JPH06174094A - 3ピースオイルリング - Google Patents
3ピースオイルリングInfo
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- JPH06174094A JPH06174094A JP33301592A JP33301592A JPH06174094A JP H06174094 A JPH06174094 A JP H06174094A JP 33301592 A JP33301592 A JP 33301592A JP 33301592 A JP33301592 A JP 33301592A JP H06174094 A JPH06174094 A JP H06174094A
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- Japan
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- side rail
- pair
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- ring
- oil ring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、エンジンのピストンに装着して好
適な3ピースオイルリングに関し、オイル消費量に影響
の大きいサイドレールアッパの円周方向張力が、スペー
サ形状のばらつきによらず常に所期の大きさで得ること
ができるようにすることにより、余分なオイル消費を抑
えられるようにすることを目的とする。 【構成】 一対の環状サイドレール4,5と、一対のサ
イドレール4,5間に同軸的に介装される環状のスペー
サ6とからなる3ピースオイルリング9において、スペ
ーサ6に、一対のサイドレール4,5の内周部にそれぞ
れ係止する一対のサイドレール内周係止部6aを形成
し、サイドレールアッパ4の円周方向張力がサイドレー
ルロア5の円周方向張力よりも大きくなるように、各サ
イドレール内周係止部6aをスペーサ6の軸線直交中央
面Sに対し非対称に設けるように構成する。
適な3ピースオイルリングに関し、オイル消費量に影響
の大きいサイドレールアッパの円周方向張力が、スペー
サ形状のばらつきによらず常に所期の大きさで得ること
ができるようにすることにより、余分なオイル消費を抑
えられるようにすることを目的とする。 【構成】 一対の環状サイドレール4,5と、一対のサ
イドレール4,5間に同軸的に介装される環状のスペー
サ6とからなる3ピースオイルリング9において、スペ
ーサ6に、一対のサイドレール4,5の内周部にそれぞ
れ係止する一対のサイドレール内周係止部6aを形成
し、サイドレールアッパ4の円周方向張力がサイドレー
ルロア5の円周方向張力よりも大きくなるように、各サ
イドレール内周係止部6aをスペーサ6の軸線直交中央
面Sに対し非対称に設けるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのピストンに
装着して好適な3ピースオイルリングに関する。
装着して好適な3ピースオイルリングに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の3ピースオイルリングを取
り付けた4サイクルレシプロエンジンのピストンおよび
シリンダ部分の断面図であり、この図5に示すように、
ピストン51には、3本のリング溝が形成されており、
これらのリング溝には、ピストンヘッドに近い方から順
に、トップリング52、セカンドリング53、そして、
サイドレールアッパ54とサイドレールロア55および
スペーサ56により構成される3ピースオイルング59
が、ピストン51の動きにつれてシリンダブロック57
のライナと摺動すべく、それぞれ嵌着されている。
り付けた4サイクルレシプロエンジンのピストンおよび
シリンダ部分の断面図であり、この図5に示すように、
ピストン51には、3本のリング溝が形成されており、
これらのリング溝には、ピストンヘッドに近い方から順
に、トップリング52、セカンドリング53、そして、
サイドレールアッパ54とサイドレールロア55および
スペーサ56により構成される3ピースオイルング59
が、ピストン51の動きにつれてシリンダブロック57
のライナと摺動すべく、それぞれ嵌着されている。
【0003】ここで、トップリング52とセカンドリン
グ53は気密性を高めるためのシール機能を持つもので
ある。また、3ピースオイルリング59においては、サ
イドレールロア55がシリンダライナ付着オイルのかき
落としを主な機能とするのに対して、サイドレールアッ
パ54はオイルのかき落とし機能だけでなく、シール機
能をも合わせ持っている。
グ53は気密性を高めるためのシール機能を持つもので
ある。また、3ピースオイルリング59においては、サ
イドレールロア55がシリンダライナ付着オイルのかき
