JPH06191068A - 熱記録装置 - Google Patents

熱記録装置

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JPH06191068A
JPH06191068A JP25732793A JP25732793A JPH06191068A JP H06191068 A JPH06191068 A JP H06191068A JP 25732793 A JP25732793 A JP 25732793A JP 25732793 A JP25732793 A JP 25732793A JP H06191068 A JPH06191068 A JP H06191068A
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thermal
heat
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JP25732793A
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English (en)
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Toshitaka Agano
俊孝 阿賀野
Nobuyoshi Nakajima
延淑 中島
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易且つ廉価な構成でブラックボーダーを記録
することが可能な熱記録装置を提供すること。 【構成】音響光学変調器26は、レーザビーム発生器2
4の出力を感熱記録材料面の走査時間に応じて変調し、
感熱記録材料Sの画像部分に対して発色熱エネルギ未満
の所定の熱エネルギ、または画像部分以外の部分に対し
て発色熱エネルギを付与するレーザビームを出力し、半
導体レーザ12は感熱記録材料面の走査時間に応じて感
熱記録材料Sの画像部分には記録されるべき階調画像信
号により変調されたレーザビームを、または感熱記録材
料Sの画像部分以外の部分には所定の熱エネルギの無変
調レーザビームを出力し、半導体レーザ12および音響
光学変調器26の各出力ビームは1本のレーザビームL
に合成されて感熱記録材料面に照射される。これによ
り、感熱記録材料面には、所望の画像に加えて画像の周
囲にブラックボーダーが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補助加熱手段を用いて
感熱記録材料を加熱することにより、画像部分の周囲を
黒化することが可能な熱記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料に対して熱エネルギを付与
し、画像等の記録を行う熱記録装置が普及している。特
に、熱源としてレーザを用いることで高速記録を可能と
したものが出現している(特開昭50−23617号、
特開昭58−94494号、特開昭62−77983
号、特開昭62−78964号等参照)。
【0003】本出願人は、このような熱記録装置に適用
され、良好な画像を高品位で記録することのできる感熱
記録材料として、支持体上に発色剤、顕色剤および光吸
収色素を備え、付加される熱エネルギに応じた濃度で発
色する材料を開発し、さらに、この感熱記録材料にレー
ザビームを用いて記録を行う装置を開発し、特許出願を
している(特願平3−62684号、特願平3−187
494号参照)。
【0004】この感熱記録材料は、支持体に、少なくと
も塩基性染料前駆体を含有し、熱溶融するマイクロカプ
セル、顕色剤および光吸収色素を水に難溶または不溶の
有機溶剤に溶解せしめた後、乳化分散した乳化物を含有
する塗布液を塗布して形成せしめた感熱層を有する。
【0005】塩基性染料前駆体は、エレクトロンを供与
して、あるいは酸等のプロトンを受容して発色する性質
を有するものであって、通常略無色で、ラクトン、ラク
タム、サルトン、スピロピラン、エステル、アミド等の
部分骨格を有し、顕色剤と接触してこれらの部分骨格が
開環若しくは開裂する化合物が用いられる。具体的に
は、クリスタルバイオレットラクトン、ベンゾイルロイ
コメチレンブルー、マラカイトグリーンラクトン、ロー
