JPH0616463A - 珪酸カルシウム成形体及びその製造法 - Google Patents
珪酸カルシウム成形体及びその製造法Info
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- JPH0616463A JPH0616463A JP5048206A JP4820693A JPH0616463A JP H0616463 A JPH0616463 A JP H0616463A JP 5048206 A JP5048206 A JP 5048206A JP 4820693 A JP4820693 A JP 4820693A JP H0616463 A JPH0616463 A JP H0616463A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】珪酸カルシウム結晶の二次粒子、及び該二次粒
子に包み込まれた状態で該二次粒子と物理的に一体化し
ているカーボンブラック、Fe3 O4 、ZrO2 、Ti
O2 、Fe2 O3 及びB4 Cの少なくとも1種である無
機不活性物質を含有してなり、該不活性物質の含有量が
成形体中10重量%以上21重量%未満である珪酸カル
シウム成形体、並びに珪酸原料、石灰原料及び水を含有
する原料スラリーを加圧下加熱撹拌しながら水熱合成反
応せしめて珪酸カルシウム結晶二次粒子の水性スラリー
を調製し、次いでこれを成形、乾燥して珪酸カルシウム
成形体を製造する方法において、カーボンブラック、F
e3 O4 、ZrO2 、TiO2 、Fe2 O3 及びB4 C
の少なくとも1種である無機不活性物質を、成形体中1
0重量%以上21重量%未満となる量原料スラリーに添
加することを特徴とする珪酸カルシウム成形体の製造
法。 【効果】珪酸カルシウム成形体の断熱性能が顕著に向上
している。
子に包み込まれた状態で該二次粒子と物理的に一体化し
ているカーボンブラック、Fe3 O4 、ZrO2 、Ti
O2 、Fe2 O3 及びB4 Cの少なくとも1種である無
機不活性物質を含有してなり、該不活性物質の含有量が
成形体中10重量%以上21重量%未満である珪酸カル
シウム成形体、並びに珪酸原料、石灰原料及び水を含有
する原料スラリーを加圧下加熱撹拌しながら水熱合成反
応せしめて珪酸カルシウム結晶二次粒子の水性スラリー
を調製し、次いでこれを成形、乾燥して珪酸カルシウム
成形体を製造する方法において、カーボンブラック、F
e3 O4 、ZrO2 、TiO2 、Fe2 O3 及びB4 C
の少なくとも1種である無機不活性物質を、成形体中1
0重量%以上21重量%未満となる量原料スラリーに添
加することを特徴とする珪酸カルシウム成形体の製造
法。 【効果】珪酸カルシウム成形体の断熱性能が顕著に向上
している。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、断熱性能が顕著に向上した珪酸
カルシウム成形体及びその製造法に関する。
カルシウム成形体及びその製造法に関する。
【0002】
【背景技術】珪酸カルシウム成形体は、軽量であるこ
と、断熱性に優れていること、耐火性の大きいこと、そ
の他数多くの特性を有するがために各種の分野に於て、
広く利用されている。
と、断熱性に優れていること、耐火性の大きいこと、そ
の他数多くの特性を有するがために各種の分野に於て、
広く利用されている。
【0003】近年、保温材、断熱材等の分野において
は、更に一層断熱性能が高い珪酸カルシウム成形体が要
