領域の摩擦係数を低下させておくと、原稿との間
に滑りが生じやすく、このため、給紙ローラはその非給
紙領域が分離片に対向した位置で確実に停止でき、且つ
原稿に対する摩擦抵抗が小さくなり、好ましい。また、
ソレノイド、クラッチ等を使用し、原稿先端が読取開始
位置検出センサを通過後、給紙ローラの非給紙領域と分
離片が対向する位置で給紙ローラの回転を強制的に停止
させる構成としても良い。
【0015】上記したように、給紙ローラを通り過ぎた
位置に原稿の幅を検出する原稿幅検出センサを設けてお
くと、原稿が原稿台から給紙ローラで引き出された後、
そのサイズが検出される。このため、原稿台上に異なる
サイズの原稿をセットした場合において、原稿台から引
き出される原稿の各々のサイズを検出することができ、
便利である。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例による給紙装置を備
えたファクシミリ装置を示す概略斜視図、図2(a)、
(b)はその給紙装置を、異なる作動状態で示す概略断
面図であり、図6、図7に示す従来例と同一部品には同
一符号を付けて示している。
【0017】図1、図2において、1は原稿、2は原稿
1をセットする原稿台の一部を形成する原稿ガイド、2
aはその原稿ガイドの一部で、後述する給紙ローラ20
の横に位置する原稿ガイド部分である。ここで使用する
原稿台には、原稿の一方の側縁を案内する原稿ガイド部
(図示せず)が定位置に設けられており、この原稿ガイ
ド部に原稿の一方の側縁を沿わせてセットする。ここ
で、原稿のもう一方の側縁を規制するガイド部材はあえ
て不要であるが、原稿サイズに応じて位置調整可能なガ
イド部材を設けることも可能であり、この場合、原稿曲
がりをさらに少なくすることができる。従って、異なる
サイズの原稿1をセットする場合、原稿はその片側を基
準としてセットされ、このため反対側の位置は原稿サイ
ズによって異なることとなる。
【0018】3は原稿台上にセットした原稿1を送り込
む導入ローラ、4は原稿押えであり、それぞれ並列に2
個設けられている。20は、原稿台上の原稿を引き込む
給紙ローラであり、これも並列に2個設けられている。
これらの導入ローラ3、給紙ローラ20は、装置の中心
に対して対称に設けられるものではなく、図示したよう
に片側に偏って設けられている。これにより、片側基準
でセットされる小サイズの原稿(例えばA5判)をも2
個の導入ローラ3、給紙ローラ20で搬送できる。
【0019】ここで使用する給紙ローラ20は従来とは
異なり、円の両側を直線状に切った(即ちDカットし
た)形状のものであり、その外周面のうち、回転中心O
からの距離の長い円弧状の部分20aが給紙領域を構成
し、回転中心Oからの距離の短い直線状の部分20bが
非給紙領域を構成している。この実施例において、非給
紙領域20bは図2(b)に示すように、給紙ローラ2
0の側方に位置する原稿ガイド部分2aに平行とした
時、その原稿ガイド部分2aよりもわずかに低い位置と
なるように寸法が定められている。給紙ローラ20の外
周面は高摩擦係数の材料で構成されている。図1に示す
ように、2個の給紙ローラ20は共通の軸21に位相を
合わせて固定されており、その軸21は1方向クラッチ
を介して駆動源(図示せず)に連結されている。なお、
この代わりに各給紙ローラ20を1方向クラッチを介し
て軸21に保持させる構成としてもよい。
【0020】6は給紙ローラ20に押し付けられるよう
に設けられたゴム板等からなる分離片、7は支軸7aを
中心として揺動可能に設けられた支持板であり、分離片
6を保持している。8は支軸8aを中心として揺動可能
な押圧部材、9はその押圧部材に時計方向の回転力を付
与するように設けられた棒状のばねである。このばね9
が押圧部材8に時計方向の回転力を与え、押圧部材8は
支持板7に、支軸7aを中心として反時計方向の回転力
を与え、支持板7はそれにより、分離片6を給紙ローラ
20の外周面に押し付ける。従って、この支持板7、押
圧部材8、ばね9等は分離片を給紙ローラに押し付ける
押圧手段を構成する。ここで、分離片6の給紙ローラ2
0に対する押圧力は、図2(a)に示すように、給紙ロ
ーラ20の給紙領域20aが分離片6に接触している時
には、原稿を分離しながら給紙することができる大きさ
