JPH06171034A - レトルト殺菌可能な光透過性包装材料 - Google Patents
レトルト殺菌可能な光透過性包装材料Info
- Publication number
- JPH06171034A JPH06171034A JP4352011A JP35201192A JPH06171034A JP H06171034 A JPH06171034 A JP H06171034A JP 4352011 A JP4352011 A JP 4352011A JP 35201192 A JP35201192 A JP 35201192A JP H06171034 A JPH06171034 A JP H06171034A
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- JP
- Japan
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- film
- ethylene
- packaging material
- barrier property
- alcohol copolymer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 酸化ケイ素蒸着基材としてエチレン−ビニル
アルコール共重合体フィルムを使用した光透過性包装材
料をレトルト殺菌処理した場合でも、酸素バリヤ性と水
蒸気バリヤー性とが低下しないようにする。 【構成】 シーラントフィルム1、酸化ケイ素蒸着層2
を形成したエチレン−ビニルアルコール共重合体フィル
ム、及びナイロンフィルム4を順次積層する。この場
合、ナイロンフィルムとしては延伸した6−ナイロンフ
ィルム又は6,6−ナイロンフィルムを使用することが
好ましい。
アルコール共重合体フィルムを使用した光透過性包装材
料をレトルト殺菌処理した場合でも、酸素バリヤ性と水
蒸気バリヤー性とが低下しないようにする。 【構成】 シーラントフィルム1、酸化ケイ素蒸着層2
を形成したエチレン−ビニルアルコール共重合体フィル
ム、及びナイロンフィルム4を順次積層する。この場
合、ナイロンフィルムとしては延伸した6−ナイロンフ
ィルム又は6,6−ナイロンフィルムを使用することが
好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブドウ糖液、生理的
食塩水などの輸液剤を包装、保存するために適した光透
過性包装材料に関する。より詳しくは、酸素バリヤー性
及び水蒸気バリヤー性に優れ、しかもレトルト殺菌処理
可能な透明な輸液剤用包装材料に関する。
食塩水などの輸液剤を包装、保存するために適した光透
過性包装材料に関する。より詳しくは、酸素バリヤー性
及び水蒸気バリヤー性に優れ、しかもレトルト殺菌処理
可能な透明な輸液剤用包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】内容物の保存性に優れた従来の包装材料
としては、基材としてのポリエステルフィルム、酸素及
び水蒸気のバリヤー層としてのアルミ箔もしくはアルミ
蒸着膜及びヒートシールのための熱可塑性樹脂フィルム
が順次積層された包装材料が知られている。
としては、基材としてのポリエステルフィルム、酸素及
び水蒸気のバリヤー層としてのアルミ箔もしくはアルミ
蒸着膜及びヒートシールのための熱可塑性樹脂フィルム
が順次積層された包装材料が知られている。
【0003】しかし、このようなアルミ箔もしくはアル
ミ蒸着膜を利用した包装材料は、包装材料の製造コスト
に占めるアルミ箔もしくはアルミ蒸着膜の割合が高いと
いう問題があった。また、このような包装材料を焼却処
理すると、アルミニウムが塊となってしまい、処理物と
して残ってしまうという問題があった。更に、アルミは
透明ではないので、内容物の確認ができないという問題
もあった。加えて、アルミ自身が金属であるため、金属
異物の有無を調べるための金属探知機を有効に使用でき
ないという問題もあった。
ミ蒸着膜を利用した包装材料は、包装材料の製造コスト
に占めるアルミ箔もしくはアルミ蒸着膜の割合が高いと
いう問題があった。また、このような包装材料を焼却処
理すると、アルミニウムが塊となってしまい、処理物と
して残ってしまうという問題があった。更に、アルミは
透明ではないので、内容物の確認ができないという問題
もあった。加えて、アルミ自身が金属であるため、金属
異物の有無を調べるための金属探知機を有効に使用でき
ないという問題もあった。
【0004】このため、酸素及び水蒸気バリヤー性があ
り、しかも透明性に優れ、金属探知機も適用でき、アル
ミのような排気物の問題もない包装材料として、ポリエ
チレンテレフタレートフィルムに酸化ケイ素膜を蒸着し
た輸液剤用包装材料が提案されている(実開平1−19
8640号公報、特開平3−4870号公報)。
り、しかも透明性に優れ、金属探知機も適用でき、アル
ミのような排気物の問題もない包装材料として、ポリエ
チレンテレフタレートフィルムに酸化ケイ素膜を蒸着し
