JPH06177225A - 環境制御装置 - Google Patents

環境制御装置

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JPH06177225A
JPH06177225A JP5210395A JP21039593A JPH06177225A JP H06177225 A JPH06177225 A JP H06177225A JP 5210395 A JP5210395 A JP 5210395A JP 21039593 A JP21039593 A JP 21039593A JP H06177225 A JPH06177225 A JP H06177225A
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chamber
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posture
carry
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Yoshitaka Dansui
慶孝 暖水
Hiroko Sakai
宏子 坂井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャンバー内の空気を清浄化するためチャン
バー内にクリーンな空気を供給する清浄空気供給装置を
必要としないと共に、チャンバー内で発生する微細な不
純物も除去することができるようにする。 【構成】 半導体基板Cを収納した基板収納ボックス1
6は運搬用密閉容器18に収納された状態でチャンバー
10の搬入口12に載置されている。チャンバー10の
底壁10bから第1の気体循環用ファン26によって吸
引された気体は、第1の気体循環用ダクト24の内部を
流通し第1の高性能フィルター28によってクリーンに
された後、水平方向の層流としてチャンバー10内に供
給される。図示はしていないが、気体循環用ファン及び
高性能フィルターを有する第2の気体循環用ダクトから
はクリーンな気体が垂直方向の層流としてチャンバー1
0内に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環境制御装置に関し、
詳しくは、半導体装置や液晶装置等のような製造時にク
リーンな環境を必要とする板状のデバイスを製造するデ
バイス製造装置に設置される環境制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置や液晶装置等の製造時にクリ
ーンな環境を必要とするデバイスを製造するデバイス製
造装置はクリーンな環境下におかれる必要があるので、
上記デバイス製造装置は、図15に示すようなクリーン
ルーム内に設置されるのが通常である。
【0003】「クリーンルームハンドブック」 (社団
法人 日本空気清浄協会発行)のp93〜p97には各
種のクリーンルームが示されている。図15は同書p9
6図2・2・13に示されているクリーンルームを引用
したものであり、図15において、51は製造時にクリ
ーンな環境を必要とする板状のデバイスを製造するデバ
イス製造装置であって、デバイス製造装置51は清浄空
間52に設置されている。
【0004】送風用ファン53により天井空間54に送
り込まれた空気は、高性能フィルター55によってクリ
ーンにされた後、清浄空間52に供給される。清浄空間
52から床下空間56に排出された空気は第1のダクト
57を通り、外部から導入された調和外気は第2のダク
ト58を通り、それぞれ送風用ファン53によって天井
空間54に送り込まれる。
【0005】ところが、このようなクリーンルームを設
けることは、上記デバイスの製造システムが大掛かりに
なり多大の投資が必要になると共に、クリーンルーム全
体を清浄化し且つ清浄度を維持するためには膨大な維持
費が必要になると言う問題を有している。
【0006】そこで、図示は省略しているが、近時、製
造時にクリーンな環境を必要とするデバイスを製造する
デバイス製造装置に設置される環境制御装置が提案され
ている。
【0007】この環境制御装置は、クリーンな空気を収
納した気密性を有するチャンバーと、該チャンバーに設
けられデバイスを該チャンバー内に搬入するための搬入
口と、上記チャンバーに設けられデバイスを上記デバイ
ス製造装置に搬出するための搬出口と、上記搬入口から
搬入されたデバイスを上記搬出口に移送する移送手段と
