JPH06174103A - カバー類の取付構造 - Google Patents
カバー類の取付構造Info
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- JPH06174103A JPH06174103A JP33261392A JP33261392A JPH06174103A JP H06174103 A JPH06174103 A JP H06174103A JP 33261392 A JP33261392 A JP 33261392A JP 33261392 A JP33261392 A JP 33261392A JP H06174103 A JPH06174103 A JP H06174103A
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- metal member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイルパン1等のカバー類への加振入力の伝
達を防止し、特に、中間金属部材9の共振による防振特
性の悪化を防止する。 【構成】 オイルパン1とシリンダブロック2との間に
弾性シール部材5が介装されている。オイルパン1を固
定する取付用ボルト6とオイルパン1との間にはゴムブ
ッシュ7が設けられ、これによってオイルパン1が弾性
支持される。弾性シール部材5の厚さ方向の中間部に
は、中間金属部材9が配設されている。中間金属部材9
は、断面2次モーメントが大となるように略H字状断面
形状をなしている。
達を防止し、特に、中間金属部材9の共振による防振特
性の悪化を防止する。 【構成】 オイルパン1とシリンダブロック2との間に
弾性シール部材5が介装されている。オイルパン1を固
定する取付用ボルト6とオイルパン1との間にはゴムブ
ッシュ7が設けられ、これによってオイルパン1が弾性
支持される。弾性シール部材5の厚さ方向の中間部に
は、中間金属部材9が配設されている。中間金属部材9
は、断面2次モーメントが大となるように略H字状断面
形状をなしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジン本体に取り
付けられるシリンダヘッドカバーやオイルパン等のカバ
ー類の取付構造の改良に関する。
付けられるシリンダヘッドカバーやオイルパン等のカバ
ー類の取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダヘッドカバーやオイルパン等の
カバー類は、一般に複数のボルトでもってエンジン本体
に固定されており、その接合面にゴム等からなる弾性シ
ール部材が介装されている。この弾性シール部材は、油
密等の確保のためのシール機能を果たすほか、その弾性
によって防振部品として機能し、エンジン本体からカバ
ー類へ伝わる加振入力をある程度低減している。
カバー類は、一般に複数のボルトでもってエンジン本体
に固定されており、その接合面にゴム等からなる弾性シ
ール部材が介装されている。この弾性シール部材は、油
密等の確保のためのシール機能を果たすほか、その弾性
によって防振部品として機能し、エンジン本体からカバ
ー類へ伝わる加振入力をある程度低減している。
【0003】そして実開昭60−26396号公報に
は、加振入力の伝達を更に低減させるために、カバー類
とエンジン本体との間に弾性シール部材を介装するとと
もに、取付用ボルトとカバー類との間にも弾性部材を配
して、カバー類を弾性支持するようにした構成が示され
ている。
は、加振入力の伝達を更に低減させるために、カバー類
とエンジン本体との間に弾性シール部材を介装するとと
もに、取付用ボルトとカバー類との間にも弾性部材を配
して、カバー類を弾性支持するようにした構成が示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、シール性を十分に確保するためには弾性シ
ール部材のばね定数をあまり低く設定できないので、防
振性能が必ずしも十分ではなく、人間の聴感特性が敏感
な1〜3kHz付近の領域で十分な振動騒音の低減を図
ることができない。
の構成では、シール性を十分に確保するためには弾性シ
ール部材のばね定数をあまり低く設定できないので、防
振性能が必ずしも十分ではなく、人間の聴感特性が敏感
な1〜3kHz付近の領域で十分な振動騒音の低減を図
ることができない。
【0005】また本出願人は、カバー類取付部での防振
性能を高めるために、弾性シール部材の厚さ方向の中間
