JPH061610A - 微細211相を含有するREBaCuO酸化物超電導体および作製方法 - Google Patents
微細211相を含有するREBaCuO酸化物超電導体および作製方法Info
- Publication number
- JPH061610A JPH061610A JP4164975A JP16497592A JPH061610A JP H061610 A JPH061610 A JP H061610A JP 4164975 A JP4164975 A JP 4164975A JP 16497592 A JP16497592 A JP 16497592A JP H061610 A JPH061610 A JP H061610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- oxide superconductor
- uniformly
- superconducting
- fine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 RE(希土類元素)、Ba、Cuからなる酸
化物超電導体(REBa2 Cu3 O7-x )において、超
微細常電導析出物(RE2 BaCuO5 )を超電導体中
に均一分散させる方法および分散させた材料。 【構成】 本酸化物超電導体作製前に、Baを含まない
銅酸化物または銅化合物に白金またはRhを微量添加
し、融点以上に加熱する事により、これらの微量添加物
を液相均一拡散させる。白金またはRhをこれら材料中
に均一拡散させてから、クエンチ、粉砕した後、超電導
材料中に析出する常電導析出物を微細かつ均一分散させ
る。このようにして微細常電導析出物が均一分散した超
電導体を作製する事により、高い臨界電流密度が得られ
る。
化物超電導体(REBa2 Cu3 O7-x )において、超
微細常電導析出物(RE2 BaCuO5 )を超電導体中
に均一分散させる方法および分散させた材料。 【構成】 本酸化物超電導体作製前に、Baを含まない
銅酸化物または銅化合物に白金またはRhを微量添加
し、融点以上に加熱する事により、これらの微量添加物
を液相均一拡散させる。白金またはRhをこれら材料中
に均一拡散させてから、クエンチ、粉砕した後、超電導
材料中に析出する常電導析出物を微細かつ均一分散させ
る。このようにして微細常電導析出物が均一分散した超
電導体を作製する事により、高い臨界電流密度が得られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、REBaCuO酸化物
超電導材料およびその製造法に関するものである。
超電導材料およびその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】REBa2 Cu3 O7-x (123相)の
組成を有する酸化物超電導材料は、臨界電流密度向上の
たために、主に溶融法による材料作製がなされている。
溶融法と呼ばれる製造プロセスは、MTG(米国特許:
5,011,823号)、QMG(特願昭63−261
607号)、白金添加QMG法(特許出願中)などが知
られている。これらの製造プロセスは、MTG法をのぞ
き、いずれも1〜5μm程度の微細なRE2 BaCuO
5 (211相)を123相中に含んでおり、それ以前の
焼結法による超電導試料に比較して高い臨界電流密度を
達成しているが、実用に供するという観点からは、まだ
不十分である。これは、溶融材料中に分散している21
1相が、部分的に分散が密であったり、粗であったりす
る不均一性に原因があると考えられる。即ち、より高い
臨界電流密度を得るためには0.2μm 以下の常電導析
出物が超電導材料内に均一分散している事が望ましい。
組成を有する酸化物超電導材料は、臨界電流密度向上の
たために、主に溶融法による材料作製がなされている。
溶融法と呼ばれる製造プロセスは、MTG(米国特許:
5,011,823号)、QMG(特願昭63−261
607号)、白金添加QMG法(特許出願中)などが知
られている。これらの製造プロセスは、MTG法をのぞ
き、いずれも1〜5μm程度の微細なRE2 BaCuO
5 (211相)を123相中に含んでおり、それ以前の
焼結法による超電導試料に比較して高い臨界電流密度を
達成しているが、実用に供するという観点からは、まだ
不十分である。これは、溶融材料中に分散している21
1相が、部分的に分散が密であったり、粗であったりす
る不均一性に原因があると考えられる。即ち、より高い
臨界電流密度を得るためには0.2μm 以下の常電導析
出物が超電導材料内に均一分散している事が望ましい。
