JPH06171121A - 熱記録装置 - Google Patents
熱記録装置Info
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- JPH06171121A JPH06171121A JP4328336A JP32833692A JPH06171121A JP H06171121 A JPH06171121 A JP H06171121A JP 4328336 A JP4328336 A JP 4328336A JP 32833692 A JP32833692 A JP 32833692A JP H06171121 A JPH06171121 A JP H06171121A
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- heater
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電源投入の際のウォームアップ動作時とスタン
バイ状態から記録開始時のオーバーシュートを抑える。 【効果】電源投入時またはスタンバイ状態から記録開始
時に、温度制御回路21でサンプリング周期毎にスタンバ
イ温度または転写温度まで転写ドラム1の表面温度をサ
ーミスタ5でモニタし、かつスタンバイ温度または転写
温度までのヒータ4のオン時間を求めてヒータ4をオン
オフし、転写ドラム1の表面温度がスタンバイ温度また
は転写温度に近ずくにつれてヒータ4のオン時間を短く
してヒータ4への電力供給を少なくするように制御する
ことにより、転写ドラム1の表面温度のオーバーシュー
トを抑える。
バイ状態から記録開始時のオーバーシュートを抑える。 【効果】電源投入時またはスタンバイ状態から記録開始
時に、温度制御回路21でサンプリング周期毎にスタンバ
イ温度または転写温度まで転写ドラム1の表面温度をサ
ーミスタ5でモニタし、かつスタンバイ温度または転写
温度までのヒータ4のオン時間を求めてヒータ4をオン
オフし、転写ドラム1の表面温度がスタンバイ温度また
は転写温度に近ずくにつれてヒータ4のオン時間を短く
してヒータ4への電力供給を少なくするように制御する
ことにより、転写ドラム1の表面温度のオーバーシュー
トを抑える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱記録ヘッドに印加する
電気信号に応じて所望の文字または画像を記録用紙上に
記録する熱記録装置に関する。
電気信号に応じて所望の文字または画像を記録用紙上に
記録する熱記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、中間転写媒体を用いることで普通
紙への高品位な記録が可能な熱記録装置の開発が進めら
れている。
紙への高品位な記録が可能な熱記録装置の開発が進めら
れている。
【0003】以下、上記従来の熱記録装置(特開平2ー
187367号公報参照)について図面を参照しながら
説明する。図10は従来の熱記録装置の要部構成図であ
る。図10において、1は転写ドラムで、その表面に設け
られたシリコーンゴム層1Aはアルミ管1Bの外周に形
成されている。また、サーマルヘッド2は複数の発熱素
子列2Aを有しており、インクシート3を介して転写ド
ラム1に対向している。これらサーマルヘッド2および
インクシート3は通常は転写ドラム1より離隔された状
態にあるが、記録を行う際には転写ドラム1に圧接され
る。さらに、ヒータ4は、シリコーンゴム層1Aの表面
に接して設けられたサーミスタ5と温度制御回路6によ
って通電制御され、シリコーンゴム層1Aの表面を転写
可能な温度に加熱保温している。さらに、記録用紙7は
圧接ローラ8と転写ドラム1の間を搬送される。さら
に、メカコントローラ9は転写ドラム1の回転速度やサ
ーマルヘッド2の記録動作を制御する。
187367号公報参照)について図面を参照しながら
説明する。図10は従来の熱記録装置の要部構成図であ
る。図10において、1は転写ドラムで、その表面に設け
られたシリコーンゴム層1Aはアルミ管1Bの外周に形
成されている。また、サーマルヘッド2は複数の発熱素
子列2Aを有しており、インクシート3を介して転写ド
ラム1に対向している。これらサーマルヘッド2および
インクシート3は通常は転写ドラム1より離隔された状
態にあるが、記録を行う際には転写ドラム1に圧接され
る。さらに、ヒータ4は、シリコーンゴム層1Aの表面
に接して設けられたサーミスタ5と温度制御回路6によ
って通電制御され、シリコーンゴム層1Aの表面を転写
可能な温度に加熱保温している。さらに、記録用紙7は
