JPH06166813A - ガラス繊維強化樹脂組成物 - Google Patents

ガラス繊維強化樹脂組成物

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JPH06166813A
JPH06166813A JP34362692A JP34362692A JPH06166813A JP H06166813 A JPH06166813 A JP H06166813A JP 34362692 A JP34362692 A JP 34362692A JP 34362692 A JP34362692 A JP 34362692A JP H06166813 A JPH06166813 A JP H06166813A
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JP
Japan
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group
resin
polyphenylene ether
glass fiber
weight
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JP34362692A
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English (en)
Inventor
Keiichi Nakazawa
桂一 中沢
Kunihiko Takeda
邦彦 武田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 ポリフェニレンエーテル樹脂の末端を変性する事により
ガラス繊維との密着性を向上したガラス強化樹脂組成物 【構成】 末端を特定の環化基で変性したポリフェニレ
ンエーテル樹脂/熱可塑性樹脂/ガラス繊維よりなる樹
脂組成物、及びそれからの成形体。 【効果】 本発明の成形材料は耐熱性、剛性に優れ、ガ
ラス繊維密着性が改良される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた耐熱性、剛性を
有し、かつガラス繊維密着性に優れたポリフェニレンエ
ーテル系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】ポリフェニレンエーテル系樹脂
にガラス繊維を添加する事は従来から行われている。し
かし、ガラス繊維密着性に問題があり、これにより成形
外観、他の物性に不具合を生じる。
【0003】先行技術としては特開平2−276823
号公報、特開平3−86756号公報、特開平3−28
5940号公報等が挙げられる。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような状況下にあっ
て、本発明者らは鋭意検討の結果、特定の環化末端基を
有するポリフェニレンエーテルを用いる事により、ガラ
ス繊維との密着性が大幅に向上する事を見いだし、本発
明に至ったものである。
【0005】即ち、本発明は; (I)下記一般式(a)で表される環化末端基を、樹脂
を構成するフェニレンエーテルユニットの100個に対
して平均0.01個以上含有し、数平均分子量が1,0
00〜100,000の範囲にある事を特徴とする、ポ
リフェニレンエーテル樹脂5〜100重量%、
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R1 〜R5 は、各々独立に、水
素、アルキル基、置換アルキル基、ハロゲン基、アリー
ル基叉は置換アリール基であり、R6 〜R9 は、各々独
立に水素、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル
基、置換アルケニル基、ハロゲン基、アリール基、置換
アリール基、アルコキシ基、N−ラクタム基、カルボン
酸基、カルボン酸無水物基、カルボン酸エステル基、カ
ルボン酸アミド基、ニトリル基、アシロキシ基叉はアシ
ル基である。なお、R6 とR7 、R8 とR9 は、各々独
立に結合してスピロ環状構造のリングを形成していても
良い。)
【0008】(II) 熱可塑性樹脂0〜95重量%、 (III) ガラス繊維を、上記樹脂100重量部に対
し1〜200重量部からなることを特徴とする、樹脂組
成物及びそれからの樹脂成形体に関する。