を備えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体装置
や液晶装置等のデバイスの微細化が進むに伴って、この
ようなデバイスを製造するデバイス製造装置が設置され
る環境は、より高いクリーン度が要求されるようになっ
てきた。
【0009】ところが、上記従来の環境制御装置におい
ては、チャンバー内の空気を清浄化するためにはチャン
バー内にクリーンな空気を供給する清浄空気供給装置が
必要になると共に、チャンバー内で発生する微量な不純
物は除去されないという問題がある。
【0010】上記に鑑み、本発明は、チャンバー内の空
気を清浄化するためにチャンバー内にクリーンな空気を
供給する清浄空気供給装置を必要としないと共に、チャ
ンバー内で発生する微量な不純物も除去することができ
る環境制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、チャンバー内の気体を循環させる循環用
ファンと循環する気体をクリーンにする高性能フィルタ
ーとを有する気体循環手段を設けると共に、該気体循環
手段から供給される気体をデバイスの主面に平行な層流
にするものである。
【0012】請求項1の発明が具体的に講じた解決手段
は、製造時にクリーンな環境を必要とする板状のデバイ
スを製造するデバイス製造装置に設置される環境制御装
置を対象とし、気密性を有するチャンバーと、該チャン
バーに設けられデバイスを第1の姿勢で該チャンバー内
に搬入するための搬入口と、上記チャンバーに設けられ
デバイスを上記第1の姿勢と異なる第2の姿勢で該チャ
ンバーから上記デバイス製造装置に搬出するための搬出
口と、上記搬入口から搬入されたデバイスをその姿勢を
上記第1の姿勢から上記第2の姿勢に変えて上記搬出口
に移送する移送手段と、上記チャンバーの外部に設けら
れ、上記チャンバー内の気体を循環させる循環用ファン
と循環する気体をクリーンにする高性能フィルターとを
有し、クリーンな気体を上記第1の姿勢のデバイスの主
面に対して平行な層流として上記チャンバー内に供給す
る第1の気体循環手段と、上記チャンバーの外部に設け
られ上記チャンバー内の気体を循環させる循環用ファン
と循環する気体をクリーンにする高性能フィルターとを
有しクリーンな気体を上記第2の姿勢のデバイスの主面
に対して平行な層流として上記チャンバー内に供給する
第2の気体循環手段とを備えている構成とするものであ
る。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の構成に、上
記第1の気体循環手段及び第2の気体循環手段は、循環
する気体から気体状の不純物を除去する物理吸着剤又は
化学吸着剤からなる不純物吸着剤を有しているという構
成を付加するものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2の構成
に、上記第1の気体循環手段及び第2の気体循環手段の
うちの少なくとも1つは、不活性ガスを上記チャンバー
内に供給する不活性ガス供給手段を有しているという構
成を付加するものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項1〜3の構成
に、上記第1の気体循環手段及び第2の気体循環手段
は、循環する気体の温度又は湿度を調整する気体調整手
段を有しているという構成を付加するものである。
【0016】また、請求項5の発明が具体的に講じた解
決手段は、製造時にクリーンな環境を必要とする板状の
デバイスを製造するデバイス製造装置に設置される環境
制御装置を対象とし、気密性を有するチャンバーと、該
チャンバーに設けられデバイスを該チャンバー内に搬入
するための搬入口と、上記チャンバーに設けられデバイ
スを上記搬入口から搬入されたときの姿勢と同じ姿勢で
該チャンバーから上記デバイス製造装置に搬出するため
の搬出口と、上記搬入口から搬入されたデバイスを上記
搬入口から搬入されたときの姿勢のままで上記搬出口に
移送する移送手段と、上記チャンバーの外部に設けられ
上記チャンバー内の気体を循環させる循環用ファンと循
環する気体をクリーンにする高性能フィルターとを有し
クリーンな気体をデバイスの主面に対して平行な層流と
して上記チャンバー内に供給する気体循環手段とを備え
ている構成とするものである。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の構成に、上
