JPH0618045B2 - 消去装置 - Google Patents

消去装置

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JPH0618045B2
JPH0618045B2 JP59029278A JP2927884A JPH0618045B2 JP H0618045 B2 JPH0618045 B2 JP H0618045B2 JP 59029278 A JP59029278 A JP 59029278A JP 2927884 A JP2927884 A JP 2927884A JP H0618045 B2 JPH0618045 B2 JP H0618045B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、磁気記録又は再生装置において、簡単な回
路構成で高性能の消去が可能である消去装置に関する。
(従来技術) 映像信号等の情報を磁気シート等の記録担体に記録し、
又は記録された情報を再生する磁気記録又は再生装置に
おける消去装置として従来提案されているものを大別す
ると、 (a)バルク消去装置により全トラツクを消去するもの (b)記録又は再生ヘツドとは別個の消去ヘツドを用い、
交流又は直流の消去信号により消去するもの (c)記録又は再生ヘツドに徐々に滅衰する直流電流を交
互に逆極性で印加して消去するもの等がある。
これらのうち(a)は所要のトラツクのみを消去すること
ができず、(b)は記録又は再生ヘツドのほかに消去ヘツ
ドを設けなければならないので、ヘツド機構が複雑にな
り、(c)は徐々に滅衰し、かつ交互に逆極性の直流磁界
により消去するので完全に残留歪を取り除くにはかなり
の時間を要するものであつた。
本出願人は、先に、上記の問題点を解決するため、磁気
ヘツドに、記録又は再生信号の周波数帯域外の低周波振
動であつて持続振動(第1図の期間TE1)とこれに続く
滅衰振動(同図の期間TE2)とを含む消去信号による磁
界を発生させ、これにより記録トラツクごとに、かつ記
録トラツクよりも幅広に、効率よく消去を行うことがで
きる消去装置について提案した(特願昭57−2196
59)。
ところで、上記の本出願人の提案に係る消去装置、さら
に一般的に、交流消去装置において、磁気ヘツドと記録
担体との間で相対的な回転を行わせ、かつ磁気ヘツドに
消去信号による磁界を発生させて消去を行う態様につい
て検討すると、消去信号源として高精度の発振器を特別
に設ける必要があり、また消去信号に高調波成分が多く
含まれている場合には消去後のノイズ特性が劣化すると
いう欠点がある。さらに上記の磁気ヘツドと記録担体と
の相対的な回転の周波数と上記の消去信号の周波数との
関係によつては、例えば磁気シート等の記録担体の任意
のトラツクにおいて上記の相対的な回転のすべてについ
て消去磁界の節となる点が存在し、これらの点で消去を
十分に行うことができないという欠点を生ずる。
例えば、第2図は、円盤状磁気シートを回転させながら
第1図に示す消去信号による消去磁界を発生させて磁気
シート上の同心円状トラツク中の任意の1トラツクに記
録された信号の消去を行う場合における消去磁界の状況
を示すものであつて図中の横軸は磁気シートの1回転に
おけるその任意の1トラツクの長さを、HE1・HE2は第1
図に示す消去信号による消去磁界のうちの任意の2つを
示している。第2図において消去信号の周波数Eと磁
気シートの回転周波数Vとが の関係にあるときは、上記の任意の1トラツク中P1,P2,
…,P3,P4で示す点は磁気シートの各回転についてつね
に消去磁界の節となり、これらの点では消去が行われな
いという欠点がある。
(目的) したがつて、この発明は、磁気ヘツドと記録担体との間
で相対的な回転を行わせ、かつ磁気ヘツドに消去信号に
よる磁界を発生させて消去を行う消去装置において、簡
単な回路構成よりなり、かつ消去信号の周波数精度を高
くすることができ、これにより残留ノイズが少なく高性
能の消去が可能である消去装置を提供することを目的と
する。
さらにこの発明は、上記の目的を達成するとともに、記
録担体の記録トラツク上のどの点においても、前記の相
