JPH06183144A - 可逆性感熱記録材料 - Google Patents

可逆性感熱記録材料

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JPH06183144A
JPH06183144A JP43A JP35420192A JPH06183144A JP H06183144 A JPH06183144 A JP H06183144A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 35420192 A JP35420192 A JP 35420192A JP H06183144 A JPH06183144 A JP H06183144A
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heat
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thermosensitive recording
light
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Yoshihiko Hotta
吉彦 堀田
Masaki Yoshino
正樹 吉野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高コントラスで、外からの光の影響を受けに
くい画像表示ができる可逆性感熱記録材料を提供する。 【構成】 少なくとも支持体4、光反射層3、着色層
2、及び温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱
層1からなる可逆性感熱記録材料において、支持体上
に、光反射層3、着色層2、感熱層1の順序で直接、又
は別の層(例えば、低屈折率層7等)を介して積層した
ことを特徴とする可逆性感熱記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱層の温度による可
逆的な透明度変化を利用して、画像の形成及び消去を何
度も繰り返して行なうことのできる可逆性感熱記録材料
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一時的な画像形成が行なえ、不要
となった時にはその画像の消去ができるようにした可逆
性感熱記録材料が注目されている。その代表的なものと
しては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のような樹脂
母材中に高級脂肪酸のような有機低分子物質を分散した
可逆性感熱記録材料が知られている(特開昭54−11
9377号、特開昭55−154198号などの公
報)。
【0003】更にコントラストを向上させるために、こ
の可逆性感熱記録材料の背面に光反射層を設け画像を表
示する方法(特開昭64−14079号)や、この記録
材料の背面に屈折率を異にする薄膜層を設けた可逆性感
熱記録材料(特開平2−175280号)等が提案され
ている。
【0004】コントラスト向上のため、前者の如く光反
射層を設けた場合、その効果は非常に大きいが、外から
の光が正反射して目に入る場合には必ずしも見やすい物
ではない。また、後者の如く、屈折率を異にする薄膜層
を設けた場合、そのコントラスト向上効果は充分なもの
ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
欠点を解消し、温度に依存して透明度が可逆的に変化す
る可逆性感熱記録材料において、高コントラストで、外
からの光の影響を受けにくい画像表示ができる可逆性感
熱記録材料を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも支持体、光反射層、着色層、及び温度に依存して透
明度が可逆的に変化する感熱層から成る可逆性感熱記録
材料において、支持体上に、光反射層、着色層、感熱層
の順序で、直接又は別の層を介して積層したことを特徴
とする可逆性感熱記録材料が提供され、また、感熱層と
着色層との間に別の層としての低屈折率層を設けたこと
を特徴とする前記可逆性感熱記録材料が提供され、更
に、透明支持体上に感熱層を設けた可逆性感熱シート
