JPH0616952Y2 - 無杼織機のタックイン耳組装置 - Google Patents
無杼織機のタックイン耳組装置Info
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- JPH0616952Y2 JPH0616952Y2 JP9704788U JP9704788U JPH0616952Y2 JP H0616952 Y2 JPH0616952 Y2 JP H0616952Y2 JP 9704788 U JP9704788 U JP 9704788U JP 9704788 U JP9704788 U JP 9704788U JP H0616952 Y2 JPH0616952 Y2 JP H0616952Y2
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- weft
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は緯糸の端部を噴射流によってタックインする無
杼織機のタックイン耳組装置に関する。
杼織機のタックイン耳組装置に関する。
従来の技術 無杼織機のタックイン耳組装置の中には、筬打ちされて
所要の緯入れ長に切断された緯糸の端部をタックインノ
ズルの噴射流によって経糸開口内にタックインする構造
が知られている(特許第149217号や特開昭50−
982号公報参照)。
所要の緯入れ長に切断された緯糸の端部をタックインノ
ズルの噴射流によって経糸開口内にタックインする構造
が知られている(特許第149217号や特開昭50−
982号公報参照)。
考案が解決しようとする問題点 この従来のタックイン耳組装置にあっては第14図に示
すように、タックインノズルAの噴射流の軸線aが織り
前Bに対して平行に設定されているとともに、筬側には
何等障害物が存在しない。このため、噴射流が筬側に拡
散して、経糸C開口内に折り返された緯糸端部Dが織り
前Bから離れた状態で経糸Cに拘束され易い。この状態
でタックインされると、緯糸端部Dの拘束は、基端Da
から先端Dbへと順次移行することになるので、緯糸端
部Dの先端Daが拘束されていないときに、基端Dbが
経糸Cによって屈曲力を受けることになる。このため、
経糸張力が緯糸端部Dの張力に打ち勝って緯糸端部Dの
先端Dbを基端Da側に引き込んでしまい、緯糸端部D
が所定値以上屈曲され、もって、タック耳の経糸張力が
緩んでしまって耳緩みになってしまう。
すように、タックインノズルAの噴射流の軸線aが織り
前Bに対して平行に設定されているとともに、筬側には
何等障害物が存在しない。このため、噴射流が筬側に拡
散して、経糸C開口内に折り返された緯糸端部Dが織り
前Bから離れた状態で経糸Cに拘束され易い。この状態
でタックインされると、緯糸端部Dの拘束は、基端Da
から先端Dbへと順次移行することになるので、緯糸端
部Dの先端Daが拘束されていないときに、基端Dbが
経糸Cによって屈曲力を受けることになる。このため、
経糸張力が緯糸端部Dの張力に打ち勝って緯糸端部Dの
先端Dbを基端Da側に引き込んでしまい、緯糸端部D
が所定値以上屈曲され、もって、タック耳の経糸張力が
緩んでしまって耳緩みになってしまう。
問題点を解決するための手段 経糸列の側方に配設したタックインノズルからの噴射流
により緯糸の端部を経糸開口内に吹き入れてタック耳を
形成する無杼織機のタックイン耳組装置において、前記
タックインノズルを、噴射流の軸線が織り前に対して鋭
角交差するように設定した第1タックインノズルと、噴
射流の軸線が第1タックインノズルの噴射流の軸線と交
差する方向に設定した第2タックインノズルとで構成し
てある。
により緯糸の端部を経糸開口内に吹き入れてタック耳を
形成する無杼織機のタックイン耳組装置において、前記
タックインノズルを、噴射流の軸線が織り前に対して鋭
角交差するように設定した第1タックインノズルと、噴
射流の軸線が第1タックインノズルの噴射流の軸線と交
差する方向に設定した第2タックインノズルとで構成し
てある。
実施例 第1実施例 第1〜9図において、図中、1は経糸、2は綜絖枠、3
