JPH06190867A - 合成樹脂製の窓及びその成形方法 - Google Patents

合成樹脂製の窓及びその成形方法

Info

Publication number
JPH06190867A
JPH06190867A JP4357896A JP35789692A JPH06190867A JP H06190867 A JPH06190867 A JP H06190867A JP 4357896 A JP4357896 A JP 4357896A JP 35789692 A JP35789692 A JP 35789692A JP H06190867 A JPH06190867 A JP H06190867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
synthetic resin
molding
thermoplastic resin
window frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4357896A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Izumida
敏明 泉田
Katsumi Yoshida
勝美 吉田
Hisashi Tawara
久志 田原
Yoshio Hosaka
良雄 保坂
Takayuki Ito
隆之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP4357896A priority Critical patent/JPH06190867A/ja
Publication of JPH06190867A publication Critical patent/JPH06190867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14311Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles using means for bonding the coating to the articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14336Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
    • B29C45/14434Coating brittle material, e.g. glass
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
    • B29L2031/3052Windscreens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】窓枠部の成形時、窓枠部成形用金型内に窓部を
装着し、次いで、熱可塑性樹脂を射出成形したときに、
成形圧力によって窓部が変形することのない合成樹脂製
の窓及びその成形方法を提供する。 【構成】合成樹脂製の窓1は、熱可塑性樹脂から成る窓
部10と、熱可塑性樹脂から成り窓部10の外周部12
を被覆する窓枠部20から構成され、窓部10と窓枠部
20とは一体化されており、窓部10の外周部12にそ
の表面から突出した突起部14を備えている。窓部と窓
枠部とが一体となった合成樹脂製の窓の成形方法は、
(イ)熱可塑性樹脂から成り、外周部の表面から突出し
た突起部を有する窓部を、射出成形法にて成形する工程
と、(ロ)熱可塑性樹脂から成り、窓部の外周部を被覆
する窓枠部を射出成形法にて成形する工程、から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製の窓及びそ
の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、各種交通機関や建物には多数の
窓が取り付けられている。これらの窓には、現在、無機
ガラスが広く使用されている。例えば、自動車や各種交
通機関に取り付けられた窓(以下、車両用窓ともいう)
の殆どは、無機ガラスから成る窓部から構成されてお
り、場合によっては、軟質の合成樹脂製の窓枠部が窓部
の外周部に取り付けられている。無機ガラスは、重量が
重く、耐衝撃性に乏しいといった欠点を有する。また、
自動車等に窓を取り付けるための取付金具や窓枠部を窓
部に取り付けるために、相当の工数と時間を要してい
る。従って、車両用窓として、安全性の向上、軽量化、
軽量化による燃費削減、工数削減等の観点から、軽量で
耐衝撃性に優れ、高品質の合成樹脂製の窓の実用化が待
たれている。