た輸液剤用包装材料が提案されている(実開平1−19
8640号公報、特開平3−4870号公報)。
【0005】しかしながら、酸化ケイ素蒸着基材として
一般的であるが酸素バリヤー性が比較的低いポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを使用した場合には、高い酸
素バリヤー性が必要な包装材料としては使用できないと
いう問題があった。この問題は、酸化ケイ素蒸着膜の厚
みを1500〜1800オングストロームとすることで
解決できるが、このような厚みの酸化ケイ素蒸着膜は、
かなり黄色味を帯び、透明性が低下するという問題が生
じた。また、柔軟性も低下するという問題も生じた。
一般的であるが酸素バリヤー性が比較的低いポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを使用した場合には、高い酸
素バリヤー性が必要な包装材料としては使用できないと
いう問題があった。この問題は、酸化ケイ素蒸着膜の厚
みを1500〜1800オングストロームとすることで
解決できるが、このような厚みの酸化ケイ素蒸着膜は、
かなり黄色味を帯び、透明性が低下するという問題が生
じた。また、柔軟性も低下するという問題も生じた。
【0006】この酸素バリヤー性と透明性の問題を解決
するために、酸化ケイ素蒸着基材として、それ自身の酸
素バリヤー性がポリエチレンテレフタレートフィルムに
比べて格段に優れているエチレン−ビニルアルコール共
重合体フィルムを使用することが提案されている。
するために、酸化ケイ素蒸着基材として、それ自身の酸
素バリヤー性がポリエチレンテレフタレートフィルムに
比べて格段に優れているエチレン−ビニルアルコール共
重合体フィルムを使用することが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体フィルムは、耐水性が十
分でないために、レトルト殺菌処理の高温高湿雰囲気に
晒されると、酸素バリヤー性が大きく低下するという問
題があった。このため、エチレン−ビニルアルコール共
重合体フィルム上にポリエチレンテレフタレートフィル
ムを積層して、レトルト殺菌処理時の高温高湿雰囲気か
らエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを保護
することが試みられたが、レトルト殺菌処理により、ポ
リエチレンテレフタレートフィルムを通して水分が浸透
してエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムが膨
潤し、酸化ケイ素蒸着層にクラックが発生したり、ポリ
エチレンテレフタレートフィルムとエチレン−ビニルア
ルコール共重合体フィルムとが剥離したりするという問
題があった。
ン−ビニルアルコール共重合体フィルムは、耐水性が十
分でないために、レトルト殺菌処理の高温高湿雰囲気に
晒されると、酸素バリヤー性が大きく低下するという問
題があった。このため、エチレン−ビニルアルコール共
重合体フィルム上にポリエチレンテレフタレートフィル
ムを積層して、レトルト殺菌処理時の高温高湿雰囲気か
らエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを保護
することが試みられたが、レトルト殺菌処理により、ポ
リエチレンテレフタレートフィルムを通して水分が浸透
してエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムが膨
潤し、酸化ケイ素蒸着層にクラックが発生したり、ポリ
エチレンテレフタレートフィルムとエチレン−ビニルア
ルコール共重合体フィルムとが剥離したりするという問
題があった。
【0008】この発明は、以上のような従来技術の問題
点を解決しようとするものであり、酸化ケイ素蒸着基材
としてエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを
使用した場合に、光透過性を保持したままレトルト殺菌
処理が可能となるようにすることを目的とする。
点を解決しようとするものであり、酸化ケイ素蒸着基材
としてエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを
使用した場合に、光透過性を保持したままレトルト殺菌
処理が可能となるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明者らは、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体フィルム上に、レトルト
殺菌処理時の雰囲気からエチレン−ビニルアルコール共
重合体フィルムを保護するための保護層としてナイロン
フィルムを積層することにより上述の目的が達成できる
ことを見出し、この発明を完成させるに至った。
ン−ビニルアルコール共重合体フィルム上に、レトルト
殺菌処理時の雰囲気からエチレン−ビニルアルコール共
重合体フィルムを保護するための保護層としてナイロン
