JPH06260505A - 半導体結晶の成長方法 - Google Patents

半導体結晶の成長方法

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JPH06260505A
JPH06260505A JP7071093A JP7071093A JPH06260505A JP H06260505 A JPH06260505 A JP H06260505A JP 7071093 A JP7071093 A JP 7071093A JP 7071093 A JP7071093 A JP 7071093A JP H06260505 A JPH06260505 A JP H06260505A
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JP
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semiconductor layer
region
crystal
transistor
polycrystalline
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JP7071093A
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Hironori Tsukamoto
弘範 塚本
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特性の優れたTFT等のトランジスタを形成す
るための、一層結晶欠陥を少なくすることができ且つ均
一に結晶成長させ得る半導体結晶の成長方法を提供す
る。 【構成】半導体結晶の形成方法は、(イ)絶縁基材10
上に非晶質半導体層16を形成する工程と、(ロ)非晶
質半導体層16に低温アニール処理を施して多結晶半導
体層16Aを形成する工程と、(ハ)トランジスタのチ
ャネル形成予定領域を含む多結晶半導体層の所定の領域
18にイオン注入を施してかかる所定の領域18を非晶
質化し、所定の領域以外の領域20を結晶成長のための
核領域20Aとして残す工程と、(ニ)一部分が非晶質
化された半導体層に低温アニール処理を施し、核領域か
ら結晶粒を固相成長させて単結晶あるいは多結晶を形成
する工程、から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタ(以
下、TFTと略す)等のトランジスタの製造に適した半
導体結晶の成長方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アモルファス状シリコンあるいは多結晶
シリコンの薄膜を用いたTFTを負荷素子に用いた積層
型SRAMが提案されている。また、TFTは、液晶表
示装置の画素駆動素子や周辺素子にも使用されている。
オン電流特性、サブスレッショールド特性、オン/オフ
電流比等に高性能を要求されるTFTにおいては、通
常、多結晶シリコン薄膜が用いられる。
【0003】多結晶シリコン中には、単結晶シリコン中
よりも、シリコン原子の未結合手が高密度に存在し、そ
れらがTFTのオフ時におけるリーク電流発生の原因と
なり、TFTのオン時における動作速度の低下の原因と
もなっている。従って、TFTの特性を向上させるため
には、結晶欠陥の少ない均一性に優れた多結晶シリコン
薄膜あるいは単結晶シリコンを含む薄膜を形成すること
が重要な課題である。
【0004】多結晶シリコン結晶粒の形成は、従来、通
常の化学的気相成長法、あるいはランダム固相成長法に
よって行われている。しかしながら、通常の化学的気相
成長法では、大きな多結晶シリコン結晶粒を形成しよう
とした場合、均一な膜質を有し且つ低リークで高移動度
を有する多結晶シリコン膜を形成することは困難であ
る。ランダム固相成長法では、多結晶シリコン結晶粒の
粒径が1μm以上の大粒径化された多結晶シリコン薄膜
を形成することは可能であるが、多結晶シリコン結晶粒
を選択的に成長させることが難しく、しかもTFT活性
領域内に結晶粒界が存在することが多い。その結果、粒