と、支持体上に光反射層、着色層を設けた着色反射シー
トとを少なくとも一部を接着、一体化したことを特徴と
する前記可逆性感熱記録材料が提供され、更にまた、感
熱層上に、直接、もしくは透明又は半透明の層を介して
保護層を設けたことを特徴とする前記可逆性感熱記録材
料が提供される。
【0007】以下に、本発明を添付の図面に従いながら
更に詳細に説明する。図1は本発明の可逆性感熱記録材
料の4例の概略図である。図1(a)は支持体4上に光
反射層3を設け、さらに着色層2を設け、その上に感熱
層1を設けたものである。図1(b)は前記図1(a)
の感熱層上に透明又は半透明の保護層5を設けたもので
ある。図1(c)は支持体4上に光反射層3と着色層2
を設けた着色反射シートと、透明支持体4’上に感熱層
を設けた可逆性感熱シートの一部を接着層6を介し接着
したものである。この場合、非接着部は、内部に空気が
存在し空気の層を形成して、低屈折率層(空気層)7と
なり、さらにコントラストを向上させることができる。
図1(d)は前記図1(b)のものの背面に情報記憶手
段としての磁気記録層8を設けたものである。
【0008】図2は、支持体4上に、光反射層3、着色
層2、感熱層1を積層した場合の作用を説明するための
図である。図2(a)は本発明の支持体4、光反射層
3、着色層2、感熱層1を順次積層したものであり、透
明状態の感熱層12中に入った光は着色層2中で光が一
部吸収されるため、反射してくる光は少なくなり見やす
いものとなる。また白濁状態の感熱層11中に入った光
は着色層で一部吸収され減衰するものの光反射層で反射
され白濁状態が向上する。これに対して図2(b)は、
着色層を設けず、支持体上に光反射層3、感熱層1を積
層したものの(対照のもの)であり、透明状態の感熱層
12に入射した光は感熱層12を透過し、光反射層3で
正反射され、ほとんどそのまま外部に出ていく。これを
目視した場合には光が反射してこない方向から見たとき
には何ら不都合は生じさせないが、光が反射している方
向から見ると非常に見にくいものとなる。さらに図2
(c)は光反射層を設けず、支持体4、着色層2、感熱
層1を積層したもの(対照のもの)であり、透明状態の
感熱層12中に入った光は着色層2でほとんど吸収され
てしまい外には出てこず、従ってこれを目視したときの
不都合は発生しない。しかしながら、白濁状態の感熱層
11に入った光も着色層に吸収される部分が多く、白濁
度は図2(a)に比べ非常に低いものとなる。
【0009】本発明に係る光反射層は光を反射するもの
ならば何でもよいが、中でも金属が好適に用いられ、例
えばAl、Sn、Ag、Auを蒸着したものあるいはそ
れらの箔が用いられる。光反射広の厚みは少なくとも2
00Å以上、10mm以下が好ましい。
【0010】本発明の着色層は可視光に吸収をもつもの
ならなんでもよく、黒、青、赤、緑等の各種の有機、無
機の染料、顔料が用いられる。着色層は有機、無機の染
料、顔料を樹脂と混合し塗工する方法や蒸着等により形
成される。着色層の光の吸収率は少なくとも10%以上
が好ましく、20%以上がさらに好ましい。また90%
以下で好ましく、80%以下がさらに好ましい。光の吸
収率が低すぎると透明状態での光の正反射防止の効果が
小さくなり、また吸収率が高すぎると白濁状態での白濁
層向上の効果が小さくなる。ここで、光の吸収率とは、
着色層でないときの可視光の反射量に対する着色層を設
けた時の可視光の反射量である。着色層の厚みは100
Å〜10μm程度が好ましく200Å〜5μmで更に好
ましい。
【0011】本発明の可逆性感熱記録材料では、着色層
2と感熱層1との間に低屈折率層5を設けることによ
り、白濁状態の感熱層を透過した光はその感熱層1と低
屈折率層5との界面で反射する割合が増えるため、コン
トラストを向上させることができるようになる(低屈折
率層が空気層で構成されている可逆性感熱記録材料を図
1(c)に示す)。低屈折率層5の材料としては、感熱
層1に用いられる樹脂より低い屈折率層のものならばな
んでも良いが、ASTMD542測定法で屈折率1.5
以下のものが好ましく、更には1.4以下のものが好ま
しい。例えばポリプロピレン(屈折率1.49)、ポリ
−4−メチルペンテン−1(同1.465)、メタクリ
ル樹脂(同1.49)、四フッ化エチレン樹脂(同1.
