JPH06170148A - 吸湿剤組成物 - Google Patents

吸湿剤組成物

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JPH06170148A
JPH06170148A JP35216792A JP35216792A JPH06170148A JP H06170148 A JPH06170148 A JP H06170148A JP 35216792 A JP35216792 A JP 35216792A JP 35216792 A JP35216792 A JP 35216792A JP H06170148 A JPH06170148 A JP H06170148A
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JP
Japan
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moisture absorption
calcium
calcium chloride
silica gel
porous
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JP35216792A
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English (en)
Inventor
Masaru Nomura
村 勝 野
Masanori Tanabe
邉 正 紀 田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】吸湿剤として使用される塩化カルシウムの潮解
による流動を防止し、かつ吸湿速度が大きく、更に吸湿
効果及び保水効果を増大させ、しかも簡単な製造工程で
大量生産することが出来る吸湿剤組成物を目的とするも
のである。 【構成】多孔性シリカゲル及び炭酸カルシウムからなる
混合物に更に塩化カルシウムを混合した吸湿剤組成物の
構造である。 【効果】塩化カルシウムの潮解性による流動性を大巾に
低減させ、吸湿速度を著しく大きくすることが出来、吸
湿効果及び保水効果を増大せしめ、簡単な製造工程で安
価に大量生産することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸湿剤組成物に係り、
特に吸湿性に優れた塩化カルシウムを有効成分とし、か
つ塩化カルシウムの潮解による流動性を防止し、更に吸
湿速度、吸水効果、保水効果の大きい吸湿剤に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の塩化カルシウムを有効成分とし
た吸湿剤は、従来から多用されているが、塩化カルシウ
ムは潮解による流動性があり、吸湿時に液体となるので
取り扱いに問題があると共に、周りの商品等に付着して
汚すために、使用出来る分野が極めて限定される欠点が
あった。この欠点を改善するために、最近になって、特
開昭62ー68526号公報に示す如き発明が開発され
ている。この発明は、塩化カルシウムの潮解性を防止す
るために、塩化カルシウムと吸水性粉体とを混合して球
形状成形体を作り、更にその成形体の外周面全面に30
μm以下の珪酸カルシウムを用いた多孔質被覆層を形成
して粒体にする技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このような構
成を有する粒体型吸湿剤を製造するに当たっては、塩化
カルシウムと吸水性粉体とを混合した後で成形体に成形
し、更にその後で該成形体の周りに非常に細かい30μ
m以下の珪酸カルシウムを塗着させて、多孔質被覆層を
構成しなければならず、製造工程が非常に複雑で、大量
生産が困難であると共に、コスト高になる問題があっ
た。また、非常に細かい30μm以下の珪酸カルシウム
は、粒状の珪酸カルシウムを粉砕してつくらなければな
らないが、莫大な時間と費用とがかかる等の問題があっ
た。
【0004】更に、前述の発明に係る従来の吸湿剤は、
塩化カルシウムが珪酸カルシウムで被覆されているの
で、塩化カルシウムが間接にしか作用せず、吸湿速度が
遅く、かつ吸湿効果も小さい等の問題もあった。本発明
に係る吸湿剤組成物は、前述の従来の問題点に鑑み開発
