JPH0618702U - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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JPH0618702U
JPH0618702U JP6329492U JP6329492U JPH0618702U JP H0618702 U JPH0618702 U JP H0618702U JP 6329492 U JP6329492 U JP 6329492U JP 6329492 U JP6329492 U JP 6329492U JP H0618702 U JPH0618702 U JP H0618702U
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liquid
bladder
chamber
inner shell
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブラダの中央部がガス室側に向けて移動し内シ
ェルに当接されたときブラダと内シェルとの間にガスを
保持し、ひいては液体圧の吸収可能な変動幅を拡大し、
また液体圧の吸収可能な周波数幅を拡大する。 【構成】ブラダによって液体室から区画されたガス室を
少なくとも2つのガス小室に区画する内シェルに形成さ
れているガス案内孔を閉鎖可能な環状突条(21c)をブラ
ダの中央部の内表面に対して少なくとも1条形成する。 【効果】ブラダの中央部がガス室側に向けて移動し内シ
ェルに当接されたときブラダと内シェルとの間にガスを
保持でき、ひいては液体圧の吸収可能な変動幅を拡大で
き、また液体圧の吸収可能な周波数幅を拡大できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブラダによって内部空間がガス室と液体室とに区画されたシェルの 内部に内シェルを配設することによりガス室を少なくとも2つのガス小室に区画 してなるアキュムレータに関し、特に、内シェルのガス案内孔を閉鎖可能な環状 突条をブラダの中央部の内表面に対して少なくとも1条形成してなるアキュムレ ータに関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種のアキュムレータとしては、無負荷状態で周縁部の端面方向に突 出せしめられたブラダの中央部が液体室の液体圧の減少に伴なって液体室方向 ( “吐出方向”ともいう) に向けて移動しかつ液体室の液体圧の増加に伴なってガ ス室方向 (“吸入方向”ともいう) に向けて移動することにより液体供給源の液 体圧の変動を吸収し緩和するに際し、ガス室を内シェルによって少なくとも2つ のガス小室に区画し2つのガス小室を連通する内シェルのガス案内孔に対し弁体 を配設しておき、液体供給源の液体圧が急速に増大したときに弁体によって2つ のガス小室間のガスの移動を抑制し急速な液体圧の変動を吸収し緩和してなるも のが、提案されていた。
【0004】
【解決すべき問題点】
しかしながら、従来のアキュムレータでは、ガス室を内シェルによって区画し て形成された2つのガス小室を連通する内シェルのガス案内孔に対し単に弁体を 配設するのみであったので、(i) ブラダが内シェルに当接されても内シェルのガ ス案内孔を閉鎖できない欠点があり、ひいては(ii)液体圧の急速な変動に対処で きるに過ぎない欠点があり、また(iii) 設計周波数を超えた高周波数の液体圧の 変動に対処できない欠点があった。
【0005】 そこで、本考案は、これらの欠点を除去する目的で、内シェルのガス案内孔を 閉鎖可能な環状突条をブラダの中央部の内表面に対して少なくとも1条形成して なるアキュムレータを提供せんとするものである。
【0006】
【考案の構成】
【0007】
【問題点の解決手段】
本考案により提供される問題点の解決手段は、 「ブラダによって内部空間がガス室と液体室とに区画されたシェルの内部に 内シェルを配設することによりガス室を少なくとも2つのガス小室に区画し てなるアキュムレータにおいて、 内シェルのガス案内孔を閉鎖可能な環状突条(21c) をブラダの中央部の内表 面に対して少なくとも1条形成してなることを特徴とするアキュムレータ」 である。
【0008】
【作用】
