JPH06194543A - 光導波路部品とその製造方法 - Google Patents

光導波路部品とその製造方法

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JPH06194543A
JPH06194543A JP5253419A JP25341993A JPH06194543A JP H06194543 A JPH06194543 A JP H06194543A JP 5253419 A JP5253419 A JP 5253419A JP 25341993 A JP25341993 A JP 25341993A JP H06194543 A JPH06194543 A JP H06194543A
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JP
Japan
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optical waveguide
mold
waveguide component
guide pin
optical
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Application number
JP5253419A
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English (en)
Inventor
Shiro Nakamura
史朗 中村
Toshihiko Ota
寿彦 太田
Takashi Shigematsu
孝 繁松
Takeo Shimizu
健男 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイドピンで光ファイバコネクタと接続する
ときに、光導波路やガイドピン挿入孔の破損が抑制され
る光導波路部品を提供する。 【構成】 この光導波路部品Aは、ガイドピンを介して
光ファイバコネクタと端面接続される光導波路部品であ
って、光導波路コア部2が形成されている光導波路部品
本体A1 と、前記光導波路部品本体A1 の端面以外の周
囲を被包する樹脂モールド部A2 とから成り、前記樹脂
モールド部A2 の端面には、前記光導波路コア部2を位
置基準にしてガイドピン挿入孔9a,9bが形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端面に光ファイバコネ
クタを接続して使用する光導波路部品とその製造方法に
関し、更に詳しくは、無調心で光ファイバコネクタを接
続して使用する光導波路部品とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】所定パターンの光導波路コア部がクラッ
ド部内に埋設されている光導波路部品は、その両端面
に、単心または多心の光ファイバコネクタを接続して使
用に供される。この場合の光ファイバコネクタの接続方
法としては、光導波路部品の端面に光ファイバコネクタ
の端面を当接し、光導波路コアの各光軸と光ファイバの
各光軸とを調心したのち両者を接着または溶接して固定
する方式と、後述する無調心の接続方式とがある。
【0003】無調心の接続は、例えば図11で示したよ
うな光導波路部品に対して行われる。図において、光導
波路部品Aでは、所定厚みのSi基板のような導波路基
板1の上に、石英ガラスの光導波路コア2aが基板1の
幅方向に所定のピッチで配列されて成る導波路コア部2
が、同じく石英ガラス(コアの石英ガラスより屈折率は
小さい)のクラッド部3に埋設された状態で存在してい
る。
【0004】そして、クラッド部3の上面から基板1の
底部にかけて、例えばダイサを用いることにより、所定
の幅と深さを有し、部品1の長手方向に延びる2本の溝
3a,3bが、前記した光導波路コア部2を位置決めの
基準にして刻設されている。これら溝3a,3bには、
所定径のガイドピン4a,4bがそれぞれ配置され、全
体は、例えば石英ガラス板のような押え板5で押圧さ
れ、そのことにより、ガイドピン4a,4bは溝3a,
3bの中に固定される。
【0005】一方、光ファイバコネクタ6,6には、光
導波路部品Aの光導波路コア部2の各コア2aと同じピ
ッチで整列された光ファイバが内蔵され、また、両脇に
は、ガイドピン4a,4bと同軸的となるようにピン孔
6a,6bが形成されている。光導波路部品Aに光ファ
イバコネクタ6,6を接続するときには、ガイドピン4
