JPH06159259A - ポンプ - Google Patents
ポンプInfo
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- JPH06159259A JPH06159259A JP31912492A JP31912492A JPH06159259A JP H06159259 A JPH06159259 A JP H06159259A JP 31912492 A JP31912492 A JP 31912492A JP 31912492 A JP31912492 A JP 31912492A JP H06159259 A JPH06159259 A JP H06159259A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vane
- pump
- sliding
- main component
- rotor
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/08—Rotary pistons
- F01C21/0809—Construction of vanes or vane holders
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/30—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/356—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member
- F04C18/3562—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surfaces substantially parallel to the axis of rotation
- F04C18/3564—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surfaces substantially parallel to the axis of rotation the surfaces of the inner and outer member, forming the working space, being surfaces of revolution
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ベーンポンプを構成するハウジング1、ロータ
2、ベーン3の摺動面を、炭化チタン、窒化チタン、ま
たはこれらの複合物を主成分とする焼結体、あるいはこ
れらを主成分とする被覆層で形成する。 【効果】材料自身が高硬度、自己潤滑性、環境安定性に
優れているため、潤滑油溶解力の少ない冷媒を用いて
も、簡便な構造で耐摩耗性に優れ、低摩擦力を実現し、
環境保全、省力化が実現できる。
2、ベーン3の摺動面を、炭化チタン、窒化チタン、ま
たはこれらの複合物を主成分とする焼結体、あるいはこ
れらを主成分とする被覆層で形成する。 【効果】材料自身が高硬度、自己潤滑性、環境安定性に
優れているため、潤滑油溶解力の少ない冷媒を用いて
も、簡便な構造で耐摩耗性に優れ、低摩擦力を実現し、
環境保全、省力化が実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベーンポンプ、遠心ポ
ンプなどの各所ポンプに関するものである。
ンプなどの各所ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より各種ポンプや、各種軸受等を構
成する摺動部材として、耐摩耗性、耐食性等に優れたセ
ラミックスが用いられている。
成する摺動部材として、耐摩耗性、耐食性等に優れたセ
ラミックスが用いられている。
【0003】例えば、冷凍機、空調機械等の圧縮機とし
て使用されるベーンポンプは金属部材により構成されて
いたが、耐摩耗性改善のためにセラミックスを用いるこ
とが検討されている。即ち、特開昭58−41287号
公報、特開昭59−168291号公報、および特開昭
59−206691号公報にハウジング、ロータ、ベー
ンをセラミック製としたベーンポンプが示されており、
また特開昭60−6092号公報には圧縮室構成部材を
セラミック製としたベーン式圧縮機が示されている。そ
して、これらに用いるセラミックスとして窒化珪素、炭
化珪素、アルミナが示されている。