に設定されており、また、図2(b)に示すように、非
給紙領域20bが分離片6に対向する位置となった時に
は、分離片6が非給紙領域20bに接触しないように
(従って押圧力は0となるように)定められている。な
お、分離片6を非給紙領域20bに非接触とするには、
ばね9によるばね力が小さくなるようにしてもよいし、
或いは支持板7の下方への揺動を適当なストッパで止め
ることにより行ってもよい。
【0021】11は給紙ローラ20を通過した原稿を下
流の原稿読取位置に搬送する送りローラであり、各給紙
ローラ20に対応するように2個設けられている。12
は原稿読取位置に配置された原稿読取ガラス、13は原
稿を排出する排出ローラ、15は原稿台にセットした原
稿の有無を検出する原稿有無検出センサ、16、17は
原稿幅を検出するための原稿幅検出センサである。この
原稿幅検出センサ16、17は給紙ローラ20よりも下
流に配置されている。これにより、原稿台に原稿をセッ
トした時には原稿幅検出センサ16、17は原稿幅検出
を行わず、原稿が給紙ローラ20で引き出された時に各
原稿の幅を検出できる。18は原稿先端が送りローラ1
1に送り込まれたことを検出する読取開始位置検出セン
サである。
【0022】以上のように構成された給紙装置につい
て、以下その動作を説明する。給紙ローラ20は図2
(b)に示すように、非給紙領域20bが分離片6に対
向する位置で停止している。この状態で複数枚の原稿1
を原稿台上にセットする。この時、給紙ローラ20と分
離片6との間には隙間が生じているため、原稿先端を給
紙ローラ20と分離片6との間に少し挿入してセットす
ることができる。
【0023】次に、給紙を行う際には導入ローラ3が回
転して原稿1を送り込むと共に給紙ローラ20が回転
し、給紙ローラ20の給紙領域20aの先端部分20c
が原稿1の下面に接触してそれを押し上げ、上方の分離
片6に押し付けながら移動する。これにより原稿1に搬
送力が与えられ、原稿1が引き出される。この時、給紙
ローラ20は原稿1の先端ではなく、先端から少し離れ
た位置の下面に接触するので、原稿1が例え傾斜してセ
ットされていても給紙ローラ20の全幅が同時に原稿1
の下面に接触し、原稿1に大きい搬送力を与えることが
でき、また、2個の給紙ローラ20が同時に原稿1に接
触して搬送力を与えることができる。このため、原稿を
確実に引き出すことができ、また、原稿が傾斜してセッ
トされていても原稿の曲がりを増加させることなく引き
出すことができる。更に、原稿サイズが大きく(例えば
A3判)、2個の給紙ローラ20が原稿の幅方向の偏っ
た位置を搬送する場合であっても、原稿1を良好に搬送
できる。これにより、片側基準で原稿をセットしても支
障なく搬送できる。更に、原稿のセット枚数が多くても
給紙可能であり、また、導入ローラ3を省略しても給紙
可能である。
【0024】給紙ローラ20が回転して給紙が開始され
ると、図2(a)に示すように、給紙ローラ20の給紙
領域20aが分離片6の下を通過し、この間に給紙ロー
ラ20に接触している原稿を引き出し、その他の原稿は
分離片6によって走行が阻止される。このようにして1
枚の原稿が送りローラ11に向けて給紙される。
【0025】原稿1の先端が送りローラ11に給紙さ
れ、その原稿が送りローラ11によって搬送されるよう
になった後、給紙ローラ20の駆動が切られ、その後は
送りローラ11によって搬送される。この時、給紙ロー
ラ20の給紙領域20aが分離片6に対向する位置とな
っていた時には、原稿1が分離片6で給紙ローラの給紙
領域20aに押し付けられているため、原稿の走行によ
って給紙ローラ20が回転させられるが、給紙ローラ2
0が更に回転して、図2(b)に示すように、その非給
紙領域20bが分離片6と対向する位置に達すると、給
紙ローラ20と原稿との間の摩擦力がほとんど無くな
り、給紙ローラ20はその位置で停止する。その後は、
この状態で送りローラ11による原稿搬送が行われる。
この時、分離片6は走行中の原稿に対して押圧力をほと
んど作用させていないので、原稿に与える摩擦抵抗が小
さい。このため、原稿搬送に要する動力が従来に比べて
小さくなる。また分離片6に生じる摩耗が極めて少なく
なり、分離片6の寿命が長くなる。更に、原稿搬送時の
びびり音の発生が減少し、また、裏カーボン等の原稿の
給紙も可能である。