は筬、4は織り前、5は織布、6は筬3と一体に揺動す
る緯入れメインノズル、7は緯糸、8は糸端処理糸、9
はタックイン耳組装置、10は緯入れメインノズル6側
のタックイン耳組装置9の外側に配設された緯糸案内体
である。
は筬、4は織り前、5は織布、6は筬3と一体に揺動す
る緯入れメインノズル、7は緯糸、8は糸端処理糸、9
はタックイン耳組装置、10は緯入れメインノズル6側
のタックイン耳組装置9の外側に配設された緯糸案内体
である。
ここで、タックイン耳組装置9は左右対象に形成されて
おり基本的構造は同一であるので、緯入れメインノズル
6側のタックイン耳組装置9の構造を代表して説明す
る。タックイン耳組装置9は第1〜3図に示すようにタ
ックインノズル20と空気噴射式の緯糸把持装置30と
カッタ40とを備えている。タックインノズル20と緯
糸把持装置30とは単一のボディ11に形成されてい
る。
おり基本的構造は同一であるので、緯入れメインノズル
6側のタックイン耳組装置9の構造を代表して説明す
る。タックイン耳組装置9は第1〜3図に示すようにタ
ックインノズル20と空気噴射式の緯糸把持装置30と
カッタ40とを備えている。タックインノズル20と緯
糸把持装置30とは単一のボディ11に形成されてい
る。
即ち、ボディ11には筬3と布幅方向両側とに向かって
開口するスリット12を形成してある。このボディ11
は第3図に示すように、スリット12の中間部にワープ
ライン13が位置するように、図外の織機フレームに取
り付けてある。スリット12は緯糸端部7aをタックイ
ンノズル20の噴射流の軸線近傍に位置させるものであ
る。スリット12の筬側端部上下縁12U,12Bは、
緯糸端部7aをスリット12に確実に誘導するように、
順次上下に拡開されている。スリット12の奥壁14
は、第1図に示すように中央奥壁14Cが筬3側に位置
しており、左右奥壁14L,14Rは反筬3側へ傾斜さ
せてある。
開口するスリット12を形成してある。このボディ11
は第3図に示すように、スリット12の中間部にワープ
ライン13が位置するように、図外の織機フレームに取
り付けてある。スリット12は緯糸端部7aをタックイ
ンノズル20の噴射流の軸線近傍に位置させるものであ
る。スリット12の筬側端部上下縁12U,12Bは、
緯糸端部7aをスリット12に確実に誘導するように、
順次上下に拡開されている。スリット12の奥壁14
は、第1図に示すように中央奥壁14Cが筬3側に位置
しており、左右奥壁14L,14Rは反筬3側へ傾斜さ
せてある。
一方、タックインノズル20は第1図に示すように第1
タックインノズル21と第2タックインノズル22とで
構成されている。第1タックインノズル21はボディ1
1の右奥壁14Rに開口されている。第1タックインノ
ズル21の噴射流の軸線l1はボディ11を経糸1の伸
長方向に並置した状態において、織り前4に対して鋭角
θ1交差するように設定してある。この鋭角θ1は、第
1図のように平面的に見た場合の角度であって、第3の
ように側面的に見た場合噴射流の軸線l1は織り前4に
必ずしも指向する必要はない。第2タックインノズル2
2は右奥壁14Rの第1タックインノズル21よりも反
筬30側に開口されている。第2タックインノズル22
の噴射流の軸線l2は第1タックインノズル21の噴射
流の軸線l1に交差する方向、つまり織り前4に対して
筬3側に鋭角θ2をもって設定されている。この鋭角θ
2は第1図に示すように平面的に見た場合の角度であ
る。鋭角θ1は2〜6度、θ2は0〜2×θ1、第1,
第2タックインノズル21,22の先口径は第1タック
インノズル21の先口径をEとし、第2タックインノズ
ル22の先口径をFとすると、E>Fに設定するのが好
ましい。これら第1タックインノズル21と第2タック
インノズル22とに連通する空気通路23がボディ11
に形成されている。空気通路23は第4図に示すように
圧力空気源24にレギュレータ25,電磁駆動型の切換
弁26を介して接続されている。切換弁26は制御回路
50によりタックイン期間中開弁動作し、それ以外は閉