て使用されるベーンポンプは金属部材により構成されて
いたが、耐摩耗性改善のためにセラミックスを用いるこ
とが検討されている。即ち、特開昭58−41287号
公報、特開昭59−168291号公報、および特開昭
59−206691号公報にハウジング、ロータ、ベー
ンをセラミック製としたベーンポンプが示されており、
また特開昭60−6092号公報には圧縮室構成部材を
セラミック製としたベーン式圧縮機が示されている。そ
して、これらに用いるセラミックスとして窒化珪素、炭
化珪素、アルミナが示されている。
【0004】さらに、より摺動性を高めるために、固体
潤滑材を一部に複合した構造のものが提案されている。
潤滑材を一部に複合した構造のものが提案されている。
【0005】例えば特開昭62−126281号公報に
はベーンポンプのハウジング、ロータを正方晶系の結晶
構造を持つジルコニアとし、ベーンはポリイミド系樹脂
に固体潤滑剤を混合した成型体とした例が示されてい
る。また特開昭62−210275号公報にはハウジン
グ、ロータをアルミナに炭化チタンを5−50重量%添
加したセラミックとし、ベーンをアルミナ、アルミナに
炭化チタンを5−50重量%添加したセラミック、炭化
珪素、窒化珪素、またはポリイミド系樹脂に固体潤滑剤
を混合した成型体とした例が示されている。さらに、実
公平−23834号公報にはセラミックス製ベーンポン
プにおいてベーンを複合構造とし凹部を形成したアルミ
ナ、炭化珪素に固体潤滑剤となるボロンナイトライドを
摺動可能に嵌合したものが示されている。
はベーンポンプのハウジング、ロータを正方晶系の結晶
構造を持つジルコニアとし、ベーンはポリイミド系樹脂
に固体潤滑剤を混合した成型体とした例が示されてい
る。また特開昭62−210275号公報にはハウジン
グ、ロータをアルミナに炭化チタンを5−50重量%添
加したセラミックとし、ベーンをアルミナ、アルミナに
炭化チタンを5−50重量%添加したセラミック、炭化
珪素、窒化珪素、またはポリイミド系樹脂に固体潤滑剤
を混合した成型体とした例が示されている。さらに、実
公平−23834号公報にはセラミックス製ベーンポン
プにおいてベーンを複合構造とし凹部を形成したアルミ
ナ、炭化珪素に固体潤滑剤となるボロンナイトライドを
摺動可能に嵌合したものが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なセラミックスからなる摺動部材は、耐摩耗性には優れ
るものの、セラミックス同士あるいは、セラミックスと
他部材との摺動抵抗が大きいという問題点があった。
なセラミックスからなる摺動部材は、耐摩耗性には優れ
るものの、セラミックス同士あるいは、セラミックスと
他部材との摺動抵抗が大きいという問題点があった。
【0007】特に、近年、冷凍機、空調機械用の圧縮機
として使用されるベーンポンプ(ベーン型圧縮機を含
む)において、特定フロン全廃に伴う冷媒の変更が急速
に進んできている。特定フロンはその成分中の塩素がオ
ゾン層の破壊を進行させることから、成分中の塩素量を
低減させる、また塩素を無くす等の代替冷媒が採用され
ようとしている。従って冷媒の油分溶解力は特定フロン
と比較し非常に小さくなり、必然的に潤滑油の冷媒中へ
の溶解量も少なくなる。そこで、特にベーンポンプを構
成する部材の摺動性が極めて重要な条件となっている。
として使用されるベーンポンプ(ベーン型圧縮機を含
む)において、特定フロン全廃に伴う冷媒の変更が急速
に進んできている。特定フロンはその成分中の塩素がオ
ゾン層の破壊を進行させることから、成分中の塩素量を
低減させる、また塩素を無くす等の代替冷媒が採用され
ようとしている。従って冷媒の油分溶解力は特定フロン
と比較し非常に小さくなり、必然的に潤滑油の冷媒中へ
の溶解量も少なくなる。そこで、特にベーンポンプを構
成する部材の摺動性が極めて重要な条件となっている。
【0008】この点について、炭化珪素、窒化珪素、ア
ルミナのセラミックスは、摺動性が良くないことから、
ベーンポンプ稼働時の省力化を妨げてしまい、また、ジ
ルコニアセラミックスは、水熱反応による結晶構造の変
化により特性が大幅に低化してしまうなどの問題点があ
った。
ルミナのセラミックスは、摺動性が良くないことから、
ベーンポンプ稼働時の省力化を妨げてしまい、また、ジ
ルコニアセラミックスは、水熱反応による結晶構造の変
化により特性が大幅に低化してしまうなどの問題点があ
った。
【0009】また、固体潤滑材とセラミックの複合材を
用いたものでは、摺動時の摩擦力は小さくできるが、構