記気体循環手段は、循環する気体から気体状の不純物を
除去する物理吸着剤又は化学吸着剤からなる不純物吸着
剤を有しているという構成を付加するものである。
【0018】請求項7の発明は、請求項5又は6の構成
に、上記気体循環手段は、不活性ガスを上記チャンバー
内に供給する不活性ガス供給手段を有しているという構
成を付加するものである。
【0019】請求項8の発明は、請求項5〜7の構成
に、上記気体循環手段は、循環する気体の温度又は湿度
を調整する気体調整手段を有しているという構成を付加
するものである。
【0020】
【作用】請求項1の構成により、チャンバー内の気体を
循環させる循環用ファンと循環する気体をクリーンにす
る高性能フィルターとを有しクリーンな気体をチャンバ
ー内に供給する第1及び第2の気体循環手段を備えてい
るため、クリーンにする気体はチャンバー内の気体に限
られているので、クリーンにする気体の量は少なくて済
む。
【0021】また、第1の気体循環手段は、クリーンな
気体をデバイスがチャンバー内に搬入されたときの姿勢
のデバイスの主面に対して平行な層流として供給し、第
2の気体循環手段は、クリーンな気体をデバイスがデバ
イス製造装置に搬出されるときの姿勢のデバイスの主面
に対して平行な層流として供給するため、デバイスが姿
勢を変えても、デバイスの主面上には常に主面に対して
平行な層流が流れるので、チャンバーに供給された気体
がデバイスの主面上で滞留したり乱流になったりしな
い。
【0022】請求項2の構成により、第1の気体循環手
段及び第2の気体循環手段は、循環する気体から気体状
の不純物を除去する物理吸着剤又は化学吸着剤からなる
不純物吸着剤を有しているので、チャンバー内には気体
状の不純物が除去された極めてクリーンな気体が供給さ
れる。
【0023】請求項3の構成により、第1の気体循環手
段及び第2の気体循環手段のうちの少なくとも1つは、
不活性ガスをチャンバー内に供給する不活性ガス供給手
段を有しているので、不活性ガスはデバイスの主面に対
して平行な層流として供給される。
【0024】請求項4の構成により、第1の気体循環手
段及び第2の気体循環手段は、循環する気体の温度又は
湿度を調整する気体調整手段を有しているので、チャン
バー内に供給される気体の温度又は湿度を最適なものに
調整することができる。
【0025】請求項5の構成により、クリーンな気体を
デバイスの主面に対して平行な層流としてチャンバー内
に供給する気体循環手段を備えているため、請求項1の
構成と同様に、クリーンにする気体の量が少なくて済む
と共に、チャンバーに供給された気体がデバイスの主面
上で滞留したり乱流になったりしない。
【0026】請求項6の構成により、請求項2の構成と
同様に、チャンバー内には気体状の不純物が除去された
極めてクリーンな気体が供給される。
【0027】請求項7の構成により、請求項3の構成と
同様に、不活性ガスはデバイスの主面に対して平行な層
流として供給される。
【0028】請求項8の構成により、請求項4の構成と
同様に、チャンバー内に供給される気体の温度又は湿度
を最適なものに調整することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0030】図1〜図5は本発明の第1実施例に係る環
境制御装置A1を示しており、図2は図1におけるII−
II線の断面構造を、図3は図1におけるIII −III 線の
断面構造を、図4は図1におけるIV−IV線の断面構造
を、図5は図1におけるV−V線の断面構造をそれぞれ
示している。
【0031】図1に示すように、環境制御装置A1は、
デバイス製造装置としての縦型電気炉B1に設置されて
いる。
【0032】図1〜図5に示すように、環境制御装置A
1は、気密性を有する直方体状のチャンバー10を備え
ている。チャンバー10の上壁10aには、デバイスと
しての半導体基板Cが第1の姿勢である水平状態で搬入
される搬入口12が設けられており、チャンバー10の
底壁10bには、半導体基板Cが第2の姿勢である垂直
状態で縦型電気炉B1に向かって搬出される搬出口14
が設けられている。半導体基板Cは断面コの字状の基板
収納ボックス内16に収納された状態で運搬用密閉容器
18内に収納されており、運搬用密閉容器18に収納さ
れた状態でチャンバー10の搬入口12の上に載置され
る。
【0033】チャンバー10の内部には、昇降台20a
を有するエレベーター20が設けられており、昇降台2
