JPH06151305A - 半導体結晶の成長方法及びmos型トランジスタの作製方法 - Google Patents

半導体結晶の成長方法及びmos型トランジスタの作製方法

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JPH06151305A
JPH06151305A JP31426392A JP31426392A JPH06151305A JP H06151305 A JPH06151305 A JP H06151305A JP 31426392 A JP31426392 A JP 31426392A JP 31426392 A JP31426392 A JP 31426392A JP H06151305 A JPH06151305 A JP H06151305A
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amorphous silicon
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separated
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JP31426392A
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Hiroshi Yamamoto
博士 山本
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】より結晶欠陥を少なくすることができ、均一に
結晶成長させ得る半導体結晶の成長方法を提供する。 【構成】半導体結晶の成長方法は、非晶質シリコン層1
6を絶縁基板10上に形成し、非晶質シリコン層16か
ら結晶粒22を形成する。そして、分離された1つの非
晶質シリコン層の領域16A内に、1カ所にのみ核成長
の種となる核成長領域18を形成することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体結晶の成長方法
及びMOS型トランジスタの作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アモルファス状シリコンあるいはポリシ
リコン(以下、多結晶シリコンともいう)の薄膜を用い
た薄膜トランジスタ(以下、TFTと略す)を負荷素子
に用いた積層型SRAMが提案されている。また、TF
Tは、LCD用液晶パネル等にも使用されている。オン
電流特性、サブスレッショールド特性、オン/オフ電流
比等に高性能を要求されるTFTにおいては、通常、多
結晶シリコン薄膜が用いられる。
【0003】ところが、多結晶シリコン中には、単結晶
シリコン中よりも、シリコン原子の未結合手が高密度に
存在し、それらがTFTのオフ時におけるリーク電流発
生の原因となり、TFTのオン時における動作速度の低
下の原因ともなっている。従って、TFTの特性を向上
させるためには、結晶欠陥の少ない均一な多結晶シリコ
ン薄膜を形成することが重要な課題である。
【0004】多結晶シリコン結晶粒の形成は、従来、通
常の化学的気相成長法、あるいはランダム固相成長法に
よって行われている。しかしながら、通常の化学的気相
成長法では、大きな多結晶シリコン結晶粒を形成しよう
とした場合、均一な膜質を有し且つ低リークで高移動度
を有する多結晶シリコン膜を形成することが困難であ
る。ランダム固相成長法では、多結晶シリコン結晶粒の
粒径が1μm以上の大粒径化された多結晶シリコン薄膜
を形成することが可能であるが、多結晶シリコン結晶粒
を選択的に成長させることが難しく、しかもTFT活性
領域内に結晶粒界が存在することが多い。その結果、粒
界領域の多少によって、リーク電流や閾値電圧等のTF
T特性にばらつきが生じ、TFTの信頼性が低下するだ
けでなく、TFTのライフタイムの短縮を招く。
【0005】ポリシリコン薄膜を用いた場合のこれらの
問題を改善するために、近年、アモルファス化のための
Si+注入ドーズ量を所定の位置において少なくしてお
き、かかる所定の位置に結晶化のためのシリコン核を形
成する方法が提案されている(H. Kumomi 他、"Control