望されている。
は、更に一層断熱性能が高い珪酸カルシウム成形体が要
望されている。
【0004】
【発明の開示】本発明は、上記要望に応えるものであ
り、その目的は、断熱性能が顕著に向上した珪酸カルシ
ウム成形体及びその製造法を提供することにある。
り、その目的は、断熱性能が顕著に向上した珪酸カルシ
ウム成形体及びその製造法を提供することにある。
【0005】本発明は、珪酸原料、石灰原料及び水を含
有する原料スラリーを加圧下加熱撹拌しながら水熱合成
反応せしめて珪酸カルシウム結晶二次粒子の水性スラリ
ーを調製し、次いでこれを成形、乾燥して珪酸カルシウ
ム成形体を製造する方法において、カーボンブラック、
Fe3 O4 、ZrO2 、TiO2 、Fe2 O3 及びB4
Cの少なくとも1種である無機不活性物質を、成形体中
10重量%以上21重量%未満となる量原料スラリーに
添加することを特徴とする珪酸カルシウム成形体の製造
法に係る。
有する原料スラリーを加圧下加熱撹拌しながら水熱合成
反応せしめて珪酸カルシウム結晶二次粒子の水性スラリ
ーを調製し、次いでこれを成形、乾燥して珪酸カルシウ
ム成形体を製造する方法において、カーボンブラック、
Fe3 O4 、ZrO2 、TiO2 、Fe2 O3 及びB4
Cの少なくとも1種である無機不活性物質を、成形体中
10重量%以上21重量%未満となる量原料スラリーに
添加することを特徴とする珪酸カルシウム成形体の製造
法に係る。
【0006】上記方法により得られる本発明珪酸カルシ
ウム成形体は、珪酸カルシウム結晶の二次粒子、及び該
二次粒子に包み込まれた状態で該二次粒子と物理的に一
体化しているカーボンブラック、Fe3 O4 、Zr
O2 、TiO2 、Fe2 O3 及びB4 Cの少なくとも1
種である無機不活性物質を含有してなり、該不活性物質
の含有量が成形体中10重量%以上21重量%未満であ
ることにより特徴付けられる。
ウム成形体は、珪酸カルシウム結晶の二次粒子、及び該
二次粒子に包み込まれた状態で該二次粒子と物理的に一
体化しているカーボンブラック、Fe3 O4 、Zr
O2 、TiO2 、Fe2 O3 及びB4 Cの少なくとも1
種である無機不活性物質を含有してなり、該不活性物質
の含有量が成形体中10重量%以上21重量%未満であ
ることにより特徴付けられる。
【0007】本発明により得られる成形体は、不活性物
質によつて断熱性能が顕著に向上しておりしかも充分な
実用強度を保持しているものである。
質によつて断熱性能が顕著に向上しておりしかも充分な
実用強度を保持しているものである。
【0008】本発明の製造法は、特定の無機不活性物質
を撹拌下の水熱合成反応前の原料スラリーに添加するこ
とを除き、基本的には特公昭45−25771号に記載
された珪酸原料、石灰原料及び水を含有する原料スラリ
ーを加圧下加熱撹拌しながら水熱合成反応せしめて珪酸
カルシウム結晶二次粒子の水性スラリーを調製し、次い
でこれを成形、乾燥して珪酸カルシウム成形体を製造す
る方法と同様である。
を撹拌下の水熱合成反応前の原料スラリーに添加するこ
とを除き、基本的には特公昭45−25771号に記載
された珪酸原料、石灰原料及び水を含有する原料スラリ
ーを加圧下加熱撹拌しながら水熱合成反応せしめて珪酸
カルシウム結晶二次粒子の水性スラリーを調製し、次い
でこれを成形、乾燥して珪酸カルシウム成形体を製造す
る方法と同様である。
【0009】本発明に於いて使用される珪酸原料は従来
から珪酸カルシウム成形体の製造に使用されて来たもの