0aが下降すると、チャンバー10の搬入口12の上に
載置された運搬用密閉容器18の底部(容器本体に対し
て着脱可能であり、運搬用密閉容器18の運搬時には容
器本体にロックされている。)は運搬用密閉容器18の
容器本体から離脱して昇降台20aに載置された状態で
チャンバー10の内部を下降する。これに伴って、運搬
用密閉容器18の底部に載置されている基板収納ボック
ス16及び該基板収納ボックス16内の半導体基板Cも
下降する。エレベーター20には、伸縮、軸回りの回転
及びチルト運動が可能な基板保持用アーム22が昇降可
能に設けられており、基板保持用アーム22は下降して
きた収納ボックス16を保持し、半導体基板Cが垂直状
態になるように基板収納ボックス16を90度回転させ
た後、基板収納ボックス16をチャンバー10の搬出口
14に載置する。以上説明したエレベーター20、昇降
台20a及び基板保持用アーム22によって、搬入口1
2から搬入された半導体基板Cを第1の姿勢から第2の
姿勢に変えて搬出口14に移送する移送手段が構成され
ている。
【0034】以下、図6〜図9に基づき、基板収納ボッ
クス16をチャンバー10の搬入口12からチャンバー
10の搬出口14に移送する方法について説明する。
【0035】まず、エレベーター20の昇降台20aを
下降させると、図6及び図7に示すように、運搬用密閉
容器18の底部は容器本体から離脱して昇降台20aに
載置された状態でチャンバー10の内部を下降するの
で、基板収納ボックス16もチャンバー10内を下降す
る。
【0036】次に、図8に示すように、基板保持用アー
ム22により基板収納ボックス16を保持した後、半導
体基板Cが水平状態から垂直状態になるように、基板収
納ボックス16の姿勢を変える。
【0037】次に、図9に示すように、基板保持用アー
ム22を伸ばすと共に下動させて基板収納ボックス16
をチャンバー10の搬出口14に載置する。搬出口14
に載置された基板収納ボックス16は縦型電気炉B1の
搬送系により縦型電気炉B1の内部に取り込まれる。
【0038】再び、図1〜図5に示すように、チャンバ
ー10の外部には、チャンバー10の底壁10bから下
方へ延びた後、屈曲して図1の右方へ延び、その後屈曲
して上方へ延びる第1の気体循環用ダクト24が設けら
れており、第1の気体循環用ダクト24は、チャンバー
10内の気体を循環させる第1の気体循環用ファン26
と、循環する気体をクリーンにする第1の高性能フィル
ター28とを有している。第1の高性能フィルター28
はチャンバー10の側壁10cに取り付けられており、
第1の高性能フィルター28を通過した気体は水平状態
の半導体基板Cの主面に平行な層流としてチャンバー1
0内に供給される。以上説明した第1の気体循環用ダク
ト24、第1の気体循環用ファン26及び第1の高性能
フィルター28によって第1の気体循環手段が構成され
ている。
【0039】また、チャンバー10の外部には、チャン
バー10の底壁10bから下方へ延びた後、屈曲して図
1の左方へ延び、その後屈曲して上方へ延び、さらに屈
曲してチャンバー10の上方へ延びる第2の気体循環用
ダクト30が設けられており、第2の気体循環用ダクト
30は、チャンバー10内の気体を循環させる第2の気
体循環用ファン32と、循環する気体をクリーンにする
第2の高性能フィルター34とを有している。第2の高
性能フィルター34はチャンバー10の上壁10aに取
り付けられており、第2の高性能フィルター34を通過
した気体は垂直状態の半導体基板Cの主面に平行な層流
としてチャンバー10内に供給される。以上説明した第
2の気体循環用ダクト30、第2の気体循環用ファン3
2及び第2の高性能フィルター34によって第2の気体
循環手段が構成されている。
【0040】以下、図2〜図5に基づき、チャンバー1
0の内部をクリーンにする方法について説明する。尚、
図2〜図5において、矢印は気体が循環する方向を示し
ている。
【0041】まず、半導体基板Cが水平状態にあるとき
には第1の気体循環用ファン26を作動させる。このよ
うにすると、チャンバー10内の気体は第1の気体循環
用ファン26により吸引されて第1の気体循環ダクト2
4の内部に吸引される。吸引された気体は、第1の気体
循環ダクト24の内部を通って上昇した後、第1の高性
能フィルター28によって微粒子を除去され、チャンバ
ー10内に水平方向の層流として供給される。これによ
り、クリーンな気体は水平方向に流れる層流として水平
状態の半導体基板Cの主面上を通過するため、気体中に