ダミンBラクタム、1,3,3−トリメチル−6’−エ
チル−8’−ブトキシインドリノベンゾスピロピラン等
がある。
【0006】これらの発色剤に対する顕色剤としては、
フェノール化合物、有機酸若しくはその金属塩、オキシ
安息香酸エステル等の酸性物質が用いられる。顕色剤は
融点が50℃〜250℃のものが好ましく、特に融点が
60℃〜200℃の水に難溶性のフェノールまたは有機
酸が望ましい。これらの顕色剤の具体例は、例えば、特
開昭61−291183号に記載されている。
【0007】光吸収色素は、可視光領域における光の吸
収が少なく、赤外線領域の波長の吸収が特に高い色素が
好ましい。この色素としては、シアニン系色素、フタロ
シアニン系色素、ピリリウム系・チオピリリウム系色
素、アズレニウム系色素、スクワリリウム系色素、N
i、Cr等の金属錯塩系色素、ナフトキノン系・アント
ラキノン系色素、インドフェノール系色素、インドアニ
リン系色素、トリフェニルメタン色素、トリアリルメタ
ン系色素、アミニウム系・ジインモニウム系色素、ニト
ロソ化合物等を挙げることができる。
【0008】ところで、前記感熱記録材料に、例えば、
X線撮影によって得られた医療用画像を記録する場合、
画像の外枠を黒化させた所謂ブラックボーダーを形成し
ている。前記ブラックボーダーは、記録された画像の外
枠を黒色で縁取ることにより、シャーカステンを用いて
観察する際に感熱記録材料の周囲からの光漏れを防止
し、記録された画像を鮮明にして見やすくするためのも
のである。従って、前記ブラックボーダーは、濃度が高
い程、より効果的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高濃度
のブラックボーダーを記録するためには、画像を記録す
るための熱エネルギよりも高い熱エネルギを必要とす
る。従って、前記ブラックボーダーを記録するために高
出力の光源が必要となり、装置全体としてコストが増大
するという不都合がある。
【0010】そこで、本発明は、与えられる熱エネルギ
に応じた濃度で発色する感熱記録材料に画像を記録する
熱記録装置において、簡易且つ廉価な構成でブラックボ
ーダーを記録することが可能な熱記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明に係る熱記録装置は、与えられる熱エネル
ギに応じた濃度で発色する感熱記録材料に画像を記録す
る熱記録装置において、感熱記録材料面の走査時間に応
じて、感熱記録材料の画像部分に発色熱エネルギ未満の
熱エネルギを付与し、および感熱記録材料の前記画像部
分以外の部分に発色熱エネルギを付与する補助加熱手段
と、前記走査時間に同期して、前記感熱記録材料の少な
くとも画像部分に階調画像信号に応じた発色熱エネルギ
を供給する加熱手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】上記の熱記録装置において、加熱手段とし
ての半導体レーザは、感熱記録材料面の走査時間に応じ
て、記録されるべき階調画像信号により変調されたビー
ムまたは所定の熱エネルギの無変調ビームを出力し、補
助加熱手段はレーザビーム発生器と変調器とを含み、変
調器はレーザビーム発生器の出力ビームを感熱記録材料
面の走査時間に応じて変調することにより、感熱記録材
料の発色熱エネルギ未満の所定の低熱エネルギのビーム
または発色熱エネルギのビームを出力し、これら半導体
レーザおよび変調器の各出力ビームは1本のビームに合
成されて感熱記録材料面に照射されるようにしてもよ
い。
【0013】なお、この場合、前記補助加熱手段は、記
録部の上流側および下流側が挟持された状態で副走査搬
送される感熱記録材料に当接あるいは近接配置され、前
記副走査方向と略直交する方向に所定の長さにわたる加
熱部からなり、前記感熱記録材料の前記加熱部よりも少
なくとも先端部の副走査方向に所定幅を有する部分およ
び後端部の副走査方向に所定幅を有する部分に対して発
色熱エネルギが付与されるように構成してもよい。
【0014】
【作用】上記の熱記録装置によれば、感熱記録材料の画
像部分に対して補助加熱手段により発色直前の熱エネル
ギが付与されるのと同時に、加熱手段が所望の画像に対
応する発色熱エネルギを感熱記録材料に加える。その一
方で、補助加熱手段は感熱記録材料の画像部分以外の部
