JPH06168876A - 半導体結晶の形成方法及び半導体素子 - Google Patents
半導体結晶の形成方法及び半導体素子Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な方法で、何ら複雑な構造を基体あるいは
半導体薄膜に形成することなく、容易に大粒径の半導体
結晶を形成する方法及びかかる形成方法に基づいた半導
体素子を提供する。 【構成】半導体結晶20の形成方法は、(イ)基体上1
0に、基体と異なる材料から成り且つ縁部分14を有す
る半導体薄膜12を形成する工程と、(ロ)縁部分を含
む半導体薄膜にエネルギーを短時間照射して、縁部分を
含む半導体薄膜を完全に溶融させた後、固化させて結晶
化する工程、から成る。このような方法によって形成さ
れた半導体結晶から作製された半導体素子は、この半導
体素子を構成する結晶中に結晶粒界が存在しない、ある
いは又、半導体素子を構成する結晶の粒径が0.2μm
以上10μm以下であることを特徴とする。
半導体薄膜に形成することなく、容易に大粒径の半導体
結晶を形成する方法及びかかる形成方法に基づいた半導
体素子を提供する。 【構成】半導体結晶20の形成方法は、(イ)基体上1
0に、基体と異なる材料から成り且つ縁部分14を有す
る半導体薄膜12を形成する工程と、(ロ)縁部分を含
む半導体薄膜にエネルギーを短時間照射して、縁部分を
含む半導体薄膜を完全に溶融させた後、固化させて結晶
化する工程、から成る。このような方法によって形成さ
れた半導体結晶から作製された半導体素子は、この半導
体素子を構成する結晶中に結晶粒界が存在しない、ある
いは又、半導体素子を構成する結晶の粒径が0.2μm
以上10μm以下であることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビーム再結晶化法を用
いた半導体結晶の形成方法及びかかる形成方法に基づい
た半導体素子に関する。
いた半導体結晶の形成方法及びかかる形成方法に基づい
た半導体素子に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ、電子ビーム等のエネルギー源か
らのエネルギーをポリシリコンから成る半導体薄膜に短
時間照射し、半導体薄膜を点状あるいは線状に溶融させ
た後固化させて、シリコンから成る半導体結晶を形成す
るビーム再結晶化法は周知である。ビーム再結晶化法
は、半導体薄膜を短時間且つ局所的に溶融−固化するの
で、基体全体を高温に加熱することなく半導体結晶を形
成することができるという利点がある。従って、ビーム
再結晶化法により、ガラス等の耐熱性の無い基体上にも
シリコン結晶の半導体素子を形成することが可能であ
る。
らのエネルギーをポリシリコンから成る半導体薄膜に短
時間照射し、半導体薄膜を点状あるいは線状に溶融させ
た後固化させて、シリコンから成る半導体結晶を形成す
るビーム再結晶化法は周知である。ビーム再結晶化法
は、半導体薄膜を短時間且つ局所的に溶融−固化するの
で、基体全体を高温に加熱することなく半導体結晶を形
成することができるという利点がある。従って、ビーム
再結晶化法により、ガラス等の耐熱性の無い基体上にも
シリコン結晶の半導体素子を形成することが可能であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなビーム再結
晶化法においては、半導体薄膜の溶融時間が100ns
程度の極めて短い時間であるため、瞬間的な結晶成長し
か起こらず、0.1μm程度の小粒径の半導体結晶しか
得られないという問題がある。大粒径の半導体結晶を得
るために、 (A)光学系によってビーム強度を変化させる方法 (B)試料に入射するビーム強度を試料表面に設けた反
射防止膜や吸熱膜等によって変化させて温度分布を制御
する方法 (C)試料構造によって熱の逃げ方を変化させて温度分
布を制御する方法 などが試みられているが、現状では、大粒径の半導体結
晶が安定して得られていない。また、得られた半導体結
晶の粒径のばらつきが大きいという問題もある。以上の
理由のため、ビーム再結晶化法によって得られた半導体
結晶から、単結晶シリコン半導体基板から作製した半導
体装置と同等の特性を有する半導体素子を作製すること
は不可能である。
晶化法においては、半導体薄膜の溶融時間が100ns
程度の極めて短い時間であるため、瞬間的な結晶成長し
か起こらず、0.1μm程度の小粒径の半導体結晶しか
得られないという問題がある。大粒径の半導体結晶を得
るために、 (A)光学系によってビーム強度を変化させる方法 (B)試料に入射するビーム強度を試料表面に設けた反
射防止膜や吸熱膜等によって変化させて温度分布を制御
する方法 (C)試料構造によって熱の逃げ方を変化させて温度分
布を制御する方法 などが試みられているが、現状では、大粒径の半導体結
晶が安定して得られていない。また、得られた半導体結
晶の粒径のばらつきが大きいという問題もある。以上の
理由のため、ビーム再結晶化法によって得られた半導体
結晶から、単結晶シリコン半導体基板から作製した半導
体装置と同等の特性を有する半導体素子を作製すること
は不可能である。
【0004】従って、本発明の目的は、簡単な方法で、
何ら複雑な構造を基体あるいは半導体薄膜に形成するこ
となく、粒径が大きく粒径分布が制御された半導体結晶
を形成する方法及びかかる形成方法に基づいた半導体素
子を提供することにある。
何ら複雑な構造を基体あるいは半導体薄膜に形成するこ
となく、粒径が大きく粒径分布が制御された半導体結晶
を形成する方法及びかかる形成方法に基づいた半導体素
子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、(イ)基
体上に、基体と異なる材料から成り且つ縁部分を有する
半導体薄膜を形成する工程と、(ロ)縁部分を含む半導
体薄膜にエネルギーを短時間照射して、縁部分を含む半
導体薄膜を完全に溶融させた後、固化させて結晶化する
工程、から成ることを特徴とする本発明の半導体結晶の
形成方法の第1の態様によって達成することができる。
体上に、基体と異なる材料から成り且つ縁部分を有する
半導体薄膜を形成する工程と、(ロ)縁部分を含む半導
体薄膜にエネルギーを短時間照射して、縁部分を含む半
導体薄膜を完全に溶融させた後、固化させて結晶化する
工程、から成ることを特徴とする本発明の半導体結晶の
形成方法の第1の態様によって達成することができる。
【0006】本発明の第1の態様に係る半導体結晶の形
成方法においては、半導体薄膜の厚さは3nm乃至10
μmであることが望ましい。
成方法においては、半導体薄膜の厚さは3nm乃至10
μmであることが望ましい。
【0007】上記の目的は、更に、(イ)基体上に、基
体と異なる材料から成り且つ縁部分を有する半導体薄膜
を形成する工程と、(ロ)半導体薄膜上の一部に、エネ
ルギーを反射する反射膜を形成する工程と、(ハ)縁部
分を含む半導体薄膜にエネルギーを短時間照射して、反
射膜によって被覆された半導体薄膜の部分を完全には溶
融させず且つ縁部分を含み反射膜によって被覆されてい
ない半導体薄膜の部分を完全に溶融させた後、固化させ
て結晶化する工程、から成ることを特徴とする本発明の
半導体結晶の形成方法の第2の態様によって達成するこ
とができる。
体と異なる材料から成り且つ縁部分を有する半導体薄膜
を形成する工程と、(ロ)半導体薄膜上の一部に、エネ
ルギーを反射する反射膜を形成する工程と、(ハ)縁部
分を含む半導体薄膜にエネルギーを短時間照射して、反
射膜によって被覆された半導体薄膜の部分を完全には溶
融させず且つ縁部分を含み反射膜によって被覆されてい
ない半導体薄膜の部分を完全に溶融させた後、固化させ
て結晶化する工程、から成ることを特徴とする本発明の
半導体結晶の形成方法の第2の態様によって達成するこ
とができる。
【0008】本発明の第2の態様に係る半導体結晶の形
成方法においては、半導体薄膜の厚さは3nm乃至10
μmであり、反射膜の最大寸法は10nm乃至10μm
であり、反射膜の融点は半導体薄膜の融点より高いこと
が望ましい。反射膜はエネルギーを出来る限り反射する
ことが望ましく、例えば、反射膜のエネルギー反射率は
30%以上であることが望ましい。かかる反射膜とし
て、モリブデン膜やタングステン膜を例示することがで
きる。あるいは又、半導体薄膜の厚さは3nm乃至10
μmであり、反射膜は、第1の薄膜、及びその上に形成
された第2の薄膜から構成されており、反射膜の最大寸
法は10nm乃至10μmであり、第1の薄膜の融点は
半導体薄膜の融点より高いことが望ましい。第2の薄膜
