JPH0617940A - リテーナ付きオイルシールおよびその製造方法 - Google Patents
リテーナ付きオイルシールおよびその製造方法Info
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- JPH0617940A JPH0617940A JP4172954A JP17295492A JPH0617940A JP H0617940 A JPH0617940 A JP H0617940A JP 4172954 A JP4172954 A JP 4172954A JP 17295492 A JP17295492 A JP 17295492A JP H0617940 A JPH0617940 A JP H0617940A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
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- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
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- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 description 1
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- 238000001721 transfer moulding Methods 0.000 description 1
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両用エンジンブロックに設けられた2本の
位置決め用ノックピンにリテーナの2個の位置決め穴を
嵌合させて固定されるリテーナ付きオイルシールにおい
て、高精度、組付容易性を実現する。 【構成】 リテーナ11の耳片11bにノックピン用丸
穴12を形成し、耳片11cにノックピンの配列方向に
長く、これに垂直な方向には丸穴12と同寸法の長穴1
3を形成する。このようなリテーナ11を、丸穴12お
よび長穴に嵌合可能な断面円形の位置決め突起を有する
金型にセットし、金型を閉じた後、リテーナ11の内周
フランジ11eにオイルシール17を一体成形する。位
置決め用穴の他方が長穴13になっているので、金型お
よびエンジンブロックへの組み込みが容易になる。
位置決め用ノックピンにリテーナの2個の位置決め穴を
嵌合させて固定されるリテーナ付きオイルシールにおい
て、高精度、組付容易性を実現する。 【構成】 リテーナ11の耳片11bにノックピン用丸
穴12を形成し、耳片11cにノックピンの配列方向に
長く、これに垂直な方向には丸穴12と同寸法の長穴1
3を形成する。このようなリテーナ11を、丸穴12お
よび長穴に嵌合可能な断面円形の位置決め突起を有する
金型にセットし、金型を閉じた後、リテーナ11の内周
フランジ11eにオイルシール17を一体成形する。位
置決め用穴の他方が長穴13になっているので、金型お
よびエンジンブロックへの組み込みが容易になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用エンジンブロッ
クのクランク軸部を密封するために使用されるリテーナ
付きオイルシールとその製造方法に関する。
クのクランク軸部を密封するために使用されるリテーナ
付きオイルシールとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置に使用されるリテー
ナ付きオイルシールは、オイルシールの密封性能を維持
するために、軸とオイルシールとの間の偏心を極小にし
て組み付ける必要がある。そのためには、オイルシール
を保持するリテーナをエンジンブロックに高精度で組み
付けることが要求され、その精度確保の手段として、2
本の位置決め用ノックピンが使用されている。
ナ付きオイルシールは、オイルシールの密封性能を維持
するために、軸とオイルシールとの間の偏心を極小にし
て組み付ける必要がある。そのためには、オイルシール
を保持するリテーナをエンジンブロックに高精度で組み
付けることが要求され、その精度確保の手段として、2
本の位置決め用ノックピンが使用されている。
【0003】図3は従来のこの種のリテーナ付きオイル
シールの一例を示している。リテーナ1は、筒状の本体
部1aと、その底部から半径方向外側に延びる3個の耳
辺1b,1c,1dとを有する。耳辺1b,1cは18
0度方向に延び、耳片1dはこれらに対し90度方向に
延びている。耳辺1b,1cには、それぞれ位置決めの