フィルムを積層することにより上述の目的が達成できる
ことを見出し、この発明を完成させるに至った。
【0010】即ち、この発明は、シーラントフィルム、
酸化ケイ素蒸着層が形成されたエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体フィルム、及びナイロンフィルムが順次積
層されてなる光透過性包装材料を提供する。
酸化ケイ素蒸着層が形成されたエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体フィルム、及びナイロンフィルムが順次積
層されてなる光透過性包装材料を提供する。
【0011】以下、この発明を図面に基づいて詳細に説
明する。なお、図において同じ番号は同じ又は同等の構
成要素を示している。
明する。なお、図において同じ番号は同じ又は同等の構
成要素を示している。
【0012】図1は、この発明の光透過性包装材料の断
面図であり、シーラントフィルム1、酸化ケイ素蒸着層
2が形成されたエチレン−ビニルアルコール共重合体フ
ィルム3、及びナイロンフィルム4から構成されてお
り、これらはいずれも光透過性の高い材料から形成され
ている。
面図であり、シーラントフィルム1、酸化ケイ素蒸着層
2が形成されたエチレン−ビニルアルコール共重合体フ
ィルム3、及びナイロンフィルム4から構成されてお
り、これらはいずれも光透過性の高い材料から形成され
ている。
【0013】この発明において、シーラントフィルム1
は、この発明の光透過性包装材料を例えばレトルトパウ
チに成型する際にヒートシールするための層であり、輸
液剤などの内容物に影響を与えないヒートシール性熱可
塑性樹脂を好ましく使用することができる。このような
ヒートシール性熱可塑性樹脂としては、従来から用いら
れているものと同様のもの、例えば直鎖状低密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン等を使用することができる。ま
た、シーラントフィルム1の厚みは、特に限定されず、
必要に応じて適宜決定することができる。
は、この発明の光透過性包装材料を例えばレトルトパウ
チに成型する際にヒートシールするための層であり、輸
液剤などの内容物に影響を与えないヒートシール性熱可
塑性樹脂を好ましく使用することができる。このような
ヒートシール性熱可塑性樹脂としては、従来から用いら
れているものと同様のもの、例えば直鎖状低密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン等を使用することができる。ま
た、シーラントフィルム1の厚みは、特に限定されず、
必要に応じて適宜決定することができる。
【0014】酸化ケイ素蒸着層2は、酸素バリヤー性と
水蒸気バリヤー性を輸液剤用包装材料に付与するための
層であり、その組成は、一酸化ケイ素を主体とする一般
式SixOy(xは1又は2であり、yは0、1、2又
は3である)で表されるケイ素化合物の混合物となって
いる。この酸化ケイ素蒸着層2は常法により形成するこ
とができ、後述するエチレン−ポリビニルアルコール共
重合体フィルム3上に、例えば、真空蒸着法、イオンプ
レーティング法、スパッタリング法、プラズマ蒸着法或
いはCVD法等により、好ましくはコストメリットの大
きい真空蒸着法により形成することができる。
水蒸気バリヤー性を輸液剤用包装材料に付与するための
層であり、その組成は、一酸化ケイ素を主体とする一般
式SixOy(xは1又は2であり、yは0、1、2又
は3である)で表されるケイ素化合物の混合物となって
いる。この酸化ケイ素蒸着層2は常法により形成するこ
とができ、後述するエチレン−ポリビニルアルコール共
重合体フィルム3上に、例えば、真空蒸着法、イオンプ
レーティング法、スパッタリング法、プラズマ蒸着法或
いはCVD法等により、好ましくはコストメリットの大
きい真空蒸着法により形成することができる。
【0015】酸化ケイ素蒸着層2の厚みは、酸素バリヤ
ー性や水蒸気バリヤー性、更に柔軟性等を考慮すると、
一般には400〜1000オングストローム、好ましく
は500〜800オングストロームである。
ー性や水蒸気バリヤー性、更に柔軟性等を考慮すると、
一般には400〜1000オングストローム、好ましく
は500〜800オングストロームである。
【0016】エチレン−ビニルアルコール共重合体フィ
ルム3は、それ自身比較的高い酸素バリヤー性を有し、
前述の酸化ケイ素蒸着層2の酸素バリヤー性を補強し、
且つ酸化ケイ素蒸着層2の蒸着基材として用いられてい
る。
ルム3は、それ自身比較的高い酸素バリヤー性を有し、
前述の酸化ケイ素蒸着層2の酸素バリヤー性を補強し、
且つ酸化ケイ素蒸着層2の蒸着基材として用いられてい
る。
【0017】この発明で使用するエチレン−ビニルアル
コール共重合体フィルムとしては、エチレンユニット2
0〜60モル%とビニルアルコールユニット80〜40
モル%とからなるものを使用することが好ましい。ま