弁動作される。
タックインノズル21と第2タックインノズル22とで
構成されている。第1タックインノズル21はボディ1
1の右奥壁14Rに開口されている。第1タックインノ
ズル21の噴射流の軸線l1はボディ11を経糸1の伸
長方向に並置した状態において、織り前4に対して鋭角
θ1交差するように設定してある。この鋭角θ1は、第
1図のように平面的に見た場合の角度であって、第3の
ように側面的に見た場合噴射流の軸線l1は織り前4に
必ずしも指向する必要はない。第2タックインノズル2
2は右奥壁14Rの第1タックインノズル21よりも反
筬30側に開口されている。第2タックインノズル22
の噴射流の軸線l2は第1タックインノズル21の噴射
流の軸線l1に交差する方向、つまり織り前4に対して
筬3側に鋭角θ2をもって設定されている。この鋭角θ
2は第1図に示すように平面的に見た場合の角度であ
る。鋭角θ1は2〜6度、θ2は0〜2×θ1、第1,
第2タックインノズル21,22の先口径は第1タック
インノズル21の先口径をEとし、第2タックインノズ
ル22の先口径をFとすると、E>Fに設定するのが好
ましい。これら第1タックインノズル21と第2タック
インノズル22とに連通する空気通路23がボディ11
に形成されている。空気通路23は第4図に示すように
圧力空気源24にレギュレータ25,電磁駆動型の切換
弁26を介して接続されている。切換弁26は制御回路
50によりタックイン期間中開弁動作し、それ以外は閉
弁動作される。
緯糸端把持装置30は第1,4図に示すように保持ノズ
ル31と受容部32とで構成されている。保持ノズル3
1はボディ11のスリット12を画成する上側部材11
Uの中央奥壁14Cに接近して形成されている。受容部
32はボディ11のスリット12を画成する下側部材1
1Bの中央奥壁14Cに接近した溝に形成されている。
これら保持ノズル31と受容部32とはスリット12を
介して対向配置されている。ボディ11の上側部材11
Uの保持ノズル31よりも筬3側の部分には凹部33を
形成し、保持ノズル31からの噴射流に周囲の空気が引
き込まれ易いようにしてある。保持ノズル31に連通す
る空気通路34がボディ11に形成してある。35は盲
栓である。空気通路34はレギュレータ25と切換弁2
6との間に電磁駆動型の切換弁37,絞り弁38を介し
て分岐接続されている。切換弁37は制御回路50によ
り緯糸端保持期間中開弁動作し、それ以外は閉弁動作さ
れる。
ル31と受容部32とで構成されている。保持ノズル3
1はボディ11のスリット12を画成する上側部材11
Uの中央奥壁14Cに接近して形成されている。受容部
32はボディ11のスリット12を画成する下側部材1
1Bの中央奥壁14Cに接近した溝に形成されている。
これら保持ノズル31と受容部32とはスリット12を
介して対向配置されている。ボディ11の上側部材11
Uの保持ノズル31よりも筬3側の部分には凹部33を
形成し、保持ノズル31からの噴射流に周囲の空気が引
き込まれ易いようにしてある。保持ノズル31に連通す
る空気通路34がボディ11に形成してある。35は盲
栓である。空気通路34はレギュレータ25と切換弁2
6との間に電磁駆動型の切換弁37,絞り弁38を介し
て分岐接続されている。切換弁37は制御回路50によ
り緯糸端保持期間中開弁動作し、それ以外は閉弁動作さ
れる。
カッタ40は第2,3,5図に示すようにボディ11の
緯入れメインノズル6側に配設され、緯糸切断時に鋏み
切り運動を行うように設定してあり、開口しているとき
は側方から見てその開口部40aがスリット12に位置
するようになっている。
緯入れメインノズル6側に配設され、緯糸切断時に鋏み
切り運動を行うように設定してあり、開口しているとき
は側方から見てその開口部40aがスリット12に位置
するようになっている。
緯糸案内体10は第3,5図に示すようにカッタ40の
緯入れメインノズル6側に配設されており、筬打ちされ
る緯糸7をその案内面10aに案内してスリット12に
確実に進入するようにするものである。この緯糸案内体
10は右側のカッタ9の側方に設けてもよいが、緯糸端