of Grain-Location in Solid State Crystallization
of Si"、Extended Abstracts of the 22nd (1990 Inter
national) Conferenceon Solid State Devices and Mat
erials, Sendai, 1990, pp 1159-1160、及び特開平3−
125422号公報参照)。
【0006】特開平3−125422号公報に開示され
た方法を、図9の形成工程図に基づき説明する。先ず、
図9の(A)に示すように、SiO2層51上のポリシ
リコン層52に低ドーズ量でシリコン(Si+)をイオ
ン注入する。次いで、図9の(B)に示すように、ポリ
シリコン層52の上面にリソグラフィー技術を用いてレ
ジストマスク53を形成し、レジストマスク53で被覆
されていないポリシリコン層52に高ドーズ量でSi+
を選択的にイオン注入する。その後、レジストマスク5
3を除去して、図9の(C)に示すように、低温固相成
長法によって低ドーズ量にてイオン注入した領域を中心
にしてシリコン結晶を成長させ、単結晶シリコン領域5
4を形成する。
【0007】あるいは又、所定の位置以外をポリシリコ
ン/SiO2層で被覆した後レーザ光を照射して、シリ
コン核を形成させる方法が本出願人によって提案されて
いる(特願平3−285720号参照)。この方法は、
図10の(A)に示すように、第1の工程で基板61に
形成したSiO2層62上の非晶質半導体層63の上面
にリソグラフィー技術を用いて遮光性マスク64を形成
する。次いで、第2の工程で、遮光性マスク64を用い
て、非晶質半導体層にエキシマレーザ光を照射して結晶
成長させるシリコン核65を発生させる(図10の
(B)参照)。続いて、第3の工程で、低温固相アニー
ル処理を施すことで非晶質半導体層63に発生させたシ
リコン核65より結晶を成長させて、単結晶領域66を
形成する(図10の(C)参照)。
【0008】特開平3−125422号公報あるいは特
願平3−285720号に記載されたこれらの方法にお
いては、低い温度での固相成長により所定の位置におい
て結晶の大粒径化を行い、かかる結晶内にTFTを作製
する。尚、このような方法で作製されたTFTは、シー
ド位置制御単一結晶粒TFTと呼ばれる。かかるTFT
は活性領域内に粒界を有さないため、特性にばらつきの
無い高性能のTFTを得ることが期待される。また、T
FTのそれぞれを単一結晶粒内に形成することができる
ため、均一性の高い複数のTFTを作製することができ
るとされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−12542
2号公報あるいは特願平3−285720号に記載され
たこれらの半導体結晶の成長方法においては、結晶成長
のための核が、ポリシリコン層52又は非晶質半導体層
63中に存在する。これらの核から結晶が成長するが、
隣接する2つの核から成長した2つの結晶の境界は、2
つの結晶の成長状態によって決まり、2つの結晶の境界
の位置を正確に制御することは極めて困難である。従っ
て、ポリシリコン層又は非晶質半導体層中に結晶成長の
ための核を形成しこの核から結晶を成長させた場合、2
つの結晶の入り組んだ境界にTFTの活性領域が含まれ
る場合があり(図11参照)、その結果、TFTの特性
にばらつきが生じ、均一性の高い複数のTFTを作製す
ることが困難となる。
【0010】また、チャネル形成予定領域に相当するポ
リシリコン層又は非晶質半導体層中に結晶成長のための
核を形成した場合、核には結晶欠陥や歪みが含まれてい
るため、この結晶欠陥や歪みが最終的に形成されるTF
Tのチャネル領域に残るという問題もある。
【0011】従って、本発明の目的は、より結晶欠陥を
少なくすることができ、均一に結晶成長させ得る半導体
結晶の成長方法及びMOS型トランジスタの作製方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体結晶の成
長方法は、非晶質シリコン層を絶縁基板上に形成し、該
非晶質シリコン層から結晶粒を形成する。そして、上記
の目的を達成するために、分離された1つの非晶質シリ
コン層の領域内に、1カ所にのみ核成長の種となる核成