対的な回転のすべてについては消去磁界による節を生じ
ないようにし、効率よく短時間で消去を行うことができ
る消去装置を提供することを目的とする。
(実施例による説明) 以下第3図、第4図等に示す実施例を参照して上記の目
的を達成するためこの発明において講じた手段について
例示説明する。下記の説明は、円盤状記録担体を使用す
る実施態様及びテープ状記録担体を使用する実施態様の
順序で行う。
(円盤状記録担体を使用する実施態様)(第3図、第4
図) 第3図は、この発明を円盤状記録担体に記録された信号
の消去に適用した一実施例を記録系及び再生系とともに
示すものである。図において、1は円盤状磁気記録担体
であつて磁気シート又は磁気デイスクのいずれでもよい
が、下記の実施例の説明では磁気シートであるとする。
2はシート回転モータ、3は磁気ヘツドであり、図では
記録又は再生ヘツドを消去に兼用する例を示している
が、これは専用の消去ヘツドであつてもよい。記録され
るべき映像信号は入力端4より入力され、記録信号処理
回路5で記録に適した信号に変換され、スイツチS2の
d端子を経て記録増幅器6で増幅され、スイツチS1の
a端子を経て磁気ヘツド3により磁気シート1に記録さ
れる。なおこの場合記録トラツクは同心円状に形成され
るものとする。再生に当たつては、磁気シート1に記録
された信号がヘツド3により読み出され、スイツチS1
のb端子を経て再生増幅器7及び再生信号処理回路8で
処理され、デイスプレイ装置9に可視表示され、あるい
は不図示のプリンタ等により印写される。なお記録され
るべき信号は、上記の映像信号のほか、音声信号又はそ
の他の信号でもよい。
10は消去信号源であつて同期信号発振器11、分周器
12、ランプ波発生器13、乗算器14及び消去信号周
波数Eを通過帯域とする帯域フイルタ(BPF)15よ
り構成される。同期信号発振器11が発生する水平同期
信号は、記録信号処理回路5及び再生信号処理回路8を
制御するとともに分周器12により1/2(は正の整
数)に分周され、この分周された出力はランプ波発生器
13が発生する例えば図示の波形のランプ波と乗算器1
4で乗算され、その出力が帯域フイルタ15を経てスイ
ツチS2のc端子に消去信号として供給される。なお消
去信号の源となる水平同期信号は、第3図に示すように
記録又は再生装置に内蔵する同期信号発振器11より得
る代わりに、他の装置の同期信号発振器より得るように
してもよい。
次に上記の消去信号の周波数Eと磁気シート1の回転
周波数(一般的には磁気ヘツドと記録担体との相対的な
回転の周波数)Vとの関係について説明する。この発
明を実施するに当たつては、シート1の記録トラツク上
のどの点においてもシート1のすべての回転については
消去磁界の節が生じない関係、すなわち の関係をもたせることを可とする。EとVとの間に
上記の関係をもたせれば、記録トラツク上のすべての点
が消去磁界を受け、効率よく短時間で消去を行うことが
できる。
同期信号発振器11の出力を分周して消去信号を得る場
合の消去信号周波数Eの数値例を説明すると、例えば
カラー映像信号に対する水平同期信号周波数H=15.7
34kHzを1/2に分周するようにすれば、このの値に対
して消去信号の周波数Eは下表に示すようになる。
そしてこの消去信号周波数Eはシート1の回転周波数V =15.734kHz/262.5=59.939Hzに対して前記の(1)式
を満足する値である。なお実験によれば、上表において
E=1.96675kHzの場合に最もすぐれた消去特性を示
す。もつとも最適な消去信号周波数Eはシート1の回
転周波数、記録又は再生信号の周波数帯域並びにシート
1及びヘツド3の材質によつて異なるものである。
同期信号発振器11は周波数精度が高いから、その発振
出力を分周して消去信号を得るようにすれば、残留ノイ
ズが少なくなり、高性能の消去が可能になるが、第3図
の帯域フイルタ15を通して消去信号を出力させること
により、残留ノイズの成分となる不用な高調波成分を除
き、さらに高性能の消去が可能になる。第4図(A)は消
去信号周波数Eを通過させる帯域フイルタ15を用い
る場合の消去後の再生ノイズスペクトラムを示すもの