落としを主な機能とするのに対して、サイドレールアッ
パ54はオイルのかき落とし機能だけでなく、シール機
能をも合わせ持っている。
【0004】さらに、スペーサ56には、サイドレール
アッパ54とサイドレールロア55に同等の円周方向張
力を生じさせ、且つ、この両者をリング溝の壁面に同等
の力で押し付けるようなサイドレール内周係止部56a
が、シリンダ中心軸に垂直且つスペーサ56の厚みに関
して2等分するような平面S(以後、軸線直交中央面S
と呼ぶ)に関して対称的に設けられている(図5,図6
参照)。
アッパ54とサイドレールロア55に同等の円周方向張
力を生じさせ、且つ、この両者をリング溝の壁面に同等
の力で押し付けるようなサイドレール内周係止部56a
が、シリンダ中心軸に垂直且つスペーサ56の厚みに関
して2等分するような平面S(以後、軸線直交中央面S
と呼ぶ)に関して対称的に設けられている(図5,図6
参照)。
【0005】なお、58はオイル穴である。このような
構成により、ピストン51の動きにつれて、トップリン
グ52、セカンドリング53、サイドレールアッパ5
4、サイドレールロア55はシリンダライナと摺動しつ
つ、トップリング52とセカンドリング53はシール機
能を、サイドレールアッパ54はシール機能とともにシ
リンダライナ付着オイルのかき落とし機能を、そしてサ
イドレールロア55はシリンダライナ付着オイルのかき
落とし機能をそれぞれ担う。
構成により、ピストン51の動きにつれて、トップリン
グ52、セカンドリング53、サイドレールアッパ5
4、サイドレールロア55はシリンダライナと摺動しつ
つ、トップリング52とセカンドリング53はシール機
能を、サイドレールアッパ54はシール機能とともにシ
リンダライナ付着オイルのかき落とし機能を、そしてサ
イドレールロア55はシリンダライナ付着オイルのかき
落とし機能をそれぞれ担う。
【0006】なお、スペーサ56のサイドレール内周係
止部56aは、サイドレールアッパ54やサイドレール
ロア55の内周に沿ってリング状に連続した面であって
も良く、また、図7に示すような、間隔をおいた突起状
に(波形形状)のものであっても良い。
止部56aは、サイドレールアッパ54やサイドレール
ロア55の内周に沿ってリング状に連続した面であって
も良く、また、図7に示すような、間隔をおいた突起状
に(波形形状)のものであっても良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の3ピースオイルリングでは、スペーサは板金
から作成されるが、折り曲げ角度には適宜の角度範囲で
幅が設けられているため、形状にばらつきがあり、製品
によってはサイドレールロアの方がサイドレールアッパ
よりも張り出すような取り付け状態になってしまう場合
もあり、こうなると、オイル消費に影響の大きいサイド
レールアッパの円周方向張力はサイドレールロアの影響
を受けて所期の大きさを得られず、余計なオイル消費を
生じてしまうという課題がある。
うな従来の3ピースオイルリングでは、スペーサは板金
から作成されるが、折り曲げ角度には適宜の角度範囲で
幅が設けられているため、形状にばらつきがあり、製品
によってはサイドレールロアの方がサイドレールアッパ
よりも張り出すような取り付け状態になってしまう場合
もあり、こうなると、オイル消費に影響の大きいサイド
レールアッパの円周方向張力はサイドレールロアの影響
を受けて所期の大きさを得られず、余計なオイル消費を
生じてしまうという課題がある。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、オイル消費量に影響の大きいサイドレールア
ッパの円周方向張力が、スペーサ形状のばらつきによら
ず常に所期の大きさで得ることができるようにすること
により、余分なオイル消費を抑えられるようにした、3
ピースオイルリングを提供することを目的とする。
たもので、オイル消費量に影響の大きいサイドレールア
ッパの円周方向張力が、スペーサ形状のばらつきによら
ず常に所期の大きさで得ることができるようにすること
により、余分なオイル消費を抑えられるようにした、3
ピースオイルリングを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の3ピ
ースオイルリングは、一対の環状サイドレールと、該一
対のサイドレール間に同軸的に介装される環状のスペー
サとからなる3ピースオイルリングにおいて、該スペー
サに、該一対のサイドレールの内周部にそれぞれ係止す
る一対のサイドレール内周係止部が形成されて、該サイ
ドレールアッパの円周方向張力が該サイドレールロアの
円周方向張力よりも大きくなるように、上記の各サイド
レール内周係止部が該スペーサの軸線直交中央面に対し
非対称に設けられていることを特徴としている。
ースオイルリングは、一対の環状サイドレールと、該一
対のサイドレール間に同軸的に介装される環状のスペー
サとからなる3ピースオイルリングにおいて、該スペー