ためのノックピン用穴2,3と取付ねじ穴4,5とが穿
設され、耳片1dには、取付ねじ穴6が穿設されてい
る。また、このリテーナ1の本体部1aの上部内周面に
は、フランジ1eが形成され、このフランジ1eの内側
端部には、ゴム材料によりオイルシール7が一体に成形
されている。
シールの一例を示している。リテーナ1は、筒状の本体
部1aと、その底部から半径方向外側に延びる3個の耳
辺1b,1c,1dとを有する。耳辺1b,1cは18
0度方向に延び、耳片1dはこれらに対し90度方向に
延びている。耳辺1b,1cには、それぞれ位置決めの
ためのノックピン用穴2,3と取付ねじ穴4,5とが穿
設され、耳片1dには、取付ねじ穴6が穿設されてい
る。また、このリテーナ1の本体部1aの上部内周面に
は、フランジ1eが形成され、このフランジ1eの内側
端部には、ゴム材料によりオイルシール7が一体に成形
されている。
【0004】このようなリテーナ付きオイルシールは、
車両用エンジンのエンジンブロックの穴から突出するク
ランク軸に挿着して使用される。すなわち、オイルシー
ル7をクランク軸に挿着し、リテーナ1の本体部1aで
クランク軸が突出する穴を塞ぎ、ノックピン用穴2,3
をエンジンブロックから突出する2本のノックピンに嵌
合させた後、取付ねじ穴4,5,6から取付ねじを挿入
してエンジンブロックに固定する。
車両用エンジンのエンジンブロックの穴から突出するク
ランク軸に挿着して使用される。すなわち、オイルシー
ル7をクランク軸に挿着し、リテーナ1の本体部1aで
クランク軸が突出する穴を塞ぎ、ノックピン用穴2,3
をエンジンブロックから突出する2本のノックピンに嵌
合させた後、取付ねじ穴4,5,6から取付ねじを挿入
してエンジンブロックに固定する。
【0005】図4はこのようなリテーナ付きオイルシー
ルの製造方法を示している。下型8には、リテーナ1の
本体部1aの内周面に嵌合する突部8aおよびオイルシ
ール7を成形するためのキャビティ8bが形成されてい
る。中型9には、リテーナ1の本体部1aの外周面およ
び耳片1b,1c,1dを逃げるための凹部9aが形成
されている。上型10には、リテーナ1のフランジ1e
を押さえる突部10aとオイルシール7を下型8ととも
に成形するキャビティ10bとが形成されている。
ルの製造方法を示している。下型8には、リテーナ1の
本体部1aの内周面に嵌合する突部8aおよびオイルシ
ール7を成形するためのキャビティ8bが形成されてい
る。中型9には、リテーナ1の本体部1aの外周面およ
び耳片1b,1c,1dを逃げるための凹部9aが形成
されている。上型10には、リテーナ1のフランジ1e
を押さえる突部10aとオイルシール7を下型8ととも
に成形するキャビティ10bとが形成されている。
【0006】リテーナ1は、その本体部1aの内周面を
下型8の突部8aに嵌合させて下型8にセットされる。
その後、下型8のキャビティ8b内に未加硫のゴム材料
を置き、中型9および上型10を閉じて一定時間加熱し
て、オイルシール7を成形するとともにオイルシール7
をリテーナ1に加硫接着する。
下型8の突部8aに嵌合させて下型8にセットされる。
その後、下型8のキャビティ8b内に未加硫のゴム材料
を置き、中型9および上型10を閉じて一定時間加熱し
て、オイルシール7を成形するとともにオイルシール7
をリテーナ1に加硫接着する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示した従来のリテーナ付きオイルシールでは、偏心の少
ない高精度なオイルシールを得るために、リテーナ1に
設けられている位置決めのためのノックピン用穴2,3
の穴径Dと、ノックピン穴2とリテーナ1の中心間距離
Aと、ノックピン用穴2,3の中心間距離Bと、リテー
ナ1の中心線に対するノックピン穴2,3のオフセット
距離Cとを、所要の許容差で高精度に加工しているが、
各寸法が許容差内に加工できたとしても、各々の寸法の
組み合わせによっては、エンジンブロックのノックピン
に対するスムーズな組み込みができず、ハンマーで叩く
などの圧入作業が必要になって、組み込み作業性が低下
するという問題があった。
示した従来のリテーナ付きオイルシールでは、偏心の少
ない高精度なオイルシールを得るために、リテーナ1に
設けられている位置決めのためのノックピン用穴2,3
の穴径Dと、ノックピン穴2とリテーナ1の中心間距離
Aと、ノックピン用穴2,3の中心間距離Bと、リテー
ナ1の中心線に対するノックピン穴2,3のオフセット
距離Cとを、所要の許容差で高精度に加工しているが、
各寸法が許容差内に加工できたとしても、各々の寸法の
組み合わせによっては、エンジンブロックのノックピン
に対するスムーズな組み込みができず、ハンマーで叩く
などの圧入作業が必要になって、組み込み作業性が低下