混在している極めて小さい微粒子は、半導体基板Cの上
方を通過し半導体基板Cの主面には付着しない。
【0042】次に、半導体基板Cが垂直状態にあるとき
には第2の気体循環用ファン32を作動させる。このよ
うにすると、チャンバー10内の気体は第2の気体循環
用ファン32により吸引されて第2の気体循環ダクト3
0の内部に吸引される。吸引された気体は、第2の気体
循環ダクト30の内部を通って上昇した後、第2の高性
能フィルター34によって微粒子を除去され、チャンバ
ー10内に垂直方向の層流として供給される。これによ
り、クリーンな気体は垂直方向の層流として垂直状態の
半導体基板Cの主面上を通過するため、気体中に混在し
ている極めて小さい微粒子は、半導体基板Cの主面に沿
って半導体基板Cの側方を通過し半導体基板Cの主面に
は付着しない。
【0043】このようにして、半導体基板Cの縦型電気
炉B1への移送は、高度に清浄化された密閉空間におい
て行なうことができるので、半導体基板Cの主面に微粒
子が付着することを低減できる。
【0044】以下、図10に基づき、上記第1実施例の
第1変形例に係る環境制御装置A2について説明する。
【0045】図10は、図1におけるII−II線の断面構
造を示しており、第1実施例の図2と対応する図であ
る。尚、第1変形例においては、第1実施例と同様の部
材については、同一の符号を付すことにより、説明は省
略する。
【0046】図10に示すように、第1の高性能フィル
ター28の上流側には、気体状の不純物を除去する物理
吸着剤又は化学吸着剤からなる不純物吸着剤36が設け
られている。これにより、第1の気体循環用ダクト24
内を流通する気体から、気体状不純物が除去され、チャ
ンバー10内に供給される気体中の気体状不純物の量は
数10p.p.t.以下になる。
【0047】一般の大気には、半導体装置を製造する際
に半導体装置に悪影響を与える様々な不純物が存在して
いる。例えばアンモニアガスは人体からも多量に発生
し、また自然界にも大量に存在する。このアンモニアガ
スは半導体装置の製造工程のひとつであるリソグラフィ
ー工程において用いられる化学増幅型レジストの反応を
阻害し、レジストパターンの寸法を変化させてしまう。
ところが、第1変形例に係る環境制御装置A2を設置す
ると、気体状不純物の量は数10p.p.t.以下になるた
め、上記の反応阻害が起こらないので、半導体装置の歩
留まりが大きく向上する。
【0048】以下、図11に基づき、上記第1実施例の
第2変形例に係る環境制御装置A3について説明する。
【0049】図11は、図1におけるII−II線の断面構
造を示しており、第1実施例の図2と対応する図であ
る。尚、第2変形例においても、第1実施例及び第1変
形例と同様の部材については、同一の符号を付すことに
より、説明は省略する。
【0050】図11に示すように、第1の気体循環用ダ
クト24における上流側部分には、チャンバー10内に
不活性ガスを導入する不活性ガス供給手段としての不活
性ガス供給用ダクト38が接続されており、不活性ガス
供給用ダクト38には不活性ガスの流量を調整する流量
調節弁40が設けられている。また、第1の気体循環用
ダクト24における下流側部分には、第1の気体循環用
ダクト24の内部に流れる気体の一部を排気するための
排気口42が設けられ、該排気口42には、第1の気体
循環用ダクト24内の圧力が大気よりも陽圧のときには
排気口42を開放し、陰圧のときには排気口42を閉塞
するダンパー44が設けられている。
【0051】不活性ガス供給用ダクト38に不活性ガス
例えば窒素ガスを導入すると、窒素ガスは、不純物吸着
剤36及び第1の高性能フィルター28を通過してチャ
ンバー10内に供給される。これにより、チャンバー1
0の内部の気体を不活性ガスに置換することができる。
【0052】第2変形例に係る環境制御装置A3を、半
導体製造工程の一つである電極形成工程のスパッタリン
グ装置に設置することが好ましい。電極形成工程におい
ては、半導体基板に電極材料を堆積するが、電極材料堆
積時に半導体基板が大気にさらされると、半導体基板上
に自然酸化膜が形成されてしまう。この自然酸化膜は、
半導体基板と電極材料の電気的接触抵抗を変化させてし
まう。ところが、第2変形例に係る環境制御装置A3を
電極形成工程のスパッタリング装置に設置すると、自然
酸化膜の成長が抑制されるため、半導体装置の特性が安
定化するので、半導体装置の歩留まりがいっそう向上す
る。
