JPH06168042A - 定電流電源回路 - Google Patents

定電流電源回路

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JPH06168042A
JPH06168042A JP19647993A JP19647993A JPH06168042A JP H06168042 A JPH06168042 A JP H06168042A JP 19647993 A JP19647993 A JP 19647993A JP 19647993 A JP19647993 A JP 19647993A JP H06168042 A JPH06168042 A JP H06168042A
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JP
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voltage
output
circuit
transistor
power supply
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JP19647993A
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English (en)
Inventor
Toru Koyashiki
徹 小屋敷
Kazuya Suzuki
和也 鈴木
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Origin Electric Co Ltd
NTT Inc
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定電流電源回路では、負荷抵抗が大となると出
力電圧を上昇させて出力電流を一定に安定化するような
制御が行なわれるため、出力が開放となった場合に過電
圧が発生する。本発明は、このような不都合を解消する
極めて簡易で高精度な定電流電源回路を提供することを
目的とする。 【構成】出力電流検出用素子に発生する電圧を検出し、
第1のトランジスタのベース・エミッタ間順方向しきい
電圧と比較してその差を増幅して出力し、かつ、電圧検
出回路からの検出電圧をツエナーダイオードの降伏電圧
と該第1のトランジスタのベース・エミッタ間順方向し
きい電圧の和と比較しその差を増幅して出力する前記第
1のトランジスタと、この出力を絶縁型DC−DCコン
バ−タ回路に伝達するフォトカップラとからなることを
特徴とする定電流電源回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁型DC−DCコン
バ−タを主回路(電源回路)に用いた定電流電源回路に
関するものであり、更に詳しくは、定電流に維持するた
めの制御信号の伝達手段としてフォトカップラを使用
し、かつ、出力電圧が過電圧になることを防止する過電
圧保護機能を備えた定電流電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の定電流電源回路を示す回路
図である。同図において1,1′は入力端子、2は定電
流電源回路の主回路(電源回路)、3は出力電流検出用
素子(例えば、インピーダンス素子や抵抗)、4は負
荷、5は出力電流検出用素子3による検出信号を基準電
圧6と比較しその差を比較増幅器10によって増幅する
比較増幅回路、7,8は比較増幅回路5の駆動用電源の
取出し端子、9はフォトカップラである。
【0003】動作は次の如くである。主回路2の出力電
流は、出力電流検出用素子(抵抗)3を介して負荷4へ
供給される。このとき出力電流検出用素子3に生ずる電
圧降下を検出し、比較増幅回路5で該電圧降下を基準電
圧6と比較した後、比較増幅器10によりその差を増幅
して制御信号として発生させ、該制御信号をフォトカッ
プラ9を介して主回路2に帰還して、出力電流検出用素
子3に生ずる電圧降下を一定に保つような制御を行なう
ことにより、出力電流を定電流化する動作を行なう。
【0004】図8では、主回路2を一般的な電源回路と
して説明したが、フォトカップラはその入力−出力間の
絶縁を確保した状態での信号伝達を行えることから、制
御回路から主回路への信号伝達にフォトカップラを用い
る方法は、主回路2が入力端子と電源出力間をトランス
で絶縁されたDC−DCコンバータで構成されている場
合に好適である。
【0005】図9はDC−DCコンバータとしてフライ
バックコンバータ方式の回路を用いて主回路2を構成し