界領域の多少によって、リーク電流や閾値電圧等のTF
T特性にばらつきが生じ、TFTの信頼性が低下するだ
けでなく、TFTのライフタイムの短縮を招く。
【0005】多結晶シリコン薄膜を用いた場合のこれら
の問題を改善するために、近年、非晶質化のためのSi
+注入ドーズ量を所定の位置において少なくしておき、
かかる所定の位置に結晶化のためのシリコン核を残す方
法が、例えば特開平3−125422号公報に提案され
ている。
【0006】この公報の実施例4に開示された方法を、
図6の形成工程図に基づき説明する。先ず、図6の
(A)に示すように、絶縁基板51上に電子ビーム蒸着
法にて非晶質シリコン層52を形成する。そして、この
非晶質シリコン層52に低温アニール(窒素ガス中で6
00゜C、50時間)を施すと、固相成長によって1〜
4μmの粒径の多結晶シリコン膜52Aが形成される
(図6の(B)参照)。その後、図6の(C)に示すよ
うに、多結晶シリコン層52Aの上面にリソグラフィー
技術を用いてレジストマスク53を形成し、レジストマ
スク53で被覆されていない多結晶シリコン層52Aに
高ドーズ量でSi+を選択的にイオン注入する。このイ
オン注入によって、レジストマスク53で被覆されてい
ない多結晶シリコンは非晶質シリコン52Bとなる。そ
の後、レジストマスク53を除去して、図6の(D)に
示すように、レジストマスクで被覆されていた多結晶シ
リコンの領域を中心にして低温固相成長法によりシリコ
ン結晶を成長させ、単結晶シリコン領域54を形成す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−12542
2号公報に記載された結晶の成長方法においては、結晶
化のためのシリコン核を形成する位置は制御されてい
る。しかしながら、シリコン核の形成位置と、単結晶シ
リコン領域から形成すべきトランジスタとの位置関係は
明示されていない。微小な多結晶のシリコン核から固相
成長させた場合、固相成長後に残ったシリコン核は、固
相成長によって得られた単結晶領域よりも結晶性が良く
ない。従って、シリコン核がTFTのチャネル形成予定
領域に位置した場合、得られるTFTの特性にばらつき
が生じ、TFTの信頼性が低下するという問題がある。
【0008】従って、本発明の目的は、特性の優れたT
FT等のトランジスタを形成するために、一層結晶欠陥
を少なくすることができ且つ均一に結晶成長させ得る半
導体結晶の成長方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体結晶の形
成方法は、上記の目的を達成するために、(イ)絶縁基
材上に非晶質半導体層を形成する工程と、(ロ)非晶質
半導体層に低温アニール処理を施して多結晶半導体層を
形成する工程と、(ハ)トランジスタのチャネル形成予
定領域を含む多結晶半導体層の所定の領域にイオン注入
を施してかかる所定の領域を非晶質化し、所定の領域以
外の領域を結晶成長のための核領域として残す工程と、
(ニ)一部分が非晶質化された半導体層に低温アニール
処理を施し、核領域から結晶粒を固相成長させて単結晶
あるいは多結晶を形成する工程、から成ることを特徴と
する。
【0010】本発明の半導体結晶の成長方法の一態様に
おいては、絶縁基板を傾斜させ且つ回転させながらイオ
ン注入を行うことが、小さな核領域を形成するという観
点から好ましい。絶縁基板の法線に対するイオン注入角
度は30〜60度であることが望ましい。更に、イオン
注入におけるイオン種はSi+やGe+とすることができ
るが、中でもGe+であることが好ましい。結晶成長の
ための核領域は、1つのトランジスタ形成予定領域につ
き1つであることが、トランジスタ形成予定領域に結晶
粒界を出来る限り無くすために必要である。尚、結晶成
長のための核領域は、トランジスタのチャネル形成予定
領域に近接していることが望ましい。
【0011】
【作用】本発明の半導体結晶の成長方法においては、非
晶質半導体層に低温アニール処理を施して多結晶半導体
層を形成する。こうして得られた多結晶粒の多くは特定
のオリエンテーションを有している。従って、かかる多
結晶粒を結晶成長のための核領域とすれば、固相成長に
