JPH0617636Y2 - 車両用収納体装置 - Google Patents

車両用収納体装置

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JPH0617636Y2
JPH0617636Y2 JP1988105310U JP10531088U JPH0617636Y2 JP H0617636 Y2 JPH0617636 Y2 JP H0617636Y2 JP 1988105310 U JP1988105310 U JP 1988105310U JP 10531088 U JP10531088 U JP 10531088U JP H0617636 Y2 JPH0617636 Y2 JP H0617636Y2
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JP
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pinion
retainer
ashtray
rack
drive pinion
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均 石川
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は車両用収納体装置に係り、特に自動突出型の車
両用収納体装置において、突出時における収納体の保持
部長さを少なくし、使用性の向上或いは収納スペースの
減少を有利に達成せしめ得る、突出駆動部の改良された
構造に関するものである。
(従来技術) 車両用の収納体装置、例えば車両のインストルメントパ
ネル等に組み込まれる灰皿装置は、通常、車体側に位置
固定に取り付けられるリテーナと、該リテーナに出し入
れ可能に保持される収納体たる灰皿ケースとを有してお
り、灰皿ケースをリテーナに対して摺動させることによ
って、かかる灰皿装置が開閉されるようになっている
が、特にこのような灰皿装置の一種として、所定の付勢
手段によって、灰皿ケースを収納位置から突出位置に自
動的に突き出すようにした構造の、所謂自動突出型のも
のが知られている。
ところが、このような自動突出型の車両用収納体装置に
あっては、従来、その付勢手段として、一般に、ねじり
コイルバネや圧縮コイルバネ等が、その一端を収納体側
に、他端をリテーナ側に各々係止されて使用されていた
ために、かかる収納体とリテーナとの間に、コイルバネ
の変形許容空間が必要となり、装置の取付けに際して大
きなスペースが必要とされるといった問題を有していた
のである。そして、特に、車両のインストルメントパネ
ルに見られるように、多数の部品ユニットが組み込まれ
る車両用の部品として、その取付スペースが大きいとい
うことは、それだけ他の部品の設計の自由度を減殺する
こととなって、好ましくないのである。
そこで、本願出願人は、先に、実公昭61−38476
号公報や特開昭61−81244号公報等において、収
納体とリテーナを含む車体側の部材との何れか一方に、
該収納体の出し入れ方向に延びる係合歯を備えたラック
を、他方に該ラックに噛合するピニオンを設けると共
に、かかるピニオンの中空部内に、該ピニオンの回転に
従って付勢力を蓄える渦巻バネを配し、該渦巻バネに対
して収納体の押込み時に蓄えられる付勢力を、ラック・
ピニオン機構を介して収納体に及ぼすことによって、収
納状態にある収納体を突出作動せしめるようにした構造
の車両用収納体装置を明らかにした。
(問題点) しかしながら、かかる構造の収納体装置にあっては、一
般に、ピニオンが浅い容器状を為す円板型形状をもって
形成されて、前記渦巻バネが、その内部に収容された状
態で、一端部が該ピニオンに、他端部が固定側部材にそ
れぞれ係止されて、回転軸の廻りに配置せしめられるこ
ととなるために、装置全体の小型化は達成され得るもの
の、ピニオン自体が大径化されることとなるのであり、
更に、このようなピニオンにあっては、一般に、突出状
態下における収納体に対しても突出方向に或る程度の付