長領域を形成することを特徴とする。
【0013】本発明の半導体結晶の成長方法の好ましい
態様においては、前記分離された1つの非晶質シリコン
層の領域の面積は5〜100μm2であり、かかる領域
は、滑らかな曲線又は直線部分を含んだ滑らかな曲線で
囲まれている。更には、前記核成長領域は、分離された
1つの非晶質シリコン層の領域内であってチャネル形成
予定領域以外の位置に形成されている。あるいは又、前
記核成長領域は、分離された1つの非晶質シリコン層の
領域の端部近傍に形成されている。尚、分離された1つ
の非晶質シリコン層の領域は、形成すべきMOS型トラ
ンジスタの活性領域を確実に含むことが必要である。
【0014】更に、本発明の半導体結晶の成長方法の好
ましい態様においては、分離された1つの非晶質シリコ
ン層の領域は、非晶質シリコン層をエッチングすること
によって形成される。あるいは又、分離された1つの非
晶質シリコン層の領域は、非晶質シリコン層への酸素イ
オン、窒素イオン又はアルゴンイオンのイオン注入によ
って形成される。
【0015】本発明のMOS型トランジスタの製造方法
は、非晶質シリコン層を絶縁基板上に形成し、この非晶
質シリコン層から結晶粒を形成した後、成長した結晶粒
にソース・ドレイン領域及びチャネル領域を形成する。
そして、上記の目的を達成するために、分離された1つ
の非晶質シリコン層の領域内に、1カ所にのみ核成長の
種となる核成長領域を形成することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明においては、結晶成長させるべき非晶質
シリコン層の領域は、それぞれ分離されている。これに
よって、結晶粒はかかる領域内でのみ成長するので、結
晶粒の外縁を正確に制御することができる。隣接する2
つの領域が分離されているので、1つの領域内で成長し
た結晶粒が、他の領域で成長した結晶粒と接触すること
がなく、TFTの活性領域内に2つの結晶粒の境界が存
在することを効果的に防止することができる。
【0017】更に、分離された1つの非晶質シリコン層
の領域内に、1カ所にのみ核成長の種となる核成長領域
を形成するので、1つの領域内に複数の結晶粒が成長す
ることを抑制することが可能となる。
【0018】本発明の半導体結晶の成長方法の好ましい
態様においては、分離された1つの非晶質シリコン層の
領域は、滑らかな曲線又は直線部分を含んだ滑らかな曲
線で囲まれている。これによって、成長する結晶粒内に
結晶欠陥が形成され難くなる。
【0019】また、核成長領域が、分離された1つの非
晶質シリコン層の領域内であってチャネル形成予定領域
以外の位置に形成されている場合、あるいは又、核成長
領域が、分離された1つの非晶質シリコン層の領域の端
部近傍に形成されている場合、形成すべきMOS型トラ
ンジスタの活性領域における結晶欠陥を確実に減少ある
いは無くすることができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例に基づき、図面を参照して本発
明を説明する。
【0021】(実施例−1)実施例−1は、本発明の方
法をボトムゲート型p型薄膜トランジスタから成るMO
S型トランジスタの製造に適用した例である。
【0022】[工程−100]先ず、石英から成る絶縁
基板10の上に、従来の方法に基づき、非晶質シリコン
層又は多結晶シリコン層を厚さ100nm堆積させ、フ
ォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によってゲー
ト電極12を形成する。次に、全面にSiO2から成る
ゲート酸化膜14を、通常の方法にて、厚さ30nm堆
積させる。こうして、図1の(A)に模式的な一部断面
図で示す構造を得ることができる。
【0023】[工程−110]次に、全面に非晶質シリ
コン層16を、従来のCVD法で堆積させる(図1の
(B)参照)。非晶質シリコン層16の厚さは、例えば
40nmとする。非晶質シリコン層16の堆積温度は、
450〜550゜Cとすることが望ましい。これ以上の
堆積温度にすると、堆積した非晶質シリコン層16中に
多結晶が不規則に成長してしまうからである。次に、非
晶質シリコン層16の高密度化及び均一性向上のため、
