JPH06184894A - ノズルプレート - Google Patents

ノズルプレート

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JPH06184894A
JPH06184894A JP35400192A JP35400192A JPH06184894A JP H06184894 A JPH06184894 A JP H06184894A JP 35400192 A JP35400192 A JP 35400192A JP 35400192 A JP35400192 A JP 35400192A JP H06184894 A JPH06184894 A JP H06184894A
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クルム グィド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンベアの流れ方向における縦筋が目立たな
い繊維シートや、様々な外観を有する繊維シートを得る
ことができる、ノズルプレートを提供すること。 【構成】 千鳥状に配置した流体噴射孔を有するノズル
プレートであり、同列における流体噴射孔は同じ流体噴
射角度を有している。 【効果】 同列の流体噴射孔から噴出される流体は、繊
維ウエブに対して同じ作用をするため、均一に規則性を
もった繊維シートを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維ウエブに流体流、特
に水流を作用させて繊維を絡合する、流体流絡合装置の
ノズルプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から繊維ウエブに高圧水流などの流
体流を作用させて繊維を絡合させ、繊維シートを得る装
置が知られているが、繊維ウエブをコンベアで移動させ
ながら流体流を作用させるため、コンベアの流れ方向
に、流体流による縦筋の目立つ繊維シートしか得られな
かった。
【0003】そのため、繊維ウエブの流れ方向に対して
直角方向に、流体流を揺動させながら作用させたり、二
列以上の流体流を作用させるなど、様々な手段が講じら
れているが、流体流による縦筋が目立つ、中途半端な繊
維シートしか得られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、コンベアの流れ
方向における縦筋が目立たない繊維シートや、様々な外
観を有する繊維シートを得ることができる、ノズルプレ
ートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はプレートの横軸
に対して垂直な平面A、該プレートの縦軸に対して垂直
な平面B、該平面A、平面Bのいずれにも垂直な平面C
に対して、流体噴射孔から噴出される流体の軌跡を投影
した軌跡(LA1・・、LAn又はLB1・・、LBn又は
C1・・、LCn、nは自然数)の、下記に定義される投
影角度α1・・、αn、投影角度β1・・、βn、投影角度
γ1・・、γnの中の少なくとも1つが、70゜以上、9
0゜未満である流体噴射孔を、少なくとも1つ有するノ
ズルプレートである。
【0006】記 投影角度α1・・、αn:ノズルプレートの横軸を平面A
に投影した点を通り、縦軸に平行な直線となす最小角度
をいう。 投影角度β1・・、βn:ノズルプレートの縦軸を平面B
に投影した点を通り、横軸に平行な直線となす最小角度
をいう。 投影角度γ1・・、γn:ノズルプレートの厚さ軸を平面
Cに投影した点を通り、横軸に平行な直線となす最小角
度をいう。
【0007】本発明のノズルプレートは流体噴射孔がノ
ズルプレートの横軸と平行に、列をなして配置してお
り、かつ、投影角度α1・・、αnのみが70゜以上、9
0゜未満である、特に、同列における任意の流体噴射孔
の投影角度α1・・、αnが同じであり、他列における任
意の流体噴射孔の投影角度α1'・・・、αn'も同じであ
ると、繊維ウエブを緻密に絡合することができ、縦筋の
目立たない繊維シートを得ることができる。
【0008】投影角度β1・・、βnが70゜以上、90
゜未満であると、規則性のある外観を有する繊維シート
を得ることができ、投影角度β1・・、βn及び投影角度
γ1・・、γnのいずれもが70゜以上、90゜未満で、
同一投影角度を有すると、均一な規則性のある外観を有