造が複雑化し、製造が困難でコストが高くなるという問
題点があった。
用いたものでは、摺動時の摩擦力は小さくできるが、構
造が複雑化し、製造が困難でコストが高くなるという問
題点があった。
【0010】そこで、本発明は、簡単な構造で、優れた
耐摩耗性を維持したまま、摺動性の高い摺動部材を用い
たポンプを得ることを目的とする。
耐摩耗性を維持したまま、摺動性の高い摺動部材を用い
たポンプを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の事情に
鑑み、ポンプを構成する部材の少なくとも摺動面を、炭
化チタン、窒化チタン、およびこれらの複合物のうち一
種以上を主成分とする焼結体、あるいはこれらの一種以
上を主成分とする被膜で構成したものである。
鑑み、ポンプを構成する部材の少なくとも摺動面を、炭
化チタン、窒化チタン、およびこれらの複合物のうち一
種以上を主成分とする焼結体、あるいはこれらの一種以
上を主成分とする被膜で構成したものである。
【0012】また、本発明は、特にベーンポンプ(ベー
ン型圧縮機を含む)を構成するハウジング、ロータ、ベ
ーンのうち少なくとも1つ以上の摺動面を、炭化チタ
ン、窒化チタン、およびこれらの複合物のうち一種以上
を主成分とする焼結体、あるいはこれらのうち一種以上
を主成分とする被膜で構成したものである。
ン型圧縮機を含む)を構成するハウジング、ロータ、ベ
ーンのうち少なくとも1つ以上の摺動面を、炭化チタ
ン、窒化チタン、およびこれらの複合物のうち一種以上
を主成分とする焼結体、あるいはこれらのうち一種以上
を主成分とする被膜で構成したものである。
【0013】なお、上記主成分である、炭化チタン(T
iC)、窒化チタン(TiN)、またはこれらの複合物
(TiCN)は、合計で全体の50〜100重量%含有
していることが望ましい。これらの主成分は硬度が高
く、かつ自己潤滑性に優れたものであるため、本発明の
ポンプを構成する摺動部材は、耐摩耗性に優れ、かつ摺
動性も高くすることができる。
iC)、窒化チタン(TiN)、またはこれらの複合物
(TiCN)は、合計で全体の50〜100重量%含有
していることが望ましい。これらの主成分は硬度が高
く、かつ自己潤滑性に優れたものであるため、本発明の
ポンプを構成する摺動部材は、耐摩耗性に優れ、かつ摺
動性も高くすることができる。
【0014】また、上記主成分以外に、炭化モリブデン
(Mo2 C)、炭化クロム(Cr3C2 )、炭化ニオブ
(NbC)、炭化タンタル(TaC)、炭化タングステ
ン(WC)より選ばれる少なくとも一種を、各々全体の
1〜20重量%の範囲で含有させることができ、これら
の成分を含有させることで、焼結性を高めるとともに、
靱性や強度を向上させることができる。
(Mo2 C)、炭化クロム(Cr3C2 )、炭化ニオブ
(NbC)、炭化タンタル(TaC)、炭化タングステ
ン(WC)より選ばれる少なくとも一種を、各々全体の
1〜20重量%の範囲で含有させることができ、これら
の成分を含有させることで、焼結性を高めるとともに、
靱性や強度を向上させることができる。
【0015】さらに、その他の成分としてニッケル(N
i)、コバルト(Co)、モリブデン(Mo)より選ば
れる少なくとも一種の金属を、各々全体の1〜30重量
%の範囲で含有させてサーメット材とすることもでき
る。これらの成分は、結合金属相として、靱性や強度を
向上させることができる。
i)、コバルト(Co)、モリブデン(Mo)より選ば
れる少なくとも一種の金属を、各々全体の1〜30重量
%の範囲で含有させてサーメット材とすることもでき
る。これらの成分は、結合金属相として、靱性や強度を
向上させることができる。
【0016】そして、上記組成となる原料粉末を所定形
状に成形した後、所定条件で焼成すれば、本発明のポン
プを構成する摺動部材を成す焼結体を得ることができ
る。一方、金属、プラスチック、ガラス、セラミックス
などからなる基体上に、CVD法やPVD法等によっ
て、上記組成となるような被膜を形成して、本発明のポ
ンプを構成する摺動部材を得ることもできる。
状に成形した後、所定条件で焼成すれば、本発明のポン
プを構成する摺動部材を成す焼結体を得ることができ
る。一方、金属、プラスチック、ガラス、セラミックス
などからなる基体上に、CVD法やPVD法等によっ
て、上記組成となるような被膜を形成して、本発明のポ
ンプを構成する摺動部材を得ることもできる。
【0017】
【作用】本発明によれば、ポンプを構成する摺動部材