35)、フッ化ビニリデン樹脂(同1.42)、ホリア
セタール(同1.48)、セルロースアセテート(同
1.46〜1.50)、水(同1.33)、空気(同
1.0)等が挙げられる。
【0012】また、本発明の可逆性感熱記録材料では、
情報記憶部としての磁気記録層7を設けることにより、
磁気記録した情報の一部を感熱層1上に表示することが
できる等、この可逆性感熱記録材料の利便性が向上す
る。情報記憶手段としては磁気記録の他にIC、光磁気
記録等を用いてもよい。
【0013】本発明の感熱層に用いられる材料としては
温度により透明度が可逆的に変化するものならば何でも
よく、例えば、特開平2−188293号に示されるよ
うな無色から黒、青、赤などに色調が変化するもので特
開昭55−154198号に示される透明状態と白濁状
態に可逆的に変化するものが挙げられる。特に樹脂母材
とその樹脂母材中に分散された有機低分子物質からな
り、熱により透明状態と白濁状態が可逆的に変化する材
料は繰り返し耐久性が良好で、熱感度が高いという特徴
を持つ。
【0014】本発明の可逆性感熱記録材料は、前記のご
とき透明度変化(透明状態、白濁不透明状態)を利用し
ており、この透明状態と白濁不透明状態との違いは次の
ように推測される。すなわち、(i)透明の場合には樹脂
母材中に分散された有機低分子物質の粒子は有機低分子
物質の大きな粒子で構成されており、片側から入射した
光は散乱されること無く反対側に透過するため透明に見
えること、また、(ii)白濁の場合には有機低分子物質
の粒子は有機低分子物質の微細な結晶が集合した多結晶
で構成され、個々の結晶の結晶軸がいろいろな方向を向
いているため片側から入射した光は有機低分子物質粒子
の結晶の界面で何度も屈折し、散乱されるため白く見え
ること、等に由来している。
【0015】図3(熱による透明度の変化を表わしてい
る)において、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散され
た有機低分子物質とを主成分とする感熱層は、例えばT
0以下の常温では白濁不透明状態にある。これを温度T2
に加熱すると透明になり、この状態で再びT0以下の常
温に戻しても透明のままである。これは温度T2からT0
以下に至るまでに有機低分子物質が半溶融状態を経て多
結晶から単結晶へと結晶が成長するためと考えられる。
更にT3以上の温度に加熱すると、最大透明度と最大不
透明度との中間の半透明状態になる。次に、この温度を
下げて行くと、再び透明状態をとることなく最初の白濁
不透明状態に戻る。これは温度T3以上で有機低分子物
質が溶融後、冷却されることにより多結晶が析出するた
めであると考えられる。なお、この不透明状態のものを
1〜T2間の温度に加熱した後、常温即ちT0以下の温
度に冷却した場合には透明と不透明との中間の状態をと
ることができる。また、前記常温で透明になったものも
再びT3以上の温度に加熱した後常温に戻せば、再び白
濁不透明状態に戻る。即ち、常温で不透明及び透明の両
形態並びにその中間状態をとることができる。
【0016】従って、熱を選択的に与えることにより感
熱層を選択的に加熱し、透明地に白濁画像、白濁地に透
明画像を形成することができ、その変化は何回も繰り返
することが可能である。そして、このような感熱体の背
面に着色シートを配置すれば、白地に着色シートの色の
画像または着色シートの色の地に白色の画像を形成する
ことができる。また、OHP(オーバーヘッドプロジェ
クター)などで投影すれば、白濁部は暗部になり、透明
部は光が透過しスクリーン上では明部となる。
【0017】本発明で用いられる可逆性感熱記録材料を
作るには一般に(1)樹脂母材及び有機低分子物質の2
成分を溶解した溶液、又は(2)樹脂母材の溶液(溶剤
としては有機低分子物質のうちの少なくとも1種を溶解
しないものを用いる)に有機低分子物質を微粒子状に分
散した分散液をプラスチックフィルム、ガラス板、金属
板などの支持体上に塗布乾燥して積層の感熱層を形成せ
しめればよい。感熱層又は感熱記録材料作成用溶剤とし
ては、樹脂母材及び有機低分子物質の種類によって種々
選択できるが、例えばテトラヒドロフラン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、クロロホルム、四
塩化炭素、エタノール、トルエン、ベンゼン等が挙げら
れる。なお、分散液を使用した場合はもちろんである
が、溶液を使用した場合も得られる感熱層中では有機低
分子物質は微粒子として析出し、分散状態で存在する。
【0018】感熱層に使用される樹脂母材は有機低分子
物質を均一に分散保持した層を形成すると共に、最大透
明時の透明度に影響を与える材料である。このため樹脂
母材は透明性が良く、機械的に安定で、且つ成膜性の良
い樹脂が好ましい。このような樹脂としてはポリ塩化ビ
ニル;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−アクリ
レート共重合体等の塩化ビニル系共重合体;ポリ塩化ビ
ニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化
ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニリ
デン系共重合体;ポリエステル;ポリアミド;ポリアク
リレート又はポリメタクリレート或いはアクリレート−
メタクリレート共重合体;シリコーン樹脂等が挙げられ
る。これ等の樹脂は単独で或いは2種以上混合して使用
して良いことはもちろんである。
【0019】一方、有機低分子物質としては記録層中で