する繊維シートを得ることができる。
【0009】流体噴射孔から噴出される流体の軌跡LBm
と、該流体噴射孔の近傍の流体噴射孔から噴出される流
体の軌跡LBm'とが、略一点で交わると、絡合の程度が
高い部分と低い部分とを有する繊維シートが得られる。
なお、流体噴射孔から噴出される流体の軌跡LAmと、該
流体噴射孔の近傍の流体噴射孔から噴出される流体の軌
跡LAm'とが重複及び/又は交差すると、均一または強
固に絡合した繊維シートを得ることができる。
【0010】
【作用】本発明のノズルプレートはプレートの横軸に対
して垂直な平面A、該プレートの縦軸に対して垂直な平
面B、該平面A、平面Bのいずれにも垂直な平面Cに対
して、流体噴射孔から噴出される流体の軌跡を投影した
軌跡(LA1・・、LAn又はLB1・・、LBn又は
C1・・、LCn、nは自然数)の、投影角度α1・・
αn、投影角度β1・・、βn、投影角度γ1・・、γn
中の少なくとも1つが、70゜以上、90゜未満である
流体噴射孔を、少なくとも1つ有しているため、繊維ウ
エブに対して、流体流を緻密に作用させて、縦筋が目立
たないように絡合させたり、流体流の噴出方向にある規
則性をもたせて絡合し、規則性のある表面状態や、絡合
の程度の異なる繊維シートを得ることが可能になった。
【0011】本発明のノズルプレートの流体噴射孔はラ
ンダムに配置していても良いし、2列以上に配置してい
ても良く、特に限定するものではないが、後者の方が設
計がより容易である。
【0012】特に、本発明のノズルプレートを縦筋が目
立たないようにするために使用する場合には、後者のよ
うに、流体噴射孔を2列以上に配置するのがより好まし
い。図1(a)に例示するように流体噴射孔が2列の場
合、ノズルプレートの縦軸方向に対して、2列目の流体
噴射孔が1列目の隣り合う流体噴射孔の間、好適には1
列目の隣り合う流体噴射孔の中間の位置に千鳥状に配置
していると、繊維ウエブ全体に亘り、流体流が交差する
ことなく均一に絡合処理を施しやすい。また、図1
(b)、(c)に例示するように流体噴射孔が3列の場
合、ノズルプレートの縦軸方向に対して、2列目の流体
噴射孔が1列目の隣り合う流体噴射孔の間に、重ならな
いように配置し、3列目の流体噴射孔が2列目の隣り合
う流体噴射孔の間に、重ならないように配置しているの
が好ましい。この場合、隣接する列間において、千鳥状
に配置していると、繊維ウエブ全体に亘り、流体流が交
差することなく、均一に絡合処理を施しやすい。また、
図1(c)のように、3列目の流体噴射孔と1列目の流
体噴射孔とが重なる位置にあっても良いが、流体流同士
が干渉しにくいように、重ならない位置(図1(b))
にあるのがより好ましい。なお、図示はしていないが、
流体噴射孔が4列以上に配置している場合についても、
上記と同様の関係が成り立つと、縦筋の目立たない繊維
シートを得やすい。
【0013】なお、本発明における横軸とはノズルプレ
ートの重心を通り、ノズルプレートの長辺に平行な直線
を指し、縦軸とは、横軸を含むノズルプレートの片面に
平行な面において、ノズルプレートの重心を通り、横軸
と垂直な直線を指し、厚さ軸とはノズルプレートの重心
を通り、横軸を含むノズルプレートの片面に平行な面に
垂直な直線を指す。
【0014】このように、流体噴射孔が列をなして配置
しており、縦筋が目立たないようにする場合、同列にお
ける流体噴射孔の数は24〜10孔/cmとするのが好ま
しい。この数が24孔/cmよりも少ないと、ピッチが短
くなるので、隣接する流体流同士が干渉しやすく、均一
に絡合させることが難しく、数が10孔/cmよりも多く
なると、ピッチが長くなり、縦筋が目立ちやすいためで
ある。より好ましくは20〜15孔/cmである。
【0015】また、流体噴射孔の孔径は各々の流体噴射
孔によって異なっていても良いが、列をなして配置して
いる場合には、同列における流体流による絡合作用が同
じとなるように、同列における流体噴射孔の孔径は同一
にするのがより好ましい。なお、流体噴射孔の孔径が
0.05mmよりも小さいと、噴射される流体流のエネル
ギーが小さいため、交絡処理が効率的に行なえず、逆に
0.2mmよりも大きいと、繊維が絡み難いので、孔径は
0.05〜0.2mmが好ましく、より好ましくは、0.0
7〜0.15mmである。
【0016】更に、流体噴射孔が列をなしている場合に
は、列間距離が0.5mm未満であると、隣り合う列の流