分に対して発色熱エネルギを付与するとともに加熱手段
からの無変調出力もそこに加えられる。その結果、感熱
記録材料には、補助加熱手段および加熱手段により所望
の画像が記録されるとともに、画像部分の周囲を囲繞す
るブラックボーダーが形成される。このブラックボーダ
ーの形成に際しては、補助加熱手段および加熱手段の合
計出力により感熱記録材料の画像部分の周囲に発色熱エ
ネルギを付与するので、加熱手段として高熱エネルギ光
源を必要とすることなく、廉価な構成で充分に高濃度の
ブラックボーダーを記録することができる。
【0015】
【実施例】本発明に係る熱記録装置について、実施例を
挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0016】図1において、参照符号10は第1実施例
に係る熱記録装置を示す。この熱記録装置10は矢印B
方向に副走査搬送される感熱記録材料Sをレーザビーム
Lによって矢印A方向に主走査し、画像等を記録するも
のである。
【0017】この場合、感熱記録材料Sとしては、支持
体上に発色剤、顕色剤および光吸収色素を備え、付加さ
れる熱エネルギに応じた濃度で発色する材料、例えば、
前述した特願平3−62684号、特願平3−1874
94号等に記載されたものを用いると好適である。
【0018】前記感熱記録材料Sは、付与される熱エネ
ルギに応じて発色するものであるが、具体的にはプレヒ
ート温度とプレヒート時間の関数によって発色する。す
なわち、温度と時間とに対する濃度の特性は、図9に示
す通りである。このため、感熱記録材料Sを発色させる
場合、時間を一定にして温度を上げる方法と、温度を一
定にして時間を長くする方法とがあり、いずれの方法を
使用してもよい。
【0019】熱記録装置10は、レーザビームL1 を出
力する加熱手段としての半導体レーザ12と、前記レー
ザビームL1 を平行光束とするコリメータレンズ14
と、レーザビームL1 を偏向するポリゴンミラー18
と、fθレンズ20と、ミラー22と、時間に応じて感
熱記録材料Sに発色熱エネルギ未満の熱エネルギを付与
し、または黒色記録に必要な発色熱エネルギを付与する
補助加熱手段として機能するレーザビーム発生器24
と、前記レーザビーム発生器24から出力されるレーザ
ビームL2 の強度を変調する音響光学変調器(AOM)
26と、前記音響光学変調器26から出力されたレーザ
ビームL2 を前記ポリゴンミラー18に対してレーザビ
ームL1 と合波する合波ミラー28とを備える。前記半
導体レーザ12およびレーザビーム発生器24の出力
は、夫々ドライバ30および32を介して制御部34に
よって制御される。
【0020】本実施例の熱記録装置10は、基本的には
以上のように構成されるものであり、次にその動作につ
いて説明する。
【0021】制御部34はドライバ32を介してレーザ
ビーム発生器24を駆動し、その出力であるレーザビー
ムL2 を音響光学変調器26により変調する。変調され
たレーザビームL2 は、感熱記録材料Sに対して所定の
熱エネルギを付与する。ここで、前記レーザビームL2
の出力特性を図2(B)に示す。音響光学変調器26
は、例えば、1走査ライン中の時間T1 〜T2 、T3
4 間において、発色熱エネルギ未満の低い熱エネルギ
の信号aが出力されるようにレーザビームL2 を変調
し、感熱記録材料Sに対して発色直前の熱エネルギを供
給する。さらに、音響光学変調器26は、1走査ライン
中の時間T0 〜T1 、T2 〜T3 、T4 〜T 5 間におい
て発色熱エネルギの信号bが出力されるようにレーザビ
ームL2 を変調する。このように、音響光学変調器26
は、レーザビーム発生器24からの出力を時間に応じ
て、発色熱エネルギ未満の低熱エネルギのレーザビーム
2 、または、ブラックボーダー36を記録するために
必要な発色熱エネルギのレーザビームL2 に変調する。
前記音響光学変調器26によって変調されたレーザビー
ムL2 は合波ミラー28を介してポリゴンミラー18に
導入される。
【0022】また、制御部34はドライバ30を介して
半導体レーザ12を駆動する。半導体レーザ12は、感
熱記録材料Sに記録される画像の階調に応じて変調され
たレーザビームL1 を出力する。ここで、前記感熱記録