非晶質シリコン層16の焼き締めアニールを行う。焼き
締めアニールの条件として、N2等の不活性ガス雰囲気
下、400゜C、1時間を例示することができる。
【0024】あるいは又、非晶質シリコン層16の形成
の代わりに、全面に多結晶シリコン層をCVD法等で形
成し、次いで、かかる多結晶シリコン層にSiイオンを
イオン注入して、多結晶シリコン層を非晶質シリコン層
とすることにより、全面に非晶質シリコン層16を形成
することもできる。この場合、イオン注入の条件とし
て、以下の条件を例示することができる。 注入エネルギー: 40keV ドーズ量 : 1×1013/cm2 イオン種 : Si
【0025】[工程−120]その後、従来のフォトリ
ソグラフィ技術及びエッチング技術によって非晶質シリ
コン層16をパターニングして、分離された非晶質シリ
コン層の領域16Aを形成する(図1の(C)参照)。
この領域16Aの大きさは5〜100μm2であること
が望ましい。また、この領域16Aの内部にTFTを形
成するので、この領域16AはTFT形成予定領域を含
むことが必要である。更に、この領域16Aは、滑らか
な曲線又は直線部分を含んだ滑らかな曲線で囲まれてい
ることが望ましい。具体的には、この領域16Aの外形
は、円、楕円、丸味を帯びた多角形等とすることが望ま
しい。尚、非晶質シリコン層16のエッチング時、ゲー
ト酸化膜14の一部分がエッチングされてもよい。
【0026】[工程−130]次に、分離された1つの
非晶質シリコン層の領域16A内に、1カ所にのみ核成
長の種となる核成長領域18を形成する。即ち、全面に
レジスト層を形成し、フォトリソグラフィ技術によって
核成長領域を形成すべき部分以外のレジスト層を除去す
る。そして、かかるレジスト層20をマスクとして、S
iイオンのイオン注入を行う(図1の(D)参照)。S
iイオンのイオン注入条件を、例えば、以下のとおりと
することができる。 注入エネルギー: 15 keV ドーズ量 : 2×1016/cm2 これによって、レジスト層20で被覆され且つイオン注
入されなかった非晶質シリコン層の部分が核成長領域1
8となる。尚、核成長領域18は、分離された1つの非
晶質シリコン層の領域16A内に1カ所のみ形成するこ
とが、均一な結晶粒を得るために重要である。尚、Si
+の代わりにGe+を使用することもできる。核成長領域
は、分離された1つの非晶質シリコン層の領域内であっ
てチャネル形成予定領域以外の位置に形成されているこ
とが望ましい。あるいは又、核成長領域は、図1の
(D)に示すように、分離された1つの非晶質シリコン
層の領域の端部近傍に形成されていることが望ましい。
この状態の平面図を図2に示す。
【0027】[工程−140]その後、レジスト層20
を除去し、固相成長アニールによって核成長領域18か
ら結晶粒22を成長させる(図3の(A)参照)。固相
成長アニールの条件を、例えば、 温度:550〜800゜C 時間:0.5〜20時間 とすることができる。こうして、領域16Aから均一な
結晶粒22を得ることができる。
【0028】[工程−150]以降、従来の方法でボト
ムゲート型薄膜p型トランジスタを作製する。即ち、ト
ランジスタを形成すべき領域以外の領域に存在する結晶
粒をフォトリソグラフィ法及びエッチング法によって除
去する(図3の(B)参照)。そして、レジストマスク
を利用して、イオン注入を行い、ソース・ドレイン領域
24を形成する。イオン注入の条件を、例えば、 イオン種 : Bイオン 注入エネルギー: 10 keV ドーズ量 : 3×1015/cm2 あるいは、 イオン種 : BF2イオン 注入エネルギー: 35 keV ドーズ量 : 3×1015/cm2 とすることができる。次に、例えば、電気炉を用いてソ
ース・ドレイン領域24の活性化アニールを行う。活性
化アニールの条件を、例えば、 温度:900゜C 時間:20分 とすることができる。あるいは又、RTA法にて、11
00゜C×10秒程度の活性化アニールとすることもで
きる。
【0029】その後、層間絶縁層26としてSiN層を
100nm、PSG層を150〜200nm全面に堆積
させ、層間絶縁層26にRIE等により開口部を形成
し、かかる開口部及び層間絶縁層26上に金属配線材料
をスパッタ法で形成し、次いで、金属配線材料をパター