部に中間質量体を配設することを先に提案(特願平4−
249023号)しているが、中間質量体の断面2次モ
ーメントが小さいと、騒音上問題となる周波数領域でこ
の中間質量体が弾性変形してしまい、中間質量体による
防振性能の向上効果は低下してしまう。
性能を高めるために、弾性シール部材の厚さ方向の中間
部に中間質量体を配設することを先に提案(特願平4−
249023号)しているが、中間質量体の断面2次モ
ーメントが小さいと、騒音上問題となる周波数領域でこ
の中間質量体が弾性変形してしまい、中間質量体による
防振性能の向上効果は低下してしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、弾
性シール部材の厚さ方向の中間部に中間金属部材を配設
するとともに、その断面形状の工夫により曲げ等に対す
る剛性を高めた。すなわち、この発明は、カバー類の周
縁とエンジン本体のフランジ面との間に弾性シール部材
を介装し、かつ取付用ボルトと上記カバー類との間に弾
性部材を配して上記カバー類を弾性支持してなるカバー
類の取付構造において、上記弾性シール部材の厚さ方向
の中間部に、該弾性シール部材をカバー側とエンジン本
体側とに区分するように板状をなす中間金属部材を配設
するとともに、この中間金属部材の断面形状を、断面2
次モーメントが大となるように弾性シール部材の厚さ方
向に広がった形状としたことを特徴としている。
性シール部材の厚さ方向の中間部に中間金属部材を配設
するとともに、その断面形状の工夫により曲げ等に対す
る剛性を高めた。すなわち、この発明は、カバー類の周
縁とエンジン本体のフランジ面との間に弾性シール部材
を介装し、かつ取付用ボルトと上記カバー類との間に弾
性部材を配して上記カバー類を弾性支持してなるカバー
類の取付構造において、上記弾性シール部材の厚さ方向
の中間部に、該弾性シール部材をカバー側とエンジン本
体側とに区分するように板状をなす中間金属部材を配設
するとともに、この中間金属部材の断面形状を、断面2
次モーメントが大となるように弾性シール部材の厚さ方
向に広がった形状としたことを特徴としている。
【0007】上記中間金属部材は、例えば、一対の側壁
の中央をベース部で連結した略H字状断面形状に構成さ
れる。あるいは、ベース部一端の側壁がカバー側へ延
び、かつ他端の側壁がエンジン本体側へ延びた略S字状
断面形状に構成される。
の中央をベース部で連結した略H字状断面形状に構成さ
れる。あるいは、ベース部一端の側壁がカバー側へ延
び、かつ他端の側壁がエンジン本体側へ延びた略S字状
断面形状に構成される。
【0008】
【作用】エンジン本体に弾性支持されたカバー類の取付
構造は、ばねに相当する弾性シール部材および質量体に
相当するカバー類により一種のばね−質量系としてモデ
ル化することができるが、ばねとなる弾性シール部材の
中間部に中間金属部材を配設すれば、例えば1〜3kH
zといった領域で一層防振効果が高まる。
構造は、ばねに相当する弾性シール部材および質量体に
相当するカバー類により一種のばね−質量系としてモデ
ル化することができるが、ばねとなる弾性シール部材の
中間部に中間金属部材を配設すれば、例えば1〜3kH
zといった領域で一層防振効果が高まる。
【0009】中間金属部材は、例えば略H字状あるいは
略S字状のように弾性シール部材の厚さ方向に広がった
断面形状を有するので、単純な板状のものに比べて断面
2次モーメントが大となり、高周波領域におけるカバー
類への振動入力をいっそう低減可能である。
略S字状のように弾性シール部材の厚さ方向に広がった
断面形状を有するので、単純な板状のものに比べて断面
2次モーメントが大となり、高周波領域におけるカバー
類への振動入力をいっそう低減可能である。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0011】図1〜図3は、カバー類として金属板から
なるオイルパン1をエンジン本体詳しくはシリンダブロ
ック2の下縁に取り付けるオイルパン取付構造に本発明
を適用した第1実施例を示している。上記オイルパン1
の周縁にはフランジ部3が折曲形成されており、かつシ
リンダブロック2下縁にはこれと対向するようにオイル
パン取付用フランジ部4が形成されている。そして、両
フランジ部3,4の間には、矩形の枠状に連続した弾性
シール部材5が介装されている。この弾性シール部材5
は、例えばアクリルゴムを用いて枠状に成形したもので
あって、特に本実施例では、略等しい厚さとなるように