圧接ローラ8と転写ドラム1の間を搬送される。さら
に、メカコントローラ9は転写ドラム1の回転速度やサ
ーマルヘッド2の記録動作を制御する。
【0004】以上のように構成された熱記録装置につい
て、以下その動作を説明する。まず、電源が投入される
と転写ドラム1の表面温度をサーミスタ5でモニタしな
がら記録開始可能温度(転写可能温度より少し低い温
度、以下、スタンバイ温度という)までヒータ4を温度
制御回路6で通電制御するウォームアップ動作を行う。
このウォームアップ動作終了後、記録開始可能状態、す
なわち、記録開始できる状態としてのスタンバイ状態と
なる。
て、以下その動作を説明する。まず、電源が投入される
と転写ドラム1の表面温度をサーミスタ5でモニタしな
がら記録開始可能温度(転写可能温度より少し低い温
度、以下、スタンバイ温度という)までヒータ4を温度
制御回路6で通電制御するウォームアップ動作を行う。
このウォームアップ動作終了後、記録開始可能状態、す
なわち、記録開始できる状態としてのスタンバイ状態と
なる。
【0005】次に、記録指令が入力されると転写ドラム
1の表面を転写温度まで加熱保温する。そして、サーマ
ルヘッド2はインクシート3を介して転写ドラム1に圧
接される。さらに、サーマルヘッド2は記録信号に応じ
てインクシート3上に塗布されているインクを溶融す
る。このとき、インクは溶融状態のままインクシート3
より剥離され、シリコーンゴム層1Aの表面にインク像
10を形成する。すなわち、インクを溶融状態のままイン
クシート3より剥離する。ここで、インクを溶融剥離す
るのは、シリコーンゴム層1Aの付着力が非常に弱く、
インクが冷却された状態では、インクがシリコーンゴム
層1Aの表面に付着しないからである。そして、圧接ロ
ーラ8を記録用紙7を介して転写ドラム1に圧接するこ
とによりシリコーンゴム層1Aの表面のインク像10が記
録用紙7に転写される。このとき、転写ドラム1の表面
に形成されたシリコーンゴム層1Aは柔軟性を有してい
るため、インク像10は記録用紙7の表面によく倣い忠実
に転写され、鮮明な記録を行うことができる。
1の表面を転写温度まで加熱保温する。そして、サーマ
ルヘッド2はインクシート3を介して転写ドラム1に圧
接される。さらに、サーマルヘッド2は記録信号に応じ
てインクシート3上に塗布されているインクを溶融す
る。このとき、インクは溶融状態のままインクシート3
より剥離され、シリコーンゴム層1Aの表面にインク像
10を形成する。すなわち、インクを溶融状態のままイン
クシート3より剥離する。ここで、インクを溶融剥離す
るのは、シリコーンゴム層1Aの付着力が非常に弱く、
インクが冷却された状態では、インクがシリコーンゴム
層1Aの表面に付着しないからである。そして、圧接ロ
ーラ8を記録用紙7を介して転写ドラム1に圧接するこ
とによりシリコーンゴム層1Aの表面のインク像10が記
録用紙7に転写される。このとき、転写ドラム1の表面
に形成されたシリコーンゴム層1Aは柔軟性を有してい
るため、インク像10は記録用紙7の表面によく倣い忠実
に転写され、鮮明な記録を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、転写ドラム1の表面温度が室温に近いとき
に電源を投入すると、転写ドラム1の表面をスタンバイ
温度まで加熱する際、図11に示すようにサーミスタ5は
時定数(急激な温度変化に対するサーミスタ5の遅れ時
間)を有するため、サーミスタ5で検知した転写ドラム
1の表面がスタンバイ温度になったときにヒータ4をオ
フしても、図12に示すように転写ドラム1の表面温度T
がスタンバイ温度よりも温度Taだけ高くなってオーバ
ーシュートしてしまう。さらに、ヒータ4をオフしたと
き、図13に示す転写ドラム1の内側の温度T1 と外側の
温度T2 に温度差(T1 >T2 )が生じており、内側の
温度T1 と外側の温度T2 に温度差がなくなるまで(T
1 =T2 まで)、外側の温度T2 が上昇してくる。この
ため、図12のt1時間(オーバーシュートした転写ドラ
ム1の表面温度が再びスタンバイ温度まで低下する時
間)だけ待って、記録動作を開始しなければならないと
いう問題を有していた。
の構成では、転写ドラム1の表面温度が室温に近いとき
に電源を投入すると、転写ドラム1の表面をスタンバイ
温度まで加熱する際、図11に示すようにサーミスタ5は
時定数(急激な温度変化に対するサーミスタ5の遅れ時
間)を有するため、サーミスタ5で検知した転写ドラム
1の表面がスタンバイ温度になったときにヒータ4をオ
フしても、図12に示すように転写ドラム1の表面温度T
がスタンバイ温度よりも温度Taだけ高くなってオーバ