た場合の従来の定電流電源回路の一例を示す回路図であ
る。同図において、フォトカップラ9の制御信号は、フ
ライバックコンバータの駆動回路34に帰還され、該制
御信号の大きさに応じて、フライバックコンバータの主
スイッチ35の制御が行われ、出力電流は定電流化され
る。このように主回路2の入力端子1,1′と出力側と
は、主回路2はトランスにより、制御回路はフォトカッ
プラ9によりそれぞれ絶縁されている。
【0006】また、比較増幅回路5の駆動用電源は、電
流検出用素子3の両端7,8より得ており、常に安定な
直流定電流に比例した電圧を駆動用電源として受けるこ
とができ、したがってこの定電流電源回路は、安定でか
つ簡易な電源回路であったといえる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な定電流電源回路においては、負荷抵抗が大となった時
には、出力電圧を上昇させて出力電流を一定電流に安定
化するような制御が行なわれるため、出力が開放(負荷
抵抗が無限大)となった場合には、出力に過電圧が発生
する。これは、装置構成上も、また人体保安上も好まし
くないことであるが、従来の定電流電源回路では、この
ような出力の過電圧を抑制する機能がなく、不都合であ
るという問題があった。
【0008】そこで本発明は、上述のような不都合を解
消する極めて簡易で高精度な定電流電源回路を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、直流電力を出力する絶縁型DC−DCコンバ
−タ回路と、該絶縁型DC−DCコンバ−タ回路の出力
側に直列接続された出力電流検出用素子と、定電流制御
を行うため該出力電流検出用素子の両端に発生する電圧
を検出し、第1のトランジスタのベース・エミッタ間順
方向しきい電圧と比較してその差を増幅し出力する該第
1のトランジスタと、前記第1のトランジスタの出力を
制御信号として前記絶縁型DC−DCコンバ−タ回路に
伝達するフォトカップラと、前記絶縁型DC−DCコン
バ−タ回路の出力端に並列に接続された電圧検出回路
と、過電圧を防止するため該電圧検出回路から出力され
る検出電圧をツエナーダイオードの降伏電圧と前記第1
のトランジスタのベース・エミッタ間順方向しきい電圧
の和と比較しその差を増幅して得られる制御信号を前記
フォトカップラを介して前記絶縁型DC−DCコンバ−
タ回路に与える該ツエナーダイオードとにより定電流電
源回路を構成し、前記第1のトランジスタのベースと前
記電圧検出回路との間に前記ツエナーダイオードを接続
し、前記第1のトランジスタのエミッタを前記絶縁型D
C−DCコンバ−タ回路と前記出力電流検出用素子との
接続点に接続し、前記第1のトランジスタのコレクタを
前記フォトカップラの一端に接続し、前記フォトカップ
ラの他の一端を前記絶縁型DC−DCコンバ−タ回路と
前記電圧検出回路との接続点に接続した。
【0010】
【作用】本発明による定電流電源回路では、前記第1の
トランジスタが定電流領域と過電圧保護領域の両方の領
域で動作し、特に定電流領域で前記ツエナーダイオード
がカットオフして、定電流動作と過電圧保護動作の双方
を安定に行うことができる。
【0011】
【実施例】次に図を参照して本発明を具体的に説明す
る。図1は本発明の比較例を示す回路図である。図1に
おいて11は電圧検出回路、12は第2の比較増幅器、
13,14は第2の比較増幅器用駆動電源の取出し端
子、15は基準電圧である。そのほか、図8におけるの
と同じ要素には同じ符号が付してある。
【0012】図1において負荷4に電流が供給される
と、出力電流Iout に比例した電圧が出力電流検出用素
子3の両端に発生する。この電圧を検出し、第1の比較
増幅器10で基準電圧6と比較した後の差を増幅し、フ
ォトカップラ9を介して該増幅出力を主回路2に定電流
制御信号として伝達し、出力電流を定電流(図2の
o)に保つよう制御する。
【0013】また、電圧検出回路11は、出力電圧V
out を検出し、その検出信号を第2の比較増幅器12に
供給する。第2の比較増幅器では、出力電圧が、基準電
圧15によって決まる一定値を超えないよう制御する過
電圧抑制回路としての動作を行う(図2のVo )。この
ため第1の比較増幅器10と第2の比較増幅器12の各
出力をオア(OR)接続し、フォトカップラ9と直列接
続している。
【0014】このような回路構成において、負荷4を抵
抗値0Ωから無限大まで変化させた場合の定電流電源回
路の動作を図2を参照して説明する。負荷4の抵抗値を
4 とすると、R4 =0Ωのとき、出力電流検出用素子
3に流れる電流は非常に大きくなろうとする。このとき