はエネルギーを出来る限り反射することが望ましく、例
えば、第2の薄膜のエネルギー反射率は30%以上であ
ることが望ましい。かかる第1の薄膜としてSiO2膜
を、また、第2の薄膜としてアルミニウム膜を例示する
ことができる。
成方法においては、半導体薄膜の厚さは3nm乃至10
μmであり、反射膜の最大寸法は10nm乃至10μm
であり、反射膜の融点は半導体薄膜の融点より高いこと
が望ましい。反射膜はエネルギーを出来る限り反射する
ことが望ましく、例えば、反射膜のエネルギー反射率は
30%以上であることが望ましい。かかる反射膜とし
て、モリブデン膜やタングステン膜を例示することがで
きる。あるいは又、半導体薄膜の厚さは3nm乃至10
μmであり、反射膜は、第1の薄膜、及びその上に形成
された第2の薄膜から構成されており、反射膜の最大寸
法は10nm乃至10μmであり、第1の薄膜の融点は
半導体薄膜の融点より高いことが望ましい。第2の薄膜
はエネルギーを出来る限り反射することが望ましく、例
えば、第2の薄膜のエネルギー反射率は30%以上であ
ることが望ましい。かかる第1の薄膜としてSiO2膜
を、また、第2の薄膜としてアルミニウム膜を例示する
ことができる。
【0009】反射膜の最大寸法とは、反射膜の平面形状
が正方形の場合、一辺の長さを意味し、反射膜の平面形
状が長方形の場合、長辺の長さを意味し、反射膜の平面
形状が円形の場合、直径を意味し、反射膜の平面形状が
楕円形の場合、長軸の長さを意味し、反射膜の平面形状
が任意の形状の場合、かかる形状に外接する仮想の円を
描いたときの直径を意味する。
が正方形の場合、一辺の長さを意味し、反射膜の平面形
状が長方形の場合、長辺の長さを意味し、反射膜の平面
形状が円形の場合、直径を意味し、反射膜の平面形状が
楕円形の場合、長軸の長さを意味し、反射膜の平面形状
が任意の形状の場合、かかる形状に外接する仮想の円を
描いたときの直径を意味する。
【0010】基体として、ガラス、プラスチック等の耐
熱性の無い基板、あるいは、シリコン等の基板上に形成
されたSiO2膜、セラミック等を例示することができ
る。尚、「耐熱性が無い」とは、600゜Cを越える半
導体素子の製造工程において、基体に反りや捻れが発生
することを意味する。半導体薄膜は、例えばポリシリコ
ンから成り、CVD法で形成することができる。
熱性の無い基板、あるいは、シリコン等の基板上に形成
されたSiO2膜、セラミック等を例示することができ
る。尚、「耐熱性が無い」とは、600゜Cを越える半
導体素子の製造工程において、基体に反りや捻れが発生
することを意味する。半導体薄膜は、例えばポリシリコ
ンから成り、CVD法で形成することができる。
【0011】照射するエネルギーのエネルギー源とし
て、レーザや電子ビームを用いることができる。半導体
薄膜を完全に溶融させるとは、半導体薄膜の少なくとも
縁部分が溶融してビードアップ現象が生じるように半導
体薄膜を溶融させることを意味する。本発明の第1の態
様に係る半導体結晶の形成方法においては、必ずしも全
領域の半導体薄膜を溶融させる必要はない。照射時間は
1秒以下が好ましい。
て、レーザや電子ビームを用いることができる。半導体
薄膜を完全に溶融させるとは、半導体薄膜の少なくとも
縁部分が溶融してビードアップ現象が生じるように半導
体薄膜を溶融させることを意味する。本発明の第1の態
様に係る半導体結晶の形成方法においては、必ずしも全
領域の半導体薄膜を溶融させる必要はない。照射時間は
1秒以下が好ましい。
【0012】上記の目的は、上述の本発明の半導体結晶
の形成方法によって形成された半導体結晶から作製され
た半導体素子であって、この半導体素子を構成する結晶
中に結晶粒界が存在しないことを特徴とする、本発明の
第1の態様による半導体素子により達成される。このよ
うな半導体素子を作製するためには、形成された半導体
結晶の一部をエッチング等によって除去すればよい。
の形成方法によって形成された半導体結晶から作製され
た半導体素子であって、この半導体素子を構成する結晶
中に結晶粒界が存在しないことを特徴とする、本発明の
第1の態様による半導体素子により達成される。このよ
うな半導体素子を作製するためには、形成された半導体
結晶の一部をエッチング等によって除去すればよい。
【0013】更に、上記の目的は、上述の本発明の半導
体結晶の形成方法によって形成された半導体結晶から作
製された半導体素子であって、この半導体素子を構成す
る結晶の粒径が0.2μm以上10μm以下であること
を特徴とする、本発明の第2の態様による半導体素子に
より達成される。ここで、結晶の粒径とは、結晶に外接
する仮想の円を描いたときの円の直径を指す。このよう
な半導体素子を作製するためには、形成すべき半導体薄
膜の形状や厚さ、エネルギーの照射条件等を、適宜選定
すればよい。
体結晶の形成方法によって形成された半導体結晶から作
製された半導体素子であって、この半導体素子を構成す
る結晶の粒径が0.2μm以上10μm以下であること
を特徴とする、本発明の第2の態様による半導体素子に
より達成される。ここで、結晶の粒径とは、結晶に外接
する仮想の円を描いたときの円の直径を指す。このよう
な半導体素子を作製するためには、形成すべき半導体薄
膜の形状や厚さ、エネルギーの照射条件等を、適宜選定
すればよい。
【0014】本発明の第1及び第2の態様に係る半導体
素子として、例えば、薄膜トランジスタ、バイポーラト
ランジスタ、MOS型FET、太陽電池等を例示するこ
とができる。
素子として、例えば、薄膜トランジスタ、バイポーラト
ランジスタ、MOS型FET、太陽電池等を例示するこ
とができる。
【0015】
【作用】本発明の第1の態様に係る半導体結晶の形成方
法においては、縁部分を含む半導体薄膜にエネルギーを
短時間照射して、縁部分を含む半導体薄膜を完全に溶融
させた後、固化させる。基体と半導体薄膜の材質が異な
っているので、縁部分を含む半導体薄膜を完全に溶融さ
せることによって、基体に対する半導体薄膜の濡れ性の
関係から、縁部分に沿った方向と概ね直角の方向(以
下、単に「縁部分に直角の方向」という。また縁部分に
概ね沿った方向を、以下、単に「縁部分と平行な方向」
という)に、半導体薄膜にはビードアップ現象が生じ
る。これによって、大粒径を有する半導体結晶を形成す
ることができる。
法においては、縁部分を含む半導体薄膜にエネルギーを
短時間照射して、縁部分を含む半導体薄膜を完全に溶融
させた後、固化させる。基体と半導体薄膜の材質が異な
っているので、縁部分を含む半導体薄膜を完全に溶融さ
せることによって、基体に対する半導体薄膜の濡れ性の
関係から、縁部分に沿った方向と概ね直角の方向(以
下、単に「縁部分に直角の方向」という。また縁部分に
概ね沿った方向を、以下、単に「縁部分と平行な方向」
という)に、半導体薄膜にはビードアップ現象が生じ
る。これによって、大粒径を有する半導体結晶を形成す
ることができる。
【0016】本発明の第2の態様に係る半導体結晶の形
成方法においては、縁部分を含む半導体薄膜にエネルギ
ーを短時間照射して、反射膜によって被覆された半導体
薄膜の部分を完全には溶融させず且つ縁部分を含み反射
膜によって被覆されていない半導体薄膜の部分を完全に
溶融させた後、固化させて結晶化させる。基体と半導体
薄膜の材質が異なっているので、半導体薄膜の縁部分を
含み反射膜によって被覆されていない部分を完全に溶融
させることによって、基体に対する半導体薄膜の濡れ性
の関係から、縁部分に直角の方向に、半導体薄膜にはビ
ードアップ現象が生じる。
成方法においては、縁部分を含む半導体薄膜にエネルギ
ーを短時間照射して、反射膜によって被覆された半導体
薄膜の部分を完全には溶融させず且つ縁部分を含み反射
膜によって被覆されていない半導体薄膜の部分を完全に
溶融させた後、固化させて結晶化させる。基体と半導体
薄膜の材質が異なっているので、半導体薄膜の縁部分を
含み反射膜によって被覆されていない部分を完全に溶融
させることによって、基体に対する半導体薄膜の濡れ性
の関係から、縁部分に直角の方向に、半導体薄膜にはビ
ードアップ現象が生じる。
【0017】しかも、反射膜で被覆された半導体薄膜の
部分は完全には溶融されない。更に、半導体薄膜の縁部
分と平行な方向において、半導体薄膜には温度変化が生
じる。即ち、反射膜で被覆された半導体薄膜の部分の温
度は、反射膜で被覆されていない半導体薄膜の部分の温
度よりも低い。それ故、反射膜で被覆された半導体薄膜
の部分が結晶核の発生部分となる。その結果、結晶核の
発生位置を正確に制御することが可能になる。しかも、
縁方向に直角の方向及び縁部分と平行な方向における結