が、高硬度、自己潤滑性、環境安定性の優れたものとな
るため、これらの摺動部材同士、または他材質との間の
摺動性を高くできる。そのため、摺動時の摩擦抵抗を小
さくできるとともに、摺動部材自体、および摺動相手部
材の摩耗量を少なくすることができる。したがって、ベ
ーンポンプで潤滑油溶解力の少ない冷媒を用いても、簡
便な構造で耐摩耗性に優れ、低摩擦力を実現し、環境保
全、省力化に貢献するものである。
が、高硬度、自己潤滑性、環境安定性の優れたものとな
るため、これらの摺動部材同士、または他材質との間の
摺動性を高くできる。そのため、摺動時の摩擦抵抗を小
さくできるとともに、摺動部材自体、および摺動相手部
材の摩耗量を少なくすることができる。したがって、ベ
ーンポンプで潤滑油溶解力の少ない冷媒を用いても、簡
便な構造で耐摩耗性に優れ、低摩擦力を実現し、環境保
全、省力化に貢献するものである。
【0018】
【実施例】以下本発明をベーンポンプを例にして説明す
る。
る。
【0019】ベーンポンプの構造を図1に示すように、
ハウジング1のシリンダー1a内周面に円筒状をしたロ
ータ2の外周面を接触させて配置し、またハウジング1
に備えた溝1bに弾性材4を介在させてベーン3を配置
し、このベーン3の先端はロータ2の外周に圧接するよ
うになっている。そして、ロータ2は回転軸5によっ
て、その外周面がシリンダー1a内周面に接触した状態
で偏心回転可能となっており、この偏心回転に合わせて
ベーン3は上下運動を行い、ハウジング1の溝部と摺動
する。このような動きによって、例えば冷凍機用の圧縮
機として用いる場合は、ハウジング1に備えた吸入口6
から冷媒をシリンダー1a内へ吸入圧縮し、吐出口7か
ら押し出すことで、冷媒を断熱膨張させ冷凍、冷却する
ものである。
ハウジング1のシリンダー1a内周面に円筒状をしたロ
ータ2の外周面を接触させて配置し、またハウジング1
に備えた溝1bに弾性材4を介在させてベーン3を配置
し、このベーン3の先端はロータ2の外周に圧接するよ
うになっている。そして、ロータ2は回転軸5によっ
て、その外周面がシリンダー1a内周面に接触した状態
で偏心回転可能となっており、この偏心回転に合わせて
ベーン3は上下運動を行い、ハウジング1の溝部と摺動
する。このような動きによって、例えば冷凍機用の圧縮
機として用いる場合は、ハウジング1に備えた吸入口6
から冷媒をシリンダー1a内へ吸入圧縮し、吐出口7か
ら押し出すことで、冷媒を断熱膨張させ冷凍、冷却する
ものである。
【0020】そして、上記ハウジング1、ロータ2、ベ
ーン3は、炭化チタン、窒化チタン、およびこれらの複
合物のうち一種以上を主成分とする焼結体からなってい
る。
ーン3は、炭化チタン、窒化チタン、およびこれらの複
合物のうち一種以上を主成分とする焼結体からなってい
る。
【0021】このようなベーンポンプの稼働時には、ハ
ウジング1のシリンダー1a内面とロータ2の外周面
間、ロータ2の外周面とベーン3の先端間、ベーン3と
ハウジング1の溝3との間で、それぞれの部材が激しく
摺動することになるが、これらの部材が耐摩耗性、摺動
性に優れた材質からなるため、摩擦抵抗が小さく、かつ
各部材の摩耗量が少ないことから、長期間良好に使用す
ることができる。
ウジング1のシリンダー1a内面とロータ2の外周面
間、ロータ2の外周面とベーン3の先端間、ベーン3と
ハウジング1の溝3との間で、それぞれの部材が激しく
摺動することになるが、これらの部材が耐摩耗性、摺動
性に優れた材質からなるため、摩擦抵抗が小さく、かつ
各部材の摩耗量が少ないことから、長期間良好に使用す
ることができる。
【0022】なお、本発明のベーンポンプにおいて、ハ
ウジング1、ロータ2、ベーン3のすべてを、炭化チタ
ン、窒化チタン、およびこれらの複合物のうち一種以上
を主成分とする焼結体で形成する必要はなく、例えばロ
ータ2とベーン3のみを上記焼結体とし、ハウジング1
は金属材で形成してもよい。このような場合でも、上記
焼結体からなるロータ2とベーン3は、金属材に対する
摺動性も優れていることから、摩擦抵抗が小さく、かつ
摩耗量を少なくすることができる。
ウジング1、ロータ2、ベーン3のすべてを、炭化チタ
ン、窒化チタン、およびこれらの複合物のうち一種以上
を主成分とする焼結体で形成する必要はなく、例えばロ
ータ2とベーン3のみを上記焼結体とし、ハウジング1
は金属材で形成してもよい。このような場合でも、上記
焼結体からなるロータ2とベーン3は、金属材に対する
摺動性も優れていることから、摩擦抵抗が小さく、かつ