で、上記の帯域フイルター15を用いない同図(B)の場
合と比較してスペクトラムが改善されたことを示してい
る。
次にこの発明を実施するに当たり好適な持続振動期間
(第1図のTE1)及び減衰振動期間(同じくTE2)等の数
値例について説明すると、TE1が0.1〜1秒、TE2が1〜
2秒であることを可とし、また期間TE1における持続振
動は一定振幅であることを可とし、その振幅は、期間T
E1が0.2〜0.4秒であるとき30〜40mAであることを可
とする。
第3図の消去装置において磁気シート1の所望のトラツ
クに記録された信号を消去する作用について説明する
と、例えば公知の送り機構により、磁気ヘツド3を上記
の所望トラツク位置に移動させ、スイツチS1、S2を
切り換えて磁気ヘツド3に前述の消去信号を供給する。
消去信号は、期間TE1の、一定振幅を可とする持続振動
と期間TE2の滅衰振動とを含んでいるので、前述の消去
作用は、換言すれば、持続振動期間TE1に磁気シート1
内の磁化を飽和磁化させ、そのトラツクの原記録信号を
重ね書き消去し、その後滅衰振動期間TE2に歪を取り除
くようにするものである。
さらに消去信号の周波数Eを記録又は再生信号の帯域
外の低周波とすれば、磁気ヘツド3の透磁率が高い領域
で動作するので、磁束密度が大きくなり、消去効率が向
上し、短時間で消去することができる。また仮に消去信
号成分が残留しても、再記録時に発生する可能性がある
ビート成分としては無視できる程度の大きさである。ま
た低周波の振動は、磁気ヘツド3のギヤツプ部で外部に
もれるもれ磁束が多いので、ヘツド3の位置に多少のト
ラツクずれがあつても十分幅広に消去することができ
る。なお上記の効果は、記録又は再生ヘツドを消去ヘツ
ドに兼用する構成でも専用の消去ヘツドを設ける構成で
も、基本的に同様に発揮される。
(テープ状記録担体を使用する実施態様) 磁気テープを使用するビデオテープレコーダにおいて静
止画を記録又は再生する手段として、フイルムを用いて
作成した写真をビデオテープレコーダで撮影する手段の
ほかに、フイルムを用いずビデオテープレコーダで直接
撮影する手段も可能であり、そのためには (a)記録は通常のつなぎ撮りをし、再生時にはテープを
停止して静止画にして見る。
(b)フレームメモリ等を使用して数こま分同一信号を記
録し、再生時テープを停止して静止画にして見る。ある
いは同一信号が記録されている部分をくり返して見る。
等の手段が考えられる。本出願人は、先に、記録担体を
案内体に斜めに巻回して走行させ、回転する記録ヘツド
により記録担体を走査して映像信号を記録するよう構成
された装置において、前記記録ヘツドの走査軌跡が記録
担体の走行時と静止時とにおいて実効的に同じ軌跡とな
るよう前記記録ヘツドにその走査方向を横切る方向の変
位力を与える手段を具え、これにより特殊な機能を有し
ない通常の再生装置によつて良好な画質の静止画を再生
することが可能である記録装置について提案した(特願
昭57−161645)。
この発明は、例えば上記のように、磁気テープを停止
し、ヘツドを回転させて記録又は再生を行う装置におけ
る記録信号の消去に適用することができるものであり、
水平同期信号を分周して消去信号を得ることにより、前
記と同様に、消去信号の精度を高くすることができ、こ
れにより残留ノイズが少なく高性能の消去を行うことが
できる。さらにヘツドの回転周波数(複数ヘツドの場合
にはヘツドの数を考慮した回転周波数)と消去信号周波
数との関係を前述の(1)式を満足するように設定すれ
ば、磁気テープ上の記録トラツクのどの点においてもヘ
ツドの磁気テープに対する相対的な回転のすべてについ
ては消去磁界の節を生じないようにすることができる。
(効果) 前述のように、この発明によれば、磁気ヘツドと記録担
体とを相対的に回転させ、前記磁気ヘツドに消去信号に
よる磁界を発生させて消去を行う消去装置において、前
記消去信号を水平同期信号源より発生される水平同期信
号を分周して得るようにしたので、別個に消去信号発振
器を設けることなく、簡単な回路で消去装置を構成する
ことができるとともに、消去信号の周波数精度を高くす
