JPH06173995A - 倒立型フロントフォークの給油式ダンパー付き緩衝器 - Google Patents

倒立型フロントフォークの給油式ダンパー付き緩衝器

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JPH06173995A
JPH06173995A JP34977792A JP34977792A JPH06173995A JP H06173995 A JPH06173995 A JP H06173995A JP 34977792 A JP34977792 A JP 34977792A JP 34977792 A JP34977792 A JP 34977792A JP H06173995 A JPH06173995 A JP H06173995A
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cylinder
damper
shock absorber
inverted
telescopic cylinder
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Yuji Yokoi
裕治 横井
Yutaka Ueno
豊 上野
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Astemo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相対的に長い伸縮行程を可能とする倒立型フ
ロントフォークの給油式ダンパー付き緩衝器を提供す
る。 【構成】 緩衝器1は内外筒2a,2bからなる伸縮筒
2と懸架ばね3とダンパー4とからなる。このダンパー
4はシリンダ5内に備えたピストン6に連結するピスト
ンロッド6aをロッドガイド部5aから進退する。この
ロッドガイド部5aには一方向性のオイルシール5bを
備える。シリンダ5は伸縮筒2の内径より小さく形成し
てその上部を体積補償用の気室Bとするとともに、この
シリンダ5と上記伸縮筒2とを互いに固定してそれら両
者の上端を閉塞する蓋部材7を備える。シリンダ5の上
記気室Bの側部には孔5dを開設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、倒立型フロントフォー
クの給油式ダンパー付き緩衝器に関し、特に、相対的に
長い伸縮行程を可能とする倒立型フロントフォークの給
油式ダンパー付き緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の倒立型フロントフォーク
の給油式ダンパー付き緩衝器の縦断面図である。従来の
倒立型フロントフォークの給油式ダンパー付き緩衝器5
1は、上下に摺動自在な内外筒52a,52bからなる
倒立型の伸縮筒52と、この伸縮筒52の内部に有って
伸張力を作用する懸架ばね53と、減衰力を作用する倒
立型のダンパー54とからなり、このダンパー54は作
動油をそのシリンダ55内に補充するための一方向性の
オイルシール55bと過剰な作動油をシリンダ55外に
還流するためのオーバーフロー用連通路をなす孔55d
及び溝55eとを備え、ダンパー54の内部の作動油を
常に一定量に保つことができる給油式のダンパーでな
る。
【0003】上記緩衝器51のダンパー54は、油室を
なすシリンダ55内に減衰手段をなすピストン56を摺
動自在に内設し、このピストン56に連結するピストン
ロッド56aを上記シリンダ55の開口端をなすロッド
ガイド部55aから進退する。このロッドガイド部55
aには、上記シリンダ55内の作動油を保持する一方向
性のオイルシール55bを備える。このオイルシール5
5bによって作動油がダンパー54のシリンダ55内に
補充される。
【0004】また、上記ダンパー54のシリンダ55上
部は、体積補償用の大径の気室Bをなし、上記伸縮筒5
2の外筒52bの上端部ににねじ止めされる。上記気室
Bの上端はこの気室Bの蓋をなすフォークボルト57に
よって塞がれ、また気室Bの側部には、孔55dと溝5
5eでなる連通路がシリンダ55の内外を連通する。こ
の連通路を介して、シリンダ55内の作動油の油面がそ
の孔55dの位置を超えた時に、オーバフロー分がシリ
ンダ55外に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記緩
衝器は、所要の伸縮行程長から決定される伸縮摺動部の
上端にダンパー気室部を備えるので、このダンパー気室
部によって緩衝器は相対的に大型とならざるを得ない。
【0006】本発明の目的は、上下に摺動自在な内外筒
からなる倒立型の伸縮筒とこの伸縮筒の内部に有って伸
張力を作用する懸架ばねと減衰力を作用する倒立型のダ