【0003】この様な微細常電導析出物を酸化物超電導
材料中に導入することは、現在までに上記211相を利
用した手法以外にもBaSnO3 等で試みられている
が、いずれも1μm 程度の常電導析出物の導入までしか
出来ていない。酸化物超電導材料中に微細な常電導析出
物を導入する事は、臨界電流向上、材料内クラック低減
の意味からも重要であると認識されているが、これまで
のところ有効な手法は存在していない。
材料中に導入することは、現在までに上記211相を利
用した手法以外にもBaSnO3 等で試みられている
が、いずれも1μm 程度の常電導析出物の導入までしか
出来ていない。酸化物超電導材料中に微細な常電導析出
物を導入する事は、臨界電流向上、材料内クラック低減
の意味からも重要であると認識されているが、これまで
のところ有効な手法は存在していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高い臨界電流密度を有
する超電導材料を得るためには、超電導材料中の磁束と
相互作用する微細常電導析出物を均一分散させることが
重要である。この考えに基づき、従来、上記溶融法によ
り211相を微細分散させる試みがなされてきたが、そ
れらの方法では211相を1μm 以下に微細分散させる
ことができていない。臨界電流密度を向上させるために
は、磁束格子のサイズと同等程度の常電導析出物が望ま
しく、現状サイズの5分の1以下である0.2μm 以下
の微細均一分散した常電導析出物を123相中に導入す
ることが望ましい。以上のことから、本発明は現状の1
μm 程度より更に細かい0.2μm 以下の微細均一分散
させた常電導析出物を123相に導入することを課題と
する。
する超電導材料を得るためには、超電導材料中の磁束と
相互作用する微細常電導析出物を均一分散させることが
重要である。この考えに基づき、従来、上記溶融法によ
り211相を微細分散させる試みがなされてきたが、そ
れらの方法では211相を1μm 以下に微細分散させる
ことができていない。臨界電流密度を向上させるために
は、磁束格子のサイズと同等程度の常電導析出物が望ま
しく、現状サイズの5分の1以下である0.2μm 以下
の微細均一分散した常電導析出物を123相中に導入す
ることが望ましい。以上のことから、本発明は現状の1
μm 程度より更に細かい0.2μm 以下の微細均一分散
させた常電導析出物を123相に導入することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、Y系酸化
物超電導材料において、白金を添加することにより、添
加しない製造法に比較して211相が微細になることに
注目して、研究を行ってきた。その結果、白金またはR
hをBa化合物以外に均一拡散させておくことにより、
上記課題を解決できることを発見し、本発明を完成させ
た。
物超電導材料において、白金を添加することにより、添
加しない製造法に比較して211相が微細になることに
注目して、研究を行ってきた。その結果、白金またはR
hをBa化合物以外に均一拡散させておくことにより、
上記課題を解決できることを発見し、本発明を完成させ
た。
【0006】Pt元素は211相結晶の粒成長を抑制し
ていると考えられているが、これまで報告されているよ
うなRE2 O3 、Ba、Cuの混合物を白金坩堝中で溶
融する事により、坩堝から微量白金が混入する方法やR
E2 O3 、Ba、Cuの混合物にPtまたはRh粉を添
加して溶融する方法では、PtまたはRhの拡散速度に
比べて211相の成長速度が速いため、十分に211相
の粒成長を抑制し切れていないと考える事が出来る。ま
た添加またはとけ込んだ大半のPtまたはRhは、21
1相の成長を抑制するより、Ba化合物と反応している
事も明らかになり、Baと白金やRhの化合物を作らな
いように、白金を原料粉中に均一微細分散させておくこ
とが本課題解決の決めてとなる事が明らかになった。具
体的には、酸化物超電導体作製時の溶融以前に211相
が固相反応中で成長する際、その周囲に白金またはRh
が存在する事により有効に211相の粒成長を抑制でき
る事が上記の研究から明らかになった。
ていると考えられているが、これまで報告されているよ
うなRE2 O3 、Ba、Cuの混合物を白金坩堝中で溶
融する事により、坩堝から微量白金が混入する方法やR
E2 O3 、Ba、Cuの混合物にPtまたはRh粉を添
加して溶融する方法では、PtまたはRhの拡散速度に
比べて211相の成長速度が速いため、十分に211相
の粒成長を抑制し切れていないと考える事が出来る。ま
た添加またはとけ込んだ大半のPtまたはRhは、21