するという問題があった。
【0008】また、図4に示す従来のリテーナ付きオイ
ルシールの製造方法では、下型8に対するリテーナ1の
位置決めを、本体部1aの内周面と下型8の突部8aと
の嵌合で行なっているため、オイルシールのリップは本
体部1aを基準に形成される。しかしリテーナ付きオイ
ルシールのエンジンブロックへの組み付けはノックピン
穴が基準となるので、ノックピン穴の加工位置のばらつ
きによりリテーナ付きオイルシールをエンジンブロック
に組み付けた時にリップの偏心が大きくなってしまい、
密封性能を低下させる問題がある。
ルシールの製造方法では、下型8に対するリテーナ1の
位置決めを、本体部1aの内周面と下型8の突部8aと
の嵌合で行なっているため、オイルシールのリップは本
体部1aを基準に形成される。しかしリテーナ付きオイ
ルシールのエンジンブロックへの組み付けはノックピン
穴が基準となるので、ノックピン穴の加工位置のばらつ
きによりリテーナ付きオイルシールをエンジンブロック
に組み付けた時にリップの偏心が大きくなってしまい、
密封性能を低下させる問題がある。
【0009】また、上記問題を解決するためリテーナ1
の本体部1aと下型8の突部8aとの嵌合の代わりに、
下型8にノックピン用穴2,3に嵌合可能な突起を設け
ることも考えられるが、この突起とノックピン用穴2,
3との嵌合は、結局、エンジンブロックのノックピンと
ノックピン用穴2,3との嵌合と同様になり、突起の径
や位置を高精度に加工しなければならず、金型コストが
高くなるばかりでなく、例え高精度に加工できたとして
も、寸法の組み合わせによってはリテーナを下型にセッ
トすることが難しくなり、作業性を著しく低下させるこ
とになる。
の本体部1aと下型8の突部8aとの嵌合の代わりに、
下型8にノックピン用穴2,3に嵌合可能な突起を設け
ることも考えられるが、この突起とノックピン用穴2,
3との嵌合は、結局、エンジンブロックのノックピンと
ノックピン用穴2,3との嵌合と同様になり、突起の径
や位置を高精度に加工しなければならず、金型コストが
高くなるばかりでなく、例え高精度に加工できたとして
も、寸法の組み合わせによってはリテーナを下型にセッ
トすることが難しくなり、作業性を著しく低下させるこ
とになる。
【0010】したがって、本発明の第1の目的は、エン
ジンブロックへの組み付けが容易で高精度のリテーナ付
きオイルシールを提供することにある。
ジンブロックへの組み付けが容易で高精度のリテーナ付
きオイルシールを提供することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、金型へのセットが
容易で高精度のリテーナ付きオイルシールの製造方法を
提供することにある。
容易で高精度のリテーナ付きオイルシールの製造方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するために、リテーナの2個のノックピン用穴
の一方を丸穴とし、他方を2本のノックピンの配列方向
に長い長穴としたものである。
的を達成するために、リテーナの2個のノックピン用穴
の一方を丸穴とし、他方を2本のノックピンの配列方向
に長い長穴としたものである。
【0013】本発明は、上記第2の目的を達成するため
に、一方を丸穴とし、他方を長穴としたリテーナのノッ
クピン用穴に嵌合可能な断面円形の位置決め突起を金型
に設け、この突起とノックピン用穴との嵌合により、リ
テーナを金型に位置決めするようにしたものである。
に、一方を丸穴とし、他方を長穴としたリテーナのノッ
クピン用穴に嵌合可能な断面円形の位置決め突起を金型
に設け、この突起とノックピン用穴との嵌合により、リ
テーナを金型に位置決めするようにしたものである。
【0014】
【作用】したがって、本発明のリテーナ付きオイルシー
ルによれば、リテーナの2個のノックピン用穴の一方を
丸穴とし、他方を2本のノックピンの配列方向に長い長
穴としたので、ノックピンに対する位置決めは、ノック
ピンの配列方向には丸穴を基準にするだけでよく、長穴
の方は自由度が大きいので、エンジンブロックに対する
組み付けを容易に行なうことができる。
ルによれば、リテーナの2個のノックピン用穴の一方を
丸穴とし、他方を2本のノックピンの配列方向に長い長
穴としたので、ノックピンに対する位置決めは、ノック
ピンの配列方向には丸穴を基準にするだけでよく、長穴
の方は自由度が大きいので、エンジンブロックに対する
組み付けを容易に行なうことができる。
【0015】また、本発明のリテーナ付きオイルシール
の製造方法によれば、一方を丸穴とし、他方を長穴とし
たリテーナのノックピン用穴を金型に設けた断面円形の
位置決め突起に嵌合させてリテーナの位置決めを行なう