ニングして配線層28を形成する(図3の(C)参
照)。こうして、ボトムゲート型薄膜p型トランジスタ
から成るMOS型トランジスタを完成させる。
【0030】(実施例−2)実施例−2は、実施例−1
の変形である。実施例−2が実施例−1と相違する点
は、分離された非晶質シリコン層の領域16Aを形成す
る方法([工程−120]及び図1の(B)参照)が異
なる点にある。その他の工程は、実施例−1と同様とす
ることができる。以下、相違点のみを説明する。
【0031】実施例−1の[工程−110]の後、全面
にレジスト層40を形成し、フォトリソグラフィ技術に
よって、レジスト層40に開口部を設ける。かかる開口
部は、分離すべき非晶質シリコン層の領域と領域の境界
に相当する部分の非晶質シリコン層16の上に形成す
る。次に、レジスト層40の開口部を通して、例えば酸
素イオンをイオン注入する(図4参照)。イオン注入の
条件を以下のとおりとすることができる。 注入エネルギー: 15 keV ドーズ量 : 2×1016/cm2 尚、酸素イオンの代わりに窒素イオンを用いてもよい。
酸素イオンや窒素イオンの注入された非晶質シリコン層
16BはSiO2あるいはSiNになり、結晶成長が抑
制される。あるいは又、アルゴンイオンを用いてもよ
い。アルゴンイオンの注入された非晶質シリコン層16
Bでは結晶成長が抑制される。即ち、酸素イオン等のイ
オン注入によって、非晶質シリコン層16が各領域16
Aに分離される。
【0032】(実施例−3)実施例−3は、本発明の方
法をトップゲート型p型薄膜トランジスタから成るMO
S型トランジスタの製造に適用した例である。
【0033】[工程−300]先ず、石英から成る絶縁
基板10の上に全面に、非晶質シリコン層16を従来の
CVD法で堆積させる(図5の(A)参照)。非晶質シ
リコン層16の厚さは、例えば40nmとする。非晶質
シリコン層16の堆積温度を、450〜550゜Cとす
ることが望ましい。これ以上の堆積温度にすると、堆積
した非晶質シリコン層16中に多結晶が不規則に成長し
てしまうからである。次に、非晶質シリコン層16の高
密度化及び均一性向上のため、非晶質シリコン層16の
焼き締めアニールを行う。焼き締めアニールの条件とし
て、不活性ガス雰囲気下、400゜C、1時間を例示す
ることができる。
【0034】あるいは又、非晶質シリコン層16の形成
の代わりに、全面に多結晶シリコン層をCVD法等で形
成し、次いで、かかる多結晶シリコン層にSiイオンを
イオン注入して、多結晶シリコン層を非晶質シリコン層
とすることにより、全面に非晶質シリコン層16を形成
することもできる。この場合、イオン注入の条件とし
て、以下の条件を例示することができる。 注入エネルギー: 40keV ドーズ量 : 1×1013/cm2 イオン種 : Si
【0035】[工程−310]その後、従来のフォトリ
ソグラフィ技術及びエッチング技術によって非晶質シリ
コン層16をパターニングして、分離された非晶質シリ
コン層の領域16Aを形成する(図5の(B)参照)。
この領域16Aの大きさは5〜100μm2であること
が望ましい。また、この領域16Aの内部にTFTを形
成するので、この領域16AはTFT形成予定領域を含
むことが必要である。更に、この領域16Aは、滑らか
な曲線又は直線部分を含んだ滑らかな曲線で囲まれてい
ることが望ましい。具体的には、この領域16Aの外形
は、円、楕円、丸味を帯びた多角形等とすることが望ま
しい。
【0036】[工程−320]次に、分離された1つの
非晶質シリコン層の領域16A内に、1カ所にのみ核成
長の種となる核成長領域18を形成する。即ち、全面に
レジスト層を形成し、フォトリソグラフィ技術によって
核成長領域を形成すべき部分以外のレジスト層を除去す
る。そして、かかるレジスト層20をマスクとして、S
iイオンのイオン注入を行う(図5の(C)参照)。S
iイオンのイオン注入条件を、例えば、以下のとおりと
することができる。 注入エネルギー: 15 keV ドーズ量 : 2×1016/cm2 これによって、レジスト層20で被覆され且つイオン注
入されなかった非晶質シリコン層の部分が核成長領域1
8となる。尚、核成長領域18は、分離された1つの非