【0009】本発明に用いるポリフェニレンエーテル樹
脂(I)は、前記一般式(a)で表される環化末端基
を、樹脂を構成するポリフェニレンエーテルユニットの
100個に対して平均0.01個以上含有する必要があ
る。
【0010】本発明のポリフェニレンエーテル樹脂
(I)は、エンジニアリング樹脂として用いる程度の平
均分子量(約10,000〜30,000)の場合、環
化末端基はフェニレンエーテルユニットの100個に対
して平均0.15個以上が好ましい。さらに好ましく
は、平均0.2個以上である。 その上限は特になく、
多ければ多いほど耐熱酸化劣化の点で好ましい。又末端
基のすべてが一般式(a)の構造である樹脂も極めて安
定な樹脂である。
【0011】このポリフェニレンエーテル樹脂(I)
は、その末端基を除き、繰り返し単位として一般に
【化3】 で表されるフェニレンエーテルユニットを含有するもの
と定義され、特に限定はない。その代表的な例は、下記
式(b);
【0012】
【化4】 (式中、R1 〜R5 は、各々独立に、水素、アルキル
基、置換アルキル基、ハロゲン基、アリール基叉は置換
アリール基から選ばれる。)で示されるフェニレンユニ
ットの少なくとも1種から構成される。
【0013】このようなポリフェニレンエーテル樹脂
(I)の基本骨格を工業的に有利なフェノール類の酸化
カップリング重合で製造するには、R1 はメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、n−ブチルなどの低級ア
ルキル基叉はフェニル、ナフチルなどが好ましく、R2
〜R5 は水素または低級アルキルが好ましい。
【0014】最も好ましい組み合わせとしては、R1
メチル基またはフェニル基であり且つR2 〜R5 が水素
の場合、R1 とR2 がメチル基であり且つR3 〜R5
水素の場合である。特に、R1 がメチル基であり、R2
〜R5 が水素であって、このフェニレンエーテルユニッ
トが全ユニットに対して90〜100%であることが好
ましい。
【0015】これらの条件を満たす最も好ましいR1
5 を有するフェニレンエーテルユニットに対応するモ
ノマーとしては、2,6−ジメチルフェノール、2−メ
チル−6−フェニルフェノール、2,3,6−トリメチ
ルフェノール等が挙げられる。これらのモノポリマー、
コポリマーが、本発明の樹脂基本骨格としてのポリフェ
ニレンエーテル重合体として好ましく用いられる。
【0016】又、本発明のポリフェニレンエーテル樹脂
(I)中には、本願の主旨に反しない限り、従来ポリフ
ェンイレンエーテル樹脂中に存在させてもよいことが提
案されている他の種々のフェニレンエーテルユニットを
部分構造として含んでも構わない。少量共存させること
が提案されているものの例としては、特開平1−297
428号公報及び特開昭63−301222号公報に記
載されている、2−(ジアルキルアミノメチル)6−メ
チルフェニレンエーテルユニットや、2−(N−アルキ
ル−N−フェニルアミノメチル)6−メチルフェニレン
エーテルユニット等が挙げられる。
【0017】また、ポリフェニレンエーテル樹脂の主鎖
中にジフェノキノン等が少量結合したものも含まれる。
さらに、例えば特開平2−276823号公報、特開昭
63−108059号公報、特開昭59−59724号
公報等に記載されている、炭素−炭素二重結合を持つ化
合物により変性されたポリフェニレンエーテルも含む。
【0018】本発明に用いるポリフェニレンエーテル樹
脂(I)の分子量としては、数平均分子量で1,000
〜100,000である。その好ましい範囲は、約6,
000〜60,000のものである。本発明中の数平均
分子量とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
により、標準ポリスチレンの検量線を用いて求めたポリ
スチレン換算の数平均分子量である。
【0019】本発明に用いるポリフェニレンエーテル樹
脂(I)の環化末端基(a)において、R1 〜R5 は、
各々独立に、水素、アルキル基、置換アルキル基、ハロ
ゲン基、アリール基叉は置換アリール基であり、R6
9 は、各々独立に水素、アルキル基、置換アルキル
基、アルケニル基、置換アルケニル基、ハロゲン基、ア
リール基、置換アリール基、アルコキシ基、N−ラクタ
ム基、カルボン酸基、カルボン酸無水物基、カルボン酸
エステル基、カルボン酸アミド基、ニトリル基、アシロ
キシ基叉はアシル基である。なお、R6 とR7 、R8