た、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム3の
厚みは使用目的により異なるが、一般には10〜100
μmである。
コール共重合体フィルムとしては、エチレンユニット2
0〜60モル%とビニルアルコールユニット80〜40
モル%とからなるものを使用することが好ましい。ま
た、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム3の
厚みは使用目的により異なるが、一般には10〜100
μmである。
【0018】ナイロンフィルム4は、レトルト殺菌処理
時の高温高湿雰囲気からエチレン−ビニルアルコール共
重合体フィルム3を保護するための層である。一般的に
ナイロンは透湿性があるが柔軟性に優れているので、ナ
イロンフィルム4はエチレン−ビニルアルコール共重合
体フィルム3の膨潤、収縮に十分に追随でき、剥離しに
くいものとなっている。このようなナイロンフィルム4
としては、耐熱性の種々のナイロン類を用いることがで
き、例えば6−ナイロンあるいは6,6−ナイロンなど
の延伸フィルムを好ましく使用することができる。ま
た、その厚みは、使用目的により異なるが、一般的には
10〜100μmとすることが好ましい。
時の高温高湿雰囲気からエチレン−ビニルアルコール共
重合体フィルム3を保護するための層である。一般的に
ナイロンは透湿性があるが柔軟性に優れているので、ナ
イロンフィルム4はエチレン−ビニルアルコール共重合
体フィルム3の膨潤、収縮に十分に追随でき、剥離しに
くいものとなっている。このようなナイロンフィルム4
としては、耐熱性の種々のナイロン類を用いることがで
き、例えば6−ナイロンあるいは6,6−ナイロンなど
の延伸フィルムを好ましく使用することができる。ま
た、その厚みは、使用目的により異なるが、一般的には
10〜100μmとすることが好ましい。
【0019】この発明の光透過性包装材料は常法により
製造することができ、例えば、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体フィルム上に酸化ケイ素蒸層を真空蒸着法
により形成し、エチレン−ビニルアルコール共重合体フ
ィルムの酸化ケイ素蒸着層側にシーラントフィルムを通
常の接着剤を用いるドライラミネート法により積層し、
反対面にナイロンフィルムをドライラミネート法により
積層することにより製造することができる。
製造することができ、例えば、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体フィルム上に酸化ケイ素蒸層を真空蒸着法
により形成し、エチレン−ビニルアルコール共重合体フ
ィルムの酸化ケイ素蒸着層側にシーラントフィルムを通
常の接着剤を用いるドライラミネート法により積層し、
反対面にナイロンフィルムをドライラミネート法により
積層することにより製造することができる。
【0020】このようにして得られる光透過性包装材料
は、レトルト殺菌が可能であり、適当な形態、例えば袋
状に成形して従来と同様に使用することができる。
は、レトルト殺菌が可能であり、適当な形態、例えば袋
状に成形して従来と同様に使用することができる。
【0021】
【作用】この発明のレトルト殺菌可能な光透過性包装材
料においては、エチレン−ビニルアルコール共重合体フ
ィルムに酸化ケイ素蒸着層が形成されているので、酸素
バリヤー性と水蒸気バリヤー性を実現することが可能と
なる。しかも、エチレン−ビニルアルコール共重合体フ
ィルム上に柔軟性に優れているナイロンフィルムを積層
するので、エチレンビニルアルコール共重合体フィルム
がレトルト殺菌処理時に膨潤又は収縮しても、それに追
随できる。従ってレトルト殺菌処理時の高温高湿雰囲気
からエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを保
護することが可能となる。
料においては、エチレン−ビニルアルコール共重合体フ
ィルムに酸化ケイ素蒸着層が形成されているので、酸素
バリヤー性と水蒸気バリヤー性を実現することが可能と
なる。しかも、エチレン−ビニルアルコール共重合体フ
ィルム上に柔軟性に優れているナイロンフィルムを積層
するので、エチレンビニルアルコール共重合体フィルム
がレトルト殺菌処理時に膨潤又は収縮しても、それに追
随できる。従ってレトルト殺菌処理時の高温高湿雰囲気
からエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを保
護することが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、この発明を実施例により具体的に説明
する。
する。
【0023】実施例1 厚さ15μmのエチレン−ビニルアルコール共重合体フ
ィルム(エバール−RT、株式会社クラレ製)の片面
に、真空蒸着法で400オングストロームの厚さに酸化
ケイ素層を形成した。
ィルム(エバール−RT、株式会社クラレ製)の片面
に、真空蒸着法で400オングストロームの厚さに酸化