【0053】以下、図12に基づき、上記第1実施例の
第3変形例に係る環境制御装置A4について説明する。
【0054】図12は、図1におけるII−II線の断面構
造を示しており、第1実施例の図2と対応する図であ
る。尚、第3変形例においても、第1実施例、第1変形
例及び第2変形例と同様の部材については、同一の符号
を付すことにより、説明は省略する。
【0055】図12に示すように、第1の気体循環用ダ
クト24には、コントローラ46により制御される熱交
換器48が設けられている。コントローラ46及び熱交
換器48によって気体調整手段が構成されており、第1
の気体循環用ダクト24を流通する気体の温度および湿
度を制御することができる。
【0056】第3変形例に係る環境制御装置A4を、例
えば半導体装置の製造工程の一つであるリソグラフィー
工程のレジストコート装置に設置することが好ましい。
レジストの膜厚は温度及び湿度により変化するため、レ
ジストの膜厚を一定にするためには温度及び湿度を厳密
に制御する必要がある。従って、第3変形例に係る環境
制御装置A4を設置することによりリソグラフィー工程
の安定化を図ることが可能になる。
【0057】以下、図13及び図14に基づき、本発明
の第2実施例に係る環境制御装置A5について説明す
る。
【0058】図13は本発明の第2実施例に係る環境制
御装置A5を示しており、図14は図13におけるXIV
−XIV線の断面構造を示している。尚、第2実施例にお
いても、第1実施例と同様の部材については、同一の符
号を付すことにより、説明は省略する。
【0059】第2実施例に係る環境制御装置A5におい
ては、半導体基板Cは、搬入口12から搬入されたとき
の姿勢と同じ姿勢で搬出口14に移送される。
【0060】この環境制御装置A5は、デバイス製造装
置としてのドライエッチング装置B2に設置されてい
る。ドライエッチング装置B2は、一般に枚葉処理の装
置である。すなわち、搬出口14に基板収納ボックス1
6が載置されると、ドライエッチング装置B2内の搬送
アームが半導体基板Cを1枚づつドライエッチング装置
B2の内部に取り込んでいく。このため、図14に示す
ように、基板収納ボックス16は搬出口14に、半導体
基板Cが水平状態となるように設置される。
【0061】第2実施例に係る環境制御装置A5におい
ては、クリーンな気体を水平方向の層流としてチャンバ
ー10の内部に供給するだけでよいので、第1実施例と
同様に、第1の気体循環用ダクト24、第1の気体循環
用ファン26及び第1の高性能フィルター28からなる
第1の気体循環手段は設けられているが、第1実施例に
設けられていた第2の気体循環手段は設けられていな
い。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る環境制御装置によると、チャンバー内の気体を循環
させる循環用ファンと循環する気体をクリーンにする高
性能フィルターとを有しクリーンな気体をチャンバー内
に供給する第1及び第2の気体循環手段を備えているた
め、クリーンにする気体はチャンバー内の気体に限られ
ており、クリーンにする気体の量は少なくて済むので低
コスト化を図ることができる。
【0063】また、第1の気体循環手段は、クリーンな
気体をデバイスがチャンバー内に搬入されるときの姿勢
である第1の姿勢のデバイスの主面に対して平行な層流
として供給し、第2の気体循環手段は、クリーンな気体
をデバイスがデバイス製造装置に搬出されるときの姿勢
である第2の姿勢のデバイスの主面に対して平行な層流
として供給するため、デバイスには該デバイスが姿勢を
変えても、常に主面に対して平行な層流が吹き付けら
れ、チャンバーに供給されるクリーンな気体はデバイス
の主面上で滞留したり乱流になったりしないので、高性
能フィルターを通過した微細な塵埃がデバイスの主面に
付着する現象を低減できるので、半導体装置や液晶装置
等のデバイスの歩留まりが向上する。
【0064】請求項2の発明に係る環境制御装置による
と、第1の気体循環手段及び第2の気体循環手段は、循
環する気体から気体状の不純物を除去する物理吸着剤又
は化学吸着剤からなる不純物吸着剤を有しているので、
チャンバー内には気体状の不純物が除去された極めてク
リーンな気体が供給されるので、デバイスの歩留まりが
いっそう向上する。
【0065】請求項3の発明に係る環境制御装置による
と、第1の気体循環手段及び第2の気体循環手段のうち
の少なくとも1つは、不活性ガスをチャンバー内に供給