ーシュートしてしまう。さらに、ヒータ4をオフしたと
き、図13に示す転写ドラム1の内側の温度T1 と外側の
温度T2 に温度差(T1 >T2 )が生じており、内側の
温度T1 と外側の温度T2 に温度差がなくなるまで(T
1 =T2 まで)、外側の温度T2 が上昇してくる。この
ため、図12のt1時間(オーバーシュートした転写ドラ
ム1の表面温度が再びスタンバイ温度まで低下する時
間)だけ待って、記録動作を開始しなければならないと
いう問題を有していた。
【0007】また、図14に示すようにスタンバイ状態の
とき、記録指令が入力されると転写ドラム1の表面を転
写温度までヒータ4をオンするが、同様にサーミスタ5
の時定数と転写ドラム1の保温力の関係から転写温度よ
りも温度Tbだけ高くなってオーバーシュートが発生し
てしまう。このとき、図15に示す記録用紙7とシリコー
ンゴム層1Aのインク像10に対する付着力とインク像10
の凝集力の関係から分かるように、インク像10の凝集力
がインク像10のシリコーンゴム層1Aに対する付着力よ
り小さくなったとき、すなわち、図16のT2 の時点で転
写を行うと、図15に示すようにインク像10がシリコーン
ゴム層1Aの付着力により完全に記録用紙7に転写でき
ず、シリコーンゴム層1Aにインク像10が残ってしま
う。このため図14のt2 時間(オーバーシュートした転
写ドラム1の表面温度が再び転写温度まで低下する時
間)だけ待って、画信号を入力しなければならないとい
う問題を有していた。
とき、記録指令が入力されると転写ドラム1の表面を転
写温度までヒータ4をオンするが、同様にサーミスタ5
の時定数と転写ドラム1の保温力の関係から転写温度よ
りも温度Tbだけ高くなってオーバーシュートが発生し
てしまう。このとき、図15に示す記録用紙7とシリコー
ンゴム層1Aのインク像10に対する付着力とインク像10
の凝集力の関係から分かるように、インク像10の凝集力
がインク像10のシリコーンゴム層1Aに対する付着力よ
り小さくなったとき、すなわち、図16のT2 の時点で転
写を行うと、図15に示すようにインク像10がシリコーン
ゴム層1Aの付着力により完全に記録用紙7に転写でき
ず、シリコーンゴム層1Aにインク像10が残ってしま
う。このため図14のt2 時間(オーバーシュートした転
写ドラム1の表面温度が再び転写温度まで低下する時
間)だけ待って、画信号を入力しなければならないとい
う問題を有していた。
【0008】さらに、図16の転写温度の下限温度以上上
限温度以下の範囲で転写を行うと、図17に示すようにイ
ンク像10を記録用紙7に完全に転写させることができ
る。ここで、スタンバイ状態のときの温度を記録時の温
度より少し下げているのは、ヒータ4による消費電力を
抑えるためである。
限温度以下の範囲で転写を行うと、図17に示すようにイ
ンク像10を記録用紙7に完全に転写させることができ
る。ここで、スタンバイ状態のときの温度を記録時の温
度より少し下げているのは、ヒータ4による消費電力を
抑えるためである。
【0009】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、電源投入の際のウォームアップ動作時とスタンバイ
状態から記録開始時のオーバーシュートを抑えることが
できる熱記録装置を提供することを目的とする。
で、電源投入の際のウォームアップ動作時とスタンバイ
状態から記録開始時のオーバーシュートを抑えることが
できる熱記録装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の熱記録装置は、中間転写媒体の表面を所定の
温度に加熱保温するヒータと、前記中間転写媒体の表面
温度を検知する温度検知手段と、インクシートを介して
前記中間転写媒体に圧接するとともに前記インクシート
を加熱することで前記中間転写媒体上にインク像を形成
する熱記録ヘッドと、前記中間転写媒体に形成された前
記インク像を前記記録用紙に転写する転写手段と、前記
中間転写媒体の表面を所定の温度まで加熱保温する際、
前記中間転写媒体の表面温度が前記所定温度に近ずくに
つれて前記ヒータへの電力供給を少なくするように制御
する温度制御手段とを備えたものである。
に本発明の熱記録装置は、中間転写媒体の表面を所定の
温度に加熱保温するヒータと、前記中間転写媒体の表面
温度を検知する温度検知手段と、インクシートを介して
前記中間転写媒体に圧接するとともに前記インクシート
を加熱することで前記中間転写媒体上にインク像を形成
する熱記録ヘッドと、前記中間転写媒体に形成された前
記インク像を前記記録用紙に転写する転写手段と、前記
中間転写媒体の表面を所定の温度まで加熱保温する際、