処理糸8が有るため絶対条件ではない。
緯入れメインノズル6側に配設されており、筬打ちされ
る緯糸7をその案内面10aに案内してスリット12に
確実に進入するようにするものである。この緯糸案内体
10は右側のカッタ9の側方に設けてもよいが、緯糸端
処理糸8が有るため絶対条件ではない。
この第1実施例構造によれば、織機の準備運転時に絞り
弁38を調節して保持ノズル31からの噴射流の流勢に
好適にしておく。
弁38を調節して保持ノズル31からの噴射流の流勢に
好適にしておく。
先ず、織機の製織運転開始による緯入れ終了後、筬3の
前進により緯糸7の筬打ちが行われる。この筬打ち過程
で緯糸7は、緯糸案内体10の案内面10a及び上下縁
11U,11Bによって案内され、スリット12に進入
する。
前進により緯糸7の筬打ちが行われる。この筬打ち過程
で緯糸7は、緯糸案内体10の案内面10a及び上下縁
11U,11Bによって案内され、スリット12に進入
する。
次に第2図に示すように、筬3が筬打ちの前限位置から
少し後退すると、経糸1が閉口後に僅かに逆位相に開口
され始めて、緯入れメインノズル6の軸心が中央奥壁1
4Cと略同一線上に来て緯糸7が中央奥壁14Cに当接
あるいはその近傍位置に移動したところで、カッタ40
が鋏み切り運動して、緯糸7を切断する。このように、
緯糸7が中央奥壁14Cに当接して緯入れノズル18ま
でほぼ一直線状になっているときに、緯糸19を切断す
ると、緯糸端部7aの長さを可及的に短くできる。この
切断時には、切換弁26が閉弁し、切換弁37が開弁し
て保持ノズル31から受容部32へ向けて空気流が噴出
しているので、切断された緯糸7の織布5に連なる緯糸
端部7aは第6図に示すようにその空気流によって牽引
されて、受容部32の孔縁に係留され、もって緯糸端部
7aがタックインに先駆けて把持される。
少し後退すると、経糸1が閉口後に僅かに逆位相に開口
され始めて、緯入れメインノズル6の軸心が中央奥壁1
4Cと略同一線上に来て緯糸7が中央奥壁14Cに当接
あるいはその近傍位置に移動したところで、カッタ40
が鋏み切り運動して、緯糸7を切断する。このように、
緯糸7が中央奥壁14Cに当接して緯入れノズル18ま
でほぼ一直線状になっているときに、緯糸19を切断す
ると、緯糸端部7aの長さを可及的に短くできる。この
切断時には、切換弁26が閉弁し、切換弁37が開弁し
て保持ノズル31から受容部32へ向けて空気流が噴出
しているので、切断された緯糸7の織布5に連なる緯糸
端部7aは第6図に示すようにその空気流によって牽引
されて、受容部32の孔縁に係留され、もって緯糸端部
7aがタックインに先駆けて把持される。
続いて第7図に示すように、筬3がさらに後退して、経
糸1の開口量が緯入れ可能な状態になると次の緯入れが
行われる。この第7図に示す筬3の後退に伴って、切換
弁26が開弁されるとともに、切換弁37が閉弁され
る。すると、保持ノズル31からの空気流が暫時減少し
てついには停止するとともに、タックインノズル20か
らの噴射流は暫時増加して所定の流量になる。このた
め、緯糸端把持装置30の緯糸端部7aの保持力が暫時
減少し、経糸1の開口内へ吹き入れようとする力、つま
りタックイン力が暫時増加し、第7図に示すように緯糸
端部7aは基端でZ字状に曲げられるとともに、第8図
に示す状態を経て、第9図に示すように先端が経糸1の
開口内へ吹き込まれてタックインされる。即ち、第1タ
ックインノズル21の噴射流と第2タックインノズル2
2の噴射流との合流によって、緯糸端部7aの基端を織
り前4に近付けた状態でもって織り返しつつ、緯糸端部
7aの先端を織り前4に対してより一層押し付けるよう
に作用し、もって緯糸端部7aが基端よりも先端の方が
織り前4に近付いた位置にタックインされる(第9図参
照)。切換弁26の開弁は緯入れ終了付近まで継続し、
その後閉弁される。この閉弁後も切換弁26からタック
インノズル20までの残留空気によって、タックインノ
ズル20からは噴射量が暫時減少しつつ所定期間継続噴
射するので、前記緯糸端部7aは前記状態を保ったま
ま、次の筬打ちサイクルで筬打ちされた経糸1に拘束さ