よって得られた結晶粒は結晶性が良好な単結晶粒を多く
含むことになる。単結晶は多結晶と比べて欠陥密度が低
く、トランジスタの活性層として望ましい。
【0012】本発明においては、トランジスタのチャネ
ル形成予定領域を含む多結晶半導体層の所定の領域にイ
オン注入を施してかかる所定の領域を非晶質化し、所定
の領域以外の領域を結晶成長のための核領域として残
す。この核領域における多結晶の多くは特定のオリエン
テーションを有しているので、固相成長後のトランジス
タのチャネル形成予定領域はほぼ単結晶で占められ、ト
ランジスタの特性のばらつきを抑制することが可能とな
る。
【0013】また、イオン注入におけるイオン種をGe
+とすれば、移動度の増大、リーク電流の低減を図るこ
とが可能になる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の半導体薄膜
の形成方法を実施例に基づき説明する。尚、図面は、半
導体薄膜の形成工程及びTFTの作製工程を説明するた
めの模式的な一部断面図である。
【0015】(実施例−1)実施例−1は、本発明の半
導体薄膜の形成方法を、ボトムゲート型p型薄膜トラン
ジスタから成るMOS型トランジスタの製造に適用した
例である。
【0016】[工程−100]絶縁基板10上に、非晶
質半導体層を形成する。そのために、先ず、石英から成
る絶縁基板10の上に、従来の方法に基づき、非晶質シ
リコン層又は多結晶シリコン層を厚さ100nm堆積さ
せ、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によっ
てゲート電極12を形成する。次に、通常の方法で、全
面にSiO2から成るゲート酸化膜14を厚さ30nm
堆積させる。こうして、図1の(A)に模式的な一部断
面図で示す構造を得ることができる。
【0017】次に、全面に非晶質シリコンから成る非晶
質半導体層16を、従来のCVD法で堆積させる(図1
の(B)参照)。非晶質半導体層16の厚さを、例えば
40nmとする。非晶質半導体層16の堆積温度を50
0゜C以下とすることが望ましい。これ以上の堆積温度
にすると、堆積した非晶質半導体層16中に多結晶が不
規則に成長してしまい、次の低温アニールによって高い
配向性を有する多結晶半導体層を形成できなくなるから
である。場合によっては、次に、非晶質半導体層16の
高密度化及び均一性向上のため、非晶質半導体層16の
焼き締めアニールを行うことが望ましい。焼き締めアニ
ールの条件として、N2等の不活性ガス雰囲気下、40
0゜C、1時間を例示することができる。
【0018】[工程−110]その後、非晶質半導体層
16から結晶粒を固相成長させて多結晶半導体層16A
を形成する(図1の(C)参照)。固相成長のための低
温アニールの条件を、例えば、 温度:550〜800゜C 時間:0.5〜20時間 とすることができる。多結晶半導体層16Aは主に多結
晶シリコンから成り、相当の割合の多結晶シリコンは
〈100〉配向を有する。
【0019】[工程−120]その後、トランジスタの
チャネル形成予定領域を含む多結晶半導体層16Aの所
定の領域18にイオン注入を施して所定の領域を非晶質
化し、所定の領域18以外の領域20を結晶成長のため
の核領域として残す。そのために、全面にレジスト層を
形成し、フォトリソグラフィ技術によって所定の領域1
8以外の領域20をレジスト層22によって被覆する
(図1の(C)参照)。レジスト層22は、0.35〜
0.5μm径程度の大きさが望ましい。また、レジスト
層22を、トランジスタのゲート電極12及びソース・
ドレイン形成予定領域から0.5μm程度離れた位置に
設けることが望ましい。これによって、後の工程におい
て、ゲート電極及びソース・ドレイン領域を均一な結晶
粒中に形成し得る。
【0020】次いで、かかる多結晶半導体層16Aの所
定の領域18にGeイオンをイオン注入して、レジスト
層22で覆われていない多結晶半導体層16Aの所定の
領域18を非晶質化する。これによって、レジスト層2
2で覆われた多結晶半導体層、即ち、所定の領域以外の
領域20を結晶成長のための核領域20Aとして残す
(図1の(D)参照)。この場合、イオン注入の条件と