前記中間転写媒体の表面温度が前記所定温度に近ずくに
つれて前記ヒータへの電力供給を少なくするように制御
する温度制御手段とを備えたものである。
【0011】また、本発明の熱記録装置は、中間転写媒
体の表面を所定の温度にするためのヒータと、前記中間
転写媒体の表面温度を検知する温度検知手段と、インク
シートを介して前記中間転写媒体に圧接されるとともに
前記インクシートを加熱することで前記中間転写媒体上
にインク像を形成する熱記録ヘッドと、前記中間転写媒
体に記録用紙を介して圧接することで前記中間転写媒体
上に形成された前記インク像を前記記録用紙に転写する
転写ローラと、前記中間転写媒体に前記転写ローラを圧
接する位置に前記記録用紙が到達した時に前記転写ロー
ラを前記中間転写媒体に圧接するタイミングを制御する
タイミング制御手段を備えたものである。
体の表面を所定の温度にするためのヒータと、前記中間
転写媒体の表面温度を検知する温度検知手段と、インク
シートを介して前記中間転写媒体に圧接されるとともに
前記インクシートを加熱することで前記中間転写媒体上
にインク像を形成する熱記録ヘッドと、前記中間転写媒
体に記録用紙を介して圧接することで前記中間転写媒体
上に形成された前記インク像を前記記録用紙に転写する
転写ローラと、前記中間転写媒体に前記転写ローラを圧
接する位置に前記記録用紙が到達した時に前記転写ロー
ラを前記中間転写媒体に圧接するタイミングを制御する
タイミング制御手段を備えたものである。
【0012】
【作用】上記構成により、電源投入後のウォームアップ
動作またはスタンバイ状態から記録開始時、中間転写媒
体の表面温度がスタンバイ温度または転写温度などの所
定温度に近ずくにつれてヒータのオン時間を短くするな
どヒータへの電力供給を少なくするので、中間転写媒体
の表面温度のオーバーシュートが抑えられてウォームア
ップ時間または記録開始から画信号入力までの時間が短
縮される。また、転写ローラを中間転写媒体に記録用紙
を介して圧接することで中間転写媒体表面上の温度を低
下させてオーバーシュート分の温度が転写ローラに吸収
されるので、中間転写媒体表面の温度は高くなりすぎず
中間転写媒体表面上に形成されたインク像は記録用紙に
完全に転写される。
動作またはスタンバイ状態から記録開始時、中間転写媒
体の表面温度がスタンバイ温度または転写温度などの所
定温度に近ずくにつれてヒータのオン時間を短くするな
どヒータへの電力供給を少なくするので、中間転写媒体
の表面温度のオーバーシュートが抑えられてウォームア
ップ時間または記録開始から画信号入力までの時間が短
縮される。また、転写ローラを中間転写媒体に記録用紙
を介して圧接することで中間転写媒体表面上の温度を低
下させてオーバーシュート分の温度が転写ローラに吸収
されるので、中間転写媒体表面の温度は高くなりすぎず
中間転写媒体表面上に形成されたインク像は記録用紙に
完全に転写される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。なお、従来例と同一の作用効果を奏す
るものには同一の符号を付してその説明を省略する。
ながら説明する。なお、従来例と同一の作用効果を奏す
るものには同一の符号を付してその説明を省略する。
【0014】図1は本発明の第1の実施例における熱記
録装置の要部構成図である。図1において、中間転写媒
体としてのシリコーンゴム層1Aの表面温度を検知する
温度検知手段としてのサーミスタ5が接続される温度制
御手段21はヒータ4に接続され、シリコーンゴム層1A
の表面を所定温度(スタンバイ温度または転写温度)ま
で加熱保温する際、転写ドラム1のシリコーンゴム層1
A表面の温度が所定温度に近ずくにつれてヒータ4への
電力供給を少なくするように制御する構成である。
録装置の要部構成図である。図1において、中間転写媒
体としてのシリコーンゴム層1Aの表面温度を検知する
温度検知手段としてのサーミスタ5が接続される温度制
御手段21はヒータ4に接続され、シリコーンゴム層1A
の表面を所定温度(スタンバイ温度または転写温度)ま
で加熱保温する際、転写ドラム1のシリコーンゴム層1
A表面の温度が所定温度に近ずくにつれてヒータ4への
電力供給を少なくするように制御する構成である。
【0015】以上のように構成された熱記録装置につい
て、以下、その動作を説明する。まず、装置が十分に室
温状態の時、電源が投入されると転写ドラム1の表面を
スタンバイ温度に加熱保温するためにヒータ4の加熱を
開始する。このとき、図2に示すサンプリング周期
(t、t+1、・・・・t+n)で転写ドラム1の表面
温度のサンプリングを行いながら、各サンプリング周期