勢力を及ぼしめるべく、ラックの噛合による回動前に
も、渦巻ばねに対して或る程度の付勢力(エネルギ)が
蓄えられ得るように、その回転を一回動位置において阻
止するストッパ機構が設けられ、該ストッパ機構によっ
て、渦巻ばねの付勢力によるそれ以上の回転が阻止され
た状態下で配設されることとなり、それ故かかるストッ
パ機構によって、ピニオンには、一回転弱の往復回動だ
けが許容されることとなるところから、該ピニオンに対
して、少なくとも収納体の突出量以上の外周長さを設定
する必要があるのであり、それによってもかかるピニオ
ンの大径化が避けられ得なかったのである。
また、ここにおいて、収納体の突出位置での、ピニオン
のラックに対する噛合位置は、該ピニオンの収容スペー
ス等との関係上、通常、リテーナの前方側端縁部から少
なくともピニオンの半径以上後方に設定する必要がある
のであり、それ故かかるピニオンが大径化されることに
よって、収納体の突出位置での、該ピニオンのラックに
対する噛合を確保するためには、その突出状態下におい
てもリテーナ内に収納状態に位置される収納体の保持部
分の長さを大きくする必要があったのである。
そして、それ故、例えば灰皿ケース等においては、突出
状態下における収納体の突出量が少なく、開口量が小さ
いために、使用性が良好とは言い難く、また収納型の操
作パネル等においては、不必要な保持部分が大きくなる
ために、装置の小型化が充分に達成され得ないといった
問題を内在していたのである。
(解決手段) ここにおいて、本考案は、上述の如き事情を背景として
為されたものであって、その特徴とするところは、前述
の如き自動突出型の車両用収納体装置であって、(a)
車体側に取り付けられるリテーナと、(b)該リテーナ
に対して出し入れ可能に保持される収納体と、(c)該
収納体と前記リテーナを含む車体側の部材との何れか一
方に設けられ、該収納体の出し入れ方向に連続して延び
る係合歯を備えたラックと、(d)それら収納体とリテ
ーナを含む車体側の部材との何れか他方に設けられ、前
記ラックに対して噛合されることにより、前記収納体の
出し入れに従って回転せしめられる小径のピニオンと、
(e)該ピニオンに噛合されて同時に回転せしめられ
る、該ピニオンよりも大径の駆動ピニオンと、該駆動ピ
ニオン内に収納された状態でその回転軸の廻りに配置さ
れて、該駆動ピニオンの回転に従って、逆回転方向の付
勢力を蓄える渦巻バネとを含む付勢機構と、(f)該付
勢機構による付勢力に抗して、前記収納体を収納位置に
係止する解除可能な係止機構とを、含んで構成したこと
にある。
(実施例) 以下、本考案を更に具体的に明らかにするために、本考
案の一実施例について、図面を参照しつつ、詳細に説明
することとする。なお、本実施例にあっては、車両用収
納体装置としての車両用の灰皿装置に対して、本考案を
適用したものの一例について説明することとする。
先ず、第1図には、本考案に従う構造とされた灰皿装置
の全体図が示されている。かかる図において、10は、
車両のインストルメントパネルに固定されて、灰皿ケー
ス12を保持するリテーナである。このリテーナ10
は、鋼板を曲げて形成された上側部材14と下側部材1
6とによって構成されており、それらの両側壁部におい
て互いにスポット溶接されて、一体化されることによっ
て形成されている。なお、本実施例においては、灰皿装
置のリテーナ10を構成する上側部材14に対して、シ
ガレット・ライタ用リテーナ18が一体的に取り付けら
れ、且つ灰皿装置の前面パネル20が、シガレット・ラ
イタ用パネルと一体化されていることによって、それら
灰皿装置とシガレット・ライタとがユニット化されてい
る。
また、かかるリテーナ10には、その両側壁部の内側面
に対して、それぞれ、前後方向に延びる案内溝を内面に
備えた合成樹脂製のガイドレール22、22が、互いに
平行に配設されている。
一方、灰皿ケース12は、耐火性の樹脂で形成されてお
り、その両側部に形成された突条24、24が、前記リ
テーナ10のガイドレール22、22に対して、摺動可
能に嵌合されることによって、これら突条24、24と