サに、該一対のサイドレールの内周部にそれぞれ係止す
る一対のサイドレール内周係止部が形成されて、該サイ
ドレールアッパの円周方向張力が該サイドレールロアの
円周方向張力よりも大きくなるように、上記の各サイド
レール内周係止部が該スペーサの軸線直交中央面に対し
非対称に設けられていることを特徴としている。
【0010】また、本発明の3ピースオイルリングは、
一対の環状サイドレールと、該一対のサイドレール間に
同軸的に介装される環状のスペーサとからなる3ピース
オイルリングにおいて、該スペーサに、該一対のサイド
レールの内周部にそれぞれ係止する一対のサイドレール
内周係止部が形成されて、該サイドレールアッパの円周
方向張力が該サイドレールロアの円周方向張力よりも大
きくなるように、該一対のサイドレールのリング幅がそ
れぞれ異なっていることを特徴としている。
一対の環状サイドレールと、該一対のサイドレール間に
同軸的に介装される環状のスペーサとからなる3ピース
オイルリングにおいて、該スペーサに、該一対のサイド
レールの内周部にそれぞれ係止する一対のサイドレール
内周係止部が形成されて、該サイドレールアッパの円周
方向張力が該サイドレールロアの円周方向張力よりも大
きくなるように、該一対のサイドレールのリング幅がそ
れぞれ異なっていることを特徴としている。
【0011】
【作用】上述の本発明の3ピースオイルリングでは、ス
ペーサの軸線直交中央面に対して非対称に設けられる一
対のサイドレール内周係止部、もしくは、リング幅が異
なっている一対の環状サイドレールの使用により、サイ
ドレールアッパの円周方向張力がサイドレールロアの円
周方向張力よりも大きくなる。
ペーサの軸線直交中央面に対して非対称に設けられる一
対のサイドレール内周係止部、もしくは、リング幅が異
なっている一対の環状サイドレールの使用により、サイ
ドレールアッパの円周方向張力がサイドレールロアの円
周方向張力よりも大きくなる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。 (a)第1実施例の説明 図1は本発明の第1実施例としての3ピースオイルリン
グを取り付けた4サイクルレシプロエンジンのピストン
およびシリンダ部断面図であるが、この第1実施例の場
合も、図1に示すごとく、従来例と同様に、ピストン1
に設けられた3本のリング溝には、ピストンヘッドに近
い方から順に、トップリング2、セカンドリング3、そ
して、サイドレールアッパ4とサイドレールロア5およ
びスペーサ6により構成される3ピースオイルリング9
が、ピストン1の動きにつれてシリンダブロッグ7のラ
イナと摺動すべくそれぞれ嵌着されている。
いて説明する。 (a)第1実施例の説明 図1は本発明の第1実施例としての3ピースオイルリン
グを取り付けた4サイクルレシプロエンジンのピストン
およびシリンダ部断面図であるが、この第1実施例の場
合も、図1に示すごとく、従来例と同様に、ピストン1
に設けられた3本のリング溝には、ピストンヘッドに近
い方から順に、トップリング2、セカンドリング3、そ
して、サイドレールアッパ4とサイドレールロア5およ
びスペーサ6により構成される3ピースオイルリング9
が、ピストン1の動きにつれてシリンダブロッグ7のラ
イナと摺動すべくそれぞれ嵌着されている。
【0013】ここで、トップリング2、セカンドリング
3は気密性を高めるためのシール機能を持つものであ
り、3ピースオイルリング9においては、サイドレール
ロア5がシリンダライナ付着オイルのかき落としを主な
機能とするのに対して、サイドレールアッパ4はオイル
のかき落とし機能だけでなくシール機能をも合わせ持っ
ている。なお、8はオイル穴である。
3は気密性を高めるためのシール機能を持つものであ
り、3ピースオイルリング9においては、サイドレール
ロア5がシリンダライナ付着オイルのかき落としを主な
機能とするのに対して、サイドレールアッパ4はオイル
のかき落とし機能だけでなくシール機能をも合わせ持っ
ている。なお、8はオイル穴である。
【0014】次に、本実施例の3ピースオイルリングを
説明する図を図2に示す。本実施例では、この図2に示
すように、スペーサ6は、サイドレールアッパ4とサイ
ドレールロア5の内周部に係止すベく設けられた一対の
サイドレール内周係止部において、サイドレールアッパ
4側のサイドレール内周係止部6aの基準ポイント径を
r1 ,傾斜角をθ1 ,サイドレールロア5側のサイドレ
ール内周係止部6aの基準ポイント径をr2 ,傾斜角を
θ2 とすると、r1 >r2 もしくはθ1 <θ2 を満足す
るように形成されている。これにより、各サイドレール
内周係止部6aがスペーサ6の軸線直交中央面Sに対し
非対称に設けられていることになる。
説明する図を図2に示す。本実施例では、この図2に示
すように、スペーサ6は、サイドレールアッパ4とサイ
ドレールロア5の内周部に係止すベく設けられた一対の
サイドレール内周係止部において、サイドレールアッパ
4側のサイドレール内周係止部6aの基準ポイント径を