オイルパン側シール部材5Aとシリンダブロック側シー
ル部材5Bの2つに分割されて成形されている。尚、各
シール部材5A,5Bは、それぞれ平坦な略矩形の断面
形状を有している。
なるオイルパン1をエンジン本体詳しくはシリンダブロ
ック2の下縁に取り付けるオイルパン取付構造に本発明
を適用した第1実施例を示している。上記オイルパン1
の周縁にはフランジ部3が折曲形成されており、かつシ
リンダブロック2下縁にはこれと対向するようにオイル
パン取付用フランジ部4が形成されている。そして、両
フランジ部3,4の間には、矩形の枠状に連続した弾性
シール部材5が介装されている。この弾性シール部材5
は、例えばアクリルゴムを用いて枠状に成形したもので
あって、特に本実施例では、略等しい厚さとなるように
オイルパン側シール部材5Aとシリンダブロック側シー
ル部材5Bの2つに分割されて成形されている。尚、各
シール部材5A,5Bは、それぞれ平坦な略矩形の断面
形状を有している。
【0012】上記オイルパン1は、フランジ部3,4間
に上記弾性シール部材5を挟んだ状態で、シリンダブロ
ック2に対し複数本の取付用ボルト6でもって固定され
ている。この取付用ボルト6は、オイルパン1のフラン
ジ部3および弾性シール部材5を貫通し、かつシリンダ
ブロック2のフランジ部4に螺合している。そして、こ
の取付用ボルト6の頭部6aとオイルパン1のフランジ
部3との間に、弾性を有するゴムブッシュ7が介装され
ており、このゴムブッシュ7と弾性シール部材5とに挟
まれた形でオイルパン1が弾性支持されている。尚、ゴ
ムブッシュ7には座金8が重ねて配置されている。
に上記弾性シール部材5を挟んだ状態で、シリンダブロ
ック2に対し複数本の取付用ボルト6でもって固定され
ている。この取付用ボルト6は、オイルパン1のフラン
ジ部3および弾性シール部材5を貫通し、かつシリンダ
ブロック2のフランジ部4に螺合している。そして、こ
の取付用ボルト6の頭部6aとオイルパン1のフランジ
部3との間に、弾性を有するゴムブッシュ7が介装され
ており、このゴムブッシュ7と弾性シール部材5とに挟
まれた形でオイルパン1が弾性支持されている。尚、ゴ
ムブッシュ7には座金8が重ねて配置されている。
【0013】上記弾性シール部材5の厚さ方向の中間部
つまりオイルパン側シール部材5Aとシリンダブロック
側シール部材5Bとの間には、中間金属部材9が配設さ
れている。この中間金属部材9は、図3に示すように両
シール部材5A,5Bの間に挟まれた平坦な板状のベー
ス部9aと、弾性シール部材5の外周側の側面および内
周側の側面に沿って位置する一対の側壁9b,9cとか
らなり、各側壁9b,9cの中央とベース部9a両端と
が連続した略H字状断面形状を有している。つまりベー
ス部9aを中心として左右の側壁9b,9cが弾性シー
ル部材5の厚さ方向に広がっている。この中間金属部材
9は、図2に示すように、矩形の枠状に連続して鋳造さ
れており、その両面に形成される凹溝内に各シール部材
5A,5Bが嵌合するようになっている。尚、取付用ボ
ルト6が貫通する箇所には、十分な大きさの孔が開口
し、ボルト6と干渉しないようになっている。また、図
1に示すように組み付けて取付用ボルト6を締め付けた
状態において、各シール部材5A,5Bの表面が中間金
属部材9の側壁9b,9cから僅かに突出しているよう
に、各部の寸法等が設定されている。
つまりオイルパン側シール部材5Aとシリンダブロック
側シール部材5Bとの間には、中間金属部材9が配設さ
れている。この中間金属部材9は、図3に示すように両
シール部材5A,5Bの間に挟まれた平坦な板状のベー
ス部9aと、弾性シール部材5の外周側の側面および内
周側の側面に沿って位置する一対の側壁9b,9cとか
らなり、各側壁9b,9cの中央とベース部9a両端と
が連続した略H字状断面形状を有している。つまりベー
ス部9aを中心として左右の側壁9b,9cが弾性シー
ル部材5の厚さ方向に広がっている。この中間金属部材
9は、図2に示すように、矩形の枠状に連続して鋳造さ
れており、その両面に形成される凹溝内に各シール部材
5A,5Bが嵌合するようになっている。尚、取付用ボ
ルト6が貫通する箇所には、十分な大きさの孔が開口
し、ボルト6と干渉しないようになっている。また、図
1に示すように組み付けて取付用ボルト6を締め付けた
状態において、各シール部材5A,5Bの表面が中間金
属部材9の側壁9b,9cから僅かに突出しているよう
に、各部の寸法等が設定されている。
【0014】上記実施例の構成においては、オイルパン