ようにしたので、リテーナの金型に対する組み付けを容
易に行なうことができる。
の製造方法によれば、一方を丸穴とし、他方を長穴とし
たリテーナのノックピン用穴を金型に設けた断面円形の
位置決め突起に嵌合させてリテーナの位置決めを行なう
ようにしたので、リテーナの金型に対する組み付けを容
易に行なうことができる。
【0016】
(第1の実施例)図1は本発明の第1の実施例における
リテーナ付きオイルシールを示しており、(a)は平面
図、(b)は断面図である。リテーナ11は、筒状の本
体部11aと、その底部から半径方向外側に延びる3個
の耳片11b,11c,11dとを有する。耳片11
b,11cは180度方向に延び、耳片11dはこれら
に対し90度方向に延びている。一方の耳片11bに
は、位置決めのためのノックピン用丸穴12が形成さ
れ、他方の耳片11cには、位置決めのためのノックピ
ン用長穴13が形成されている。また、各耳片11b,
11c,11dには、取付ねじ穴14,15,16が形
成されている。さらに、リテーナ11の本体部11aの
上部内周面には、フランジ11eが形成され、このフラ
ンジ11aの内側端部には、ゴム材料によりオイルシー
ル17が一体に成形されている。
リテーナ付きオイルシールを示しており、(a)は平面
図、(b)は断面図である。リテーナ11は、筒状の本
体部11aと、その底部から半径方向外側に延びる3個
の耳片11b,11c,11dとを有する。耳片11
b,11cは180度方向に延び、耳片11dはこれら
に対し90度方向に延びている。一方の耳片11bに
は、位置決めのためのノックピン用丸穴12が形成さ
れ、他方の耳片11cには、位置決めのためのノックピ
ン用長穴13が形成されている。また、各耳片11b,
11c,11dには、取付ねじ穴14,15,16が形
成されている。さらに、リテーナ11の本体部11aの
上部内周面には、フランジ11eが形成され、このフラ
ンジ11aの内側端部には、ゴム材料によりオイルシー
ル17が一体に成形されている。
【0017】ノックピン用丸穴12は、その直径Dが従
来と同じ寸法許容差±bで加工されており、この丸穴1
2の中心からリテーナ11の中心までの距離Aと、丸穴
12と長穴13の中心からリテーナ11の中心線までの
オフセット距離Cの許容差は、±aに設定されている。
また丸穴12と長穴13との中心間距離Bと、長穴13
の長手方向の寸法Eとは、あまり高い精度を要求されて
いないので、一般公差±cおよび±dが採用されてい
る。なお、長穴13の短手方向の寸法Dは、丸穴12の
直径と同じ寸法で同じ精度に加工されている。
来と同じ寸法許容差±bで加工されており、この丸穴1
2の中心からリテーナ11の中心までの距離Aと、丸穴
12と長穴13の中心からリテーナ11の中心線までの
オフセット距離Cの許容差は、±aに設定されている。
また丸穴12と長穴13との中心間距離Bと、長穴13
の長手方向の寸法Eとは、あまり高い精度を要求されて
いないので、一般公差±cおよび±dが採用されてい
る。なお、長穴13の短手方向の寸法Dは、丸穴12の
直径と同じ寸法で同じ精度に加工されている。
【0018】リテーナ11の各部がこのような寸法設定
で加工されているリテーナ付きオイルシールは、リテー
ナ11のノックピン用丸穴12および長穴13をエンジ
ンブロックのノックピンに嵌合させて位置決めされる。
その際、図1において、上下方向は丸穴12と長穴13
の短手方向とによって位置規制されるものの、左右方向
は丸穴12のみによって位置規制され、長穴13の長手
方向には自由度が大きくなるので、ノックピンへの嵌合
が容易になる。しかも、偏心に影響を与える寸法Aおよ
びCが、高精度の許容差±aをもって加工されているの
で、オイルシール17の偏心を最小限に抑えることがで
きる。さらに、ノックピン用丸穴12と長穴13との中
心間距離の許容差を両方が丸穴である従来に比べて緩く
することができるので、リテーナの製造コストを低減さ
せることができる。
で加工されているリテーナ付きオイルシールは、リテー
ナ11のノックピン用丸穴12および長穴13をエンジ
ンブロックのノックピンに嵌合させて位置決めされる。
その際、図1において、上下方向は丸穴12と長穴13
の短手方向とによって位置規制されるものの、左右方向
は丸穴12のみによって位置規制され、長穴13の長手
方向には自由度が大きくなるので、ノックピンへの嵌合
が容易になる。しかも、偏心に影響を与える寸法Aおよ
びCが、高精度の許容差±aをもって加工されているの
で、オイルシール17の偏心を最小限に抑えることがで
きる。さらに、ノックピン用丸穴12と長穴13との中
心間距離の許容差を両方が丸穴である従来に比べて緩く
することができるので、リテーナの製造コストを低減さ
せることができる。