された技術であって、特に、多孔性珪酸カルシウムを炭
酸処理する方法等を用いて製造した多孔性シリカゲル及
び炭酸カルシウムの混合物に塩化カルシウムを更に混合
して構成した吸湿剤の組成物であって、吸湿速度が速く
かつ吸湿効果及び保水効果が極めて大きい全く新規な吸
湿剤組成物を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吸湿剤組成
物は、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であ
って、その要旨は、シリカゲル及び炭酸カルシウムから
なる混合物と、塩化カルシウム及び必要に応じて多孔性
珪酸カルシウムを含んだ混合物より構成することを特徴
とする吸湿剤組成物、及び上記の3又は4成分が、多孔
性珪酸カルシウムを炭酸化処理することによって得られ
るものであることを特徴とする吸湿剤組成物である。
【0006】本発明に係る吸湿剤組成物は、塩化カルシ
ウムと、この塩化カルシウムの潮解を防止することが出
来ると共に、それ自体が吸湿性と保水性とを有するシリ
カゲルと炭酸カルシウムからなる混合物とを混合したも
のである。本発明者等は長期間に亘って実験した結果、
シリカゲルと炭酸カルシウムとの混合物、特に好ましく
は、多孔性珪酸カルシウムを炭酸化して得られるシリカ
ゲルと炭酸カルシウムの混合物が、極めて吸湿性と保水
性に富むこと、及びこれ等のシリカゲル及び炭酸カルシ
ウムの混合物に塩化カルシウムを混合した場合には、こ
れ等のシリカゲル及び炭酸カルシウムの混合物と、塩化
カルシウムとを各々単独に用いた場合の吸湿量の合計よ
りも、吸湿速度が著しく増大することを発見した。
【0007】また、塩化カルシウムの潮解による流動性
をほぼ完全に無くするための前記多孔性シリカゲル及び
炭酸カルシウムとの混合物と、塩化カルシウムとの混合
比は湿度、温度等の使用する場所の雰囲気条件により異
なるが、例えば、25℃、90RH%の雰囲気下に塩化
カルシウム1重量部に対し、シリカゲル0.5〜2.5
重量部、炭酸カルシウム0.5〜2.5重量部、より好
ましくはシリカゲル及び炭酸カルシウムのほぼ等量の混
合物1〜4重量部を混合した吸湿剤を16日間放置した
場合に、流動性は全く示さず、塩化カルシウムの潮解に
よる流動性を実質上なくすことができる。
【0008】かつ、そのシリカゲル及び炭酸カルシウム
の混合物の製造方法として、夫々の構成成分をここに混
合する方法の外に例えば、多孔性珪酸カルシウムを炭酸
処理することによって得られるシリカゲル及び炭酸カル
シウムを利用する方法がある。尚、多孔性珪酸カルシウ
ムが存在していると効果が優れ、塩化カルシウム1重量
部に対し、2〜10重量部程度が最も好ましい。
【0009】多孔性珪酸カルシウムを炭酸処理する方法
には、水溶液中での反応、炭酸ガス雰囲気中での反応等
色々考えられるが、炭酸カルシウムとシリカゲルが生成
すれば特にその手法には拘らない。また、多孔性珪酸カ
ルシウム中のカルシウム分を完全に炭酸化されたものの
ほうが、シリカゲルの生成量が大きくなり吸湿速度は大
きく、良好であるが、必ずしも、多孔性珪酸カルシウム
中のカルシウム分を完全に炭酸化する必要はなく、部分
的に炭酸化したものでも使用することが出来る。炭酸処
理された多孔性珪酸カルシウムの平均粒径は、特に制限
されないが、100μm以上10mm以下の粉体を使用す
るのがより好ましい。
【0010】本発明の吸湿剤の原料に適した多孔性珪酸
カルシウムは、珪酸質原料と石灰質原料を主体としこれ
に発泡剤を加えて予備養生させた後、オートクレーブ中
で水熱合成して得られるものである。数多くの多孔性珪
酸カルシウムが知られているが、本発明の原料に適した
多孔性珪酸カルシウムは、ゾノトライト、トバモライ
ト、ジャイロライト、フォシャジャイト、ヒレブランダ
イト等であり、これらのものの製造法は公知である。こ
れらの多孔性珪酸カルシウムは、各々単独で用いる必要
はなく、2種類以上の混合物で用いることが出来る。ま
た、これらの多孔性珪酸カルシウムは、完全に純粋なも
のでなくCSHゲルや未反応の珪酸質原料も含まれてい
ても良い。
【0011】また、多孔性珪酸カルシウムの中でも、建
築材料として一般に使用されている軽量気泡コンクリー