1が上述したように弾性支持されているとともに、弾性
シール部材5の厚さ方向の中間部に配設された中間金属
部材9がオイルパン1やシリンダブロック2に対し自由
に変位し得るようになっているため、この中間金属部材
9がばね−質量系における中間質量体として機能する。
例えば、図4は、この取付部における振動系をモデル化
して示したもので、オイルパン1が質量M、また、中間
金属部材の弾性変形を無視すると中間金属部材9が中間
質量体mに相当し、2つに区分されたシール部材5A,
5Bがばねk1,k2に相当する。このように、中間質量
体mを設けたことにより、シリンダブロック2の変位x
0とオイルパン1の変位x2との間で、人間の聴感特性が
敏感な周波数領域における防振性能の向上が図れる。
1が上述したように弾性支持されているとともに、弾性
シール部材5の厚さ方向の中間部に配設された中間金属
部材9がオイルパン1やシリンダブロック2に対し自由
に変位し得るようになっているため、この中間金属部材
9がばね−質量系における中間質量体として機能する。
例えば、図4は、この取付部における振動系をモデル化
して示したもので、オイルパン1が質量M、また、中間
金属部材の弾性変形を無視すると中間金属部材9が中間
質量体mに相当し、2つに区分されたシール部材5A,
5Bがばねk1,k2に相当する。このように、中間質量
体mを設けたことにより、シリンダブロック2の変位x
0とオイルパン1の変位x2との間で、人間の聴感特性が
敏感な周波数領域における防振性能の向上が図れる。
【0015】図5〜図7は、それぞれ、中間金属部材を
具備しない従来の取付構造におけるオイルパン1の振動
レベルと、中間金属部材9を設けた実施例の構成におけ
る振動レベルとの差を示したものである。これは、カバ
ー類,中間金属部材を分布定数系のFEMモデルで予測
した例である。つまり、この差が0dB以上の領域で
は、中間金属部材の効果があることになる。ここで、図
5は、図8の(a)に示すような同相入力の振動入力モ
ードに対する特性、図6は、図8の(b)に示すような
曲げ入力の振動入力モードに対する特性、図7は図8の
(c)に示すような捩り入力の振動入力モードに対する
特性を示す。また、各図には、比較例として図9に示す
ように中間金属部材9を単純な板状(但し、質量は実施
例と同一とする)とした場合の特性も記してある。
具備しない従来の取付構造におけるオイルパン1の振動
レベルと、中間金属部材9を設けた実施例の構成におけ
る振動レベルとの差を示したものである。これは、カバ
ー類,中間金属部材を分布定数系のFEMモデルで予測
した例である。つまり、この差が0dB以上の領域で
は、中間金属部材の効果があることになる。ここで、図
5は、図8の(a)に示すような同相入力の振動入力モ
ードに対する特性、図6は、図8の(b)に示すような
曲げ入力の振動入力モードに対する特性、図7は図8の
(c)に示すような捩り入力の振動入力モードに対する
特性を示す。また、各図には、比較例として図9に示す
ように中間金属部材9を単純な板状(但し、質量は実施
例と同一とする)とした場合の特性も記してある。
【0016】この図5〜図7に明らかなように、中間金
属部材を単純な板状に形成した比較例のものでは、中間
金属部材を具備しない従来例に比べて、聴感特性が敏感
となる1kHz以上の領域で防振性能の向上が見られる
が、3.2kHz付近では、従来と同等のレベルとなっ
ている。これは、中間金属部材9が弾性変形(3.2k
Hzは捩りと曲げの連成モードである)するためと考え
られる。これに対し、中間金属部材9を略H字状断面形
状とした上記実施例では、中間金属部材9の断面2次モ
ーメントが3〜4倍程度向上するため、その弾性変形に
起因する防振性能の低下が回避され、図5〜図7に示す
ように、優れた防振性能が得られる。換言すれば、中間
金属部材9の剛性が向上し、その共振周波数がエンジン
騒音として問題となる周波数領域以外の領域(例えば6
kHz付近)に移動するのである。尚、特に捩り入力に
対しては、図7に示すように、略H字状断面としたこと
による効果が広い周波数領域で得られる。実際のエンジ
ンでは、エンジンの捩りモードは700Hz〜1.5k
Hz付近に存在するが、車外騒音でも問題となるのは、
1kHzを中心とした周波数領域であるから、図7のよ
うな防振特性によって大幅な騒音低減が図れる。
属部材を単純な板状に形成した比較例のものでは、中間
金属部材を具備しない従来例に比べて、聴感特性が敏感