第1の比較増幅器10の出力電圧が高くなり、フォトカ
ップラ9に大きな電流が流れるよう構成されているた
め、このフォトカップラ9に大きな電流が流れたことを
受けて、主回路2は出力電圧Vout を低下させて出力電
流検出用素子3に流れる電流値を、予め定めた一定値
(Io )に保つよう動作する。
【0015】したがって、負荷4の抵抗値R4 の値を0
Ωに比べて大とすると第1の比較増幅器10の出力電圧
が低下しフォトカップラ9を流れる電流は小さくなり、
このことを受けた主回路2における制御動作により出力
電圧Vout が上昇して、出力電流Iout は再び予め定め
た一定値に保たれるよう制御される。このとき、第2の
比較増幅器12の出力電圧はまだ、第1の比較増幅器1
0の出力電圧よりも低いため、出力電流Iout には何ら
の影響も与えない。
【0016】負荷4の抵抗値R4 の値をさらに大きな値
とするとさらに主回路2の出力電圧Vout は上昇する
が、出力電流Iout は一定値に保たれる。しかし、電圧
検出回路11を介して帰還される出力電圧値が、第2の
比較増幅器12において基準電圧15よりも大となる図
2のT点に達すると、第2の比較増幅器12の出力電圧
が上昇し始める。
【0017】この電圧が第1の比較増幅器10の出力電
圧より高い場合、図1においては、フォトカップラ9を
流れる電流は第2の比較増幅器12の出力電圧によって
定まるため、これを受けた主回路2における制御動作に
より出力電圧Vout の上昇は抑制される。負荷4の抵抗
値R4 の値をさらに大きくすると、第2の比較増幅器1
2を介して構成される上述の制御系の動作によって出力
電圧Vout の値はほぼ一定値(Vo )に保たれるため、
出力電流Iout が低下する。負荷が開放状態、すなわち
4 =無限大となると、出力電流Iout は0となるが、
異常な出力電圧は発生せず、ほぼ一定値(Vo )に保た
れる。
【0018】このように出力電圧Vout は第2の比較増
幅器12における基準電圧15で定まる値に保たれてお
り、出力電圧Vout が過大電圧となるようなことはな
く、良好な過電圧保護特性が得られる。以上が比較例に
よる定電流制御および過電圧保護動作の説明である。次
に図1において、第1の比較増幅器10および第2の比
較増幅器12の駆動電源について述べる。図1に示すよ
うに第1の比較増幅器10の駆動電源は出力電流検出用
素子3の両端から、第2の比較増幅器12の駆動電源
は、定電流電源の出力端からそれぞれ得ている。したが
って、定電流領域では出力電流Iout が一定のため、第
1の比較増幅器10が出力電流検出用素子3の両端から
一定電圧の駆動電源を得て定電流制御を行っている。出
力電圧Vout がVo より低いときは、第2の比較増幅器
12の駆動電源が不足し、例え動作停止しても問題が生
じないだけでなく、省電力という効果を有している。
【0019】特に出力電圧Vout が0となる負荷短絡時
は、第1の比較増幅器10は出力電流検出用素子3の両
端から駆動電力を得て定電流制御を行い、この状態では
過電圧保護動作をさせる必要はないので、第2の比較増
幅器12の駆動電源がなくなり、この動作は停止する
が、電力の消費もなく、問題も全く生じない。一方、負
荷開放時は、ある一定値(Vo )に保たれている出力電
圧Vout が、第2の比較増幅器12の駆動電源として使
用され、過電圧保護動作が行われる。この状態では出力
電流Iout は0であり、出力電流検出用素子3の両端電
圧は0となり、第1の比較増幅器10に駆動電力は供給
されず、動作は停止するが、この状態は定電流制御を要
求される状態ではないので全く問題はないばかりか、第
1の比較増幅器10の電力消費が抑えられるという効果
を有している。
【0020】このように、比較例によれば比較増幅器1
0および比較増幅器12ともその駆動用電源を得るため
の回路部品の付加は何ら必要なく、また、入力電圧の大
小や負荷側の条件に関係なく安定した駆動用電源が得ら
れ、良好な定電流特性および過電圧保護特性を得ること
ができる。図3は実施例を示す回路図である。図3にお
いて、16,17,18,19,20はそれぞれ抵抗、
21はトランジスタ、22はツエナーダイオードであ
る。
【0021】図3においては、出力電流検出用素子3と
して、抵抗16を用い、比較増幅回路5をトランジスタ
21とツエナーダイオード22および抵抗17,18で
構成し、定電流制御用基準電圧としてトランジスタ21
のベース・エミッタ間順方向しきい電圧VBEを、過電圧
保護用の基準電圧としてツエナーダイオード22の降伏
電圧VZ とトランジスタ21の前記しきい電圧VBEの和