晶質シリコン層の領域16A内に1カ所のみ形成するこ
とが、均一な結晶粒を得るために重要である。尚、Si
+の代わりにGe+を使用することもできる。核成長領域
は、分離された1つの非晶質シリコン層の領域内であっ
てチャネル形成予定領域以外の位置に形成されているこ
とが望ましい。あるいは又、核成長領域は、分離された
1つの非晶質シリコン層の領域の端部近傍に形成されて
いることが望ましい。
【0037】[工程−330]その後、レジスト層20
を除去し、固相成長アニールによって核成長領域18か
ら結晶粒22を成長させる(図5の(D)参照)。固相
成長アニールの条件を、例えば、 温度:550〜800゜C 時間:0.5〜20時間 とすることができる。こうして、領域16A内に均一な
結晶粒22を得ることができる。
【0038】[工程−340]以降、従来の方法でトッ
プゲート型薄膜p型トランジスタを作製する。即ち、ト
ランジスタを形成すべき領域以外の領域に存在する結晶
粒をフォトリソグラフィ法及びエッチング法によって除
去する。その後、結晶粒22の上に厚さ30nmのSi
2から成るゲート酸化膜14を堆積させ、更に非晶質
シリコン層又は多結晶シリコン層を100nmその上に
堆積させ、フォトリソグラフィ法及びエッチング法によ
って、非晶質シリコン層又は多結晶シリコン層をパター
ニングして、ゲート電極12を形成する(図6の(A)
参照)。
【0039】そして、レジストマスクを利用して、イオ
ン注入を行い、ソース・ドレイン領域24を形成する。
イオン注入の条件を、 イオン種 : Bイオン 注入エネルギー: 10 keV ドーズ量 : 3×1015/cm2 あるいは、 イオン種 : BF2イオン 注入エネルギー: 35 keV ドーズ量 : 3×1015/cm2 とすることができる。次に、例えば、電気炉を用いてソ
ース・ドレイン領域の活性化アニールを行う。活性化ア
ニールの条件を、例えば、 温度:900゜C 時間:20分 とすることができる。あるいは又、RTA法にて、11
00゜C×10秒程度の活性化アニールとすることもで
きる。
【0040】その後、層間絶縁層26としてSiN層を
100nm、PSG層を150〜200nm全面に堆積
させ、層間絶縁層26に開口部をRIE法にて形成し、
かかる開口部及び層間絶縁層26上に金属配線材料をス
パッタ法で形成し、次いで、金属配線材料をパターニン
グして配線層28を形成する(図6の(B)参照)。こ
うして、トップゲート型薄膜p型トランジスタから成る
MOS型トランジスタを完成させる。
【0041】(実施例−4)実施例−4は、実施例−3
の変形である。実施例−4が実施例−3と相違する点
は、分離された非晶質シリコン層の領域16Aを形成す
る方法([工程−310]及び図5の(B)参照)が異
なる点にある。その他の工程は、実施例−3と同様とす
ることができる。以下、相違点のみを説明する。
【0042】実施例−3の[工程−300]の後、全面
にレジスト層40を形成し、フォトリソグラフィ技術に
よって、レジスト層40に開口部を設ける。かかる開口
部は、分離すべき非晶質シリコン層の領域と領域の境界
に相当する部分の非晶質シリコン層16の上に形成す
る。次に、レジスト層40の開口部を通して、例えば酸
素イオンをイオン注入する(図7参照)。イオン注入の
条件を、実施例−2と同様とすることができる。これに
よって、非晶質シリコン層16が、イオン注入された非
晶質シリコン層16Bによって、各領域16Aに分離さ
れる。
【0043】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。実施例で説明した各種の数値、条件等は例示であ
り、適宜変更することができる。石英から成る絶縁基板
を例にとり説明したが、シリコン基板とSiO2から成
る酸化膜の組み合わせ、あるいはガラス基板、更に、シ
リコン基板上にトランジスタやキャパシタ等の素子を形
成した後、その上にSi34、SiO2、PSG等の層
間絶縁層を形成し、これを絶縁基材とすることもでき
る。
【0044】各実施例においては、分離された非晶質シ
リコン層の領域を形成した後、かかる領域に1カ所核成
長の種となる核成長領域を形成したが、先ず、非晶質シ
リコン層に核成長領域を形成した後、分離された非晶質