【0003】合成樹脂製の車両用窓の窓部は、通常、熱
可塑性樹脂を射出成形することによって成形される。そ
して、窓部の成形後、窓部の表面に例えばシリコン系樹
脂からなるハードコート処理液を塗布するハードコート
処理が施される。次いで、別工程で作製された窓枠部を
窓部の外周部に取り付ける。あるいは又、窓枠部成形用
金型内に窓部を装着し、次いで、軟質の熱可塑性樹脂を
射出成形することによって、窓枠部を成形し、且つ窓枠
部と窓部とを一体化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】窓枠部を射出成形にて
成形する従来の合成樹脂製の窓の成形方法においては、
窓枠部成形用金型内に窓部を装着し、次いで、軟質の熱
可塑性樹脂を射出成形するときに、成形圧力によって窓
部が変形するという問題がある。また、場合によって
は、窓枠部成形用金型内における溶融樹脂の流れが変形
した窓部によって乱され、所定の窓枠部が成形できない
こともある。
【0005】また、ハードコート処理液を窓部の表面に
塗布するとき、窓部に湾曲部分があると、かかる湾曲部
分におけるハードコート処理液の膜厚にばらつきが生じ
る。また、窓部の表面に埃が付着し、その結果、窓部に
外観不良が生じるという問題もある。
【0006】更に、窓部の表面をハードコート処理する
と、窓部と窓枠部との間の接着力が低下するので、窓枠
部を射出成形にて成形する前に、窓枠部と接合する部分
の窓部の表面からハードコート処理剤を削り取り、窓部
の熱可塑性樹脂を露出させる方法が採用されている。し
かしながら、このような処理は時間を要し生産性が悪
く、しかも窓部が傷付くという問題を有する。また、窓
枠部と接合する部分の窓部の表面を特殊な組成のプライ
マーで処理する方法もあるが、このようなプライマーは
高価である。更には、窓の製造工程数が多いために生産
性が悪く、且つコストが高い。
【0007】従って、本発明の第1の目的は、窓枠部の
成形時、窓枠部成形用金型内に窓部を装着し、次いで、
熱可塑性樹脂を射出成形したときに、成形圧力によって
窓部が変形することのない合成樹脂製の窓及びその成形
方法を提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、窓部の表面処理工程が不要でありしかも外観品質に
優れた合成樹脂製の窓及びその成形方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂製の窓
は、熱可塑性樹脂から成る窓部と、熱可塑性樹脂から成
り窓部の外周部を被覆する窓枠部から構成されている。
そして、上記の第1の目的を達成するために、窓部と窓
枠部とは一体化されており、窓部の外周部にその表面か
ら突出した突起部を備えている。
【0009】窓部と窓枠部とが一体となった本発明の合
成樹脂製の窓の成形方法は、上記の第1の目的を達成す
るために、(イ)熱可塑性樹脂から成り、外周部の表面
から突出した突起部を有する窓部を、射出成形法にて成
形する工程と、(ロ)熱可塑性樹脂から成り、窓部の外
周部を被覆する窓枠部を射出成形法にて成形する工程、
から成ることを特徴とする。
【0010】突起部はボス又はリブ形状を有し、突起部
の間隔が5乃至100mm、好ましくは10乃至80m
mであることが望ましい。ここで、間隔とは、面間隔
(突起部と突起部との間の隙間)を意味する。間隔が5
mm未満の場合、窓枠部成形時、窓枠部を成形するため
の溶融した熱可塑性樹脂の流れが突起部によって妨げら
れる虞れがある。また、間隔が100mmを越えると窓
部の強度が不充分となり、窓枠部成形時、窓部に変形が
生ずる虞れがある。窓枠部成形用金型のゲート部近傍に
対応する窓部の外周部においては突起部の間隔を広く
し、ゲート部から離れた位置に対応する窓部の外周部に
おいては突起部の間隔を狭くすることが、窓枠部を成形
するための溶融した熱可塑性樹脂の流動状態の観点か
ら、望ましい。
【0011】突起部の形状は特に限定されないが、例え
ば円柱状のボス形状の場合、外径を窓枠部の厚さ以下と
するのが望ましい。例えば、突起部の外径を2〜5mm
程度とする。そして突起部の高さを、窓部を窓枠部形成
用金型に装着したときに金型キャビティ表面に接触する
程度の高さ若しくはそれ以下の高さとする。あるいは、
窓部を窓枠部形成用金型に装着したときに金型キャビテ
ィ表面によって突起部が圧し潰されるような高さであっ
てもよい。
【0012】突起部は、窓枠部によって完全に覆われる
場合もあるが、窓枠部によって頂面が覆われていない場
合もある。後者の場合、合成樹脂製の窓を取り付けた際
に突起部が見えなくなるような位置に、突起部を設ける