毎に次の(数1)式、(数2)式の処理を行う。
て、以下、その動作を説明する。まず、装置が十分に室
温状態の時、電源が投入されると転写ドラム1の表面を
スタンバイ温度に加熱保温するためにヒータ4の加熱を
開始する。このとき、図2に示すサンプリング周期
(t、t+1、・・・・t+n)で転写ドラム1の表面
温度のサンプリングを行いながら、各サンプリング周期
毎に次の(数1)式、(数2)式の処理を行う。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】 上記の(数1)式の処理により、各サンプリング周期で
の一定時間における転写ドラム1の表面温度の温度上昇
量ΔTが求められる。この(数1)式で求められた温度
上昇量ΔTを基に上記の(数2)式の処理でスタンバイ
温度までのヒータ4のオン時間Δtを求める。ここで、
求められたオン時間Δtよりヒータ4のオン時間テーブ
ル(図3のa、b、c、d)よりヒータ4のオン時間を
参照してヒータ4をオンする。これら一連の動作をサン
プリング周期毎に行い、ヒータ4のオン時間Δtが1サ
ンプリング周期以内(1サンプリング周期≧Δt)にな
ったとき、オン時間Δt経過後、ヒータ4をオフするこ
とにより図4に示すように転写ドラム1の表面温度Tの
オーバーシュートが少なくなりウォームアップ時間t11
が短くなる。そして、装置はスタンバイ状態になる。す
なわち、転写ドラム1の表面温度Tがスタンバイ温度に
近ずくにつれてヒータ4のオン時間を徐々に少なくする
ことによりオーバーシュートを抑えたウォームアップ動
作を行うことができる。
の一定時間における転写ドラム1の表面温度の温度上昇
量ΔTが求められる。この(数1)式で求められた温度
上昇量ΔTを基に上記の(数2)式の処理でスタンバイ
温度までのヒータ4のオン時間Δtを求める。ここで、
求められたオン時間Δtよりヒータ4のオン時間テーブ
ル(図3のa、b、c、d)よりヒータ4のオン時間を
参照してヒータ4をオンする。これら一連の動作をサン
プリング周期毎に行い、ヒータ4のオン時間Δtが1サ
ンプリング周期以内(1サンプリング周期≧Δt)にな
ったとき、オン時間Δt経過後、ヒータ4をオフするこ
とにより図4に示すように転写ドラム1の表面温度Tの
オーバーシュートが少なくなりウォームアップ時間t11
が短くなる。そして、装置はスタンバイ状態になる。す
なわち、転写ドラム1の表面温度Tがスタンバイ温度に
近ずくにつれてヒータ4のオン時間を徐々に少なくする
ことによりオーバーシュートを抑えたウォームアップ動
作を行うことができる。
【0018】次に、スタンバイ状態のときに記録指令が
入力されると、転写ドラム1の表面温度Tを転写温度に
加熱保温するためにヒータ4の加熱を開始する。このと
き、図2に示すサンプリング周期(t、t+1、・・・
・t+n)で転写ドラム1の表面温度Tのサンプリング
を行いながら、上記(数1)式、(数2)式の処理を行
うことにより、転写温度までのヒータ4のオン時間Δt
を求める。求められたオン時間Δtよりヒータ4のオン
時間テーブル(図5のa、b、c、d)よりヒータ4の
オン時間を参照してヒータ4をオンする。ここで、図5
のヒータ4のオン時間は図3のヒータ4のオン時間より
短くなっている。これは、スタンバイ温度から転写温度
までの温度差が少ないためである。そして、メカコント
ローラ9によりサーマルヘッド2はインクシート3を介
して転写ドラム1に圧接される。さらに、画信号が入力
されると画信号に応じた記録エネルギーをサーマルヘッ
ド2の各発熱素子2Aに通電制御することでインクシー
ト3上に塗布されているインクを溶融し、シリコーンゴ
ム層1Aの表面にインク像10を形成する。このインク像
10の形成が終了されるとサーマルヘッド2は転写ドラム
1より離隔される。インク像10は矢印の方向に移動さ
れ、圧接ローラ8と転写ドラム1との間で記録用紙7に
転写される。このとき、転写ドラム1の表面の最高温度
は、図6の下限温度以上、上限温度以下の範囲に納まる
ようになっている。また、転写ドラム1の表面に形成さ
れたシリコーンゴム層1Aは柔軟性を有しているため、
インク像10は記録用紙7の紙面によく倣い忠実に転写さ
れ、鮮明な記録を行うことができる。
入力されると、転写ドラム1の表面温度Tを転写温度に
加熱保温するためにヒータ4の加熱を開始する。このと
き、図2に示すサンプリング周期(t、t+1、・・・
・t+n)で転写ドラム1の表面温度Tのサンプリング
を行いながら、上記(数1)式、(数2)式の処理を行
うことにより、転写温度までのヒータ4のオン時間Δt
を求める。求められたオン時間Δtよりヒータ4のオン
時間テーブル(図5のa、b、c、d)よりヒータ4の