ケイ素層を形成した。
【0024】酸化ケイ素層上に、厚さ80μmの直鎖状
低密度ポリエチレン(UB−3C、タマポリ株式会社
製)を、2液性接着剤(A−515、武田薬品工業株式
会社製)を用いてドライラミネートした。
低密度ポリエチレン(UB−3C、タマポリ株式会社
製)を、2液性接着剤(A−515、武田薬品工業株式
会社製)を用いてドライラミネートした。
【0025】更に、酸化ケイ素層が形成されていないエ
チレン−ビニルアルコール共重合体フィルム表面に、2
液性接着剤(A−515、武田薬品工業株式会社製)を
用いて厚さ15μmのナイロンフィルムをドライラミネ
ートすることによりこの発明の光透過性包装材料を製造
した。この包装材料のレトルト殺菌処理前の酸素バリヤ
ー性と水蒸気バリヤー性とを表1に示す。
チレン−ビニルアルコール共重合体フィルム表面に、2
液性接着剤(A−515、武田薬品工業株式会社製)を
用いて厚さ15μmのナイロンフィルムをドライラミネ
ートすることによりこの発明の光透過性包装材料を製造
した。この包装材料のレトルト殺菌処理前の酸素バリヤ
ー性と水蒸気バリヤー性とを表1に示す。
【0026】次に、この光透過性包装材料のナイロンフ
ィルムが外表面になるように袋を形成し、中に水を封入
して包装体を製造した。この包装体に対し105℃で4
0分というレトルト殺菌処理を施した。その結果、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体フィルムとナイロンフ
ィルムとは剥離しなかった。また、この包装体のレトル
ト処理後の酸素バリヤー性と水蒸気バリヤー性の測定結
果を表1に示す。
ィルムが外表面になるように袋を形成し、中に水を封入
して包装体を製造した。この包装体に対し105℃で4
0分というレトルト殺菌処理を施した。その結果、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体フィルムとナイロンフ
ィルムとは剥離しなかった。また、この包装体のレトル
ト処理後の酸素バリヤー性と水蒸気バリヤー性の測定結
果を表1に示す。
【0027】この場合、水蒸気バリヤー性に関しては透
湿度(WVTR,g/m2・day・atm)を、大気
圧下、40℃、100%RHという条件で、透湿度試験
機(PERMATRAN−W TWIN,MODERN
CONTROLS,INC製)を用いて測定した。ま
た、酸素バリヤー性に関しては酸素透過率(O2TR,
cc/m2・day・atm)を、OX−TRAN10
/50A(MODERN CONTROLS,INC
製)を用いて、大気圧下、25℃、100%RHという
条件で測定した。
湿度(WVTR,g/m2・day・atm)を、大気
圧下、40℃、100%RHという条件で、透湿度試験
機(PERMATRAN−W TWIN,MODERN
CONTROLS,INC製)を用いて測定した。ま
た、酸素バリヤー性に関しては酸素透過率(O2TR,
cc/m2・day・atm)を、OX−TRAN10
/50A(MODERN CONTROLS,INC
製)を用いて、大気圧下、25℃、100%RHという
条件で測定した。
【0028】
【表1】 実施例1 比較例1 比較例2 酸素バリヤー性 レトルト処理前 0.02 0.04 0.01 レトルト処理後 0.16 1.03 1.03 水蒸気バリヤー性 レトルト処理前 0.01 0.01 0.02 レトルト処理後 0.11 1.28 1.09 表1から明らかなように、この実施例の包装材料は、レ
トルト殺菌処理前後で酸素バリヤー性も水蒸気バリヤー
性も低下せず、優れた耐レトルト殺菌処理性を示した。
トルト殺菌処理前後で酸素バリヤー性も水蒸気バリヤー
性も低下せず、優れた耐レトルト殺菌処理性を示した。
【0029】比較例1 ナイロンフィルムに代えて、厚さ12μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(500、ダイヤホイル株式
会社製)を用いる以外は実施例1と同様に光透過性包装
材料を製造し、更に包装体を製造した。これらについて
実施例1と同様にレトルト殺菌処理したところ、ポリエ
チレンテレフタレートフィルムがエチレン−ビニルアル
コール共重合体フィルムがら剥離してしまった。また、
レトルト殺菌処理前後で酸素バリヤー性と水蒸気バリヤ
ー性とについて実施例1と同様に試験し、その結果を表
1に示す。表1から明らかなように、この比較例の包装
材料は特に酸素バリヤー性が大きく低下し、耐レトルト
殺菌処理性に乏しいことがわかった。
ンテレフタレートフィルム(500、ダイヤホイル株式
会社製)を用いる以外は実施例1と同様に光透過性包装
材料を製造し、更に包装体を製造した。これらについて
実施例1と同様にレトルト殺菌処理したところ、ポリエ
チレンテレフタレートフィルムがエチレン−ビニルアル
コール共重合体フィルムがら剥離してしまった。また、
レトルト殺菌処理前後で酸素バリヤー性と水蒸気バリヤ
ー性とについて実施例1と同様に試験し、その結果を表