ることができ、残留ノイズが少なく高性能の消去を行う
ことができる。
更に、前記の磁気ヘツドと記録担体との相対的な回転の
周波数と消去信号の周波数との関係を、記録担体の記録
トラツクのどの点においても、上記の相対的な回転のす
べてについては消去磁界の節が生じないように設定すれ
ば、記録担体の記録トラツク上のすべての点が消去磁界
を受け、効率よく、かつ短時間に消去を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の消去装置における消去信号の一例を
示す波形図、第2図は交流消去装置において消去信号周
波数の設定によつては消去磁界の節となる点が存在する
状況の説明図、第3図は円盤状記録担体を使用するこの
発明の消去装置の一実施例のブロツク図、第4図(A)及
び(B)はそれぞれ第3図の消去装置において帯域フイル
タを通して消去信号を出力させる場合と帯域フイルタを
用いない場合におけるノイズスペクトラムを示す線図で
ある。 符号の説明 1:記録担体の一例である磁気シート、2:シート回転
モータ、3:磁気ヘツド、10:消去信号源、11:同
期信号発振器、12:分周器、15:帯域フイルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 正彦 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 特開 昭49−82312(JP,A) 特開 昭51−8910(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドと記録担体とを相対的に回転さ
    せる手段と、 水平同期信号を発生する水平同期信号源と、 前記水平同期信号源より発生される水平同期信号を分周
    する手段と、 前記磁気ヘッドに前記分周手段の出力を消去信号として
    印加し、該磁気ヘッドに消去磁界を発生させる手段とを
    具える消去装置。
  2. 【請求項2】前記磁気ヘッドと記録担体との相対的な回
    転の周波数と前記分周手段の出力の周波数との関係が、
    前記記録担体の記録トラック上のどの点においても前記
    の相対的な回転のすべてについては前記消去磁界の節を
    生じないように設定されている特許請求の範囲(1)記
    載の消去装置。
  3. 【請求項3】前記磁気ヘッドに消去磁界を発生させる手
    段は、前記分周手段の出力を帯域フィルタを通してから
    該磁気ヘッドに印加するように構成されている特許請求
    の範囲(1)又は(2)に記載の消去装置。
  4. 【請求項4】円盤状記録担体を前記の磁気ヘッドに対し
    て回転させる手段を具える特許請求の範囲(1)ないし
    (3)のいずれかに記載の消去装置。
  5. 【請求項5】前記磁気ヘッドをテープ状記録担体に対し
    て回転させる手段を具える特許請求の範囲(1)ないし
    (3)のいずれかに記載の消去装置。
JP59029278A 1984-02-14 1984-02-18 消去装置 Expired - Lifetime JPH0618045B2 (ja)

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JP59029278A JPH0618045B2 (ja) 1984-02-18 1984-02-18 消去装置
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JPS60173703A JPS60173703A (ja) 1985-09-07
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JPS5412801B2 (ja) * 1972-12-12 1979-05-25
JPS518910A (ja) * 1974-07-10 1976-01-24 Sharp Kk Eizokirokusaiseisochino shokyokairo

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