オン時間を参照してヒータ4をオンする。ここで、図5
のヒータ4のオン時間は図3のヒータ4のオン時間より
短くなっている。これは、スタンバイ温度から転写温度
までの温度差が少ないためである。そして、メカコント
ローラ9によりサーマルヘッド2はインクシート3を介
して転写ドラム1に圧接される。さらに、画信号が入力
されると画信号に応じた記録エネルギーをサーマルヘッ
ド2の各発熱素子2Aに通電制御することでインクシー
ト3上に塗布されているインクを溶融し、シリコーンゴ
ム層1Aの表面にインク像10を形成する。このインク像
10の形成が終了されるとサーマルヘッド2は転写ドラム
1より離隔される。インク像10は矢印の方向に移動さ
れ、圧接ローラ8と転写ドラム1との間で記録用紙7に
転写される。このとき、転写ドラム1の表面の最高温度
は、図6の下限温度以上、上限温度以下の範囲に納まる
ようになっている。また、転写ドラム1の表面に形成さ
れたシリコーンゴム層1Aは柔軟性を有しているため、
インク像10は記録用紙7の紙面によく倣い忠実に転写さ
れ、鮮明な記録を行うことができる。
【0019】なお、図3および図5のヒータ4のオン時
間テーブルの数は少なくとも1サンプリング周期内で1
つ以上とする。また、転写ドラム1の表面温度の検知手
段としてサーミスタの代わりに熱電対などを使用しても
よい。
間テーブルの数は少なくとも1サンプリング周期内で1
つ以上とする。また、転写ドラム1の表面温度の検知手
段としてサーミスタの代わりに熱電対などを使用しても
よい。
【0020】したがって、ウォームアップ動作またはス
タンバイ状態から記録開始されたとき、サンプリング周
期毎にスタンバイ温度または転写温度までのヒータ4の
オン時間を求め、スタンバイ温度または転写温度に近ず
くにつれてヒータ4のオン時間を少なくしてヒータ4へ
の電力供給を少なくし、図6に示すように表面温度Tの
オーバーシュートは抑制されることになる。
タンバイ状態から記録開始されたとき、サンプリング周
期毎にスタンバイ温度または転写温度までのヒータ4の
オン時間を求め、スタンバイ温度または転写温度に近ず
くにつれてヒータ4のオン時間を少なくしてヒータ4へ
の電力供給を少なくし、図6に示すように表面温度Tの
オーバーシュートは抑制されることになる。
【0021】図7は本発明の第2の実施例を示す熱記録
装置の要部構成図である。図7において、圧接ローラ制
御手段31は圧接ローラ8に接続され、転写ドラム1のシ
リコーンゴム層1Aに転写ローラ8を圧接する位置に記
録用紙7が到達した時に圧接ローラ8を転写ドラム1に
圧接するタイミングを制御する構成である。
装置の要部構成図である。図7において、圧接ローラ制
御手段31は圧接ローラ8に接続され、転写ドラム1のシ
リコーンゴム層1Aに転写ローラ8を圧接する位置に記
録用紙7が到達した時に圧接ローラ8を転写ドラム1に
圧接するタイミングを制御する構成である。
【0022】以上のように構成された熱記録装置につい
て、以下、その動作を説明する。まず、電源が投入され
ると転写ドラム1の表面温度を転写温度まで加熱するた
めにヒータ4をオンする。このとき、図11に示すように
転写ドラム1の表面温度を検知するサーミスタ5は時定
数を有しており、さらに図13に示すように転写ドラム1
の内側の温度T1 と外側の温度T2 は温度差を生じてい
ることから、転写ドラム1の表面温度は図8の温度曲線
aに示すようにオーバーシュートする。そこで、図8の
所定時間t21だけ経過したとき、記録指令を入力すると
メカコントローラ9によりサーマルヘッド2はインクシ
ート3を介して転写ドラム1に圧接される。そして、画
信号が入力されると記録エネルギーをサーマルヘッド2
の各発熱素子2Aに通電制御することでインクシート3
上に塗布されているインクを溶融し、図9のaに示すよ
うにシリコーンゴム層1Aの表面にインク像10を形成す
る。このインク像10の形成が終了するとサーマルヘッド
2は転写ドラム1より離隔され、図9のbに示すように
インク像10は矢印の方向に移動される。シリコーンゴム
層1Aの表面にインク像10が形成された時から一定時間
t22経過後の時点t23で、図9のcに示すように圧接ロ
ーラ制御手段31により圧接ローラ8は記録用紙7を介し
て転写ドラム1に圧接する。これにより、転写ドラム1
の表面のオーバーシュート分の温度が圧接ローラ8に吸
収され、図8の温度曲線bに示すように下限温度以上、
上限温度以下になり、インク像10は図17のように完全に
記録用紙7に転写されることになる。
て、以下、その動作を説明する。まず、電源が投入され
ると転写ドラム1の表面温度を転写温度まで加熱するた