9 は、各々独立に結合してスピロ環状構造のリングを
形成していても良い。
【0020】R1 〜R5 の前記定義において、アルキル
基は炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜10のアル
キルである。置換アルキルの置換基としては、フッ素、
塩素、臭素などのハロゲン;ヒドロキシル基;アミノ
基;低級アルコキシ基を挙げることができる。アリール
は炭素数6〜20のアリールである。置換アリールの置
換基としては、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン;ヒ
ドロキシル基;アミノ基;低級アルコキシ基を挙げるこ
とができる。
【0021】R6 〜R9 の定義において、アルキル基は
炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜10のアルキル
であり、さらに好ましくは低級アルキルである。置換ア
ルキルの置換基としては、フッ素、塩素、臭素などのハ
ロゲン;ヒドロキシル基;アミノ基;低級アルコキシ基
を挙げることができる。
【0022】アルケニルは、エチレニル、3−プロペニ
ルのような低級アルケニルが好ましい。置換アルケニル
の代表例は、1−ヒドロキシ−3−プロペニルである。
アリールは炭素数6〜20のアリールである。置換アリ
ールの置換基としては、低級アルキル基;低級アルコシ
キ基;フッ素、塩素、臭素などのハロゲン;ヒドロキシ
ル基;アミノ基;アミノメチル基のようなアミノアルキ
ル基を挙げることができる。
【0023】アリール基は、広義の芳香環基の意味であ
り、狭義のアリールに加えてピリジル基、トリアジル基
などの複素芳香環基も含まれる。N−ラクタムの代表例
は、N−2−ピロリドニル,N−ε−カプロラクタモイ
ルなどである。
【0024】カルボン酸アミドの代表例としては、カル
バモイル、フェニルカルバモイル、セリルなどが挙げら
れる。カルボン酸無水物の好ましい例は、アセトキシカ
ルボニル、ベンゾイロキシカルボニルである。
【0025】カルボン酸エステルの代表例には、メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、アリロキシカルボ
ニルなどがある。アシル基の代表例はアセチル、ベンゾ
イルなどがあり、アシロキシの好ましい例は、アセトキ
シ、ベンゾイロキシなどである。
【0026】R6 〜R9 は、その2〜3個が、特に3個
が水素である事が安定性の面で好ましい。この際、他の
基は、アリール基、置換アリール基、カルボン酸基、カ
ルボン酸無水物基、カルボン酸エステル基、カルボン酸
アミド基、ニトリル基、N−ラクタム基から選ぶことが
好ましい。特に、R8 及びR9 の少なくとも1つがアリ
ール基又は置換アリール基である場合が、熱酸化劣化に
対する安定性と後述する製法の観点から好ましい。
【0027】R6 〜R9 の定義におけるアリール又は置
換アリール基の代表としては、フェニル、トリル、クロ
ロフェニル、ナフチル、4−ピリジル、3,5−ジアミ
ノ−(s)−トリアジル基等である。
【0028】このような環化末端基の構造及び結合量は
核磁気共鳴スペクトルを用いて測定することができる。
この環化末端基(a)を有するポリフェニレンエーテル
樹脂(I)は、この環化末端基を有するため溶融(成
形)した場合に、下記一般式(c)の転移構造の生成が
従来のポリフェニレンエーテル樹脂に比べて著しく少な
いほか、分子量の変化がほとんど起こらないといった優
れた性質を有するものである。
【0029】
【化5】 (式中、R1 〜R5 は夫々独立に、水素、アルキル基、
置換アルキル基、ハロゲン基、アリール基又は置換アリ
ール基である。)
【0030】この安定化ポリフェニレンエーテル樹脂
は、以下のようにして製造することができる。すなわ
ち、一般式(d);
【化6】
【0031】(式中、R1 〜R5 は(a)式で定義した
ものと同じであり、R10,R11はそれぞれ独立に水素、
アルキル基、置換アルキル基を表すが、同時に水素であ
ることはない。)で表される末端基を有するポリフェニ
レンエーテル重合体を
【0032】一般式(e);
【化7】 (式中、R6 〜R9 は(a)式で定義したものと同じで
ある。)で表される炭素−炭素二重結合を有する化合物
(以下不飽和化合物という)と共に、ラジカル重合開始
剤の不存在下に、ポリフェニレンエーテル重合体のガラ