がいずれも有効に使用でき、結晶質珪酸原料として珪
石、珪砂等を、また非晶質珪酸原料としてシリカゲル、
シリカフラワー(フエロシリコンダスト等)、ホワイト
カーボン、珪藻土、湿式リン酸製造プロセスで副生する
珪フツ化水素酸と水酸化アルミニウムとを反応させて得
られるシリカ等を例示できる。また、石灰原料としては
従来から使用されて来たものがいずれも使用でき、生石
灰、消石灰、カーバイト滓等を例示出来る。
から珪酸カルシウム成形体の製造に使用されて来たもの
がいずれも有効に使用でき、結晶質珪酸原料として珪
石、珪砂等を、また非晶質珪酸原料としてシリカゲル、
シリカフラワー(フエロシリコンダスト等)、ホワイト
カーボン、珪藻土、湿式リン酸製造プロセスで副生する
珪フツ化水素酸と水酸化アルミニウムとを反応させて得
られるシリカ等を例示できる。また、石灰原料としては
従来から使用されて来たものがいずれも使用でき、生石
灰、消石灰、カーバイト滓等を例示出来る。
【0010】また、珪酸原料と石灰原料のCaO/Si
O2 モル比は、トベルモライト結晶を合成しようとする
場合は0.70〜0.90程度、ゾノトライト結晶を合
成しようとする場合は0.90〜1.15程度である。
O2 モル比は、トベルモライト結晶を合成しようとする
場合は0.70〜0.90程度、ゾノトライト結晶を合
成しようとする場合は0.90〜1.15程度である。
【0011】本発明に於ては、上記珪酸原料と石灰原料
に更に不活性物質及び水を加えて、原料スラリーが調製
される。
に更に不活性物質及び水を加えて、原料スラリーが調製
される。
【0012】本発明における無機不活性物質としては、
カーボンブラック、Fe3 O4 、ZrO2 、TiO2 、
Fe2 O3 及びB4 Cの少なくとも1種を使用する。ま
た、用いる不活性物質の粒径は、通常0.001〜12
0μm程度、好ましくは0.001〜100μmが適当
である。
カーボンブラック、Fe3 O4 、ZrO2 、TiO2 、
Fe2 O3 及びB4 Cの少なくとも1種を使用する。ま
た、用いる不活性物質の粒径は、通常0.001〜12
0μm程度、好ましくは0.001〜100μmが適当
である。
【0013】本発明において不活性物質は、成形体中の
含有量が10重量%以上21重量%未満となるように添
加されるのが好ましい。この際、添加量が10重量%に
達しない場合には断熱性の向上が不充分となる傾向があ
る。
含有量が10重量%以上21重量%未満となるように添
加されるのが好ましい。この際、添加量が10重量%に
達しない場合には断熱性の向上が不充分となる傾向があ
る。
【0014】本発明に於いては、不活性物質を水熱合成
反応前の原料スラリーに含有せしめ、水熱合成反応を行
なつて珪酸カルシウム結晶の二次粒子を生成せしめる必
要があり、これにより充分な実用強度を保持した上で断
熱性を顕著に向上させることが可能となる。
反応前の原料スラリーに含有せしめ、水熱合成反応を行
なつて珪酸カルシウム結晶の二次粒子を生成せしめる必
要があり、これにより充分な実用強度を保持した上で断
熱性を顕著に向上させることが可能となる。
【0015】前記原料スラリーには、従来公知の添加材
を添加しても良く、この際の添加材として無機質繊維例
えば石綿、岩綿等を挙げることができる。
を添加しても良く、この際の添加材として無機質繊維例
えば石綿、岩綿等を挙げることができる。
【0016】原料スラリーを調製する際の水の量は原料
スラリーの固形分に対し5重量倍以上、好ましくは10
〜50重量倍であり、密度0.1g/cm3 程度の軽量体