【0026】1枚の原稿を送りローラ11によって搬送
し終わると、再び給紙ローラ20が回転を開始し、次の
原稿の給紙を行う。以下同様の動作を繰り返すことによ
り、原稿台にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ分離
しながら給紙することができる。
【0027】次に、上記構成の給紙装置を用いた図1に
示すファクシミリ装置の動作を説明する。給紙ローラ2
0によって原稿が送り出されると、原稿幅検出センサ1
6、17がその原稿の幅を検出し、原稿読取手段による
読取幅を設定すると共に、画像信号をそのまま送信する
か縮小送信するかを決定する。その後、その原稿は送り
ローラ11によって搬送され、原稿読取ガラス12上を
通過する際に読み取り送信され、その後、排紙ローラ1
3によって排出される。ここで、原稿幅が給紙ローラ2
0で繰り出された後、検出されているので、各原稿毎に
正確に原稿サイズを検出できる。図6に示す従来装置で
は原稿台上にセットされた原稿のサイズを検出している
ので、異なるサイズの原稿が同時にセットされた場合に
は原稿サイズ判定に狂いが生じ、記録紙の無駄とか、不
必要な縮小送信を行うことがあるが、本実施例ではそれ
を防止できる。
【0028】なお、上記実施例では給紙ローラ20に形
成する非給紙領域20bを、図2(b)に示す状態では
原稿ガイド部分2aよりも低い位置となるように形成
し、且つ分離片6が非給紙領域には接触しないように構
成しているが、本発明はこの場合に限らず、非給紙領域
に分離片6が接触するように構成することも可能であ
り、図3はその場合の実施例を示すものである。図3に
示す実施例に用いる給紙ローラ22は、図2の実施例の
給紙ローラ20と同様に円弧状の給紙領域22aと直線
状の非給紙領域22bを有するものであるが、その非給
紙領域22bの回転中心Oからの距離がやや大きくなっ
ている。このため、図3(b)に示す状態とした時、非
給紙領域22bがその横の原稿ガイド部分2aよりもわ
ずかに上となる。また、この状態で分離片6がその非給
紙領域22bに押し付けられている。しかしながら、こ
の分離片6は、図3(a)に示す状態に比べて下方に移
動しているため、ばね9による押圧力が低下しており、
従って分離片6の非給紙領域22bに対する押圧力は極
めて低くなっている。その他の構成は図2の実施例と同
じである。
【0029】この実施例においても、図3(b)に示す
ように、給紙ローラ22は、その非給紙領域22bが分
離片6に対向する状態で停止しており、この状態で原稿
セットが行われる。この時、分離片6の給紙ローラ22
に対する押圧力は低いので、原稿先端を分離片6と給紙
ローラ22の非給紙領域22bの間に挿入させた状態に
セットできる。次に、給紙ローラ22が回転し、その給
紙領域22aが分離片6の下を通過する間に原稿1を分
離して給紙することができる。また、給紙ローラ22の
回転によって原稿先端が送りローラ11に送り込まれ、
給紙ローラ22への駆動が切られた後は、送りローラ1
1で搬送されている原稿によって給紙ローラ22が回転
させられるが、図3(b)の位置まで回転すると給紙ロ
ーラ22に対する分離片6の押圧力が低下し、原稿が給
紙ローラ22に与える摩擦力が低下するので、給紙ロー
ラ22が停止する。その後は、そのまま原稿の搬送が続
けられる。かくして、図2の実施例と同様に、原稿に対
する分離片6の摩擦抵抗が小さい状態で原稿搬送が行わ
れ、図1の実施例と同様な効果が得られる。
【0030】なお、図3に示す給紙ローラ22を用いる
場合には、図3(b)に示す状態においても、原稿は分
離片6によって給紙ローラ22の非給紙領域22bに、
低い押圧力ではあるが押し付けられており、このため、
給紙ローラ22が走行中の原稿に抵抗を与え、場合によ
っては回転してしまうことがある。これを防止するた
め、給紙ローラ22の非給紙領域22bの表面の摩擦係
数を低下させておくことが好ましい。非給紙領域22b
の摩擦係数を低下させるには、非給紙領域22bの表面
に低摩擦コートを施せばよい。また、低摩擦のコア部材
を非給紙領域22bに被せることも有効である。非給紙
領域の摩擦係数を低下させることは、図2に示す給紙ロ
ーラ20に対して行ってもよい。
【0031】以上の実施例に用いた給紙ローラ20、2
2はいずれも、Dカット(直線状の部分)を中心軸線に