ガイドレール22、22との作用によって、かかる灰皿
ケース12の引出し及び収納方向への案内が為されるよ
うになっている。また、かかる灰皿ケース12には、通
例に従い、その容器内後部において、防火用のプロテク
タ26が回動可能に取り付けられ、且つ図示しないスプ
リングによって上方に付勢されており、該プロテクタ2
6の上面に突出形成された当接部28が、リテーナ10
の上壁部内面に取付固定された、図示しないプロテクタ
ガイドに当接されることによって、かかる灰皿ケース1
2の突出端位置が規定されるようになっている。
さらに、かかる灰皿ケース12には、第2図にも示され
ているように、その底面の中央部において、該灰皿ケー
ス12の出し入れ方向に連続して延びる係合歯を側面に
備えた一本のラック30が、一体的に設けられている。
また一方、前記リテーナ10には、第3図にも示されて
いるように、下側部材16の底壁部内面において、灰皿
ケース12が挿入された際、そのラック30が収容され
る幅広の凹溝31が形成されていると共に、該凹溝31
の前方側端縁部に位置して、貫通穴32が形成されてお
り、該貫通穴32を外側から貫通して、かかる凹溝31
内に突出する状態で、小径化されたピニオン34が配設
されている。そして、リテーナ10に対して、前記灰皿
ケース12が挿入された時には、第4図に示されている
ように、かかるピニオン34が、灰皿ケース12に設け
られたラック30の係合歯に対して噛合せしめられるよ
うになっている。
ここにおいて、かかるピニオン34は、第3図乃至第5
図に示されている如く、リテーナ10の底壁部外側面上
に取り付けられる浅い容器状のハウジング36内に収容
された状態で、該ハウジング36の底部から突出形成さ
れた支持軸38によって、回転可能に支持されることに
よって配設されている。
また、かかるハウジング36には、その内部にダンパ4
0が固設されており、そして該ダンパ40のダンパ軸4
2によって、大径の駆動ピニオン44が、前記ラック3
0の係合歯に噛合するピニオン34に対して噛合された
状態で、相対回転不能に支持されている。このダンパ4
0は、本願出願人が、特開昭59−179430号公報
において明らかにした如く、その内部に粘性流体が封入
されており、該粘性流体中において、ダンパ軸42に一
体形成された羽根部が回転させられることにより、その
粘性流体の抵抗が、ダンパ軸42、延いては該ダンパ軸
42にて支持される駆動ピニオン44に対して、回転抵
抗力として及ぼされ得る構造とされているのである。
更にまた、かかるダンパ軸42にて支持された駆動ピニ
オン44は、ピニオン34よりも外径の大きな浅い容器
状を為す円板型部材として形成されており、その内部に
は、渦巻バネ46が、ダンパ40の廻りにおいて収容さ
れている。そして、かかる渦巻バネ46の外方端縁部
が、駆動ピニオン44の内面に係止される一方、その内
方端縁部が、前記ダンパ40の外周壁部に係止されてい
ることにより、かかる駆動ピニオン44が、渦巻バネ4
6の巻き方向に回転させられた際、渦巻バネ46が巻き
取られて、該渦巻バネ46に対して逆回転方向に付勢力
(エネルギ)が蓄えられるようになっているのであり、
またこのことから明らかなように、本実施例にあって
は、かかる駆動ピニオン44と渦巻バネ46とによって
付勢機構が構成されているのである。
ところで、かかる駆動ピニオン44は、ハウジング36
の底面上に突出形成されたストッパ部45に対して、該
駆動ピニオン44の底面に突出形成された図示しない係
止片が係合することによって、その回転が一回動位置に
おいて阻止されて、一回転弱の往復回動運動だけが許容
され得るようにされており、そして、かかるストッパ部
45に対する係止片の係合にて駆動ピニオン44の回動
が阻止されることにより、その内部において、前記渦巻
ばね46が、所定量巻き取られて、或る程度の付勢力を
蓄えた状態で収容、配置されている。即ち、このことか
ら明らかなように、かかる駆動ピニオン44は、その外
周長さが、少なくとも前記灰皿ケース12の突出量より
も長く、該灰皿ケース12のラック30に形成された係