を製造する場合には15〜50重量倍好ましくは20〜
40重量倍とするのが適当である。
スラリーの固形分に対し5重量倍以上、好ましくは10
〜50重量倍であり、密度0.1g/cm3 程度の軽量体
を製造する場合には15〜50重量倍好ましくは20〜
40重量倍とするのが適当である。
【0017】かくして調製された原料スラリーは次いで
撹拌下に水熱合成反応に供される。この反応は、通常4
Kg/cm2 以上、好ましくは6〜30Kg/cm2 の飽和水蒸
気圧下で行なわれる。この反応により、トベルモライト
結晶又は(及び)ゾノトライト結晶を主成分とし、これ
が三次元的に絡合している外径5〜150μm程度の二
次粒子が生成すると共に、原料スラリー中に共存してい
る不活性物質が該二次粒子に包み込まれた状態で該二次
粒子と物理的に一体化して存在し、これ等が均一に水に
分散したスラリーが得られる。
撹拌下に水熱合成反応に供される。この反応は、通常4
Kg/cm2 以上、好ましくは6〜30Kg/cm2 の飽和水蒸
気圧下で行なわれる。この反応により、トベルモライト
結晶又は(及び)ゾノトライト結晶を主成分とし、これ
が三次元的に絡合している外径5〜150μm程度の二
次粒子が生成すると共に、原料スラリー中に共存してい
る不活性物質が該二次粒子に包み込まれた状態で該二次
粒子と物理的に一体化して存在し、これ等が均一に水に
分散したスラリーが得られる。
【0018】本発明においては、成形に先立って、必要
に応じて、各種の添加材を更に添加混合しても良い。こ
の際の添加材としては、珪酸カルシウム成形体製造に用
いられて来たものが広い範囲で使用出来、繊維類、粘土
類、セメント、各種バインダー等を例示出来る。
に応じて、各種の添加材を更に添加混合しても良い。こ
の際の添加材としては、珪酸カルシウム成形体製造に用
いられて来たものが広い範囲で使用出来、繊維類、粘土
類、セメント、各種バインダー等を例示出来る。
【0019】本発明においては、珪酸カルシウム結晶の
二次粒子と不活性物質及び必要に応じその他の添加材よ
りなる水性スラリーを常法例えばプレス脱水成形、遠心
脱水成形等により成形し、乾燥して珪酸カルシウム成形
体を収得することが出来る。尚、成形の際、必要に応じ
て、上記により得られる不活性物質を含む水性スラリー
を型に入れてプレス脱水成形し、さらにその上に常法に
より得られる不活性物質を含まない珪酸カルシウム結晶
スラリーを型に入れてプレス脱水成形するか、或いはこ
の逆の操作を行って、積層成形体とすることもできる。
二次粒子と不活性物質及び必要に応じその他の添加材よ
りなる水性スラリーを常法例えばプレス脱水成形、遠心
脱水成形等により成形し、乾燥して珪酸カルシウム成形
体を収得することが出来る。尚、成形の際、必要に応じ
て、上記により得られる不活性物質を含む水性スラリー
を型に入れてプレス脱水成形し、さらにその上に常法に
より得られる不活性物質を含まない珪酸カルシウム結晶
スラリーを型に入れてプレス脱水成形するか、或いはこ
の逆の操作を行って、積層成形体とすることもできる。
【0020】本発明により得られる珪酸カルシウム成形
体としては、高密度のものから低密度の軽量体まで容易
に製造出来るが、特に低密度の軽量体例えば嵩密度0.
1g/cm3 程度の成形体を製造する場合には沈降容積5
ml以上の石灰乳を使用することが好ましい。特に好まし
いのは、沈降容積10ml以上のものである。
体としては、高密度のものから低密度の軽量体まで容易
に製造出来るが、特に低密度の軽量体例えば嵩密度0.