ト(ALC)が材料として比較的入手し易く、かつ、本
発明の組成物としても適度の吸湿性と保水性を有してる
ので好ましい。特に新品を使用する必要はなく、ALC
製造工程で発生する不良品やビルや住宅などの建設現場
で発生する端材のような従来は廃棄処分されているよう
なものを適当な大きさに砕いて使用することもできる。
【0012】この方法では、炭酸カルシウムとシリカゲ
ルが生成し、吸湿性能が向上するが、もとの多孔性珪酸
カルシウムの一部がそのまま形状及び成分を保持してい
るのでより保水性にすぐれたものとなることも明らかと
なった。このようにして得られた多孔性シリカゲルと炭
酸カルシウムの混合物の塩化カルシウムと及び多孔性珪
酸カルシウムの混合物は、吸湿した塩化カルシウムの流
動性を低減すると共に、吸湿速度を大きくすることが出
来る。
【0013】
【作用】本発明に係る吸湿剤組成物は、上述の如く、シ
リカゲル及び炭酸カルシウムの混合物に塩化カルシウム
及び必要に応じて多孔性珪酸カルシウムを混合すれば良
いので、従来の如く、塩化カルシウムの球体を成形した
後で、この表面に珪酸カルシウム粉による被覆層を積層
する等の必要が全くなく、単純な製造工程で大量生産す
ることが出来、また積層された構造でないので、塩化カ
ルシウム、シリカゲル及び炭酸カルシウムが夫々外表面
に露出しており、極めて吸湿速度が大きな吸湿剤組成物
を得ることが出来る。本発明の吸湿剤組成物は、シリカ
ゲル及び炭酸カルシウムの混合物に塩化カルシウムを混
合したので、塩化カルシウムの潮解性を防止することが
出来、かつ吸湿性及び保水性に優れた吸湿剤組成物を得
ることが出来る。シリカゲル、炭酸カルシウム、塩化カ
ルシウムの混合物に適量の多孔性珪酸カルシウムを混合
すれば、より優れた潮解防止性、吸湿性、保水性を得る
ことが出来る。
【0014】
【実施例】以下に、具体的な実施例、比較例、及び参考
例を用いて本発明をさらに詳しく説明する。なお、実施
例、及び参考例に使用したALCを炭酸ガス処理した粉
体は、2.0mm以下に砕いたALC粉を炭酸ガス雰囲気
中に放置することで、ALC中のカルシウム分を完全に
炭酸カルシウムにした粉体を、105℃の乾燥機で恒量
になるまで放置したものを使用した。これ等の平均粒径
は1.5mmであり、100μ以下の粒体は実質的に存在
しなかった。
【0015】
【実施例1】無水塩化カルシウム4gにALC粉体を炭
酸ガス処理した後、110℃の温度で恒量になるまで乾
燥した。このとき得られた粉体中の成分組成は、塩化カ
ルシウム20%、シリカゲル15%、炭酸カルシウム1
5%、残存する多孔性珪酸カルシウムが50%であっ
た。この粉体16gを容器に入れ、25℃、90RH%
の湿度下に16日間放置した。その後重量変化を測定
し、吸湿率を算出した。このとき混合物の吸湿量は2
1.8gであった。また16日後の無水塩化カルシウム
単独の吸湿量は、3.87g/gであり、ALC粉体を
炭酸ガス処理した粉体単独の吸湿量は0.09g/gで
あることにより、混合物として4.5g過剰に吸湿した
ことになり、吸湿速度が著しく大きいことが判明した。
【0016】
【実施例2】無水塩化カルシウム2gにALC粉体を炭
酸ガス処理した後、110℃の温度で恒量になるまで乾
燥した。このとき得られた粉体中の成分組成は、塩化カ
ルシウム10%、シリカゲル8%、炭酸カルシウム8
%、残存した多孔性珪酸カルシウム74%であった。こ
の粉体18gを容器に入れ、実施例1と同様の操作を行
った。その結果、混合物の吸湿量は、12.5gであ
り、実施例1と同様に計算法においては、3.0g過剰
に吸湿したことになり、実施例1と同様に吸湿速度が大
きいことが判明した。また、16日後の混合物には、流
動性は全くなかった。
【0017】
【実施例3】無水塩化カルシウム8gにALC粉体を炭
酸ガス処理した後、110℃の温度で恒量になるまで乾
燥した。このとき得られた粉体中の成分組成は、塩化カ
ルシウム40%、シリカゲル20%、炭酸カルシウム2
0%、残存した多孔性珪酸カルシウムは20%であっ
た。この粉体12gを容器に入れ、25℃、90RH%
の湿度下に3日間放置した。その後重量変化測定し、吸
湿率を算出した。このとき混合物の吸湿量は19.0g
であった。また3日後の無水塩化カルシウム単独の吸湿