体流が干渉しやすく、逆に、2mmを越えると流体流の繊
維ウエブへの入射角が大きくなりやすく、均一に絡合で
きないので、列間距離は0.5mm〜2mmであるのが好ま
しく、より好ましくは0.5〜1mmである。なお、流体
噴射孔の列間距離とは、前列の流体噴射孔の中心を通る
直線と、後列の流体噴射孔の中心を通る直線との距離を
いう。
【0017】本発明のノズルプレートは、プレートの横
軸に対して垂直な平面A、該プレートの縦軸に対して垂
直な平面B、該平面A、平面Bのいずれにも垂直な平面
Cに対して、流体噴射孔から噴出される流体の軌跡を投
影した軌跡(LA1・・、LAn又はLB1・・、LBn又はL
C1・・、LCn、nは自然数)の、投影角度α1・・
αn、投影角度β1・・、βn、投影角度γ1・・、γn
中の少なくとも1つが、70゜以上、90゜未満である
流体噴射孔を、少なくとも1つ有するため、様々な繊維
シートを得ることが可能になった。つまり、投影角度α
1・・、αnが70゜以上、90゜未満であると、繊維ウ
エブに対して、より緻密に、時間差なく作用することが
できるので、縦筋の目立たない繊維シートを得ることが
でき、投影角度β1・・、βnが70゜以上、90゜未満
であると、繊維ウエブの幅方向に対してある投影角度を
有しているため、規則性をもった外観の繊維シートを得
ることができ、投影角度γ1・・、γnが70゜以上、9
0゜未満であると、繊維ウエブに対して作用する領域を
特定することができるので、絡合の程度が高い部分と低
い部分とを有する繊維シートを得ることができる。な
お、本発明の流体噴射孔から噴出される流体の軌跡と
は、流体の軌跡の中心をいう。
【0018】まず、本発明のノズルプレートにより、縦
筋の目立たない繊維シートを得る場合、流体噴射孔がノ
ズルプレートの横軸と平行に列をなして配置している
と、流体流同士が干渉し合って、流体流の絡合作用が減
衰するということがなく、より緻密に作用できるように
設計するのが容易であり、しかも、均一な絡合作用をも
つ流体流を噴出することができる。
【0019】また、この場合、投影角度α1・・、αn
みが70゜以上、90゜未満であるのがより好ましい。
投影角度α1・・、αnが70゜未満であると、流体流の
繊維ウエブへの入射角が小さいため、繊維ウエブを絡合
するというよりも、むしろ破断させるように作用するた
めであり、投影角度α1・・、αnが90゜であると、流
体流が繊維ウエブに対して作用する時間差が生じ、均一
に絡合することができないためである。仮に、投影角度
α1・・、αn以外の投影角度β1・・、βn或いは投影角
度γ1・・、γnが70゜以上、90゜未満であると、繊
維ウエブへの入射角が流体噴射孔ごとに異なるので、繊
維ウエブに作用する力が均一ではなくなり、縦筋が目立
ちやすくなる。そのため、投影角度β1・・、βnが90
゜で、投影角度γ1・・、γnが90゜又は0゜であるの
が好ましい。なお、本発明において、流体噴射孔から噴
出された流体の軌跡を平面A、平面B或いは平面Cに投
影した際に、線ではなく、点になった場合には、投影角
度を0゜とする。
【0020】更に、流体噴射孔が列をなしており、同列
における任意の流体噴射孔の投影角度α1・・、αnが同
じであり、しかも他列における任意の流体噴射孔の投影
角度α1'・・・、αn'も同じであると、図2(a)、
(b)及び図3(a)、(b)に示すように、全て同一
の点で交わり、しかもこの点を通り、平面Aに対して垂
直な一直線上にあるため、この直線が繊維ウエブの上
面、中間或いは下面に一致するようにノズルプレートを
設置すると、時間差を生じることなく、均一にしかも緻
密に作用させることができるので、縦筋の目立たない繊
維シートを得ることができる。
【0021】なお、流体噴射孔が3列の場合には、図3
(a)、(b)に示すように、全ての軌跡LA1・・、L
Anが一点で交わっても良いが、少なくとも2つの軌跡が
交わっていれば良い。
【0022】次に、規則性のある外観を有する繊維シー
トを得る場合、投影角度β1・・、βnが70゜以上、9
0゜未満であるのが好ましい。これは、流体流がある程
度の入射角で繊維ウエブに作用するため、絡合方向も略
入射角と同じ方向になり、規則性のある外観を有する繊
維シートを得ることができる。なお、投影角度
β1・・、βnが70゜未満であると、流体流の繊維ウエ
ブへの入射角が小さすぎて、繊維ウエブを絡合するとい
うよりも、むしろ破断させ、投影角度β1・・、βnが9