合歯より多くの係合歯をもって形成されて、その渦巻ば
ね46の付勢力に基づく一周弱の回動運動にて、かかる
灰皿ケース12を、前記ピニオン34を介して、収納位
置から突出位置に駆動せしめ得ると共に、突出状態下に
おける灰皿ケース12に対してもなお、突出方向の付勢
力を有効に及ぼし得るようにされているのである。
なお、このようにピニオン34、駆動ピニオン44及び
渦巻バネ46が収容されたハウジング36は、リテーナ
10を構成する下側部材16の底部外面に対して、その
係止片48にて係止され、且つその耳部50においてボ
ルト52にて固定されることにより、前述の如く、ピニ
オン34が、貫通穴32を貫通して凹溝31内に突出さ
れる状態で取り付けられている。
すなわち、このような灰皿装置にあっては、灰皿ケース
12が、リテーナ10に対して押し込まれたときには、
該灰皿ケース12の底面に形成されたラック30の係合
歯に対して、リテーナ10側に設けられたピニオン34
が噛合されることとなり、そしてかかるピニオン34が
回転されることによって、該ピニオン34に噛合された
駆動ピニオン44が、その内部に収容された渦巻バネ4
6に対して付勢力が蓄えられる方向に回転せしめられる
こととなるのである。そして、それによって灰皿ケース
12がリテーナ10内に押し込まれた際には、かかる渦
巻バネ46の付勢力が、駆動ピニオン44及びピニオン
34を介してラック30に及ぼされ、以て該灰皿ケース
12が突出方向に付勢されることとなるのである。
また、ここにおいて、かかる灰皿装置にあっては、灰皿
ケース12がリテーナ10内に押し込まれた際に、該灰
皿ケース12に対して、常に、突出方向の付勢力が及ぼ
されることとなるが、本実施例においては、かかる付勢
力に抗して、該灰皿ケース12をリテーナ10に対する
収納状態に保持するための係止機構が設けられている。
かかる係止機構は、リテーナ10の底壁部からリテーナ
10内に突出される係止ピン58を備えた係止具60
と、灰皿ケース12の底部裏面において、ラック30の
係合歯が形成されていない側に一体的に形成され、係止
ピン58が係合されて案内される溝状のカム面を形成す
るカム部56とによって構成されている。
より具体的には、かかる係止具60は、第6図に示され
ているように、全体として略長手板状をもって形成され
ており、その先端部62において係止ピン58が植設さ
れている一方、その基端部64には、摺接部66が一体
的に設けられている。そして、この係止具60は、前記
リテーナ10の底壁部における凹溝31に所定幅をもっ
て形成された貫通穴70を通じて、係止ピン58がリテ
ーナ10内に突出する状態で配置せしめられ、基端部6
4において、リテーナ10の裏面に対してボルト72に
よって取り付けられている。また、かかる取付状態下に
おいては、その摺接部66が、リテーナ10の裏面に当
接されるようになっており、それによってかかる係止具
60は、該摺接部66による摺動抵抗の下に、ボルト7
2を回転中心として、或る程度の回動抵抗をもって、前
記貫通穴70による規制角度内で回転可能とされている
のである。
一方、前記カム部56は、第7図に示されているよう
に、その内周面がカム面とされた略U字状の外周壁部7
4と、該外周壁部74にて囲まれた中央部に突出形成さ
れた、その外周面がカム面とされた中央突部76とによ
って構成されており、それら外周壁部74と中央突部7
6との間に、灰皿ケース12のリテーナ10に対する前
後方向への移動に従い、前記係止具60における係止ピ
ン58が順次一方向に案内される、周壁面がカム面とさ
れた溝状の一つの閉じた経路が形成されている。
すなわち、このような係止機構にあっては、灰皿ケース
12の前後方向への移動に際して、係止具60が、その
係止ピン58のカム部56に対する当接にて回動される
こととなるのであり、それによってかかる係止ピン58
が、カム部56に対する係止位置と非係止位置とを順次
とるようになっているのである。具体的には、第7図に
示されている如く、灰皿ケース12を押し込むことによ
って、前記貫通穴70にて規制された範囲内の任意の回