ことが望ましい。突起部は窓部の外周部の両面に設ける
こともできるが、例えば、車両用窓の場合、表側に出て
は外観が悪くなるので窓部の外周部の内装側に設け、窓
の取り付け後目立たなくすることが好ましい。
【0013】突起部の数は、出来る限り多くすること
で、窓枠部の成形時、窓部の変形を抑制することができ
るが、突起部の断面形状や高さ、及び窓枠部の成形時に
溶融した熱可塑性樹脂の流動状態も考慮して、適宜選択
する必要がある。
【0014】上記第2の目的を達成するために、本発明
の合成樹脂製の窓においては、窓部の少なくとも一方の
表面に合成樹脂製シートが積層されていることが望まし
い。あるいは又、窓部の一方の表面には、表面がハード
コート処理された第1の合成樹脂製シートが積層され、
窓部の他方の表面には、防曇性、防眩性、赤外線反射
性、熱線封入による曇り防止性の内の少なくとも1種の
機能が付与された第2の合成樹脂製シートが積層されて
いることが望ましい。
【0015】上記第2の目的を達成するために、本発明
の合成樹脂製の窓の成形方法においては、窓部の射出成
形時、少なくとも1枚の合成樹脂製シート上に溶融した
熱可塑性樹脂を射出し、窓部の少なくとも一方の表面に
合成樹脂製シートを積層させることが望ましい。あるい
は又、窓部の射出成形時、表面がハードコート処理され
た第1の合成樹脂製シートと、防曇性、防眩性、赤外線
反射性、熱線封入による曇り防止性の内の少なくとも1
種の機能が付与された第2の合成樹脂製シートとの間に
溶融した熱可塑性樹脂を射出し、窓部の両面に第1及び
第2の合成樹脂製シートを積層させることが望ましい。
このような技術は、金型内にシートを装着し、溶融樹脂
をシート上に射出成形して一体成形するCFI技術の応
用である。防曇性を付与するためには、例えば特開昭6
0−250927号公報に記載された方法を挙げること
ができる。防眩性を付与するためには、例えば特開昭6
0−253518号公報に記載された方法を挙げること
ができる。赤外線反射性を付与するためには、例えば特
開昭60−253519号公報に記載された方法を挙げ
ることができる。熱線は、例えば、導電性塗料をスクリ
ーン印刷法にて合成樹脂製シートに印刷することにより
合成樹脂製シート表面に形成することができる。
【0016】窓部を構成する熱可塑性樹脂(以下、第1
の熱可塑性樹脂ともいう)としてPC(ポリカーボネー
ト)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PVC
(ポリ塩化ビニル)、PMMA(アクリル系樹脂)、M
S(メタクリレートスチレン)等の透明な熱可塑性樹脂
が挙げられるが、耐衝撃性を考慮するとポリカーボネー
トが好ましい。
【0017】窓枠部を構成する熱可塑性樹脂(以下、第
2の熱可塑性樹脂ともいう)としては、軟質ポリ塩化ビ
ニル(PVC)やウレタン組成物、エラストマー組成物
を例示することができるが、窓を取り付けるべき例えば
車体と窓部の緩衝材として機能する樹脂であれば如何な
る樹脂も用いることができる。
【0018】また、窓枠部を構成する第2の熱可塑性樹
脂には、窓部と窓枠部を一体化する機能が要求される。
かかる第2の熱可塑性樹脂が、窓部の成形に使用した第
1の熱可塑性樹脂と溶着しない場合には、窓部の外周部
にプライマー処理を施すことによって、窓枠部の射出成
形時、窓部と窓枠部を一体化することができる。尚、プ
ライマーとして、第1及び第2の熱可塑性樹脂に対する
ストレスクラッキング性の少ない組成物及び溶剤から構
成されたものを選定することが好ましい。
【0019】合成樹脂製シートは、PC(ポリカーボネ
ート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PV
C(ポリ塩化ビニル)、PMMA(アクリル系樹脂)、
MS(メタクリレートスチレン)等の透明な熱可塑性樹
脂から形成することができるが、耐衝撃性を考慮すると
ポリカーボネートが好ましい。合成樹脂製シートの厚さ
には特に制限はないが、窓部の外観や成形性を考慮する
と、0.1mm〜2.0mmの厚さが好ましい。
【0020】合成樹脂製シートの表面処理としては、窓
部の外気に曝される側に積層される合成樹脂製シートに
対しては、耐候性を有し紫外線吸収剤を含んだシリコー
ン系あるいはアクリル系の表面処理剤を塗布することが
望ましい。窓部の外気に曝されない側に積層される合成
樹脂製シートに対しては、ある程度の耐候性を有し、且
つ印刷可能なアクリル系やウレタン系の表面処理剤を塗
布することが望ましい。このような表面処理を平板状の
合成樹脂製シートに対して行うことができるので、合成
樹脂製シートの表面に均一に表面処理液を塗工すること