a,4bを光ファイバコネクタ6,6のピン孔6a,6
bに挿通し、光導波路部品Aの端面と光ファイバコネク
タ6の端面を接触させ、両者を例えばバネクリップ7を
用いて圧接する。
【0006】光導波路コア部2と光ファイバコネクタ6
の光ファイバとは、光軸が一致して、ここに調心作業を
行うことなく光接続が完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た無調心の接続方式においては、ガイドピンを脱着する
ときや、光導波路部品と光ファイバコネクタとを接続し
たのちに、その接続部にわずかでも負荷が加わると、そ
の接続部では、光導波路部品の溝3a,3bの近辺に亀
裂の発生することがある。
【0008】また、光導波路部品Aの溝3a,3bは、
クラッド部3の上面から、用いるガイドピン4a,4b
を配置できる程度の深さにまで刻設されるが、例えば、
基板1が1mm程度の厚みの場合には、この基板の厚みに
比べて基板に切りこまれる溝3a,3bの深さは相対的
に深くなるため、基板1の強度低下を引き起こすことが
ある。
【0009】更には、光導波路コア部2のコア2aのパ
ターンが光導波路部品に二次元的な広がりをもって自由
に形成してあるような部品では、溝3a,3bの刻設時
にその二次元的に広がっているコアパターンを寸断して
しまう場合がある。このような問題を回避しようとする
と、溝刻設時の加工コストの増加や、光導波路部品Aの
全体を大型寸法にしなければならなくなる。
【0010】本発明は、光ファイバコネクタを接続する
ためのガイドピン用の溝が、クラッド部の上面から基板
にかけて刻設することなく形成され、また、光ファイバ
コネクタとの接続後に、その接続部に負荷が加わって
も、光導波路部品の基板やガイドピン挿入孔の近辺で亀
裂,破壊などが起こりにくく、更に、光導波路部品に、
二次元的な広がりをもつ光導波路コア部が形成されてい
る場合であっても、この光導波路コア部を損傷すること
なく、ガイドピン挿入孔を形成することができる光導波
路部品とその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、端面がガイドピンを介して
光ファイバコネクタと接続される光導波路部品であっ
て、光導波路コア部が形成されている光導波路部品本体
と、前記光導波路部品本体の端面以外の周囲を被包して
形成されている樹脂モールド部とから成り、前記樹脂モ
ールド部の端面には、前記光導波路コア部を位置基準に
してガイドピン挿入孔が形成されていることを特徴とす
る光導波路部品が提供される。
【0012】また、本発明においては、基板の表面に、
光導波路コア部が埋設されているクラッド部を形成した
のち、前記クラッド部の上または前記基板の裏面に押え
板部材を密着固定して光導波路部品本体を形成したの
ち、前記光導波路部品本体の押え板部材の上に、前記光
導波路コア部を位置基準にしてマーカー部を形成し、つ
いで、前記光導波路部品本体を、前記マーカー部を位置
基準にして配設されたガイドピン用の中子を有する金型
の中に収納したのち、前記金型内にモールド樹脂を注型
したのち、得られた注型品を金型から取り出し、前記中
子を抜脱して、前記光導波路部品の端面以外の周囲を被
包する樹脂モールド部の端面にガイドピン挿入孔を形成
することを特徴とする光導波路部品の製造方法が提供さ
れ、更に、微小運動が可能な少なくとも3本のピンロッ
ドが底部に設けられている金型の上部に、ガイドピン
と、光ファイバがセットされている光ファイバフェルー
ルとを互いに位置決めした状態で配設したのち、光導波
路コア部が埋設されている光導波路部品本体を、その光
導波路コア部の端面と前記光ファイバフェルールの端面
とが対向するようにして、前記少なくとも3本のピンロ
ッドの上に載せ、ついで、前記ピンロッドの動きを微調
整して、前記光導波路コア部と前記光ファイバフェルー
ルの光ファイバとを軸心調整したのち金型内にモールド
樹脂を注型したのち、得られた注型品を前記金型から取
り出し、前記ガイドピンを抜脱して、前記光導波路部本
体の端面以外の周囲を被包する樹脂モールド部の端面に
ガイドピン挿入孔を形成することを特徴とする光導波路
部品の製造方法が提供される。
【0013】
【作用】本発明の光導波路部品では、光ファイバコネク
タと接続すべき両端面を除いた光導波路部品本体の周
囲、すなわち上面,下面,両側面は弾力性に富む樹脂で
被包されることにより樹脂モールド部が形成されてい
る。そして、この樹脂モールド部の端面には、光導波路
部品の光導波路コア部を位置決め基準にしてガイドピン