れることになる。このため、まず、緯糸端部7aの先端
が経糸1に拘束された後、基端が拘束されることにな
る。従って、緯糸端部7aの基端の張力は所定値以下に
低下することが無いので、経糸1によって先端が基端側
へ引かれて耳緩み状態になることが無い。この後、切換
弁37が開弁され、保持ノズル31から受け入れ孔32
に向かって空気流を生起し、次の緯糸7の切断に備え
る。
糸1の開口量が緯入れ可能な状態になると次の緯入れが
行われる。この第7図に示す筬3の後退に伴って、切換
弁26が開弁されるとともに、切換弁37が閉弁され
る。すると、保持ノズル31からの空気流が暫時減少し
てついには停止するとともに、タックインノズル20か
らの噴射流は暫時増加して所定の流量になる。このた
め、緯糸端把持装置30の緯糸端部7aの保持力が暫時
減少し、経糸1の開口内へ吹き入れようとする力、つま
りタックイン力が暫時増加し、第7図に示すように緯糸
端部7aは基端でZ字状に曲げられるとともに、第8図
に示す状態を経て、第9図に示すように先端が経糸1の
開口内へ吹き込まれてタックインされる。即ち、第1タ
ックインノズル21の噴射流と第2タックインノズル2
2の噴射流との合流によって、緯糸端部7aの基端を織
り前4に近付けた状態でもって織り返しつつ、緯糸端部
7aの先端を織り前4に対してより一層押し付けるよう
に作用し、もって緯糸端部7aが基端よりも先端の方が
織り前4に近付いた位置にタックインされる(第9図参
照)。切換弁26の開弁は緯入れ終了付近まで継続し、
その後閉弁される。この閉弁後も切換弁26からタック
インノズル20までの残留空気によって、タックインノ
ズル20からは噴射量が暫時減少しつつ所定期間継続噴
射するので、前記緯糸端部7aは前記状態を保ったま
ま、次の筬打ちサイクルで筬打ちされた経糸1に拘束さ
れることになる。このため、まず、緯糸端部7aの先端
が経糸1に拘束された後、基端が拘束されることにな
る。従って、緯糸端部7aの基端の張力は所定値以下に
低下することが無いので、経糸1によって先端が基端側
へ引かれて耳緩み状態になることが無い。この後、切換
弁37が開弁され、保持ノズル31から受け入れ孔32
に向かって空気流を生起し、次の緯糸7の切断に備え
る。
第2実施例 第10図に示すように、第1タックインノズル21の先
口と第2タックインノズル22の先口とを近接配置し、
第2タックインノズル22に丸棒状体50を近接配置
し、コアンダ効果により噴射流の流れ方向を調節するよ
うにしてある。この場合、第2タックインノズル22の
噴射流の軸線l2は織り前4に対して平行であっても丸
棒状体50によって、第1,第2タックインノズル2
1,22の合流した噴射流の軸線l3は織り前4側へ偏
向されて、織り前4と鋭角を成すようになる。
口と第2タックインノズル22の先口とを近接配置し、
第2タックインノズル22に丸棒状体50を近接配置
し、コアンダ効果により噴射流の流れ方向を調節するよ
うにしてある。この場合、第2タックインノズル22の
噴射流の軸線l2は織り前4に対して平行であっても丸
棒状体50によって、第1,第2タックインノズル2
1,22の合流した噴射流の軸線l3は織り前4側へ偏
向されて、織り前4と鋭角を成すようになる。
第3実施例 第11図に示すように、この実施例ではカッタ40を含
むタックイン耳組装置9と緯糸案内体10とを筬3の前
後動に関連して前後動するようにしてある。具体的に
は、緯入れメインノズル6側に在るカッタ40を含むタ
ックイン耳組装置9,緯糸案内体10をベース51Lに
取り付け、反緯入れメインノズル6側に在るカッタ40
を含むタックイン耳組装置9をベース51Rに取り付け
て、これらベース51L,51R各々を前後動駆動装置
52L,52Rに連結することにより、経糸1の伸張方
向に往復動する構造になっている。このものにあって
は、筬3からカッタ40を含むタックイン耳組装置9,
緯糸案内体10等の干渉防止用口を省略しても、筬打ち
行程においては、ベース51L,51Rが筬3を逃げる
ように前進して(第11図では下方動)、カッタ40を