ンパーとからなり、このダンパーは作動油をダンパーの
シリンダ内に補充するための一方向性シールと過剰な作
動油をシリンダ外に還流するためのオーバーフロー用連
通路とを備えてなる給油式ダンパーを備えた倒立型フロ
ントフォークの油圧緩衝器において、所要の伸縮摺動部
を確保した上でコンパクトな倒立型フロントフォークの
給油式ダンパー付き緩衝器を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、上下に摺動自在な内外筒からなる倒立型の伸縮筒と
この伸縮筒の内部に有って伸張力を作用する懸架ばねと
減衰力を作用する倒立型のダンパーとからなり、このダ
ンパーは作動油をダンパーのシリンダ内に補充するため
の一方向性のオイルシールと過剰な作動油をシリンダ外
に還流するための連通路とを備えてなる倒立型フロント
フォークの給油式ダンパー付き緩衝器において、前記油
圧緩衝器のダンパーのシリンダ外径を伸縮筒の内径より
小さく形成するとともに、この伸縮筒と上記シリンダと
を互いに固定してそれらの上端を塞ぐ蓋部材を設けた。
【0008】
【作用】伸縮筒の内径より小径をなすシリンダは、この
シリンダと伸縮筒との間にオーバーフローした作動油の
流路を確保するとともに伸縮筒の内周側に内筒の摺動領
域を確保し、また、伸縮筒とシリンダとを互いに固定し
てそれらの上端を閉塞する蓋部材は、内筒の摺動範囲を
緩衝器の上端にまで拡大する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。
【0010】図1は発明の実施例に係る給油式ダンパー
付き緩衝器の縦断面図、図2は同緩衝器の要部縦断面図
である。
【0011】図1において、発明に係る倒立型フロント
フォークの給油式ダンパー付き緩衝器1は、上下に摺動
自在な内外筒2a,2bからなる倒立型の伸縮筒2とこ
の伸縮筒2の内部に有って伸張力を作用する懸架ばね3
と減衰力を作用する倒立型のダンパー4とからなる。3
aは減衰機能付きのスプリングシートである。
【0012】上記ダンパー4は、油室をなすシリンダ5
内に伸張行程時に作用する減衰手段をなすピストン6を
摺動自在に内設し、このピストン6に連結するピストン
ロッド6aを上記シリンダ5の開口端をなすロッドガイ
ド部5aから進退する。上記ピストンロッド6aと伸縮
筒2の内筒2a側は、図示せぬ車軸を取り付けるブラケ
ットをなす下端部材6bに固設される。
【0013】上記ロッドガイド部5aには、作動油をダ
ンパー4のシリンダ5内に保持するとともにこのシリン
ダ5内に補充するための一方向性のオイルシール5bを
上記ピストンロッド6aに摺動自在に備える。また、ロ
ッドガイド部5aの端部には、上記下端部材6b側に嵌
合当接してオイルロック室Aを形成するためのオイルロ
ック嵌合部5cを備える。
【0014】上記ダンパー4のシリンダ5は、図2に示
すごとく、その外径を伸縮筒2の内径より小さく形成し
てその上部を体積補償用の気室Bとするとともに、この
シリンダ5と上記伸縮筒2とを互いに固定してそれら両
者の上端を閉塞する蓋部材7を備える。この蓋部材7
は、伸縮筒2の外筒2b側とシリンダ5との間に確保さ
れる隙間Cの上端側を画成し、内筒2aの摺動領域の圧
縮側の限界をなす。
【0015】シリンダ5の上記気室Bは、その上端がフ
ォークボルトをなす上記蓋部材7によって塞がれ、また
気室Bの側部には孔5dを開設し、この孔でなる連通路
がシリンダ5の内外を連通する。この連通路により、シ
リンダ5内の作動油の油面がその孔5dの位置を超えた
時に、そのオーバフロー分がシリンダ外に排出される。
【0016】上記蓋部材7には下垂するロッド7aが設
けられ、このロッド7aの中空部には可変型減衰手段7
bとその調整操作部7cを内設する。上記ロッド7aの
下部には気室Bの出入口に介設する減衰手段7dを保持
する。この減衰手段7dは圧縮行程時に減衰力を生じ
る。
【0017】上記シリンダ5上部の気室Bは、ばね8a
によって下方に付勢されたフリーピストン8bをロッド
7aおよび気室Bの周壁をなすシリンダ5に対して液密
に摺動自在に備える。また、上記ロッド7aには小径部
7eを備え、この小径部7eは上記フリーピストン8b
がシリンダ5からの作動油によって上昇された時にこの
フリーピストン8bの上方に作動油を逃がす。
【0018】上記構成からなる緩衝器の作用を以下に説
明する。
【0019】緩衝器1の圧縮行程において、図1のピス
トンロッド6aがロッドガイド部5aからシリンダ5内
に進入するとともに、一方向性のオイルシール5bは作
動油の進入を許し、シリンダ5内に微量の作動油が補充
される。
【0020】ピストンロッド6aの進入に伴ってその進
入体積に相当する量の作動油がシリンダ5上部に移動
し、気室Bの出入口に開設する減衰手段7dによって減