【0019】このように、上記第1の実施例によれば、
リテーナ11の2個のノックピン用穴を、一方を丸穴1
2とし、他方をノックピンの配列方向に長く、これに垂
直な方向は丸穴12の直径と同じ寸法の長穴13とした
ので、ノックピンの配列方向には丸穴12を基準にする
だけでよく、長穴13の方は自由度が大きいので、エン
ジンブロックのノックピンに対する位置決めを容易に行
なうことができる。
リテーナ11の2個のノックピン用穴を、一方を丸穴1
2とし、他方をノックピンの配列方向に長く、これに垂
直な方向は丸穴12の直径と同じ寸法の長穴13とした
ので、ノックピンの配列方向には丸穴12を基準にする
だけでよく、長穴13の方は自由度が大きいので、エン
ジンブロックのノックピンに対する位置決めを容易に行
なうことができる。
【0020】また、位置決めのためのノックピン用丸穴
12および長穴13の加工の際の許容差を、丸穴12と
リテーナ11の中心間距離Aと、丸穴12と長穴13の
中心からリテーナ11の中心線までのオフセット距離C
との二つを高精度に設定すればよいので、リテーナ11
の加工が容易になり、製造コストを低減させることがで
きる。
12および長穴13の加工の際の許容差を、丸穴12と
リテーナ11の中心間距離Aと、丸穴12と長穴13の
中心からリテーナ11の中心線までのオフセット距離C
との二つを高精度に設定すればよいので、リテーナ11
の加工が容易になり、製造コストを低減させることがで
きる。
【0021】なお、本実施例においては、リテーナ付き
オイルシールを、リテーナ11にオイルシール17を一
体成形したリテーナ一体型オイルシールを例にして説明
したが、本発明によるリテーナ付きオイルシールは、金
属補強環を有する別体のオイルシールをリテーナ11に
組み込んだタイプのものも含むものであり、更にリテー
ナの形状も取付ねじ穴や耳片の数の異なるもの等特に上
記に限定されるものではない。
オイルシールを、リテーナ11にオイルシール17を一
体成形したリテーナ一体型オイルシールを例にして説明
したが、本発明によるリテーナ付きオイルシールは、金
属補強環を有する別体のオイルシールをリテーナ11に
組み込んだタイプのものも含むものであり、更にリテー
ナの形状も取付ねじ穴や耳片の数の異なるもの等特に上
記に限定されるものではない。
【0022】(第2の実施例)次に本発明の第2の実施
例におけるリテーナ付きオイルシールの製造方法につい
て、図2を参照して説明する。下型18には、上記第1
の実施例で説明したリテーナ11のノックピン用丸穴1
2および長穴13を位置決めするための断面円形の位置
決め突起18aおよび18bと、オイルシール17を成
形するためのキャビティ18cとが形成されている。な
お、位置決め突起18a,18bは、下型18に埋め込
まれたピンであってもよい。位置決め突起18a,18
bの直径、各中心間距離およびオフセット距離は、リテ
ーナおよび金型の材質等を考慮し決定する。中型19に
は、リテーナ11の本体部11aの外周面と耳片11
b,11c,11dと位置決め突起18a,18bとを
逃げるための凹部19aが形成されている。上型20に
は、リテーナ11のフランジ11eを押さえる突部20
aとオイルシール17を下型18とともに成形するキャ
ビティ20bとが形成されている。
例におけるリテーナ付きオイルシールの製造方法につい
て、図2を参照して説明する。下型18には、上記第1
の実施例で説明したリテーナ11のノックピン用丸穴1
2および長穴13を位置決めするための断面円形の位置
決め突起18aおよび18bと、オイルシール17を成
形するためのキャビティ18cとが形成されている。な
お、位置決め突起18a,18bは、下型18に埋め込
まれたピンであってもよい。位置決め突起18a,18
bの直径、各中心間距離およびオフセット距離は、リテ
ーナおよび金型の材質等を考慮し決定する。中型19に
は、リテーナ11の本体部11aの外周面と耳片11
b,11c,11dと位置決め突起18a,18bとを
逃げるための凹部19aが形成されている。上型20に
は、リテーナ11のフランジ11eを押さえる突部20
aとオイルシール17を下型18とともに成形するキャ
ビティ20bとが形成されている。
【0023】リテーナ11は、そのノックピン用丸穴1
2および長穴13を下型18の位置決め突起18a,1
8bに嵌合させて下型18にセットされる。その際、紙
面に垂直な方向には、位置決め突起18a,18bと丸
穴12、長穴13との嵌合により位置規制されるもの
の、紙面の左右方向には、位置決め突起18aと丸穴1
2との嵌合だけにより位置規制されるので、リテーナ1
1の下型18へのセットが容易になる。しかもリテーナ
11の加工と同様に、図1のBに相当する位置決め突起
18a,18bの中心間距離は、それほど高い精度を要