量は、1.82/gであり、ALC粉体単独の吸湿量は
0.09g/gであることより、混合物として3.4g
過剰に吸湿したことになり、実施例1と同様吸湿速度が
大きいといえる。また、3日後の混合物には、流動性は
なかった。
【0018】
【比較例1】無水塩化カルシウム20gを容器に入れ、
実施例1と同様の操作を行った。3日後の吸湿量は3
6.4gであり、17日後の吸湿量は77.4gであっ
た。また、流動性に関しては試験開始と同時に潮解しは
じめ、24時間後には流動性のある塩化カルシウム溶液
となった。
【0019】
【参考例1】ALC粉体のみを炭酸ガス処理した後、1
10℃の温度で恒量になるまで乾燥した粉体20gを容
器に入れ、実施例1と同様の操作を行った。吸湿量は、
3日後で1.8gとなり、その後、10日後、16日後
と測定したが吸湿量の増加はなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る吸湿剤組成物は、上述の構
成と作用効果を有するので、吸湿後の塩化カルシウムの
潮解による流動性を防止すると共に、吸湿速度を著しく
大きくし、かつ極めて大きな吸湿性及び保水性を有して
いる。かつ、塩化カルシウムを球形状に成形したり、こ
の塩化カルシウムの成形体の外表面全面を珪酸カルシウ
ム等で被覆する必要がないので、簡単な工程で安価に大
量生産することが出来る。
【0021】多孔性珪酸カルシウムは極めて細かく粉砕
する必要がなく、粒体をそのまま炭酸カルシウムを混合
して炭酸処理することによって使用することが出来、し
かも細かく粉砕した場合よりも大きな保水効果と、塩化
カルシウムの潮解防止効果とを得ることが出来る。更
に、塩化カルシウムと多孔性シリカゲル及び炭酸カルシ
ウムとが夫々外表面にそのまま露出しているので、吸湿
速度を大きくし、かつ相乗効果によって吸湿効果を著し
く高めることが出来る等の特徴を有するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリカゲル及び炭酸カルシウムからなる混
    合物と、塩化カルシウム及び必要に応じて多孔性珪酸カ
    ルシウムを含んだ混合物より構成することを特徴とする
    吸湿剤組成物。
  2. 【請求項2】上記の3又は4成分が、多孔性珪酸カルシ
    ウムを炭酸化処理することによって得られるものである
    ことを特徴とする請求項1の吸湿剤組成物。
JP35216792A 1992-12-10 1992-12-10 吸湿剤組成物 Withdrawn JPH06170148A (ja)

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JP35216792A JPH06170148A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 吸湿剤組成物

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JP35216792A JPH06170148A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 吸湿剤組成物

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001034294A1 (en) * 1999-11-12 2001-05-17 University Of Greenwich Silicate/aluminate materials
JP2011212674A (ja) * 2010-03-19 2011-10-27 Osaka Gas Co Ltd 吸水材料組成物および吸水性シート
JP2018075526A (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 富士電機株式会社 水分吸着材
CN108554135A (zh) * 2018-05-23 2018-09-21 钦州学院 一种混合干燥剂及其制备方法
JP2021045748A (ja) * 2020-11-30 2021-03-25 富士電機株式会社 水分吸着材

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