ができ、外観不良が生じることがない。合成樹脂製シー
トの表面あるいは裏面に印刷を施してもよい。
【0021】合成樹脂製シートと、窓部を構成する第1
の熱可塑性樹脂とが溶着することによって、合成樹脂製
シートは窓部の表面に積層される。例えば第1の熱可塑
性樹脂をポリカーボネートとした場合、ポリカーボネー
トと溶着性のある合成樹脂製シートとしてポリカーボネ
ートシートがある。一般的には、第1の熱可塑性樹脂と
合成樹脂製シートとが概ね同一組成物である場合、容易
に接着させることができる。第1の熱可塑性樹脂と合成
樹脂製シートとが接着し難い場合、接着層を合成樹脂製
シートに形成し、あるいは付与することで、合成樹脂製
シートを窓部の表面に積層させることができる。例えば
ポリカーボネートから成る合成樹脂製シートにPMMA
フィルムをラミネート後、第1の熱可塑性樹脂としてP
MMAを用い、PMMAを合成樹脂製シートのPMMA
フィルム側に射出成形することで、合成樹脂製シートを
窓部の表面に積層させることができる。
【0022】合成樹脂製シートは、窓部の外周部以外の
部分にのみ積層してもよいし、窓部の外周部に延在させ
てもよい。即ち、合成樹脂製シートが、窓部と窓枠部の
界面に存在していても存在していなくともよい。
【0023】窓部を成形するために第1の熱可塑性樹脂
を射出する際、窓取付け用の部品(例えばボルトやね
じ)が窓部に埋め込まれるように、第1の熱可塑性樹脂
を窓部成形用金型キャビティ内に射出することも可能で
ある。窓取付け用の部品は、ボルトやねじに限定されな
い。また、窓取付け用の部品の材質は、金属、プラスチ
ック等種々の材質とすることができるが、プラスチック
の場合、窓枠部成形用の第2の熱可塑性樹脂の溶融温度
と同等またはそれ以上の耐熱性を有する必要がある。
【0024】
【作用】本発明においては、窓部の外周部にその表面か
ら突出した突起部を備えているので窓部の外周部が補強
され、窓部の外周部を被覆する窓枠部を射出成形法にて
成形する際、第2の熱可塑性樹脂の射出圧力によって窓
部が変形することを防止できる。従って、窓枠部の射出
成形時、窓枠部成形用金型内の第2の熱可塑性樹脂の流
れが窓部の変形によって乱されることがない。窓部の少
なくとも一方の表面に合成樹脂製シートを積層すれば、
窓部の表面処理が不要となる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例に基づき本発
明を説明する。
【0026】(実施例1)本発明の合成樹脂製の窓1の
模式的な断面図を図1の(A)に示す。窓1は、窓部1
0と、窓枠部20から成る。窓部10の外周部12には
突起部14が設けられている。図1の(B)に、本発明
の合成樹脂製の窓における窓部10の斜視図を示す。実
施例1における窓部の外形形状は丸みを帯びた三角形で
あり、各辺の長さは、55cm、42cm、20cmで
ある。窓部の厚さは3mmである。尚、窓枠部は、実際
には、車両等の窓を取り付けるべき部分の形状と相補的
な断面形状を有する。
【0027】突起部14の形状は円柱状のボスであり、
外径を2mm、高さを2〜4mmとした。また、窓部の
外周部12に30個の突起部14を設けた。突起部14
の間隔を、窓枠部成形用金型のゲート部近傍に対応する
窓部の外周部においては80mmとし、ゲート部から最
も離れた位置に対応する窓部の外周部においては15m
mとした。また、中間の外周部においては40mmとし
た。尚、図1の(B)には、窓部成形用金型及び窓枠部
成形用金型のゲート部に対応する位置を矢印で示した。
【0028】本発明の合成樹脂製の窓1は、以下に説明
する工程で成形することができる。
【0029】熱可塑性樹脂としてポリカーボネート樹脂
材料(三菱瓦斯化学株式会社製、商品名:ユーピロンM
L300)を使用した。窓部成形用金型のキャビティ内
に熱可塑性樹脂を樹脂温度285゜C、金型温度60゜
C、射出圧力(ゲージ圧)1600kgf/cm2の条
件で射出注入した。これによって、外周部12に複数の
突起部14を備えた窓部10が成形された。
【0030】次に、窓部10の外周部12及び突起部1
4に必要に応じてプライマーを塗布した後、窓部10
を、図2に模式的な断面図を図示するように、窓枠部成
形用金型30内に装着した。尚、図中、32はランナー
部、34は窓部固定板である。窓部10の外周部12の
周辺に相当する窓枠部成形用金型部分には、窓枠部を成
形するためのキャビティ38が設けられている。窓部の
表面と窓枠部成形用金型30の間には、窓部の表面に傷
が付かないように、シリコンゴムから成る弾性体36を
配置することが望ましい。窓枠部の成形のために溶融し