0゜であると、均一に、縦筋が目立たないように絡合し
てしまい、規則性のある外観をもつ繊維シートが得られ
ない。
【0023】更に、任意の投影角度β1・・、βn及び投
影角度γ1・・、γnのいずれもが70゜以上、90゜未
満で、同一投影角度を有すると、より均一に、規則性の
ある外観を有する繊維シートを得ることができる。
【0024】このような流体噴射孔から噴出される流体
流の状態は、例えば、図4(a)(b)、図5(a)
(b)、図6、及び図7(a)(b)のような状態であ
る。図4(a)は投影角度β1・・、βnがすべて同じ場
合であり、均一に毛羽立った表面をもつ繊維シートを得
ることができる。なお、図4(b)のように、投影角度
β1・・、βnがすべて同じである必要は全くない。
【0025】図5(a)は投影角度γ1・・、γnの投影
角度がすべて同じ場合であり、図4(a)のように投影
角度β1・・、βnが全て同じであり、投影角度
γ1・・、γnの投影角度もすべて同じである場合には、
全ての流体流の繊維ウエブへの絡合作用が同じなので、
より均一に毛羽立った表面をもつ繊維シートを得ること
ができる。また、図5(b)のように、投影角度γ1
・・、γnも全て同じである必要は全くない。
【0026】図6は投影角度β1・・、βnの中に90゜
である流体噴射孔を有する場合であり、このように軌跡
B1・・、LBn同士が互いに絡合作用を相殺する向きで
なければ、同様な毛羽立った表面をもつ繊維シートを得
ることができる。なお、この場合、図7(a)に示すよ
うに、流体流が繊維ウエブに対して同時に作用しても、
図7(b)に示すように、時間差を設けて作用させても
良い。
【0027】そして、絡合の強度が高い部分と低い部分
とを有する繊維シートを得る場合には、図8(a)〜
(c)に例示するように、流体噴射孔から噴出される流
体の軌跡LBmと、該流体噴射孔の近傍の流体噴射孔から
噴出される流体の軌跡LBm'とが、略一点で交わるよう
にするのが好ましい。これは、流体噴射孔から噴出され
る流体が略一点で交わるため、この点で繊維ウエブに作
用させると、この点の周辺においては絡合の程度が高い
ものの、この点から少し離れた所では絡合の程度が低く
なるためである。なお、本発明における近傍とは、軌跡
Bmのもととなる流体噴射孔の中心の半径0.4mm以内
に流体噴射孔の中心があることである。
【0028】また、流体噴射孔から噴出される流体の軌
跡LAmと、この流体噴射孔の近傍の流体噴射孔から噴出
される流体の軌跡LAm'とが重複及び/又は交差する
と、より均一或いは強固に、絡合の程度が異なる部分を
有する繊維シートを得ることができる。軌跡LAmと、軌
跡LAm'とが重複するということは、これら軌跡をもつ
流体噴射孔が平面Aに対して垂直な直線上にあるという
ことであり、平面Bにおける噴出方向が異なるだけなの
で、この方向の違いは流体同士が略衝突する際に相殺さ
れるため、均一に絡合することができる。他方、軌跡L
Amと、軌跡LAm'とが交差するということは、これら軌
跡のもとになる流体噴射孔が平面Aに対して垂直な直線
上にはないということであるため、これら流体が略衝突
する際には絡合作用が相殺されないので、強固に絡合す
ることができる。
【0029】なお、後者のように、軌跡LAmと、軌跡L
Am'とが交差する場合には、図2(a)、(b)及び図
3(a)、(b)に例示するように、2つの流体流が交
差する場合、3つの流体流が交差する場合などがある。
更に、軌跡LC1・・、LCnが交差する場合としては、図
9(a)(b)のような場合を例示できる。図9(a)
は2列目の2つの流体流が1列目の1つの流体流に略衝
突する場合であり、図9(b)は2列目の1つの流体流
が1列目の1つの流体流に略衝突する場合である。
【0030】以下に、本発明のノズルプレートの実施例
を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0031】
【実施例】
(実施例1)繊度1.5デニール、繊維長51mmのポリ
エステル繊維をカーディングして得た目付80g/m2の繊
維ウエブを、繊維ウエブの流れ方向に対して直角配置し
た、下記のようなノズルプレートから水を噴射させて、
繊維を絡合させ、繊維シートを得た。この繊維シートは
水流による縦筋が目立たず、表面状態も均一であった。
【0032】記 (1)流体噴射孔は千鳥状に2列に配置している。 (2)各列の流体噴射孔の数は15孔/cmである。 (3)流体噴射孔の孔径は1列目2列目とも0.15mm
