JPH06158352A - ばね用鋼線 - Google Patents
ばね用鋼線Info
- Publication number
- JPH06158352A JPH06158352A JP31158992A JP31158992A JPH06158352A JP H06158352 A JPH06158352 A JP H06158352A JP 31158992 A JP31158992 A JP 31158992A JP 31158992 A JP31158992 A JP 31158992A JP H06158352 A JPH06158352 A JP H06158352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel wire
- spring
- layer
- plating
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ばね用鋼線の耐食性を向上し、めっき密着性
及びばねコイルリング性を向上する。 【構成】 線径0.10〜0.80mmの高炭素鋼線の
表面に、下地層として厚み0.05〜0.20μmの銅
めっき層と、表層として厚み0.5〜3.0μmのニッ
ケルめっき層を設けて成る。
及びばねコイルリング性を向上する。 【構成】 線径0.10〜0.80mmの高炭素鋼線の
表面に、下地層として厚み0.05〜0.20μmの銅
めっき層と、表層として厚み0.5〜3.0μmのニッ
ケルめっき層を設けて成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ばねに成形加工される
ばね用鋼線に関するものである。
ばね用鋼線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のばね用鋼線としては、耐
食性を向上するため、高炭素鋼の鋼線表面にニッケルめ
っきを施したものが使用されている。
食性を向上するため、高炭素鋼の鋼線表面にニッケルめ
っきを施したものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のばね用
鋼線は、ニッケルめっき層に多数のピンホールがあるた
め、ニッケルめっき層が耐食性の効果を十分に発揮する
に至っていない。また、ニッケルめっき層と鋼線との密
着性の点で問題があり、コイリング時や使用時にめっき
剥離が生じていた。
鋼線は、ニッケルめっき層に多数のピンホールがあるた
め、ニッケルめっき層が耐食性の効果を十分に発揮する
に至っていない。また、ニッケルめっき層と鋼線との密
着性の点で問題があり、コイリング時や使用時にめっき
剥離が生じていた。
【0004】本発明の目的は、耐食性、めっき密着性及
びばねコイリング性に優れたばね用鋼線を提供するにあ
る。
びばねコイリング性に優れたばね用鋼線を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、ニッケルめっきの下地層として銅めっ
きを施すことによって、ニッケルめっきのピンホールに
起因する鋼線の腐食を防止し、かつニッケルめっきの密
着性をも向上することを見出して、本発明をなすに至っ
た。即ち、本発明のばね用鋼線は、C含有量0.60〜
0.90wt%の高炭素鋼からなる線径0.10〜0.
80mmの鋼線表面に、下地層として厚み0.05〜
0.20μmの銅めっき層と、表層として厚み0.5〜
3.0μmのニッケルめっき層を設けて成る。
に、本発明者は、ニッケルめっきの下地層として銅めっ
きを施すことによって、ニッケルめっきのピンホールに
起因する鋼線の腐食を防止し、かつニッケルめっきの密
着性をも向上することを見出して、本発明をなすに至っ
た。即ち、本発明のばね用鋼線は、C含有量0.60〜
0.90wt%の高炭素鋼からなる線径0.10〜0.
80mmの鋼線表面に、下地層として厚み0.05〜
0.20μmの銅めっき層と、表層として厚み0.5〜
3.0μmのニッケルめっき層を設けて成る。
【0006】ところで、上記構成における数値限定は、
実験の結果から導き出したものである。銅めっき層の厚
みを0.05〜0.20μmとしたのは、厚みが0.0
5μm未満であると、鋼線表面の凹凸のために、めっき
の付着していない部分やめっきの剥離部分が生じて、耐
食効果を十分に発揮できなくなり、また厚みが0.20
μmを越えても耐食効果が変わらず、かえってコスト高
になるからである。
実験の結果から導き出したものである。銅めっき層の厚
みを0.05〜0.20μmとしたのは、厚みが0.0
5μm未満であると、鋼線表面の凹凸のために、めっき
の付着していない部分やめっきの剥離部分が生じて、耐
食効果を十分に発揮できなくなり、また厚みが0.20
μmを越えても耐食効果が変わらず、かえってコスト高
になるからである。
【0007】ニッケルめっき層の厚みを0.5〜3.0
μmとしたのは、厚みが0.5μm未満であると、ニッ
ケルめっき層自体の耐食性の効果が得られず、ばね成形
加工時の潤滑性も得られない。また、厚みが3.0μm
を越えると、ばねコイリング性の低下やコスト高を招く
ばかりか、耐食性の効果が変わらないからである。
μmとしたのは、厚みが0.5μm未満であると、ニッ
ケルめっき層自体の耐食性の効果が得られず、ばね成形
加工時の潤滑性も得られない。また、厚みが3.0μm
を越えると、ばねコイリング性の低下やコスト高を招く
ばかりか、耐食性の効果が変わらないからである。
【0008】
【作用】上記構成のばね用鋼線を用いると、下地層の銅