動位置:aに位置する係止具60の係止ピン58が、カ
ム部56の溝部内に導かれて、かかる灰皿ケース12が
押込端まで押し込まれた時には、最奥部:bに位置する
こととなり、そしてかかる状態から、灰皿ケース12に
対する押込力を解除することによって、前記渦巻バネ4
6の付勢力に従う灰皿ケース12の前方(開方向)への
移動に伴い、該係止ピン58が、カム部56における中
央突部76の係止位置:cに導かれて、かかる位置に係
止されることとなるのであり、これによって灰皿ケース
12の前方への移動が阻止されて、該灰皿ケース12が
その閉位置に係止されることとなるのである。また一
方、この閉位置から灰皿ケース12を再び押し込めば、
係止ピン58がカム部56における溝部内の最奥部:d
に導かれて、その係止が解除されることから、灰皿ケー
ス12は再び前方への移動を許容されることとなるので
あり、またそのときかかる係止ピン58は、カム部56
の溝部内から離脱位置:e方向に離脱せしめられること
となる。
従って、上述の如き構造とされた灰皿装置にあっては、
灰皿ケース12を、その開位置からリテーナ10内に押
し込むと、灰皿ケース12の後方への移動に従い、ラッ
ク30とピニオン34との噛合に基づいて、駆動ピニオ
ン44が渦巻バネ46を巻き込む方向に回転され、その
結果該渦巻バネ46にピニオン34を逆方向へ回転させ
ようとする付勢力が蓄えられるのであり、そして該灰皿
ケース12が、閉位置近くまで押し込まれると、係止機
構を構成する係止ピン58がカム部56に係合し、その
後押込力を解除することによって、灰皿ケース12が、
かかる係止ピン58のカム部56に対する係止にて、閉
状態に保持されることとなる。また一方、かかる閉状態
から、灰皿ケース12を僅かに後方に押し込むことによ
って、係止機構の係止が解除され、以て渦巻バネ46の
付勢力が、駆動ピニオン44からピニオン34を介し
て、ラック30に及ぼされて、かかる灰皿ケース12
が、ダンパ40による速度制御のもとに、前記プロテク
タ26の当接部28による突出規制端位置にまで、自動
的に突出されて開状態とされることとなるのである。
そして、ここにおいて、灰皿ケース12のラック30に
噛合されるピニオン34は、それ自体に付勢機構を備え
るものではないことから、その駆動力伝達機能を損なう
ことなく、充分に小さな外径をもって形成することがで
きるのであり、従ってかかるピニオン34を、小径化し
て、リテーナ10の前方側端部に配することにより、ラ
ック30に対する噛合位置の、リテーナ10の前方側端
縁部からの距離を、小さく設定することができるのであ
る。そして、それによって灰皿ケース12の突出状態に
おいて、リテーナ10内に収納状態に位置される灰皿ケ
ース12の保持部分の長さ(第4図中、l)の縮小化
が、極めて有利に図られ得るのであり、またその突出状
態下において大きな開口量が有利に得られることから、
優れた使用性が発揮せしめられるのである。
また、かかる灰皿装置にあっては、上記ピニオン34に
対して回転駆動力を及ぼす付勢機構として、その回転に
従って付勢力を蓄える渦巻ばね46を中空部内に備えた
駆動ピニオン44が用いられていることから、装置のコ
ンパクト化が有利に図られ得るのであり、それによって
取付スペースの縮小化や設計自由度の確保などといった
効果が、有効に発揮され得るのである。
さらに、本実施例における灰皿装置にあっては、ダンパ
40によって、灰皿ケース12の突出作動がゆっくり為
されることとなるところから、その高級感が向上され、
また急激な突出作動による吸殻等の飛散が有効に防止さ
れ得るのである。
次に、上述の如き車両用灰皿装置において好適に用いら
れ得る、付勢機構の別の具体例が、第8図に示されてい
る。なお、かかる具体例においては、前記実施例に採用
されている付勢機構と同様な構造とされた部材に対し
て、図中、それぞれ、同一の符号を付することにより、
その詳細な説明は省略することとする。
すなわち、本実施例における付勢機構においては、ハウ
ジング36に設けられた支持軸80に対して、駆動ピニ
オン44が取り付けられており、かかる駆動ピニオン4