r1 ,傾斜角をθ1 ,サイドレールロア5側のサイドレ
ール内周係止部6aの基準ポイント径をr2 ,傾斜角を
θ2 とすると、r1 >r2 もしくはθ1 <θ2 を満足す
るように形成されている。これにより、各サイドレール
内周係止部6aがスペーサ6の軸線直交中央面Sに対し
非対称に設けられていることになる。
【0015】なお、サイドレールアッパ4とサイドレー
ルロア5とは、同一の形状をしているものとする。上述
の構成により、以下のような作用を生ずる。図3はサイ
ドレールアッパ4に働く力を説明する図である。スペー
サ6のサイドレール内周係止部6aからサイドレールア
ッパ4に働く力F1 は、図3に示すように、サイドレー
ルアッパ4をリング溝の壁に押し付ける力t1 と、サイ
ドレールアッパ4に生ずる円周方向張力に比例する力T
1 という2つの成分に分けられる。同様に、スペーサ6
のサイドレール内周係止部6aからサイドレールロア5
に働く力をF2 とし、F2 をF1 と同様に分解した2つ
の力の成分をそれぞれt2 ,T2 とする。
ルロア5とは、同一の形状をしているものとする。上述
の構成により、以下のような作用を生ずる。図3はサイ
ドレールアッパ4に働く力を説明する図である。スペー
サ6のサイドレール内周係止部6aからサイドレールア
ッパ4に働く力F1 は、図3に示すように、サイドレー
ルアッパ4をリング溝の壁に押し付ける力t1 と、サイ
ドレールアッパ4に生ずる円周方向張力に比例する力T
1 という2つの成分に分けられる。同様に、スペーサ6
のサイドレール内周係止部6aからサイドレールロア5
に働く力をF2 とし、F2 をF1 と同様に分解した2つ
の力の成分をそれぞれt2 ,T2 とする。
【0016】本実施例では、スペーサ6はr1 >r2 を
もしくはθ1 <θ2 となるように形成されているが、ま
ず、r1 >r2 の場合には(θ1 =θ2 であるとし
て)、F 1 ,F2 の大きさの関係がF1 >F2 となるの
で、T1 =F1 cosθ1 、T2=F2 cosθ2 よ
り、T1 >T2 であり、従って、サイドレールアッパ4
に生ずる円周方向張力はサイドレールロア5に生ずる円
周方向張力よりも大きくなる。
もしくはθ1 <θ2 となるように形成されているが、ま
ず、r1 >r2 の場合には(θ1 =θ2 であるとし
て)、F 1 ,F2 の大きさの関係がF1 >F2 となるの
で、T1 =F1 cosθ1 、T2=F2 cosθ2 よ
り、T1 >T2 であり、従って、サイドレールアッパ4
に生ずる円周方向張力はサイドレールロア5に生ずる円
周方向張力よりも大きくなる。
【0017】次に、θ1 <θ2 の場合には(r1 =r2
であるとして)、F1 とF2 の大きさはほぼ等しいの
で、θ1 とθ2 の関係からT1 >T2 であり、従ってサ
イドレールアッパ4に生ずる円周方向張力はサイドレー
ルロア5に生ずる円周方向張力よりも大きくなる。この
ように、r1 >r2 、θ1 <θ2 のいずれの場合でも、
サイドレールアッパ4に生ずる円周方向張力はサイドレ
ールロア5に生ずる円周方向張力よりも大きくなるの
で、サイドレールロア5による影響がなくなり、サイド
レールアッパ4に生ずる円周方向張力を所期の大きさで
得ることができる。これにより、サイドレールアッパ4
の持つシリンダライナ付着オイルかき落とし機能とシー
ル機能とが充分に発揮されるようになり、その結果、余
分なオイル消費量を抑えることができる。
であるとして)、F1 とF2 の大きさはほぼ等しいの
で、θ1 とθ2 の関係からT1 >T2 であり、従ってサ
イドレールアッパ4に生ずる円周方向張力はサイドレー
ルロア5に生ずる円周方向張力よりも大きくなる。この
ように、r1 >r2 、θ1 <θ2 のいずれの場合でも、
サイドレールアッパ4に生ずる円周方向張力はサイドレ
ールロア5に生ずる円周方向張力よりも大きくなるの
で、サイドレールロア5による影響がなくなり、サイド
レールアッパ4に生ずる円周方向張力を所期の大きさで
得ることができる。これにより、サイドレールアッパ4
の持つシリンダライナ付着オイルかき落とし機能とシー
ル機能とが充分に発揮されるようになり、その結果、余
分なオイル消費量を抑えることができる。
【0018】なお、r1 >r2 かつθ1 <θ2 であるよ
うにスペーサ6を形成しても、もちろん良い。 (b)第2実施例の説明 図4は本発明の第2実施例としての3ピースオイルリン
グを説明する図であり、この第2実施例にかかる3ピー
スオイルリング9も、図1に示すようなピストンにおい
て、前述の第1実施例と同様にして使用されるが、本実
施例の場合、スペーサ6は、従来例と同様に、一対のサ
イドレール内周係止部6aが軸線直交中央面Sに関して
対称に設けられて形成されているが、サイドレールアッ
パ4のリング幅L1 がサイドレールロア5のリング幅L
2 よりも大きい。すなわち、サイドレールアッパ4の内
径がサイドレールロア5の内径よりも小さくなるよう