して、以下の条件を例示することができる。 注入エネルギー: 10〜15keV ドーズ量 : 5×1014〜1×1015/cm2 イオン種 : Ge 絶縁基板の法線に対するイオン注入角度: 45度 絶縁基板の回転数 : 30rpm
【0021】[工程−130]その後、一部分が非晶質
化された半導体層16Aに低温アニール処理を施し、核
領域20Aから結晶を固相成長させることによって、か
かる半導体層から単結晶あるいは多結晶を形成する(図
1の(E)参照)。固相成長のためのアニールの条件
を、例えば、 温度:550〜800゜C 時間:0.5〜20時間 とすることができる。こうして、単結晶あるいは多結晶
から成る半導体層24(以下、単結晶成長半導体層24
という)が形成される。
【0022】[工程−140]次いで、単結晶成長半導
体層24のトランジスタを形成すべき領域以外の領域
を、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によっ
て除去する(図2の(A)参照)。そして、レジストマ
スクを利用して、イオン注入を行い、ソース・ドレイン
領域26を形成する。イオン注入の条件を、例えば、 イオン種 : Bイオン 注入エネルギー: 10 keV ドーズ量 : 3×1015/cm2 あるいは、 イオン種 : BF2イオン 注入エネルギー: 35 keV ドーズ量 : 3×1015/cm2 とすることができる。次に、例えばRTA(Rapid Ther
mal Annealing)法により、ソース・ドレイン領域26
の活性化アニールを行う。活性化アニールの条件を、例
えば、 温度:480〜1050゜C 時間:10秒 とすることができる。この活性化アニールは、NH3
ス雰囲気下で行うことが望ましい。NH3ガスの流量
を、例えば1〜3リットル/分とする。NH3ガス雰囲
気下で活性化アニールを行うことによって、単結晶成長
半導体層24中のシリコン原子の未結合手が水素原子と
結合する。しかも、単結晶成長半導体層24の表面に窒
化シリコン層(図示せず)が形成され、活性化アニール
中に、単結晶成長半導体層24中のシリコンと結合した
水素が単結晶成長半導体層24から脱離することを抑制
することができる。
【0023】その後、層間絶縁層28としてSiN層を
100nm、PSG層を150〜200nm全面に堆積
させ、RIE等により層間絶縁層28に開口部を形成
し、かかる開口部及び層間絶縁層28上に金属配線材料
をスパッタ法で形成し、次いで、金属配線材料をパター
ニングして配線層30を形成する(図2の(B)参
照)。こうして、ボトムゲート型薄膜p型トランジスタ
から成るMOS型トランジスタを完成させる。
【0024】(実施例−2)実施例−2は、本発明の半
導体薄膜の形成方法をトップゲート型p型薄膜トランジ
スタから成るMOS型トランジスタの製造に適用した例
である。図3及び図4を参照して実施例−2を以下説明
する。
【0025】[工程−200]先ず、石英から成る絶縁
基板10の上に全面に、非晶質シリコンから成る非晶質
半導体層16を従来のCVD法で堆積させる(図3の
(A)参照)。非晶質半導体層16の厚さを、例えば4
0nmとする。非晶質半導体層16の堆積温度を、実施
例−1と同様に500゜C以下とすることが望ましい。
場合によっては、次に、非晶質半導体層16の高密度化
及び均一性向上のため、非晶質半導体層16の焼き締め
アニールを行うことが望ましい。
【0026】[工程−210]その後、非晶質半導体層
16から結晶粒を固相成長させて多結晶半導体層16A
を形成する(図3の(B)参照)。固相成長のための低
温アニールの条件を、例えば、 温度:550〜800゜C 時間:0.5〜20時間 とすることができる。多結晶半導体層16Aは主に多結
晶シリコンから成り、相当の割合の多結晶シリコンは
〈100〉配向を有する。
【0027】[工程−220]その後、多結晶半導体層
16Aの所定の領域にイオン注入を施して所定の領域1
8を非晶質化し、所定の領域以外の領域20を結晶成長
のための核領域20Aとして残す(図3の(C)参
照)。この工程は、実施例−1の[工程−120]と同