1に示す。表1から明らかなように、この比較例の包装
材料は特に酸素バリヤー性が大きく低下し、耐レトルト
殺菌処理性に乏しいことがわかった。
【0030】比較例2 エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム上の酸化
ケイ素蒸着層にポリエチレンテレフタレートフィルムを
積層し、低密度ポリエチレンをエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体フィルム上に直接設ける以外は比較例1と
同様にして光透過性包装材料を製造し、更に包装体を製
造した。これらについて実施例1と同様にレトルト殺菌
処理したところ、ポリエチレンテレフタレートフィルム
がエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを剥離
してしまった。また、レトルト殺菌処理前後で酸素バリ
ヤー性と水蒸気バリヤー性とについて実施例1と同様に
試験し、その結果を表1に示す。表1から明らかなよう
に、この比較例の包装材料は特に酸素バリヤー性が大き
く低下し、耐レトルト殺菌処理性に乏しいことがわかっ
た。
ケイ素蒸着層にポリエチレンテレフタレートフィルムを
積層し、低密度ポリエチレンをエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体フィルム上に直接設ける以外は比較例1と
同様にして光透過性包装材料を製造し、更に包装体を製
造した。これらについて実施例1と同様にレトルト殺菌
処理したところ、ポリエチレンテレフタレートフィルム
がエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを剥離
してしまった。また、レトルト殺菌処理前後で酸素バリ
ヤー性と水蒸気バリヤー性とについて実施例1と同様に
試験し、その結果を表1に示す。表1から明らかなよう
に、この比較例の包装材料は特に酸素バリヤー性が大き
く低下し、耐レトルト殺菌処理性に乏しいことがわかっ
た。
【0031】
【発明の効果】この発明の光透過性包装材料は、酸化ケ
イ素蒸着基材としてエチレン−ポリビニルアルコール共
重合体フィルムを使用し、更にナイロンフィルムを積層
しているので、酸素バリヤー性と水蒸気バリヤー性とを
低下させずにレトルト殺菌処理ができる。
イ素蒸着基材としてエチレン−ポリビニルアルコール共
重合体フィルムを使用し、更にナイロンフィルムを積層
しているので、酸素バリヤー性と水蒸気バリヤー性とを
低下させずにレトルト殺菌処理ができる。
【図1】この発明の光透過性包装材料の断面図である。
1 シーラントフィルム 2 酸化ケイ素蒸着層 3 エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム 4 ナイロンフィルム
Claims (2)
- 【請求項1】 シーラントフィルム、酸化ケイ素蒸着層
が形成されたエチレン−ビニルアルコール共重合体フィ
ルム、及びナイロンフィルムが順次積層されてなる光透
過性包装材料。 - 【請求項2】 ナイロンフィルムが延伸された6−ナイ
ロンフィルム又は6,6−ナイロンフィルムである請求
項1記載の光透過性包装材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4352011A JPH06171034A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | レトルト殺菌可能な光透過性包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4352011A JPH06171034A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | レトルト殺菌可能な光透過性包装材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06171034A true JPH06171034A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18421171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4352011A Pending JPH06171034A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | レトルト殺菌可能な光透過性包装材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06171034A (ja) |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP4352011A patent/JPH06171034A/ja active Pending
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