ス転移温度以上の温度まで加熱することによって製造で
きる。
【0033】前記(d)式のR10、R11におけるアルキ
ル基、置換アルキル基は、好ましくは(C1 〜C20)ア
ルキル基、(C1 〜C20)ヒドロキシアルキル基、(C
2 〜C22)アルコキシアルキル基、(C3 〜C22)アシ
ロキシアルキル基又は(C4〜C20)ポリアルキレンエ
ーテル基である。
【0034】このような末端基(d)を持ったポリフェ
ニレンエーテルは、水酸基のオルト位に少なくとも一つ
のベンジル位水素を有するフェノール化合物を一級又は
ニ級アミンを含んだ触媒の存在下に酸化カップリング重
合又は共重合して得られる(例えば、米国特許第4,7
88,277号明細書)。
【0035】この場合、得られるポリマーは、一般式
(d)で表される末端基を有するポリフェニレンエーテ
ルとベンジル位に一級又はニ級アミンの結合していない
末端構造を有するポリフェニレンエーテルとの混合物と
して得られるが、本発明においては、これを分離するこ
となく用い得る。前者と後者の使用割合は特に限定され
ないが、前者の末端基数/後者の末端基数の比で示せ
ば、好ましくは0.9以上である。
【0036】本発明における一般式(d)で表される末
端基を有するポリフェニレンエーテルと一般式(e)で
表される不飽和化合物との反応使用量は、好ましくは、
一般式(d)で表される末端基を有するポリフェニレン
エーテルに対して、一般式(e)の不飽和化合物を2〜
50当量程度用いれば良い。
【0037】本発明の安定化ポリフェニレンエーテル樹
脂を製造する場合に、不飽和化合物(e)としては、生
成する中間体ラジカル(f)を例えばバイラジカル
(g)の形態で安定化するために、R8 及び/又はR9
が、アリール又は置換アリール基であることが好まし
い。
【0038】
【化8】
【0039】
【化9】
【0040】不飽和化合物(e)の好ましい具体例とし
ては、スチレン、α−メチルスチレン、クロルスチレ
ン、メチルスチレン、スチルベン、ケイ皮アルコール、
ベンザルアセトン、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸ニトリ
ル、4−ビニルピリジン、2−ビニル−3,5−ジアミ
ノ−(s)−トリアジン等が挙げられる。
【0041】不飽和化合物(e)として、芳香環を含ま
ないものを用いることもできる。そのような不飽和化合
物(e)の具体例としては、アクリル酸;アクリル酸の
メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、t
−ブチル、2−エチルヘキシル、オクチル、イソデシ
ル、ラウリル、ラウリル−トリデシル、トリデシル、セ
チル−ステアリル、ステアリル、シクロヘキシル、ベン
ジルエステル等のアクリル酸エステル類;
【0042】アクリルアミド、アクリロニトリル、メタ
クリル酸;メタクリル酸のメチル、エチル、プロピル、
ブチル、イソプロピル、t−ブチル、2−エチルヘキシ
ル、オクチル、イソデシル、ラウリル、ラウリル−トリ
デシル、トリデシル、セチル−ステアリル、ステアリ
ル、シクロヘキシル、ベンジルエステル等のメタクリル
酸エステル類;
【0043】メタクリルアミド、メタクリロニトリル、
イタコン酸;イタコン酸のジメチル、ジエチル、ジブチ
ル、ジ−2−エチルヘキシル、ジノリル、ジオクチルエ
ステル等のイタコン酸のモノエステル類;イタコン酸無
水物;N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物;ブ
チルビニルエーテル等のビニルエーテル類等が挙げられ
る。
【0044】なお、本発明の安定化ポリフェニレンエー
テル樹脂の製造にあたっては、ポリフェニレンエーテル
系重合体を180℃以上のガラス転移温度以上に加熱す
る前に、不飽和化合物(e)と機械的に混合しておいた
方が好ましい。
【0045】混合の方法は特に限定されないが、ヘンシ
ェルミキサー等によってドライブレンドする方法、溶融
ブレンドの後乾燥させる方法、不飽和化合物(e)をポ
リフェニレンエーテルは溶解しないが不飽和化合物
(e)は溶解する、例えばメタノールやペンタン等のよ
うな溶媒に溶解させて、粉末状の末端基(d)を有する
ポリフェニレンエーテル系重合体に含浸させた後、溶媒
を乾燥除去する方法などが挙げられる。
【0046】以上のようにして機械的に混合されたポリ
フェニレンエーテル系重合体と不飽和化合物(e)は、