含むタックイン耳組装置9,緯糸案内体10と筬3とが
干渉しないようにし(第11図で二点鎖線示位置)、筬
3の戻り行程においては、カッタ40を含むタックイン
耳組装置9,緯糸案内体10と筬3とが干渉しないよう
にベース51L,51Rが筬3を追いかけるように後退
(第11図では上方動)して、スリット12に緯糸7を
受け入れて、中央奥壁14Cが織り前4の延長上付近に
位置したときにカッタ40を鋏み切り運動させ、もって
切断した緯糸端部7aを保持ノズル31からの噴射流に
て保持した後、さらに後退させて第1,第2タックイン
ノズル21,22の合流した噴射流が織り前4に対して
鋭角を成す位置まで移動(第11図で実線示位置)させ
る。そして、次の緯入れ時に、緯糸端部7aを経糸1の
開口内に吹き込んで、前記第1実施例のようにタック耳
を形成するものである。この後、前記二点鎖線示位置ま
で前進させる。
むタックイン耳組装置9と緯糸案内体10とを筬3の前
後動に関連して前後動するようにしてある。具体的に
は、緯入れメインノズル6側に在るカッタ40を含むタ
ックイン耳組装置9,緯糸案内体10をベース51Lに
取り付け、反緯入れメインノズル6側に在るカッタ40
を含むタックイン耳組装置9をベース51Rに取り付け
て、これらベース51L,51R各々を前後動駆動装置
52L,52Rに連結することにより、経糸1の伸張方
向に往復動する構造になっている。このものにあって
は、筬3からカッタ40を含むタックイン耳組装置9,
緯糸案内体10等の干渉防止用口を省略しても、筬打ち
行程においては、ベース51L,51Rが筬3を逃げる
ように前進して(第11図では下方動)、カッタ40を
含むタックイン耳組装置9,緯糸案内体10と筬3とが
干渉しないようにし(第11図で二点鎖線示位置)、筬
3の戻り行程においては、カッタ40を含むタックイン
耳組装置9,緯糸案内体10と筬3とが干渉しないよう
にベース51L,51Rが筬3を追いかけるように後退
(第11図では上方動)して、スリット12に緯糸7を
受け入れて、中央奥壁14Cが織り前4の延長上付近に
位置したときにカッタ40を鋏み切り運動させ、もって
切断した緯糸端部7aを保持ノズル31からの噴射流に
て保持した後、さらに後退させて第1,第2タックイン
ノズル21,22の合流した噴射流が織り前4に対して
鋭角を成す位置まで移動(第11図で実線示位置)させ
る。そして、次の緯入れ時に、緯糸端部7aを経糸1の
開口内に吹き込んで、前記第1実施例のようにタック耳
を形成するものである。この後、前記二点鎖線示位置ま
で前進させる。
第4実施例 第12,13図に示すように、二幅取り等の多幅取り織
機の中耳用に適応させた例である。即ち、中耳は左右の
織布に対してタック耳を形成しなければならないため、
センタータックイン耳組装置9に左右の織布5A,5B
用のタックインノズル20L,20Rを装着したもので
ある。つまり、ボディ11Aには左右にタックインノズ
ル20L,20Rを形成してあり、これらタックインノ
ズル20L,20R間にカッタ40Aを配置したもので
あって、作動は第1実施例と同じである。タックインノ
ズル20Lは第1タックインノズル21L,第2タック
インノズル22Lで構成され、タックインノズル20R
は第1タックインノズル21R,第2タックインノズル
22Rで構成されている。
機の中耳用に適応させた例である。即ち、中耳は左右の
織布に対してタック耳を形成しなければならないため、
センタータックイン耳組装置9に左右の織布5A,5B
用のタックインノズル20L,20Rを装着したもので
ある。つまり、ボディ11Aには左右にタックインノズ
ル20L,20Rを形成してあり、これらタックインノ
ズル20L,20R間にカッタ40Aを配置したもので
あって、作動は第1実施例と同じである。タックインノ
ズル20Lは第1タックインノズル21L,第2タック
インノズル22Lで構成され、タックインノズル20R
は第1タックインノズル21R,第2タックインノズル
22Rで構成されている。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