本考案にかかるアキュムレータ用ブラダは、ブラダによって内部空間がガス室 と液体室とに区画されたシェルの内部に内シェルを配設することによりガス室を 少なくとも2つのガス小室に区画してなるアキュムレータであって、上述の[問 題点の解決手段]の欄に明示したごとく構成されており、特に、内シェルのガス 案内孔を閉鎖可能な環状突条をブラダの中央部の内表面に対して少なくとも1条 形成しているので、 (i) ブラダの中央部がガス室側に向けて移動し内シェルに当接されたと き、ブラダと内シェルとの間にガスを保持する作用 をなし、ひいては (ii) 液体圧の吸収可能な変動幅を拡大する作用 をなし、また (iii) 液体圧の吸収可能な周波数幅を拡大する作用 をなす。
【0009】
【実施例】
次に、本考案にかかるアキュムレータについて、その好ましい実施例を挙げ、 添付図面を参照しつつ、具体的に説明する。
【0010】 しかしながら、以下に説明する実施例は、本考案の理解を容易化ないし促進化 するために記載されるものであって、本考案を限定するために記載されるもので はない。
【0011】 換言すれば、以下に説明する実施例において開示される各要素は、本考案の精 神ならびに技術的範囲に属する全ての設計変更ならびに均等物置換を含むもので ある。
【0012】 (添付図面の説明)
【0013】 図1は、本考案にかかるアキュムレータの一実施例を示すための断面図であっ て、特に、ブラダ20の中央部21A の内表面に対し1条の環状突条21c が形成され ている場合を示している。
【0014】 図2は、図1に示した実施例の作用を説明するための断面図であって、特に、 液体供給源の液体圧が図1の状態に比べて増加しており、ブラダ20の中央部21A がガス室11A 側に移動し、ブラダ20の中央部21A の内表面に形成された環状突条 21c が内シェル12の内表面に当接され、ブラダ20の内表面と内シェル12の内表面 との間にガスが保持された状態を示している。
【0015】 図3は、図1に示した実施例の作用を説明するための断面図であって、特に、 液体供給源の液体圧が図2に示した状態に比べて増加しており、ブラダ20の中央 部21A の周囲 (すなわちブラダ20の中央部21A と彎曲反転部21C との間の領域) が内シェル12側へ移動し、その両面に印加された圧力 (すなわち第2のガス小室 11A2のガス圧および液体室11B の液体圧) が互いに平衡した位置で停止した状態 を示している。
【0016】 (実施例の構成)
【0017】 まず、図1を参照しつつ、本考案にかかるアキュムレータの一実施例について 、その構成を詳細に説明する。
【0018】 10は、本考案にかかるアキュムレータであって、後述のブラダ20によってシェ ル11の内部空間がガス室11A と液体室11B とに区画され、かつガス室11A が内シ ェル12によって第1のガス小室11A1と第2のガス小室11A2とに区画されている。 すなわち、本考案にかかるアキュムレータ10は、シェル11の内周面に対しブラダ 20 の周縁部21B の外周面を当接するよう内シェル12の外周面に形成されたブラダ 取付部12a によってその弾性取付部21a をシェル11の内周面に向けて押圧するこ とにより、ブラダ20をシェル11の内周面に配設し、シェル11の内部空間をガス室 11A と液体室11B とに区画している。内シェル12は、シェル11の内周面に形成さ れた係止段部11c に一面の周縁部を係止することにより、シェル11の内部に固定 されている。
【0019】 シェル11のガス室11A (すなわち第1のガス小室11A1および第2のガス小室11 A2) には、適宜の不活性ガス (たとえば窒素ガス) が、ガス供給口11b から充填 されたのち、閉鎖部材 (いわゆる“ガスプラグ”)13 およびシール部材 (ここで はOリング) 13a によってそのガス供給口11b を閉鎖することにより、封入され ている。
【0020】 シェル11の液体室11B には、後述のポペット23によって内側開口が閉鎖可能な 液体案内孔14a を備えたオイルポート (すなわち液体出入口部材)14 をオイルポ ート取付開口11a に配設することにより、適宜の液体供給源(図示せず)が連通 可能とされている。すなわち、シェル11の液体室11B は、オイルポート14の先端 部の外周面もしくは内周面 (ここでは外周面) に形成されたネジ部14b に対して 液体供給管(図示せず)のネジ部を螺合することによって、液体案内孔14a およ び液体供給管を介し適宜の液体供給源に連通されており、その液体供給源の液体 圧に応じて適宜の量の液体(たとえばブレーキ液,水あるいはオイル)が供給さ れている。
【0021】 内シェル12には、第1のガス小室11A1と第2のガス小室11A2との間でガスの連 通を可能とするためのガス案内孔12b が形成されている。ガス案内孔12b には、 液体室11B の液体圧が急速に増加し第2のガス小室11A2から第1のガス小室11A1 へガスが短時間のうちに移動しようとしたとき、それを抑制する目的で、弁体15 が配設されている。
【0022】 オイルポート14は、内側端面の外周部が拡張されており、シェル11のオイルポ ート取付開口11a に配設されたのち熔接されるに際し不具合を回避するよう配慮 されている。
【0023】 20は、本考案にかかるアキュムレータ10に組み込みガス室11A と液体室11B と を互いに区画するためのブラダであって、中央部21A と中央部21A の無負荷状態 における突出方向に向けて端面が形成された周縁部21B と中央部21A および周縁 部21B を互いに連結するための彎曲反転部21C とを包有しておりゴムなどの適宜 の弾性材料によって形成された弾性材料層21と、ガス透過性能の低い適宜の材料 によって作成されており所望に応じ弾性材料層21の内部に対して配設されたガス 遮蔽層22と、オイルポート14の液体案内孔14a に吸い込まれることを回避する目 的で弾性材料層21の中央部21A の外表面(すなわち前述の液体室11B 側に位置す る表面)に対して配設されたポペット23とを、備えている。
【0024】 ブラダ20の弾性材料層21には、ブラダ20が内シェル12の外周面に形成されたブ ラダ取付部12a よって前述のごとくシェル11の内周面に対して取付けられたとき 、シェル11の内周面との間で十分のシールを確保できるよう、(i) 周縁部21B の 端面にそって延長された肉厚の弾性取付部21a が、ゴムなどの適宜の弾性材料に よって、周縁部21B の内周面(すなわち前述のガス室11A 側に位置する表面)に 形成されており、また(ii)周縁部21B の端面にそって延長された弾性突部 (図示 せず) が、同様に、周縁部21B の外周面に形成されている。
【0025】 ブラダ20の弾性材料層21には、更に、周縁部21B の端面にそって延長された1 条の環状突条21c が、ゴムなどの適宜の弾性材料によって、中央部21A の内表面 (すなわち前述のガス室11A 側に位置する表面) に形成されており、内シェル12 の内周面に当接されたとき、第2のガス小室11A2から第1のガス小室11A1に向け てガスが移動することを阻止できるよう、配慮されている。
【0026】 ブラダ20のガス遮蔽層22は、図示することを省略してあるが、通常、織布(た とえばメリヤスなど)あるいは不織布などの補強材の少なくとも一面に対し、ポ リビニルアルコール樹脂,ポリフッ化ビニル樹脂あるいは塩化ビニリデン樹脂な どで作製されたガス透過性能の低い樹脂膜あるいは金属箔からなる少なくとも一 層のガス遮蔽膜を配設することによってによって形成されている。しかしながら 、ガス遮蔽層22では、所望により、補強材を省略してもよい。
【0027】 (実施例の作用)
【0028】 更に、図1ないし図3を参照しつつ、本考案にかかるアキュムレータの一実施 例について、その作用を詳細に説明する。
【0029】無負荷時の動作
【0030】 本考案にかかるアキュムレータ10は、液体供給源 (図示せず) の液体圧が適度 の大きさであってブラダ20が図1に示したごとく無負荷状態にある場合、ブラダ 20 が、彎曲反転部21C で反転し中央部21A で一側(すなわちガス室11A に相当す る側)に向け周縁部21B の端面と同一方向に突出している。
【0031】 このとき、弁体15は、内シェル12のガス案内孔12b において移動されず、第1 のガス小室11A1と第2のガス小室11A2との間におけるガスの移動を抑制していな い。このため、第1のガス小室11A1と第2のガス小室11A2との間では、ガスが自 由に移動可能とされている。この結果、第1のガス小室11A1のガス圧は、第2の ガス小室11A2のガス圧に等しく維持されている。
【0032】液体圧が増加するときの動作…液体吸入動作
【0033】 液体供給源の液体圧が図1に示した状態に比べて増加する場合、本考案にかか るアキュムレータ10では、液体が、液体供給源から液体供給管を介してオイルポ ート14の液体案内孔14a に供給される。これに伴なって、シェル11の液体室11B には、オイルポート14の液体案内孔14a から液体が供給されるので、液体圧が増 加する。
【0034】ブラダ20が内シェル12に当接されるまでの動作…液体圧が緩慢に増加する場合
【0035】 シェル11の液体室11B における液体圧の増加が緩慢である場合、ブラダ20の中 央部21A は、ガス室11A 側(すなわち“吸入方向”)へ向けて矢印X1 で示すご とく緩慢に移動し、その両面に印加された圧力(すなわちガス室11A のガス圧お よび液体室11B の液体圧)が互いに平衡した位置で停止する。
【0036】 このとき、第2のガス小室11A2におけるガス圧の増加が緩慢であるので、弁体 15は、内シェル12のガス案内孔12b において移動されず、第1のガス小室11A1と 第2のガス小室11A2との間におけるガスの移動を抑制していない。このため、第 2のガス小室11A2の容積がブラダ20の移動に伴なって縮小されるにつれ、第1の ガス小室11A1には、第2のガス小室11A2からガスが自由に供給される。この結果 、第1のガス小室11A1のガス圧は、第2のガス小室11A2のガス圧に等しく維持さ れている。
【0037】 液体供給源の液体圧が更に増加する場合、本考案にかかるアキュムレータ10で は、液体が、液体供給源から液体供給管を介してオイルポート14の液体案内孔14 a に供給される。これに伴なって、シェル11の液体室11B には、オイルポート14 の液体案内孔14a から液体が供給されるので、液体圧が増加する。
【0038】 シェル11の液体室11B における液体圧の増加に応じ、ブラダ20の中央部21A は 、ガス室11A 側(すなわち“吸入方向”)へ向けて矢印X1 で示すごとく更に移 動し、中央部21A の内表面に形成された環状突条21c が図2に示したごとく内シ ェル12の内表面に当接せしめられる。
【0039】 これに伴ない、第2のガス小室11A2 (すなわちブラダ20の内表面と内シェル12 の内表面との間) には、ガスが保持され、その移動が阻止される。
【0040】ブラダ20が内シェル12に当接されるまでの動作…液体圧が急速に増加する場合
【0041】 シェル11の液体室11B における液体圧の増加が急速である場合、ブラダ20の中 央部21A は、ガス室11A 側(すなわち“吸入方向”)へ向けて矢印X1 で示すご とく急速に移動し、その両面に印加された圧力(すなわちガス室11A のガス圧お よび液体室11B の液体圧)が互いに平衡した位置で停止する。
【0042】 このとき、第2のガス小室11A2におけるガス圧の増加が急速であるので、弁体 15は、内シェル12のガス案内孔12b において移動し、第1のガス小室11A1と第2 のガス小室11A2との間におけるガスの移動を抑制する。このため、第2のガス小 室11A2の容積がブラダ20の移動に伴なって縮小されるにつれ、第2のガス小室11 A2のガス圧は、第1のガス小室11A1のガス圧に比べて増加する。
【0043】 液体供給源の液体圧が更に増加する場合、本考案にかかるアキュムレータ10で は、液体が、液体供給源から液体供給管を介してオイルポート14の液体案内孔14 a に供給される。これに伴なって、シェル11の液体室11B には、オイルポート14 の液体案内孔14a から液体が供給されるので、液体圧が増加する。
【0044】 シェル11の液体室11B における液体圧の増加に応じ、ブラダ20の中央部21A は 、ガス室11A 側(すなわち“吸入方向”)へ向けて矢印X1 で示すごとく更に移 動し、中央部21A の内表面に形成された環状突条21c が図2に示したごとく内シ ェル12の内表面に当接せしめられる。
【0045】 これに伴ない、第2のガス小室11A2 (すなわちブラダ20の内表面と内シェル12 の内表面との間) には、ガスが保持され、その移動が阻止される。
【0046】ブラダ20が内シェル12に当接されたのちの動作
【0047】 液体供給源の液体圧が図2に示した状態に比べて更に増加する場合、本考案に かかるアキュムレータ10では、液体が、液体供給源から液体供給管を介してオイ ルポート14の液体案内孔14a に供給される。これに伴なって、シェル11の液体室 11B には、オイルポート14の液体案内孔14a から液体が供給されるので、液体圧 が増加する。
【0048】 シェル11の液体室11B における液体圧の増加に応じ、ブラダ20の中央部21A の 周囲 (すなわちブラダ20の中央部21A と彎曲反転部21C との間の領域) は、図3 に示したごとく、ガス室11A 側(すなわち“吸入方向”)へ向けて矢印X2 で示 すごとく移動し、その両面に印加された圧力(すなわち第2のガス小室11A2のガ ス圧および液体室11B の液体圧)が互いに平衡した位置で停止する。
【0049】液体圧が減少するときの動作…液体吐出動作
【0050】 液体供給源の液体圧が図3に示した状態に比べて減少する場合、本考案にかか るアキュムレータ10では、ブラダ20の中央部21A の周囲 (すなわちブラダ20の中 央部21A と彎曲反転部21C との間の領域) が液体室11B 側 (すなわち“吐出方向 ”) へ向けて矢印Y2 で示すごとく移動し、その両面に印加された圧力(すなわ ち第2のガス小室11A2のガス圧および液体室11B の液体圧)が互いに平衡した位 置で停止する。ブラダ20の中央部21A の周囲の移動に伴なって、シェル11の液体 室11B の液体が、オイルポート14の液体案内孔14a を介して液体供給源に向けて 排出される。
【0051】 シェル11の液体室11B における液体圧の減少に応じ、ブラダ20の中央部21A の 周囲 (すなわちブラダ20の中央部21A と彎曲反転部21C との間の領域) は、図3 に示したごとく、液体室11B 側 (すなわち“吐出方向”) へ向けて矢印Y2 で示 すごとく更に移動し、ブラダ20の中央部21A の内表面が内シェル12の内表面から 図2に示したごとく離間せしめられる。これに伴ない、第1のガス小室11A1から 第2のガス小室11A2へのガスの移動が、自由化される。
【0052】 液体供給源の液体圧が図2に示した状態に比べて減少する場合、本考案にかか るアキュムレータ10では、ブラダ20の中央部21A が液体室11B 側(すなわち“吐 出方向”)へ向けて矢印Y1 で示すごとく移動し、その両面に印加された圧力( すなわちガス室11A のガス圧および液体室11B の液体圧)が互いに平衡した位置 で停止する。ブラダ20の中央部21A の移動に伴なって、シェル11の液体室11B の 液体が、オイルポート14の液体案内孔14a を介して液体供給源に向けて排出され る。
【0053】 液体供給源の液体圧が更に減少し図1に示した状態に比べて減少する場合、本 考案にかかるアキュムレータ10は、ブラダ20の中央部21A(すなわちポペット23) が、液体室11B 側(すなわち“吐出方向”)へ向けて矢印Y1 で示すごとく更に 移動してオイルポート14に当接され、オイルポート14の液体案内孔14a を閉鎖す る。
【0054】 このとき、弁体15は、内シェル12のガス案内孔12b において移動されず、第1 のガス小室11A1と第2のガス小室11A2との間におけるガスの移動を抑制していな い。このため、第2のガス小室11A2の容積がブラダ20の移動に伴なって拡大され るにつれ、第2のガス小室11A2には、第1のガス小室11A1からガスが自由に供給 される。この結果、第1のガス小室11A1のガス圧は、第2のガス小室11A2のガス 圧に等しく維持されている。
【0055】 以上より明らかなごとく、本考案にかかるアキュムレータ10によれば、液体供 給源の液体圧が急速に増加しブラダ20の中央部21A の内表面が内シェル12の内表 面に当接せしめられたとき、ブラダ20の内表面と内シェル12の内表面との間にガ スを保持できるので、 (i)ブラダ20の中央部21A がガス室11A 側に向けて移動し 内シェル12に当接されたとき、ブラダ20と内シェル12との間にガスを保持でき、 ひいては(ii)液体圧の吸収可能な変動幅を拡大でき、また (iii)液体圧の吸収可 能な周波数幅を拡大できる。ちなみに、本考案にかかるアキュムレータ10によれ ば、液体供給源の液体圧が緩慢に増加する場合、従来と同様に、その圧力変動を 吸収ないし緩和できる。
【0056】 (変形例)
【0057】 なお上述では、ブラダ20の中央部21A の内表面に1条の環状突条21c が形成さ れている場合についてのみ説明したが、本考案は、これに限定されるものではな く、ブラダの中央部の内表面に2条以上の環状突条が形成されている場合も、包 摂している。
【0058】
【考案の効果】
上述より明らかなように、本考案にかかるアキュムレータは、ブラダによって 内部空間がガス室と液体室とに区画されたシェルの内部に内シェルを配設するこ とによりガス室を少なくとも2つのガス小室に区画してなるアキュムレータであ って、[問題点の解決手段]の欄に明示したごとく構成されており、特に、内シ ェルのガス案内孔を閉鎖可能な環状突条をブラダの中央部の内表面に対して少な くとも1条形成しているので、 (i) ブラダの中央部がガス室側に向けて移動し内シェルに当接されたと き、ブラダと内シェルとの間にガスを保持できる効果 を有し、ひいては (ii) 液体圧の吸収可能な変動幅を拡大できる効果 を有し、また (iii) 液体圧の吸収可能な周波数幅を拡大できる効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるアキュムレータの一実施例を示
すための断面図である。
【図2】図1に示した実施例の作用を説明するための断
面図である。
【図3】図1に示した実施例の作用を説明するための断
面図である。
【符号の説明】10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アキュムレータ 11・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シェル 11A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス室 11A1・・・・・・・・・・・・・・・・第1のガス小室 11A2・・・・・・・・・・・・・・・・第2のガス小室 11B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体室 11a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルポート取付開口 11b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス供給口 11c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・係止段部 12・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内シェル 12a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブラダ取付部 12b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス案内孔 13・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガスプラグ 13a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シール部材 14・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルポート 14a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体案内孔 14b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ部 15・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弁体20・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ブラダ 21・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弾性材料層 21A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中央部 21B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周縁部 21C・・・・・・・・・・・・・・・・・・・彎曲反転部 21a・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 弾性取付部 21c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・環状突条 22・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス遮蔽層 23・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ポペット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラダによって内部空間がガス室と液体室
    とに区画されたシェルの内部に内シェルを配設すること
    によりガス室を少なくとも2つのガス小室に区画してな
    るアキュムレータにおいて、 内シェルのガス案内孔を閉鎖可能な環状突条(21c) をブ
    ラダの中央部の内表面に対して少なくとも1条形成して
    なることを特徴とするアキュムレータ。
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