1g/cm3 程度の成形体を製造する場合には沈降容積5
ml以上の石灰乳を使用することが好ましい。特に好まし
いのは、沈降容積10ml以上のものである。
【0021】上記石灰乳の沈降容積とは、水対石灰の固
形分の比が120倍の石灰乳50mlを、内径が1.3cm
で容積が50cm3 のメスシリンダー中で20分間静置後
に石灰の粒子が沈降した容積をmlで示したものである。
沈降容積が大きいということは、石灰が良く水に分散し
て安定な状態にあり、反応性が高いことを意味する。沈
降容積が大きい石灰乳を使用することにより、得られる
珪酸カルシウム結晶の二次粒子の見掛密度が低くなるの
で低密度の軽量体の製造が容易になる。
形分の比が120倍の石灰乳50mlを、内径が1.3cm
で容積が50cm3 のメスシリンダー中で20分間静置後
に石灰の粒子が沈降した容積をmlで示したものである。
沈降容積が大きいということは、石灰が良く水に分散し
て安定な状態にあり、反応性が高いことを意味する。沈
降容積が大きい石灰乳を使用することにより、得られる
珪酸カルシウム結晶の二次粒子の見掛密度が低くなるの
で低密度の軽量体の製造が容易になる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を示して本発明を具体的に説明
する。但し下記例における部及び%は夫々重量部及び重
量%を示し、又各種物性は夫々次の様な方法で測定した
ものである。
する。但し下記例における部及び%は夫々重量部及び重
量%を示し、又各種物性は夫々次の様な方法で測定した
ものである。
【0023】(イ)曲げ強さ…JIS A 9510の
方法に準じて測定した。
方法に準じて測定した。
【0024】(ロ)熱伝導率…JIS A 9510の
円筒法に準じて測定した。
円筒法に準じて測定した。
【0025】実施例1 生石灰(CaO 95%)を80℃の温水中で消和し、
ホモミクサーにて水中で分散させて得た石灰乳の沈降容
積は18〜21mlであった。上記石灰乳に平均粒子径
7.1μmの珪石粉末(SiO2 94%)をCaO/S
iO2 モル比が1.00となるように加え、さらに所定
量のFe2 O3 粉末(ヘマタイト、平均粒子径0.51
μm)及び水を添加して、全体の水量が固形分の20重
量倍となるように混合して原料スラリーを得た。これを
飽和水蒸気圧12kg/cm2 、温度191℃でオートクレ
ーブ中で回転数40r.p.m.で撹拌翼を回転しながら撹拌
し、5時間水熱合成反応を行って珪酸カルシウム結晶の
スラリーを得た。
ホモミクサーにて水中で分散させて得た石灰乳の沈降容
積は18〜21mlであった。上記石灰乳に平均粒子径
7.1μmの珪石粉末(SiO2 94%)をCaO/S
iO2 モル比が1.00となるように加え、さらに所定
量のFe2 O3 粉末(ヘマタイト、平均粒子径0.51
μm)及び水を添加して、全体の水量が固形分の20重
量倍となるように混合して原料スラリーを得た。これを
飽和水蒸気圧12kg/cm2 、温度191℃でオートクレ
ーブ中で回転数40r.p.m.で撹拌翼を回転しながら撹拌
し、5時間水熱合成反応を行って珪酸カルシウム結晶の
スラリーを得た。
【0026】上記で得た結晶スラリーを100℃で24
時間乾燥して、X線回折分析した所、ゾノトライト結晶
とFe2 O3 粉末を添加したものについてはヘマタイト
結晶のピークが認められた。
時間乾燥して、X線回折分析した所、ゾノトライト結晶
とFe2 O3 粉末を添加したものについてはヘマタイト
結晶のピークが認められた。
【0027】また、これらの結晶スラリーを光学顕微鏡
及び走査型電子顕微鏡で観察すると、すべてのスラリー
において、ゾノトライト結晶が三次元的に絡合して形成
された外径が5〜150μmの球殻状二次粒子が認めら
れた。また、Fe2 O3 粉末を添加したものについて
は、ヘマタイト結晶がゾノトライト結晶の二次粒子に包
み込まれて物理的に一体化していることが認められた。
及び走査型電子顕微鏡で観察すると、すべてのスラリー
において、ゾノトライト結晶が三次元的に絡合して形成
された外径が5〜150μmの球殻状二次粒子が認めら
れた。また、Fe2 O3 粉末を添加したものについて
は、ヘマタイト結晶がゾノトライト結晶の二次粒子に包
み込まれて物理的に一体化していることが認められた。
【0028】次いで、上記で得た結晶スラリー90部
(固形分)にガラス繊維7部、ポルトランドセメント3
部を加えてプレス脱水成形し、100℃で24時間乾燥
して、内径114mm、厚さ50mm、長さ610mmの筒状
成形体を得た。
(固形分)にガラス繊維7部、ポルトランドセメント3
部を加えてプレス脱水成形し、100℃で24時間乾燥
して、内径114mm、厚さ50mm、長さ610mmの筒状
成形体を得た。
【0029】得られた各成形体の物性は第1表の通りで
あった。
あった。
【0030】
【表1】
【0031】第1表中、本発明による成形体は試料No.