めにヒータ4をオンする。このとき、図11に示すように
転写ドラム1の表面温度を検知するサーミスタ5は時定
数を有しており、さらに図13に示すように転写ドラム1
の内側の温度T1 と外側の温度T2 は温度差を生じてい
ることから、転写ドラム1の表面温度は図8の温度曲線
aに示すようにオーバーシュートする。そこで、図8の
所定時間t21だけ経過したとき、記録指令を入力すると
メカコントローラ9によりサーマルヘッド2はインクシ
ート3を介して転写ドラム1に圧接される。そして、画
信号が入力されると記録エネルギーをサーマルヘッド2
の各発熱素子2Aに通電制御することでインクシート3
上に塗布されているインクを溶融し、図9のaに示すよ
うにシリコーンゴム層1Aの表面にインク像10を形成す
る。このインク像10の形成が終了するとサーマルヘッド
2は転写ドラム1より離隔され、図9のbに示すように
インク像10は矢印の方向に移動される。シリコーンゴム
層1Aの表面にインク像10が形成された時から一定時間
t22経過後の時点t23で、図9のcに示すように圧接ロ
ーラ制御手段31により圧接ローラ8は記録用紙7を介し
て転写ドラム1に圧接する。これにより、転写ドラム1
の表面のオーバーシュート分の温度が圧接ローラ8に吸
収され、図8の温度曲線bに示すように下限温度以上、
上限温度以下になり、インク像10は図17のように完全に
記録用紙7に転写されることになる。
【0023】したがって、電源投入時のウォームアップ
動作によるオーバーシュート発生時、転写ローラ8を転
写ドラム1に圧接するタイミングを制御することで、転
写ドラム1の表面のオーバーシュート分の温度が圧接ロ
ーラ8に吸収されて転写ドラム1の表面温度は高くなり
すぎず、転写ドラム上のインク像10を全て良好に記録用
紙7に転写することができる。
動作によるオーバーシュート発生時、転写ローラ8を転
写ドラム1に圧接するタイミングを制御することで、転
写ドラム1の表面のオーバーシュート分の温度が圧接ロ
ーラ8に吸収されて転写ドラム1の表面温度は高くなり
すぎず、転写ドラム上のインク像10を全て良好に記録用
紙7に転写することができる。
【0024】なお、上記第1および第2の実施例におい
て、シリコーンゴム層1Aの表面にインク像10を形成す
る手段として、サーマルヘッド2およびインクシート3
を用いたが、通電記録ヘッドおよび通電記録シートを用
いてもよい。
て、シリコーンゴム層1Aの表面にインク像10を形成す
る手段として、サーマルヘッド2およびインクシート3
を用いたが、通電記録ヘッドおよび通電記録シートを用
いてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電源投入
時からスタンバイ温度またはスタンバイ温度から転写温
度まで転写ドラムを加熱する際、サンプリング周期毎に
スタンバイ温度または転写温度まで転写ドラムの表面温
度のサンプリングを行い、且つスタンバイ温度または転
写温度までのヒータのオン時間を求めヒータをオンし、
転写ドラムの表面温度がスタンバイ温度または転写温度
に近ずくにつれてヒータ4のオン時間を短くするなどし
てヒータへの電力供給を少なくすることにより、転写ド
ラムの表面のオーバーシュートを抑えることができる。
また、転写ローラを記録用紙を介して転写ドラムに圧接
するタイミングを制御することにより、転写ドラム上の
インク像を記録用紙に完全に転写することができる。
時からスタンバイ温度またはスタンバイ温度から転写温
度まで転写ドラムを加熱する際、サンプリング周期毎に
スタンバイ温度または転写温度まで転写ドラムの表面温
度のサンプリングを行い、且つスタンバイ温度または転
写温度までのヒータのオン時間を求めヒータをオンし、
転写ドラムの表面温度がスタンバイ温度または転写温度
に近ずくにつれてヒータ4のオン時間を短くするなどし
てヒータへの電力供給を少なくすることにより、転写ド
ラムの表面のオーバーシュートを抑えることができる。
また、転写ローラを記録用紙を介して転写ドラムに圧接
するタイミングを制御することにより、転写ドラム上の
インク像を記録用紙に完全に転写することができる。
【図1】本発明の第1の実施例における熱記録装置の要
部構成図
部構成図
【図2】図1の熱記録装置における転写ドラム表面温度
のサンプリングタイミング図
のサンプリングタイミング図
【図3】図1の熱記録装置におけるウォームアップ時の
ヒータ駆動パルス波形図
ヒータ駆動パルス波形図
【図4】図1の熱記録装置における電源投入時からスタ
ンバイ温度までの転写ドラム表面温度の時間応答図
ンバイ温度までの転写ドラム表面温度の時間応答図
【図5】図1の熱記録装置におけるスタンバイ時から記