た熱可塑性樹脂を射出する際、射出圧力を出来るだけ低
圧にすることが、窓部の変形防止の観点から望ましい。
そのために、窓枠部成形用金型30のゲート径を大きく
することが好ましい。また、ウエルドラインを少なくす
るためにゲートの数は少ない方がよい。
【0031】次いで、ポリ塩化ビニル樹脂(理研ビニル
工業製、商品名:TN8533)から成る熱可塑性樹脂
を、樹脂温度190゜C、金型温度60゜C、射出圧力
(ゲージ圧)600kgf/cm2の条件にて、ランナ
ー部32を経由して、窓枠部成形用金型30のキャビテ
ィ38内に射出し、窓枠部20と窓部10とが一体化さ
れた合成樹脂製の窓1を得た。
【0032】この窓は表面外観に優れ、窓枠部20と窓
部10は完全に接着しており、接着強度は20kg/c
2以上であり、窓部から窓枠部を手では到底剥せるも
のでなかった。一体化された窓部は、ポリ塩化ビニル樹
脂の成形圧力下でも変形を起こしていなかった。
【0033】(実施例2)実施例2における窓部10A
は、図3の模式的な断面図に示すように、窓部10Aの
外周部12にその表面から突出した突起部14を備えて
いる他に、厚さ3mmの窓部10Aの両面に第1及び第
2の合成樹脂製シート16,18が積層されている。第
1の合成樹脂製シート16(外装側)は0.5mmのポ
リカーボネート製シートから成り、その表面にハードコ
ート処理が施されている。また、第2の合成樹脂製シー
ト18(内装側)も0.5mmのポリカーボネート製シ
ートから成り、防曇処理が施されている。第1及び第2
の合成樹脂製シート16,18の大きさは、窓部の外周
部以外の窓部表面を覆う大きさとした。窓部10Aに
は、窓取付け用金具(図示せず)が取り付けられてい
る。
【0034】この窓部10Aは、以下の方法で成形する
ことができる。即ち、窓部成形用金型のキャビティ内
に、第1及び第2の合成樹脂製シート16,18を処理
した面が金型面に接するように装着した。また、窓取付
け用金具(図示せず)を金型の所定位置に装着した。熱
可塑性樹脂としてポリカーボネート樹脂材料(三菱瓦斯
化学株式会社製、商品名:ユーピロンML300)を使
用した。樹脂温度285゜C、金型温度60゜C、射出
圧力(ゲージ圧)1600kgf/cm2の条件で、溶
融した熱可塑性樹脂を第1の合成樹脂製シートと第2の
合成樹脂製シートとの間に射出し、窓部10Aの両面に
第1及び第2の合成樹脂製シート16,18を積層させ
た。これによって窓部10Aが成形され、しかも、熱可
塑性樹脂の射出成形時の熱及び圧力により第1及び第2
の合成樹脂製シート16,18、あるいは窓取付け用金
具を窓部10Aと一体化させることができた。
【0035】次に、熱可塑性樹脂から成り、窓部10A
の外周部12を被覆する窓枠部20を射出成形法にて成
形する。この工程は、実施例1と同様とすることがで
き、詳細な説明は省略する。
【0036】この窓は表面外観に優れ、窓部の表面は耐
擦傷性、耐候性能を有し、裏面は防曇効果を有する機能
性の高いものであった。窓枠部と窓部は完全に接着して
おり、接着強度は20kg/cm2以上であり、窓部か
ら窓枠部を手では到底剥せるものでなかった。一体化さ
れた窓部は、ポリ塩化ビニル樹脂の成形圧力下でも変形
を起こしていなかった。また、窓取付け用金具が窓に取
り付けられており、窓の取り付けを容易に行うことがで
きる。窓の重量は、無機ガラスから構成した窓の重量の
約半分であった。
【0037】(比較例)実施例1と同様の方法、条件、
原材料で合成樹脂製の窓を成形した。比較例が実施例1
と相違する点は、窓部の外周部に突起部を設けていない
点にある。成形された窓を観察すると、窓部に変形が発
生しており、外観不良であった。また、この変形によ
り、窓枠部の成形時、窓枠部成形用金型内における溶融
樹脂の流れが悪くなり、窓部の外周部の一部分には窓枠
部が成形されていなかった。
【0038】また、窓部の成形後、ハードコート処理す
るためにシリコン系のハードコート処理液を窓部の表面
に塗布したが、窓部に湾曲部があるために、ハードコー
ト処理液が不均一に塗布され、外観的に満足すべきもの
でなかった。更には、窓枠部と窓部の界面にハードコー
ト処理剤が存在するため、窓枠部と窓部との接着性が悪
く、窓部から窓枠部を手で簡単に剥せた。
【0039】以上、好ましい実施例に基づき本発明を説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されない。成
形条件、使用した材料、窓部や突起部等の形状や寸法は
例示であり、適宜変更することができる。突起部は、図
4に窓部の模式的な平面図を示すように、リブ形状を有
していてもよい。窓枠部の厚さ方向の断面形状は、窓部