1相の成長を抑制するより、Ba化合物と反応している
事も明らかになり、Baと白金やRhの化合物を作らな
いように、白金を原料粉中に均一微細分散させておくこ
とが本課題解決の決めてとなる事が明らかになった。具
体的には、酸化物超電導体作製時の溶融以前に211相
が固相反応中で成長する際、その周囲に白金またはRh
が存在する事により有効に211相の粒成長を抑制でき
る事が上記の研究から明らかになった。
【0007】即ち、本発明は、Cuの酸化物(CuOま
たはCu2 O)やBaを含まないCuの化合物に、Pt
またはRh粉末、もしくはPtまたはPhの化合物を
0.001wt%から1.0wt%を添加し、Cuの化合物
の融点以上(例えば大気中においてCuOの融点は約1
125℃)の温度においてPtまたはRhを、液相拡散
反応により均一拡散させ、クエンチしてから1μm 程
度、またはそれ以下に粉砕して粉体とした後、この粉体
にRE2 O3 およびBaO2 を混合し、これにより得ら
れた混合物において、各々の金属元素比(RE:Ba:
Cu)が原子パーセントで(10:60:30)、(1
0:20:70)、(50:20:30)の点で囲まれ
る領域内の組成であるように混練、加圧成形し、熱処
理、酸素富化をすることにより酸化物超電導体を作製す
ることを特徴とする。
たはCu2 O)やBaを含まないCuの化合物に、Pt
またはRh粉末、もしくはPtまたはPhの化合物を
0.001wt%から1.0wt%を添加し、Cuの化合物
の融点以上(例えば大気中においてCuOの融点は約1
125℃)の温度においてPtまたはRhを、液相拡散
反応により均一拡散させ、クエンチしてから1μm 程
度、またはそれ以下に粉砕して粉体とした後、この粉体
にRE2 O3 およびBaO2 を混合し、これにより得ら
れた混合物において、各々の金属元素比(RE:Ba:
Cu)が原子パーセントで(10:60:30)、(1
0:20:70)、(50:20:30)の点で囲まれ
る領域内の組成であるように混練、加圧成形し、熱処
理、酸素富化をすることにより酸化物超電導体を作製す
ることを特徴とする。
【0008】この様な銅酸化物または銅化合物に対して
白金添加溶融前処理を用いる事により、PtまたはRh
をCu化合物中に微量均一拡散させておく事が可能にな
り、211相の初期結晶粒成長を非常に効果的に抑制で
きる。さらには、このように均一化した粉体をより微粉
化する処理を加える事により、0.2μm 以下の微細2
11相を均一に123相中に微細分散させる事が出来
る。
白金添加溶融前処理を用いる事により、PtまたはRh
をCu化合物中に微量均一拡散させておく事が可能にな
り、211相の初期結晶粒成長を非常に効果的に抑制で
きる。さらには、このように均一化した粉体をより微粉
化する処理を加える事により、0.2μm 以下の微細2
11相を均一に123相中に微細分散させる事が出来
る。
【0009】
【作用】均一微細分散した常電導析出物を超電導体に含
有する事により、超電導体内の量子化磁束と有効に作用
し、高い臨界電流を有する事が出来るため、本発明のよ
うな0.2μm 以下の211相を超電導体に均一分散さ
せれば高い臨界電流密度が得られる。また、微細分散さ
せた常電導析出物は、クラックの防止に有効に作用する
と考えられる。
有する事により、超電導体内の量子化磁束と有効に作用
し、高い臨界電流を有する事が出来るため、本発明のよ
うな0.2μm 以下の211相を超電導体に均一分散さ
せれば高い臨界電流密度が得られる。また、微細分散さ
せた常電導析出物は、クラックの防止に有効に作用する
と考えられる。
【0010】
実施例1 CuO粉に、超電導体に対して白金の重量比が0.5wt
%に成るような白金粉を添加し混練した後、白金坩堝中
で1175℃で十分溶かし(0.5時間)、溶融攪拌さ
せた後、Cu板上に溶融した液体を取り出しクエンチし
た。このクエンチされた白金を微量に含むCu酸化物を
ボールミルおよびジェットミルを用いて粉砕し、約1μ
m 程度の粉体にした。この粉体にY2 O3 、BaO2 を
所定量混合し、混練、成形加工した前駆体を作製した。
この前駆体を1150℃まで2時間で加熱、30分間保
持した後、1005℃まで30分で冷却した後950℃
まで1℃/時間で徐冷して123相を成長させた。酸素
富化処理は酸素雰囲気中で600℃で5時間保持した
後、室温まで10℃/時間で徐冷し、超電導体(直径4
5mm、厚さ20mm)を作製した。本実施例材料中には
0.2μm 以下の微細211相が均一に70%以上存在
している事がSEM観察の結果明らかになった。また本