シリコン層の領域を形成してもよい。尚、この場合にお
いても、分離された1つの非晶質シリコン層の領域内
に、1カ所にのみ核成長の種となる核成長領域を形成す
る。
【0045】分離された非晶質シリコン層の領域の各々
は、隣接する領域と完全に分離されていることが最も好
ましいが、隣接する2つの領域の一部分がつながってい
る状態も、非晶質シリコン層の領域が分離された状態に
あると云え、本発明に包含される。
【0046】核成長の種となる核成長領域の形成方法
も、各実施例で説明した以外の方法を採用することがで
きる。例えば、非晶質シリコン層の上にリソグラフィー
技術を用いて遮光性マスクを形成し、かかる遮光性マス
クを用いて、非晶質シリコン層にエキシマレーザ光を照
射して核成長領域を形成することも可能である。
【0047】更には、図8に示すように、絶縁基材10
表面に微細な凹部30を形成した後、凹部30内を含む
絶縁基材10表面に多結晶シリコン層32を形成し(図
8の(A)参照)、多結晶シリコン層にイオン注入を施
して凹部内にある多結晶シリコン層を除くシリコン層を
非晶質化して非晶質シリコン層32Aを形成する(図8
の(B)参照)。その後、かかる非晶質シリコン層をエ
ッチングやイオン注入等することによって、分離された
非晶質シリコン層の領域を形成する(図8の(C)参
照)。こうして、分離された1つの非晶質シリコン層の
領域内に、1カ所にのみ核成長の種となる核成長領域
(この場合、凹部30内にある多結晶シリコン層32)
を形成することができる。凹部30は、例えば0.5×
0.5μm、深さ50nmとすることができる。また、
イオン注入によるシリコン層の非晶質化は、 注入エネルギー:40keV ドーズ量 :3×1015〜2×1016/cm2 イオン種 :Si又はGe といった条件で行うことができる。尚、凹部内にある多
結晶シリコン層の一部分が非晶質化されても差し支えな
い。
【0048】MOS型トランジスタは実施例のみに限定
されない。例えば、チャネル領域の上下にゲート電極を
形成した所謂XMOS型トランジスタにも本発明の方法
を適用することができる。
【0049】
【発明の効果】本発明においては、分離された1つの非
晶質シリコン層の領域内に、1カ所にのみ核成長の種と
なる核成長領域を形成するので、1つの領域内で成長し
た結晶粒が、他の領域で成長した結晶粒と接触すること
がなく、しかも1つの領域内に複数の結晶粒が成長する
ことを抑制することが可能となる。従って、より均質で
欠陥の少ない大きな結晶粒を形成することができる。
【0050】また、本発明のMOS型トランジスタの作
製方法によれば、結晶欠陥の少ない大きな結晶粒からト
ランジスタを作製することができ、トランジスタの立ち
上がり特性、リーク特性を向上させることができる。ま
た、ソース・ドレイン領域の抵抗を低減でき、トランジ
スタの電流駆動能力を向上させることができる。更に、
チャネル形成領域に結晶粒界が存在しないので、閾値電
圧のばらつきが無くなり、リーク電流の小さい、電流駆
動能力の大きなトランジスタを作製することができる。
また、本発明のMOS型トランジスタの作製方法によっ
て作製されたTFTをSRAMの負荷素子として用いた
場合、低消費電流が達成でき、耐アルファ線特性や信頼
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例−1の工程を説明するための、半導体素
子の模式的な一部断面図である。
【図2】分離された非晶質シリコン層及び核成長領域を
模式的に示す平面図である。
【図3】図1に引き続き、実施例−1の工程を説明する
ための、半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図4】実施例−2の工程の一部を説明するための、半
導体素子の模式的な一部断面図である。
【図5】実施例−3の工程を説明するための、半導体素
子の模式的な一部断面図である。
【図6】実施例−3により作製されたトップゲート型T
FTの模式的な一部断面図である。
【図7】実施例−4の工程の一部を説明するための、半
導体素子の模式的な一部断面図である。
【図8】本発明の半導体結晶の成長方法の別の例を説明