次いでポリフェニレンエーテル系重合体のガラス転移温
度(約208℃)以上に加熱溶融される。好ましい温度
範囲は、ガラス転移温度の20〜150℃上であり、更
に好ましくは、50〜120℃上である。加熱する時間
は、温度との関係で一概にはいえないが、望まれる反応
が完了するのに充分の時間加熱すれば良い。一般には、
1分〜1時間程度であり、数分程度が好ましい。余り長
くても意味がない。
【0047】環化末端基(a)の生成する反応は、通常
ガラス転移温度以上では充分早いので、不必要に過剰な
熱をかけない方がよい。また、加熱は、前述のとおり、
ラジカル重合開始剤の不存在下で行う必要がある。酸素
もできる限り排除するべきであり、そのために反応雰囲
気を窒素ガス雰囲気などにするのが好ましい。
【0048】本発明のポリフェニレンエーテル樹脂
(I)は5〜100重量%用いられる。好ましくは20
〜100重量%、更に好ましくは35〜100重量%で
ある。
【0049】本発明に用いられる熱可塑性樹脂(II)
とは、特に限定されないがポリスチレン樹脂、スチレン
系ブロック共重合体、ポリカーボネート、ポリアミド、
ポリエチレン、ポリプロピレン、液晶ポリマー等が挙げ
られる。
【0050】これらの樹脂の中最良好なのは、ゴム補強
ポリスチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体及びその水素添加物である。熱
可塑性樹脂は0〜95重量%用いられる。好ましくは0
〜80重量%、更に好ましくは0〜65重量%である。
【0051】本発明に用いられるガラス繊維(III)
は形態に於いて特に限定される物ではないが、繊維長1
00〜0.01mmで、繊維径0.1〜1000μの物
が好ましい。形状に於いてはロービング、チョップドス
トランド、ストランド、ミルドファイバー等いずれも使
用される。
【0052】表面処理剤についても特に限定されない
が、アミノシラン系カップリング剤の使用が好ましい。
これらのガラス繊維(III)は単独でも2種類以上併
用しても良い。又使用量は、樹脂成分100重量部に対
し1〜200重量部用いられる。
【0053】尚、本発明の樹脂組成物には、その特徴を
損なわない範囲で、帯電防止剤、他の無機フィラー、各
種の安定剤、可塑剤、難燃剤、顔料等を公知の方法に従
い適宜添加して用いる事ができる。
【0054】本発明の樹脂組成物から、成形体を成形す
る方法に関しては、特に限定の必要はなく通常行われて
いる射出成形機による成形、または溶融プレスによる方
法等が用いられる。
【0055】本発明の樹脂組成物は特に限定されない
が、自動車、事務機、電気・電子部品、給湯機、家具等
に用いられる。
【0056】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。なお、各測定は以下の条件により行った。
【0057】ポリマーの粘度;0.5%クロロホルム
溶液を30℃の条件でウベローデ粘度管を用いて測定
し、ηsp/cで表す。1 H−核磁気共鳴スペクトル;日本電子(株)製のG
X−270でCDCl3 を溶媒として測定し、テトラメ
チルシランを基準として用いる。
【0058】ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(以下GPC);東洋曹達工業(株)製HL−802
RTSで測定する。GPCにおける検量線は、標準ポリ
スチレンを用いて作成したものを使用する。 ポリマー中の遊離のフェノール性OH基;EHUD
SHCHORI等の方法〔ジャーナル・オブ・アプライ
ド・ポリマーズ・サイエンス;アプライド・ポリマー・
シンポジウム、34、103〜117頁、(1978)
に記載〕に従って測定する。
【0059】引張強度;ASTM D−638に準拠
して測定する。 熱変形温度;ASTM D−648に準拠し、荷重1
8.6kg/cm2 で測定する。
【0060】アイゾット衝撃強さ;ASTM D−2
56に準拠して測定する。 ガラス繊維密着性走査型電子顕微鏡で観察し樹脂との
密着性を評価する。評価は○が密着性良好、×が密着性
不良を表す。
【0061】
【参考例1】ポリフェニレンエーテル樹脂(I)の作製 原料のポリフェニレンエーテルは、米国特許4,78
8,277号明細書に記載されている方法に従って、ジ
ブチルアミンの存在下に、2,6−キシレノールを酸化
カップリング重合して製造する。