4が回転せしめられることによって、その内部に収容配
置された渦巻ばね46に、逆回転方向の付勢力が蓄えら
れるようになっている。また、かかるハウジング36に
は、支持軸82にて支持されることにより、駆動ピニオ
ン44と噛合されて同時に回転せしめられる状態で、ピ
ニオン34が配設されており、渦巻ばね46の付勢力
が、駆動ピニオン44を介して、ピニオン34に対し
て、回転駆動力として及ぼされ得るようになっているの
である。
なお、このような付勢機構は、図示はされていないが、
前記実施例と同様、リテーナ(10)に対して、ピニオ
ン34が、該リテーナ(10)内に挿入される灰皿ケー
ス(12)のラック(30)に噛合される状態で、取り
付けられることとなる。
ところで、この実施例における付勢機構にあっては、前
例とは異なり、ハウジング36におけるピニオン34の
配設部位にダンパ40が設けられており、そして該ダン
パ40のダンパ軸によって、かかるピニオン34が取り
付けられる支持軸82が構成され、該支持軸82に対し
てピニオン34が相対回転不能に取り付けられている。
そして、駆動ピニオン44を介して伝達される渦巻ばね
46の回転駆動力と、ダンパ40による回転抵抗力と
を、それぞれ、ピニオン34に対して直接に及ぼしめ、
以て該ピニオン34を、渦巻ばね46による付勢力に基
づき、ダンパ40による速度制御の下に回転駆動せしめ
得るようになっているのである。
従って、このような構造とされた付勢機構にあっても、
前記実施例と同様な機能を有しているのであり、かかる
付勢機構を用いることによって、前記実施例と同様な効
果が、何れも有効に奏せしめられ得るのである。
また、かかる本実施例における付勢機構においては、ダ
ンパ40の配設スペースを、駆動ピニオン44の内部に
確保する必要がないことから、該駆動ピニオン44、延
いては付勢機構の小型化が有利に達成され得るのであ
り、以て灰皿装置の省スペース化が図られ得るといった
利点をも有しているのである。
以上、本考案の実施例について詳述してきたが、これは
文字通りの例示であって、本考案はかかる具体例にのみ
限定して解釈されるものではない。
例えば、前記実施例においては、ラック30が灰皿ケー
ス12に一体的に形成されていたが、かかるラック30
をリテーナ10乃至は車体側固定部材側に設ける一方、
該ラック30に噛合されるピニオン34及び駆動ピニオ
ン44を、灰皿ケース12側に配することも可能であ
る。
また、本考案に適用される係止機構は、前記実施例き如
き構造に限定されるものではなく、例えば、回動可能な
カム片と固設された係止ピンとからなるものや、或いは
カム機構を備えずにレバー操作等によって係止が解除さ
れる単なる係止機構等の公知のものが、何れも採用され
得るものである。
加えて、前記実施例においては、本考案を摺動式の灰皿
装置に適用した場合の一例を示したが、本考案は、その
他、種々なる収納体装置に対しても良好に適用され得、
それによって突出状態下における保持長さの縮小化等と
いった、本考案の効果が有効に発揮され得るものであ
り、そして、例えば、本考案を、操作スイッチパネルが
収納位置から突き出される操作スイッチパネル装置や引
出式のカップホルダなどに適用した場合には、突出状態
下における保持長さの縮小化によって、収納体の小型化
が図られる得るところから、装置のより一層のコンパク
ト化が達成され得ることとなるのである。
その他、一々列挙はしないが、本考案は当業者の知識に
基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様にお
いて実施され得るものであり、またそのような実施態様
が本考案の趣旨を逸脱しない限り、何れも本考案の範囲
内に含まれるものであることは、言うまでもないところ
である。
(考案の効果) 上述の説明から明らかなように、本考案に従う構造とさ
れた車両用収納体装置にあっては、ラックに対して直接
噛合するピニオンとは別体にて、該ピニオンに噛合し
て、その内部に配された渦巻バネの付勢力によって、該
ピニオンに回転駆動力を及ぼす駆動ピニオンが設けられ