衰力が発生する。
【0021】この時、フリーピストン8bが作動油によ
って上昇され、図2のロッド7aの小径部7eに達する
とこの小径部7eによる隙間からフリーピストン8bの
上側に作動油が流出する。気室Bの側部の孔5dに達し
た作動油は過剰分として同孔5dを介してシリンダ5外
に排出され、ダンパー4内の作動油が一定量に保たれ
る。孔5dから排出された作動油は、シリンダ5と伸縮
筒2の外筒2b側との間の隙間Cを通って伸縮筒2の下
部に戻ることにより循環される。
【0022】緩衝器1の最圧縮時においては、図1のシ
リンダ5のオイルロック嵌合部5bが下端部材6b側と
嵌合当接してオイルロック状態をなすとともに、内筒2
aはシリンダ5と伸縮筒2の外筒2b側との間の隙間C
に進入する。
【0023】このように、伸縮筒の内径寸法より小径を
なすシリンダ5は、伸縮筒2とシリンダ5との間にオー
バーフローした作動油の流路を確保するとともに伸縮筒
2の内周側に内筒2aの摺動領域を確保し、また、シリ
ンダ5上端部の蓋部材7に内筒2aの上端が達するまで
伸縮筒2はその行程を害されることなく摺動されるの
で、伸縮筒2とシリンダ5とを互いに固定してそれらの
上端を閉塞する蓋部材7によって内筒2aの摺動範囲が
緩衝器1の上端にまで拡大される。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したごとく、伸縮筒の内径寸
法より小径をなすシリンダは、伸縮筒とシリンダとの間
にオーバーフローした作動油の流路を確保するとともに
伸縮筒の内周側に内筒の摺動領域を確保し、また、伸縮
筒とシリンダとを互いに固定してそれらの上端を閉塞す
る蓋部材は、内筒の摺動範囲を緩衝器の上端にまで拡大
する。
【0025】したがって、給油式ダンパーを備えた倒立
型フロントフォークの油圧緩衝器の伸縮筒の摺動部分は
緩衝器の両端部材を除いた全長に及ぶことになり、その
伸張範囲は緩衝器の全長に対して相対的に長く採ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施例に係る給油式ダンパー付き緩衝器
の縦断面図
【図2】同緩衝器の要部縦断面図
【図3】従来の給油式ダンパー付き緩衝器の縦断面図
【符号の説明】
1……緩衝器 2……伸縮筒 2a…内筒 2b…外筒 3……懸架ばね 4……ダンパー 5……シリンダ 5a…ロッドガイド部 5b…オイルシール 5c…オイルロック嵌合部 5d…孔(連通路) 6……ピストン 6a…ピストンロッド 6b…下端部材 7……蓋部材 A……オイルロック室 B……気室 C……隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に摺動自在な内外筒からなる倒立型
    の伸縮筒とこの伸縮筒の内部に有って伸張力を作用する
    懸架ばねと減衰力を作用する倒立型のダンパーとからな
    り、このダンパーは作動油をダンパーのシリンダ内に補
    充するための一方向性のオイルシールと過剰な作動油を
    シリンダ外に還流するための連通路とを備えてなる倒立
    型フロントフォークの給油式ダンパー付き緩衝器におい
    て、前記緩衝器のダンパーのシリンダ外径を伸縮筒の内
    径より小さく形成するとともに、この伸縮筒と上記シリ
    ンダとを互いに固定してそれらの上端を閉塞する蓋部材
    を設けたことを特徴とする倒立型フロントフォークの給
    油式ダンパー付き緩衝器。
JP34977792A 1992-12-02 1992-12-02 倒立型フロントフォーク Expired - Lifetime JP3441479B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132511A (ja) * 2005-10-11 2007-05-31 Kayaba Ind Co Ltd 内外筒の連結構造
JP2010190236A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd フロントフォーク
JP2010190235A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd フロントフォーク
JP2010255680A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Dome Co Ltd ショックアブソーバ
JP2010270832A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Kayaba Ind Co Ltd フロントフォーク

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