を用いており、回路動作は次の通りである。
【0022】まず、定電流制御時の動作について説明す
る。抵抗16の両端電圧を検出することにより、出力電
流に比例した信号電圧を得、この電圧を抵抗17と18
で分割し、抵抗17の両端の電圧がトランジスタ21の
前記しきい電圧VBEよりも大きい場合には、トランジス
タ21にコレクタ電流が流れ、抵抗17の両端の電圧が
さらに大きくなろうとすると、このコレクタ電流もさら
に大きくなる。このように、出力電流に応じて変化する
制御信号がトランジスタ21のコレクタ電流から作ら
れ、これがフォトカップラ9により主回路2に伝達され
る。
【0023】このように、負荷4の抵抗値R4 が小さい
ときは、定電流電源回路の出力電圧は小さいので、過電
圧保護回路を動作させる必要はなく、抵抗16を流れる
電流を一定にするようトランジスタ21を動作させれば
よい。次に、負荷4の抵抗値R4 が大となり、過電圧保
護動作を行なう必要が生じた場合について説明する。
【0024】過電圧保護の動作電圧は、ツエナーダイオ
ード22の降伏電圧VZ とトランジスタ21のしきい電
圧VBEとの和で決定され、出力電圧を抵抗19および2
0で分割して得られる電圧値が、これらの和の電圧を超
えないような過電圧保護動作が行なわれる。すなわち、
出力電圧を抵抗19と20とで分割し、抵抗19および
抵抗16の両端電圧の和が、トランジスタ21のしきい
電圧VBEとツエナーダイオード22の降伏電圧VZ の和
より高い場合には、抵抗20,ツエナーダイオード22
および抵抗17を通して電流が流れ、これがトランジス
タ21のベースに流れる信号電流となる。
【0025】この信号電流をトランジスタ21が増幅
し、フォトカップラ9を介して主回路2に伝達する。負
荷4の抵抗値R4 が大となる程、フォトカップラ9を流
れる電流値は大となるので、定電流電源回路の出力電圧
は小となるよう制御される。図3の回路構成において
は、R4 =無限大で抵抗16を流れる電流が非常に小さ
いときは、定電流電源回路の出力電圧によって、トラン
ジスタ21およびフォトカップラ9等の制御回路を駆動
し、逆に、R4 =0Ωで出力電圧が小さいときには抵抗
16の両端電圧によって制御回路を駆動している。ま
た、(0<R4 <無限大)においては、出力電圧と抵抗
16の両端電圧の和が駆動電源として利用できる。
【0026】このように、図3はとくに制御回路用の駆
動電源を付加することなく、良好な定電流特性および過
電圧保護特性を得ることができるため、極めて部品数が
少なく低コスト化に適した定電流電源回路であるという
特徴がある。しかし、一方、図3においては、過電圧抑
制のための検出電圧として、抵抗19および16の両端
の電圧の和を用いているため、負荷開放時など抵抗16
の両端電圧が低下した場合には、抑制電圧が変動すると
いう欠点を内包している。
【0027】図4は、本発明の参考例を示す回路図であ
る。図4は図3におけるツエナーダイオード22をトラ
ンジスタ23で置き換え、比較増幅回路5における過電
圧保護動作用の基準電圧としてトランジスタ23のベー
ス・エミッタ間順方向しきい電圧VBEを用いるように構
成したものである。出力電圧が上昇し、抵抗19の両端
の電圧がトンラジスタ23のしきい電圧V BEより高くな
ると、このことにより発生する信号をトランジスタ23
により増幅し、フォトカップラ9に伝達する。よって、
図4では、過電圧抑制の基準となる設定電圧は抵抗1
9,20およびトランジスタ23のしきい電圧VBEによ
って決まるので、設定電圧を出力電流にかかわらず一定
とすることができる。また、図3におけるように抵抗2
0を流れる電流が抵抗17を流れることもないので、定
電流制御の精度を向上させることができるという効果も
ある。
【0028】しかし、また一方で、図4ではトランジス
タ23のしきい電圧VBEを基準としているため、トラン
ジスタ23のベース電流が変動すると、これにつれてし
きい電圧VBEも変動し、過電圧保護の動作電圧レベルが
変動するという欠点がある。図5は他の参考例を示す回
路図である。図5において24はツエナーダイオード、
25,26は負荷急変時等にフォトカップラ9に過大電
流が流れるのを防止するための抵抗である。比較増幅回
路5における過電圧保護用基準電圧として、ツエナーダ
イオード24の降伏電圧VZ とトランジスタ23のベー
ス・エミッタ間順方向しきい電圧VBEの和の電圧を用い
る構成を採っている。
【0029】これにより、トランジスタ23のしきい電
圧VBEはベース電流の変化により変動しようとしても、
ツエナーダイオード24の降伏電圧に対する電流変動は
小さいため、図4に比べ、さらに出力電圧の過電圧保護