図示は省略するが、例えば、 タックインノズル20,20L,20R及び保持ノズ
ル31から噴射する流体は、空気に限らず水,水と空気
の混合気体,無害ガス等必要に応じ選択できる。
図示は省略するが、例えば、 タックインノズル20,20L,20R及び保持ノズ
ル31から噴射する流体は、空気に限らず水,水と空気
の混合気体,無害ガス等必要に応じ選択できる。
保持ノズル31は噴射流体によって緯糸端部を牽引す
るようになっているが吸引気流を用いてもよい。
るようになっているが吸引気流を用いてもよい。
保持ノズル31に代えてばね材によって緯糸端部7a
を挟持するというように、緯糸端把持装置を機械式に構
成し、タックインノズル20,20L,20Rからの流
体噴射時に、その挟持を解放するようにしてもよい。
を挟持するというように、緯糸端把持装置を機械式に構
成し、タックインノズル20,20L,20Rからの流
体噴射時に、その挟持を解放するようにしてもよい。
保持ノズル31からは噴射流を常時噴射させてもよ
い。
い。
タックインノズル20,20L,20Rおよび保持ノ
ズル31の噴射口は長穴,十字形,王字形,T字形ある
いは複数の小孔群によって形成してもよい。
ズル31の噴射口は長穴,十字形,王字形,T字形ある
いは複数の小孔群によって形成してもよい。
タックインノズル20,20L,20Rの噴射流が緯
糸端部7a全体に吹き付けられるようにしてもよい。
糸端部7a全体に吹き付けられるようにしてもよい。
ボディ11,11Aからタックインノズル20,20
L,20Rを省略し、この緯糸端把持装置30だけを含
むボディ11,11Aとタックインニードルとの組み合
わせに構成したり、これとは逆にボディ11,11Aか
ら緯糸端把持装置30を省略し、このタックインノズル
20,20L,20Rだけを含むボディ11,11Aと
機械式の緯糸端把持装置との組み合わせに構成したりす
ることもできる。
L,20Rを省略し、この緯糸端把持装置30だけを含
むボディ11,11Aとタックインニードルとの組み合
わせに構成したり、これとは逆にボディ11,11Aか
ら緯糸端把持装置30を省略し、このタックインノズル
20,20L,20Rだけを含むボディ11,11Aと
機械式の緯糸端把持装置との組み合わせに構成したりす
ることもできる。
考案の効果 このように本考案にあっては、緯糸端部の全長をほぼ同
時あるいはその基端より先端を先行して経糸に拘束でき
るので、緯糸端部の先端が耳部の経糸張力で基端側へ引
き込まれることがない。この結果、耳緩みを阻止して、
品質信頼性の高い織布を供給することができる。しかも
第1タックインノズルの噴射流と第2タックインノズル
の噴射流との合流によって、タックインノズルとしての
噴射流をタックインノズルから緯入れ方向に向かうにし
たがって織り前に寄るように制御できるので、タックイ
ン耳組装置を経糸に近接配置しても、緯糸端部を良好に
タックインすることができる。もってタックイン耳組装
置を経糸に近接配置した分タック長を短くできて良品質
の織布を提供できる。
時あるいはその基端より先端を先行して経糸に拘束でき
るので、緯糸端部の先端が耳部の経糸張力で基端側へ引
き込まれることがない。この結果、耳緩みを阻止して、
品質信頼性の高い織布を供給することができる。しかも
第1タックインノズルの噴射流と第2タックインノズル
の噴射流との合流によって、タックインノズルとしての
噴射流をタックインノズルから緯入れ方向に向かうにし
たがって織り前に寄るように制御できるので、タックイ
ン耳組装置を経糸に近接配置しても、緯糸端部を良好に
タックインすることができる。もってタックイン耳組装
置を経糸に近接配置した分タック長を短くできて良品質
の織布を提供できる。
第1図は本考案の第1実施例の要部を破断して示す平面
図、第2図は同第1実施例の平面図、第3図は同第1実
施例の側面図、第4図は同第1実施例の空気配管系を含
む概略構成図、第5図は同第1実施例のタックイン耳組
装置を装着した流体噴射式織機の概略平面図、第6〜9
図は同第1実施例の作用説明図、第10図は本考案の第
2実施例を示す平面図、第11図は本考案の第3実施例