挿入孔が形成されている。
【0014】光ファイバコネクタとの接続時には、上記
ガイドピン挿入孔にガイドピンを挿入し、更にそれを光
ファイバコネクタのピン孔に挿入した状態で光導波路部
品本体の端面と光ファイバコネクタの端面を当接して両
者を例えばバネクリップで圧接固定する。このように、
本発明における光導波路部品には、図11の場合のよう
に基板1に深い溝3a,3bが刻設されていないのでそ
の強度低下はなく、また、ガイドピン挿入孔が形成され
ている樹脂モールド部は弾力性に富むため、例えば、接
続後にこの接続部に負荷がかかっても、その負荷は樹脂
モールド部に吸収されることにもなり、基板や挿入孔に
おける亀裂,破壊などの発生は抑制される。
【0015】また、樹脂モールド部にガイドピン挿入孔
を形成する場合、樹脂のモールド時にガイドピン挿入孔
の位置決め基準としては、押え板部材の表面につけられ
る目印であればよく、従来のようにクラッド上面に深く
刻設する溝でなくてもよいため、光導波路コア部が二次
元的に広がるパターンであっても、それを寸断すること
もなくなり、それだけ光導波路部品を小型化することが
できるようになる。
【0016】以下に、本発明の光導波路部品およびその
製造方法を、図面に示した実施例に則して詳細に説明す
る。
【0017】
【発明の実施例】以下に、本発明の光導波路部品および
その製造方法を、図面に則して説明する。 実施例1 図1は、本発明の光導波路部品例を示す斜視図である。
【0018】図において、光導波路部品Aは、光導波路
部品本体A1 とその端面以外の周囲を被包する樹脂モー
ルド部A2 とで構成されている。光導波路部品本体A1
は、例えばSiから成る基板1と、この基板上に位置す
るクラッド部3と、クラッド部3の中に埋設され、端面
では所定のピッチで整列するコア2aから成る光導波路
コア部2によって構成され、更に、クラッド部3の上面
には、押え板部材として例えば所望厚みの石英ガラス板
8が接着剤で接着されている。
【0019】この石英ガラス板8の上面には、光導波路
コア部2を位置決めの基準にして2本の適当な深さのV
字溝8a,8bが刻設されていて、このV字溝8a,8
bが、樹脂モールド時に後述するガイドピン挿入孔の位
置決め基準、すなわちマーカー部として機能する。光導
波路部品本体A1 の周囲を被包する樹脂モールド部A2
の端面には、所定径,所定長さのガイドピン挿入孔9
a,9bが形成されている。
【0020】光ファイバコネクタとの接続時には、これ
らガイドピン挿入孔9a,9bにガイドピンを挿入し、
また、光ファイバコネクタの端面に上記ガイドピン挿入
孔と同じ位置に形成されているピン孔に、上記ガイドピ
ンの残りの部分を挿入して両者を当接すればよい。ガイ
ドピン挿入孔9a,9bはV字溝8a,8bを位置決め
基準にして形成され、これらV字溝8a,8bは光導波
路コア部2を位置決め基準にして刻設されているので、
結局、ガイドピン挿入孔9a,9bは光導波路コア部を
位置決め基準にして形成されたことと同等になり、光フ
ァイバコネクタの光ファイバと光導波路コア部2の各コ
ア2aとは互いに光軸を一致させた状態で接続される。
【0021】この光導波路部品Aは次のようにして製造
することができる。まず、図2で示したように、基板1
の表面に、常法に従って、例えば石英ガラスでクラッド
部3とそこに埋設された光導波路コア部2を形成し、更
にクラッド部3の上に例えば耐熱性エポキシ樹脂接着剤
を用いて押え板部材としての石英ガラス板8を接着して
固定する。このときの石英ガラス板8の厚みは適宜でよ
く、例えば、基板1の厚みが1mm,クラッド部3の厚み
が50μm程度の場合、約0.5mm程度でよい。
【0022】ついで、図3で示したように、石英ガラス
板8の上面に、光導波路コア部2を位置決め基準にし
て、2条のV字溝8a,8bをダイサなどの加工手段で
刻設する。このV字溝は後述する樹脂モールド時におけ
るガイドピン挿入孔の位置決め基準であるため、要は、
光導波路コア部2との位置関係が表示されていればよ
く、例えば、深さがクラッド部3の上面にまで到達しな
い浅い溝であれば充分である。
【0023】この光導波路本体A1 は次のようにして製
造される。それを、図4、および図4のV−V線に沿う
断面図である図5に基づいて説明する。すなわち、例え
ばSiウエハのような基板1の上に、通常の火炎堆積法
により、コア2aから成る光導波路コア部2が埋設され
ているクラッド部3が形成される。
【0024】このとき、光導波路コア部2を構成するコ