となる1kHz以上の領域で防振性能の向上が見られる
が、3.2kHz付近では、従来と同等のレベルとなっ
ている。これは、中間金属部材9が弾性変形(3.2k
Hzは捩りと曲げの連成モードである)するためと考え
られる。これに対し、中間金属部材9を略H字状断面形
状とした上記実施例では、中間金属部材9の断面2次モ
ーメントが3〜4倍程度向上するため、その弾性変形に
起因する防振性能の低下が回避され、図5〜図7に示す
ように、優れた防振性能が得られる。換言すれば、中間
金属部材9の剛性が向上し、その共振周波数がエンジン
騒音として問題となる周波数領域以外の領域(例えば6
kHz付近)に移動するのである。尚、特に捩り入力に
対しては、図7に示すように、略H字状断面としたこと
による効果が広い周波数領域で得られる。実際のエンジ
ンでは、エンジンの捩りモードは700Hz〜1.5k
Hz付近に存在するが、車外騒音でも問題となるのは、
1kHzを中心とした周波数領域であるから、図7のよ
うな防振特性によって大幅な騒音低減が図れる。
【0017】また上記実施例のように中間金属部材9を
略H字状断面とした構成では、内周側の側壁9cによっ
てオイル飛沫が直接弾性シール部材5に当たるのを防止
できるため、弾性シール部材5のへたりを抑制し、長寿
命化ならびにシール性の低下防止が図れる。また、弾性
シール部材5を両側から側壁9b,9cが押さえるた
め、ゴムのへたりに伴う横流れ現象を抑制でき、面圧低
下を防止できる。
略H字状断面とした構成では、内周側の側壁9cによっ
てオイル飛沫が直接弾性シール部材5に当たるのを防止
できるため、弾性シール部材5のへたりを抑制し、長寿
命化ならびにシール性の低下防止が図れる。また、弾性
シール部材5を両側から側壁9b,9cが押さえるた
め、ゴムのへたりに伴う横流れ現象を抑制でき、面圧低
下を防止できる。
【0018】次に、図10はこの発明の第2実施例を示
す。この実施例では、弾性シール部材5全体が一体に成
形されており、その内部に、略H字状断面形状をなす中
間金属部材9が埋設されている。上記中間金属部材9
は、やはりベース部9aと一対の側壁9b,9cとから
なり、枠状に一体に鋳造されている。この第2実施例に
よれば、前述した第1実施例のものに比べて弾性シール
部材5の取り扱いや組付が容易になるとともに、中間金
属部材9との接合面におけるシール性の問題が生じな
い。
す。この実施例では、弾性シール部材5全体が一体に成
形されており、その内部に、略H字状断面形状をなす中
間金属部材9が埋設されている。上記中間金属部材9
は、やはりベース部9aと一対の側壁9b,9cとから
なり、枠状に一体に鋳造されている。この第2実施例に
よれば、前述した第1実施例のものに比べて弾性シール
部材5の取り扱いや組付が容易になるとともに、中間金
属部材9との接合面におけるシール性の問題が生じな
い。
【0019】図11は、この発明の第3実施例を示す。
この実施例では、一体に成形された弾性シール部材5の
内部に、略V字状断面形状をなす中間金属部材9が埋設
されている。つまり略V字状に折曲した一対の傾斜壁9
d,9eがそれぞれ弾性シール部材5の厚さ方向に斜め
に広がっており、これによって断面2次モーメントが大
きく確保されている。この実施例によれば、中間金属部
材9の加工が容易となり、例えばプレス加工による形成
も可能となる。
この実施例では、一体に成形された弾性シール部材5の
内部に、略V字状断面形状をなす中間金属部材9が埋設
されている。つまり略V字状に折曲した一対の傾斜壁9
d,9eがそれぞれ弾性シール部材5の厚さ方向に斜め
に広がっており、これによって断面2次モーメントが大
きく確保されている。この実施例によれば、中間金属部
材9の加工が容易となり、例えばプレス加工による形成
も可能となる。
【0020】図12は、この発明の第4実施例を示す。
この実施例では、中間金属部材9が、内周側の側壁9c
とベース部9aとからなる略T字状断面形状をなしてお
り、第1実施例と同様にオイルパン側シール部材5Aと
シリンダブロック側シール部材5Bとの間に挾持されて
いる。特に、上記中間金属部材9は、プレス成形した断
面略L字形をなす2枚の金属板からなり、内周側の接合
部9fでもって互いに溶接してある。
この実施例では、中間金属部材9が、内周側の側壁9c
とベース部9aとからなる略T字状断面形状をなしてお
り、第1実施例と同様にオイルパン側シール部材5Aと
シリンダブロック側シール部材5Bとの間に挾持されて
いる。特に、上記中間金属部材9は、プレス成形した断