晶成長を制御することができる。これによって、大粒径
を有し、しかも粒径分布の揃った半導体結晶膜を形成す
ることができる。
部分は完全には溶融されない。更に、半導体薄膜の縁部
分と平行な方向において、半導体薄膜には温度変化が生
じる。即ち、反射膜で被覆された半導体薄膜の部分の温
度は、反射膜で被覆されていない半導体薄膜の部分の温
度よりも低い。それ故、反射膜で被覆された半導体薄膜
の部分が結晶核の発生部分となる。その結果、結晶核の
発生位置を正確に制御することが可能になる。しかも、
縁方向に直角の方向及び縁部分と平行な方向における結
晶成長を制御することができる。これによって、大粒径
を有し、しかも粒径分布の揃った半導体結晶膜を形成す
ることができる。
【0018】本発明の第1の態様に係る半導体素子にお
いては、半導体素子を構成する結晶中に結晶粒界が存在
しないので、半導体装置は優れた特性を有することがで
きる。また、本発明の第2の態様に係る半導体素子にお
いては、半導体素子を構成する結晶の粒径が大きいの
で、単結晶シリコン基板から作製された半導体素子と同
様の特性を有することができる。
いては、半導体素子を構成する結晶中に結晶粒界が存在
しないので、半導体装置は優れた特性を有することがで
きる。また、本発明の第2の態様に係る半導体素子にお
いては、半導体素子を構成する結晶の粒径が大きいの
で、単結晶シリコン基板から作製された半導体素子と同
様の特性を有することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例に基づき、先
ず、本発明の半導体結晶の形成方法を説明し、次いで半
導体素子について説明する。
ず、本発明の半導体結晶の形成方法を説明し、次いで半
導体素子について説明する。
【0020】(実施例1)実施例1は、本発明の第1の
態様に係る半導体結晶の形成方法に関する。先ず、ガラ
スから成る基体10の上に厚さ100nmのポリシリコ
ン膜から成る半導体薄膜12を通常のCVD法で形成し
た。TEM観察を行ったところ、半導体薄膜12の粒径
は約30nmであった。次に、フォトリソグラフィ法及
びドライエッチング法によって、図1の(A)に縁部分
に直角の方向の模式的な断面図を示すように、半導体薄
膜12を平面形状が幅10μm×長さ40μmの複数の
矩形形状に形成した。図1の(A)において、14は半
導体薄膜の縁部分である。実施例1においては、矩形形
状の半導体薄膜の長手方向の辺の近傍が縁部分14に相
当する。
態様に係る半導体結晶の形成方法に関する。先ず、ガラ
スから成る基体10の上に厚さ100nmのポリシリコ
ン膜から成る半導体薄膜12を通常のCVD法で形成し
た。TEM観察を行ったところ、半導体薄膜12の粒径
は約30nmであった。次に、フォトリソグラフィ法及
びドライエッチング法によって、図1の(A)に縁部分
に直角の方向の模式的な断面図を示すように、半導体薄
膜12を平面形状が幅10μm×長さ40μmの複数の
矩形形状に形成した。図1の(A)において、14は半
導体薄膜の縁部分である。実施例1においては、矩形形
状の半導体薄膜の長手方向の辺の近傍が縁部分14に相
当する。
【0021】次に、エネルギー源としてXeClエキシ
マレーザ(波長308nm、パルス幅30nm)を使用
して、常温真空中で縁部分14を含む矩形形状の半導体
薄膜12の全体にレーザを照射した。照射エネルギーを
350mJ/cm2とした。レーザの照射によって、半
導体薄膜12は完全に溶融した。レーザの照射を中止す
ることによって、半導体薄膜12は固化し、半導体結晶
が得られた。
マレーザ(波長308nm、パルス幅30nm)を使用
して、常温真空中で縁部分14を含む矩形形状の半導体
薄膜12の全体にレーザを照射した。照射エネルギーを
350mJ/cm2とした。レーザの照射によって、半
導体薄膜12は完全に溶融した。レーザの照射を中止す
ることによって、半導体薄膜12は固化し、半導体結晶
が得られた。
【0022】図1の(B)に縁部分に直角の方向の模式
的な断面図を示すように、半導体結晶20の断面形状
は、半導体薄膜12の断面形状から変化していた。ま
た、半導体薄膜12と半導体結晶20の平面図を図1の
(C)に示す。尚、この図において、半導体薄膜12を
点線で、半導体結晶20を実線で示した。半導体結晶2
0の断面形状は、幅が約3μmとなり、半導体薄膜12
の幅(10μm)よりも狭くなっていた。また、厚さは
最大270nmとなり、半導体薄膜12の厚さ(100
nm)よりも厚くなっていた。この半導体結晶20をS
EM観察したところ、図1の(D)に模式的な一部拡大
平面図を示すように、約1.5μm×0.5μmの大き
な粒径を有するシリコン結晶粒20A,20Bのドメイ
ンが規則的に2列並んで形成されていた。また、エレク
トロンチャンネリングイメージ分析により、これらのシ
リコン結晶粒は単結晶であることが確認された。
的な断面図を示すように、半導体結晶20の断面形状
は、半導体薄膜12の断面形状から変化していた。ま
た、半導体薄膜12と半導体結晶20の平面図を図1の
(C)に示す。尚、この図において、半導体薄膜12を
点線で、半導体結晶20を実線で示した。半導体結晶2
0の断面形状は、幅が約3μmとなり、半導体薄膜12
の幅(10μm)よりも狭くなっていた。また、厚さは
最大270nmとなり、半導体薄膜12の厚さ(100
nm)よりも厚くなっていた。この半導体結晶20をS
EM観察したところ、図1の(D)に模式的な一部拡大
平面図を示すように、約1.5μm×0.5μmの大き
な粒径を有するシリコン結晶粒20A,20Bのドメイ
ンが規則的に2列並んで形成されていた。また、エレク
トロンチャンネリングイメージ分析により、これらのシ
リコン結晶粒は単結晶であることが確認された。
【0023】このように大きな半導体結晶が形成される
理由を、以下、図2を参照して説明する。
理由を、以下、図2を参照して説明する。
【0024】溶融前の半導体薄膜12の断面を図2の
(A)に点線で示す。縁部分14を含む半導体薄膜12
を完全に溶融させ始めると、図2の(A)に実線で示す
ように、半導体薄膜12と基体10とは異なる材質であ
るが故に、基体10に対する半導体薄膜12の濡れ性の
関係によって、縁部分に直角な方向に、半導体薄膜の縁
部分14からビードアップ現象が生じる。
(A)に点線で示す。縁部分14を含む半導体薄膜12
を完全に溶融させ始めると、図2の(A)に実線で示す
ように、半導体薄膜12と基体10とは異なる材質であ
るが故に、基体10に対する半導体薄膜12の濡れ性の
関係によって、縁部分に直角な方向に、半導体薄膜の縁
部分14からビードアップ現象が生じる。
【0025】縁部分14から始まったビードアップ現象
が半導体薄膜12全体に及ぶと、図2の(B)に示すよ
うに、半導体薄膜12と基体10の接触面積が小さくな
り、半導体薄膜12から基体10への熱拡散が減少す
る。その結果、半導体薄膜の縁領域14Aの溶融時間が
長くなる。ビードアップ現象は半導体薄膜12の縁部分
14から生じるので、縁領域14Aの厚さが厚くなり、
縁領域14Aに熱溜りができる。これに対して、半導体
薄膜12の中央部分16は縁部分14よりもビードアッ
プ現象が起こり難く、中央部分16の厚さは縁領域14
Aの厚さに比べて薄い状態に留まるので、基体10への
熱拡散によって中央部分16は、縁領域14Aよりも早
く冷却・固化される。この結果、中央部分16の温度が
低く縁領域14Aの温度が高い、横方向(縁部分に直角
の方向)の温度勾配が生じ、中央部分16から縁領域1
4Aに向かって規則的な結晶成長が起こり、大粒径の結
晶が形成される。
が半導体薄膜12全体に及ぶと、図2の(B)に示すよ
うに、半導体薄膜12と基体10の接触面積が小さくな
り、半導体薄膜12から基体10への熱拡散が減少す
る。その結果、半導体薄膜の縁領域14Aの溶融時間が
長くなる。ビードアップ現象は半導体薄膜12の縁部分
14から生じるので、縁領域14Aの厚さが厚くなり、
縁領域14Aに熱溜りができる。これに対して、半導体
薄膜12の中央部分16は縁部分14よりもビードアッ
プ現象が起こり難く、中央部分16の厚さは縁領域14
Aの厚さに比べて薄い状態に留まるので、基体10への
熱拡散によって中央部分16は、縁領域14Aよりも早
く冷却・固化される。この結果、中央部分16の温度が
低く縁領域14Aの温度が高い、横方向(縁部分に直角
の方向)の温度勾配が生じ、中央部分16から縁領域1
4Aに向かって規則的な結晶成長が起こり、大粒径の結
晶が形成される。
【0026】例えば、シードなしのSOI結晶成長技術
においては、基体100上に形成された絶縁膜110上