ているところから、かかるピニオンの小径化が、その機
能を損なうことなく有利に図られ得ることとなり、それ
によって収納体の突出位置での、該ピニオンのラックに
対する噛合位置を、リテーナの前方側端縁部近傍に設定
して、突出状態下における収納体の保持量を小さくする
ことが可能となるのであり、以て収納体装置の使用性の
向上或いは収納スペースの減少等が有利に図られ得るこ
ととなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である車両用灰皿装置を示す
斜視図であり、第2図はかかる灰皿装置を構成する灰皿
ケースの底面図であり、第3図はかかる灰皿装置のリテ
ーナを構成する下側部材の平面図であり、第4図はかか
る灰皿装置においてリテーナによって灰皿ケースが突出
位置に保持された状態を示す底面説明図であり、第5図
は係る灰皿装置を構成するピニオンと付勢機構たる駆動
ピニオン及び渦巻バネの組付けを説明するための分解斜
視図である。また、第6図は係止機構を構成する係止具
を示す拡大斜視図であり、第7図は係止機構を構成する
カム部の作用を説明するための拡大平面図である。更
に、第8図は、第1図に示されている灰皿装置において
好適に用いられ得る付勢機構の別の具体例を示す、第5
図に対応する分解斜視図である。 10:リテーナ、12:灰皿ケース 22:ガイドレール、24:突条 26:プロテクタ、30:ラック 34:ピニオン、44:駆動ピニオン 46:渦巻バネ、56:カム部 58:係止ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側に取り付けられるリテーナと、 該リテーナに対して出し入れ可能に保持される収納体
    と、 該収納体と前記リテーナを含む車体側の部材との何れか
    一方に設けられ、該収納体の出し入れ方向に連続して延
    びる係合歯を備えたラックと、 それら収納体とリテーナを含む車体側の部材との何れか
    他方に設けられ、前記ラックに対して噛合されることに
    より、前記収納体の出し入れに従って回転せしめられる
    小径のピニオンと、 該ピニオンに噛合されて同時に回転せしめられる、該ピ
    ニオンよりも大径の駆動ピニオンと、該駆動ピニオン内
    に収納された状態でその回転軸の廻りに配置されて、該
    駆動ピニオンの回転に従って、逆回転方向の付勢力を蓄
    える渦巻バネとを含む付勢機構と、 該付勢機構による付勢力に抗して、前記収納体を収納位
    置に係止する解除可能な係止機構とを、 含んで構成されていることを特徴とする車両用収納体装
    置。
JP1988105310U 1987-09-24 1988-08-09 車両用収納体装置 Expired - Lifetime JPH0617636Y2 (ja)

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JP1988105310U JPH0617636Y2 (ja) 1987-09-24 1988-08-09 車両用収納体装置

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JP62-145821 1987-09-24
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JPH01112129U JPH01112129U (ja) 1989-07-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6181244A (ja) * 1984-09-27 1986-04-24 Kojima Press Co Ltd 車両用収納体装置における自動突出し装置

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JPH01112129U (ja) 1989-07-27

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