4〜8のものであり、試料No.1〜3のものは比較のた
めに示すものである。
4〜8のものであり、試料No.1〜3のものは比較のた
めに示すものである。
【0032】第1表より、本発明によりヘマタイトを添
加したNo.4〜8の成形体は、無添加のNo.1〜3の成
形体に比べて、熱伝導率が著しく低減しておりしかもい
ずれの密度においても充分な実用強度を有していること
が明らかである。
加したNo.4〜8の成形体は、無添加のNo.1〜3の成
形体に比べて、熱伝導率が著しく低減しておりしかもい
ずれの密度においても充分な実用強度を有していること
が明らかである。
【0033】実施例2 生石灰(CaO 95%)を80℃の温水中で消和し、
ホモミクサーにて水中で分散させて得た石灰乳の沈降容
積は17〜20mlであった。上記石灰乳に平均粒子径
6.5μmの珪石粉末(SiO2 94%)をCaO/S
iO2 モル比が1.00となるように加え、更に所定量
のTiO2 粉末(ルチル、平均粒子径1.2μm)及び
水を添加して、全体の水量が固形分の15重量倍となる
ように混合して原料スラリーを得た。これを飽和水蒸気
圧12Kg/cm2 、温度191℃でオートクレーブ中で回
転数40r.p.m.で撹拌翼を回転しながら撹拌し5時間水
熱合成反応を行なって珪酸カルシウム結晶のスラリーを
得た。
ホモミクサーにて水中で分散させて得た石灰乳の沈降容
積は17〜20mlであった。上記石灰乳に平均粒子径
6.5μmの珪石粉末(SiO2 94%)をCaO/S
iO2 モル比が1.00となるように加え、更に所定量
のTiO2 粉末(ルチル、平均粒子径1.2μm)及び
水を添加して、全体の水量が固形分の15重量倍となる
ように混合して原料スラリーを得た。これを飽和水蒸気
圧12Kg/cm2 、温度191℃でオートクレーブ中で回
転数40r.p.m.で撹拌翼を回転しながら撹拌し5時間水
熱合成反応を行なって珪酸カルシウム結晶のスラリーを
得た。
【0034】上記で得た結晶スラリーを100℃で24
時間乾燥して、X線回折分析した所、ゾノトライト結晶
とTiO2 粉末を添加したものについてはルチル結晶の
ピークが認められた。
時間乾燥して、X線回折分析した所、ゾノトライト結晶
とTiO2 粉末を添加したものについてはルチル結晶の
ピークが認められた。
【0035】また、これらの結晶スラリーを光学顕微鏡
及び走査型電子顕微鏡で観察すると、すべてのスラリー
において、ゾノトライト結晶が三次元的に絡合して形成
された外径が5〜150μmの球殻状二次粒子が認めら
れた。また、TiO2 粉末を添加したものについては、
ルチル結晶がゾノトライト結晶の二次粒子に包み込まれ
て物理的に一体化していることが認められた。
及び走査型電子顕微鏡で観察すると、すべてのスラリー
において、ゾノトライト結晶が三次元的に絡合して形成
された外径が5〜150μmの球殻状二次粒子が認めら
れた。また、TiO2 粉末を添加したものについては、
ルチル結晶がゾノトライト結晶の二次粒子に包み込まれ
て物理的に一体化していることが認められた。
【0036】次いで、上記で得た結晶スラリー90部
(固形分)にガラス繊維7部、ポルトランドセメント3
部を加えてプレス脱水成形し、100℃で24時間乾燥
して、実施例1と同形状の成形体を得た。 得られた各
成形体の物性は第2表の通りであった。
(固形分)にガラス繊維7部、ポルトランドセメント3
部を加えてプレス脱水成形し、100℃で24時間乾燥
して、実施例1と同形状の成形体を得た。 得られた各
成形体の物性は第2表の通りであった。
【0037】
【表2】
【0038】第2表中、本発明による成形体は試料No.