に堆積させたポリシリコン膜112を適当な大きさの島
状構造に加工し(図10の(A)参照)、この島状の領
域にレーザ等を照射して単結晶化する(図10の(B)
参照)。このような技術においては、島状に加工された
ポリシリコン膜112の大きさ(例えば、図10に示す
幅L1)と、単結晶化された島状の領域120の大きさ
(例えば、図10に示す幅L2)は、実質的には同じで
ある。レーザの照射によって半導体薄膜に与えられるエ
ネルギーは、半導体薄膜の表面が溶融する程度のエネル
ギーである。
においては、基体100上に形成された絶縁膜110上
に堆積させたポリシリコン膜112を適当な大きさの島
状構造に加工し(図10の(A)参照)、この島状の領
域にレーザ等を照射して単結晶化する(図10の(B)
参照)。このような技術においては、島状に加工された
ポリシリコン膜112の大きさ(例えば、図10に示す
幅L1)と、単結晶化された島状の領域120の大きさ
(例えば、図10に示す幅L2)は、実質的には同じで
ある。レーザの照射によって半導体薄膜に与えられるエ
ネルギーは、半導体薄膜の表面が溶融する程度のエネル
ギーである。
【0027】このように、従来の技術においては、ポリ
シリコン膜を完全に溶融することはない。島状に加工さ
れたポリシリコン膜112の大きさを殆ど変化させるこ
となく、ポリシリコン膜112の大きさを保持したまま
結晶化する。半導体薄膜を完全に溶融し、半導体薄膜の
縁部分でビードアップ現象を生じさせることによって半
導体結晶を形成させる本発明の技術は、これまで知られ
ていない。
シリコン膜を完全に溶融することはない。島状に加工さ
れたポリシリコン膜112の大きさを殆ど変化させるこ
となく、ポリシリコン膜112の大きさを保持したまま
結晶化する。半導体薄膜を完全に溶融し、半導体薄膜の
縁部分でビードアップ現象を生じさせることによって半
導体結晶を形成させる本発明の技術は、これまで知られ
ていない。
【0028】(実施例2)実施例2は、本発明の第2の
態様に係る半導体結晶の形成方法に関する。先ず、ガラ
スから成る基体10の上に厚さ100nmのポリシリコ
ン膜から成る半導体薄膜12を通常のCVD法で形成し
た。次に、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング
法によって、半導体薄膜12の平面形状を矩形形状に形
成した。実施例2においては、矩形形状の半導体薄膜1
2の長手方向の辺の近傍が縁部分に相当する。
態様に係る半導体結晶の形成方法に関する。先ず、ガラ
スから成る基体10の上に厚さ100nmのポリシリコ
ン膜から成る半導体薄膜12を通常のCVD法で形成し
た。次に、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング
法によって、半導体薄膜12の平面形状を矩形形状に形
成した。実施例2においては、矩形形状の半導体薄膜1
2の長手方向の辺の近傍が縁部分に相当する。
【0029】次に、モリブデンあるいはタングステン等
の耐熱性に優れしかも光を良く反射する材料をCVD法
で半導体薄膜12上に堆積させた後、フォトリソグラフ
ィ法及びドライエッチング法によって、反射膜18を形
成する。反射膜18の平面形状を概ね正方形とした。こ
の状態を、図3の(A)に模式的な平面図で示す。図3
の(A)において、14は半導体薄膜の縁部分である。
また、線III−IIIに沿った模式的な断面図(縁部
分に直角な方向の断面図)を図3の(B)に示す。
の耐熱性に優れしかも光を良く反射する材料をCVD法
で半導体薄膜12上に堆積させた後、フォトリソグラフ
ィ法及びドライエッチング法によって、反射膜18を形
成する。反射膜18の平面形状を概ね正方形とした。こ
の状態を、図3の(A)に模式的な平面図で示す。図3
の(A)において、14は半導体薄膜の縁部分である。
また、線III−IIIに沿った模式的な断面図(縁部
分に直角な方向の断面図)を図3の(B)に示す。
【0030】反射膜18は、矩形形状の半導体薄膜12
の長手方向の中心線に沿って、一定の間隔で複数設ける
ことが望ましい。また、図3の(A)に示す反射膜の最
大寸法Lは、10nm乃至10μmであることが好まし
い。反射膜18の融点は半導体薄膜の融点より高いこと
が望ましく、また、反射膜18は多くのエネルギーを反
射することが好ましい。モリブデン及びタングステンの
融点は2610゜C及び3387゜Cである。尚、半導
体薄膜12をポリシリコンから形成した場合、半導体薄
膜の融点は1412゜Cである。
の長手方向の中心線に沿って、一定の間隔で複数設ける
ことが望ましい。また、図3の(A)に示す反射膜の最
大寸法Lは、10nm乃至10μmであることが好まし
い。反射膜18の融点は半導体薄膜の融点より高いこと
が望ましく、また、反射膜18は多くのエネルギーを反
射することが好ましい。モリブデン及びタングステンの
融点は2610゜C及び3387゜Cである。尚、半導
体薄膜12をポリシリコンから形成した場合、半導体薄
膜の融点は1412゜Cである。
【0031】次に、エネルギー源としてXeClエキシ
マレーザ(波長308nm、パルス幅30nm)を使用
して、常温真空中で縁部分14及び反射膜18を含む矩
形形状の半導体薄膜12の全体にレーザを照射した。レ
ーザの照射によって、縁部分14を含み反射膜18で被
覆されていない半導体薄膜12の部分は完全に溶融し
た。また、反射膜18で被覆された半導体薄膜12の部
分は完全には溶融しなかった。レーザの照射を中止する
ことによって、半導体薄膜12は固化し、半導体結晶が
得られた。
マレーザ(波長308nm、パルス幅30nm)を使用
して、常温真空中で縁部分14及び反射膜18を含む矩
形形状の半導体薄膜12の全体にレーザを照射した。レ
ーザの照射によって、縁部分14を含み反射膜18で被
覆されていない半導体薄膜12の部分は完全に溶融し
た。また、反射膜18で被覆された半導体薄膜12の部
分は完全には溶融しなかった。レーザの照射を中止する
ことによって、半導体薄膜12は固化し、半導体結晶が
得られた。
【0032】このように大きな半導体結晶が形成される
理由を、以下、図4を参照して説明する。溶融前の半導
体薄膜12の縁部分に直角の方向の断面図を図4の
(A)に、また、一部平面図を図4の(B)に示す。
尚、18は反射膜である。縁部分14を含み反射膜18
で被覆されていない半導体薄膜の部分を完全に溶融させ
始めると、図4の(C)に断面図をそして図4の(D)
に一部平面図を示すように、半導体薄膜12と基体10
とは異なる材質であるが故に、基体10に対する半導体
薄膜12の濡れ性の関係によって、縁部分に直角な方向
に、半導体薄膜の縁部分14からビードアップ現象が生
じる。
理由を、以下、図4を参照して説明する。溶融前の半導
体薄膜12の縁部分に直角の方向の断面図を図4の
(A)に、また、一部平面図を図4の(B)に示す。
尚、18は反射膜である。縁部分14を含み反射膜18
で被覆されていない半導体薄膜の部分を完全に溶融させ
始めると、図4の(C)に断面図をそして図4の(D)
に一部平面図を示すように、半導体薄膜12と基体10
とは異なる材質であるが故に、基体10に対する半導体
薄膜12の濡れ性の関係によって、縁部分に直角な方向
に、半導体薄膜の縁部分14からビードアップ現象が生
じる。
【0033】縁部分14から始まったビードアップ現象
が半導体薄膜12全体に及ぶと、図4の(C)及び
(D)に示すように、半導体薄膜12と基体10の接触
面積が小さくなり、半導体薄膜12から基体10への熱
拡散が減少する。その結果、半導体薄膜の縁領域14A
の溶融時間が長くなる。ビードアップ現象は半導体薄膜
12の縁部分14から生じるので、縁領域14Aの厚さ
が厚くなり、縁領域14Aに熱溜りができる。これに対
して、半導体薄膜12の中央部分16は縁部分14より
もビードアップ現象が起こり難く、中央部分16の厚さ
は縁領域14Aの厚さに比べて薄い状態に留まる。
が半導体薄膜12全体に及ぶと、図4の(C)及び
(D)に示すように、半導体薄膜12と基体10の接触
面積が小さくなり、半導体薄膜12から基体10への熱
拡散が減少する。その結果、半導体薄膜の縁領域14A
の溶融時間が長くなる。ビードアップ現象は半導体薄膜
12の縁部分14から生じるので、縁領域14Aの厚さ
が厚くなり、縁領域14Aに熱溜りができる。これに対
して、半導体薄膜12の中央部分16は縁部分14より
もビードアップ現象が起こり難く、中央部分16の厚さ
は縁領域14Aの厚さに比べて薄い状態に留まる。
【0034】しかも、例えば半導体薄膜の中央部分16