するための、半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図9】従来のシード位置制御単一結晶粒薄膜トランジ
スタの製造工程を示すための、半導体素子の模式的断面
図である。
【図10】図9とは別の従来のシード位置制御単一結晶
粒薄膜トランジスタの製造工程を示すための、半導体素
子の模式的断面図である。
【図11】従来のシード位置制御単一結晶粒薄膜トラン
ジスタの製造における問題点を説明するための模式的な
平面図である。
【符号の説明】
10 絶縁基板 12 ゲート電極 14 ゲート酸化膜 16 非晶質シリコン層 16A 非晶質シリコン層の領域 18 核成長領域 20 レジスト層 22 結晶粒 24 ソース・ドレイン領域 26 層間絶縁層 28 配線層 30 凹部 32 多結晶シリコン層 32A 非晶質シリコン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/784 9056−4M H01L 29/78 311 Y

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非晶質シリコン層を絶縁基板上に形成し、
    該非晶質シリコン層から結晶粒を形成する半導体結晶の
    成長方法であって、 分離された1つの非晶質シリコン層の領域内に、1カ所
    にのみ核成長の種となる核成長領域を形成することを特
    徴とする半導体結晶の成長方法。
  2. 【請求項2】前記分離された1つの非晶質シリコン層の
    領域の面積は5〜100μm2であり、かかる領域は、
    滑らかな曲線又は直線部分を含んだ滑らかな曲線で囲ま
    れていることを特徴とする請求項1に記載の半導体結晶
    の成長方法。
  3. 【請求項3】前記核成長領域は、分離された1つの非晶
    質シリコン層の領域内であってチャネル形成予定領域以
    外の位置に形成されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の半導体結晶の成長方法。
  4. 【請求項4】前記核成長領域は、分離された1つの非晶
    質シリコン層の領域の端部近傍に形成されていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体結晶の
    成長方法。
  5. 【請求項5】分離された1つの非晶質シリコン層の領域
    は、非晶質シリコン層をエッチングすることによって形
    成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項に記載の半導体結晶の成長方法。
  6. 【請求項6】分離された1つの非晶質シリコン層の領域
    は、非晶質シリコン層への酸素イオン、窒素イオン又は
    アルゴンイオンのイオン注入によって形成されることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載
    の半導体結晶の成長方法。
  7. 【請求項7】非晶質シリコン層を絶縁基板上に形成し、
    該非晶質シリコン層から結晶粒を形成した後、成長した
    結晶粒にソース・ドレイン領域及びチャネル領域を形成
    するMOS型トランジスタの製造方法であって、 分離された1つの非晶質シリコン層の領域内に、1カ所
    にのみ核成長の種となる核成長領域を形成することを特
    徴とするMOS型トランジスタの作製方法。
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US6906346B2 (en) 2000-07-24 2005-06-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor device, liquid crystal display device, EL display device, method for fabricating semiconductor thin film, and method for manufacturing the semiconductor device

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