摩耗量を少なくすることができる。
【0023】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0024】図2にベーン3のみの断面を示すように、
セラミックス、ガラス、金属、プラスチックなどからな
る基体3aの表面に、炭化チタン、窒化チタン、または
これらの複合物を主成分とする被膜3bを形成したもの
である。そして、このベーン3を用いてベーンポンプを
構成すれば、その表面の摺動性、耐摩耗性が高いため、
摩擦抵抗が小さく、かつベーン3および摺動相手材であ
るハウジング1やロータ2の摩耗量を少なくすることが
できる。
セラミックス、ガラス、金属、プラスチックなどからな
る基体3aの表面に、炭化チタン、窒化チタン、または
これらの複合物を主成分とする被膜3bを形成したもの
である。そして、このベーン3を用いてベーンポンプを
構成すれば、その表面の摺動性、耐摩耗性が高いため、
摩擦抵抗が小さく、かつベーン3および摺動相手材であ
るハウジング1やロータ2の摩耗量を少なくすることが
できる。
【0025】また、このような被膜3bを備えたベーン
3は、表面のみに被覆すれば良いことから、低コストと
でき、また複雑形状品でも容易に製造できる。なお、上
記のように基体3aはさまざまな材質を用いることがで
きるが、被膜3bと熱膨張率を合わせるためには、セラ
ミックスを用いることが望ましい。また、この被膜3b
の厚みは10〜200μmの範囲が好ましい。
3は、表面のみに被覆すれば良いことから、低コストと
でき、また複雑形状品でも容易に製造できる。なお、上
記のように基体3aはさまざまな材質を用いることがで
きるが、被膜3bと熱膨張率を合わせるためには、セラ
ミックスを用いることが望ましい。また、この被膜3b
の厚みは10〜200μmの範囲が好ましい。
【0026】なお、図2にはベーン3のみを示したが、
同様にしてロータ2やハウジング1の摺動面のみに炭化
チタン、窒化チタン、またはこれらの複合物のうち一種
以上を主成分とする被膜を備えたものを用意し、これら
を組み合わせてベーンポンプを構成することもできる。
同様にしてロータ2やハウジング1の摺動面のみに炭化
チタン、窒化チタン、またはこれらの複合物のうち一種
以上を主成分とする被膜を備えたものを用意し、これら
を組み合わせてベーンポンプを構成することもできる。
【0027】以上の実施例は、ベーンポンプについての
み示したが、この他にプランジャーポンプ、遠心ポン
プ、一軸偏心ねじポンプなどの各種ポンプにおける摺動
部材として、本発明を適用できることはいうまでもな
い。また、さらに他の摺動部材として、例えば回転軸や
軸受を炭化チタン、窒化チタン、またはこれらの複合物
のうち一種以上を主成分とする焼結体で構成すること
で、耐摩耗性とともに摺動性を高くすることができる。
み示したが、この他にプランジャーポンプ、遠心ポン
プ、一軸偏心ねじポンプなどの各種ポンプにおける摺動
部材として、本発明を適用できることはいうまでもな
い。また、さらに他の摺動部材として、例えば回転軸や
軸受を炭化チタン、窒化チタン、またはこれらの複合物
のうち一種以上を主成分とする焼結体で構成すること
で、耐摩耗性とともに摺動性を高くすることができる。
【0028】実験例1 ここで、本発明のポンプを構成する摺動部材の耐摩耗性
および摺動性を調べるため、ボール・オン・ディスク型
の摩擦摩耗試験機を用いた試験を行った。
および摺動性を調べるため、ボール・オン・ディスク型
の摩擦摩耗試験機を用いた試験を行った。
【0029】比較例としてアルミナ系セラミックス、窒
化珪素系セラミックス、ジルコニア系セラミックス、ア
ルミナを主成分とし炭化チタンを添加したセラミックス
を用意し、一方、本発明実施例として、炭化チタンと窒
化チタンを主成分とし炭化タングステンを含むサーメッ
ト材、主成分である炭化チタンを分散粒子相とし、炭化
クロム及びニッケルを固溶させて結合相としたサーメッ
ト材を用意した。
化珪素系セラミックス、ジルコニア系セラミックス、ア
ルミナを主成分とし炭化チタンを添加したセラミックス
を用意し、一方、本発明実施例として、炭化チタンと窒
化チタンを主成分とし炭化タングステンを含むサーメッ
ト材、主成分である炭化チタンを分散粒子相とし、炭化
クロム及びニッケルを固溶させて結合相としたサーメッ
ト材を用意した。
【0030】各試料を、乾式無潤滑下の状態で、相手材
に高炭素クロム軸受け鋼SUJ2のボールを用いて、荷
重0.5kg、相対摺動速度0.17m/sで摺動試験