の一部分を反射膜18で被覆しておけば、反射膜18に
よってレーザビームが反射されるので、反射膜18によ
って被覆されていない半導体薄膜の部分よりも中央部分
16の温度上昇は低く、完全には溶融されない。従っ
て、反射膜18で被覆され半導体薄膜の部分は、結晶核
の発生部位となる。
の一部分を反射膜18で被覆しておけば、反射膜18に
よってレーザビームが反射されるので、反射膜18によ
って被覆されていない半導体薄膜の部分よりも中央部分
16の温度上昇は低く、完全には溶融されない。従っ
て、反射膜18で被覆され半導体薄膜の部分は、結晶核
の発生部位となる。
【0035】更に、基体10への熱拡散によって中央部
分16、特に反射膜18で被覆され半導体薄膜の部分
は、縁領域14Aよりも早く冷却・固化される。この結
果、反射膜18で被覆された半導体薄膜の部分の温度が
低く縁領域14Aの温度が高い、横方向(縁部分に直角
の方向)の温度勾配が生じ、反射膜18で被覆され半導
体薄膜の部分から縁領域14Aに向かって規則的な結晶
成長が起こり、大粒径の結晶が形成される。この状態
を、図4の(E)に半導体薄膜の縁部分に直角な方向の
模式的な断面図で示す。また、図4の(F)に一部平面
図で示す。尚、図4の(E)及び(F)において、結晶
粒界を模式的に破線にて示した。
分16、特に反射膜18で被覆され半導体薄膜の部分
は、縁領域14Aよりも早く冷却・固化される。この結
果、反射膜18で被覆された半導体薄膜の部分の温度が
低く縁領域14Aの温度が高い、横方向(縁部分に直角
の方向)の温度勾配が生じ、反射膜18で被覆され半導
体薄膜の部分から縁領域14Aに向かって規則的な結晶
成長が起こり、大粒径の結晶が形成される。この状態
を、図4の(E)に半導体薄膜の縁部分に直角な方向の
模式的な断面図で示す。また、図4の(F)に一部平面
図で示す。尚、図4の(E)及び(F)において、結晶
粒界を模式的に破線にて示した。
【0036】しかも、半導体薄膜12の長手方向(縁部
分と平行な方向)にも、図4の(G)に示すような周期
的な温度分布が生じる。かかる温度分布の谷の部分は、
反射膜18で被覆された半導体薄膜の部分に相当する。
従って、反射膜18で被覆され半導体薄膜の部分から、
縁部分と平行な方向にも規則的な結晶成長が起こる。即
ち、反射膜18で被覆され半導体薄膜の部分が結晶核と
なって、半導体薄膜の短辺方向(縁部分に直角の方向)
だけでなく長手方向(縁部分と平行な方向)にも制御さ
れた状態で結晶成長が生じるので、結晶の粒径分布を一
定にすることができる。
分と平行な方向)にも、図4の(G)に示すような周期
的な温度分布が生じる。かかる温度分布の谷の部分は、
反射膜18で被覆された半導体薄膜の部分に相当する。
従って、反射膜18で被覆され半導体薄膜の部分から、
縁部分と平行な方向にも規則的な結晶成長が起こる。即
ち、反射膜18で被覆され半導体薄膜の部分が結晶核と
なって、半導体薄膜の短辺方向(縁部分に直角の方向)
だけでなく長手方向(縁部分と平行な方向)にも制御さ
れた状態で結晶成長が生じるので、結晶の粒径分布を一
定にすることができる。
【0037】図5に2層構成の反射膜18の断面図を示
す。図5中、18Aは、例えばSiO2から成る第1の
薄膜であり、18Bは、その上に形成された例えばアル
ミニウムから成る第2の薄膜である。第2の薄膜18B
は多くのエネルギーを反射することが望ましい。また、
第1の薄膜18Aの融点は半導体薄膜の融点より高いこ
とが望ましい。第1の薄膜18AをSiO2から構成し
た場合、その融点は1600゜Cである。このように反
射膜を2層構成にすることにより、半導体薄膜が加熱さ
れたとき、反射膜からの不純物の半導体薄膜への混入を
第1の薄膜18Aによって抑制することができる。
す。図5中、18Aは、例えばSiO2から成る第1の
薄膜であり、18Bは、その上に形成された例えばアル
ミニウムから成る第2の薄膜である。第2の薄膜18B
は多くのエネルギーを反射することが望ましい。また、
第1の薄膜18Aの融点は半導体薄膜の融点より高いこ
とが望ましい。第1の薄膜18AをSiO2から構成し
た場合、その融点は1600゜Cである。このように反
射膜を2層構成にすることにより、半導体薄膜が加熱さ
れたとき、反射膜からの不純物の半導体薄膜への混入を
第1の薄膜18Aによって抑制することができる。
【0038】次に、本発明の半導体結晶の形成方法に基
づいた半導体素子及びその作製方法について、説明す
る。
づいた半導体素子及びその作製方法について、説明す
る。
【0039】(実施例3)実施例3においては、半導体
素子は薄膜トランジスタであり、基体10はガラスから
成る。図6の(A)に断面図を示した半導体結晶20
を、上記の本発明の半導体結晶形成方法で形成する。
尚、半導体薄膜として、p型不純物を含有したポリシリ
コンを使用した。この半導体結晶20は結晶粒が2列規
則的に並んでいる。2つの結晶粒の20A,20Bの間
には粒界22が存在する。必要に応じて反射膜18を除
去した後、このような半導体結晶20の結晶粒の列の一
方、例えば20Bを含む方を通常の方法でエッチングし
て除去し、他方の結晶粒の列、例えば20Aを含む方を
残す(図6の(B)参照)。これによって、半導体素子
を作製すべき個々の結晶には粒界が含まれなくなり、作
製される半導体素子が高性能を発揮することができるよ
うになる。
素子は薄膜トランジスタであり、基体10はガラスから
成る。図6の(A)に断面図を示した半導体結晶20
を、上記の本発明の半導体結晶形成方法で形成する。
尚、半導体薄膜として、p型不純物を含有したポリシリ
コンを使用した。この半導体結晶20は結晶粒が2列規
則的に並んでいる。2つの結晶粒の20A,20Bの間
には粒界22が存在する。必要に応じて反射膜18を除
去した後、このような半導体結晶20の結晶粒の列の一
方、例えば20Bを含む方を通常の方法でエッチングし
て除去し、他方の結晶粒の列、例えば20Aを含む方を
残す(図6の(B)参照)。これによって、半導体素子
を作製すべき個々の結晶には粒界が含まれなくなり、作
製される半導体素子が高性能を発揮することができるよ
うになる。
【0040】次に、従来の方法に基づき、半導体結晶粒
20A上に酸化膜24及びポリシリコン26等から成る
ゲート電極領域28を形成する(図6の(C)参照)。
次いで、イオン注入を施し、n型のソース・ドレイン領
域30を形成した後、ソース・ドレイン領域30に電極
部32を形成する(図6の(D)参照)。
20A上に酸化膜24及びポリシリコン26等から成る
ゲート電極領域28を形成する(図6の(C)参照)。
次いで、イオン注入を施し、n型のソース・ドレイン領
域30を形成した後、ソース・ドレイン領域30に電極
部32を形成する(図6の(D)参照)。
【0041】こうして、半導体素子を構成する結晶中に
は結晶粒界が存在しない半導体素子、具体的には薄膜ト
ランジスタを作製できる。また、この半導体素子は、半
導体素子を構成する結晶の粒径が0.2μm以上10μ
m以下、具体的には、結晶の粒径が1.5μmである。
尚、n型不純物を含有する半導体薄膜を使用して、p型
のソース・ドレイン領域を形成することもできる。
は結晶粒界が存在しない半導体素子、具体的には薄膜ト
ランジスタを作製できる。また、この半導体素子は、半
導体素子を構成する結晶の粒径が0.2μm以上10μ
m以下、具体的には、結晶の粒径が1.5μmである。
尚、n型不純物を含有する半導体薄膜を使用して、p型
のソース・ドレイン領域を形成することもできる。
【0042】(実施例4)実施例4においては、半導体
素子は太陽電池であり、基体10はガラスから成る。図
7の(A)に断面図を示した半導体結晶20を、上記の
本発明の半導体結晶形成方法で形成する。尚、半導体薄
膜として、n型不純物を含有したポリシリコンを使用し
た。この半導体結晶20は2列の結晶粒が規則的に並ん
でいる。結晶粒20A,20Bの間には粒界22が存在
する。
素子は太陽電池であり、基体10はガラスから成る。図
7の(A)に断面図を示した半導体結晶20を、上記の
本発明の半導体結晶形成方法で形成する。尚、半導体薄
膜として、n型不純物を含有したポリシリコンを使用し
た。この半導体結晶20は2列の結晶粒が規則的に並ん
でいる。結晶粒20A,20Bの間には粒界22が存在
する。
【0043】必要に応じて反射膜18を除去した後、従
来の方法に基づき、半導体結晶の一方の列、例えば20
Aを含む方にマスク40を施し、半導体結晶の他方の
列、例えば20Bを含む方にp型イオンをイオン注入し
て、pn接合を形成する(図7の(B)参照)。次い
で、マスク40を除去して、結晶粒のそれぞれに電極部