である。 (4)流体噴射孔列の列間距離は0.7mmである。 (5)図2(a)に示すように、投影角度α1・・、αn
はすべて85.22゜で、投影角度β1・・、βn及び投
影角度γ1・・、γnはすべて90゜である。 (6)軌跡LA1と軌跡LA2との交点が繊維ウエブの下面
と一致するように配置する。 (7)水流の吐出圧力は10MPaである。
【0033】(実施例2)実施例1と同様にして得た繊
維ウエブを、繊維ウエブの流れ方向に対して直角配置し
た、下記のようなノズルプレートから水を噴射させて、
繊維を絡合させ、繊維シートを得た。この繊維シートは
櫛でといたような表面状態を有していた。
【0034】記 (1)流体噴射孔は千鳥状に2列に配置している。 (2)各列の流体噴射孔の数は15孔/cmである。 (3)流体噴射孔の孔径は1列目2列目とも0.15mm
である。 (4)流体噴射孔列の列間距離は0.7mmである。 (5)図7(b)に示すように、1列目の投影角度
β1・・、βnは90゜で、投影角度γ1・・、γnは0゜
であり、2列目の投影角度β1・・、βnは80゜で、投
影角度γ1・・、γnは60゜である。 (6)図6の平面Bのように、隣接する軌跡(例えば、
軌跡LB1と軌跡LB2)との交点が繊維ウエブの下面と一
致するように配置する。 (7)水流の吐出圧力は10MPaである。
【0035】(実施例3)実施例1と同様にして得た繊
維ウエブを、繊維ウエブの流れ方向に対して直角配置し
た、下記のようなノズルプレートから水を噴射させて、
繊維を絡合させ、繊維シートを得た。この繊維シートは
絡合の程度が高い部分と絡合の程度が低い部分とを有し
ていた。
【0036】記 (1)流体噴射孔は図9(b)のように、2列に配置し
ている。 (2)1列目の流体噴射孔の数は14孔/cmで、2列目
の流体噴射孔の数は7孔/cmである。 (3)流体噴射孔の孔径は1列目2列目とも0.12mm
である。 (4)流体噴射孔列の列間距離は0.8mmである。 (5)図9(b)に示すように、1列目の投影角度
β1・・、βnは90゜、投影角度γ1・・、γnは0゜
で、2列目の投影角度β1・・、βnは85゜、投影角度
γ1・・、γnは70゜である。 (6)図8(c)の平面Bのように、隣接する軌跡(例
えば軌跡LB1と軌跡LB2)との交点が繊維ウエブの下面
と一致するように配置する。 (7)水流の吐出圧力は10MPaである。
【0037】
【発明の効果】本発明のノズルプレートは平面A、平面
B、平面Cのいずれかに投影した軌跡の投影角度が70
゜以上、90゜未満である流体噴射孔を有するため、よ
り均一に絡合させて、縦筋の目立たない繊維シートを得
ることができたり、規則性のある外観を有する繊維シー
トを得ることができたり、絡合の程度が高い部分と低い
部分とを有する繊維シートを得ることができる。
【0038】本発明のノズルプレートは流体噴射孔がノ
ズルプレートの横軸と平行に、列をなして配置してお
り、かつ、投影角度α1・・、αnのみが70゜以上、9
0゜未満である、特に、同列における任意の流体噴射孔
の投影角度α1・・、αnが同じであり、他列における任
意の流体噴射孔の投影角度α1'・・・、αn'も同じであ
ると、繊維ウエブを緻密に絡合することができ、縦筋の
目立たない繊維シートを得ることができる。そのため、
このようにして得られる繊維シートはコーティングなど
の後工程により、人工皮革、人工皮革などの裏打ち材、
衣料の芯地などに加工することができる。
【0039】また、投影角度β1・・、βnが70゜以
上、90゜未満であると、規則性のある外観を有する繊
維シートを得ることができ、投影角度β1・・、βn及び
投影角度γ1・・、γnのいずれもが70゜以上、90゜
未満で、同一投影角度を有すると、均一な規則性のある
外観を有する繊維シートを得ることができる。
【0040】更に、流体噴射孔から噴出される流体の軌
跡LBmと、該流体噴射孔の近傍の流体噴射孔から噴出さ
れる流体の軌跡LBm'とが、略一点で交わると、絡合の
程度が高い部分と低い部分とを有する繊維シートが得ら
れる。なお、流体噴射孔から噴出される流体の軌跡LAm
と、該流体噴射孔の近傍の流体噴射孔から噴出される流
体の軌跡LAm'とが重複及び/又は交差すると、均一ま
たは強固に絡合した繊維シートを得ることができる。こ
のようにして得られる繊維シートは強度もあり、しかも