材料Sを走査するレーザビームL1 の1走査ラインにお
ける出力特性を図2(A)に示す。図中において、1走
査ライン中の時間T1 〜T2 間および時間T3 〜T4
の信号は、所望の画像に応じて変調された階調画像信号
Iである。また、時間T0 〜T1 、T2 〜T3、T4
5 間では、信号cが出力される。このように変調され
たレーザビームL1 は、コリメータレンズ14を介し合
波ミラー28を透過してポリゴンミラー18に導入され
る。
【0023】前記音響光学変調器26によって変調され
たレーザビームL2 および前記半導体レーザ12から直
接変調されて出力されたレーザビームL1 は、合波ミラ
ー28において夫々合波されてレーザビームLを形成す
る。このレーザビームLは、レーザビームL1 およびL
2 の夫々の出力信号が重畳されて、例えば、図2(C)
に示すような出力特性になる。
【0024】前記レーザビームLは、高速で回転するポ
リゴンミラー18の反射面によって反射され、fθレン
ズ20およびミラー22を介して感熱記録材料Sに導か
れ、矢印B方向に副走査搬送される前記感熱記録材料S
を矢印A方向に主走査する。そして、感熱記録材料Sに
画像が記録される。
【0025】ここで、時間T0 〜T1 、T2 〜T3 、T
4 〜T5 間では、レーザビームL1の信号cとレーザビ
ームL2 の信号bとが加算されたb+cの高出力の信号
でブラックボーダー36が形成される。この場合、半導
体レーザ12は、ブラックボーダー36を形成するため
に十分な出力を有している必要はない。従って、比較的
低出力の半導体レーザ12によって、ブラックボーダー
36を形成することができる。
【0026】また、時間T1 〜T2 、T3 〜T4 間で
は、レーザビームL1 の階調画像信号Iとレーザビーム
2 の信号aとが加算されたI+aの信号で画像が形成
される。この場合、感熱記録材料Sは、前記レーザビー
ムL2 の信号aによって発色直前の熱エネルギが付与さ
れ、階調画像信号Iによって所定の濃度の画像が形成さ
れる。
【0027】以上のようにして、感熱記録材料Sに記録
された画像は、図1に示すように、所望の階調に発色さ
れた画像が黒化された外枠からなるブラックボーダー3
6で囲繞されたものとなる。この結果、例えば、シャー
カステンを用いて医療用画像等を観察する際、ブラック
ボーダー36が感熱記録材料Sからの光漏れを防止し、
記録された画像を鮮明に見ることができる。なお、本実
施例では、図1に示すように、前記感熱記録材料Sに記
録された画像が2つに分割されたものを用いて説明して
いるが、該感熱記録材料Sに記録された1つの画像の周
囲を囲繞するようにブラックボーダーを形成し、あるい
は複数の画像の周囲を囲繞するようにブラックボーダー
を形成することも可能である。
【0028】加えて、本実施例では、補助加熱手段とし
てレーザを用いて説明したが、これに限定されるもので
はなく、例えば、サーマルヘッド等を補助加熱手段およ
び加熱手段とすることもできる。
【0029】さらに、マトリックス状の電極を有する感
熱記録材料(図示せず)を用いてもよい。この感熱記録
材料は、主走査方向に平行な多数の電極ラインを設けた
縞状電極層と、導電層と、副走査方向に平行な縞状電極
層と、感材層とを夫々積層して形成したものである。そ
して、前記各縞状電極層の複数の電極の中から所定の電
極を選択して通電することにより、電極が交差する所望
の部位の導電層を発熱させることができる。この場合、
導電層を介して感材層に熱エネルギを付与し、またはブ
ラックボーダーを形成する発色熱エネルギを付与すると
ともに、画像の階調に応じた発色熱エネルギを付与する
ことにより、所望の画像を得ることができる。このマト
リックス状の電極を有する感熱記録材料では、該感熱記
録材料の全面に対して熱エネルギを付与しないため、大
きな電流を必要とせず低コストである。
【0030】ところで、レーザビームLを感熱記録材料
Sに照射して所望の画像をより高精度に記録しようとす
る場合、記録時における感熱記録材料Sの位置変動を回
避するため、記録部位の前後をローラにより挟持して搬
送することが重要である。
【0031】そこで、次に、第2の実施例に係る熱記録
装置40を図3A〜図3Cに示す。なお、以下に示す実
施例においては、図1に示す半導体レーザ12、コリメ