32を形成する(図7の(C)参照)。
来の方法に基づき、半導体結晶の一方の列、例えば20
Aを含む方にマスク40を施し、半導体結晶の他方の
列、例えば20Bを含む方にp型イオンをイオン注入し
て、pn接合を形成する(図7の(B)参照)。次い
で、マスク40を除去して、結晶粒のそれぞれに電極部
32を形成する(図7の(C)参照)。
【0044】こうして、半導体素子を構成する結晶の粒
径が0.2μm以上10μm以下、具体的には、結晶の
粒径が1.5μmの半導体素子、具体的には太陽電池を
作製できる。尚、p型不純物を含有する半導体薄膜を使
用して、n型のイオンをイオン注入することによって、
pn接合を形成することもできる。また、一方の結晶粒
の列をエッチング等により除去し、1つの結晶粒にpn
接合を形成することもできる。こうすれば、半導体素子
を構成する結晶中には結晶粒界が存在しない半導体素
子、具体的には太陽電池を作製できる。
径が0.2μm以上10μm以下、具体的には、結晶の
粒径が1.5μmの半導体素子、具体的には太陽電池を
作製できる。尚、p型不純物を含有する半導体薄膜を使
用して、n型のイオンをイオン注入することによって、
pn接合を形成することもできる。また、一方の結晶粒
の列をエッチング等により除去し、1つの結晶粒にpn
接合を形成することもできる。こうすれば、半導体素子
を構成する結晶中には結晶粒界が存在しない半導体素
子、具体的には太陽電池を作製できる。
【0045】(実施例5)実施例5においては、半導体
素子はバイポーラトランジスタであり、基体10はガラ
スから成る。図8の(A)に断面図を示した半導体結晶
20を、上記の本発明の半導体結晶形成方法で形成す
る。尚、半導体薄膜として、n型不純物を含有したポリ
シリコンを使用した。この半導体結晶20は2列の結晶
粒の列が規則的に並んでいる。結晶粒20A,20Bの
間には粒界22が存在する。
素子はバイポーラトランジスタであり、基体10はガラ
スから成る。図8の(A)に断面図を示した半導体結晶
20を、上記の本発明の半導体結晶形成方法で形成す
る。尚、半導体薄膜として、n型不純物を含有したポリ
シリコンを使用した。この半導体結晶20は2列の結晶
粒の列が規則的に並んでいる。結晶粒20A,20Bの
間には粒界22が存在する。
【0046】必要に応じて反射膜18を除去した後、従
来の方法に基づき、半導体結晶の結晶粒の一方の列、例
えば20Aを含む方にのみp型イオンをイオン注入する
(図8の(B)参照)。これによって、ベース領域52
が形成される。尚、半導体結晶の他方の列、例えば20
Bを含む方はコレクタ領域50となる。
来の方法に基づき、半導体結晶の結晶粒の一方の列、例
えば20Aを含む方にのみp型イオンをイオン注入する
(図8の(B)参照)。これによって、ベース領域52
が形成される。尚、半導体結晶の他方の列、例えば20
Bを含む方はコレクタ領域50となる。
【0047】次いで、p型イオンを注入された半導体結
晶の一方の列(本実施例では20Aを含む列)の一部分
に、従来の方法に基づき、n型イオンをイオン注入す
る。これによって、n型イオンが注入された領域にエミ
ッタ領域54が形成される(図8の(C)参照)。次い
で、コレクタ領域50、ベース領域52及びエミッタ領
域54に電極部32を形成する(図8の(D)参照)。
晶の一方の列(本実施例では20Aを含む列)の一部分
に、従来の方法に基づき、n型イオンをイオン注入す
る。これによって、n型イオンが注入された領域にエミ
ッタ領域54が形成される(図8の(C)参照)。次い
で、コレクタ領域50、ベース領域52及びエミッタ領
域54に電極部32を形成する(図8の(D)参照)。
【0048】こうして、半導体素子を構成する結晶の粒
径が0.2μm以上10μm以下(具体的には結晶の粒
径が1.5μm)の半導体素子(具体的にはnpn型の
バイポーラトランジスタ)が作製できる。尚、p型不純
物を含有する半導体薄膜を使用して、pnp型のバイポ
ーラトランジスタを作製することもできる。また、一方
の半導体結晶の列にのみ、npn型あるいはpnp型の
バイポーラトランジスタを作製することもできる。こう
すれば、半導体素子を構成する結晶中には結晶粒界が存
在しない半導体素子、具体的にはバイポーラトランジス
タを作製できる。
径が0.2μm以上10μm以下(具体的には結晶の粒
径が1.5μm)の半導体素子(具体的にはnpn型の
バイポーラトランジスタ)が作製できる。尚、p型不純
物を含有する半導体薄膜を使用して、pnp型のバイポ
ーラトランジスタを作製することもできる。また、一方
の半導体結晶の列にのみ、npn型あるいはpnp型の
バイポーラトランジスタを作製することもできる。こう
すれば、半導体素子を構成する結晶中には結晶粒界が存
在しない半導体素子、具体的にはバイポーラトランジス
タを作製できる。
【0049】以上、好ましい実施例に基づき本発明を説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されない。本
発明の半導体結晶の形成方法の実施例で説明した各種の
条件は例示であり、適宜変更することができる。半導体
素子の構造も実施例に限定されるものではなく、適宜変
更することができる。エネルギーは、短時間半導体薄膜
にパルスで照射しても、照射位置を変化させながら連続
的に照射してもよい。
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されない。本
発明の半導体結晶の形成方法の実施例で説明した各種の
条件は例示であり、適宜変更することができる。半導体
素子の構造も実施例に限定されるものではなく、適宜変
更することができる。エネルギーは、短時間半導体薄膜
にパルスで照射しても、照射位置を変化させながら連続
的に照射してもよい。
【0050】縁部分を有する半導体薄膜の平面形状は、
4つの縁部分を有する矩形あるいは正方形、対向する2
つの縁部分を有する帯状の形状、1つの縁部分を有する
面状の形状等、半導体素子等に要求される特性等に応じ
て、各種の形状とすることができる。
4つの縁部分を有する矩形あるいは正方形、対向する2
つの縁部分を有する帯状の形状、1つの縁部分を有する
面状の形状等、半導体素子等に要求される特性等に応じ
て、各種の形状とすることができる。
【0051】例えば、半導体薄膜の平面形状を帯状の形
状とした場合、形成された半導体結晶の模式的な一部断
面図を図9の(A)に、一部拡大平面図を図9の(B)
に示す。また、半導体薄膜の平面形状を1つの縁部分を
有する面状の形状とした場合、形成された半導体結晶の
模式的な一部断面図を図9の(C)に、一部拡大平面図
を図9の(D)に示す。図9中、12Aは、エネルギー
照射後も結晶化されなかった部分あるいはエネルギーが
照射されなかった部分である。半導体薄膜の縁部分は直
線状に限定されない。
状とした場合、形成された半導体結晶の模式的な一部断
面図を図9の(A)に、一部拡大平面図を図9の(B)
に示す。また、半導体薄膜の平面形状を1つの縁部分を
有する面状の形状とした場合、形成された半導体結晶の
模式的な一部断面図を図9の(C)に、一部拡大平面図
を図9の(D)に示す。図9中、12Aは、エネルギー
照射後も結晶化されなかった部分あるいはエネルギーが
照射されなかった部分である。半導体薄膜の縁部分は直
線状に限定されない。
【0052】
【発明の効果】本発明の第1及び第2の態様に係る半導
体結晶の形成方法によれば、0.2μm以上の粒径を有
する大きな半導体結晶を、簡単な工程で、しかも基体や
半導体薄膜に複雑な加工を施すことなく、得ることがで
きる。また、得られた半導体結晶の大きさのばらつきは
小さく、半導体素子の作製に適した半導体結晶を得るこ
とができる。更に、エネルギーを短時間照射するだけな
ので、耐熱性の無い基体に半導体結晶を形成することが
できる。
体結晶の形成方法によれば、0.2μm以上の粒径を有
する大きな半導体結晶を、簡単な工程で、しかも基体や
半導体薄膜に複雑な加工を施すことなく、得ることがで
きる。また、得られた半導体結晶の大きさのばらつきは
小さく、半導体素子の作製に適した半導体結晶を得るこ
とができる。更に、エネルギーを短時間照射するだけな
ので、耐熱性の無い基体に半導体結晶を形成することが
できる。
【0053】更に、本発明の第2の態様に係る半導体結
晶の形成方法によれば、反射膜が半導体薄膜上に形成さ
れており、反射膜で被覆された半導体薄膜の部分が結晶
核の発生部分となるので、結晶核の発生位置を正確に制
御することが可能になる。しかも、縁方向に直角の方向
及び縁部分と平行な方向における結晶成長を制御するこ