実施例材料の臨界電流密度特性は、77K,1Tにおい
て、磁化測定の結果から35000A/cm2 の高い値が
得られた。
%に成るような白金粉を添加し混練した後、白金坩堝中
で1175℃で十分溶かし(0.5時間)、溶融攪拌さ
せた後、Cu板上に溶融した液体を取り出しクエンチし
た。このクエンチされた白金を微量に含むCu酸化物を
ボールミルおよびジェットミルを用いて粉砕し、約1μ
m 程度の粉体にした。この粉体にY2 O3 、BaO2 を
所定量混合し、混練、成形加工した前駆体を作製した。
この前駆体を1150℃まで2時間で加熱、30分間保
持した後、1005℃まで30分で冷却した後950℃
まで1℃/時間で徐冷して123相を成長させた。酸素
富化処理は酸素雰囲気中で600℃で5時間保持した
後、室温まで10℃/時間で徐冷し、超電導体(直径4
5mm、厚さ20mm)を作製した。本実施例材料中には
0.2μm 以下の微細211相が均一に70%以上存在
している事がSEM観察の結果明らかになった。また本
実施例材料の臨界電流密度特性は、77K,1Tにおい
て、磁化測定の結果から35000A/cm2 の高い値が
得られた。
【0011】実施例2 CuO粉に、超電導体に対してRhの重量比が0.5wt
%に成るようなRh粉を添加し、十分混練した後、白金
坩堝中で1175℃で0.5時間熱処理をし、溶融攪拌
させた後、Cu板上に溶融した液体を取り出しクエンチ
した。このクエンチされたRhを微量に含むCu酸化物
をボールミルまたはジェットミルを用いて粉砕し、約1
μm 程度の粉体にした。この粉体をY2 O3 、BaO2
と混合、混練、成形加工した前駆体を作製した。この前
駆体を1150℃まで2時間で加熱、30分間保持した
後、1005℃まで30分で冷却した後950℃まで1
℃/時間で徐冷して123相を成長させた。酸素富化処
理は酸素雰囲気中で600℃で5時間保持した後、室温
まで10℃/時間で徐冷し、超電導体を作製した。本実
施例材料中には、実施例1と同様に、0.2μm 以下の
微細211相が70%以上存在している事がSEM観察
の結果明らかになった。
%に成るようなRh粉を添加し、十分混練した後、白金
坩堝中で1175℃で0.5時間熱処理をし、溶融攪拌
させた後、Cu板上に溶融した液体を取り出しクエンチ
した。このクエンチされたRhを微量に含むCu酸化物
をボールミルまたはジェットミルを用いて粉砕し、約1
μm 程度の粉体にした。この粉体をY2 O3 、BaO2
と混合、混練、成形加工した前駆体を作製した。この前
駆体を1150℃まで2時間で加熱、30分間保持した
後、1005℃まで30分で冷却した後950℃まで1
℃/時間で徐冷して123相を成長させた。酸素富化処
理は酸素雰囲気中で600℃で5時間保持した後、室温
まで10℃/時間で徐冷し、超電導体を作製した。本実
施例材料中には、実施例1と同様に、0.2μm 以下の
微細211相が70%以上存在している事がSEM観察
の結果明らかになった。
【0012】実施例3 実施例1と同様にして作製した白金を含むCu化合物粉
を組成分析した結果、主成分はCu2 Oである事が明ら
かになった。酸素量を富化するために、この粉体を酸素
中において700℃で5時間熱処理をした後、再度粉砕
し、約1μm 程度の粉体にした。酸素熱処理した粉体を
元素分析したところ、主成分はCuOであった。この酸
素熱処理した粉体をY2 O3 、BaO2 と混合、混練、
成形加工した前駆体を作製した。この前駆体を1150
℃まで2時間で加熱、30分間保持した後、1005℃
まで30分で冷却した後950℃まで1℃/時間で徐冷
して123相を成長させた。SEM観察により0.2μ
m 以下の微細211相が70%以上存在していることが
確認された。さらに臨界電流密度特性としては77K,
1Tにおいて36000A/cm2 であった。これは初期
材料中に十分な酸素が供給されていた事によるものと考
えられる。
を組成分析した結果、主成分はCu2 Oである事が明ら
かになった。酸素量を富化するために、この粉体を酸素
中において700℃で5時間熱処理をした後、再度粉砕
し、約1μm 程度の粉体にした。酸素熱処理した粉体を
元素分析したところ、主成分はCuOであった。この酸
素熱処理した粉体をY2 O3 、BaO2 と混合、混練、
成形加工した前駆体を作製した。この前駆体を1150
℃まで2時間で加熱、30分間保持した後、1005℃
まで30分で冷却した後950℃まで1℃/時間で徐冷
して123相を成長させた。SEM観察により0.2μ
m 以下の微細211相が70%以上存在していることが
確認された。さらに臨界電流密度特性としては77K,