10〜12のものであり、試料No.9のものは比較のた
めに示すものである。
10〜12のものであり、試料No.9のものは比較のた
めに示すものである。
【0039】第2表より、本発明によりルチルを添加し
たNo.10〜12の成形体は、無添加のNo.9の成形体
に比べて、熱伝導率が著しく低減しておりしかも充分な
実用強度を有していることが明らかである。
たNo.10〜12の成形体は、無添加のNo.9の成形体
に比べて、熱伝導率が著しく低減しておりしかも充分な
実用強度を有していることが明らかである。
【0040】実施例3 TiO2 粉末に代えて、第3表に示した不活性物質を成
形体中での含有量が15%になる様に添加した他は、実
施例2と同様にして実施例1と同形状の成形体を得た。
形体中での含有量が15%になる様に添加した他は、実
施例2と同様にして実施例1と同形状の成形体を得た。
【0041】得られた成形体の物性は、第3表の通りで
あった。
あった。
【0042】
【表3】
【0043】第3表より、本発明により不活性物質を添
加したNo.13〜16の成形体は、無添加の第2表No.
9の成形体に比べて、熱伝導率が著しく低減しておりし
かも充分な実用強度を有していることが明らかである。
加したNo.13〜16の成形体は、無添加の第2表No.
9の成形体に比べて、熱伝導率が著しく低減しておりし
かも充分な実用強度を有していることが明らかである。
Claims (2)
- 【請求項1】珪酸カルシウム結晶の二次粒子、及び該二
次粒子に包み込まれた状態で該二次粒子と物理的に一体
化しているカーボンブラック、Fe3 O4 、ZrO2 、
TiO2 、Fe2 O3 及びB4 Cの少なくとも1種であ
る無機不活性物質を含有してなり、該不活性物質の含有
量が成形体中10重量%以上21重量%未満である珪酸
カルシウム成形体。 - 【請求項2】珪酸原料、石灰原料及び水を含有する原料
スラリーを加圧下加熱撹拌しながら水熱合成反応せしめ
て珪酸カルシウム結晶二次粒子の水性スラリーを調製
し、次いでこれを成形、乾燥して珪酸カルシウム成形体
を製造する方法において、カーボンブラック、Fe3 O
4 、ZrO2 、TiO2 、Fe2 O3 及びB4 Cの少な
くとも1種である無機不活性物質を、成形体中10重量
%以上21重量%未満となる量原料スラリーに添加する
ことを特徴とする珪酸カルシウム成形体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5048206A JPH0616463A (ja) | 1985-03-22 | 1993-03-09 | 珪酸カルシウム成形体及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5870485A JPS61219751A (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | 珪酸カルシウム成形体の製造法 |
| JP5048206A JPH0616463A (ja) | 1985-03-22 | 1993-03-09 | 珪酸カルシウム成形体及びその製造法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5870485A Division JPS61219751A (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | 珪酸カルシウム成形体の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0616463A true JPH0616463A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=26388441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5048206A Pending JPH0616463A (ja) | 1985-03-22 | 1993-03-09 | 珪酸カルシウム成形体及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616463A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58145652A (ja) * | 1982-02-24 | 1983-08-30 | 三菱化学株式会社 | 珪酸カルシウム成形体 |
| JPS61219751A (ja) * | 1985-03-22 | 1986-09-30 | 日本インシュレーション株式会社 | 珪酸カルシウム成形体の製造法 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP5048206A patent/JPH0616463A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58145652A (ja) * | 1982-02-24 | 1983-08-30 | 三菱化学株式会社 | 珪酸カルシウム成形体 |
| JPS61219751A (ja) * | 1985-03-22 | 1986-09-30 | 日本インシュレーション株式会社 | 珪酸カルシウム成形体の製造法 |
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