ア2a群の一部の上の長手方向ではクラッドを形成せ
ず、この光導波路コア部2それ自体が自らの位置を表出
できるようにしておく。そして、このクラッド部3の全
表面に、押え板部材として例えば厚みが1mmの石英ガラ
ス板8を熱硬化性の接着剤で貼着する。
【0025】その後、石英ガラス板8から視認される光
導波路コア部2の一部コア群を基準にして、石英ガラス
板8の表面に、光導波路コア部2の長手方向に延び、深
さが0.2mm程度である2条のV字溝8a,8bをマーカ
ー部として刻設する。V字溝8a,8bの深さは、光導
波路コア部2と直交する方向に刻印されている高さ方向
マーカー10a,10bを利用することによって調整す
ればよい。
【0026】その後、V字溝8a,8bを位置基準にし
て、基板1をダイサなどを用いることにより光導波路コ
ア部2の長手方向に沿って切断し、図3で示したような
光導波路部品本体A1 を個々に切出す。ついで、得られ
た光導波路部品本体を金型の中にセットする。このと
き、金型には、前記したV字溝8a,8bに相当する位
置に例えば直径0.3mm程度のピンを配置しておき、この
ピンに光導波路部品本体のV字溝8a,8bを押し当て
て、光導波路部品本体を金型内にセッティングする。
【0027】そして、更に、前記ピンを位置基準にし
て、例えば直径0.7mm程度のガイドピン用中子を金型内
に配設したのち、モールド樹脂を金型に充填する。樹脂
硬化が終了したのち全体を金型から取り出し、中子を抜
き去れば、図1で示したように、V字溝8a,8bを埋
め込んだ状態で、光導波路部品本体A1 と、その外周を
被包し、両端面には、光導波路コア部2に対して定めら
れた位置に開口するガイドピン挿入孔9a,9bが形成
されている樹脂モールドA2 とから成る光導波路部品A
が得られる。
【0028】実施例2 図6は他の実施例を示す斜視図で、この場合は、基板1
の裏面に押え板部材としての石英ガラス板8を接着し、
そこにV字溝8a,8bを刻設して全体を樹脂モールド
したものである。 実施例3 図7は、実施例1において、クラッド部3の表面に貼着
する石英ガラス板8を2枚の石英ガラス板8c,8dに
分割し、それぞれを、光導波路コア部2の長手方向に別
々に貼着した状態を示している。
【0029】この場合も、実施例1と同様にして目的と
する光導波路部品を製造することができる。この実施例
3の場合は、金型内で樹脂モールドするときに、2枚の
石英ガラス板8c,8dがモールド樹脂に噛み込み、光
導波路部品本体の引き抜けを有効に防止できるという効
果が得られる。
【0030】なお、実施例1〜3において、クラッド部
3の表面に押え板部材として貼着する石英ガラス板8
は、光導波路部品本体を金型内にセッティングするとき
の位置基準として機能するマーカー部であるV字溝8
a,8bが、光導波路コア部2まで切り込まれないよう
にするためのもの、すなわち、光導波路コア部2を保護
するために設けられるものである。したがって、この目
的を達成できるものであれば、押え板部材の厚みや材質
は格別限定されない。
【0031】また、この押え板部材は、上記したような
板に限定されるものではなく、例えば、水ガラスを所望
の厚みでクラッド部3の表面に塗布したり、または、公
知の火炎堆積法でクラッドを厚く堆積して形成してもよ
い。更に、以上の実施例では、マーカー部としてV字溝
を示したが、本発明では、マーカー部の形状はこれに限
定されるものではなく、例えば、光導波路コア部が延び
る方向に、円錐状の凹部などを複数個形成してもよい。
要は、光導波路コア部を基準にして位置が決められてい
る目印であれば何であってもよい。
【0032】実施例4 図8は、別の製造方法を示す斜視図である。図8におい
ては、実施例1と同様にして形成された光導波路コア部
2を有する光導波路部品本体A1 が用意される。そし
て、この光導波路部品本体A1 は、X,Y,Z,θx
θy ,θz 方向に微小運動ができる図示しない微調台の
上にセッティングされる。
【0033】光導波路部品本体A1 の上には、例えば石
英ガラス板片8のような押え板部材が紫外線硬化型接着
剤11で貼着される。この石英ガラス板片8の表面に
は、ポッチ孔8e,8fがマーカー部として穿設されて
いて、ここに、調心すべき光ファイバ12,12と位置
合わせされているポッチ孔押えピン13が嵌め込まれる
ことにより、石英ガラス板片8は光ファイバ12,12
に対して位置決めされている。
【0034】ここで、図示しない微調台を作動させる。
石英ガラス板片8は、光導波路部品本体A1 にポッチ孔