とができる。これによって、大粒径を有し、しかも粒径
分布の揃った半導体結晶膜を形成することができる。
晶の形成方法によれば、反射膜が半導体薄膜上に形成さ
れており、反射膜で被覆された半導体薄膜の部分が結晶
核の発生部分となるので、結晶核の発生位置を正確に制
御することが可能になる。しかも、縁方向に直角の方向
及び縁部分と平行な方向における結晶成長を制御するこ
とができる。これによって、大粒径を有し、しかも粒径
分布の揃った半導体結晶膜を形成することができる。
【0054】本発明の第1の態様に係る半導体素子にお
いては、半導体素子を構成する結晶中に結晶粒界が存在
しないので、半導体装置は優れた特性を有する。また、
本発明の第2の態様に係る半導体素子においては、半導
体素子を構成する結晶の粒径が大きいので、単結晶シリ
コン基板から作製された半導体素子と同様の特性を有す
ることができる。
いては、半導体素子を構成する結晶中に結晶粒界が存在
しないので、半導体装置は優れた特性を有する。また、
本発明の第2の態様に係る半導体素子においては、半導
体素子を構成する結晶の粒径が大きいので、単結晶シリ
コン基板から作製された半導体素子と同様の特性を有す
ることができる。
【図1】本発明の第1の態様に係る半導体結晶の形成方
法の工程を説明するための図である。
法の工程を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の態様に係る半導体結晶の形成方
法の原理を説明するための図である。
法の原理を説明するための図である。
【図3】本発明の第2の態様に係る半導体結晶の形成方
法の工程を説明するための図である。
法の工程を説明するための図である。
【図4】本発明の第2の態様に係る半導体結晶の形成方
法の原理を説明するための図である。
法の原理を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の態様に係る半導体結晶の形成方
法における反射膜の別の形態を模式的に示す断面図であ
る。
法における反射膜の別の形態を模式的に示す断面図であ
る。
【図6】本発明の半導体素子の作製方法を、薄膜トラン
ジスタを例にとり説明するための図である。
ジスタを例にとり説明するための図である。
【図7】本発明の半導体素子の作製方法を、太陽電池を
例にとり説明するための図である。
例にとり説明するための図である。
【図8】本発明の半導体素子の作製方法を、バイポーラ
トランジスタを例にとり説明するための図である。
トランジスタを例にとり説明するための図である。
【図9】本発明の半導体結晶の形成方法における半導体
薄膜の断面形状及び半導体結晶の断面形状の一例を示す
模式的な図である。
薄膜の断面形状及び半導体結晶の断面形状の一例を示す
模式的な図である。
【図10】従来のビーム再結晶化法による半導体結晶の
形成方法を説明するための図である。
形成方法を説明するための図である。
10 基体 12 半導体薄膜 12A エネルギー照射後も結晶化されなかった部分 14 縁部分 14A 縁領域 16 中央部分 18 反射膜 18A 第1の薄膜 18B 第2の薄膜 20 半導体結晶 20A,20B 結晶粒の列 22 粒界 24 酸化膜 26 ポリシリコン 28 ゲート電極領域 30 ソース・ドレイン領域 32 電極部 40 マスク 50 コレクタ領域 52 ベース領域 54 エミッタ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/784 (72)発明者 ダラム・パル・ゴサイン 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 香野 淳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 ジョナサン・ウエストウォーター 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 碓井 節夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】(イ)基体上に、基体と異なる材料から成
り且つ縁部分を有する半導体薄膜を形成する工程と、 (ロ)縁部分を含む半導体薄膜にエネルギーを短時間照
射して、該縁部分を含む半導体薄膜を完全に溶融させた
後、固化させて結晶化する工程、から成ることを特徴と
する半導体結晶の形成方法。 - 【請求項2】前記半導体薄膜の厚さは3nm乃至10μ
mであることを特徴とする請求項1に記載の半導体結晶
の形成方法。 - 【請求項3】(イ)基体上に、基体と異なる材料から成
り且つ縁部分を有する半導体薄膜を形成する工程と、 (ロ)該半導体薄膜上の一部に、エネルギーを反射する
反射膜を形成する工程と、 (ハ)縁部分を含む半導体薄膜にエネルギーを短時間照
射して、該反射膜によって被覆された半導体薄膜の部分
を完全には溶融させず且つ該縁部分を含み反射膜によっ
て被覆されていない半導体薄膜の部分を完全に溶融させ
た後、固化させて結晶化する工程、から成ることを特徴
とする半導体結晶の形成方法。 - 【請求項4】前記半導体薄膜の厚さは3nm乃至10μ
mであり、 前記反射膜の最大寸法は10nm乃至10μmであり、
該反射膜の融点は半導体薄膜の融点より高いことを特徴
とする請求項3に記載の半導体結晶の形成方法。 - 【請求項5】前記半導体薄膜の厚さは3nm乃至10μ
mであり、 前記反射膜は、第1の薄膜、及びその上に形成された第
2の薄膜から構成されており、該反射膜の最大長さは1
0nm乃至10μmであり、該第1の薄膜の融点は半導
体薄膜の融点より高いことを特徴とする請求項3に記載
の半導体結晶の形成方法。 - 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記
載された半導体結晶の形成方法によって形成された半導
体結晶から作製された半導体素子であって、該半導体素
子を構成する結晶中には結晶粒界が存在しないことを特
徴とする半導体素子。 - 【請求項7】請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記
載された半導体結晶の形成方法によって形成された半導
体結晶から作製された半導体素子であって、該半導体素
子を構成する結晶の粒径が0.2μm以上10μm以下
であることを特徴とする半導体素子。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08683593A JP3321890B2 (ja) | 1992-06-23 | 1993-03-23 | 半導体結晶の形成方法及び半導体素子 |
| TW082104808A TW282576B (ja) | 1992-06-23 | 1993-06-16 | |
| KR1019930011301A KR100250182B1 (ko) | 1992-06-23 | 1993-06-21 | 반도체결정의 형성방법 및 반도체소자 |
| EP93109962A EP0575965B1 (en) | 1992-06-23 | 1993-06-22 | Method of forming semiconductor crystal and semiconductor device |
| DE69330583T DE69330583T2 (de) | 1992-06-23 | 1993-06-22 | Verfahren zur Herstellung eines Halbleiter-Kristalls und Halbleiteranordnung |
| US08/079,553 US5431126A (en) | 1992-06-23 | 1993-06-22 | Method of forming semiconductor crystal and semiconductor device |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-187373 | 1992-06-23 | ||
| JP18737392 | 1992-06-23 | ||
| JP08683593A JP3321890B2 (ja) | 1992-06-23 | 1993-03-23 | 半導体結晶の形成方法及び半導体素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06168876A true JPH06168876A (ja) | 1994-06-14 |