を行い、両者間の摩擦係数、両部材の摩耗量を測定した
結果を表1に示す。
に高炭素クロム軸受け鋼SUJ2のボールを用いて、荷
重0.5kg、相対摺動速度0.17m/sで摺動試験
を行い、両者間の摩擦係数、両部材の摩耗量を測定した
結果を表1に示す。
【0031】表1より明らかに、No.1〜4の比較例
は、摩擦係数が0.4以上と大きく、摩耗量も大きかっ
た。これに対し、本発明実施例である炭化チタンと窒化
チタンを主成分とする焼結体(No.5)、および炭化
チタンを主成分とする焼結体(No.6)は、摩擦係数
が0.4よりも小さく、摩耗量も極めて小さいことか
ら、耐摩耗性、摺動性に優れていることがわかる。特に
本発明実施例は、摺動相手材を摩耗させにくく、この点
で極めて長寿命とできることがわかる。
は、摩擦係数が0.4以上と大きく、摩耗量も大きかっ
た。これに対し、本発明実施例である炭化チタンと窒化
チタンを主成分とする焼結体(No.5)、および炭化
チタンを主成分とする焼結体(No.6)は、摩擦係数
が0.4よりも小さく、摩耗量も極めて小さいことか
ら、耐摩耗性、摺動性に優れていることがわかる。特に
本発明実施例は、摺動相手材を摩耗させにくく、この点
で極めて長寿命とできることがわかる。
【0032】
【表1】
【0033】実験例2 次に、図1に示すベーンポンプのベーン3を、表1中の
No.5、6の焼結体で形成したもの、およびこのベー
ン3を金属材の表面に炭化チタン単体または窒化チタン
の被覆を形成したものをそれぞれ用意した。これらをベ
ーンポンプに実装し、湿式潤滑下における使用試験を行
ったところ、上記本発明実施例では従来の金属材料と比
較して、ベーン3およびベーン3と摺動する他部材の摩
耗量を10分の1に低減できた。また、摺動する他部材
としてステンレス、鋳鉄、ハステロイなどの金属材を用
いたが、これらの中でも特にステンレスを用いたものが
相性が良かった。
No.5、6の焼結体で形成したもの、およびこのベー
ン3を金属材の表面に炭化チタン単体または窒化チタン
の被覆を形成したものをそれぞれ用意した。これらをベ
ーンポンプに実装し、湿式潤滑下における使用試験を行
ったところ、上記本発明実施例では従来の金属材料と比
較して、ベーン3およびベーン3と摺動する他部材の摩
耗量を10分の1に低減できた。また、摺動する他部材
としてステンレス、鋳鉄、ハステロイなどの金属材を用
いたが、これらの中でも特にステンレスを用いたものが
相性が良かった。
【0034】なお、従来ベーンポンプ材料の摺動試験と
しては、実装評価が主流であったが、上記のようにボー
ル・オン・ディスク試験での結果が実装評価に再現でき
たことから、ボール・オン・ディスク試験が有効な評価
方法であり、この試験方法で摩擦係数が0.4以下の材
料が特に優れた結果を示すことがわかる。
しては、実装評価が主流であったが、上記のようにボー
ル・オン・ディスク試験での結果が実装評価に再現でき
たことから、ボール・オン・ディスク試験が有効な評価
方法であり、この試験方法で摩擦係数が0.4以下の材
料が特に優れた結果を示すことがわかる。
【0035】さらに以上の実験例はベーンポンプについ
ての試験条件に基づいたものとなっているが、これに限
らず一般的な摺動材料としても十分な効果が得られるも
のである。
ての試験条件に基づいたものとなっているが、これに限
らず一般的な摺動材料としても十分な効果が得られるも
のである。
【0036】
【発明の効果】このように、本発明によれば、ポンプを
構成する部材の少なくとも摺動面を、炭化チタン、窒化
チタン、またはこれらの複合物を主成分とする焼結体、
あるいはこれらを主成分とする被覆相で形成したことに
よって、材料自体が高硬度、自己潤滑性、環境安定性な
どの点で優れているため、耐摩耗性、摺動性に優れてお
り、長期間にわたって良好な摺動特性を維持できる。
構成する部材の少なくとも摺動面を、炭化チタン、窒化
チタン、またはこれらの複合物を主成分とする焼結体、
あるいはこれらを主成分とする被覆相で形成したことに
よって、材料自体が高硬度、自己潤滑性、環境安定性な
どの点で優れているため、耐摩耗性、摺動性に優れてお
り、長期間にわたって良好な摺動特性を維持できる。
【0037】特にこの摺動部材を、ベーンポンプを構成
するハウジング、ロータ、ベーンに適用することによっ
て、潤滑油溶解力の少ない冷媒を用いる場合でも、簡単
な構造で耐摩耗性に優れ、低摩擦力を実現し、環境保
全、省力化に貢献することができる。
するハウジング、ロータ、ベーンに適用することによっ