ータレンズ14、ポリゴンミラー18、fθレンズ20
および反射ミラー22に至る光学系をレーザビーム照射
機構42として説明する。
【0032】レーザビーム照射機構42からレーザビー
ムL1 を感熱記録材料Sに照射して所望の画像を記録す
る際、感熱記録材料Sはプレヒート用ローラ44および
一対の搬送用ローラ46、48によって挟持された状態
とする。すなわち、感熱記録材料Sが下流側の搬送用ロ
ーラ48とプレヒート用ローラ44とによって挟持され
る時点(図3B参照)までは、レーザビーム照射機構4
2から感熱記録材料Sに対してレーザビームL1 が照射
されることはない。なぜならば、感熱記録材料Sが搬送
用ローラ46、48とプレヒート用ローラ44との間に
確実に保持された状態にないため、前記感熱記録材料S
の先端部が上方側に反り上がってしまい、レーザビーム
1 の記録部の位置がずれてしまうからである。同様に
感熱記録材料Sの後端部が上流側の搬送用ローラ46か
ら離間した時点(図3C参照)以降、レーザビームL1
が感熱記録材料Sに照射されることはない。
【0033】このように、感熱記録材料Sが上流側およ
び下流側の搬送用ローラ46、48によって確実に保持
された段階でレーザビームL1 が照射されるため、感熱
記録材料面には該レーザビームL1 によって階調画像を
記録することができない部分が発生する。すなわち、図
3Bに示すXの部分(以下、感熱記録材料Sの先端部分
という)と、図3Cに示すYの部分(以下、感熱記録材
料Sの後端部分という)とが記録されない部分である。
そこで、以下に示す実施例では、前記記録することがで
きない部分を黒化することにより、記録された画像を見
やすくしている。
【0034】第2実施例に係る熱記録装置40は、レー
ザビーム照射機構42によってレーザビームL1 が照射
される感熱記録材料Sの上流側並びに下流側に配置され
る搬送用ローラ46、48と、感熱記録材料Sに対して
発色熱エネルギ未満の熱エネルギを付与するプレヒート
用ローラ44と、上流側の搬送用ローラ46とレーザビ
ームL1 が照射される記録部との間に配置され、感熱記
録材料Sの先端部分および後端部分の所定部位を黒色記
録するために必要な発色熱エネルギを付与する赤外線ラ
ンプ49とを含む。前記搬送用ローラ46、48、プレ
ヒート用ローラ44並びに赤外線ランプ49は、夫々感
熱記録材料Sの副走査方向に所定の長さに渡って配置さ
れている。この場合、前記プレヒート用ローラ44およ
び赤外線ランプ49は、感熱記録材料Sに対して補助加
熱手段として機能するものである。なお、以下に示す実
施例において、図3A〜図3Cに示す熱記録装置40と
同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な
説明を省略する。
【0035】そこで、プレヒート用ローラ44を駆動し
て矢印方向に回転させ、前記上流側の搬送用ローラ46
とプレヒート用ローラ44との間に感熱記録材料Sが挟
持される。その際、プレヒート用ローラ44が付勢さ
れ、感熱記録材料Sに対して発色熱エネルギ未満の所定
の熱エネルギが付与される。次いで、赤外線ランプ49
を付勢し、赤外線を感熱記録材料Sの先端部分に照射す
る。この結果、レーザビームL1 が照射されることがな
い感熱記録材料Sの先端部分のXの範囲が黒化される。
【0036】続いて、Xの範囲が黒化された時点で赤外
線ランプ49を消灯し、感熱記録材料Sの先端部分が下
流側の搬送用ローラ48とプレヒート用ローラ44との
間に搬送されて挟持された時点(図3B参照)でレーザ
ビーム照射機構42からブラックボーダーを形成するた
めに高出力の発色熱エネルギを有するレーザビームL 1
並びに記録部に階調画像信号に応じた発色熱エネルギを
有するレーザビームL 1 が照射され、ブラックボーダー
並びに所望の画像が記録される。ここで、前記レーザビ
ーム照射機構42から記録部に照射されるレーザビーム
1 の出力特性は図4に示すようになる。すなわち、時
間T0 〜T1 、T2 〜T3 、T4 〜T5間では、高出力
の信号dによってブラックボーダーが形成され、時間T
1 〜T2、T3 〜T4 では所望の画像が記録される。前
記レーザビームL1 によって形成されるブラックボーダ
ーは、前記感熱記録材料Sの先端部分のXの範囲に連続