絡合の程度の低い、保持性に優れた部分を有しているた
め、ワイパーなどの用途に有効に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) ノズルプレートの平面図の一例 (b) ノズルプレートの平面図の一例 (c) ノズルプレートの平面図の一例
【図2】(a) 平面Aに投影した軌跡を表す図の一例 (b) 平面Aに投影した軌跡を表す図の一例
【図3】(a) 平面Aに投影した軌跡を表す図の一例 (b) 平面Aに投影した軌跡を表す図の一例
【図4】(a) 平面Bに投影した軌跡を表す図の一例 (b) 平面Bに投影した軌跡を表す図の一例
【図5】(a) 平面Cに投影した軌跡を表す図の一例 (b) 平面Cに投影した軌跡を表す図の一例
【図6】平面Bに投影した軌跡を表す図の一例
【図7】(a) 平面Cに投影した軌跡を表す図の一例 (b) 平面Cに投影した軌跡を表す図の一例
【図8】(a) 平面Bに投影した軌跡を表す図の一例 (b) 平面Bに投影した軌跡を表す図の一例 (c) 平面Bに投影した軌跡を表す図の一例
【図9】(a) 平面Cに投影した軌跡を表す図の一例 (b) 平面Cに投影した軌跡を表す図の一例
【符号の説明】
1 ノズルプレート A 平面A B 平面B C 平面C LA1・・、LAn 平面Aに投影した軌跡 LB1・・、LBn 平面Bに投影した軌跡 LC1・・、LCn 平面Cに投影した軌跡 α1・・、αn 平面Aにおける投影角度 β1・・、βn 平面Bにおける投影角度 γ1・・、γn 平面Cにおける投影角度

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の流体噴射孔を有する横長の流体流
    絡合用ノズルプレートにおいて、該プレートの横軸に対
    して垂直な平面A、該プレートの縦軸に対して垂直な平
    面B、該平面A、平面Bのいずれにも垂直な平面Cに対
    して、流体噴射孔から噴出される流体の軌跡を投影した
    軌跡(LA1・・、LAn又はLB1・・、LBn又は
    C1・・、LCn、nは自然数)の、下記に定義される投
    影角度α1・・、αn、投影角度β1・・、βn、投影角度
    γ1・・、γnの中の少なくとも1つが、70゜以上、9
    0゜未満である流体噴射孔を、少なくとも1つ有するこ
    とを特徴とするノズルプレート。 記 投影角度α1・・、αn:ノズルプレートの横軸を平面A
    に投影した点を通り、縦軸に平行な直線となす最小角度
    をいう。 投影角度β1・・、βn:ノズルプレートの縦軸を平面B
    に投影した点を通り、横軸に平行な直線となす最小角度
    をいう。 投影角度γ1・・、γn:ノズルプレートの厚さ軸を平面
    Cに投影した点を通り、横軸に平行な直線となす最小角
    度をいう。
  2. 【請求項2】 流体噴射孔がノズルプレートの横軸と平
    行に、列をなして配置しており、かつ、投影角度α1
    ・・、αnのみが70゜以上、90゜未満であることを特
    徴とする請求項1記載のノズルプレート。
  3. 【請求項3】 同列における任意の流体噴射孔の投影角
    度α1・・、αnが同じであり、他列における任意の流体
    噴射孔の投影角度α1'・・・、αn'も同じであることを
    特徴とする請求項2記載のノズルプレート。
  4. 【請求項4】 投影角度β1・・、βnが70゜以上、9
    0゜未満であることを特徴とする請求項1記載のノズル
    プレート。
  5. 【請求項5】 投影角度β1・・、βn及び投影角度
    γ1・・、γnのいずれもが70゜以上、90゜未満で、
    同一投影角度を有することを特徴とする請求項4記載の
    ノズルプレート。
  6. 【請求項6】 流体噴射孔から噴出される流体の軌跡L
    Bmと、該流体噴射孔の近傍の流体噴射孔から噴出される
    流体の軌跡LBm'とが、略一点で交わることを特徴とす
    る請求項1記載のノズルプレート。
  7. 【請求項7】 流体噴射孔から噴出される流体の軌跡L
    Amと、該流体噴射孔の近傍の流体噴射孔から噴出される
    流体の軌跡LAm'とが重複及び/又は交差することを特
    徴とする請求項6記載のノズルプレート。
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