対して対称位置に2個形成した場合のものであるが、こ
のDカットは必ずしも2個に限らず、1個でもよいし、
3個以上としてもよい。更に、給紙ローラは図2、図3
に示したようなDカットしたものに限らず、他の形状と
することも可能である。図4はその実施例を示すもの
で、(a)は楕円形断面の給紙ローラ24を示してい
る。この給紙ローラ24は長径部分24aが給紙領域
を、短径部分24bが非給紙領域を構成する。(b)は
長円形断面の給紙ローラ26を示している。この給紙ロ
ーラ26は円弧状の部分26aが給紙領域を、直線状の
部分26bが非給紙領域を構成する。(c)は、回転中
心Oから偏心した円形断面を有する円形断面の給紙ロー
ラ28を示している。この給紙ローラ28は回転中心O
から遠い部分28aが給紙領域を、近い部分28bが非
給紙領域を構成する。これらの給紙ローラ24、26、
28は、図2に示す給紙ローラ20に代えて、或いは図
3に示す給紙ローラ22に代えて使用可能である。な
お、これらの給紙ローラ24、26、28においても、
その非給紙領域には、その表面に低摩擦コートを施した
り、低摩擦係数のコア部材を被せたりして、表面の摩擦
係数を低くしておくことが好ましい。
【0032】図5は上記とは更に異なる形状の給紙ロー
ラ30を、図1、図2に示す給紙ローラ20に代えて用
いた実施例を示すものである。この実施例の給紙ローラ
30は、外周に羽根状に延びた突起30aを有してい
る。この突起30aは、ゴム等の弾性変形可能な材料で
作られており、給紙ローラ30の回転時に図5(a)に
示すように、その先端を分離片6に押し付けながら、且
つ自身は弾性変形しながら移動できる長さに作られてい
る。この突起30aの先端が、分離片6と共働して原稿
を分離しながら給紙する給紙領域を構成し、その他の部
分が非給紙領域を構成する。給紙ローラ30以外の構成
は、図1の実施例と同様である。
【0033】図5に示す実施例においては、図5(b)
に示すように、給紙ローラ30の突起30aが原稿ガイ
ド2の下方に位置する状態で停止しており、この状態で
原稿1のセットを行う。この時、分離片6と原稿ガイド
2との間に隙間が生じているため、原稿先端を分離片6
の下方に深く差し込んでセットすることができる。次
に、給紙ローラ30が回転して給紙する場合には、その
突起30aが原稿1の下面に接触してそれを持ち上げ、
図5(a)に示すように、上方の分離片6に押し付けな
がら移動する。これにより、原稿1に搬送力が与えら
れ、原稿1が引き出され、また、分離片6によって原稿
の重送が防止される。この場合にも、給紙ローラ30の
突起30aがその全幅に渡って同時に、原稿1の先端か
ら少し離れた位置の下面に接触して原稿を引き出すの
で、原稿1に大きい搬送力を与えることができ、原稿に
曲がりを生じさせることなく確実に引き出すことができ
る。給紙ローラ30で給紙された原稿が、その後、送り
ローラ11によって搬送される時には、給紙ローラ30
が図5(b)に示す位置で停止し、このため、搬送中の
原稿に対して分離片6が与える抵抗が小さく、分離片6
のびびり音の発生を防止できる。かくして、給紙ローラ
30を用いた実施例においても、図1に示す実施例と同
様な効果が得られる。
【0034】なお、図1に示す実施例では、2個の給紙
ローラ20を用いた場合を示しているが、本発明はこれ
に限らず、3個以上の給紙ローラを用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の給紙装置は、給紙ローラとして、外周面に、回転中心
からの距離の長い給紙領域と、回転中心からの距離の短
い非給紙領域を有する給紙ローラを用い、その給紙ロー
ラに押圧手段によって押し付けられる分離片の押圧力
が、給紙ローラの非給紙領域では給紙領域よりも低下す
るように構成しているので、給紙ローラの回転によって
原稿を給紙する際には、給紙領域と分離片とによって原
稿を分離しながら最下部の原稿のみを給紙することがで
き、その後、原稿が下流に設けている送りローラによっ
て搬送される際には、給紙ローラの非給紙領域が分離片
と対向する位置で停止し、原稿に対する分離片の押圧力
を小さくすることができる。このため、原稿に与える摩
擦抵抗が小さくなり、原稿搬送に要する動力を低下させ
ることができると共に、びびり音の発生を減少させるこ