に、サイドレールアッパ4とサイドレールロア5が形成
されている。
うにスペーサ6を形成しても、もちろん良い。 (b)第2実施例の説明 図4は本発明の第2実施例としての3ピースオイルリン
グを説明する図であり、この第2実施例にかかる3ピー
スオイルリング9も、図1に示すようなピストンにおい
て、前述の第1実施例と同様にして使用されるが、本実
施例の場合、スペーサ6は、従来例と同様に、一対のサ
イドレール内周係止部6aが軸線直交中央面Sに関して
対称に設けられて形成されているが、サイドレールアッ
パ4のリング幅L1 がサイドレールロア5のリング幅L
2 よりも大きい。すなわち、サイドレールアッパ4の内
径がサイドレールロア5の内径よりも小さくなるよう
に、サイドレールアッパ4とサイドレールロア5が形成
されている。
【0019】上述の構成により、以下のような作用を生
ずる。前述の第1実施例と同様に、サイドレールアッパ
4に働く力F1 とその分力t1 ,T1 、サイドレールロ
ア5に働く力F2 とその分力t2 ,T2 を用いて説明す
る。サイドレールアッパ4の内径はサイドレールロア5
の内径よりも小さいにもかかわらず、スペーサ6に設け
られた一対のサイドレール内周係止部6aは軸線直交中
央面Sに関して対称であるため、F1 とF2 の大きさの
関係はF1 >F2 となり、従ってT1 >T2 であるか
ら、サイドレールアッパ4に生ずる円周方向張力はサイ
ドレールロア5に生ずる円周方向張力よりも大きくな
る。よって、前述の第1実施例と同様に、サイドレール
アッパ4に生ずる円周方向張力を所期の大きさで得るこ
とができる。これにより、サイドレールアッパ4の持つ
シリンダライナ付着オイルかき落とし機能とシール機能
とが充分に発揮されるようになり、その結果、余分なオ
イル消費量を抑制できるのである。
ずる。前述の第1実施例と同様に、サイドレールアッパ
4に働く力F1 とその分力t1 ,T1 、サイドレールロ
ア5に働く力F2 とその分力t2 ,T2 を用いて説明す
る。サイドレールアッパ4の内径はサイドレールロア5
の内径よりも小さいにもかかわらず、スペーサ6に設け
られた一対のサイドレール内周係止部6aは軸線直交中
央面Sに関して対称であるため、F1 とF2 の大きさの
関係はF1 >F2 となり、従ってT1 >T2 であるか
ら、サイドレールアッパ4に生ずる円周方向張力はサイ
ドレールロア5に生ずる円周方向張力よりも大きくな
る。よって、前述の第1実施例と同様に、サイドレール
アッパ4に生ずる円周方向張力を所期の大きさで得るこ
とができる。これにより、サイドレールアッパ4の持つ
シリンダライナ付着オイルかき落とし機能とシール機能
とが充分に発揮されるようになり、その結果、余分なオ
イル消費量を抑制できるのである。
【0020】(c)その他 なお、前述の第1実施例、第2実施例のいずれにおいて
も、スペーサ6に設けられた一対のサイドレール内周係
止部6aは、サイドレールアッパ4やサイドレールロア
5の内周に沿ってリング状に連続した面であっても良
く、また、図7に示すような間隔をおいた突起状(波形
形状)のものであっても良い。
も、スペーサ6に設けられた一対のサイドレール内周係
止部6aは、サイドレールアッパ4やサイドレールロア
5の内周に沿ってリング状に連続した面であっても良
く、また、図7に示すような間隔をおいた突起状(波形
形状)のものであっても良い。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の3ピース
オイルリングよれば、サイドレールアッパに生ずる円周
方向張力をサイドレールロアに生ずる円周方向張力より
も大きくすることにより、サイドレールアッパに生ずる
円周方向張力へのサイドレールロアの影響がなくなるた
め、スペーサの形状ばらつきによらず、オイル消費量に
影響の大きいサイドレールアッパに生ずる円周方向張力
を所期の大きさで得ることができ、これによりサイドレ
ールアッパの持つシリンダライナ付着オイルかき落とし
機能とシール機能とが充分に発揮されるようになり、そ
の結果、余分なオイル消費量を抑制できる利点がある。
オイルリングよれば、サイドレールアッパに生ずる円周
方向張力をサイドレールロアに生ずる円周方向張力より
も大きくすることにより、サイドレールアッパに生ずる
円周方向張力へのサイドレールロアの影響がなくなるた
め、スペーサの形状ばらつきによらず、オイル消費量に
影響の大きいサイドレールアッパに生ずる円周方向張力
を所期の大きさで得ることができ、これによりサイドレ
ールアッパの持つシリンダライナ付着オイルかき落とし
機能とシール機能とが充分に発揮されるようになり、そ
の結果、余分なオイル消費量を抑制できる利点がある。
【図1】本発明の第1実施例としての3ピースオイルリ
ングを取り付けた4サイクルレシプロエンジンのピスト
ンおよびシリンダ部の断面図である。
ングを取り付けた4サイクルレシプロエンジンのピスト