面略L字形をなす2枚の金属板からなり、内周側の接合
部9fでもって互いに溶接してある。
【0021】図13は、この発明の第5実施例を示す。
この実施例では、中間金属部材9が第1実施例と同様の
略H字状断面形状をなしているが、上記第4実施例と同
様に、プレス成形した断面略コ字状をなす2枚の金属板
から構成されており、内周側および外周側の接合部9
f,9gでもって互いに溶接してある。
この実施例では、中間金属部材9が第1実施例と同様の
略H字状断面形状をなしているが、上記第4実施例と同
様に、プレス成形した断面略コ字状をなす2枚の金属板
から構成されており、内周側および外周側の接合部9
f,9gでもって互いに溶接してある。
【0022】図14は、この発明の第6実施例を示す。
この実施例では、中間金属部材9が1枚の金属板をプレ
ス成形して形成されている。すなわち、ベース部9aの
内周側の端部を側壁9hとしてシリンダブロック2側に
直角に折曲するとともに、外周側の端部を側壁9iとし
てオイルパン1側に直角に折曲してあり、全体として略
S字状断面形状に構成されている。弾性シール部材5
は、オイルパン側シール部材5Aとシリンダブロック側
シール部材5Bとに分割されている。この実施例によれ
ば、断面2次モーメントを十分に大きく確保できるとと
もに、プレス成形による形成が可能であり、かつ第4実
施例,第5実施例のような溶接も不要である。従って、
非常に低コストに構成できる。
この実施例では、中間金属部材9が1枚の金属板をプレ
ス成形して形成されている。すなわち、ベース部9aの
内周側の端部を側壁9hとしてシリンダブロック2側に
直角に折曲するとともに、外周側の端部を側壁9iとし
てオイルパン1側に直角に折曲してあり、全体として略
S字状断面形状に構成されている。弾性シール部材5
は、オイルパン側シール部材5Aとシリンダブロック側
シール部材5Bとに分割されている。この実施例によれ
ば、断面2次モーメントを十分に大きく確保できるとと
もに、プレス成形による形成が可能であり、かつ第4実
施例,第5実施例のような溶接も不要である。従って、
非常に低コストに構成できる。
【0023】以上、シリンダブロックに対して弾性支持
されるオイルパンについて説明したが、エンジン本体で
あるシリンダヘッドに対して弾性支持されるカバー類と
してのシリンダヘッドカバーについて、適用することも
可能である。
されるオイルパンについて説明したが、エンジン本体で
あるシリンダヘッドに対して弾性支持されるカバー類と
してのシリンダヘッドカバーについて、適用することも
可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係るカバー類の取付構造によれば、弾性シール部材の
厚さ方向の中間部に中間金属部材を配設することで、エ
ンジン本体とカバー類との間の防振性能を高めることが
できる。特に、中間金属部材を略H字状断面形状あるい
は略S字状断面形状等のように弾性シール部材の厚さ方
向に広がった形状とすることにより該中間金属部材の剛
性が高まるため、中間金属部材の共振による防振性能の
低下を防止でき、人間の聴感特性の上で問題となる周波
数領域での防振性能が一層向上する。従って、カバー類
から2次的に放射される騒音を大幅に低減できる。
に係るカバー類の取付構造によれば、弾性シール部材の
厚さ方向の中間部に中間金属部材を配設することで、エ
ンジン本体とカバー類との間の防振性能を高めることが
できる。特に、中間金属部材を略H字状断面形状あるい
は略S字状断面形状等のように弾性シール部材の厚さ方
向に広がった形状とすることにより該中間金属部材の剛
性が高まるため、中間金属部材の共振による防振性能の
低下を防止でき、人間の聴感特性の上で問題となる周波
数領域での防振性能が一層向上する。従って、カバー類
から2次的に放射される騒音を大幅に低減できる。
【図1】この発明の第1実施例を示すエンジン要部の断
面図。
面図。
【図2】この第1実施例の取付構造を示す分解斜視図。
【図3】第1実施例の要部を示す断面図。
【図4】この実施例の振動モデルを示す説明図。
【図5】同相入力に対し中間金属部材を具備しない従来
のものとの振動レベルの差を示す特性図。
のものとの振動レベルの差を示す特性図。
【図6】曲げ入力に対し中間金属部材を具備しない従来
のものとの振動レベルの差を示す特性図。
のものとの振動レベルの差を示す特性図。
【図7】捩り入力に対し中間金属部材を具備しない従来
のものとの振動レベルの差を示す特性図。
のものとの振動レベルの差を示す特性図。