熱により多結晶から単結晶に変化するもの(図1に示し
た温度T1〜T3の範囲で変化するもの)であればよく、
一般に融点30〜200℃好ましくは50〜150℃程
度のものが使用される。このような有機低分子物質とし
てはアルカノール;アルカンジオール;ハロゲンアルカ
ノールまたはハロゲンアルカンジオール;アルキルアミ
ン;アルカン;アルケン;アルキン;ハロゲンアルカ
ン;ハロゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シクロアル
カン;シクロアルケン;シクロアルキン;飽和または不
飽和モノまたはジカルボン酸又はこれらのエステル、ア
ミド又はアンモニウム塩;飽和または不飽和ハロゲン脂
肪酸またはこれらのエステル、アミド又はアンモニウム
塩;アリルカルボン酸またはそれらのエステル、アミド
又はアンモニウム塩;ハロゲンアリルカルボン酸または
それらのエステル、アミド又はアンモニウム塩;チオア
ルコール;チオカルボン酸又はそれらのエステル、アミ
ンまたはアンモニウム塩;チオアルコールのカルボン酸
エステル等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上
混合して使用される。これらの化合物の炭素数は10〜
60、好ましくは10〜38、特に10〜30が好まし
い。エステル中のアルコール基部分は飽和していてもよ
く、飽和していなくてもよく、またハロゲン置換されて
いてもよい。いずれにしても有機低分子物質は分子中に
酸素、窒素、硫黄及びハロゲンの少くとも1種、例えば
−OH、−COOH、−CONH、−COOR、−N
H、−NH2、−S−、−S−S−、−O−、ハロゲン
等を含む化合物であることが好ましい。
【0020】更に具体的には、これら化合物としてはラ
ウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ノナデカ
ン酸、アラギン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ステア
リン酸メチル、ステアリン酸テトラデシル、ステアリン
酸オクタデシル、ラウリン酸オクタデシル、パルミチン
酸テトラデシル、ベヘン酸ドデシル等の高級脂肪酸のエ
ステル; C1633−O−C1633 , C1633−S−C1633
,C1837−S−C1837 , C1225−S−C12
25 ,C1939−S−C1939 , C1225−S−
S−C1225 等のエーテル又はチオエーテル等がある。中でも本発明
では高級脂肪酸、特にパルミチン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸、リグノセリン酸等の炭素数16以上の高級脂肪
酸が好ましく、炭素数16〜24の高級脂肪酸が更に好
ましい。
【0021】また透明化できる温度の巾を広げるには、
この明細書において記載した有機低分子物質を適宜組合
せるか、または、そうした有機低分子物質と融点の異な
る他の材料とを組合せればよい。これらは例えば特開昭
63−39378号、特開昭63−130380号など
の公報や、特願昭63−14754号、特願平1−14
0109号などの明細書に開示されているが、これらに
限定されるものではない。
【0022】なお、感熱層中の有機低分子物質と樹脂母
材との割合は、重量比で2:1〜1:16程度が好まし
く、1:2〜1:8が更に好ましい。樹脂母材の比率が
これ以下になると、有機低分子物質を樹脂母材中に保持
した膜に形成することが困難となり、またこれ以上にな
ると、有機低分子物質の量が少ないため、不透明化が困
難になる。
【0023】感熱層には以上の成分の他に、透明画像の
形成を容易にするために、界面活性剤、高沸点溶剤等の
添加物を添加することができる。これらの添加物の具体
例は次の通りである。 高沸点溶剤の例;リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−
エチルヘキシル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレ
ジル、オレイン酸ブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸
ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フ
タル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキ
シル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジオクチルデシ
ル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル、
アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、ア
ジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アゼライン酸ジ−2
−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ
−2−エチルヘキシル、ジエチレングリコールジベンゾ
エート、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチラ
ート、アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノー
ル酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセ
チルクエン酸トリブチル。
【0024】界面活性剤、その他の添加物の例;多価ア
ルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高級アル
キルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステル、高
級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高
級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又はポリプ
ロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド付加
物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼンスル
ホン酸のNa、Ca、Ba又はMg塩;高級脂肪酸、芳
香族カルボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香族スルホ
ン酸、硫酸モノエステル又はリン酸モノ−又はジ−エス
テルのCa、Ba又はMg塩;低度硫酸化油;ポリ長鎖
アルキルアクリレート;アクリル系オルゴマー;ポリ長
鎖アルキルメタクリレート;長鎖アルキルメタクリレー
ト〜アミン含有モノマー共重合体;スチレン〜無水マレ
イン酸共重合体;オレフィン〜無水マレイン酸共重合
体。
【0025】感熱層の厚みは1〜30μmが好ましく、
2〜20μmがさらに好ましい。感熱層が厚すぎると層
内での熱の分布が発生し均一に透明化することが困難と
なる。また、感熱層が薄すぎると白濁度が低下しコント
ラストが低くなる。更に、感熱層中の有機低分子物質の
量を増加させると白濁度を増すことができる。
【0026】また、感熱層上には感熱層を保護するため
に保護層を設けることができる。感熱層上に積層する保
護層(厚さ0.1〜5μm)材料としては、シリコーン
系ゴム、シリコーン樹脂(特開昭63−221087号
公報に記載)、ポリシロキサングラフトポリマー(特願
昭62−152550号に記載)や紫外線硬化樹脂又は
電子線硬化樹脂(特願昭63−310600号に記載)
等が挙げられる。いずれの場合も、塗布時に溶剤を用い
るが、その溶剤は、感熱層の樹脂ならびに有機低分子物
質を溶解しにくいほうが望ましい。感熱層の樹脂及び有
機低分子物質を溶解しにくい溶剤としてはn−ヘキサ
ン、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール等が挙げられ、特にアルコール系の溶剤が
コスト面から望ましい。
【0027】更にまた、保護層形成液の溶剤やモノマー
成分等から感熱層を保護するために、保護層と感熱層と
の間に中間層を設けることができる(特開平1−133
781号公報に記載)。中間層の材料としては感熱層中
の樹脂母材として挙げたものの他に下記のような熱硬化
性樹脂、熱可塑性樹脂が使用可能である。即ち、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、飽和
ポリエステル、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド等が挙げ
られる。中間層の厚さは0.1〜2μmくらいが好まし
い。
【0028】
【実施例】本発明を実施例により更に詳しく説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。ここでの
部及び%はいずれも重量基準である。
【0029】〔実施例1〕 約188μm厚の白色PETフィルム(東レ社製:ルミラ−X−20)の上に 紫外線硬化性樹脂の75%酢酸ブチル溶液(大日本インキ社製:ユニティッ ク(C7−164)) 10部 メチルエチルケトン 10部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥後80
W/cmの紫外線プランで硬化させ、約2μmの平滑層
を設けた。その上にAlを蒸着し、500Å厚の光反射
層を設けた。さらにその上に銅−フタロシアニン顔料を
蒸着し、1000Å厚みの着色層を設けた。さらにその
上に、 ベヘン酸(日本油脂社製:NAA−22S) 6部 エイコサン2酸(岡村製油社製:SL−20) 4部 フタル酸ジイソデシル 3部 塩化ビニル〜酢酸ビニル〜リン酸エステル共重合体 25部 (電気化学工業社製:#1000p) THF 150部 トルエン 15部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して約
15μm厚の感熱層を設けた。さらにその上に、 ポリアミド樹脂(東レ社製:CM8000) 10部 メタノール 90部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、感熱乾燥して約
1μm厚の中間層を設けた。さらにその上に、 ウレタンアクリレート系紫外線硬化性樹脂の75%酢酸ブチル溶液(大日本 インキ化学社製:ユニディックC7−157) 10部 トルエン 10部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥後80
w/cmの紫外線ランプで硬化させ約5μm厚の保護層
を設けて可逆性感熱記録媒体を作成した。この可逆性感
熱記録媒体を80℃に加熱し感熱層を透明とした。その
上からサーマルヘッドで部分的に加熱し、白濁の画像を
形成したとこと、この画像部の白濁度も高く、高コンス