して主走査方向の両端部における所定幅の部分並びに前
記記録される画像の間に位置する所定幅の部分に記録さ
れる。この場合、前記レーザビームL1 によって形成さ
れるブラックボーダーは、図1に示すように、感熱記録
材料Sに分割された2つの画像を記録する場合を例にし
て説明しており、以下に示す実施例でも同様であるので
その詳細な説明を省略する。
【0037】前記レーザビーム照射機構42からレーザ
ビームL1 が感熱記録材料Sに照射されている間、赤外
線ランプ49は消灯している。なお、前記プレヒート用
ローラ44による感熱記録材料Sの加熱は、前記レーザ
ビームL1 が照射される直前または略同時であってもよ
い。
【0038】感熱記録材料Sに所望の画像が記録された
後、該感熱記録材料Sが上流側の搬送用ローラ46によ
り離間する際、再び赤外線ランプ49が付勢されて感熱
記録材料Sの後端部分のYの範囲が黒化される。従っ
て、感熱記録材料Sには、レーザビームL1 によって画
像記録部分に画像が記録されるとともに、前記画像記録
部分に隣接し、主走査方向に沿って所定の幅を有するブ
ラックボーダーが記録され、且つ、前記赤外線ランプ4
9によって前記画像記録部分以外の感熱記録材料Sの先
端並びに後端部分にブラックボーダーが形成されること
になる。この結果、感熱記録材料Sに記録された画像記
録部分を囲繞するようにブラックボーダーが形成され
る。
【0039】次に、第3の実施例に係る熱記録装置50
を図5A〜図5Cに示す。本実施例では、図3A〜図3
Cに示す熱記録装置40と比較して赤外線ランプ49を
取り除いて構成している点で異なる。この場合、プレヒ
ート用ローラ44が補助加熱手段としての機能を営む。
【0040】以上のように構成された本実施例に係る熱
記録装置50は、次のように動作する。感熱記録材料S
の先端部分は、上流側の搬送用ローラ46とプレヒート
用ローラ44との間に挟持された時点から図5Aの状態
となるまでの間、図示しない回転制御手段を介してプレ
ヒート用ローラ44の回転速度を減速させる。すなわ
ち、画像記録時の状態におけるプレヒート用ローラ44
の回転速度を所定時間だけ減速させることにより、感熱
記録材料Sに対する熱エネルギを増加して付与させ、感
熱記録材料Sに対して黒色記録をするために必要な発色
熱エネルギを付与することによって先端部分のXの範囲
を黒化させる(図5A参照)。
【0041】同様にして、図5Bに示すように、レーザ
ビームL1 によって感熱記録材料Sに所望の画像が記録
された後、プレヒート用ローラ44の回転速度を減速さ
せることにより、感熱記録材料Sの後端部分のYの範囲
が黒化される(図5C参照)。このようにして感熱記録
材料Sにブラックボーダーを形成することができる。
【0042】次に、第4の実施例に係る熱記録装置60
を図6A〜図6Cに示す。本実施例では、図3A〜図3
Cに示す熱記録装置40の赤外線ランプ49に代替して
上流側の搬送用ローラ46の前段に、発熱体62並びに
支持プレート64を対向配置している点で異なる。前記
発熱体62は、例えば、発熱板からなり、感熱記録材料
Sに階調画像が記録されない部分(図3BのX部分また
は図3CのY部分)の幅に対応する副走査方向の幅を有
し、主走査方向に所定の長さに渡って形成される。ま
た、発熱体62は、図示しない変位手段の作用下に矢印
方向に変位し、装置本体に固定された支持プレート64
との間で感熱記録材料Sを押圧する。
【0043】本実施例に係る熱記録装置60は基本的に
は以上のように構成されるものであり、次にその動作に
ついて説明する。
【0044】感熱記録材料Sに対してレーザビームL1
が照射されて記録される前に、図示しない変位手段を駆
動して発熱体62を矢印方向に変位させ、支持プレート
64との間に感熱記録材料Sの先端部分を挟設する(図
6A参照)。この結果、前記発熱体62から供給された
発色熱エネルギによって感熱記録材料Sの先端部分が黒
化する。同様にして、感熱記録材料Sの後端部分が発熱
体62によって挟設することにより黒化する(図6C参
照)。このように、レーザビームL1 によって記録され
る画像記録部分並びにブラックボーダー部分を除いた感
熱記録材料Sの先端部分並びに後端部分にブラックボー
ダーを形成することができる。
【0045】なお、本実施例では、発熱体62および支