のための基準電圧設定精度を高めることができる。ま
た、トランジスタのしきい電圧VBEは温度に対して変動
する傾向を有しているが、トランジスタ23のしきい電
圧VBEの温度特性に対して、ツエナーダイオード24の
降伏電圧VZ の温度特性が逆となるよう素子(トランジ
スタならびにツエナーダイオード)選定を行なうことに
より、温度変化に対する過電圧保護特性をも向上させる
ことができるという効果もある。
【0030】ところで過電圧保護特性について付言する
と、定電流電源は、一般に電源の設置場所から遠く離れ
た地点の機器へ給電を行なう際に用いられることが多
く、遠隔地で機器の保守を行う場合など、電源から機器
を切り離すことがある。この際、定電流電源の負荷は開
放状態、すなわちR4 =無限大となり、過電圧保護動作
状態となるが、出力電圧が負荷に供給する最大電圧で保
たれていたのでは、人体保安上問題となる場合があり、
このような場合には、負荷開放時、出力電圧を低下させ
るような保護動作を行う必要がある。
【0031】図6は他の参考例を示す回路図である。図
6において、27は抵抗である。この参考例において、
負荷電流が定電流で安定している時、抵抗20を流れる
電流は、抵抗19と抵抗27に分流している。ここで、
負荷4のインピーダンスが増大し、負荷電圧が過電圧保
護設定値より高くなって、抵抗27の電圧が抵抗16の
電圧とトランジスタ23のしきい電圧VBEの和より高く
なると、トランジスタ23のコレクタ電流がフォトカッ
プラ9を通して流れ、負荷電流を減少させる“垂下領
域”での動作を始める。
【0032】このとき、トランジスタ23のベース・エ
ミッタ間に印加される電圧は、抵抗27および抵抗16
の両端電圧をそれぞれV27,V16とすると、(V27−V
16)で表わされる。よって、定電流電源回路が垂下領域
で動作し、抵抗16を流れる電流が減少するとV16は小
となり、(V27−V16)が大となるため、トランジスタ
23のコレクタ電流が増加することから、フォトカップ
ラ9の電流をますます増加させて、負荷電圧をさらに低
下させる。
【0033】このように、負荷4のインピーダンスが増
加し、負荷電圧が過電圧保護設定値より決まるあるレベ
ルを超えて大きくなろうとすると、負荷電流および電圧
がともに減少する“フの字垂下特性”を示すようにな
る。これは負荷開放時、定電流電源回路の出力電圧が負
荷に供給する最大出力電圧より低くてすむということで
あり、保守時等における人体保安の点から、都合のよい
特性である。このように抵抗27の追加のみで、かかる
好都合な“フの字垂下特性”が得られる。
【0034】これまでに説明した諸例では、フォトカッ
プラ9を含む制御回路の駆動電源は、抵抗両端間の電圧
降下を利用して得るものとして説明してきたが、抵抗両
端間の電圧は流れる電流によって異なるため、出力電流
が大きい場合には抵抗の電力損失が大となること、およ
び出力電流が小さい場合にはフォトカップラ等への電源
としての電流が不足する等の問題がある。
【0035】また、定電流制御回路の基準電圧として、
トランジスタのベース・エミッタ間しきい電圧VBEを用
いるものとして説明してきたが、しきい電圧VBEは温度
依存性があるため、周囲温度が変化する環境で使用する
と、例えば周囲温度が高くなると定電流電源回路の出力
電流が低下するという問題がある。図7は、これらの問
題の解決をはかった他の参考例を示す回路である。図7
において28,29,30,33はそれぞれ抵抗、31
はダイオード、32はショットキーダイオードである。
【0036】出力電流を流す出力電流検出用素子(イン
ピーダンス素子)3としては、抵抗30およびダイオー
ド31を用いている。これは、出力電流が小さい場合に
抵抗30の両端間電圧が小さくても、ダイオード31の
順電圧はほとんど変わらないことを利用したもので、抵
抗30とダイオード31の直列接続の両端間電圧をフォ
トカップラ9の電源として用いている。また、出力電流
が大きい場合、ダイオードにおける損失は抵抗による損
失に比べて小さくできるので、回路の高効率化という面
でも効果がある。
【0037】さらにトランジスタ21Aのベース・エミ
ッタ間に抵抗30を介してショットキーダイオード32
を接続している。これにより定電流制御用の基準電圧は
トランジスタ21Aのしきい電圧VBEとショットキーダ
イオード32の順方向しきい電圧VD の差の電圧で与え
られる。トランジスタ21Aとショットキーダイオード
32に、そのしきい電圧VBEおよびVD の各温度特性が
同様な傾向をもつものを使用すれば、VBEとVD との差
の電圧は温度に対して依存性がなくなり、これによって