トラストの画像が得られた。
【0030】〔実施例2〕実施例1においての着色層の
材料をフェニレン顔料とする以外は実施例1と同様にし
て可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0031】〔実施例3〕実施例1において着色層の材
料とジメチルキナグリドン顔料とする以外は実施例1と
同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。実施例2、
3で得られた可逆性感熱記録媒体の上からサーマルヘッ
ドで部分的に加熱し白濁の画像を形成したところ、実施
例1と同様にこの画像はどの角度からも見やすく画像部
の白濁度も高く、高コントラストの画像が得られた。
【0032】〔実施例4〕約50μm厚の透明PETフ
ィルム(東レ社製:ルミラーT−60)の上に実施例1
と同様にして感熱層、中間層、保護層を設けた。これ
と、実施例1で用いた白色PETフィルム上に平滑層、
光反射層、着色層を設けたフィルムとを図1(c)の如
く周辺部のみ結着剤で貼り合わせて、感熱層と着色層の
間に低屈折率層としての空気層を設けた可逆性感熱記録
媒体を作成した。この可逆性感熱記録材料を実施例1と
同様にして透明化し、画像形成した。この画像を目視で
見たところ、どの角度からも実施例1よりさらに見やす
く画像部の白濁部も実施例1のものより白濁度が高く、
さらに高コンストラストの画像が得られた。
【0033】〔実施例5〕実施例1の白色PETの感熱
層の反対面上に バリウムフェライト 10部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(UCC社製:VAG H) 10部 イソシアネート(日本ポリウレタン社製:コロネートL 50%トルエン液 ) 2部 メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 よりなる液とワイヤーバーで塗布し、加熱乾燥して約1
0μm厚の磁気記録層を設け、図1(d)に示す可逆性
感熱記録媒体を作成した。磁気記録層への記憶内容の一
部を感熱層に表示させることができた。
【00034】〔比較例1〕着色層を除外する以外は実
施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成したとこ
ろ、光が正反射する角度から見ると画像は非常に見にく
かった。
【0035】光反射層を除外する以外は実施例1と同様
にして可逆性感熱記録媒体を作成したところ、どの角度
からも画像は同じように認識できたが、その白濁度は低
いものであった。
【0036】
【発明の効果】本発明の可逆性感熱記録媒体は、支持体
上に光反射層と着色層と感熱層とを、この順序で積層し
たものであるため、目視で画像を認識しやすく、かつ高
コントラストの画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、支持体上に、光反射層、着色層、感
熱層を順次積層した可逆性感熱記録材料の断面図。
(b)は、図1(a)の可逆性感熱記録材料の感熱層上
に保護層を設けた可逆性感熱記録材料の断面図。(c)
は、支持体上に光反射層と着色層を設けた着色反射シー
トと、透明支持体上に感熱層を設けた可逆性感熱シート
の一部を接着層を介して接着し、低屈折率層(空気層)
を設けた可逆性感熱記録材料の断面図。(d)は図1
(b)の可逆性感熱記録材料の支持体面に磁気記録層を
設けた可逆性感熱記録材料の断面図。
【図2】(a)は、本発明の可逆性感熱記録材料におけ
る画像表示状態を説明するための概略図。(b)は、着
色層を設けない可逆性感熱記録材料における画像表示状
態を説明するための概略図。(c)は、光反射層を設け
ない可逆性感熱記録材料における画像表示状態を説明す
るための概略図。
【図3】本発明に係る可逆性感熱記録材料の熱による透
明度の変化を表わした図である。
【符号の説明】
1 感熱層 11 白濁状態の感熱層 12 透明状態の感熱層 2 着色層 3 光反射層 4 支持体 4’ 透明支持体 5 保護層 6 接着層 7 低屈折率層 8 磁気記録層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも支持体、光反射層、着色層、
    及び温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱層か
    ら成る可逆性感熱記録材料において、支持体上に、光反
    射層、着色層、感熱層の順序で、直接又は別の層を介し
    て積層したことを特徴とする可逆性感熱記録材料。
  2. 【請求項2】 感熱層と着色層との間に別の層としての
    低屈折率層を設けたことを特徴とする請求項1記載の可
    逆性感熱記録材料。
  3. 【請求項3】 透明支持体上に感熱層を設けた可逆性感
    熱シートと、支持体上に光反射層、着色層を設けた着色
    反射シートとを少なくとも一部を接着、一体化したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の可逆性感熱記録材
    料。
  4. 【請求項4】 感熱層上に、直接、もしくは透明又は半
    透明の層を介して保護層を設けたことを特徴とする請求
    項1、2、又は3記載の可逆性感熱記録材料。
JP43A 1992-12-15 1992-12-15 可逆性感熱記録材料 Pending JPH06183144A (ja)

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