のタックイン耳組装置を装着した流体噴射式織機の概略
平面図、第12図は本考案の第4実施例のタックイン耳
組装置を装着した流体噴射式織機の概略平面図、第13
図は同第4実施例の要部を破断して示す平面図、第14
図は従来の流体噴射式織機の作用説明図である。 1…経糸、3…筬、4…織り前、7…緯糸、7a…緯糸
端部、20…タックインノズル、21…第1タックイン
ノズル、22…第2タックインノズル、l1,l2,l
3…軸線。
図、第2図は同第1実施例の平面図、第3図は同第1実
施例の側面図、第4図は同第1実施例の空気配管系を含
む概略構成図、第5図は同第1実施例のタックイン耳組
装置を装着した流体噴射式織機の概略平面図、第6〜9
図は同第1実施例の作用説明図、第10図は本考案の第
2実施例を示す平面図、第11図は本考案の第3実施例
のタックイン耳組装置を装着した流体噴射式織機の概略
平面図、第12図は本考案の第4実施例のタックイン耳
組装置を装着した流体噴射式織機の概略平面図、第13
図は同第4実施例の要部を破断して示す平面図、第14
図は従来の流体噴射式織機の作用説明図である。 1…経糸、3…筬、4…織り前、7…緯糸、7a…緯糸
端部、20…タックインノズル、21…第1タックイン
ノズル、22…第2タックインノズル、l1,l2,l
3…軸線。
Claims (1)
- 【請求項1】経糸列の側方に配設したタックインノズル
からの噴射流により緯糸の端部を経糸開口内に吹き入れ
てタック耳を形成する無杼織機のタックイン耳組装置に
おいて、前記タックインノズルを、噴射流の軸線が織り
前に対して鋭角交差するように設定した第1タックイン
ノズルと、噴射流の軸線が第1タックインノズルの噴射
流の軸線と交差する方向に設定した第2タックインノズ
ルとで構成したことを特徴とする無杼織機のタックイン
耳組装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9704788U JPH0616952Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 無杼織機のタックイン耳組装置 |
| US07/289,802 US4957144A (en) | 1987-12-28 | 1988-12-27 | Tack-in system of shuttleless loom |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9704788U JPH0616952Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 無杼織機のタックイン耳組装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0217576U JPH0217576U (ja) | 1990-02-05 |
| JPH0616952Y2 true JPH0616952Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=31322248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9704788U Expired - Lifetime JPH0616952Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1988-07-22 | 無杼織機のタックイン耳組装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616952Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP9704788U patent/JPH0616952Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0217576U (ja) | 1990-02-05 |
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