に対して対称であっても非対称であってもよく、車両等
の窓を取り付ける部分の形状に依存して設計すればよ
い。
【0040】
【発明の効果】本発明により、窓部の変形を防止し得
る、外観品質に優れた合成樹脂製の窓を得ることができ
る。また、窓部の表面処理工程を不要にすることができ
る。従って、工程削減による窓の製造コストの低減を行
うことができ、しかも量産性に優れている。本発明の窓
を車両用窓に適用した場合、窓のデザインの自由度が増
し、また合成樹脂から構成されているため、軽量化によ
る燃費軽減や安全性の向上等が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の窓を模式的に示す図である。
【図2】窓部を窓枠部成形用金型に装着した状態を示す
概念図である。
【図3】実施例2の窓を模式的に示す図である。
【図4】突起部の形状を示すための窓部の模式的な平面
図である。
【符号の説明】
1 窓 10,10A 窓部 12 窓部の外周部 14 突起部 16,18 合成樹脂製シート 20 窓枠部 30 金型 32 ランナー部 34 窓部固定板 36 弾性体 38 キャビティ
フロントページの続き (72)発明者 吉田 勝美 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社プラスチックスセンタ ー内 (72)発明者 田原 久志 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社プラスチックスセンタ ー内 (72)発明者 保坂 良雄 愛知県知多郡武豊町字旭1番地 旭硝子株 式会社内 (72)発明者 伊藤 隆之 愛知県知多郡武豊町字旭1番地 旭硝子株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂から成る窓部と、熱可塑性樹
    脂から成り該窓部の外周部を被覆する窓枠部から構成さ
    れた合成樹脂製の窓であって、 窓部と窓枠部とは一体化されており、 窓部の外周部にその表面から突出した突起部を備えてい
    ることを特徴とする合成樹脂製の窓。
  2. 【請求項2】前記突起部はボス又はリブ形状を有し、突
    起部の間隔は10乃至80mmであることを特徴とする
    請求項1に記載の合成樹脂製の窓。
  3. 【請求項3】窓部の少なくとも一方の表面に合成樹脂製
    シートが積層されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の合成樹脂製の窓。
  4. 【請求項4】窓部の一方の表面には、表面がハードコー
    ト処理された第1の合成樹脂製シートが積層され、窓部
    の他方の表面には、防曇性、防眩性、赤外線反射性、熱
    線封入による曇り防止性の内の少なくとも1種の機能が
    付与された第2の合成樹脂製シートが積層されているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の合成樹脂
    製の窓。
  5. 【請求項5】(イ)熱可塑性樹脂から成り、外周部の表
    面から突出した突起部を有する窓部を、射出成形法にて
    成形する工程と、 (ロ)熱可塑性樹脂から成り、該窓部の外周部を被覆す
    る窓枠部を射出成形法にて成形する工程、から成る、窓
    部と窓枠部とが一体となった合成樹脂製の窓の成形方
    法。
  6. 【請求項6】前記突起部はボス又はリブ形状を有し、突
    起部の間隔は10乃至80mmであることを特徴とする
    請求項5に記載の合成樹脂製の窓の成形方法。
  7. 【請求項7】窓部の射出成形時、少なくとも1枚の合成
    樹脂製シート上に溶融した熱可塑性樹脂を射出し、窓部
    の少なくとも一方の表面に合成樹脂製シートを積層させ
    ることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の合成
    樹脂製の窓の成形方法。
  8. 【請求項8】窓部の射出成形時、表面がハードコート処
    理された第1の合成樹脂製シートと、防曇性、防眩性、
    赤外線反射性、熱線封入による曇り防止性の内の少なく
    とも1種の機能が付与された第2の合成樹脂製シートと
    の間に溶融した熱可塑性樹脂を射出し、窓部の両面に第
    1及び第2の合成樹脂製シートを積層させることを特徴
    とする請求項5又は請求項6に記載の合成樹脂製の窓の
    成形方法。