押えピン13で固定されているので、光導波路部品本体
1に対しては動きうるが、光ファイバ12,12に対
しては不変の位置を保つ。このようにして、光ファイバ
12,12の光軸と光導波路コア部2の各コア2aとの
軸調心を行ったのち、紫外線硬化性樹脂に紫外線を照射
して樹脂を硬化することにより、石英ガラス板片8を光
導波路部品本体A1 に固着する。
【0035】ついで、ポッチ孔押えピン13を抜き取
り、石英ガラス板片8のみが固着している光導波路部品
本体A1 を金型の中にいれ、ポッチ孔8e,8fを位置
基準にしてガイドピン用の中子を配設して樹脂モールド
を行い、モールド樹脂の硬化後、中子を抜脱する。その
結果、光導波路コア部2を位置基準にして形成されたマ
ーカー部であるポッチ孔8e,8fを位置基準にするガ
イドピン挿入孔が形成されている光導波路部品が得られ
る。
【0036】実施例5 図9,図10は、マーカー部を形成することなく、光導
波路部品本体を金型に直接セッティングして本発明の光
導波路部品を製造する方法を説明するための斜視図であ
る。まず、上部が開口する金型14の両側壁の上部は切
欠かれて、大きなV字溝14a,14a;14b,14
bが設けられ、また、これらV字溝の間には、小さなV
字溝14c,14c;14d,14dが設けられてい
る。そして、大きなV字溝14a,14a;14b,1
4bには、それぞれ、2本のガイドピン4a,4bが懸
架された状態で固着されている。また、小さなV字溝1
4c,14c,14d,14dには、それぞれ、光の入
出力用の光ファイバフェルール15,15,15,15
が4個固着されている。
【0037】ここで、ガイドピン4a,4bと光ファイ
バフェルール15,15,15,15の間では、互いの
軸心が所定の位置関係をなして整列するように、各V字
溝の刻設がなされている。そして、金型14の底部に
は、例えばダイヤルゲージの先端指針のように、垂直方
向に微小運動が可能なピンロッド16が3本以上(図で
は6本)突出しており、これらのピンロッドはそれぞれ
X,Y,Z,θy 方向に微小運動ができるようになって
いる。
【0038】この状態にある金型14において、図10
で示したように、前記したピンロッド16の上に、光導
波路コア部2が埋設されている光導波路部品本体A1
載せて光導波路部品本体A1 を中空保持し、光導波路コ
ア部2のコアの端面と各光ファイバフェルール15の端
面とを対向させる。その後、光ファイバフェルール1
5,15,15,15内にセットされている光ファイバ
12,12,12,12と光導波路コア部2の各コア2
aとの軸調心を、各ピンロッド16の突出長と、ピンロ
ッドのそれぞれを微調整することによって行う。
【0039】そして、調心終了後、光導波路部品本体A
1 が動かないように軽く押えながら、金型14の中にモ
ールド樹脂を注型する。樹脂の硬化後、注型品を金型1
4から離型し、かつ、ガイドピン4a,4bと光ファイ
バフェルール15,15,15,15を抜脱する。その
結果、光導波路部品本体A1 の周囲はモールド樹脂で被
包され、そのモールド樹脂部には、光導波路コア部2に
対して位置決めされたガイドピン挿入孔が形成される。
【0040】このように、以上の実施例においては、い
ずれも、光導波路コア部を位置基準にしてガイドピン挿
入孔を形成することにより、光ファイバコネクタとの無
調心接続が可能になる。なお、樹脂モールド部の端面へ
ガイドピン挿入孔を形成するときに、そのガイドピン挿
入孔の孔径が嵌合するガイドピンの直径よりも若干大き
くなることもあるが、そのときには、例えばガイドピン
挿入孔の中に接着剤などを充填してここに光ファイバコ
ネクタのガイドピンを挿入・嵌合し、ついで光ファイバ
コネクタと光導波路部品との間で微小な調心を行ったの
ち、前記接着剤を硬化すればよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
光導波路部品は、光ファイバコネクタと接続するときの
ガイドピン挿入孔が、光導波路部品本体を被包する樹脂
モールド部に形成されているので、接続後に負荷が加わ
っても、ガイドピン挿入孔の破壊や、基板の破損などの
発生は抑制される。
【0042】また、従来のようにクラッド部の上面から
深い溝を刻設してその溝をガイドピン配置用にすること
が不要になるので、二次元的なひろがりをもつ光導波路
コア部のパターンを有する部品の場合でも、そのコアパ
ターンを寸断することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光導波路部品例を示す斜視図である。