【図8】振動入力モードを示す説明図。
【図9】中間金属部材を単純な板状とした比較例の断面
図。
図。
【図10】この発明の第2実施例を示す要部の断面図。
【図11】この発明の第3実施例を示す要部の断面図。
【図12】この発明の第4実施例を示す要部の断面図。
【図13】この発明の第5実施例を示す要部の断面図。
【図14】この発明の第6実施例を示す要部の断面図。
1…オイルパン 2…シリンダブロック 5…弾性シール部材 7…ゴムブッシュ 9…中間金属部材
Claims (3)
- 【請求項1】 カバー類の周縁とエンジン本体のフラン
ジ面との間に弾性シール部材を介装し、かつ取付用ボル
トと上記カバー類との間に弾性部材を配して上記カバー
類を弾性支持してなるカバー類の取付構造において、上
記弾性シール部材の厚さ方向の中間部に、該弾性シール
部材をカバー側とエンジン本体側とに区分するように板
状をなす中間金属部材を配設するとともに、この中間金
属部材の断面形状を、断面2次モーメントが大となるよ
うに弾性シール部材の厚さ方向に広がった形状としたこ
とを特徴とするカバー類の取付構造。 - 【請求項2】 一対の側壁の中央をベース部で連結した
略H字状断面形状に上記中間金属部材が構成されている
ことを特徴とする請求項1記載のカバー類の取付構造。 - 【請求項3】 ベース部一端の側壁がカバー側へ延び、
かつ他端の側壁がエンジン本体側へ延びた略S字状断面
形状に上記中間金属部材が構成されていることを特徴と
する請求項1記載のカバー類の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33261392A JPH06174103A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | カバー類の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33261392A JPH06174103A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | カバー類の取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06174103A true JPH06174103A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18256907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33261392A Pending JPH06174103A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | カバー類の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06174103A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4814908A (en) * | 1986-12-03 | 1989-03-21 | Magnetic Peripherals Inc. | Thermo servo for track centering on a disk |
| US4870520A (en) * | 1986-05-29 | 1989-09-26 | Magnetic Peripherals Inc. | Read/write head with side winding slot |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP33261392A patent/JPH06174103A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4870520A (en) * | 1986-05-29 | 1989-09-26 | Magnetic Peripherals Inc. | Read/write head with side winding slot |
| US4814908A (en) * | 1986-12-03 | 1989-03-21 | Magnetic Peripherals Inc. | Thermo servo for track centering on a disk |
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