ンおよびシリンダ部の断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の要部を示す図である。
【図3】サイドレールアッパに働く力を説明する図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2実施例の要部を示す図である。
【図5】従来の3ピースオイルリングを取り付けた4サ
イクルレシプロエンジンのピストンおよびシリンダ部の
断面図である。
イクルレシプロエンジンのピストンおよびシリンダ部の
断面図である。
【図6】従来の3ピースオイルリングを説明する図であ
る。
る。
【図7】スペーサの形状の一例を示す斜視図である。
1,51 ピストン 2,52 トップリング 3,53 セカンドリング 4,54 サイドレールアッパ 5,55 サイドレールロア 6,56 スペーサ 6a,56a サイドレール内周係止部 7,57 シリンダブロック 8,58 オイル穴 9,59 3ピースオイルリング S 軸線直交中央面
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の環状サイドレールと、該一対のサ
イドレール間に同軸的に介装される環状のスペーサとか
らなる3ピースオイルリングにおいて、 該スペーサに、該一対のサイドレールの内周部にそれぞ
れ係止する一対のサイドレール内周係止部が形成され
て、 該サイドレールアッパの円周方向張力が該サイドレール
ロアの円周方向張力よりも大きくなるように、上記の各
サイドレール内周係止部が該スペーサの軸線直交中央面
に対し非対称に設けられていることを特徴とする、3ピ
ースオイルリング。 - 【請求項2】 一対の環状サイドレールと、該一対のサ
イドレール間に同軸的に介装される環状のスペーサとか
らなる3ピースオイルリングにおいて、 該スペーサに、該一対のサイドレールの内周部にそれぞ
れ係止する一対のサイドレール内周係止部が形成され
て、 該サイドレールアッパの円周方向張力が該サイドレール
ロアの円周方向張力よりも大きくなるように、該一対の
サイドレールのリング幅がそれぞれ異なっていることを
特徴とする、3ピースオイルリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33301592A JPH06174094A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 3ピースオイルリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33301592A JPH06174094A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 3ピースオイルリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06174094A true JPH06174094A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18261339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33301592A Pending JPH06174094A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 3ピースオイルリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06174094A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019124288A (ja) * | 2018-01-16 | 2019-07-25 | Tpr株式会社 | 組合せオイルリング |
| JP2019124346A (ja) * | 2018-05-21 | 2019-07-25 | Tpr株式会社 | 組合せオイルリング |
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| JPS6422918U (ja) * | 1987-07-31 | 1989-02-07 | ||
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| JPH05272641A (ja) * | 1992-03-30 | 1993-10-19 | Nippon Piston Ring Co Ltd | 組合せオイルリングのサイドレール |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP33301592A patent/JPH06174094A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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