持プレート64を上流側の搬送用ローラ46の前段に配
設して感熱記録材料Sに対して所望の画像が記録される
前にブラックボーダーを形成しているが、下流側の搬送
用ローラ48の後段に発熱体62および支持プレート6
4を配設して画像が記録された後にブラックボーダーを
形成してもよい。
【0046】次に、第5の実施例に係る熱記録装置70
を図7A〜図7Cに示す。本実施例では、感熱記録材料
SのレーザビームL1 が照射される記録部の上流側並び
に下流側に一対のニップローラ72、74を配設し、前
記ニップローラ72、74の間に赤外線ヒータ76を配
置している。この場合、赤外線ヒータ76は補助加熱手
段として機能するものであり、図5A〜図5Cに示すプ
レヒート用ローラ44に代替して赤外線ヒータ76を配
設している。
【0047】そこで、感熱記録材料Sの先端部分並びに
後端部分が赤外線ヒータ76に近接した時点(図7A、
図7C参照)で、感熱記録材料Sを挟持するニップロー
ラ72、74の回転速度を所定速度に減速することによ
り、該感熱記録材料Sに対して黒色記録が必要な発色熱
エネルギが供給され、ブラックボーダーが形成される。
【0048】次に、第6実施例に係る熱記録装置80を
図8A〜図8Cに示す。本実施例では、図6A〜図6C
に示す熱記録装置60における発熱体62に代替して水
分を含ませたフェルト部材(例えば、不織布等)82が
配設されている点で異なる。前記フェルト部材82は、
感熱記録材料Sに記録されない部分の副走査方向の幅に
対応する幅を有し、主走査方向に延在して形成される。
【0049】ここで、感熱記録材料Sの湿度が変化する
場合における発色濃度とレーザパワーとの関係を図10
に示す。図10から諒解されるように、前記感熱記録材
料Sは、湿度が上昇するのに伴って該感熱記録材料Sの
感度が高くなるという特性がある。そこで、前記特性を
利用して、レーザビームL1 によって画像が記録される
前に、画像が記録されない部分にフェルト部材82を押
し当てることにより、該画像が記録されない部分の湿度
を高くすることができる(図8A参照)。従って、前記
湿度が高い部分に対してプレヒート用ローラ44で発色
熱エネルギ未満の所定の熱エネルギを供給するととも
に、赤外線ランプ49から赤外線を照射することによ
り、黒化させることができる。この場合、図3A〜図3
Cに示す熱記録装置40に比較して前記赤外線ランプ4
9から照射される赤外線の発色熱エネルギを低出力に抑
制してブラックボーダーを形成することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る熱記録装置によれば、以下
の効果が得られる。
【0051】すなわち、感熱記録材料の画像部分に対し
て補助加熱手段により発色熱エネルギ未満の所定の熱エ
ネルギが付与されるとともに、加熱手段によって所望の
画像に対応する発色熱エネルギが該感熱記録材料に付与
される。一方、前記補助加熱手段は、前記画像部分以外
の部分に対して発色熱エネルギを付与する。この結果、
感熱記録材料には、前記補助加熱手段および加熱手段を
介して所望の画像が記録されるとともに、前記画像部分
以外の部分にブラックボーダーが形成される。
【0052】この場合、前記補助加熱手段は、感熱記録
材料の画像部分に対して発色熱エネルギ未満の所定の熱
エネルギを付与するとともに、前記画像部分以外の部分
に発色熱エネルギを付与してブラックボーダーを形成す
ることにより、簡易且つ廉価な構成でブラックボーダー
を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る熱記録装置の構成図
である。
【図2】図2A〜図2Cは、夫々半導体レーザの出力特
性図、プレヒート用レーザを変調する音響光学変調器の
出力特性図および前記両者の信号を重畳した出力特性図
である。
【図3】図3A〜図3Cは、本発明の第2実施例に係る
熱記録装置を示す概略構成図である。
【図4】レーザビーム照射機構の出力特性を示す説明図
である。
【図5】図5A〜図5Cは、本発明の第3実施例に係る
熱記録装置を示す概略構成図である。
【図6】図6A〜図6Cは、本発明の第4実施例に係る
熱記録装置を示す概略構成図である。
【図7】図7A〜図7Cは、本発明の第5実施例に係る
熱記録装置を示す概略構成図である。