様とすることができ、その詳細な説明は省略する。尚、
レジスト層22を形成する前に、ゲート酸化膜あるいは
キャッピング膜として予めSiO2膜等を多結晶半導体
層16A上に形成しておいてもよい。
【0028】[工程−230]次いで、一部分が非晶質
化された半導体層16Aに低温アニール処理を施し、核
領域20Aから結晶を固相成長させることによって、か
かる半導体層から単結晶あるいは多結晶を形成する。固
相成長のためのアニールの条件を、例えば、 温度:550〜800゜C 時間:0.5〜20時間 とすることができる。こうして、単結晶成長半導体層2
4が形成される(図3の(D)参照)。
【0029】[工程−240]その後、単結晶成長半導
体層24のトランジスタを形成すべき領域以外の領域を
フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によって除
去する。そして、単結晶成長半導体層24の上に厚さ3
0nmのSiO2から成るゲート酸化膜14を堆積さ
せ、更に非晶質シリコン層又は多結晶シリコン層を10
0nmその上に堆積させ、フォトリソグラフィ技術及び
エッチング技術によって、非晶質シリコン層又は多結晶
シリコン層をパターニングして、ゲート電極12を形成
する(図4の(A)参照)。
【0030】次に、レジストマスクを利用して、イオン
注入を行い、ソース・ドレイン領域26を形成し、次い
で、層間絶縁層28としてSiN層を150〜200n
m(PSG層でもよい)全面に堆積させる。イオン注入
の条件を、実施例−1と同様とすることができる。その
後、ソース・ドレイン領域26の活性化アニールを行
う。活性化アニールの条件を、900゜C、20分とし
た。
【0031】その後、層間絶縁層28に開口部をRIE
法にて形成し、かかる開口部及び層間絶縁層28上に金
属配線材料をスパッタ法で形成し、次いで、金属配線材
料をパターニングして配線層30を形成する(図4の
(B)参照)。こうして、トップゲート型薄膜p型トラ
ンジスタから成るMOS型トランジスタを完成させる。
【0032】(実施例−3)実施例−1及び実施例−2
において、多結晶半導体層16を非晶質化するためにイ
オン注入を行ったが、実施例−3では、絶縁基板を傾斜
させ且つ回転させながらイオン注入を行った。その他の
点は、実施例−1及び実施例−2と同様である。このイ
オン注入の条件を以下のとおりとした。 注入エネルギー: 15keV ドーズ量 : 2×1016/cm2 イオン種 : Si 絶縁基板の法線に対するイオン注入角度: 45度 絶縁基板の回転数: 30rpm このような条件でイオン注入を行うことによって、図5
に示すように、レジスト層22の直下の多結晶半導体層
の領域16Bにはイオン注入が施されないが、レジスト
層22の下の絶縁基板10に近い多結晶半導体層の領域
16Cにはイオン注入が施される。これによって、多結
晶半導体層の核領域の大きさを一層小さくできる。その
結果、一層均一で大きな結晶粒を形成することが可能に
なる。
【0033】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。実施例で説明した各種の数値、条件等は例示で
あり、適宜変更することができる。石英から成る絶縁基
板を例にとり実施例を説明したが、シリコン基板とSi
2から成る酸化膜の組み合わせ、あるいはガラス基
板、更に、シリコン基板上にトランジスタやキャパシタ
等の素子を形成した後、その上にSiN、SiO2、P
SG等の層間絶縁層を形成し、これを絶縁基材とするこ
ともできる。
【0034】MOS型トランジスタとして、トップゲー
ト型及びボトムゲート型薄膜p型トランジスタ以外に
も、トップゲート型薄膜n型トランジスタ、ボトムゲー
ト型薄膜n型トランジスタ等を例示することができる。
また、例えば、チャネル領域の上下にゲート電極を形成
した所謂XMOS型トランジスタにも本発明の半導体薄
膜の形成方法を適用することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の半導体結晶の成長方法によれ
ば、非晶質半導体層に低温アニール処理を施して多結晶