録開始時のヒータ駆動パルス波形図
録開始時のヒータ駆動パルス波形図
【図6】図1の熱記録装置におけるスタンバイ時から転
写温度までの転写ドラム表面温度の時間応答図
写温度までの転写ドラム表面温度の時間応答図
【図7】本発明の第2の実施例における熱記録装置の要
部構成図
部構成図
【図8】図7の熱記録装置における転写ドラム表面温度
の時間応答図
の時間応答図
【図9】図7の熱記録装置における圧接ローラの圧接タ
イミング図
イミング図
【図10】従来の熱記録装置の要部構成図
【図11】サーミスタの時定数を示す図
【図12】図10の熱記録装置における電源投入時からス
タンバイ温度までの転写ドラム表面温度の時間応答図
タンバイ温度までの転写ドラム表面温度の時間応答図
【図13】図10の熱記録装置における転写ドラム1の断
面拡大図
面拡大図
【図14】図10の熱記録装置におけるスタンバイ時から
転写温度までの転写ドラム表面温度の時間応答図
転写温度までの転写ドラム表面温度の時間応答図
【図15】インク像10の転写部分の一例を示す拡大図
【図16】インク像10の記録用紙7とシリコーンゴム層
1Aに対する付着力および、インク像10の凝集力を示す
図
1Aに対する付着力および、インク像10の凝集力を示す
図
【図17】インク像10の転写部分の他の例を示す拡大図
1 転写ドラム 1A シリコーンゴム層 2 サーマルヘッド 2A 発熱素子列 3 インクシート 4 ヒータ 5 サーミスタ 7 記録用紙 8 圧接ローラ 10 インク像 21 温度制御回路 31 圧接ローラ制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】中間転写媒体の表面を所定の温度に加熱保
温するヒータと、前記中間転写媒体の表面温度を検知す
る温度検知手段と、インクシートを介して前記中間転写
媒体に圧接するとともに前記インクシートを加熱するこ
とで前記中間転写媒体上にインク像を形成する熱記録ヘ
ッドと、前記中間転写媒体に形成された前記インク像を
前記記録用紙に転写する転写手段と、前記中間転写媒体
の表面を所定の温度まで加熱保温する際、前記中間転写
媒体の表面温度が前記所定温度に近ずくにつれて前記ヒ
ータへの電力供給を少なくするように制御する温度制御
手段とを備えた熱記録装置。 - 【請求項2】中間転写媒体の表面を所定の温度にするた
めのヒータと、前記中間転写媒体の表面温度を検知する
温度検知手段と、インクシートを介して前記中間転写媒
体に圧接されるとともに前記インクシートを加熱するこ
とで前記中間転写媒体上にインク像を形成する熱記録ヘ
ッドと、前記中間転写媒体に記録用紙を介して圧接する
ことで前記中間転写媒体上に形成された前記インク像を
前記記録用紙に転写する転写ローラと、前記中間転写媒
体に前記転写ローラを圧接する位置に前記記録用紙が到
達した時に前記転写ローラを前記中間転写媒体に圧接す
るタイミングを制御するタイミング制御手段を備えた熱
記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4328336A JPH06171121A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 熱記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4328336A JPH06171121A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 熱記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06171121A true JPH06171121A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18209101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4328336A Pending JPH06171121A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 熱記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06171121A (ja) |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP4328336A patent/JPH06171121A/ja active Pending
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