求されないので、金型の製造コストを低く抑えることが
できる。
2および長穴13を下型18の位置決め突起18a,1
8bに嵌合させて下型18にセットされる。その際、紙
面に垂直な方向には、位置決め突起18a,18bと丸
穴12、長穴13との嵌合により位置規制されるもの
の、紙面の左右方向には、位置決め突起18aと丸穴1
2との嵌合だけにより位置規制されるので、リテーナ1
1の下型18へのセットが容易になる。しかもリテーナ
11の加工と同様に、図1のBに相当する位置決め突起
18a,18bの中心間距離は、それほど高い精度を要
求されないので、金型の製造コストを低く抑えることが
できる。
【0024】このようにして、リテーナ11を下型18
にセットした後、下型18のキャビティ18c内に未加
硫のゴム材料を置き、中型19および上型20を閉じて
一定時間加熱し、オイルシール17を成形するとともに
オイルシール17をリテーナ11に加硫接着させ、金型
を開いて製品を取り出す。
にセットした後、下型18のキャビティ18c内に未加
硫のゴム材料を置き、中型19および上型20を閉じて
一定時間加熱し、オイルシール17を成形するとともに
オイルシール17をリテーナ11に加硫接着させ、金型
を開いて製品を取り出す。
【0025】このように、上記第2の実施例によれば、
リテーナ11のノックピン用丸穴12および長穴13に
嵌合可能な断面円形の位置決め突起18a,18bを下
型18に設けたので、リテーナ11を下型18に容易に
セットすることができる。また、位置決め突起18a,
18bの中心間距離をあまり高い精度で加工する必要が
ないので、金型の製造コストを抑えることができる。更
にオイルシールのリップはノックピン穴を基準として形
成されるので、換言すればエンジンブロックにリテーナ
付きオイルシールを組み付ける状態でリップを形成する
ので、偏心の小さい高精度のリテーナ付きオイルシール
を製造することができる。
リテーナ11のノックピン用丸穴12および長穴13に
嵌合可能な断面円形の位置決め突起18a,18bを下
型18に設けたので、リテーナ11を下型18に容易に
セットすることができる。また、位置決め突起18a,
18bの中心間距離をあまり高い精度で加工する必要が
ないので、金型の製造コストを抑えることができる。更
にオイルシールのリップはノックピン穴を基準として形
成されるので、換言すればエンジンブロックにリテーナ
付きオイルシールを組み付ける状態でリップを形成する
ので、偏心の小さい高精度のリテーナ付きオイルシール
を製造することができる。
【0026】なお、本実施例においては、オイルシール
17の成形を圧縮成形法により行なっているが、オイル
シール17を射出成形法やトランスファー成形法を用い
て成形してもよいことは勿論である。また、位置決め突
起を中型等に設けても良い。
17の成形を圧縮成形法により行なっているが、オイル
シール17を射出成形法やトランスファー成形法を用い
て成形してもよいことは勿論である。また、位置決め突
起を中型等に設けても良い。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によるリテーナ付
きオイルシールは、リテーナの2個のノックピン用穴の
一方を丸穴とし、他方を2本のノックピンの配列方向に
長い長穴としたので、エンジンブロックへの組み付けが
容易で精度の高いリテーナ付きオイルシールを実現する
ことができる。
きオイルシールは、リテーナの2個のノックピン用穴の
一方を丸穴とし、他方を2本のノックピンの配列方向に
長い長穴としたので、エンジンブロックへの組み付けが
容易で精度の高いリテーナ付きオイルシールを実現する
ことができる。
【0028】また、本発明によるリテーナ付きオイルシ
ールの製造方法によれば、一方を丸穴とし、他方を長穴
としたリテーナのノックピン用穴を金型に設けた断面円
形の位置決め突起に嵌合させてリテーナの位置決めを行
なうようにしたので、リテーナの金型への組み付けが容
易で精度の高いリテーナ付きオイルシールの製造方法を
実現することができる。
ールの製造方法によれば、一方を丸穴とし、他方を長穴
としたリテーナのノックピン用穴を金型に設けた断面円
形の位置決め突起に嵌合させてリテーナの位置決めを行
なうようにしたので、リテーナの金型への組み付けが容
易で精度の高いリテーナ付きオイルシールの製造方法を
実現することができる。
【図1】(a) 本発明の第1の実施例におけるリテー
ナ付きオイルシールの平面図。 (b) 同オイルシールの断面図。
ナ付きオイルシールの平面図。 (b) 同オイルシールの断面図。
【図2】本発明の第2の実施例におけるリテーナ付きオ
イルシールを製造するための金型の断面図。
イルシールを製造するための金型の断面図。