半導体層を形成するので、得られた多結晶粒の多くは特
定の配向性(オリエンテーション)を有している。かか
る多結晶粒を結晶成長のための核領域として残すので、
固相成長によって得られた結晶粒は結晶性が良好な単結
晶粒を多く含む。また、トランジスタのチャネル形成予
定領域を含む多結晶半導体層の所定の領域にイオン注入
を施してかかる所定の領域を非晶質化し、所定の領域以
外の領域を結晶成長のための核領域として残すので、固
相成長後のトランジスタのチャネル形成予定領域はほぼ
単結晶で占められ、トランジスタの特性のばらつきを抑
制することが可能となる。
【0036】本発明の半導体結晶の成長方法によって得
られた半導体結晶層から作製されたMOS型トランジス
タにおいては、トランジスタの活性領域が結晶欠陥の少
ない結晶粒中に形成されるので、トランジスタの立ち上
がり特性、リーク特性を向上させることができる。ま
た、ソース・ドレイン領域の抵抗を低減でき、トランジ
スタの電流駆動能力を向上させることができる。更に、
チャネル形成領域に結晶粒界が存在しないので、閾値電
圧のばらつきが無くなり、リーク電流の小さい、電流駆
動能力の大きなトランジスタを作製することができる。
また、TFTをSRAMの負荷素子として用いた場合、
低消費電流が達成でき、耐アルファ線特性や信頼性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例−1の半導体結晶の成長方法の工程を説
明するための模式的な一部断面図である。
【図2】図1に引き続き、MOS型トランジスタの作製
方法の工程を説明するための、半導体素子の模式的な一
部断面図である。
【図3】実施例−2の半導体結晶の成長方法の工程を説
明するための模式的な一部断面図である。
【図4】図3に引き続き、MOS型トランジスタの作製
方法の工程を説明するための、半導体素子の模式的な一
部断面図である。
【図5】実施例−3の半導体結晶の成長方法の工程の一
部を説明するための模式的な一部断面図である。
【図6】従来のシード位置制御単一結晶粒薄膜トランジ
スタの製造工程を示すための、半導体素子の模式的断面
図である。
【符号の説明】
10 絶縁基板 12 ゲート電極 14 ゲート酸化膜 16 非晶質半導体層 16A 多結晶半導体層 18 所定の領域 20 所定の領域以外の領域 20A 核領域 22 レジスト層 24 単結晶成長半導体層 26 ソース・ドレイン領域 28 層間絶縁層 30 配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/205 21/265

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)絶縁基材上に非晶質半導体層を形成
    する工程と、 (ロ)該非晶質半導体層に低温アニール処理を施して多
    結晶半導体層を形成する工程と、 (ハ)トランジスタのチャネル形成予定領域を含む該多
    結晶半導体層の所定の領域にイオン注入を施してかかる
    所定の領域を非晶質化し、所定の領域以外の領域を結晶
    成長のための核領域として残す工程と、 (ニ)該一部分が非晶質化された半導体層に低温アニー
    ル処理を施し、核領域から結晶粒を固相成長させて単結
    晶あるいは多結晶を形成する工程、 から成ることを特徴とする半導体結晶の成長方法。
  2. 【請求項2】前記イオン注入は、絶縁基板を傾斜させ且
    つ回転させながら行うことを特徴とする請求項1に記載
    の半導体結晶の成長方法。
  3. 【請求項3】前記イオン注入におけるイオン種はGe+
    から成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の半導体結晶の成長方法。
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JP7071093A Pending JPH06260505A (ja) 1993-03-08 1993-03-08 半導体結晶の成長方法

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