1Tにおいて36000A/cm2 であった。これは初期
材料中に十分な酸素が供給されていた事によるものと考
えられる。
【0013】比較例 CuO粉に、超電導体に対してPtの重量比が0.5wt
%に成るような白金粉を添加し、CuOとPtの溶融処
理を施さずに、Y2 O3 、BaO2 化合物と混合、混
練、成形加工した前駆体を作製した。この前駆体を11
50℃まで2時間で加熱、30分間保持した後、100
5℃まで30分で冷却した後950℃まで1℃/時間で
徐冷して123相を成長させた。酸素富化処理は酸素雰
囲気中で600℃で5時間保持した後、室温まで10℃
/時間で徐冷し、超電導体を作製した。本実施例材料中
には、1.0から3.0μm 程度の211相が多数存在
している事がSEM観察の結果明らかになった。また本
実施例材料の臨界電流密度特性は、77K,1Tにおい
て、磁化測定の結果から20000A/cm2 であった。
%に成るような白金粉を添加し、CuOとPtの溶融処
理を施さずに、Y2 O3 、BaO2 化合物と混合、混
練、成形加工した前駆体を作製した。この前駆体を11
50℃まで2時間で加熱、30分間保持した後、100
5℃まで30分で冷却した後950℃まで1℃/時間で
徐冷して123相を成長させた。酸素富化処理は酸素雰
囲気中で600℃で5時間保持した後、室温まで10℃
/時間で徐冷し、超電導体を作製した。本実施例材料中
には、1.0から3.0μm 程度の211相が多数存在
している事がSEM観察の結果明らかになった。また本
実施例材料の臨界電流密度特性は、77K,1Tにおい
て、磁化測定の結果から20000A/cm2 であった。
【0014】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明は、効率的にP
tまたはRhの均一添加を可能とし、0.2μm 以下の
微細211相を超電導材料中に均一導入する事を可能と
する。その結果高い臨界電流密度を有する超電導材料の
製作を容易に可能とするものであり、極めて工業的効果
が大きい。本発明により製作する具体例としては、超電
導コイル、超電導ベアリング、超電導磁気シールド材等
が挙げられる。
tまたはRhの均一添加を可能とし、0.2μm 以下の
微細211相を超電導材料中に均一導入する事を可能と
する。その結果高い臨界電流密度を有する超電導材料の
製作を容易に可能とするものであり、極めて工業的効果
が大きい。本発明により製作する具体例としては、超電
導コイル、超電導ベアリング、超電導磁気シールド材等
が挙げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 勝良 神奈川県川崎市中原区井田1618番地 新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 Baを含まないCu化合物に、Ptまた
はRh粉末、もしくはPtまたはRhの化合物を0.0
01wt%から1.0wt%添加してから溶かし、Ptまた
はRhを溶液中に均一拡散させ、さらに溶液をクエンチ
してから1μm 程度またはそれ以下に粉砕した後、該P
tまたはRhを含むCu化合物とRE2 O3 、BaO2
とを、各々の金属元素比(RE:Ba:Cu)(RE:
Yを含む希土類元素の1種類またはそれらの元素の組み
合わせ)が原子パーセントで(10:60:30)、
(10:20:70)、(50:20:30)の点で囲
まれる領域内の組成となるように、上記元素化合物と混
練、加圧成形し、熱処理、酸素富化をすることを特徴と
する微細211相を含有するREBaCuO酸化物超電
導体の作製方法。 - 【請求項2】 PtまたはRhを含むCu化合物が、ク
エンチしてからボールミル、ジェットミル等を用いて1
μm 程度またはそれ以下に粉砕された後、500℃から
800℃の間の温度において酸素中で熱処理を行って、
Cu2 OからCuOに化学変化させたものである請求項
1記載の微細211相を含有するREBaCuO酸化物
超電導体の作製方法。 - 【請求項3】 RE、Ba、Cuからなる酸化物超電導
体において、超電導相であるREBa2 Cu3 O7-x 結
晶中に常電動相であるRE2 BaCuO5 が、0.2μ
m 以下の微細211相を均一に含有することを特徴とす