JP4357896A 1992-12-25 1992-12-25 合成樹脂製の窓及びその成形方法 Pending JPH06190867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4357896A JPH06190867A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 合成樹脂製の窓及びその成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4357896A JPH06190867A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 合成樹脂製の窓及びその成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06190867A true JPH06190867A (ja) 1994-07-12

Family

ID=18456497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4357896A Pending JPH06190867A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 合成樹脂製の窓及びその成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06190867A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019119420A (ja) * 2018-01-11 2019-07-22 アイシン精機株式会社 異物検知センサ用スペーサおよび異物検知センサの端末部成形方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019119420A (ja) * 2018-01-11 2019-07-22 アイシン精機株式会社 異物検知センサ用スペーサおよび異物検知センサの端末部成形方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU670633B2 (en) Energy absorbing mounting systems for vehicle windows
KR100609654B1 (ko) 오버몰딩 플라스틱 물질이 첨가된 플라스틱 창유리 판
US11718244B2 (en) Trim part
CN106457634A (zh) 制造塑料‑机动车安装件的方法
EP0848665B1 (en) Vehicle sunroof and method of making the same
JPH066311B2 (ja) モールまたはホルダー付板状体の製造方法
CN101678739B (zh) 窗用板状体的框体、及带框体的窗用板状体以及带框体的窗用板状体的制造方法
US8931821B2 (en) Adhesively bonded window and hardware assembly
JP7806703B2 (ja) 車両窓用の樹脂枠体付きガラス板及び樹脂枠体付きガラス板の製造方法
US12311740B2 (en) Connective structure for cowl louver and windshield with molding
JP7679382B2 (ja) グレイジングパネルとフレームとを含む窓ユニット
JPH06190867A (ja) 合成樹脂製の窓及びその成形方法
EP3075584B1 (en) Automotive plastic panel
US12358349B2 (en) Vehicle window assembly with bonded perimeter frame
US12325211B2 (en) Glass plate with resin frame and method for producing glass plate with resin frame
JPH06170881A (ja) 合成樹脂製窓の成形方法
JPS63159125A (ja) 窓部材およびその製造方法
JP7666169B2 (ja) 車両用窓ガラス
JPH0544367B2 (ja)
JP7163877B2 (ja) 樹脂ウインドウパネルおよび樹脂ウインドウパネルの車体接着構造
JP2553610Y2 (ja) 車両用シール材
JP3047949B2 (ja) 合成樹脂積層体、及びその成形方法
JP3055626B2 (ja) 雨どいを有する枠体付窓ガラスの製造法
JPS6367125A (ja) モ−ルあるいはガスケツトを形成する方法
JPH0714689B2 (ja) 窓部材およびその製造法