【図3】(a) 従来例におけるリテーナ付きオイルシ
ールの平面図。 (b) 同オイルシールの断面図。
ールの平面図。 (b) 同オイルシールの断面図。
【図4】従来例におけるリテーナ付きオイルシールを製
造するための金型の断面図。
造するための金型の断面図。
11 リテーナ 12 ノックピン用丸穴 13 ノックピン用長穴 14,15,16 取付ねじ穴 17 オイルシール 18 下型 18a,18b 位置決め突起 19 中型 20 上型
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンブロックに設けられた2本の位
置決め用ノックピンにリテーナの2個の位置決め穴を嵌
合させて前記エンジンブロックに固定されるリテーナ付
きオイルシールにおいて、前記リテーナの2個の位置決
め穴の一方を丸穴とし、他方を2本のノックピンの配列
方向に長い長穴としたリテーナ付きオイルシール。 - 【請求項2】 位置決め用の丸穴と長穴とを有するリテ
ーナを、前記丸穴と長穴とにそれぞれ嵌合する断面円形
の位置決め突起を設けた金型にセットした後、金型を閉
じて前記リテーナの内周部にオイルシールを一体成形す
るリテーナ付きオイルシールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4172954A JPH0617940A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | リテーナ付きオイルシールおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4172954A JPH0617940A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | リテーナ付きオイルシールおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617940A true JPH0617940A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15951448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4172954A Pending JPH0617940A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | リテーナ付きオイルシールおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617940A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7841979B2 (en) | 2003-06-05 | 2010-11-30 | Olympus Corporation | Observation system |
| KR20140048372A (ko) * | 2012-10-11 | 2014-04-24 | 한화엘앤씨 주식회사 | 전기자동차용 하이브리드 배터리 모듈 커버 및 인서트 성형법을 이용한 그 제조방법 |
| CN106402537A (zh) * | 2016-11-23 | 2017-02-15 | 泰州星辉不锈钢制品有限公司 | 一种不锈钢法兰 |
| CN117549508A (zh) * | 2023-11-27 | 2024-02-13 | 深圳市奋达科技股份有限公司 | 模具 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4172954A patent/JPH0617940A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7841979B2 (en) | 2003-06-05 | 2010-11-30 | Olympus Corporation | Observation system |
| KR20140048372A (ko) * | 2012-10-11 | 2014-04-24 | 한화엘앤씨 주식회사 | 전기자동차용 하이브리드 배터리 모듈 커버 및 인서트 성형법을 이용한 그 제조방법 |
| CN106402537A (zh) * | 2016-11-23 | 2017-02-15 | 泰州星辉不锈钢制品有限公司 | 一种不锈钢法兰 |
| CN117549508A (zh) * | 2023-11-27 | 2024-02-13 | 深圳市奋达科技股份有限公司 | 模具 |
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