【図2】本発明の光導波路部品本体の例を示す斜視図で
ある。
【図3】V字溝を刻設した光導波路部品本体例を示す斜
視図である。
【図4】Siウエハ(基板)の上で、直接、本発明の光
導波路部品本体を製造する方法を示す斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】本発明の他の光導波路部品を示す斜視図であ
る。
【図7】Siウエハ(基板)の上で、直接、本発明の光
導波路部品本体を製造する他の方法を示す斜視図であ
る。
【図8】光ファイバに対して位置決めされているポッチ
孔をマーカー部として本発明の光導波路部品本体を製造
する方法を示す斜視図である。
【図9】本発明の光導波路部品を製造する別の方法で用
いる金型例を示す斜視図である。
【図10】図9の金型に光導波路部品本体を中空保持し
た状態を示す斜視図である。
【図11】従来の光導波路部品に光ファイバコネクタを
接続する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 光導波路部品 A1 光導波路部品本体 A2 樹脂モールド部 1 基板 2 光導波路コア部 2a コア 3 クラッド部 4a,4b ガイドピン 5 押え板(石英ガラス板) 6 光ファイバコネクタ 6a,6b 光ファイバコネクタ6のピン孔 7 バネクリップ 8 石英ガラス板 8a,8b V字溝 8c,8d 分離した石英ガラス板 8e,8f ポッチ孔 9a,9b ガイドピン挿入孔 10a,10b 高さ方向マーカー 11 紫外線硬化型接着剤 12 光ファイバ 13 ポッチ孔押えピン 14 金型 14a,14b V字溝(大) 14c,14d V字溝(小) 15 光ファイバフェルール 16 ピンロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 健男 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面がガイドピンを介して光ファイバコ
    ネクタと接続される光導波路部品であって、光導波路コ
    ア部が形成されている光導波路部品本体と、前記光導波
    路部品本体の端面以外の周囲を被包して形成されている
    樹脂モールド部とから成り、前記樹脂モールド部の端面
    には、前記光導波路コア部を位置基準にしてガイドピン
    挿入孔が形成されていることを特徴とする光導波路部
    品。
  2. 【請求項2】 基板の表面に、光導波路コア部が埋設さ
    れているクラッド部を形成したのち、前記クラッド部の
    上または前記基板の裏面に押え板部材を密着固定して光
    導波路部品本体を形成したのち、前記光導波路部品本体
    の押え板部材の上に、前記光導波路コア部を位置基準に
    してマーカー部を形成し、ついで、前記光導波路部品本
    体を、前記マーカー部を位置基準にして配設されたガイ
    ドピン用の中子を有する金型の中に収納したのち前記金
    型内にモールド樹脂を注型し、ついで、得られた注型品
    を金型から取り出し、前記中子を抜脱して、前記光導波
    路部品の端面以外の周囲を被包する樹脂モールド部の端
    面にガイドピン挿入孔を形成することを特徴とする光導
    波路部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 微小運動が可能な少なくとも3本のピン
    ロッドが底部に設けられている金型の上部に、ガイドピ
    ンと、光ファイバがセットされている光ファイバフェル
    ールとを互いに位置決めした状態で配設したのち、光導
    波路コア部が埋設されている光導波路部品本体を、その
    光導波路コア部の端面と前記光ファイバフェルールの端
    面とが対向するようにして、前記少なくとも3本のピン
    ロッドの上に載せ、ついで、前記ピンロッドの動きを微
    調整して、前記光導波路コア部と前記光ファイバフェル
    ールの光ファイバとを軸心調整したのち金型内にモール
    ド樹脂を注型し、ついで、得られた注型品を前記金型か
    ら取り出し、前記ガイドピンを抜脱して、前記光導波路
    部本体の端面以外の周囲を被包する樹脂モールド部の端
    面にガイドピン挿入孔を形成することを特徴とする光導
    波路部品の製造方法。
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