定電流出力の温度特性の向上を図れるという効果が生ず
る。
【0038】抵抗28および29は、図5における抵抗
25および26と同様、負荷急変等の過渡動作時、フォ
トカップラ9に過電流が流れることを防止するためのも
のであるが、抵抗28と29の代わりにディプリーショ
ン形電界効果トランジスタ(FET)を用いて、このF
ETの定電流特性を利用して負荷急変時フォトカップラ
9の過電流を防止するという方法もある。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、1
つのトランジスタと1つのツエナーダイオードで2つの
機能を持つ比較増幅器が実現でき、このような極めて簡
易な回路構成をとるだけで定電流機能に加えて過電圧保
護機能を付加できるため、定電流電源で問題となる負荷
開放時の異常電圧発生がなく、保守時等の人体保安上の
問題のない電源を低コストかつ小形に実現できるという
利点がある。
【0040】また本発明による定電流電源回路では、通
常の使用域である定電流領域でツエナーダイオードがカ
ットオフして、定電流動作と過電圧保護動作の双方を安
定に行うことができ、同時に、定電流領域ではツエナー
ダイオードのカットオフにより省電力を達成していると
いう効果も併せ持っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の比較例を示す回路図である。
【図2】定電流電源回路の定電流特性および過電圧保護
特性を示す特性図である。
【図3】本発明の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の参考例を示す回路図である。
【図5】本発明の他の参考例を示す回路図である。
【図6】本発明の他の参考例を示す回路図である。
【図7】本発明の他の参考例を示す回路図である。
【図8】従来の定電流電源回路を示す回路図である。
【図9】絶縁型DC−DCコンバ−タとしてフライバッ
クコンバータ方式の回路を用いて主回路(電源回路)を
構成した場合の従来の定電流電源回路の一例を示す回路
図である。
【符号の説明】
1,1′ 入力端子 2 主回路(電源回路) 3 出力電流検出用素子 4 負荷 5 比較増幅回路 6,15 基準電圧 7,8,13,14 端子 9 フォトカップラ、 10,12 比較増幅器 11 電圧検出回路 16〜20,25,26,28,29,30,33 抵抗 31 ダイオード 21,21A,23,23A トランジスタ 22,24,24A ツエナーダイオード 32 ショットキーダイオード 34 駆動回路 35 主スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を出力する絶縁型DC−DCコ
    ンバ−タ回路と、該絶縁型DC−DCコンバ−タ回路の
    出力側に直列接続された出力電流検出用素子と、定電流
    制御を行うため該出力電流検出用素子の両端に発生する
    電圧を検出し、第1のトランジスタのベース・エミッタ
    間順方向しきい電圧と比較してその差を増幅し出力する
    該第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタの出
    力を制御信号として前記絶縁型DC−DCコンバ−タ回
    路に伝達するフォトカップラと、前記絶縁型DC−DC
    コンバ−タ回路の出力端に並列に接続された電圧検出回
    路と、過電圧を防止するため該電圧検出回路から出力さ
    れる検出電圧をツエナーダイオードの降伏電圧と前記第
    1のトランジスタのベース・エミッタ間順方向しきい電
    圧の和と比較しその差を増幅して得られる制御信号を前
    記フォトカップラを介して前記絶縁型DC−DCコンバ
    −タ回路に与える前記ツエナーダイオードとを備え、 前記第1のトランジスタのベースと前記電圧検出回路と
    の間に前記ツエナーダイオードを接続し、前記第1のト
    ランジスタのエミッタを前記絶縁型DC−DCコンバ−
    タ回路と前記出力電流検出用素子との接続点に接続し、
    前記第1のトランジスタのコレクタを前記フォトカップ
    ラの一端に接続し、前記フォトカップラの他の一端を前
    記絶縁型DC−DCコンバ−タ回路と前記電圧検出回路
    との接続点に接続したことを特徴とする定電流電源回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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