【0062】得られるポリフェニレンエーテルの粘度は
0.545であり、ガラス転移温度は約208℃であ
る。1 H−核磁気共鳴スペクトルで分析した結果、
(h)式;
【0063】
【化10】 の末端基が、下記の主な繰り返し単位(i)の100個
につき、0.32個存在する事が確認される。
【0064】
【化11】 また、遊離のフェノール性水酸基の量は、主な繰り返し
単位(i)の100個につき、0.34個存在する事が
確認される。
【0065】このポリフェニレンエーテルの100重量
部に対してスチレン10重量部をヘンシェルミキサーで
均一にブレンドした後、スクリューの直径が30mmφ
の二軸押出機(池貝鉄工(株)製PCM−30)中30
0℃で溶融混練し、水槽を通してペレット化する。
【0066】このようにして得られるペレットを1 H−
核磁気共鳴スペクトルで分析した結果、(j)式;
【0067】
【化12】 の末端基が、主な繰り返し単位(i)の100個につ
き、0.25個存在することが、5.02ppmのシグ
ナルの面積値から確認される。
【0068】また、遊離のフェノール性水酸基の量は、
主な繰り返し単位(i)の100個につき0.45個存
在する事が確認される。また、GPCで求めた数平均分
子量は24,500であり、粘度は0.547である。
【0069】
【実施例1〜7、比較例1】このペレット(ポリフェニ
レンエーテル樹脂(I))、熱可塑性樹脂、ガラス繊維
(日本硝子繊維(株)製;ガラスファイバーチョップR
ES03−TP10151)を表−1、2に示す量を混
合し、再度、二軸押出機中で320℃で溶融混練し、ペ
レット化する。
【0070】このペレットを射出成形機(東芝機械
(株)製IS80EPN)で330℃の条件で成形、試
験片を作製し、評価を行う。
【0071】
【比較例2、3】参考例1の原料のポリフェニレンエー
テル、熱可塑性樹脂、ガラス繊維(日本硝子繊維(株)
製;ガラスファイバーチョップRES03−TP101
51)を表−2に示す量を用いる以外は実施例1〜7と
同様に評価する。
【0071】
【表1】 *1:ポリフェニレンエーテル樹脂
【0072】
【表2】
【0073】 *2:参考例1の原料ポリフェニレンエーテル *3:スチレン−ブタジエンブロック共重合体水素添加
物(スチレン/ブタジエン=60/40) *4:ゴム補強ポリスチレン
【0074】
【発明の効果】本発明の成形材料は、良好な耐熱性、剛
性を示し、ガラス繊維密着性も良好である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)下記一般式(a)で表される環化
    末端基を、樹脂を構成するフェニレンエーテルユニット
    の100個に対して平均0.01個以上含有し、数平均
    分子量が1,000〜100,000の範囲にある事を
    特徴とする、ポリフェニレンエーテル樹脂5〜100重
    量%、 【化1】 (式中、R1 〜R5 は、各々独立に、水素、アルキル
    基、置換アルキル基、ハロゲン基、アリール基叉は置換
    アリール基であり、R6 〜R9 は、各々独立に水素、ア
    ルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、置換アルケ
    ニル基、ハロゲン基、アリール基、置換アリール基、ア
    ルコキシ基、N−ラクタム基、カルボン酸基、カルボン
    酸無水物基、カルボン酸エステル基、カルボン酸アミド
    基、ニトリル基、アシロキシ基叉はアシル基である。な
    お、R6 とR7 、R8 とR9 は、各々独立に結合してス
    ピロ環状構造のリングを形成していても良い。) (II) 熱可塑性樹脂0〜95重量%、 (III) ガラス繊維を、 上記樹脂100重量部に対し1〜200重量部からなる
    ことを特徴とする、樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の樹脂組成物から成形され
    たことを特徴とする、樹脂成形体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006188628A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 強化熱可塑性樹脂組成物

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