する不活性ガス供給手段を有しているため、不活性ガス
はデバイスの主面に対して平行な層流として供給される
ので、不活性ガスの供給に伴ってチャンバー内の気体流
が乱れるのを防止でき、微細な塵埃がデバイスの主面に
付着する現象を低減できる。
【0066】請求項4の発明に係る環境制御装置による
と、第1の気体循環手段及び第2の気体循環手段は、循
環する気体の温度又は湿度を調整する気体調整手段を有
しているため、チャンバー内に供給される気体の温度又
は湿度を最適なものに調整することができるので、デバ
イスに形成される膜の膜質や膜厚が温度や湿度の影響を
受ける場合等においても、最適な膜質や膜厚を確保でき
る。
【0067】請求項5の発明に係る環境制御装置による
と、クリーンな気体をデバイスの主面に対して平行な層
流としてチャンバー内に供給する気体循環手段を備えて
いるため、請求項1の発明と同様に、クリーンにする気
体の量は少なくて済み低コスト化を図ることができると
共に、チャンバーに供給されるクリーンな気体がデバイ
スの主面上で滞留したり乱流になったりしないので高性
能フィルターを通過した微細な塵埃がデバイスの主面に
付着する現象を低減できる。
【0068】請求項6の発明に係る環境制御装置による
と、気体循環手段は、循環する気体から気体状の不純物
を除去する物理吸着剤又は化学吸着剤からなる不純物吸
着剤を有しているため、請求項2の発明と同様に、チャ
ンバー内には気体状の不純物が除去された極めてクリー
ンな気体が供給されるので、デバイスの歩留まりがいっ
そう向上する。
【0069】請求項7の発明に係る環境制御装置による
と、不活性ガスはデバイスの主面に対して平行な層流と
して供給されるため、請求項3の発明と同様に、不活性
ガスの供給に伴ってチャンバー内の気体流が乱れるのを
防止でき、微細な塵埃がデバイスの主面に付着する現象
を低減できる。
【0070】請求項8の発明に係る環境制御装置による
と、気体循環手段は、循環する気体の温度又は湿度を調
整する気体調整手段を有しているため、請求項4の発明
と同様に、チャンバー内に供給される気体の温度又は湿
度を最適なものに調整することができるので、デバイス
に形成される膜の膜質や膜厚が温度や湿度の影響を受け
る場合等においても最適な膜質や膜厚を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る環境制御装置の斜視
図である。
【図2】図1におけるII−II線の断面図である。
【図3】図1におけるIII −III 線の断面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線の断面図である。
【図5】図1におけるV−V線の断面図である。
【図6】上記第1実施例に係る環境制御装置において半
導体基板の移送方法を示す図3相当図である。
【図7】上記第1実施例に係る環境制御装置において半
導体基板の移送方法を示す図2相当図である。
【図8】上記第1実施例に係る環境制御装置において半
導体基板の移送方法を示す図3相当図である。
【図9】上記第1実施例に係る環境制御装置において半
導体基板の移送方法を示す図3相当図である。
【図10】上記第1実施例の第1変形例に係る環境制御
装置を示しており、図1におけるII−II線の断面図であ
る。
【図11】上記第1実施例の第2変形例に係る環境制御
装置を示しており、図1におけるII−II線の断面図であ
る。
【図12】上記第1実施例の第3変形例に係る環境制御
装置を示しており、図1におけるII−II線の断面図であ
る。
【図13】本発明の第2実施例に係る環境制御装置の斜
視図である。
【図14】図13におけるXIV−XIV線の断面図であ
る。
【図15】従来のクリーンルームを示す断面図である。
【符号の説明】
A1,A2,A3,A4,A5 環境制御装置 B1 縦型電気炉(デバイス製造装置) B2 ドライエッチング装置(デバイス製造装置) C 半導体基板(デバイス) 10 チャンバー 12 搬入口 14 搬出口 16 基板収納ボックス 18 運搬用密閉容器 20 エレベーター 20a 昇降台 22 基板保持用アーム 24 第1の気体循環用ダクト 26 第1の気体循環用ファン 28 第1の高性能フィルター 30 第2の気体循環用ダクト 32 第2の気体循環用ファン 34 第2の高性能フィルター 36 不純物吸着剤 38 不活性ガス導入用ダクト 40 流量調節弁 42 排気口 44 ダンパー 46 コントローラ 48 熱交換器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造時にクリーンな環境を必要とする板