て、潤滑油溶解力の少ない冷媒を用いる場合でも、簡単
な構造で耐摩耗性に優れ、低摩擦力を実現し、環境保
全、省力化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施例であるベーンポンプを
示す横断面図、(B)は(A)中のX−X線断面図であ
る。
示す横断面図、(B)は(A)中のX−X線断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す、ベーンポンプのベ
ーンのみの断面図である。
ーンのみの断面図である。
1:ハウジング 2:ロータ 3:ベーン 4:弾性材 5:回転軸 6:吸込口 7:吐出口
Claims (1)
- 【請求項1】ポンプを構成する部材の摺動面が、炭化チ
タン、窒化チタン、およびこれらの複合物の一種以上を
主成分とする焼結体、あるいはこれらの一種以上を主成
分とする被膜からなることを特徴とするポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31912492A JPH06159259A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31912492A JPH06159259A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06159259A true JPH06159259A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18106735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31912492A Pending JPH06159259A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06159259A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5713732A (en) * | 1995-03-31 | 1998-02-03 | Riney; Ross W. | Rotary compressor |
| WO2000014411A1 (en) * | 1998-09-08 | 2000-03-16 | Ebara Corporation | Vane type rotary machine |
| JP2007092691A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Naoki Miyagi | ポンプ装置およびそのケース組み立て方法。 |
| EP3978758A3 (en) * | 2015-03-30 | 2022-07-27 | Hicor Technologies, Inc. | Compressor with liquid injection cooling |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP31912492A patent/JPH06159259A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5713732A (en) * | 1995-03-31 | 1998-02-03 | Riney; Ross W. | Rotary compressor |
| WO2000014411A1 (en) * | 1998-09-08 | 2000-03-16 | Ebara Corporation | Vane type rotary machine |
| US6629829B1 (en) | 1998-09-08 | 2003-10-07 | Ebara Corporation | Vane type rotary machine |
| JP2007092691A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Naoki Miyagi | ポンプ装置およびそのケース組み立て方法。 |
| EP3978758A3 (en) * | 2015-03-30 | 2022-07-27 | Hicor Technologies, Inc. | Compressor with liquid injection cooling |
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