【図8】図8A〜図8Cは、本発明の第6実施例に係る
熱記録装置を示す概略構成図である。
【図9】感熱記録材料の温度と時間に対する濃度の特性
図である。
【図10】感熱記録材料の湿度が変化した場合における
レーザパワーと発色濃度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10、40、50、60、70、80…熱記録装置 12…半導体レーザ 18…ポリゴ
ンミラー 24…レーザビーム発生器 26…音響光
学変調器 34…制御部 36…ブラッ
クボーダー 44…プレヒート用ローラ 46、48…
搬送用ローラ 49…赤外線ランプ 62…発熱体 72、74…ニップローラ 76…赤外線
ヒータ 82…フェルト部材 S…感熱記録
材料 L、L1 、L2 …レーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9305−2C B41J 3/20 109 A 116

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】与えられる熱エネルギに応じた濃度で発色
    する感熱記録材料に画像を記録する熱記録装置におい
    て、 感熱記録材料面の走査時間に応じて、感熱記録材料の画
    像部分に発色熱エネルギ未満の熱エネルギを付与し、お
    よび感熱記録材料の前記画像部分以外の部分に発色熱エ
    ネルギを付与する補助加熱手段と、 前記走査時間に同期して、前記感熱記録材料の少なくと
    も画像部分に階調画像信号に応じた発色熱エネルギを供
    給する加熱手段と、 を備えることを特徴とする熱記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記補助加
    熱手段はレーザビーム発生器と変調器とを含み、前記変
    調器は前記レーザビーム発生器の出力ビームを前記感熱
    記録材料面の走査時間に応じて変調することにより、感
    熱記録材料に対して発色熱エネルギ未満の所定の低熱エ
    ネルギのビームまたは発色熱エネルギのビームを出力す
    ることを特徴とする熱記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、前記加熱手
    段は半導体レーザを含み、前記半導体レーザは、前記感
    熱記録材料面の走査時間に応じて、記録されるべき階調
    画像信号により変調されたビームまたは所定の熱エネル
    ギの無変調ビームを出力することを特徴とする熱記録装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の装置において、前記加熱手
    段は半導体レーザを含み、前記半導体レーザは、感熱記
    録材料面の走査時間に応じて、記録されるべき階調画像
    信号により変調されたビームまたは所定の熱エネルギの
    無変調ビームを出力し、前記補助加熱手段はレーザビー
    ム発生器と変調器とを含み、前記変調器は前記レーザビ
    ーム発生器の出力ビームを前記感熱記録材料面の走査時
    間に応じて変調することにより、感熱記録材料に対して
    発色熱エネルギ未満の所定の低熱エネルギのビームまた
    は発色熱エネルギのビームを出力し、前記半導体レーザ
    および前記変調器の各出力ビームは1本のビームに合成
    されて感熱記録材料面に照射されることを特徴とする熱
    記録装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の装置において、前記補助加
    熱手段は、記録部の上流側および下流側が挟持された状
    態で副走査搬送される感熱記録材料に当接あるいは近接
    配置され、前記副走査方向と略直交する方向に所定の長
    さにわたる加熱部からなり、前記感熱記録材料の前記加
    熱部よりも少なくとも先端部の副走査方向に所定幅を有
    する部分および後端部の副走査方向に所定幅を有する部
    分に対して発色熱エネルギが付与されることを特徴とす
    る熱記録装置。
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