    状のデバイスを製造するデバイス製造装置に設置される
    環境制御装置であって、 気密性を有するチャンバーと、 該チャンバーに設けられ、デバイスを第1の姿勢で該チ
    ャンバー内に搬入するための搬入口と、 上記チャンバーに設けられ、デバイスを上記第1の姿勢
    と異なる第2の姿勢で該チャンバーから上記デバイス製
    造装置に搬出するための搬出口と、 上記搬入口から搬入されたデバイスをその姿勢を上記第
    1の姿勢から上記第2の姿勢に変えて上記搬出口に移送
    する移送手段と、 上記チャンバーの外部に設けられ、上記チャンバー内の
    気体を循環させる循環用ファンと循環する気体をクリー
    ンにする高性能フィルターとを有し、クリーンな気体を
    上記第1の姿勢のデバイスの主面に対して平行な層流と
    して上記チャンバー内に供給する第1の気体循環手段
    と、 上記チャンバーの外部に設けられ、上記チャンバー内の
    気体を循環させる循環用ファンと循環する気体をクリー
    ンにする高性能フィルターとを有し、クリーンな気体を
    上記第2の姿勢のデバイスの主面に対して平行な層流と
    して上記チャンバー内に供給する第2の気体循環手段と
    を備えていることを特徴とする環境制御装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の気体循環手段及び第2の気体
    循環手段は、循環する気体から気体状の不純物を除去す
    る物理吸着剤又は化学吸着剤からなる不純物吸着剤を有
    していることを特徴とする請求項1に記載の環境制御装
    置。
  3. 【請求項3】 上記第1の気体循環手段及び第2の気体
    循環手段のうちの少なくとも1つは、不活性ガスを上記
    チャンバー内に供給する不活性ガス供給手段を有してい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の環境制御装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1の気体循環手段及び第2の気体
    循環手段は、循環する気体の温度又は湿度を調整する気
    体調整手段を有していることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の環境制御装置。
  5. 【請求項5】 製造時にクリーンな環境を必要とする板
    状のデバイスを製造するデバイス製造装置に設置される
    環境制御装置であって、 気密性を有するチャンバーと、 該チャンバーに設けられ、デバイスを該チャンバー内に
    搬入するための搬入口と、 上記チャンバーに設けられ、デバイスを上記搬入口から
    搬入されたときの姿勢と同じ姿勢で該チャンバーから上
    記デバイス製造装置に搬出するための搬出口と、 上記搬入口から搬入されたデバイスを上記搬入口から搬
    入されたときの姿勢のままで上記搬出口に移送する移送
    手段と、 上記チャンバーの外部に設けられ、上記チャンバー内の
    気体を循環させる循環用ファンと循環する気体をクリー
    ンにする高性能フィルターとを有し、クリーンな気体を
    デバイスの主面に対して平行な層流として上記チャンバ
    ー内に供給する気体循環手段とを備えていることを特徴
    とする環境制御装置。
  6. 【請求項6】 上記気体循環手段は、循環する気体から
    気体状の不純物を除去する物理吸着剤又は化学吸着剤か
    らなる不純物吸着剤を有していることを特徴とする請求
    項5に記載の環境制御装置。
  7. 【請求項7】 上記気体循環手段は、不活性ガスを上記
    チャンバー内に供給する不活性ガス供給手段を有してい
    ることを特徴とする請求項5又は6に記載の環境制御装
    置。
  8. 【請求項8】 上記気体循環手段は、循環する気体の温
    度又は湿度を調整する気体調整手段を有していることを
    特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の環境制
    御装置。
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