とができ、裏カーボン等の原稿の給紙も可能となる。ま
た、分離片の摩耗が小さくなるため分離片の寿命が長く
なり、メンテナンス周期を延長することができる。
【0036】更に、本発明では、給紙ローラを複数個設
けており、その給紙ローラが回転して原稿を搬送する
際、複数の給紙ローラの給紙領域の先端が給紙ローラの
全幅に渡って同時に、原稿の先端から少し距離を置いた
部分に接触して原稿に搬送力を与えるため、搬送力が極
めて大きく、このため、原稿の給紙が確実となり、原稿
のセット枚数を増加させても良好な給紙を行うことがで
き、導入ローラを省略することも可能となり、更に、広
い幅の原稿を偏った位置にセットしても、また原稿を斜
めにセットしても原稿の曲がりを拡大することなく、給
紙することが可能であり、原稿を片側基準でセットする
ことが可能となる。
【0037】なお、原稿幅検出センサを給紙ローラの下
流に配置すれば、1枚毎の原稿サイズ判定が可能とな
り、記録紙のむだ、不必要な縮小送信を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による給紙装置を備えたファ
クシミリ装置の概略斜視図
【図2】(a)はその給紙装置を、給紙ローラが原稿を
分離しながら給紙する状態で示す概略断面図 (b)はその給紙装置を、給紙ローラが停止した状態で
示す概略断面図
【図3】(a)は本発明の他の実施例による給紙装置
を、給紙ローラが原稿を分離しながら給紙する状態で示
す概略断面図 (b)はその給紙装置を、給紙ローラが停止した状態で
示す概略断面図
【図4】(a)は楕円形断面の給紙ローラを示す概略側
面図 (b)は長円形断面の給紙ローラを示す概略側面図 (c)は偏心円形断面の給紙ローラを示す概略側面図
【図5】(a)は本発明の更に他の実施例による給紙装
置を、給紙ローラが原稿を分離しながら給紙する状態で
示す概略断面図 (b)はその給紙装置を、給紙ローラが停止した状態で
示す概略断面図
【図6】従来の給紙装置を用いたファクシミリ装置の概
略斜視図
【図7】従来の給紙装置の概略断面図
【符号の説明】 1 原稿 2 原稿ガイド 2a 原稿ガイド部分 3 導入ローラ 5、20、22、24、26、28、30 給紙ローラ 6 分離片 7 支持板 8 押圧部材 9 ばね 11 送りローラ 20a、22a、24a、26a、28a 給紙領域 20b、22b、24b、26b、28b 非給紙領域 16、17 原稿幅検出センサ 30a 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台にセットされた原稿を引き込むよ
    う、並列に配列された複数の給紙ローラと、複数の給紙
    ローラのそれぞれに対応して設けられ、原稿の重送を防
    止する分離片と、各分離片を給紙ローラに押し付ける押
    圧手段とを有し、前記給紙ローラがその外周面に、回転
    中心からの距離の長い給紙領域と、回転中心からの距離
    の短い非給紙領域を有しており、前記押圧手段は、前記
    給紙ローラの非給紙領域に対する分離片の押圧力を、給
    紙領域に対する押圧力よりも低下させる、又は0とする
    構成であることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 原稿台にセットされた原稿を引き込む給
    紙ローラと、その給紙ローラに押し付けられ、原稿の重
    送を防止する分離片と、その分離片を給紙ローラに押し
    付ける押圧手段とを有し、前記給紙ローラがその外周面
    に、回転中心からの距離の長い給紙領域と、回転中心か
    らの距離の短い非給紙領域を有しており、前記押圧手段
    は、前記給紙ローラの非給紙領域に対する分離片の押圧
    力を、給紙領域に対する押圧力よりも低下させる、又は
    0とする構成であることを特徴とし、更に、前記給紙ロ
    ーラを通り過ぎた位置に原稿の幅を検出する原稿幅検出
    センサを設けていることを特徴とする給紙装置。
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JP10419892 1992-04-23
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