めっきが表層のニッケルめっきのピンホールを封止し、
またニッケルめっき層との密着性を向上させる。
めっきが表層のニッケルめっきのピンホールを封止し、
またニッケルめっき層との密着性を向上させる。
【0009】
【実施例】線径1.2mmの鋼線(SWRS72A)を
パテンティング処理し、次に銅めっきを施した後、冷間
伸線により線径0.6mmまで伸線した。次に、上記伸
線した鋼線にニッケルめっきを施した後、冷間伸線によ
り0.3mmに最終伸線して鋼線1の表面に銅めっき層
2とニッケルめっき層3を有するばね用鋼線を得た。
パテンティング処理し、次に銅めっきを施した後、冷間
伸線により線径0.6mmまで伸線した。次に、上記伸
線した鋼線にニッケルめっきを施した後、冷間伸線によ
り0.3mmに最終伸線して鋼線1の表面に銅めっき層
2とニッケルめっき層3を有するばね用鋼線を得た。
【0010】上記工程と同様に、各々のめっき厚さを変
えた実施例、比較例を製造し、耐食性及びばねコイリン
グ性について測定評価した。その結果を表1に示す。な
お、表中実験番号1〜5は実施例、同6〜10は比較
例、同12〜13は従来例である。
えた実施例、比較例を製造し、耐食性及びばねコイリン
グ性について測定評価した。その結果を表1に示す。な
お、表中実験番号1〜5は実施例、同6〜10は比較
例、同12〜13は従来例である。
【0011】
【表1】
【0012】上記耐食性及びばねコイリング性の評価基
準は次の通りである。耐食性は日本工業規格JIS Z
2371に基づいた塩水噴霧テストを行ない、24時
間後に異常のない場合を○とした。また赤錆発生率が1
0%以下の場合を△とし、10%以上の場合を×と評価
した。また、ばねコイリング性については、ばねを10
00個ずつ製造し、自由長を計測し、規格外のばねが
0.5%以下の場合を○とした。同様に0.5〜3%の
場合を△、3%以上の場合を×と評価した。
準は次の通りである。耐食性は日本工業規格JIS Z
2371に基づいた塩水噴霧テストを行ない、24時
間後に異常のない場合を○とした。また赤錆発生率が1
0%以下の場合を△とし、10%以上の場合を×と評価
した。また、ばねコイリング性については、ばねを10
00個ずつ製造し、自由長を計測し、規格外のばねが
0.5%以下の場合を○とした。同様に0.5〜3%の
場合を△、3%以上の場合を×と評価した。
【0013】表1から明らかなように、本発明の実施例
である実験番号1〜5は、各評価項目を全て満足するも
のであった。これに対して、比較例である実験番号6〜
10は、一部の項目において満足するも未だ十分なもの
ではなく、また従来例である実験番号12〜13は、耐
食性及びばねコイリング性のいずれの点でも劣ってい
た。
である実験番号1〜5は、各評価項目を全て満足するも
のであった。これに対して、比較例である実験番号6〜
10は、一部の項目において満足するも未だ十分なもの
ではなく、また従来例である実験番号12〜13は、耐
食性及びばねコイリング性のいずれの点でも劣ってい
た。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記構成になしたので、耐食性
及びニッケルめっきの密着性が向上し、さらにばねコイ
リング性も優れている等の効果を有する。
及びニッケルめっきの密着性が向上し、さらにばねコイ
リング性も優れている等の効果を有する。
【図1】本発明のばね用鋼線の断面図。
1 鋼線 2 銅めっき層 3 ニッケルめっき層
Claims (1)
- 【請求項1】 C含有量0.60〜0.90wt%の高
炭素鋼からなる線径0.10〜0.80mmの鋼線表面
に、下地層として厚み0.05〜0.20μmの銅めっ
き層と、表層として厚み0.5〜3.0μmのニッケル
めっき層を設けたことを特徴とするばね用鋼線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31158992A JPH06158352A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | ばね用鋼線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31158992A JPH06158352A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | ばね用鋼線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06158352A true JPH06158352A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18019065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31158992A Pending JPH06158352A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | ばね用鋼線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06158352A (ja) |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP31158992A patent/JPH06158352A/ja active Pending
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