るREBaCuO酸化物超電導体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4164975A JPH061610A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 微細211相を含有するREBaCuO酸化物超電導体および作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4164975A JPH061610A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 微細211相を含有するREBaCuO酸化物超電導体および作製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061610A true JPH061610A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15803450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4164975A Withdrawn JPH061610A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 微細211相を含有するREBaCuO酸化物超電導体および作製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061610A (ja) |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4164975A patent/JPH061610A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Morita et al. | Processing and properties of QMG materials | |
| DE69423082T2 (de) | Supraleiter und Verfahren zu dessen Herstellung | |
| JP2871258B2 (ja) | 酸化物超電導体及びその製造方法 | |
| US5395820A (en) | Oxide superconductor and process for producing the same | |
| JP2688455B2 (ja) | 希土類系酸化物超電導体及びその製造方法 | |
| DE3855357T2 (de) | Verfahren zur Herstellung von supraleitenden Keramiken | |
| Yoon et al. | Formation of the high-Tc phase in lead-doped Bi-Sr-Ca-Cu-O superconductors | |
| JPH061610A (ja) | 微細211相を含有するREBaCuO酸化物超電導体および作製方法 | |
| JP3330962B2 (ja) | 酸化物超電導体の製造方法 | |
| US5545610A (en) | Oxide-based superconductor, a process for preparing the same and a wire material of comprising the same | |
| JPH0672712A (ja) | 希土類元素を含む酸化物超電導材料およびその製造方法 | |
| JP2920001B2 (ja) | 希土類系酸化物超電導体の製造方法 | |
| DE3803680C2 (ja) | ||
| JP4794145B2 (ja) | RE−Ba−Cu−O酸化物超電導体の作製方法 | |
| JPH05301716A (ja) | 固相拡散を利用した酸化物超電導体および作製方法 | |
| JP2931446B2 (ja) | 希土類系酸化物超電導体の製造方法 | |
| JP2828396B2 (ja) | 酸化物超電導体及びその製造方法 | |
| JPH10245223A (ja) | 酸化物超電導体及びその製造方法 | |
| JPH10510799A (ja) | 改良された超電導体 | |
| JP3195041B2 (ja) | 酸化物超電導体及びその製造方法 | |
| JP2914799B2 (ja) | 酸化物超電導バルク材の製造方法 | |
| JP3115357B2 (ja) | 酸化物超電導材料の製造方法 | |
| JP3283909B2 (ja) | 金属酸化物材料及びその製造方法 | |
| JP3286327B2 (ja) | 酸化物超電導体の製造方法 | |
| JP4153651B2 (ja) | 酸化物超電導材料の種結晶及びこれを用いた酸化物超電導材料の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |