JPH0618742Y2 - ヘリカルギア用面取り工具 - Google Patents

ヘリカルギア用面取り工具

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JPH0618742Y2
JPH0618742Y2 JP1989053566U JP5356689U JPH0618742Y2 JP H0618742 Y2 JPH0618742 Y2 JP H0618742Y2 JP 1989053566 U JP1989053566 U JP 1989053566U JP 5356689 U JP5356689 U JP 5356689U JP H0618742 Y2 JPH0618742 Y2 JP H0618742Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cutter
cutters
inner diameter
gear
main body
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JP1989053566U
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JPH02145925U (ja
Inventor
賢祐 河野
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はヘリカルギアの歯面側面部の面取り工具に関す
る。
【従来の技術及び考案の技術的課題】
一般にヘリカルギアの歯切り加工を行った場合には、歯
切りされた各歯の鋭角側両端部に『バリ』が発生するた
め、面取り工具による面取り加工によってこの『バリ』
取りが行われている。この面取り加工は、第3図に示す
ように、ヘリカルギアの各歯203の鋭角側両コーナ部20
4,205を挟むようにして各歯203に同時に噛合すべく周方
向に回転角位相がずれている(図中Aで示す)とともに
周幅方向に分離して(図中Bで示す)対をなすカッタ歯
201,202を備えた歯車状の工具を用いて面取り加工が行
われる。この面取り加工が数値制御により行われる場合
には、カッタとワークの噛み合わせが自動で行われる
が、その噛み合わせの際にスムーズに且つワークに傷付
けずに行うためにカッタの位置決めが必要となるのであ
り、そのための基準がキー溝であり、このキー溝に対し
て左右カッタの位相ずれ中心の位置が調整される。 第4図から第7図は、従来のヘリカルギア用面取り工具
の各例を示す図である。 第4図に示す第1従来例の面取り工具は、左右両端の歯
車状のカッタ11,11の間に、両カッタと同一径の穴19を
有するスペーサ12が挟持され、ボルト16によって3部材
11,11,12が締め付け固定されている。一方のカッタ11と
スペーサ12にはボルト16の挿通穴18が設けられており、
他方のカッタ11にはボルト16に螺合する雌螺子17が設け
られている。したがってこの面取り工具では、両カッタ
11,11とスペーサ12との三者間の相対的位置関係がボル
ト16の締め付けによって一回で設定されなければなら
ず、その調整は極めて困難である。 第5図及び第6図に示す第2従来例の工具は、ボス付き
の本体側カッタ701にアジャストカッタ702を嵌め込むタ
イプの面取り工具であるが、本体側カッタ701のボス部
にキー溝704が形成されているため、本体側カッタ701の
切刃とキー溝中心との位相は歯切り加工及びキー溝加工
の際に決定され、その後の任意の調整を行うことができ
ない。そのため、位相合わせが必要な場合には歯切り及
びキー溝の加工時に行わねばならず、極めて煩雑な加工
を強いられることになる。しかも、熱処理工程から研磨
工程にかけて生じる『振れ』のために位相合わせの十分
な精度が得られない。 第7図に示す第3従来例の工具は、キー溝605の形成さ
れた本体スペーサ603の両側にカッタ601,602をボルト60
4にて固定するタイプの面取り工具である。キー溝605と
カッタ601,602とは互いに独立して調整可能ではある
が、左右のカッタ601,602どうしの位相ずれと左右カッ
タ601,602及びキー溝605との位相ずれは同時に調整され
なければならならず、そのため調整操作は極めて困難な
作業となり、ユーザでの調整では十分な精度が得られな
い。しかしまたメーカで調整するには、ユーザでの加工
機と同様の加工機を有していなければならず、専用機と
して生産されている多種多様の加工機に対応するのは不
可能である。 本考案は、上述のような従来技術における課題を有効に
解決すべく創案されたものである。したがって本考案の
目的は、左右のカッタどうしの位相ずれと左右カッタお
よびキー溝との位相ずれをそれぞれ別に調整でき、且つ
いずれか一方の調整を終了して他方の調整を行う際に、
調整終了した方の位相ずれを維持したまま後者の調整が
行える、そのようなヘリカルギア用面取り工具を提供す
ることにある。
【課題を解決するための手段】
本考案に係るヘリカルギア用面取り工具は、上述のよう
な技術的課題を解決し、その目的を達成するために以下
のような構成を備えている。 即ち、第1の内径寸法を有する歯車状の第1カッタと、
上記第1カッタと同じ歯数及びモジュールを有し、且つ
上記第1の内径寸法よりも小さい第2の内径寸法を有す
ると共に該第1カッタと互いに隣接して組み付けられる
歯車状の第2カッタと、上記両カッタの各内径寸法に実
質的に等しい段差外径を有して該両カッタが嵌合して組
み付けられ、且つ内周面にキー溝を有する本体と、上記
両カッタのいずれか一方から延出して他方を貫通し、該
両カッタどうしの相対的周方向位置の可変調整を許容し
て両者を固定する第1固定手段と、上記第2カッタと上
記本体とのいずれか一方から、上記第1固定手段と同一
方向に延出して他方を貫通し、互いの相対的周方向位置
の可変調整を許容して両者を固定する第2固定手段とを
備えている。
【作用】
本考案に係るヘリカルギア用面取り工具では、大きい第
1内径寸法を有する第1カッタと、小さい第2内径寸法
を有する第2カッタとは、互いに隣接して組み付けられ
ることで、その内径部に段差を形成する。そして、本体
の段差外径がこの内径段差と嵌合関係をなす。第1固定
手段は、第1カッタと第2カッタとが面接触している部
分で両者を締め付ける等して固定するが、この固定が解
除された状態では、両者は相対的周方向位置の調整が可
能である。また、第2固定手段は、上述の段差部分にお
ける本体と第2カッタとが面接触している部分で、第1
固定手段と同様に両者を締め付ける等して固定するが、
その固定が解除された状態では、両者は相対的周方向位
置の調整が可能である。したがって、両カッタ間の位相
ずれが第1固定手段によって調整固定され、その調整固
定された状態のままで本体と第2カッタとの間の相対的
周方向位置が調整される。本体にはキー溝が形成されて
いるので、両カッタの位相ずれ状態を崩すことなくその
位相ずれ中心と本体のキー溝中心との調整ができる。 また、第1固定手段と第2固定手段とは、面取り工具の
軸方向に関してそれぞれの延びる方向が一致しているの
で、その位置調整作業に伴う工具の組み立て作業や各固
定手段の締め付け作業が、工具の片方の同一側面方向か
らの操作で行える。
【実施例】
以下に本考案の好適な一実施例について、第1図及び第
2図を参照して説明する。本実施例では、それぞれ内径
寸法が異なる環状の歯車状に形成されて互いに対をなす
第1カッタ2及び第2カッタ3とが備えられている。第
1カッタ2及び第2カッタ3は、第1カッタ2の方が第
2カッタよりもその内径寸法が大きくされており、外径
寸法や歯数並びに歯形状等その他の歯車としての諸元は
互いに同一である。尚、本考案の面取り工具は、1対の
カッタにて被加工歯車を挟み込み、各歯の鋭角側コーナ
部に面取りを施すものであるが、この場合において1対
のカッタの双方が全く同一の諸元であるとは限らない。
例えば、第8図に示すように、被加工歯車の歯の片側で
径が大きくなるように切れ上がりを生じているような場
合には、第1カッタと第2カッタとで外径が異なること
もあり得るし、第9図のように、被加工歯車の歯の片側
がテーパとなっている場合には双方の圧力角が異なるこ
とになる。したがって、両カッタは歯数とモジュールさ
え同一であればピッチが等しくなるので、1対のカッタ
の相対的な関係は維持されてカッタとして成立し得るも
のである。 本実施例においては、各カッタ2,3の環状の基部72,3
歯部82,3の厚さよりも厚くされており、両カッタ2,3を
重ね合わせると両者の歯部82,3は厚さ方向に隔てられ
る。両カッタ2,3は、その基部72,3に挿通される第1ボ
ルト4の締め付けによって固定され、逆にこれを緩める
ことによって両者の位相ずれを調整できる。 また、第1カッタ2及び第2カッタ3の以外に、組み付
けられたこれらの内周部にそれぞれ嵌合するようにその
外周側に異径の段差部をもった本体1が備えられてい
る。この本体1には、機械への取り付け用中心孔9が形
成されており、その内周面にはキー溝6が形成されてい
る。本体1と内径寸法が小さい方の第2カッタ3とは、
第2カッタ3の基部73の内周側と本体1の異径段差部の
大径側とに挿通される第2ボルト5によって締め付け固
定され、逆にこれを緩めることによって両者の位相ずれ
を調整できる。先に両カッタ2,3の位相ずれを第1ボル
ト4で固定した状態としておき、その後これらを本体1
に組み付けて第2ボルト5で締め付け固定することによ
って、両カッタ2,3の位相ずれの調整とこの位相ずれの
中心とキー溝中心との位置調整が互いの調整状態に干渉
せずそれぞれ独自に調整でき、その調整操作が簡略化さ
れる。 なお、調整手順としては、先に第2ボルト5で第2カッ
タ3と本体1とを固定してもよいのは勿論である。
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案によれば次のご
とき優れた効果が発揮される。 即ち、左右のカッタどうしの位相ずれと左右カッタおよ
びキー溝との位相ずれをそれぞれ別に調整できるので、
いずれか一方の調整を終了して他方の調整を行う際に、
調整終了した方の位相ずれを維持したまま後者の調整が
行える。 また、上記二つの位置調整を行う面取り工具としては部
品点数が少ないので、生産性に有利であり、さらに工具
の組み立て性においては、第1及び第2の固定手段の締
め付け操作を同一方向から行えるという点も加わって、
簡単且つ優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るヘリカルギア用面取り工具の一実
施例を示す縦断面図、第2図は本実施例の正面図、第3
図はヘリカルギアの歯側面取り加工の状況を説明する
図、第4図は第1従来例のヘリカルギア用面取り工具を
示す縦断面図、第5図は第2従来例のヘリカルギア用面
取り工具を示す縦断面図、第6図は第2従来例の正面
図、第7図は第3従来例のヘリカルギア用面取り工具を
示す縦断面図、第8図及び第9図はそれぞれ本考案に係
るヘリカルギア用面取り工具の変形実施例として、各1
対のカッタにおける歯形状を説明する図である。 1……本体、2……第1カッタ、3……第2カッタ、4
……第1固定手段としての第1ボルト、5……第2固定
手段としての第2ボルト、6……キー溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の内径寸法を有する歯車状の第1カッ
    タ(2)と、 上記第1カッタ(2)と同じ歯数及びモジュールを有し、
    且つ上記第1の内径寸法よりも小さい第2の内径寸法を
    有すると共に該第1カッタ(2)と互いに隣接して組み付
    けられる歯車状の第2カッタ(3)と、 上記両カッタ(2,3)の各内径寸法に実質的に等しい段差
    外径を有して該両カッタ(2,3)が嵌合して組み付けら
    れ、且つ内周面にキー溝(6)を有する本体(1)と、 上記両カッタ(2,3)のいずれか一方から延出して他方を
    貫通し、該両カッタ(2,3)どうしの相対的周方向位置の
    可変調整を許容して両者を固定する第1固定手段(4)
    と、 上記第2カッタ(3)と上記本体(1)とのいずれか一方か
    ら、上記第1固定手段(4)と同一方向に延出して他方を
    貫通し、互いの相対的周方向位置の可変調整を許容して
    両者を固定する第2固定手段(5)とを備えたことを特徴
    とするヘリカルギア用面取り工具。
JP1989053566U 1989-05-10 1989-05-10 ヘリカルギア用面取り工具 Expired - Lifetime JPH0618742Y2 (ja)

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