| JP3321890B2 JP3321890B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=26427917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08683593A Expired - Fee Related JP3321890B2 (ja) | 1992-06-23 | 1993-03-23 | 半導体結晶の形成方法及び半導体素子 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5431126A (ja) |
| EP (1) | EP0575965B1 (ja) |
| JP (1) | JP3321890B2 (ja) |
| KR (1) | KR100250182B1 (ja) |
| DE (1) | DE69330583T2 (ja) |
| TW (1) | TW282576B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001284601A (ja) * | 2000-01-28 | 2001-10-12 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置及びその作製方法 |
| JP2004207691A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-22 | Sharp Corp | 半導体薄膜の製造方法、その製造方法により得られる半導体薄膜、その半導体薄膜を用いる半導体素子および半導体薄膜の製造装置 |
| JP2011243912A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体薄膜基板および半導体薄膜基板を用いた半導体装置の作製方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5976959A (en) * | 1997-05-01 | 1999-11-02 | Industrial Technology Research Institute | Method for forming large area or selective area SOI |
| US6642085B1 (en) | 2000-11-03 | 2003-11-04 | The Regents Of The University Of California | Thin film transistors on plastic substrates with reflective coatings for radiation protection |
| US7402445B2 (en) * | 2005-05-16 | 2008-07-22 | Wayne State University | Method of forming micro-structures and nano-structures |
| US20090218732A1 (en) * | 2008-02-29 | 2009-09-03 | David Cron | System and method for edge heating of stretch film |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4262411A (en) * | 1977-09-08 | 1981-04-21 | Photon Power, Inc. | Method of making a solar cell array |
| DE2831819A1 (de) * | 1978-07-19 | 1980-01-31 | Siemens Ag | Verfahren zum abscheiden von silicium in feinkristalliner form |
| US4388145A (en) * | 1981-10-29 | 1983-06-14 | Xerox Corporation | Laser annealing for growth of single crystal semiconductor areas |
| JPS61108121A (ja) * | 1984-11-01 | 1986-05-26 | Sharp Corp | 半導体装置の製造方法 |
| US4751193A (en) * | 1986-10-09 | 1988-06-14 | Q-Dot, Inc. | Method of making SOI recrystallized layers by short spatially uniform light pulses |
| US4897366A (en) * | 1989-01-18 | 1990-01-30 | Harris Corporation | Method of making silicon-on-insulator islands |
| US5256562A (en) * | 1990-12-31 | 1993-10-26 | Kopin Corporation | Method for manufacturing a semiconductor device using a circuit transfer film |
| JP3213338B2 (ja) * | 1991-05-15 | 2001-10-02 | 株式会社リコー | 薄膜半導体装置の製法 |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP08683593A patent/JP3321890B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-06-16 TW TW082104808A patent/TW282576B/zh active
- 1993-06-21 KR KR1019930011301A patent/KR100250182B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 1993-06-22 DE DE69330583T patent/DE69330583T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-06-22 EP EP93109962A patent/EP0575965B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-06-22 US US08/079,553 patent/US5431126A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001284601A (ja) * | 2000-01-28 | 2001-10-12 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置及びその作製方法 |
| JP2004207691A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-22 | Sharp Corp | 半導体薄膜の製造方法、その製造方法により得られる半導体薄膜、その半導体薄膜を用いる半導体素子および半導体薄膜の製造装置 |
| JP2011243912A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体薄膜基板および半導体薄膜基板を用いた半導体装置の作製方法 |
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| KR940006187A (ko) | 1994-03-23 |
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| EP0575965B1 (en) | 2001-08-16 |
| TW282576B (ja) | 1996-08-01 |
| KR100250182B1 (ko) | 2000-05-01 |
| EP0575965A3 (en) | 1997-10-08 |
| US5431126A (en) | 1995-07-11 |
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|---|---|---|---|
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